JP5354926B2 - 駐車場管理システム - Google Patents

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本発明は、自動車等の駐車場の管理を行う駐車場管理システムに関する。
自動車等の車両用の駐車場では、一般的に、車両をどの位置に駐車するのかが予め定められている。例えば、普通乗用車と軽乗用車とで駐車範囲が分けられ、それぞれの駐車範囲において各車両の駐車位置が定められている如きである。
このような駐車場のレイアウトの作成を支援する方法としては、入口、出口、通路及び駐車スペースの各属性を持った一定サイズのメッシュの集まりで駐車場のレイアウトを表現し、駐車スペース毎に駐車優先順位を設定し、車両毎に車両の周りを囲むメッシュの属性に応じた判断計算を一定時間毎に行い、その計算結果に基づいて駐車場内の交通量のシミュレーションを行う駐車場交通量シミュレーション方法などが提案されている(特許文献1を参照。)。この駐車場交通量シミュレーション方法によるシミュレーション結果にしたがって駐車場のレイアウトを作成することによって、各車両がスムースに移動できるような動線を実現した上で、多くの台数の車両を収容可能な駐車場を実現することできる。
特許第3001777号
上述した駐車場シミュレーション方法においては、一定サイズのメッシュの集まりで駐車場のレイアウトを表現している。そのため、すべての駐車スペースが同一のサイズであるような場合(例えば、すべての駐車スペースが普通乗用車用であるような場合)には適しているものの、その他に異なるサイズの駐車スペース(例えば、軽乗用車用及び大型車用の駐車スペース)が必要となるような場合には、効率的なレイアウトを作成することが困難となり得る。したがって、上述した駐車場シミュレーション方法では、例えば、通常は普通乗用車用の駐車スペースがあれば足りる一方で、臨時的に大型バスの駐車スペースが必要になる場合などに対応することはできない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができる駐車場管理システムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の駐車場管理システムは、駐車場における駐車可能領域を構成する複数の所定サイズの区画それぞれの位置に関する情報を含む区画情報を記憶する区画情報記憶部と、前記区画情報に示される各区画の位置に基づいて、1または隣り合う複数の区画から構成される少なくとも1つの通路領域を生成する通路領域生成手段と、前記区画情報に示される各区画の位置に基づいて、前記駐車可能領域のうちの前記通路領域生成手段によって生成された通路領域を除いた領域内に、1または隣り合う複数の区画から構成される車両毎の駐車スペースを複数組み合わせてなる駐車領域を生成する駐車領域生成手段と、前記通路領域生成手段によって生成された通路領域と前記駐車領域生成手段によって生成された駐車領域とを組み合わせることにより駐車場レイアウトを生成する駐車場レイアウト生成手段とを備え、前記駐車領域生成手段は、異なる数の区画から構成される異なるサイズの駐車スペースを含む駐車領域を生成するように構成されている。
この態様において、前記駐車領域生成手段が、前記駐車可能領域のうちの前記通路領域生成手段によって生成された通路領域を除いた領域内に、1または隣り合う複数の区画から構成される第1の駐車スペースを複数並べてなる第1の駐車スペース群と、前記第1の駐車スペースとは異なる数の区画から構成される第2の駐車スペースを複数並べてなる第2の駐車スペース群とを少なくとも含む駐車領域を生成するように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、前記第1の駐車スペースが普通乗用車を駐車するための駐車スペースであり、前記第2の駐車スペースが大型車を駐車するための駐車スペースであるとしてもよい。
また、上記の態様において、前記第1の駐車スペース群と前記第2の駐車スペース群との面積比率を示す面積比率情報を記憶する面積比率情報記憶部をさらに備え、前記駐車領域生成手段が、前記駐車可能領域のうちの前記通路領域生成手段によって生成された通路領域を除いた領域内に、前記面積比率情報に示される前記面積比率に応じて、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群を含む駐車領域を生成するように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、前記面積比率情報記憶部が、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群のそれぞれが占める割合を曜日別に定めた面積比率情報を記憶するように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、車両の利用者の利便性に応じて定められる駐車場内の最利便位置を示す最利便位置情報を記憶する最利便位置情報記憶部をさらに備え、前記駐車領域生成手段が、前記最利便位置情報に基づいて、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群の位置を決定するように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、前記駐車領域生成手段が、前記駐車可能領域内で前記最利便位置から最も離れた位置である最遠地点に基づいて、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群の位置を決定するように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、前記駐車可能領域のうち前記通路領域生成手段によって生成された通路領域を除いた領域内に、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群が形成されていない駐車スペース群未形成領域を特定する駐車スペース群未形成領域特定手段をさらに備え、前記駐車領域生成手段が、前記駐車スペース群未形成領域特定手段によって特定された駐車スペース群未形成領域に、前記第1の駐車スペースまたは前記第2の駐車スペースを複数並べてなる第3の駐車スペース群を含む駐車領域を生成するように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、1または隣り合う複数の区画毎に、起立/倒伏可能な車止め板を有する車止め装置が設けられており、前記駐車場レイアウト生成手段により生成された駐車場レイアウトにおける駐車スペース毎に、少なくとも1つの車止め板が起立/倒伏するように、前記車止め装置の動作を制御する車止め制御部をさらに備えていてもよい。
また、上記の態様において、第1の駐車スペースまたは第2の駐車スペースの予約に関する予約情報を記憶する予約情報記憶部をさらに備え、前記駐車領域生成手段が、前記予約情報に係る予約に基づいて、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群の位置を決定するように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、駐車場レイアウトにおける各駐車スペースが予約済みであるか否かを示す予約済み情報を記憶する予約済み情報記憶部をさらに備え、前記駐車場レイアウト生成手段が、前記駐車場レイアウトの更新の際に前記予約済み情報を参照し、更新前の駐車場レイアウトにおいて予約済みであるとされている駐車スペースを構成する区画を含む更新後の駐車スペースは予約済みであるとなるように、前記予約済み情報を更新するように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、前記駐車場レイアウト生成手段が、駐車場レイアウトを生成した後に、当該駐車場レイアウトにおける第1の駐車スペース群(または第2の駐車スペース群)の少なくとも一部を第2の駐車スペース群(または第1の駐車スペース群)に変更することにより駐車場レイアウトの更新を行うように構成されていてもよい。
また、上記の態様において、駐車場レイアウトにおける各駐車スペースが利用中であるか否かを示す利用情報を記憶する利用情報記憶部をさらに備え、前記駐車場レイアウト生成手段が、前記駐車場レイアウトの更新の際に前記利用情報を参照し、更新前の駐車場レイアウトにおいて利用中であるとされている駐車スペースを構成する区画を含む更新後の駐車スペースは利用中であるとなるように、前記利用情報を更新するように構成されていてもよい。
本発明に係る駐車場管理システムによれば、異なるサイズの駐車スペースを含む駐車場レイアウトを生成することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1は、車両毎の駐車スペースの組合せから構成される駐車場レイアウトを生成する駐車場管理システムである。
[駐車場管理システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、駐車場管理システム1は、CPU11、ROM12,RAM13、入力部14、出力部15及びハードディスク16を備えており、これらのCPU11、ROM12、RAM13、入力部14、出力部15及びハードディスク16は、バス17によって接続されている。
CPU11は、ROM12及びハードディスク16に記憶されているコンピュータプログラムを実行する。これにより、駐車場管理システム1は、後述するような動作を実行することが可能になる。
ROM12は、マスクROM、PROM、EPROM、又はEEPROM等によって構成されており、CPU11によって実行されるコンピュータプログラム及びこれに用いられるデータ等を記憶している。
RAM13は、SRAMまたはDRAM等によって構成されており、ハードディスク16に記憶されているプログラムの読み出しに用いられる。また、RAM13は、CPU11がコンピュータプログラムを実行するときに、CPU11の作業領域としても利用される。
入力部14は、キーボード及びマウス等から構成されている。この入力部14は、USB,IEEE1394,又はRS-232C等のシリアルインタフェース、SCSI,IDE,又はIEEE1284等のパラレルインタフェース、およびD/A変換器、A/D変換器等からなるアナログインタフェース等から構成される入出力インタフェースを介して、バス17に接続されている。ユーザは、入力部14を使用することにより、駐車場管理システム1にデータ等を入力することができる。
出力部15は、LCDまたはCRT等で構成されている。この出力部15は、画像出力インタフェースを介してバス17に接続されており、CPU11から与えられる画像データに応じた映像信号にしたがって、画像を表示する。
ハードディスク16には、オペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラム等、並びにCPU11に実行させるための種々のコンピュータプログラムおよび当該コンピュータプログラムの実行に用いられるデータがインストールされている。このコンピュータプログラムには、駐車場レイアウトを生成するためのレイアウト生成プログラム16Aが含まれる。
ハードディスク16にインストールされるレイアウト生成プログラム16Aは、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、またはDVD−ROMドライブ等を介して、可搬型記録媒体から読み出される。
なお、このように可搬型記録媒体によって提供されるのみならず、電気通信回線(有線、無線を問わない)によって駐車場管理システム1と通信可能に接続された外部の機器から前記電気通信回線を通じてレイアウト生成プログラム16Aを提供することも可能である。例えば、レイアウト生成プログラム16Aがインターネット上のサーバコンピュータのハードディスク内に格納されており、このサーバコンピュータに駐車場管理システム1がアクセスして、当該コンピュータプログラムをダウンロードし、これをハードディスク16にインストールすることも可能である。
ハードディスク16には、例えば米マイクロソフト社が製造販売するWindows(登録商標)等のマルチタスクオペレーティングシステムがインストールされている。以下の説明において、本実施の形態に係るレイアウト生成プログラム16Aは当該オペレーティングシステム上で動作するものとする。
また、ハードディスク16には、区画情報データベースDB1及び面積比率情報データベースDB2が設けられている。これらのデータベースの詳細については、図3乃至図5を参照しながら後述する。
上記のように構成された駐車場管理システム1は駐車場レイアウトを生成する。以下、この駐車場レイアウトについて説明する。
[駐車場レイアウトの概念]
図2は、駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。図2において、符号Pは、駐車場における駐車可能領域を示している。この駐車可能領域Pは、マトリクス状に並べられた複数の所定サイズの区画20によって構成される。各区画20は、インデックスL1乃至L14及びR1乃至R18によって、それぞれの位置を特定することができる。以下では、例えばインデックスL1及びR1によって特定される区画を、「区画(L1,R1)」と表すことにする。また、図2に示されるように、インデックスL1乃至L14が配列されている方向をX軸方向と呼び、インデックスR1乃至R18が配列されている方向をY軸方向と呼ぶことにする。
なお、本実施の形態において区画20は矩形の領域であるが、その他の形状(例えば、三角形、菱形等)であってもよい。また、区画20の数は252(=14×18)個であるが、これに限られるわけではない。
車両毎の駐車スペースは、隣り合う複数の区画20によって構成される。図2には、大型車用の駐車スペース21A、普通乗用車用の駐車スペース21B、軽乗用車用の駐車スペース21Cが例示されている。ここで、駐車スペース21A、21B及び21Cのそれぞれは、12(=3×4)個、6(=2×3)個及び4(=2×2)個の隣り合う区画によって構成されている。
なお、本実施の形態においては、すべての駐車スペースが複数の区画20によって構成されているが、1の区画20によって構成される駐車スペースがあってもよい。また、本実施の形態においては、大型車用、普通乗用車用及び軽乗用車用の3種類の駐車スペースが設けられているが、2種類以上であれば何種類あってもよい。
[各データベースの詳細]
上述したとおり、ハードディスク16には、区画情報データベースDB1及び面積比率情報データベースDB2が設けられている。以下、これらのデータベースの詳細について説明する。
図3Aは、区画情報データベースDB1に記憶される区画情報の構成を示す図である。図3Aに示されるように、区画情報31は、親レコード31A及び子レコード31Bの対により構成されている。ここで、親レコード31Aには、駐車スペースの識別子である駐車スペースIDと、その駐車スペースには車両が駐車しているのか否か等を示す利用状況と、駐車スペースが予約されている場合の予約IDと、駐車スペースが駐車可能な車両のタイプ(大型車、普通乗用車、または軽乗用車)とが含まれている。また、子レコード31Bには、駐車場が複数の階に設けられている場合に駐車スペースが位置する駐車場の階数と、駐車場レイアウトにおけるX軸及びY軸方向のインデックスと、駐車スペースIDとが含まれている。
図3Bは、区画情報31の具体例を示す図である。図3Bに示される例では、最初の親レコード31Aには、駐車スペースIDとして「A1」が、利用状況として「空」が、予約IDとして「Null」が、車両タイプとして「大型」がそれぞれ格納されている。これは、A1で識別される駐車スペースが存在しており、その駐車スペースA1には車両が駐車しておらず、予約もされておらず、大型車が駐車可能であることを示している。この親レコード31Aと対になっている子レコード31Bは計12個用意されており、各子レコード31Bには各区画のインデックスが格納されている。これらの子レコード31Bを参照することにより、駐車スペースA1が、駐車場中のどの階にあって、どの区画によって構成されるかを認識することができる。
次の親レコード31Aには、駐車スペースIDとして「A2」が、利用状況として「満」が、予約IDとして「Null」が、車両タイプとして「大型」がそれぞれ格納されている。これは、A2で識別される駐車スペースが存在しており、その駐車スペースA2には車両が駐車しており、予約はされておらず、大型車が駐車可能であることを示している。この親レコード31Aと対になっている子レコード31Bには、最初の親レコード31Aと対になっている子レコード31Bの場合と同様の情報が格納されている。
なお、上記の利用状況は適宜更新される。例えば、ある駐車スペースに車両が進入して駐車した場合または駐車スペースから車両が出て行った場合に、ユーザが当該駐車スペースの利用状況の更新を駐車場管理システム1に指示することにより、利用状況を「空」から「満」へ、または「満」から「空」へ変更する。この他にも、駐車スペース毎に駐車されているか否かを検知するセンサを設けたり、撮像装置により得られた駐車スペースの撮像画像に対して画像処理を施す装置を設けたりして、駐車スペースの利用状況を自動的に検出し、その検出結果に応じて駐車場管理システム1が利用状況を更新するようにしてもよい。この場合、人手を介さずに、利用状況の更新を行うことが可能になる。
次に、面積比率情報データベースDB2について説明する。図4は、面積比率情報データベースDB2に記憶される面積比率情報の構成を示す図である。図4に示されるように、面積比率情報41は、曜日、階数及び面積比率の各情報から構成される。本実施の形態において、面積比率とは、大型車用駐車スペースで構成されるブロック(以下、「大型車ブロック」という)、普通乗用車用駐車スペースで構成されるブロック(以下、「普通車ブロック」という)、軽乗用車用駐車スペースで構成されるブロック(以下、「軽乗用車ブロック」という)の各ブロックの面積の比を意味している。図4に示す例では、この面積比率が、「大型車ブロックの面積:普通車ブロックの面積:軽乗用車ブロックの面積」というフォーマットで表現されている。
図4に示すとおり、面積比率は曜日別に定義されている。例えば、大型のショッピングモールまたはアミューズメントパークの場合、土日は団体客が大型車を利用して訪れることが想定されるため、平日と比較して大型車ブロックの面積をより大きくし、それに伴って軽乗用車ブロックの面積をより小さくするなどの設定が考えられる。
このように、本実施の形態では、面積比率が曜日別に定義されているが、これに限られるわけではない。例えば、週毎、月毎等に所定の面積比率が定義されるようにしてもよく、また、任意の面積比率をユーザが適宜のタイミングで設定できるようにしてもよい。
[駐車場管理システムの動作]
次に、本実施の形態に係る駐車場管理システム1の動作について説明する。
駐車場管理システム1は、入力部14を介してユーザからの実行開始の指示を受け付けたとき、または予め設定された時刻になったときに、以下の駐車場レイアウトの生成処理を実行する。なお、以下では、毎日夜間にバッチ処理として駐車場レイアウト生成処理が実行される場合について例示する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システム1が実行する駐車場レイアウト生成処理の流れを示すフローチャートである。図5に示されるように、駐車場管理システム1は、面積比率情報データベースDB2に記憶されている面積比率情報を参照する(S101)。これにより、駐車場管理システム1は、翌日における各ブロックの面積比率を取得する。例えば月曜日の夜間に駐車場レイアウト生成処理が実行される場合であれば、その翌日である火曜日の面積比率を取得する。この場合、図4に示す面積比率情報に従えば、「10:70:20」という面積比率を取得することになる。
次に、駐車場管理システム1は、ステップS101にて参照した面積比率情報にしたがって、大型車ブロック、普通車ブロック及び軽乗用車ブロックの面積比率を決定する(S102)。上記の例によれば、大型車ブロック:普通車ブロック:軽乗用車ブロックが10:70:20となるように面積比率を決定することになる。
次に、駐車場管理システム1は、ステップS102にて決定した各ブロックの面積比率にしたがって、各ブロックの面積を算出する(S103)。ここで、駐車場管理システム1は、駐車場の駐車可能領域の面積から通路として必要となる面積等(すなわち、駐車スペースとして割り当てることが不可能な領域の面積)を差し引いた面積を、各ブロックの面積比率にしたがって分けることにより、各ブロックの面積を算出する。なお、通路として必要となる面積等に関する情報は、予め設定されているものとする。そのような情報としては、例えば「区画(L1,R5)、区画(L1,R7)、区画(L14,R5)、及び区画(L14,R7)で囲まれる領域は通路領域とする。」等が挙げられる。
次に、駐車場管理システム1は、駐車場の駐車可能領域中に各ブロックを配置する(S104)。具体的には、ステップS103にて算出された各ブロックの面積に応じた数の区画を所定のルールにしたがって特定する等して各ブロックの配置を行う。ここで、所定のルールとは、例えば「大型車ブロック、普通車ブロック及び軽乗用車ブロックの各場合において、区画(L1,R1)、区画(L1,R8)及び区画(L1,R16)をそれぞれスタート地点として、そのスタート地点からX軸方向及びY軸方向に並べられた区画を必要数だけ特定する。」等が挙げられる。また、駐車場管理システム1は、「区画(L1,R5)、区画(L1,R7)、区画(L14,R5)、及び区画(L14,R7)で囲まれる通路領域には何れのブロックも形成することができない。」等のルールに従い、通路領域等を確保する。
上述したようにして各ブロックの配置を行った後、駐車場管理システム1は、ブロック内の区画を用いて駐車スペースを生成する(S105)。例えば、各ブロックにおいて、X軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画を特定し、その区画からX軸方向及びY軸方向に連続する所定数の区画を特定することにより、各駐車スペースが生成される。
図6は、上記の各ステップの結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。図6において、符号B1乃至B3はそれぞれ、大型車ブロック、普通車ブロック及び軽乗用車ブロックを示している。図6に示されるように、大型車ブロックBL1には、駐車スペースA1及びA2が生成されている。また、普通車ブロックBL2には駐車スペースB1乃至B18が、軽乗用車ブロックBL3には駐車スペースC1乃至C7がそれぞれ生成されている。
大型車ブロックBL1を例にとると、駐車場管理システム1は、上記のステップS105において、X軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画(L1,R1)からX軸方向に連続する区画を2個特定する。これにより、区画(L2,R1)・区画(L3,R1)が特定されることになる。次に、それらの区画(L1,R1)、区画(L2,R1)及び区画(L3,R1)のそれぞれについて、Y軸方向に連続する区画を3個特定する。これにより、区画(L1,R2)・区画(L1,R3)・区画(L1,R4)、区画(L2,R2)・区画(L2,R3)・区画(L2,R4)、及び区画(L3,R2)・区画(L3,R3)・区画(L3,R4)が特定されることになる。そして、これら特定された12個の区画により、駐車スペースA1を生成する。次に、駐車場管理システム1は、大型車ブロックBL1中の残りの区画の中から、X軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画を特定し(図6では区画(L4,R1))、上記と同様の処理を実行する。これにより、駐車スペースA2が生成される。
なお、図6に示す例では、普通車ブロックBL2が2つに分かれている。このように、各ブロックは複数に分かれていてもよい。これは、例えば「普通車ブロックの場合、区画(L1,R8)をスタート地点として、そのスタート地点からX軸方向及びY軸方向に並べられた区画を必要数だけ特定する。ここで、必要数の区画を確保することができなかった場合、区画(L14,R1)をスタート地点として、そのスタート地点からX軸方向及びY軸方向に並べられた区画を残りの数だけ特定する。」等のルールをステップS104において適用するようにすればよい。
ステップS105によって生成された駐車スペースにしたがって、駐車場管理システム1は、区画情報データベースDB1に記憶されている区画情報を更新する(S106)。これにより、駐車場レイアウトの生成が完了する。
駐車場管理システム1は、ユーザからの指示等に応じて、生成した駐車場レイアウトを出力部15に出力する。具体的には、図6を画像として表示する等の処理を行う。これにより、ユーザは、駐車場レイアウトを視覚的に確認することができる。
[レイアウト更新処理]
上述したようにして駐車場レイアウトを生成した後に、特定のブロックの面積を変更したい場合が生じ得る。例えば、大型車の駐車が見込めないようなときに、大型車ブロックの面積を小さくし、それに併せて普通車ブロックの面積を大きくするような場合である。そのような場合に、駐車場管理システム1は、次のようにしてレイアウト更新処理を実行する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト更新処理の流れを示すフローチャートである。図7に示されるように、駐車場管理システム1は、駐車場レイアウトの更新に必要となるレイアウト更新情報の入力をユーザから受け付ける(S201)。このレイアウト更新情報には、面積を縮小する必要があるブロック(縮小対象ブロック)と、その縮小対象ブロック内で消滅させる駐車スペース(縮小対象駐車スペース)とを特定する情報が含まれている。その他にも、レイアウト更新情報には、面積を拡大する必要があるブロック(拡大対象ブロック)を特定する情報が含まれている。以下では、縮小対象ブロック及び拡大対象ブロックがそれぞれ大型車ブロック及び普通車ブロックであり、縮小対象ブロック内のすべての駐車スペースを消滅させる場合について例示する。
レイアウト更新情報の入力を受け付けた駐車場管理システム1は、そのレイアウト更新情報にしたがって、縮小対象ブロックの縮小対象駐車スペースを特定する(S202)。この例では、縮小対象ブロックである大型車ブロック内のすべての駐車スペースが縮小対象駐車スペースとして特定されることになる。
次に、駐車場管理システム1は、レイアウト更新情報にしたがって、縮小対象駐車スペースを、拡大対象ブロックの駐車スペースに変更する(S203)。この例では、縮小対象駐車スペースである大型車ブロック内のすべての駐車スペースが、拡大対象ブロックである普通車ブロックの駐車スペースに変更されることになる。
図8は、上記の各ステップの結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。この図8には、図6に示されている駐車場レイアウトが更新された場合が例示されている。図6と図8とを比較すると分かるように、更新前の駐車場レイアウトに設けられていた大型車ブロックBL1が、更新後の駐車場レイアウトでは普通車ブロックBL2に変更されている。その結果、大型車用の駐車スペースA1及びA2が消滅する一方で、普通乗用車用の駐車スペースB19乃至B21が新たに生成されている。
この例の場合、駐車場管理システム1は、ステップS202及びS203において例えば次のような処理を実行する。すなわち、駐車場管理システム1は、更新前の駐車場レイアウトの大型車ブロックBL1内でX軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画と、その区画とX軸方向で隣り合う区画とを特定する。これにより、図6における区画(L1,R1)・区画(L2,R1)が特定されることになる。次に、それらの区画(L1,R1)及び区画(L2,R1)のそれぞれについて、Y軸方向に連続する区画を2個特定する。これにより、区画(L1,R2)・区画(L1,R3)及び区画(L2,R2)・区画(L2,R3)が特定されることになる。そして、これら特定された6個の区画により、図8における普通乗用車用の駐車スペースB19を生成する。次に、駐車場管理システム1は、更新前の駐車場レイアウトにおける大型車ブロックBL1中の残りの区画の中から、X軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画を特定し、上記と同様の処理を実行する。これを繰り返すことによって、図8における普通乗用車用の駐車スペースB20及びB21が生成される。
次に、駐車場管理システム1は、区画情報に含まれる各区画の利用状況を参照し、更新前の駐車場レイアウトにおける利用状況を更新後の駐車場レイアウトにも反映させる処理である利用状況の承継を実行する(S204)。具体的には、駐車場管理システム1は、更新前の駐車場レイアウトにおいて利用状況が「満」となっていた駐車スペースに係る区画を含む更新後の駐車場レイアウトにおける駐車スペースも同じく「満」となるように区画情報中の利用状況に情報を格納する。図3Bに示されている例を用いると、例えば利用状況が「満」となっている駐車スペースA2を構成する区画(L4,R4)が、更新後の駐車場レイアウトにおいて新たに別のサイズの駐車スペースを構成することとなった場合、駐車場管理システム1は、その駐車スペースの利用状況に「満」を格納する。これにより、駐車スペースに車両が駐車された状態において駐車場レイアウトの更新を行ったとしても、実際の利用状況と区画情報における利用状況とが矛盾することはない。
最後に、駐車場管理システム1は、区画情報データベースDB1内の区画情報に駐車スペースの変更を反映することによって、区画情報を更新する(S205)。これにより、駐車場レイアウトの更新が完了する。
駐車場管理システム1は、ユーザからの指示等に応じて、更新後の駐車場レイアウトを出力部15に出力する。具体的には、図8を画像として表示する等の処理を行う。これにより、ユーザは、更新後の駐車場レイアウトを視覚的に確認することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る駐車場管理システムは、実施の形態1の場合と異なり、駐車場内で最も利便性が高い位置である最利便位置に基づいて駐車場レイアウトを生成するシステムである。ここで、最利便位置は、駐車場の形状並びに駐車場の出入口及びエレベータ等の設備の位置関係等により決定される。
[駐車場管理システムの構成]
図9は、本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図である。図9に示されるとおり、実施の形態2の駐車場管理システム2において、ハードディスク16には、駐車場内の最利便位置を示す最利便位置情報を記憶する最利便位置情報データベースDB3が設けられている。なお、駐車場管理システム2のその他の構成については、実施の形態1の場合と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
[最利便位置の概念]
図10は、最利便位置情報データベースDB3に記憶される最利便位置情報の構成を示す図である。図10に示されるように、最利便位置情報45は、駐車場の階数、最利便区画、最遠区画及び優先順位の各情報から構成されている。ここで、最利便区画とは、駐車場内の最利便位置にある区画のことを意味し、最遠区画とは、その最利便位置から最も離れた位置にある区画のことを意味している。また、優先順位とは、大型車ブロック、普通車ブロック及び軽乗用車ブロックのうちのどのブロックを優先的に利便性の高い位置に配されるのかを示す情報である。
なお、上記の最利便区画及び最遠区画は、ユーザによって予め設定されてもよく、所定の数式等を用いた演算の結果により自動的に選択されるようにしてもよい。また、優先順位は、曜日別・週別・月別等に予め設定されていてもよく、適宜ユーザによって設定されるようにしてもよい。
図10には、1階の駐車場に関する最利便位置情報が例示されている。この例では、最利便区画及び最遠区画がそれぞれ区画(L4,R1)及び(L14,R18)であり、普通車ブロック、軽乗用車ブロック及び大型車ブロックの順で各ブロックが利便性の高い位置に配されるように設定されている。
図11Aは、最利便区画が出入口付近にある場合の駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。図11Aに示されるように、この駐車場レイアウトの場合、駐車可能領域Rにおいて駐車場の出入口D付近に位置している区画(L14,R2)が最利便区画20Aとして設定されており、この最利便区画20Aから最も離れている区画(L1,R18)が最遠区画20Bに設定されている。なお、この例では、出入口D付近に3つの区画(区画(L14,R1)、区画(L14,R2)、区画(L14,R3))が存在している。これらの区画の中からユーザが適当な一つの区画を最利便区画として設定すればよい。
図11Bは、最利便区画がエレベータ付近にある場合の駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。図11Bに示されるように、この駐車場レイアウトの場合、駐車可能領域Rにおいて駐車場のエレベータEV付近に位置している区画(L12,R15)が最利便区画20Aとして設定されており、この最利便区画20Aから最も離れている区画(L1,R1)が最遠区画20Bに設定されている。なお、この例では、区画(L12,R15)以外にも、エレベータEV付近には区画(L9,R18)、区画(L9,R15)及び区画(L14,R15)等が存在している。したがって、ユーザは、区画(L12,R15)ではなく、区画(L9,R18)、区画(L9,R15)及び区画(L14,R15)等のうちのいずれか一つを選択してもよい。
[駐車場管理システムの動作]
次に、本実施の形態に係る駐車場管理システム2の動作について説明する。なお、駐車場管理システム2は、実施の形態1の場合と同様に、入力部14を介してユーザからの実行開始の指示を受け付けたとき、または予め設定された時刻になったときに、以下の駐車場レイアウトの生成処理を実行する。
図12は、本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システム2が実行する駐車場レイアウト生成処理の流れを示すフローチャートである。この図12のフローチャートにおいて、実施の形態1の場合と同様の処理については、同一の符号を付している。
図12に示されるように、まず駐車場管理システム2は、実施の形態1の場合と同様に、面積比率情報を参照し(S101)、大型車ブロック・普通車ブロック・軽乗用車ブロックの各ブロックの面積比率を決定し(S102)、各ブロックの面積を算出する(S103)。
次に、駐車場管理システム2は、最利便位置情報データベースDB3に記憶されている最利便位置情報を参照する(S301)。これにより、駐車場管理システム2は、レイアウト生成対象となる駐車場の階数と、最利便区画、最遠区画及び優先順位とを取得する。なお、本実施の形態では、このステップS301において、駐車場管理システム2が、最利便区画として区画(L14,R18)を、最遠区画として区画(L1,R1)をそれぞれ取得し、また普通車ブロック・軽乗用車ブロック・大型車ブロックの順で利便性の高い位置に各ブロックを配することを示した優先順位を取得したものとする。
次に、駐車場管理システム2は、ステップS301にて取得した最利便区画を用いて、普通車ブロックの配置を実行する(S302)。具体的には、最利便区画(L14,R18)をスタート地点として、そのスタート地点からX軸方向及びY軸方向に並べられた区画を、ステップS103にて算出された普通車ブロックの面積に応じた数だけ特定する等により、駐車場管理システム2は普通車ブロックの配置を行う。
次に、駐車場管理システム2は、ステップS301にて取得した最遠区画を用いて、大型車ブロックの配置を行う(S303)。具体的には、最遠区画(L1,R1)をスタート地点として、そのスタート地点からX軸方向及びY軸方向に並べられた区画を、ステップS103にて算出された大型車ブロックの面積に応じた数だけ特定する等により、駐車場管理システム2は大型車ブロックの配置を行う。
そして、駐車場管理システム2は、駐車可能領域の残りの領域、すなわち駐車可能領域から普通車ブロック及び大型車ブロックをのぞいた領域に軽乗用車ブロックを配置する(S304)。具体的には、当該残りの領域の中から最利便区画(L14,R18)に最も近い区画を特定してこれをスタート地点とし、そのスタート地点からX軸方向及びY軸方向に並べられた区画を、ステップS103にて算出された軽乗用車ブロックの面積に応じた数だけ特定する等により、駐車場管理システム2は軽乗用車ブロックの配置を行う。
なお、駐車場管理システム2は、これら各ブロックの配置を行う際に、実施の形態1の場合と同様に通路領域等の確保を行う。
上述したようにして各ブロックの配置を行った後、駐車場管理システム2は、実施の形態1の場合と同様に、ブロック内の区画を用いて駐車スペースを生成する(S105)。例えば、普通車ブロックの場合は、最利便区画(L14,R18)からX軸方向及びY軸方向に連続する所定数の区画を特定することにより、大型車ブロックの場合は、最遠区画(L1,R1)からX軸方向及びY軸方向に連続する所定数の区画を特定することにより、各駐車スペースがそれぞれ生成される。また、軽乗用車ブロックの場合は、X軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画を特定し、その区画からX軸方向及びY軸方向に連続する所定数の区画を特定することにより、各駐車スペースが生成される。
図13は、上記の各ステップの結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。図13において、符号B1乃至B3はそれぞれ、大型車ブロック、普通車ブロック及び軽乗用車ブロックを示している。図13に示されるように、普通車ブロックBL2は、最利便区画21A(区画(L14,R18))を含んで構成されており、大型車ブロックBL1は、最遠区画21B(区画(L1,R1))を含んで構成されている。そして、大型車ブロックBL1には、駐車スペースA1乃至A4が、普通車ブロックBL2には駐車スペースB1乃至B14が、軽乗用車ブロックBL3には駐車スペースC1乃至C7がそれぞれ生成されている。
普通車ブロックBL2を例にとると、駐車場管理システム2は、上記のステップS302において、最利便区画21Aと、その最利便区画21AとX軸方向で隣り合う区画とを特定する。これにより、区画(L14,R18)・区画(L13,R18)が特定されることになる。次に、それらの区画(L14,R18)・区画(L13,R18)のそれぞれについて、Y軸方向に連続する区画を2個特定する。これにより、区画(L14,R17)・区画(L14,R16)及び区画(L13,R17)・区画(L13,R16)が特定されることになる。そして、これら特定された6個の区画により、駐車スペースB14を生成する。次に、駐車場管理システム2は、普通車ブロックBL2中の残りの区画の中から、最利便区画に最も近い区画を特定し(図13では区画(L12,R18))、上記と同様の処理を実行する。これにより、駐車スペースB13が生成される。このような処理を繰り返し行うことにより、普通車ブロックBL2において、駐車スペースB1乃至B14が生成されることになる。
ステップS105によって生成された駐車スペースにしたがって、駐車場管理システム2は、区画情報データベースDB1に記憶されている区画情報を更新する(S106)。これにより、駐車場レイアウトの生成が完了する。
駐車場管理システム2は、ユーザからの指示等に応じて、生成した駐車場レイアウトを出力部15に出力する。具体的には、図13を画像として表示する等の処理を行う。これにより、ユーザは、駐車場レイアウトを視覚的に確認することができる。
[レイアウト更新処理]
上述したようにして駐車場レイアウトを生成した後に、特定のブロックの面積を変更したい場合、駐車場管理システム2は、実施の形態1の場合と同様に駐車場のレイアウト更新処理を実行する。
図14は、本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト更新処理の流れを示すフローチャートである。図14に示されるように、駐車場管理システム2は、駐車場レイアウトの更新に必要となるレイアウト更新情報の入力を受け付ける(S401)。このレイアウト更新情報には、実施の形態1の場合と同様に、縮小対象ブロック及び拡大対象ブロックが含まれている。また、このレイアウト更新情報には、縮小対象ブロック内で消滅させる駐車スペースの数を示す情報(以下、「消滅対象スペース数」という)が含まれている。以下では、縮小対象ブロック及び拡大対象ブロックとしてそれぞれ大型車ブロック及び普通車ブロックが指定されており、消滅対象スペース数として縮小対象ブロック内の駐車スペースの半分が指定されている場合について例示する。また、縮小対象ブロックである大型車ブロックには最遠区画が含まれているものとする。
レイアウト更新情報の入力を受け付けた駐車場管理システム2は、そのレイアウト更新情報にしたがって、縮小対象ブロック及び拡大対象ブロックを特定する(S402)。この例では、大型車ブロック及び普通車ブロックがそれぞれ縮小対象ブロック及び拡大対象ブロックとして特定されることになる。
次に、駐車場管理システム2は、縮小対象ブロックには最利便区画及び最遠区画の何れが含まれているのかを判定する(S403)。この判定は、区画情報データベースDB1に記憶されている区画情報を参照することにより行われる。
ステップS403において、縮小対象ブロックには最利便区画が含まれていると判定した場合(S403で「最利便区画」)、駐車場管理システム2は、その最利便区画を用いて縮小対象駐車スペースを特定する(S404)。この処理は、例えば以下のようにして行われる。まず、駐車場管理システム2は、レイアウト更新情報に含まれている消滅対象スペース数を用いて、消滅させる駐車スペースを構成する区画の数(以下、「消滅区画数」という)を特定する。そして、駐車場管理システム2は、最利便区画から最も離れた位置にある区画を特定し、その区画からX軸方向及びY軸方向に連続する区画を消滅区画数だけ特定する。これにより、縮小対象駐車スペースの位置及び大きさが特定されることになる。
他方、ステップS403において縮小対象ブロックには最遠区画が含まれていると判定された場合(S403で「最遠区画」)、駐車場管理システム2は、その最遠区画を用いて縮小対象駐車スペースを特定する(S405)。この処理は、例えば以下のようにして行われる。まず、駐車場管理システム2は、上記と同様にして消滅区画数を特定する。そして、駐車場管理システム2は、最遠区画から最も離れた位置にある区画を特定し、その区画からX軸方向及びY軸方向に連続する区画を消滅区画数だけ特定する。これにより、縮小対象駐車スペースの位置及び大きさが特定されることになる。
この例では、大型車ブロックが縮小対象ブロックとされており、またその大型車ブロックは最遠区画を含んでいるものとされている。したがって、駐車場管理システム2は、ステップS403からステップS405に進み、縮小対象駐車スペースを特定することになる。
次に、駐車場管理システム2は、ステップS404またはS405において特定された縮小対象駐車スペースを、拡大対象ブロックの駐車スペースに変更する(S406)。この例では、縮小対象駐車スペースである大型車ブロック内の駐車スペースが、拡大対象ブロックである普通車ブロックの駐車スペースに変更されることになる。
図15は、上記の各ステップの結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。この図15には、図13に示されている駐車場レイアウトが更新された場合が例示されている。図13と図15とを比較すると分かるように、更新前の駐車場レイアウトに設けられていた大型車ブロックBL1の半分であって、最遠区画21Bから離れている領域が、更新後の駐車場レイアウトでは普通車ブロックBL2に変更されている。その結果、大型車用の駐車スペースA3及びA4が消滅する一方で、普通乗用車用の駐車スペースB15乃至B18が新たに生成されている。
この例の場合、駐車場管理システム2は、ステップS405及びS406において例えば次のような処理を実行する。すなわち、駐車場管理システム2は、ステップS405において、更新前の駐車場レイアウトの大型車ブロックBL1内で最遠区画から最も離れた位置にある区画として区画(L12,R4)を特定する。そして、駐車場管理システム2は、その区画(L12,R4)からX軸方向及びY軸方向に連続する区画を消滅区画数だけ特定する。この例では、大型車用の駐車スペースを2つ(更新前の駐車場レイアウトにおかえる大型車ブロックBL1内の駐車スペースの半分)消滅させるため、消滅区画数は24になる。その結果、区画(L7,R1)、区画(L7,R4)、区画(L12,R1)、及び区画(L12,R4)で囲まれる領域内の区画が24個特定されることになる。
次に、駐車場管理システム2は、ステップS406において、特定された24個の区画のうちでX軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画と、その区画とX軸方向で隣り合う区画とを特定する。これにより、図13における区画(L7,R1)・区画(L8,R1)が特定されることになる。次に、それらの区画(L7,R1)及び区画(L8,R1)のそれぞれについて、Y軸方向に連続する区画を2個特定する。これにより、区画(L7,R2)・区画(L7,R3)及び区画(L8,R2)・区画(L8,R3)が特定されることになる。そして、これら特定された6個の区画により、図15における普通乗用車用の駐車スペースB15を生成する。次に、駐車場管理システム2は、上記24個の区画のうちの残りの区画の中から、X軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画を特定し、上記と同様の処理を実行する。これを繰り返すことによって、図15における普通乗用車用の駐車スペースB16及びB17が生成される。
なお、図13に示されるように、更新前の駐車場レイアウトにおいて、区画(L13,R1)、区画(L13,R3)、区画(L14,R1)及び区画(L14,R3)で囲まれている領域はどのブロックにも属していなかった。しかしながら、この領域には6個の区画が存在するため、図15に示されるように、当該領域に駐車スペースB18を生成するようにしてもよい。また、当該領域内に、後述する実施の形態3のようにして新たな駐車スペースを生成するようにしてもよい。
次に、駐車場管理システム2は、実施の形態1の場合と同様にして、利用状況の承継の処理を実行する(S407)。
最後に、駐車場管理システム2は、区画情報データベースDB1内の区画情報に駐車スペースの変更を反映することによって、区画情報を更新する(S408)。これにより、駐車場レイアウトの更新が完了する。
駐車場管理システム2は、ユーザからの指示等に応じて、更新後の駐車場レイアウトを出力部15に出力する。具体的には、図15を画像として表示する等の処理を行う。これにより、ユーザは、更新後の駐車場レイアウトを視覚的に確認することができる。
なお、本実施の形態では、縮小対象ブロックに最利便区画及び最遠区画の何れかが含まれている場合について例示したが、縮小対象ブロックがこれらの何れも含まない場合は、例えば、当該縮小ブロックの中でX軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画を用いて縮小対象駐車スペースを特定するようにすればよい。
(実施の形態3)
実施の形態1及び2の場合のようにして、大型車ブロック、普通車ブロック及び軽乗用車ブロックの各ブロックの配置を行った場合に、通路領域を確保した上でなお1または複数の駐車スペースを確保できる領域が存在する場合がある。実施の形態3に係る駐車場管理システムは、そのような領域が存在する場合に当該領域に駐車スペースを生成することができるシステムである。なお、本実施の形態の駐車場管理システムの構成については、実施の形態1の場合と同様であるので、説明を省略する。
図16は、駐車可能領域Rのうち、大型車ブロックBL1、普通車ブロックBL2及び軽乗用車ブロックBL3の各ブロック並びに通路領域以外の領域が存在する場合の駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。図16において、符号BBは、大型車用、普通乗用車用及び軽乗用車用の何れかの駐車スペースを1または複数確保することができる領域であって、大型車用ブロックBL1、普通車ブロックBL2及び軽乗用車ブロックBL3の各ブロック並びに通路領域に割り当てられていない領域を示している。以下では、この領域をバッファブロックと呼ぶ。
このようなバッファブロックBBが存在するか否かは、ユーザによって判定されてもよく、本実施の形態に係る駐車場管理システムが区画情報に基づいて判定するようにしてもよい。
[レイアウト更新処理]
ユーザによってバッファブロックBBが存在すると判定された場合、ユーザはそのバッファブロックBBに新たな駐車スペースを生成するように駐車場管理システムに指示し、これを受けた駐車場管理システムが以下のレイアウト更新処理を実行する。また、駐車場管理システムによってバッファブロックBBが存在すると判定された場合は、駐車場管理システムが自動的に以下のレイアウト更新処理を実行する。
図17は、本発明の実施の形態3に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト更新処理の流れを示すフローチャートである。図17に示されるように、駐車場管理システム2は、駐車場レイアウトの更新に必要となるレイアウト更新情報の入力を受け付ける(S501)。このレイアウト更新情報には、バッファブロックBB内に生成する駐車スペースの種類(大型車用、普通乗用車用、及び軽乗用車用の何れか)を示す情報(以下、「駐車スペース種類」という)が含まれている。以下では、駐車スペース種類として、普通乗用車用が指定されているものとする。
レイアウト更新情報の入力を受け付けた駐車場管理システムは、そのレイアウト更新情報に含まれる駐車スペース種類を参照して、バッファブロックBBに置き換わるブロックを特定する(S502)。この例では、駐車スペース種類として普通乗用車用が指定されているため、バッファブロックBBに置き換わるブロックとして普通車ブロックが特定されることになる。
次に、駐車場管理システムは、バッファブロックBB内に、ステップS502にて特定されたブロックの駐車スペースを生成する(S503)。例えば、バッファブロックBBにおいて、X軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画を特定し、その区画からX軸方向及びY軸方向に連続する所定数の区画を特定することにより、1または複数の駐車スペースが生成される。
図18は、上記の各ステップの結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。この図18には、図16に示されている駐車場レイアウトが更新された場合が例示されている。図16と図18とを比較すると分かるように、更新前の駐車場レイアウトに設けられていたバッファブロックBBの一部が、更新後の駐車場レイアウトでは普通車ブロックBL2に置き換えられている。その結果、普通乗用車用の駐車スペースB12及びB13が新たに生成されている。
図16に示されるように、更新前において既に普通車ブロックBL2が設けられているため、本実施の形態におけるレイアウト更新処理により新たに2つめの普通車ブロックBL2が形成されたことになる。
この例の場合、駐車場管理システムは、ステップS503において例えば次のような処理を実行する。すなわち、駐車場管理システムは、更新前の駐車場レイアウトのバッファブロックBB内でX軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画として区画(L10,R1)を特定する。そして、駐車場管理システムは、その区画(L10,R1)とX軸方向で隣り合う区画を特定する。これにより、図16における区画(L11,R1)が特定されることになる。次に、それらの区画(L10,R1)及び区画(L11,R1)のそれぞれについて、Y軸方向に連続する区画を2個特定する。これにより、区画(L10,R2)・区画(L10,R3)及び区画(L11,R2)・区画(L11,R3)が特定されることになる。そして、これら特定された6個の区画により、図18における普通乗用車用の駐車スペースB12を生成する。次に、駐車場管理システムは、バッファブロックBBのうちの残りの区画の中から、X軸方向及びY軸方向において最も小さいインデックスにより表される区画を特定し、上記と同様の処理を実行する。これにより、図18における普通乗用車用の駐車スペースB13が生成される。
なお、駐車スペースB12及びB13が生成された後も、バッファブロックBBには空き領域が存在している。このような場合、駐車場管理システムは、その空き領域内で普通乗用車用の駐車スペースを確保できるか否かを判定し、その結果確保できないと判定した場合は、バッファブロックBB内での駐車スペースの生成を終了することになる。
最後に、駐車場管理システムは、区画情報データベース内の区画情報に駐車スペースの変更を反映することによって、区画情報を更新する(S504)。これにより、駐車場レイアウトの更新が完了する。
実施の形態1及び2の場合と同様に、本実施の形態の駐車場管理システムも、ユーザからの指示等に応じて、更新後の駐車場レイアウトを出力部に出力する。具体的には、図18を画像として表示する等の処理を行う。これにより、ユーザは、更新後の駐車場レイアウトを視覚的に確認することができる。
(実施の形態4)
上記の各実施の形態において駐車場レイアウトを生成した場合、ユーザは出力部による出力等によってその駐車場レイアウトを確認することができる。これに加えて、当該駐車場レイアウトが実際の駐車場に明示的に表されていれば、駐車しようとしている車両の運転手等にとっては好都合である。実施の形態4に係る駐車場管理システムは、生成された駐車場レイアウトを駐車場に明示的に表すことができるシステムである。
[駐車場管理システムの構成]
図19は、本発明の実施の形態4に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図である。図19に示されるとおり、実施の形態4の駐車場管理システム4は、バス17に接続された車止め制御部18を備えている。この車止め制御部18は、駐車場に設けられている車止め装置が具備する車止め板の動作の制御を後述するようにして実行する。なお、駐車場管理システム4のその他の構成については、実施の形態1の場合と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
[車止め装置]
図20は、駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。図20に示されるように、駐車場可能領域Pを構成する区画20のそれぞれに車止め装置50が配設されている。この車止め装置50の構成について、図21並びに図22A及び図22Bを参照しながら説明する。
図21は、車止め装置50の構成を示す平面図である。また、図22Aは、車止め板が平坦状態にある場合の車止め装置50の構成を示す側面図であり、図22Bは、車止め板が起立状態にある場合の車止め装置50の構成を示す側面図である。
図21並びに図22A及び図22Bに示されるように、車止め装置50は、車止め板51と、当該車止め板51を駆動する駆動部52と、車両が駐車スペースに進入するときに車止め装置50を乗り越えやすくするために適度な傾斜角を有している傾斜板53とを備えている。
駆動部52は、区画20の側縁部分に設けられており、車両の入出車方向(図21における矢印方向)に対して直角方向に延びるように取り付けられた回転軸54を具備している。車止め板51は、この回転軸54に固定されており、当該回転軸54の回転によって起立/倒伏動作を行う。ここで、起立動作とは、車止め板51が平坦状態(図22Aに示す状態)から起立状態(図22Bに示す状態)へ移る動作を意味し、倒伏動作とは、車止め板51が起立状態(図22Bに示す状態)から平坦状態(図22Aに示す状態)へ移る動作を意味している。
駐車場管理システム4の車止め制御部18は、各区画20に設けられている車止め装置50と有線または無線で通信することができるように接続されている。そして、車止め板51を平坦状態または起立状態にするための命令がCPU11から車止め制御部18に対して出力された場合に、車止め制御部18は、車止め装置50に対して車止め板51の起立または倒伏を命令する。当該車止め装置50は、車止め制御部18から命令を受信した場合、その命令にしたがって駆動部52により回転軸54を回転させる。その結果、車止め板51の起立/倒伏動作が行われることになる。
なお、本実施の形態では、区画毎に車止め装置50が設けられているが、これに限定されるわけではなく、隣り合う複数の区画毎に車止め装置50が設けられていてもよい。例えば図20に示す駐車場レイアウトにおいて、インデックスR1,R3,R5,R7及びR9で特定される区画のみに車止め装置50を設ける(すなわち1行おきに設ける)ようにしたり、インデックスL1,L3,L5及びL7で特定される区画のみに車止め装置50を設ける(すなわち1列おきに設ける)ようにしたりしてもよい。
[駐車場管理システムの動作]
次に、本実施の形態に係る駐車場管理システム4の動作について説明する。なお、駐車場管理システム4は、実施の形態1乃至3のようにして駐車場レイアウトを生成した後に、入力部14を介してユーザからの実行開始の指示を受け付けたとき、または予め設定された時刻になったときに、以下の車止め装置の制御処理を実行する。
図23は、本発明の実施の形態4に係る駐車場管理システムが実行する車止め装置制御処理の流れを示すフローチャートである。図23に示されるように、駐車場管理システム4はまず、区画情報データベースDB1に記憶されている区画情報を参照する(S601)。
次に、駐車場管理システム4は、区画情報にしたがって各駐車スペースを認識し、その駐車スペース毎に少なくとも一つの車止め板51が起立状態になるようにするために、起立状態になる必要がある車止め板51を有する車止め装置50が設けられている区画(以下、「起立対象区画」という)を特定する(S602)。
次に、駐車場管理システム4は、車止め制御部18を用いて、車止め板51を起立状態にするための命令を、ステップS602で特定された起立対象区画に設けられている車止め装置50に対して送信することにより、起立対象区画の車止め板51を起立させる(S603)。これにより、起立対象区画の車止め板51が起立状態となる。なお、当該起立対象区画の車止め板51がもともと起立状態となっていた場合は、その状態が維持されることになる。
最後に、駐車場管理システム4は、車止め制御部18を用いて、車止め板51を平坦状態にするための命令を、ステップS602で特定された起立対象区画以外の区画に設けられている車止め装置50に対して送信することにより、起立対象区画以外の区画の車止め板51を倒伏させる(S604)。これにより、起立対象区画以外の区画の車止め板51が平坦状態となる。なお、当該区画の車止め板51がもともと平坦状態となっていた場合は、その状態が維持されることになる。
図24は、上記の各ステップの結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図である。図24に示す例では、大型車用の駐車スペースA1及びA2と普通乗用車用の駐車スペースB1乃至B3とが生成されており、車止め板が起立状態となっている車止め装置50にはハッチングが施されている。
駐車スペースA1を例にとると、駐車場管理システム4は、上記のステップS602において、起立対象区画として区画(L1,R1)、区画(L1,R2)、区画(L1,R3)及び区画(L1,R4)を特定する。そして、駐車場管理システム4は、上記のステップS603において、これらの区画に設けられている車止め板51を起立させ、また、上記のステップS604において、駐車スペースA1を構成する区画のうち起立対象区画として特定されなかった区画(区画(L2,R1)等)に設けられている車止め板51を倒伏させる。
その他の駐車スペースA2並びにB1乃至B3についても同様の処理を行うことにより、各区画における車止め板の状態が図24に示されるようになる。
その結果、駐車場レイアウトが実際の駐車場に明示的に表されることになる。すなわち、図24に示す例の場合であれば、起立状態にある車止め板がY軸方向に4個並んでいる箇所を見つけることによって、大型車用の駐車スペースが生成されていることを確認することができる。同じく3個並んでいる箇所を見つけることによって、普通乗用車用の駐車スペースが生成されていることを確認することができる。
なお、車止め板が起立状態のままであると、車両が駐車スペースに進入することができない。そのため、利用されようとしている駐車スペースにおいては、起立状態にある車止め板を倒伏させる必要がある。この場合、例えば、各車止め装置に車両を検知するためのセンサを設け、そのセンサによって車両が検知された場合に、当該センサが設けられている駐車スペースの全区画の車止め装置が車止め板を平坦状態にする等の対応をとればよい。
なお、この例では、大型車用の駐車スペースではY軸方向に4個の隣り合う区画における車止め板が起立状態になり、普通乗用車の駐車スペースではY軸方向に3個の隣り合う区画における車止め板が起立状態となっているが、これは例示にすぎない。駐車スペース毎に少なくとも一つの区画における車止め板が起立状態となっていればよい。
また、このように車止め板の状態により駐車場レイアウトを明示的に表す以外にも、例えば、各区画にLEDを埋設しておき、それらのLEDの点灯/消灯により駐車場レイアウトを表す等の構成も可能である。
(実施の形態5)
実施の形態5に係る駐車場管理システムは、受け付けた予約に基づいて駐車場レイアウトを生成するシステムである。
[駐車場管理システムの構成]
図25は、本発明の実施の形態5に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図である。図25に示されるとおり、実施の形態5の駐車場管理システム5において、ハードディスク16には、駐車場の利用者である会員に関する会員情報を記憶する会員情報データベースDB4と、会員によってなされた駐車場の予約に関する予約情報を記憶する予約情報データベースDB5とが設けられている。なお、駐車場管理システム5のその他の構成については、実施の形態1の場合と同様であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、会員情報データベースDB4及び予約情報データベースDB5の詳細について説明する。
図26は、会員情報データベースDB4に記憶される会員情報の構成を示す図である。図26に示されるように、会員情報61は、会員を識別するための会員番号、会員の氏名、会員が利用する車両の車種、当該車両の縦・横・高さのサイズ(単位はメートル)、及び当該車両のナンバーの各情報から構成されている。この会員情報の内容は、予め会員によって登録されたものである。
図27は、予約情報データベースDB5に記憶される予約情報の構成を示す図である。図27に示されるように、予約情報71は、上記の会員情報を構成する各情報と、会員が駐車を希望する駐車場の階数、駐車場の入口及び利用開始時間、並びに予約を識別するための予約IDとから構成されている。この予約情報の内容は、予約を行う会員によって登録されたものである。その登録方法としては、例えばショッピングセンターまたはアミューズメントパーク等の施設に駐車場が設けられているような場合であれば、その施設内の適宜の位置にディスプレイを備えた予約受付装置を設置しておき、そのディスプレイに図28に示されるような予約画面81を表示した上で、当該予約受付装置が会員から予約情報の入力を受け付けるようなものが挙げられる。この場合、適宜の手段によって予約受付装置が駐車場管理システム5に対して予約情報を送信すればよい。その他にも、会員が、携帯型電話機などを用いて、駐車場管理システム5に対して予約情報を送信するような方法が挙げられる。
なお、予約情報のうち会員情報と重複する情報については、駐車場管理システム5が、会員から会員番号の入力を受け付けた場合に、その会員番号に係る会員情報を会員情報データベースDB4から検索することによって取得するようにしてもよい。この場合、例えば、図28に示されるような予約画面81に対して会員が会員番号を入力した場合、駐車場管理システム5が、氏名、車種、車両の縦・横・高さのサイズ、及び車両のナンバーを予約画面81に表示することにより、簡易な予約受付処理を実現することができる。
[駐車場管理システムの動作]
次に、本実施の形態に係る駐車場管理システム5の動作について説明する。駐車場管理システム5は、実施の形態1の場合と同様に、毎日夜間にバッチ処理として駐車場レイアウト生成処理が実行される場合について例示する。この場合に生成される駐車場レイアウトは、前日までに受け付けられた予約に基づいた内容となる。
図29は、本発明の実施の形態5に係る駐車場管理システム5が実行する駐車場レイアウト生成処理の流れを示すフローチャートである。図29に示されるように、駐車場管理システム5はまず、予約情報データベースDB5に記憶されている予約情報を参照する(S801)。これにより、駐車場管理システム5は、予約があるか否かを判定することが可能になる。
次に、駐車場管理システム5は、面積比率情報データベースDB2に記憶されている面積比率情報を参照する(S702)。これにより、駐車場管理システム5は、翌日における各ブロックの面積比率を取得する。
次に、駐車場管理システム1は、ステップS701にて参照した予約情報及びステップS702にて参照した面積比率情報にしたがって、大型車ブロック、普通車ブロック及び軽乗用車ブロックの面積比率を決定する(S703)。具体的には、例えば面積比率情報に示されている面積比率にしたがって各ブロックの面積を決定した場合に、予約に係る車両が駐車可能であるか否かを駐車場管理システム5が判定し、駐車可能であると判定した場合は面積比率情報に示されている面積比率を各ブロックの面積比率とし、駐車不可能であると判定した場合は駐車可能となるように面積比率情報に示されている面積比率に修正を加える。例えば、面積比率情報に示されている面積比率が大型車ブロック:普通車ブロック:軽乗用車ブロック=10:70:20であった場合であって、予約に係る大型車のすべてが駐車するためには大型車ブロックの面積が全体の10分の3を要するときは、他のブロックの面積を縮小させて大型車ブロック:普通車ブロック:軽乗用車ブロック=30:60:10とする等の修正がなされる。
その後、駐車場管理システム5は、実施の形態1の場合と同様にして、各ブロックの面積を算出し(S704)、その算出結果に応じて各ブロックを配置し(S705)、各ブロック内の区画を用いて駐車スペースを生成する(S706)。そして、駐車場管理システム5は、このようにして生成された駐車スペースにしたがって、区画情報データベースDB1に記憶されている区画情報を更新する(S707)。これにより、駐車場レイアウトの生成が完了する。
図30は、上記のステップS707によって更新された区画情報の構成を示す図である。図30に示されるように、区画情報91の場合、親レコード91A中の利用状況及び予約IDに「予約」及び「1234」がそれぞれ格納されている。駐車場管理システム5は、これらの情報を参照することにより、子レコード91Bによって表される駐車スペースが予約済みであること認識することができる。
駐車場管理システム5は、実施の形態1の場合と同様にして、ユーザからの指示等に応じて、生成した駐車場レイアウトを出力部15に出力する。これにより、ユーザは、更新後の駐車場レイアウトを視覚的に確認することができる。
また、駐車場管理システム5は、生成した駐車場レイアウトを用いて、会員からの予約を新たに受け付ける予約画面を生成することもできる。この予約画面としては、図31に示される画面101のようなものが挙げられる。この画面101では、予約済みの駐車スペースにハッチングが施されているため、どの駐車スペースが予約されていて、どの駐車スペースが予約されていないのかを、ユーザが容易に確認することができる。なお、この画面101が、例えば抵抗膜方式のタッチパネルにより構成されている場合であれば、当該タッチパネルが、予約されていない駐車スペースをユーザがタッチしたことを検知し、その検知結果にしたがって予約を受け付けるような態様も可能となる。
なお、本実施の形態においては、駐車場管理システム5が予約情報及び面積比率情報を用いて各ブロックの面積比率を算出しているが、予約情報のみを用いて当該面積比率を算出するようにしてもよい。この場合、例えば駐車場管理システム5が、予約情報を参照することにより大型車、普通乗用車、及び軽乗用車の予約数を取得し、その予約数の比率に応じて面積比率を決定する等の処理を行えばよい。
[レイアウト更新処理]
上述したようにして駐車場レイアウトを生成した後に、駐車場管理システム5は、実施の形態1と同様にしてレイアウト更新処理を実行することができる。
図32は、本発明の実施の形態5に係る駐車場管理システム5が実行する駐車場レイアウト更新処理の流れを示すフローチャートである。図32に示されるように、駐車場管理システム5は、実施の形態1の場合と同様に、レイアウト更新情報の入力を受け付け(S801)、縮小対象ブロックの縮小対象駐車スペースを特定し(S802)、縮小対象駐車スペースを拡大対象ブロックの駐車スペースに変更する(S803)。
次に、駐車場管理システム5は、区画情報に含まれる各区画の利用状況及び予約IDを参照し、更新前の駐車場レイアウトにおける利用状況を更新後の駐車場レイアウトにも反映させる処理である利用状況及び予約IDの承継を実行する(S804)。具体的には、駐車場管理システム5は、更新前の駐車場レイアウトにおいて利用状況が「予約」となっていた駐車スペースに係る区画を含む更新後の駐車場レイアウトにおける駐車スペースも同じく「予約」となるように区画情報中の利用状況に情報を格納する。また、駐車場管理システム5は、区画情報中の予約IDに、更新前の駐車場レイアウトにおいて利用状況が「予約」となっていた駐車スペースに係る予約IDを格納する。これにより、駐車スペースに車両が駐車された状態において駐車場レイアウトの更新を行ったとしても、実際の利用状況と区画情報における利用状況とが矛盾することはない。
最後に、駐車場管理システム5は、区画情報データベースDB1内の区画情報に駐車スペースの変更を反映することによって、区画情報を更新する(S805)。これにより、駐車場レイアウトの更新が完了する。
駐車場管理システム5は、ユーザからの指示等に応じて、更新後の駐車場レイアウトを出力部15に出力する。これにより、ユーザは、更新後の駐車場レイアウトを視覚的に確認することができる。
なお、本実施の形態において、実施の形態4のように駐車場レイアウトを明示的に示すための車止め板を用いることにより、予約状況を表すことが可能である。すなわち、予約状態にある駐車スペースは、車止め板を起立状態にしておくことで、他人からはそのスペースが予約されていることが分かる。また、予約者の指示のみにより車止め板を起立状態から平坦状態に移行するようにすれば、予約されているスペースが他人に利用されることもない。このように、車止め板を用いて予約状況を表すようにした場合は、例えば上述したようなLEDの点灯/消灯により、駐車場レイアウトを明示的に示すようにすればよい。
(その他の実施の形態)
上記の各実施の形態においては、駐車場管理システムが単独の装置であったが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、LANまたはインターネット等の通信ネットワークによって通信可能に接続された複数のコンピュータにより駐車場管理システムが構成されていてもよい。
また、実施の形態1及び2において、駐車場管理システムが、レイアウト更新処理の実行結果として更新後の駐車場レイアウトを出力部に出力するとしているが、例えば更新前の駐車場レイアウトと更新後の駐車場レイアウトとを対応づけて一つの画面上に表示するようにしてもよい。これにより、更新前と更新後とでどのような変化があったのかをユーザが容易に知ることができる。その結果、ユーザは、更新後の駐車場レイアウトの良否の判断、及び駐車場レイアウト更新処理の再実行の要否の判断等を容易に行うことができるようになる。
なお、上記の各実施の形態は、適宜組み合わせることが可能である。
本発明の駐車場管理システムは、ショッピングモールまたはアミューズメントパーク等の施設に設けられた駐車場を管理するシステム等として有用である。
本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図。 駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 区画情報データベースに記憶される区画情報の構成を示す図。 区画情報の具体例を示す図。 面積比率情報データベースに記憶される面積比率情報の構成を示す図。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト生成処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態1において駐車場レイアウト生成処理の結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 本発明の実施の形態1に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト更新処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態1において駐車場レイアウト更新処理の結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図。 最利便位置情報データベースに記憶される最利便位置情報の構成を示す図。 最利便区画が出入口付近にある場合の駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 最利便区画がエレベータ付近にある場合の駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト生成処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態2において駐車場レイアウト生成処理の結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 本発明の実施の形態2に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト更新処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態2において駐車場レイアウト更新処理の結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 駐車可能領域のうち、大型車ブロック、普通車ブロック及び軽乗用車ブロックの各ブロック並びに通路領域以外の領域が存在する場合の駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 本発明の実施の形態3に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト更新処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態3において駐車場レイアウト更新処理の結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 本発明の実施の形態4に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図。 駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 車止め装置の構成を示す平面図。 車止め板が平坦状態にある場合の車止め装置50の構成を示す側面図。 車止め板が起立状態にある場合の車止め装置50の構成を示す側面図。 本発明の実施の形態4に係る駐車場管理システムが実行する車止め装置制御処理の流れを示すフローチャート。 本発明の実施の形態4において車止め装置の制御処理の結果得られた駐車場レイアウトの構成を示す概念図。 本発明の実施の形態5に係る駐車場管理システムの構成を示すブロック図。 会員情報データベースに記憶される会員情報の構成を示す図。 予約情報データベースに記憶される予約情報の構成を示す図。 予約情報を受け付けるための予約画面の表示例を示す図。 本発明の実施の形態5に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト生成処理の流れを示すフローチャート。 区画情報データベースに記憶される区画情報の構成を示す図。 予約情報を受け付けるための予約画面の他の表示例を示す図。 本発明の実施の形態5に係る駐車場管理システムが実行する駐車場レイアウト更新処理の流れを示すフローチャート。
符号の説明
1,2,3,5 駐車場管理システム
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 入力部
15 出力部
16 ハードディスク
16A レイアウト生成プログラム
17 バス
18 車止め制御部
31 区画情報
41 面積比率情報
45 最利便位置情報
50 車止め装置
51 車止め板
52 駆動部
53 傾斜板
54 回転軸
61 会員情報
71 予約情報
81 予約画面
91 区画情報
101 表示画面
BL1 大型車ブロック
BL2 普通車ブロック
BL3 軽乗用車ブロック
DB1 区画情報データベース
DB2 面積比率情報データベース
DB3 最利便位置情報データベース
DB4 会員情報データベース
DB5 予約情報データベース

Claims (13)

  1. 駐車場における駐車可能領域を構成する複数の所定サイズの区画それぞれの位置に関する情報を含む区画情報を記憶する区画情報記憶部と、
    前記区画情報に示される各区画の位置に基づいて、1または隣り合う複数の区画から構成される少なくとも1つの通路領域を生成する通路領域生成手段と、
    前記区画情報に示される各区画の位置に基づいて、前記駐車可能領域のうちの前記通路領域生成手段によって生成された通路領域を除いた領域内に、1または隣り合う複数の区画から構成される車両毎の駐車スペースを複数組み合わせてなる駐車領域を生成する駐車領域生成手段と、
    前記通路領域生成手段によって生成された通路領域と前記駐車領域生成手段によって生成された駐車領域とを組み合わせることにより駐車場レイアウトを生成する駐車場レイアウト生成手段と
    を備え、
    前記駐車領域生成手段は、異なる数の区画から構成される異なるサイズの駐車スペースを含む駐車領域を生成するように構成されている、駐車場管理システム。
  2. 前記駐車領域生成手段は、前記駐車可能領域のうちの前記通路領域生成手段によって生成された通路領域を除いた領域内に、1または隣り合う複数の区画から構成される第1の駐車スペースを複数並べてなる第1の駐車スペース群と、前記第1の駐車スペースとは異なる数の区画から構成される第2の駐車スペースを複数並べてなる第2の駐車スペース群とを少なくとも含む駐車領域を生成するように構成されている、請求項1に記載の駐車場管理システム。
  3. 前記第1の駐車スペースは普通乗用車を駐車するための駐車スペースであり、前記第2の駐車スペースは大型車を駐車するための駐車スペースである、請求項2に記載の駐車場管理システム。
  4. 前記第1の駐車スペース群と前記第2の駐車スペース群との面積比率を示す面積比率情報を記憶する面積比率情報記憶部をさらに備え、
    前記駐車領域生成手段は、前記駐車可能領域のうちの前記通路領域生成手段によって生成された通路領域を除いた領域内に、前記面積比率情報に示される前記面積比率に応じて、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群を含む駐車領域を生成するように構成されている、請求項2または請求項3に記載の駐車場管理システム。
  5. 前記面積比率情報記憶部は、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群のそれぞれが占める割合を曜日別に定めた面積比率情報を記憶するように構成されている、請求項4に記載の駐車場管理システム。
  6. 車両の利用者の利便性に応じて定められる駐車場内の最利便位置を示す最利便位置情報を記憶する最利便位置情報記憶部をさらに備え、
    前記駐車領域生成手段は、前記最利便位置情報に基づいて、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群の位置を決定するように構成されている、請求項2乃至請求項5の何れかに記載の駐車場管理システム。
  7. 前記駐車領域生成手段は、前記駐車可能領域内で前記最利便位置から最も離れた位置である最遠地点に基づいて、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群の位置を決定するように構成されている、請求項6に記載の駐車場管理システム。
  8. 前記駐車可能領域のうち前記通路領域生成手段によって生成された通路領域を除いた領域内に、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群が形成されていない駐車スペース群未形成領域を特定する駐車スペース群未形成領域特定手段をさらに備え、
    前記駐車領域生成手段は、前記駐車スペース群未形成領域特定手段によって特定された駐車スペース群未形成領域に、前記第1の駐車スペースまたは前記第2の駐車スペースを複数並べてなる第3の駐車スペース群を含む駐車領域生成するように構成されている、請求項2乃至請求項7の何れかに記載の駐車場管理システム。
  9. 1または隣り合う複数の区画毎に、起立/倒伏可能な車止め板を有する車止め装置が設けられており、
    前記駐車場レイアウト生成手段により生成された駐車場レイアウトにおける駐車スペース毎に、少なくとも1つの車止め板が起立/倒伏するように、前記車止め装置の動作を制御する車止め制御部をさらに備える、請求項1乃至請求項8の何れかに記載の駐車場管理システム。
  10. 第1の駐車スペースまたは第2の駐車スペースの予約に関する予約情報を記憶する予約情報記憶部をさらに備え、
    前記駐車領域生成手段は、前記予約情報に係る予約に基づいて、前記第1の駐車スペース群及び前記第2の駐車スペース群の位置を決定するように構成されている、請求項2乃至請求項の何れかに記載の駐車場管理システム。
  11. 駐車場レイアウトにおける各駐車スペースが予約済みであるか否かを示す予約済み情報を記憶する予約済み情報記憶部をさらに備え、
    前記駐車場レイアウト生成手段は、前記駐車場レイアウトの更新の際に前記予約済み情報を参照し、更新前の駐車場レイアウトにおいて予約済みであるとされている駐車スペースを構成する区画を含む更新後の駐車スペースは予約済みであるとなるように、前記予約済み情報を更新するように構成されている、請求項10に記載の駐車場管理システム。
  12. 前記駐車場レイアウト生成手段は、駐車場レイアウトを生成した後に、当該駐車場レイアウトにおける第1の駐車スペース群(または第2の駐車スペース群)の少なくとも一部を第2の駐車スペース群(または第1の駐車スペース群)に変更することにより駐車場レイアウトの更新を行うように構成されている、請求項2乃至請求項8、10、11の何れかに記載の駐車場管理システム。
  13. 駐車場レイアウトにおける各駐車スペースが利用中であるか否かを示す利用情報を記憶する利用情報記憶部をさらに備え、
    前記駐車場レイアウト生成手段は、前記駐車場レイアウトの更新の際に前記利用情報を参照し、更新前の駐車場レイアウトにおいて利用中であるとされている駐車スペースを構成する区画を含む更新後の駐車スペースは利用中であるとなるように、前記利用情報を更新するように構成されている、請求項1乃至請求項12の何れかに記載の駐車場管理システム。
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