JP6074973B2 - 駐車場管理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両を駐車する駐車エリアを複数のエリアに区分した駐車場を管理する駐車場管理装置に関する。
従来、カメラの撮像画像を処理して、駐車場内の車両の台数を測定する装置があった(特許文献1参照)。この装置は、駐車場内の入口、および出口に車両のナンバープレートを撮像するカメラを設置し、このカメラの撮像画像を処理することで、駐車場に入場(入庫)した普通車と大型車の台数を個別にカウントするとともに、駐車場から出場(出庫)した普通車と大型車の台数を個別にカウントすることで、駐車場内に駐車している普通車、および大型車の台数を個別に取得している。また、この装置は、駐車場内に駐車している普通車、および大型車の台数に基づき、駐車場内の混雑の度合いにかかる案内表示を、普通車、および大型車別に、満、空の2段階、または、満、混、空の3段階で表示している。
特開2001−291194号公報
しかしながら、特許文献1等に記載されている従来の装置は、駐車エリアを普通車と、大型車で予め区分しておき、案内板における表示で駐車場を利用する車両に対して案内を行っているだけであった。このため、普通車の駐車エリア、または大型車の駐車エリアの一方が満状態になったときに、この満状態になった駐車エリアに対応する種別の車両を、係員等が空状態である駐車エリアに誘導していた。このように、この誘導を人手で行うシステムでは、駐車場内の係員の増員等をともない、駐車場の運営にかかる人件費がアップする。また、利用者に対する、案内の遅れや、案内の誤り等によって、利用者に対するサービスの低下ということも懸念されている。
この発明の目的は、駐車場内の駐車エリアが有効に活用できるとともに、駐車エリアへの利用者の誘導が人手をかけることなく、適正に行える駐車場管理装置を提供することにある。
この発明の駐車場管理装置は、上記課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
駐車場内は、車両を駐車する駐車エリアを複数のエリアに区分している。この区分されているエリアの1つ以上(全エリアであってもよいし、一部のエリアであってもよい。)が、設定エリアである。車両種別設定部は、予め定められた設定タイミングになる毎に、設定エリアに案内する車両の種別を設定する車両種別設定処理を繰り返す。設定タイミングは、例えば、一定時間間隔(10分〜1時間間隔)に設定されている。
なお、設定エリアでないエリア(以下、固定エリアと言う。)は、案内する車両の種別を予め定めたエリアである。すなわち、固定エリアは、車両種別設定部が案内する車両の種別を設定しないエリア(言い換えれば、設定できないエリア)である。この固定エリアは、駐車場内に設けられていなくてもよい。
出力部は、車両種別設定部が設定エリアに対して設定した案内する車両の種別を示す案内情報を出力する。この案内情報は、例えば駐車場内に設置した案内表示板に出力し、この案内表示板において、設定エリアに設定された案内すべき車両の種別を表示する。
なお、案内表示板では、設定エリアだけでなく、駐車場内の全ての駐車エリアについて、案内している車両の種別を表示するのが好ましい。
また、出力部は、駐車場に入場する車両に搭載されている車載機(例えば、ナビゲーション装置)等に案内情報を無線で送信する構成であってもよい。さらには、出力部は、案内情報をインタネット上のサーバにアップロードする構成とし、利用者がインタネット上のサーバからダウンロードして確認するようにしてもよい。すなわち、この案内情報は、プッシュ型の情報として出力してもよいし、プル型の情報として出力してもよいし、さらには、両方の情報として出力してもよい。
利用状況検出部は、利用状況検出エリアの利用状況を検出する。利用状況検出部が利用状況を検出する利用状況検出エリアは、駐車場内の全エリアであってもよいし、一部の主要なエリアであってもよい。また、ここで言う利用状況とは、例えば、混雑度にかかるものである。混雑度は、例えば、そのエリアの駐車許容台数Aと、その時点における駐車台数Bとを用い、
混雑度=B/A×100(%)
により算出される値である。
車両種別設定部は、利用状況検出部が、その時点において検出した利用状況検出エリアの利用状況に基づき、設定エリアに案内する車両の種別を設定する車両種別設定処理を行う。例えば、混雑度が高いエリアに設定されている車両の種別を、設定エリアに案内する車両の種別として設定する。これにより、駐車場内の駐車エリアが有効に活用できる。また、出力部が出力した案内情報により、駐車エリアへの利用者の案内が人手をかけることなく、迅速且つ適正に行える、したがって、駐車場の運営にかかる人件費も抑えられる。
また、設定エリアを、利用状況検出部が利用状況を検出する利用状況検出エリアとし、設定タイミングになったときに、利用状況検出部が検出した設定エリアの利用状況に基づき、車両種別設定部による車両種別設定処理を実行して、この設定エリアに案内する車両の種別を設定するか、または車両種別設定部による車両種別設定処理を実行することなく、その時点における車両の種別の設定を維持するか、を判定する実行判定部を備える構成であるので、混雑している設定エリアに対して、車両種別設定処理を無駄に行うことがなく、装置本体の処理負荷を低減できる。
また、設定エリアに優先して案内する車両の種別を登録した優先種別情報を記憶部に記憶させておき、車両種別設定部が、この優先種別情報も用いて、設定エリアに案内する車両の種別を設定するようにしてもよい。この場合、優先種別情報は、設定エリアに優先して案内する車両の種別を時間帯別に登録したテーブルとするのが好ましい。
高速道路のサービスエリアやパーキングエリアの駐車場では、通常、昼間は普通車の利用が比較的多く、夜間は大型車の利用が比較的多い。このため、設定エリアに案内する車両の種別を、昼間は普通車を優先し、夜間は大型車を優先にすることで、設定エリアに案内する車両の種別の設定が、駐車場が混雑する前に行える。
なお、この場合も、事故等による突発的な事態の発生で、利用予測にそぐわない状況になったときには、利用状況検出エリアの利用状況に応じて、設定エリアに案内する車両の種別を設定する。これにより、設定エリアに案内する車両の種別が、現実の状況にそぐわない不適正なものになるのを抑えられる。
また、設定エリアは、普通車、大型車等、特定の種別にせず、複数の種別(例えば、普通車、および大型車)を設定することによって、駐車場内のエリアの一層有効な利用が図れる。
車両種別設定部は、利用状況検出部が検出した利用状況検出エリアの利用状況に基づき、設定エリアに案内する車両の種別無しを設定するようにしてもよい。すなわち、設定エリアに車両を案内しない期間を設けるようにしてもよい。
また、利用状況検出部は、例えば、撮像装置による利用状況検出エリアの撮像画像を処理し、この利用状況検出エリアの利用状況を検出する構成とすればよい。
この発明によれば、駐車場内の駐車エリアが有効に活用できるとともに、駐車エリアへの利用者の誘導が人手をかけることなく、迅速且つ適正に行える。
駐車場管理装置を用いるシステムの概略を示す図である。 案内表示板が表示する案内表示の例を示す図である。 駐車場管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 優先種別情報テーブルを示す図である。 駐車場管理装置が行う車両種別設定処理にかかる動作を示すフローチャートである。 別の例にかかる駐車場管理装置が行う車両種別設定処理にかかる動作を示すフローチャートである。 別の例にかかる駐車場管理装置が行う車両種別設定処理にかかる動作を示すフローチャートである。 実行判定処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態である駐車場管理装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である駐車場管理装置を用いるシステムの概略を示す図である。ここでは、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の駐車場を例にして説明する。駐車場は、3つのエリアに区分しており、高速道路の本線の入口側から、普通車エリア、設定エリア、大型車エリアに区分したものを例にしている。この例における、普通車エリア、および大型車エリアは、この発明で言う設定エリアではない。以下、普通車エリア、および大型車エリアを固定エリアという場合もある。また、各エリアの面積は、同じである必要はない。
このシステムは、図1に示すように、駐車場管理装置1と、案内表示板2と、撮像装置3と、を備えている。
この例にかかる駐車場管理装置1は、固定エリアの利用状況(混雑度)に応じて設定エリアに案内する車両の種別を設定する。固定エリアは、案内する車両の種別を予め定めたエリアであり、駐車場管理装置1が案内する車両の種別の設定を変更しないエリアである。
案内表示板2は、本線からの入口付近や、駐車場内の複数の場所に設置している。この案内表示板2は、駐車場管理装置1と接続されており、駐車場内の各エリアに案内する車両の種別を表示する。例えば、駐車場の入口付近に設定される案内表示板2は、図2に示すように、駐車場内において区分されている各エリアの位置を示すエリアマップに、区分されている各エリアに案内している車両の種別を対応付けた画面を表示する。また、エリア毎に、そのエリアの入口付近に設置する案内表示板2であれば、例えば、文字で「このエリアは、ただいまの時間、普通車専用です。」等のメッセージを表示する。このように、案内表示板2は、その表示により、駐車場を利用する利用者を駐車エリアに案内する。案内表示板2は、駐車場管理装置1が出力した案内情報に基づく画面表示を行う。
撮像装置3は、駐車場内の各エリアに割り当て、設置している。各エリアには、そのエリア全体の撮像画像が得られるように、1、または複数台の撮像装置3が設置されている(図1では、各エリアに割り当て設置している1台の撮像装置3を図示しているだけである。)。撮像装置3は、公知のビデオカメラであり、1秒間に30フレーム程度の撮像画像を出力する。また、この例では、撮像装置3は、設定エリアにも割り当て設置した例であるが、固定エリアのみに割り当て設置した構成であってもよい(設定エリアについては、撮像装置3を設置しない構成であってもよい。)。撮像装置3は、撮像画像を駐車場管理装置1に入力する。
なお、撮像装置3が設置されているエリアが、この発明で言う利用状況検出エリアに相当する。
図3は、この例にかかる駐車場管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。この駐車場管理装置1は、制御部11と、画像入力部12と、画像処理部13と、出力部14と、を備えている。
制御部11は、駐車場管理装置1本体各部の動作を制御する。また、設定エリアに案内する車両の種別を設定する処理等を行う。また、制御部11は、時間帯別に、固定エリアが混雑しやすい車両の種別を時間帯別に登録した優先種別情報テーブルを図示していないメモリに記憶する。
図4は、この優先種別情報テーブルを示す図である。この優先種別情報テーブルは、設定エリアに優先して案内する車両の種別を登録したテーブルであり、実際には、統計的に、固定エリアが混雑しやすい車両の種別を時間帯別に登録したテーブルである。また、図4に示す共通利用は、設定エリアに優先して案内する車両の種別を普通車、および大型車の両方にする設定である。
図4では、1日を4つの時間帯で区分し、0時〜8時を大型車、8時〜12時を共通利用(普通車、および大型車)、12時〜20時を普通車、20時〜24時を共通利用としたテーブルを例示している。高速道路のサービスエリアやパーキングエリアの駐車場では、通常、昼間は普通車の利用が比較的多く、夜間は大型車の利用が比較的多い。
なお、この優先種別情報テーブルは、1日を4つの時間帯で区分せず、3つ以下で区分してもよいし、5つ以上で区分してもよい。また、制御部11は、曜日毎に生成した優先種別情報テーブル(7種類の優先種別情報テーブル)を記憶する構成であってもよい。
画像入力部12は、各撮像装置3の撮像画像が入力される。画像入力部12は、撮像装置3毎に入力回路を備える構成であってもよいし、撮像画像を入力する撮像装置3を切り替える構成であってもよい。すなわち、画像入力部12は、入力された撮像画像と、その撮像画像を撮像した撮像装置3と、を対応づけることができる構成であればよい。
画像処理部13は、画像入力部12に入力された撮像装置3の撮像画像を処理し、駐車場内を区分しているエリア毎に、そのエリアの利用状況を検出する。画像処理部13は、駐車場内を区分しているエリア毎に、そのエリアを撮像している撮像装置3をグループに分けて管理する。
出力部14は、案内表示板2毎に、その案内表示板2で表示する案内表示にかかる案内情報を出力する。
以下、この駐車場管理装置1の動作について説明する。
図5は、駐車場管理装置が行う車両種別設定処理にかかる動作を示すフローチャートである。この車両種別設定処理は、設定エリアに案内する車両の種別を設定する処理である。駐車場管理装置1は、図5に示す車両種別設定処理を、予め定めた一定時間毎、例えば10分〜1時間毎、に繰り返す。この車両種別設定処理を繰り返す時間間隔を短くし過ぎると、設定エリアに案内する車両の種別が頻繁に変更されることがあり、逆にこの時間間隔を長くし過ぎると、設定エリアに案内する車両の種別の設定が固定エリアの利用状況に応じて行えなくなる。このことから、この車両種別設定処理を繰り返す時間間隔は、30分程度にするのが好ましい。
駐車場管理装置1は、普通車エリアの混雑度(利用状況)を検出する(s1)。s1では、画像処理部13が、画像入力部12に入力された普通車エリアに割り当てられている撮像装置3の撮像画像を処理し、普通車エリアに駐車されている車両の台数Bを検出する。
上述したように、各エリアは、その全体が撮像できるように1または複数の撮像装置3を割り当て、設置している。画像処理部13は、普通車エリアに割り当てられている撮像装置3毎に、その撮像装置3が撮像した撮像画像に対してパターンマッチング等の処理を行い、撮像されている車両の台数を検出する。また、画像処理部13は、複数の撮像装置3の撮像画像において、重複して撮像されている車両があれば、この車両を1台として検出する。画像処理部13は、各撮像装置3の撮像画像を処理して検出した車両の台数の総和から、重複して撮像されている車両の台数を差し引くことで、普通車エリアに駐車されている車両の台数B1を検出する。
画像処理部13は、検出した普通車エリアの駐車車両の台数B1と、この普通車エリアについて予め記憶している駐車許容台数A1と、を用いて、普通車エリアの混雑度X1を算出する。具体的には、
混雑度X1=B1/A1×100(%)
により算出する。駐車許容台数A1は、普通車エリアに駐車できる普通車の最大数である。
駐車場管理装置1は、大型車エリアの混雑度(利用状況)を検出する(s2)。このs2も、s1と同様の処理を行い、大型車エリアに駐車されている車両の台数B2を検出する。そして、画像処理部13は、検出した大型車エリアの駐車車両の台数B2と、予め記憶している大型車エリアの駐車許容台数A2と、を用いて、大型車エリアの混雑度X2を算出する。具体的には、上述した普通車エリアと同様に、
混雑度X2=B2/A2×100(%)
により算出する。駐車許容台数A2は、大型車エリアに駐車できる大型車の最大数である。
なお、上述したs1、s2の処理は、その順番を入れ替えてもよい。
駐車場管理装置1は、大型車エリアの混雑度X2が予め定めた混雑度X(例えば80%)以上であるかどうか判定する(s3)。また、駐車場管理装置1は、普通車エリアの混雑度が予め定めた混雑度X(例えば80%)以上であるかどうか判定する(s4、s5)。
駐車場管理装置1は、大型車エリアの混雑度X2が予め定めた混雑度X以上で、且つ普通車エリアの混雑度X1が予め定めた混雑度X未満である場合、すなわち、大型車エリアが混雑しているが、普通車エリアがそれほど混雑していない状況であるとき、設定エリアに案内する車両の種別を大型車に設定する(s6)。
また、駐車場管理装置1は、大型車エリアの混雑度X2が予め定めた混雑度X未満で、且つ普通車エリアの混雑度X1が予め定めた混雑度X以上である場合、すなわち、大型車エリアがそれほど混雑していないが、普通車エリアが混雑している状況であるとき、設定エリアに案内する車両の種別を普通車に設定する(s7)。
また、駐車場管理装置1は、大型車エリアの混雑度X2が予め定めた混雑度X以上で、且つ普通車エリアの混雑度X1が予め定めた混雑度X以上である場合、すなわち、大型車エリア、および普通車エリアがともに混雑している状況であるとき、設定エリアに案内する車両の種別を共通利用(普通車、および大型車)に設定する(s8)。
また、駐車場管理装置1は、大型車エリアの混雑度X2が予め定めた混雑度X未満で、且つ普通車エリアの混雑度X1が予め定めた混雑度X未満である場合、すなわち、大型車エリア、および普通車エリアがともに混雑していない状況であるとき、設定エリアに案内する車両の種別を、図4に示した優先種別情報テーブルに基づいて設定する(s9)。s9では、現在の時間帯に対応付けられている車両の種別(普通車、大型車、または共通利用)を、設定エリアに案内する車両の種別として設定する。
上述したs3〜s9の処理は、制御部11が行う。
駐車場管理装置1は、上述したs6〜s9のいずれかにおいて設定した、設定エリアに案内する車両の種別を含む案内情報を出力部14から出力し(s10)、本処理を終了する。
この案内情報は、案内表示板2に出力される。案内表示板2は、駐車場管理装置1が出力した案内情報に基づき、駐車場内の各エリアに案内する車両の種別を表示する。
また、駐車場管理装置1は、駐車場に入場する車両に搭載されている車載機(例えば、ナビゲーション装置)等に案内情報を無線で送信してもよいし、案内情報をインタネット上のサーバにアップロードし、利用者がインタネット上のサーバからダウンロードして確認するようにしてもよい。すなわち、駐車場管理装置1は、s10において、案内情報をプッシュ型の情報として出力してもよいし、プル型の情報として出力してもよいし、さらには、両方の情報として出力してもよい。
このように、設定エリアに案内する車両の種別が、他のエリア(ここでは普通車エリア、および大型車エリア)の混雑度(利用状況)に応じて設定できる。したがって、駐車場内の駐車エリアが有効に活用できる。
また、s10で出力した案内情報により、駐車エリアへの利用者の案内が人手をかけることなく、迅速且つ適正に行える。したがって、駐車場の運営にかかる人件費も抑えられる。
また、上記の例では普通車エリア、および大型車エリアは固定エリアであるとしたが、駐車場管理装置1が事前に普通車エリア、および大型車エリアに設定した設定エリアであってもよい。
次に、この発明の別の例について説明する。この例にかかる駐車場管理装置1は、上記の例と同じ構成である。図6は、この別の例にかかる駐車場管理装置が行う車両種別設定処理にかかる動作を示すフローチャートである。図6では、図5と同じ処理については、同じステップ番号(s**)を付している。
この例にかかる駐車場管理装置1は、上述した例におけるs9の処理を、以下に示すs11に置き換えたものである。
具体的には、駐車場管理装置1は、大型車エリアの混雑度X2が予め定めた混雑度X未満で、且つ普通車エリアの混雑度X1が予め定めた混雑度X未満である場合、すなわち、大型車エリア、および普通車エリアがともに混雑していない状況であるとき、設定エリアに案内する車両の種別を無しに設定する(s11)。
この状況は、普通車エリア、および大型車エリアがともに混雑していない状況であるので、設定エリアを駐車エリアとして利用しなくても問題が生じることはない。また、案内する車両の種別を無しに設定している期間に、この設定エリアに駐車されている車両の台数が減少する。したがって、その後、設定エリアに対して案内する車両の種別として普通車、または大型車を設定した場合、この時点において設定エリア内に駐車されている今回設定しなかった種別の駐車車両の台数が抑えられる。このため、設定エリアが、今回設定した種別の車両の駐車エリアとして有効に活用できる。
なお、上記の2つの例では、設定エリアを撮像する撮像装置3については、特に設けていない構成であってもよい。
また、この発明の別の例について説明する。この例にかかる駐車場管理装置1は、上記の例と同じ構成である。図7は、この別の例にかかる駐車場管理装置が行う車両種別設定処理にかかる動作を示すフローチャートである。図7では、図5(、または図6)と同じ処理については、同じステップ番号(s**)を付している。
この例にかかる駐車場管理装置1は、上述した例におけるs9(またはs11)の処理を、以下に示すs21〜s24に置き換えたものである。
具体的には、駐車場管理装置1は、大型車エリアの混雑度X2が予め定めた混雑度X未満で、且つ普通車エリアの混雑度X1が予め定めた混雑度X未満である場合、すなわち、大型車エリア、および普通車エリアがともに混雑していない状況であるとき、設定エリアに駐車されている普通車の台数B3、および大型車の台数B4を個別に検出する(s21)。この設定エリアは、案内する車両の種別が普通車、大型車、共通利用のいずれかに設定されることから、普通車と大型車とが混在して駐車されていることがある。このため、設定エリアについては、車両の台数を普通車と、大型車とに分けて検出する。また、このs3においても、車両の検出は、上述したパターンマッチング等の公知の手法で行う。
駐車場管理装置1は、s21で検出した普通車の台数B3、および大型車の台数B4を比較する(s22)。駐車場管理装置1は、s21における比較で、大型車の台数B4が普通車の台数B3以上であれば、設定エリアに案内する車両の種別を大型車に設定する(s23)。反対に、s21における比較で、大型車の台数B4が普通車の台数B3未満であれば、設定エリアに案内する車両の種別を普通車に設定する(s24)。
このように、普通車エリア、および大型車エリアがともに混雑していない状況であるときは、その時点において設定エリアに駐車されている普通車、大型車の台数を比較し、より多くの台数が駐車されている種別を、設定エリアに設定するようにしてもよい。
この例では、大型車と、普通車との台数が同じ場合、より多くのスペースを使用している大型車を設定するようにしているが、図4に示した優先種別情報テーブルに基づいて設定するようにしてもよい。
また、駐車場管理装置1は、上述した図5〜図7にかかる処理を実行するかどうかを、判定する処理(実行判定処理)を行う構成としてもよい。図8は、この実行判定処理を示すフローチャートである。
駐車場管理装置1は、設定エリアに駐車されている普通車の台数B3、および大型車の台数B4を個別に検出する(s31)。このs31にかかる処理は、上述したs21にかかる処理と同じである。
駐車場管理装置1は、設定エリアの混雑度X3を算出する(s32)。s32では、s31で検出した普通車の台数B3と、大型車の台数B4に基づき、設定エリアの駐車台数Bを
B=B3+2×B4
として算出する。ここでは、大型車1台を、普通車2台に換算して、駐車台数Bを算出している。
また、駐車場管理装置1は、設定エリアにおける普通車の駐車許容台数Aを記憶している。駐車場管理装置1は、混雑度X3を、
混雑度X3=B/A×100=(B3+2×B4)/A×100
により算出する。
駐車場管理装置1は、s32で算出した混雑度X3が予め定めた混雑度X(例えば80%)以上であるかどうか判定する(s33)。
駐車場管理装置1は、s33で判定した混雑度X3が予め定めた混雑度X以上であれば、この設定エリアに対する案内する車両の種別を維持し(s34)、図5〜図7に示した車両種別設定処理を実行しないと判定し(s35)、本処理を終了する。
一方、駐車場管理装置1は、s33で判定した混雑度X3が予め定めた混雑度X未満であれば、図5〜図7に示した車両種別設定処理を実行すると判定し(s36)、本処理を終了する。この後、駐車場管理装置1は、図5〜図7に示した車両種別設定処理を開始する。
上記の実行判定処理を行うことで、混雑している設定エリアに対して、案内する車両の種別の設定する処理を無駄に行うことがない。これにより、駐車場管理装置1の処理負荷を低減することができる。
また、上記の例では、各エリアの混雑度Xを、そのエリアの駐車許容台数Aと、検出した駐車車両の台数Bから算出するとしたが、そのエリアの面積と、駐車車両の面積(または、空きスペースの面積)とから、算出するようにしてもよい。また、駐車枠毎に、駐車車両の有無を検出するループコイルセンサ等を設置しておき、これにより駐車台数を検出し、混雑度を算出するようにしてもよい。さらには、各エリアにおける駐車車両の台数は、上記した方法以外で検出するようにしてもよい。
また、各エリアの混雑度Xは、そのエリアに実際に駐車されている車両の台数を検出せず、例えば、そのエリアが比較的混雑していないときに、そのエリア内において利用されにくい車両の駐車スペースを何箇所か設定し、これらの駐車スペースにおける駐車車両の有無によって、そのエリアの利用状況(混雑度)を推測するようにしてもよい。この場合、設定した何箇所かの駐車スペースのみを監視すればよいので、上述した撮像装置3の設置台数や、ループコイルセンサ等の設置数を抑えることができるとともに、駐車場管理装置1の処理負荷を一層低減することができる。
また、上記の例では、設定エリアを1つとしたが複数設けてもよい。
また、固定エリアを設けず、全てを設定エリアにしてもよい。この場合、案内する車両を普通車とした設定エリア、および案内する車両を大型車とした設定エリアをそれぞれ、少なくとも1つ決めておけばよい。そして、残りの設定エリアについては、上述したように、他のエリアの利用状況に応じて、案内する車両を設定すればよい。これにより、上記の例と同様の効果を奏する。
また、上述した、普通車エリア、大型車エリアに加えて、二輪車用エリアを設けた駐車場であれば、設定エリアに案内する車両の種別を、普通車、大型車、二輪車のいずれかに設定するように構成すればよい。
なお、上述した設定エリアに案内する車両の種別を設定する処理は、あくまでも例示であって、他のエリア(固定エリアだけに限らず、他の設定エリアを含む。)の利用状況を検出し、その利用状況に基づいて行う処理であればどのような処理であってもよい。
1…駐車場管理装置
2…案内表示板
3…撮像装置
11…制御部
12…画像入力部
13…画像処理部
14…出力部

Claims (3)

  1. 車両を駐車する駐車エリアを複数のエリアに区分した駐車場を管理する駐車場管理装置であって、
    前記エリアの1つ以上を設定エリアとし、予め定められた設定タイミングになる毎に、前記設定エリアに案内する車両の種別を設定する車両種別設定処理を繰り返す車両種別設定部と、
    前記車両種別設定部が、前記設定エリアに対して設定した案内する車両の種別を示す案内情報を出力する出力部と、
    前記エリアの1つ以上を利用状況検出エリアとし、この利用状況検出エリアの利用状況を検出する利用状況検出部と、を備え、
    前記設定エリアは、前記利用状況検出エリアであり、
    前記車両種別設定部は、前記利用状況検出部が、その時点において検出した前記利用状況検出エリアの利用状況に基づき、前記設定エリアに案内する車両の種別を設定する車両種別設定処理を行い、
    さらに、前記設定タイミングになったときに、前記利用状況検出部が検出した前記設定エリアの利用状況に基づき、前記車両種別設定部による前記車両種別設定処理を実行して、この設定エリアに案内する車両の種別を設定するか、前記車両種別設定部による前記車両種別設定処理を実行することなく、その時点における車両の種別の設定を維持するか、を判定する実行判定部を備えた、駐車場管理装置。
  2. 前記設定エリアは前記駐車場において区分されているエリアの総数未満であり、前記設定エリアでない残りのエリアは予め案内する車両の種別を定めている、請求項1に記載の駐車場管理装置。
  3. 前記設定エリアに優先して案内する車両の種別を登録した優先種別情報を記憶する記憶部を備え、
    前記車両種別設定部は、前記記憶部が記憶する優先種別情報も用いて、前記設定エリアに案内する車両の種別を設定する、請求項1、または2に記載の駐車場管理装置。
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