JP2003303192A - 個人情報管理システム、個人情報管理方法、個人情報提供装置、アンケート代行システム、アンケート代行方法、及び識別コードを表示した頒布物 - Google Patents

個人情報管理システム、個人情報管理方法、個人情報提供装置、アンケート代行システム、アンケート代行方法、及び識別コードを表示した頒布物

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JP2003303192A
JP2003303192A JP2002108172A JP2002108172A JP2003303192A JP 2003303192 A JP2003303192 A JP 2003303192A JP 2002108172 A JP2002108172 A JP 2002108172A JP 2002108172 A JP2002108172 A JP 2002108172A JP 2003303192 A JP2003303192 A JP 2003303192A
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JP
Japan
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personal
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Application number
JP2002108172A
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English (en)
Inventor
Tomohito Minamoto
智史 皆本
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人情報の入力を容易に行えるようにするこ
と、アンケートを適切に実施できるようにすること。 【解決手段】 名刺4を配る者(個人情報登録者)が名
刺4に識別コードを表示すると共にこの識別コードに対
応付けて名刺4に表示してある情報を、センタ装置5の
個人情報DB53に登録することとし、一方、この名刺
4をもらった者(個人情報取得者)が該識別コードを入
力すると、当該名刺4に表示してある情報が個人情報D
B53から抽出されて自分のパソコン2にダウンロード
される仕組みを構築した。また、この仕組みにより個人
情報DB53に情報を登録すると、該個人情報DB53
には有用な情報が蓄積され、アンケートへの利用をはじ
めとして大きな利用価値が生じるので、これを活用す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、名刺等の頒布物に
表示された識別コードを利用して個人情報の管理の支援
やアンケートの代行等を行う、個人情報管理システム、
個人情報管理方法、個人情報提供装置、アンケート代行
システム、アンケート代行方法、および識別コードを表
示した頒布物に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ(以下「パソコ
ン」という)の普及に伴い、得意先等からもらった名刺
や葉書に記載されている情報、例えば、氏名、会社名、
役職、住所、電話番号、eメールアドレス等を個人レベ
ルでパソコンに入力し、パソコンを用いて情報管理する
ことが行われている。
【0003】また、様々な目的でアンケートが実施され
るが、アンケートの実施者は、アンケートの対象者(回
答者)を電話帳から抽出したり、顧客管理情報台帳(顧
客リスト)等から抽出したりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、得
意先等からもらった名刺や葉書に表示(記載)された個
人情報は、キーボードを使ってパソコン(情報管理ツー
ル)に入力しているため、入力に大きな労力を有するも
のであった。また、省力化のためにスキャナを用いて個
人情報をパソコンに入力するとしても、スキャナでの文
字認識が正しく行われているか否かのチェックを行う手
間や、認識したデータを好みのデータ配列に整える手間
等を考えると、なお入力に労力を要する。また、名刺や
葉書のレイアウトは千差万別であり、このレイアウトの
多様さに起因した入力作業の労力も生じる。また、名刺
や葉書に限らず、その他の郵便物、紙ベースの名簿等に
表示(記載)された個人情報(住所、氏名、電話番号、
メールアドレス…)をパソコンに入力するときも同様に
労力を要するものである。従って、これらに表示された
個人情報の入力を容易に行えるようにすると大変都合が
よい。
【0005】一方、アンケートについて言えば、偏りの
ないアンケートを実施するためには、電話帳から無作為
にアンケートの対象者を抽出するが、電話帳には加入者
のメールアドレスが表示されていないことから、アンケ
ートは電話や葉書によって実施される。このため、アン
ケートに手間と時間と連絡コストや人件費を要すること
になる。従って、この手間やコスト等を削減できると大
変都合がよい。また、偏りを意識しない場合でも、アン
ケートの対象者を選定(抽出)する作業は手間がかかる
作業であり、実施にはコストもかかる。従って、この手
間やコスト等を削減できると大変都合がよい。また、ア
ンケートは、インセンティブを適切に与えることによ
り、より有益な情報や信頼できる回答が得られる。この
ため、インセンティブを適切に与えるようにすることが
できると都合がよい。また、アンケート目的に限らず、
有益なデータベースから個人情報を目的に応じて抽出で
きると都合がよい。
【0006】そこで、本発明は、個人情報の入力を容易
に行えるようにすること、アンケートを適切に実施でき
るようにすること、等を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み本発明者
らは鋭意研究を行い、例えば名刺(頒布物)を配る者が
名刺に識別コードを表示すると共にこの識別コードに対
応付けて名刺に表示してある情報をデータベースに登録
することとし、一方、この名刺(頒布物)をもらった者
が該識別コードを入力すると、当該名刺に表示してある
情報がデータベースから抽出されて自分のパソコン等に
ダウンロードされるような仕組みを構築することで前記
課題が解決されることに着目等し、本発明を完成するに
至った。また、このようにしてデータベースに情報を登
録すると、該データベースには有益(有用)な情報が蓄
積され、アンケートへの利用をはじめとして大きな利用
価値が生じることに着目等し、本発明を完成するに至っ
た。
【0008】〔個人情報管理システム〕即ち、前記課題
を解決した本発明の個人情報管理システムは、個人名と
一緒に頒布物に判読可能に表示されるユニークな識別コ
ードを、当該個人名に係る個人情報と共に登録した個人
情報データベースを備える。加えて、個人情報登録要求
にもとづいて前記個人情報データベースに識別コードと
共に個人情報を登録する個人情報登録手段と、前記識別
コードを明示した個人情報取得要求を受信すると、前記
個人情報データベースに登録された個人情報のうち当該
識別コードに合致する個人情報を抽出して取得要求先に
送信する個人情報提供手段とを備えることを特徴とす
る。
【0009】この構成では、個人情報データベースは、
ユニークな識別コード、個人名、個人情報が登録され
る。このうち、識別コードは個人名と一緒に名刺等の頒
布物に判読可能に表示されるユニークなものであり、他
人に配布等される。個人情報データベースへの個人情報
の登録は、個人情報登録要求にもとづいて行われる。一
方、識別コードを明示した個人情報取得要求があると、
個人情報データベースから識別コードに合致する個人情
報が抽出され、取得要求先に送信される。なお、識別コ
ードをどのようにして生成(取得)するのか、また、該
識別コードをどのように個人情報を登録する者に通知す
るのかは特定しない。
【0010】ちなみに、識別コードは、抽出すべき個人
情報を特定する役割を有する。この点において、識別コ
ードはユニークさを必要とする。この識別コードは、パ
ソコン等に入力しやすい英数字等から構成されるのが好
ましい。また、頒布物は、例えば名刺、葉書等の郵便
物、宅配物、商品や役務の内容を記載したパンフレッ
ト、商品自体、取扱い説明書等、個人名が表示され得る
ものである。また、名簿等も頒布物に該当するものとす
る。ちなみに、頒布は有償で行われるか無償で行われる
かを問わない。また、取得要求先は、一例として個人情
報を取得する者のメールアドレス、IPアドレス、UR
L等が該当する。なお、このように個人情報データベー
スに登録される個人情報は、偏りのないものとすること
ができる。
【0011】また、本発明の個人情報管理システム(請
求項2)は、請求項1の構成において、識別コード及び
第2の識別コードにもとづいて、合致する個人情報を個
人情報データベースから抽出する構成とした。
【0012】第2の識別コードは、識別コードと共に抽
出すべき個人情報を特定する役割、或いは認証を行う役
割を有する。この第2の識別コードにより、識別コード
の桁数を少なくすることができ、桁数を少なくしても一
義的に抽出すべき個人情報を特定できる。或いは、認証
を行い、いたずらで個人情報が第三者に取得されるのを
防止・低減することができる。なお、第2の識別コード
を、電話番号、ファックス番号、個人名(姓/名)、会
社名、商品名等、頒布物に本来的に表示してある事項に
すると、頒布物の表示内容を増やす必要がないので都合
がよい。
【0013】また、本発明の個人情報管理システム(請
求項3)は、請求項1又は請求項2の構成において、個
人情報データベース(レコードの内容)の変更があった
ときに該当する変更通知先に通知を行う構成とした。
【0014】個人情報データベースに登録してある個人
の住所が変わったり、所属が変わったり、転職したり、
進学したりすると、適宜個人情報データベースが変更さ
れる。そのような場合に、変更通知先に通知が行われ
る。変更通知先としては、一例として個人情報取得者の
メールアドレス、IPアドレス、URL等が該当する。
【0015】〔個人情報管理方法〕また、前記課題を解
決した本発明の個人情報管理方法(請求項4)は、個人
名と一緒に頒布物に判読可能に表示されるユニークな識
別コードを、当該個人名に係る個人情報と共に個人情報
データベースに登録して管理する個人情報管理方法であ
り、登録すべき個人情報を含む個人情報登録要求を受信
すると、識別コードと共に当該個人情報を前記個人情報
データベースに登録するステップ、登録に係る識別コー
ドを当該個人情報の登録要求元に送信するステップ、識
別コードを明示した個人情報取得要求を受信すると、前
記個人情報データベースに登録された個人情報のうち、
当該識別コードに合致する個人情報を抽出して取得要求
先に送信するステップを備えることを特徴とする。
【0016】この構成でも、個人情報データベースは、
ユニークな識別コード、個人名、個人情報が登録され
る。このうち、識別コードは個人名と一緒に名刺等の頒
布物に判読可能に表示される。個人情報データベースへ
の情報の登録は個人情報登録要求を受信すると行われ、
登録に係る識別コードは、個人情報の登録要求元に送信
され、例えば名刺等に表示(印刷)して名刺交換等に供
される。一方、識別コードを明示した個人情報取得要求
があると、個人情報データベースから識別コードの合致
する個人情報が抽出され、取得要求先に送信される。登
録要求元は、一例として個人情報を登録する者のメール
アドレス、IPアドレス、URL等である。取得要求先
も同様である。なお、識別コードや頒布物等の内容は、
前記した個人情報管理システムと同様のものである。
【0017】また、前記課題を解決した本発明の個人情
報管理方法(請求項5)は、個人名と一緒に頒布物に判
読可能に表示されるユニークな識別コードを、当該個人
名に係る個人情報と共に個人情報データベースに登録し
て管理する個人情報管理方法であり、個人情報の登録希
望者に識別コードを通知するステップ、識別コードと登
録すべき個人情報を受信すると、前記個人情報データベ
ースに受信した識別コードと個人情報を記憶するステッ
プ、識別コードを明示した個人情報取得要求を受信する
と、前記個人情報データベースに登録された個人情報の
うち、当該識別コードに合致する個人情報を抽出して取
得要求先に送信するステップを備えることを特徴とす
る。
【0018】この構成では、識別コードを個人情報の登
録希望者に予め通知する。通知する手段・手法は問わな
い。登録希望者は潜在的な登録希望者を含む。個人情報
データベースへの個人情報の登録は、通知された識別コ
ードと個人情報を受信することにより行われる。一方、
識別コードを明示した個人情報取得要求があると、個人
情報データベースから識別コードの合致する個人情報が
抽出され、取得要求先に送信される。なお、個人情報デ
ータベース、識別コード、頒布物等の内容は、前記した
ものと同様である。
【0019】〔個人情報提供装置〕また、前記課題を解
決した本発明の個人情報提供装置(請求項6)は、請求
項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された個人情
報管理システムを用いた個人情報提供装置であって、取
得条件を明示した個人情報リスト取得要求にもとづい
て、前記個人情報データベースに登録された個人情報の
うち、当該取得条件に合致する個人情報を抽出して取得
要求先に送信する個人情報リスト提供手段を備えること
を特徴とする。
【0020】前記した個人情報管理システムの個人情報
データベースに登録された個人情報は、いろいろと使え
て有益なものである。例えば、顧客リスト等のように偏
りのあるものではなく、偏りのない個人情報データベー
スとすることもできる。この構成では、かかる有益な個
人情報データベースから、取得条件に合致す個人情報を
抽出して取得要求先に送信する。なお、取得要求先は、
前記したようにメールアドレス、IPアドレス、URL
等が該当する。
【0021】〔アンケート代行システム〕また、前記課
題を解決した本発明(請求項7)は、アンケートを実施
するアンケート実施者と前記アンケートに回答するアン
ケート回答者との間で行われるアンケートを、通信回線
を介して代行するアンケート代行装置を用いて代行する
アンケート代行システムである。用いられるアンケート
代行装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
記載された個人情報管理システムの個人情報データベー
スに、個人の連絡先を付加したアンケート回答者データ
ベースを有する。そして、回答者の条件を明示したアン
ケート実施要求にもとづいて、前記アンケート回答者デ
ータベースに登録された個人のうち、前記回答者の条件
に合致する個人を回答者として抽出してその連絡先に対
してアンケートを実施するアンケート実施手段を有する
ことを特徴とする。
【0022】この構成では、アンケート回答者データベ
ースの中から回答者の条件に合致する個人を抽出し、こ
れを回答者としてその連絡先に対してアンケートを実施
する。アンケートの実施態様としては、例えば、アンケ
ートの内容(アンケート情報)が記載されたWebペー
ジのURLをメールで送ってアンケートを実施する態
様、アンケートの内容をメールに直接記載して実施する
態様等があるが、ここでは特に限定するものではない。
同様に、アンケート実施者へのアンケートの結果(回
答)を知らせる態様も、特に限定するものではない。な
お、アンケート回答者データベースは、請求項1ないし
請求項3のいずれか1項に記載の個人情報管理システム
の個人情報データベースに個人の連絡先を付加した構成
をしている。ちなみに、連絡先は、前記したメールアド
レス、IPアドレス、URL等が該当する。
【0023】また、本発明のアンケート代行システム
(請求項8)は、請求項7の構成において、前記アンケ
ート実施手段は、前記アンケート実施者が送信したアン
ケートの質問内容を記載したアンケート情報を、前記回
答者の連絡先に送信する構成を有することを特徴とす
る。この構成によると、アンケートの質問内容を記載し
たアンケート情報が、回答者の連絡先に送信される。
【0024】また、本発明のアンケート代行システム
(請求項9)は、請求項7又は請求項8において、前記
アンケート代行装置は、前記回答者から送信された前記
アンケートの回答に対して、当該回答者に対応する個人
情報を前記アンケート回答者データベースから抽出する
と共に、前記アンケート実施者の連絡先にこの抽出した
個人情報と前記アンケートの回答内容を送信する回答連
絡手段とを有することを特徴とする。この構成による
と、アンケートの回答内容と回答者の個人情報がアンケ
ート実施者の連絡先に送信され、種々活用される。
【0025】また、本発明のアンケート代行システム
(請求項10)は、請求項7ないし請求項9のいずれか
1項において、前記アンケート代行装置は、前記回答者
から送信された前記アンケートの回答に対して、当該回
答を送信した回答者の中からインセンティブを与える当
選者を決定する当選者決定手段を有することを特徴とす
る。アンケートの回答者にはインセンティブを与えるこ
とが重要である。この構成によると回答者から当選者が
決定される。当選者を決定する態様は、先着順(先に回
答を送信した者順)に決定する態様、乱数にもとづいて
決定する態様等がある。なお、回答が送信される都度判
断して当選者を決定するようにしても、回答者の数が纏
まってから当選者を決定するようにしてもよい。
【0026】〔アンケート代行方法〕また、前記課題を
解決した本発明のアンケート代行方法(請求項11)
は、アンケートを実施するアンケート実施者と前記アン
ケートに回答するアンケート回答者との間で行われるア
ンケートを請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記
載の個人情報管理システムを用いて代行する。そして、
このアンケート代行方法は、回答者の条件を明示したア
ンケート実施要求を受信すると、前記個人情報管理シス
テムの個人情報データベースに個人の連絡先を付加した
アンケート回答者データベースから、前記回答者の条件
に合致する個人を回答者として抽出し、その連絡先に対
してアンケートを実施することを特徴とする。この構成
によれば、有益な個人情報データベースを利用してアン
ケートを代行することができる。
【0027】〔識別コードを表示した頒布物〕また、前
記課題を解決した本発明の識別コードを表示した頒布物
(請求項12)は、特定の者又は不特定の者に頒布され
る頒布物であって、前記頒布物は、個人名を表示した表
示欄及び識別コードを表示した表示欄を対で有し、前記
識別コードは、前記個人名に対応する個人情報を電子デ
ータとして取得するためのコンピュータ入力用コードで
あることを特徴とする。
【0028】識別コードは、前記と同様にパソコン等に
入力しやすい英数字等から構成されるのが好ましい。ま
た、頒布物は、例えば名刺、葉書等の郵便物、宅配物、
商品や役務の内容を記載したパンフレット、商品自体、
取扱い説明書等、個人名が表示され得るものである。ま
た、名簿等も頒布物に該当するものとする。また、頒布
は有償で行われるか無償で行われるかを問わない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の個人情報管理シス
テム、個人情報管理方法、個人情報提供装置、アンケー
ト代行システム、アンケート代行方法、及び識別コード
を表示した頒布物の実施形態を説明する。
【0030】≪第1実施形態;個人情報管理システム≫
まず、本発明の第1実施形態として、個人情報管理シス
テムの実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。な
お、この実施形態は、個人情報管理方法を具現化したも
のでもある。図1は、個人情報管理システムの全体構成
例を示すブロック図である。図2は、個人情報データベ
ース(以下「DB」という)のフォーマット例を示す図
である。図3の(a)は頒布物としての名刺を例示し、
(b)は頒布物としての名簿を例示する図である。
【0031】図1に示すように、個人情報管理システム
は、個人情報登録者のパソコン1と、個人情報取得者の
パソコン2とが個人情報管理コンピュータセンタ装置
(以下「センタ装置」という)5とインターネット(通
信回線)を介して接続可能に構成されている。なお、符
号4は頒布物としての名刺(葉書)である。
【0032】ちなみにこの実施形態では、(1)個人情
報登録者が、自分の名刺4に表示する個人情報をセンタ
装置5の個人情報DB53に登録し、センタ装置5から
通知された識別コードを名刺4に表示(人間に識別可能
に表示)し、この名刺4を客先等に配り(名刺交換
し)、そして、(2)この名刺4をもらった者が個人情
報取得者となり、パソコン2でセンタ装置5にアクセス
し、名刺4に表示してある識別コードを入力し、個人情
報DB53に登録してある個人情報を取得し、自身のパ
ソコン2の個人用DB21(アドレス帳のようなもの)
に登録するというものである。換言すると、パソコン操
作で常用されるコピー&ペーストやリンク設定では対処
できない情報(名刺4のような紙ベースの情報)、或い
は、コピー&ペーストやリンク設定できないようにして
ある情報(PDF形式等で画面表示される情報)の、コ
ンピュータ(パソコン2)への入力を容易にするという
ものである。
【0033】〔センタ装置〕センタ装置5は、図1に示
すように制御装置51、ネットワークインターフェース
52、個人情報DB53を備えている。制御装置51
は、CPU及びRAM等から構成されている。ネットワ
ークインターフェース52は、ルータ等から構成されて
おり、TCP/IPで通信する機能を有する。個人情報
DB53はハードディスク等の記憶装置の記憶領域に構
成されている。
【0034】制御装置51は、インターネットを介した
インタラクティブな通信を、個人情報登録者のパソコン
1及び個人情報取得者のパソコン2と可能にするため、
WWWサーバ機能を有している。また、メールの送受信
等を行うメーラ機能を有している。
【0035】また、制御装置51は、個人情報登録者に
サービスを提供する機能として、個人情報登録者のパソ
コン1から送信される個人情報(個人情報を含む個人情
報登録要求)を受信すると、識別コードと共に個人情報
DB53に分類整理して登録する個人情報登録機能を有
する。また、個人情報と共に登録される識別コードを生
成する識別コード生成機能を有する。また、個人情報登
録結果を個人情報登録者のパソコン1に通知する登録結
果通知機能を有する。なお、個人情報登録結果には、登
録に係る識別コードが含まれている。また、識別コード
を明示した変更要求を受信すると、当該識別コードに紐
付けされた(関連付けられた)個人情報の変更(更新)
を許可する個人情報変更機能を有する。
【0036】加えて、制御装置51は、個人情報取得者
にサービスを提供する機能として、個人情報取得者のパ
ソコン2から識別コード及び電話番号(識別コードを明
示した個人情報取得要求)を受信すると、個人情報DB
53に登録された個人情報のうち、受信した識別コード
及び電話番号に合致する個人情報を抽出して取得要求先
である個人情報取得者のパソコン2に送信する機能を有
する。個人情報は、個人情報取得者が便利なように、個
人情報はCSV形式等にして送信される。なお、電話番
号は、請求項の「第2の識別コード」に相当する。ま
た、制御装置51は、個人情報DB53のレコードの変
更があったときに、その旨を変更に係る個人情報を取得
している個人情報取得者の通知先(変更通知先)に通知
する変更通知機能を有する。なお、この変更通知機能
は、個人情報取得者に対して、取得した個人情報が変更
されたときに通知を行うか否、即ち変更通知先を登録す
るか否かを問い合わせる機能を併せ持つ。
【0037】つまり、制御装置51は、請求項の「個人
情報登録手段」、「個人情報提供手段」、「変更通知手
段」等の構成を有する。なお、制御装置51の詳細な機
能は、フローチャート等を参照して後で詳しく説明す
る。
【0038】個人情報DB53は、図2に例示するよう
なフォーマットをしている。この個人情報DB53のう
ち、「電話番号」から「Email」までの項目は公開個人
情報であり、個人情報取得者の個人情報取得要求に従い
提供(パソコン2にダウンロード)される。この公開情
報は、名刺4(図3(a)参照)や葉書に表示されてい
る情報と一致する。
【0039】個人情報DB53の「性別」から「アンケ
ート通知有無」までの項目は、第3実施形態のアンケー
ト代行システムで使用するものであり、個人情報取得者
には公開されないプライベートな非公開情報として位置
付けられる(この点は後述する)。従って、これらが変
更されても個人情報取得者には変更があった旨は通知さ
れない。
【0040】個人情報DB53の「変更通知先」は、個
人情報(ここでは「電話番号」から「Email」)のいず
れかでも変更された場合に、その旨を変更に係る個人情
報を取得している個人情報取得者に通知するためのメー
ルアドレス(def@def.sjk,…,…)が記載されてい
る。「変更通知先」にメールアドレスが記載されていな
い情報取得者には、変更通知はされない。「変更通知
先」は、個人情報取得者自身の操作で登録できるように
なっている。「パスワード」は、個人情報登録者が既に
登録してある個人情報を変更する際に必要となるもので
あり、個人情報登録者が個人情報登録の際に任意に設定
する。なお、「変更通知先」や「パスワード」等は、例
えば識別コード等で紐付けされていることで個人情報D
B53とは別のデータベースとして存在してもよい。
【0041】〔個人情報登録者〕個人情報登録者は、自
分の名刺4や葉書等の郵便物に、センタ装置5から通知
された識別コードを表示して客先等に配ったり送付した
りする者である。この個人情報登録者は、パソコン1を
有していると共に、自分用のメールアドレスを有してい
る。パソコン1は、CPU、RAM、ハードディスク、
入出力装置、通信装置等がシステムバスに接続された構
成をしている。入出力装置には、キーボード、マウス、
モニタ等が接続されている。通信装置は、TCP/IP
による通信をサポートしている。また、パソコン1は、
センタ装置5と通信するためのWWWブラウザ(WWW
ブラウザ機能)及びメーラ(メーラ機能)を有してい
る。なお、メーラは、個人情報取得者との通信を行うと
き等にも活用される。
【0042】ちなみに、個人情報登録者は、個人情報取
得者が構築している個人用DB21に、自己の個人情報
を登録してもらうことを目論む者、というように表現す
ることもできる。
【0043】〔個人情報取得者〕個人情報取得者は、個
人情報登録者からもらった名刺4や葉書等の郵便物に表
示してある識別コードにもとづいて、センタ装置5の個
人情報DB53から識別コードに合致する個人情報をダ
ウンロードし、個人用DB21に登録する者である。こ
の個人情報取得者は、パソコン2を有していると共に、
自分用のメールアドレスを有している。パソコン2は、
パソコン1と同様のハードウェア構成をしている。ま
た、パソコン2は、センタ装置5と通信するためのWW
Wブラウザ及びメーラを有している。なお、メーラは、
個人情報登録者との通信を行うとき等にも活用される。
また、パソコン2には情報取得者が個人的に個人用DB
21を構築している。
【0044】ちなみに、個人情報取得者は、以前はキー
ボードやスキャナを使って名刺4等に表示してある情報
をパソコン2に入力し、個人用DB21に登録してい
た。
【0045】〔名刺(頒布物)〕頒布物の一例としての
名刺4を説明する。図3に示すように、名刺4は普通の
名刺に識別コードを表示しただけのごくありふれたもの
である。つまり、名刺4は、個人名を表示した表示欄と
識別コードを表示した表示欄を対で有している。識別コ
ードに着目すると、識別コードは個人名と一緒に名刺4
に判読可能表示されている。また、名刺4には、個人情
報を電子データとして取得する(取得させる)ために設
けられているWebページのURL(http://www.ntt.
…)、つまり、個人情報取得者にとっての個人情報取得
先が表示されている。なお、識別コードは、名刺4の表
面でも裏面でも、人間に読めるように(判読可能に)表
示されていればよい。また、個人情報取得先(URL)
も同様に表示できるが、この個人情報取得先は、名刺4
への表示を省略することもできる。
【0046】ちなみに本実施形態では、名刺4に本来的
に表示(記載)されている電話番号が第2の識別コード
に該当し、個人情報取得の際に識別コードと共に個人を
特定する(或いは個人情報取得要求を認証する)。な
お、この第2の識別コードは電話番号以外でもよい。こ
の場合は、第2の識別コードを、ファックス番号、個人
名等、名刺4に本来的に表示(記載)されているものと
するのがよい。電話番号を第2の識別コードとする場合
と同様、識別コードの桁数を少なくすることができ、し
かも名刺4に表示すべき項目数を増やす必要が無いから
である。なお、第2の識別コードを電話番号とする場合
は市外局番だけ、個人名とする場合は苗字だけ等と、適
宜省略化した第2の識別コードとしてもよい。
【0047】ちなみに、このように名刺4に識別コード
を表示して個人情報の取得を容易にするのは、名刺4に
表示されている情報は電子的な情報ではなく紙ベースの
情報であり、名刺4に表示の情報をコピー&ペーストで
コピーして貼り付けたり、インポートしたりすることが
できないからである。
【0048】次に、以上説明した個人情報管理システム
の各動作(個人情報登録、個人情報変更、個人情報取
得)を、図面を参照して詳細に説明する。また、センタ
装置5の詳細な機能も併せて説明する。
【0049】〔個人情報登録動作〕まず、図4から図6
を参照して、個人情報を個人情報DB53に登録する動
作を説明する(適宜図1〜図3参照)。図4は、個人情
報を個人情報DBに登録する際の、個人情報登録者のパ
ソコンとセンタ装置の動作を示すシーケンスチャートで
ある。図5は、個人情報登録者のパソコンのモニタに表
示される個人情報登録画面を例示する図である。図6
は、個人情報を個人情報DBに登録する際の、センタ装
置の動作を示すフローチャートである。
【0050】個人情報登録動作の概要を、図4を参照し
て説明する。名刺4や葉書等の郵便物に識別コードを表
示しようとする者(個人情報登録者)は、パソコン1を
操作してセンタ装置5にアクセスする。具体的には、予
め通知された個人情報登録先のURLを入力して、セン
タ装置5に構築されているWebサイトの個人情報登録
用のWebページにWWWブラウザを使ってアクセス
し、個人情報の登録を求める個人情報登録要求を送信す
る(S101)。センタ装置5は、パソコン1に個人情
報登録指示を送信する(S102)。パソコン1のモニ
タには、図5に示す個人情報登録画面が表示される。
【0051】個人情報登録者は、パスワードと名刺4に
表示してある情報(名刺4に表示しようとする情報)、
つまり、パスワード、氏名、電話番号、住所等をキーボ
ードやマウスを利用して入力し、個人情報登録要求とし
てセンタ装置5に送信する(S103)。パスワード
は、一旦個人情報DB53に登録した個人情報を変更等
する際の認証に使用されるものであり、個人情報登録者
が任意に設定できる。
【0052】個人情報登録要求を受信したセンタ装置5
は、ユニークな識別コードと共に個人情報を個人情報D
B53に登録する。そして、センタ装置5は、登録結果
と識別コードを個人情報登録結果としてパソコン1に送
信する(S104)。これにより個人情報登録者は、名
刺4等の頒布物に表示するための識別コードを入手す
る。
【0053】次に、図6を参照して、個人情報登録時の
センタ装置5の動作を説明する(適宜図1から図5参
照)。センタ装置5は、個人情報登録要求(S101)
を受信すると、個人情報DB53に個人情報を登録する
ために必要なレコードを生成(S201)し、未使用の
空き識別コードの取得(又は生成)を行う(S20
2)。ステップS203で取得結果を判断して、空き識
別コードの取得(又は生成)が成功すると、個人情報登
録者に対して個人情報の送信を促すために、個人情報登
録指示を個人情報登録者のパソコン1に送信する(S1
02)。一方、空き識別コードの取得が何らかの要因に
より失敗した場合は、失敗した旨の登録結果を含む個人
情報登録結果(S104)を個人情報取得者のパソコン
1に送信する。個人情報登録者は、再度登録を試みるこ
とができる。
【0054】個人情報登録指示が送信されると、個人情
報登録者のパソコン1には図5に示す個人情報入力画面
が表示されるので、個人情報登録者は、パスワード、氏
名、住所等の個人情報を入力し、パソコン1からセンタ
装置5に送信する(S103)。センタ装置5は、個人
情報を受信し、個人情報の内容について、過不足の検
証、形式の検証等、受信情報のチェックを行う(S20
4)。ステップS205でチェック結果を判断して、チ
ェック結果が正常であれば、個人情報DB53に個人情
報を登録する(S206、識別コードと共に個人情報を
登録する)。また、ステップS207で登録結果を判断
して、個人情報DB53への個人情報の登録が成功した
場合(正常)は、登録が完了したことを示す登録結果と
識別コードを含む個人情報登録結果を送信する(S10
4)。
【0055】一方、ステップS205でチェック結果を
判断して、受信した個人情報のチェック結果が異常であ
った場合や、ステップS207で登録結果を判断して、
個人情報DB53への登録が失敗した場合等、登録結果
が異常の場合は、登録が失敗したことを示す登録結果を
含む個人情報登録結果を個人情報登録者のパソコン1に
送信する(S104)。なお、個人情報登録者は、再度
登録を試みることができる。
【0056】これにより、個人情報登録者は、自分の名
刺4に表示してある情報を、第三者に広く頒布できる状
態になる。また、センタ装置5の運営者は、個人情報の
収集及び登録という大きな労力を要する作業を省くこと
ができる。なお、この個人情報DB53は、○△デパー
トの顧客リストとか□×電気の顧客リスト等のようにデ
ータとして偏りがあるものではなく、偏りのないものと
することが可能であり、第三者にとって大きな利用価値
が生じる。つまり、センタ装置5の運営者は、労力をか
けずに有益なデータベース(個人情報DB53)を構築
することができる。
【0057】〔個人情報変更動作〕次に、図7及び図8
を参照して、個人情報DB53の内容を変更する動作を
説明する(適宜図1等参照)。図7は、個人情報DBに
登録してある個人情報を変更する際の、個人情報登録者
・個人情報取得者の各パソコンとセンタ装置の動作を示
すシーケンスチャートである。図8は、個人情報DBの
内容を変更する際の、センタ装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【0058】個人情報変更動作の概要を、図7を参照し
て説明する(適宜図1等参照)。自分の個人情報をセン
タ装置5に登録した後、人事異動等で個人情報が代わっ
てしまった場合、個人情報登録者は、パソコン1を操作
して個人情報を登録したとき同様にセンタ装置5にアク
セスする。具体的には、URL(http://www.…)を入
力する等してセンタ装置5に構築されているWebサイ
トの個人情報変更用のWebページにWWWブラウザを
使ってアクセスし、識別コードとパスワードを含む個人
情報変更要求を送信する(S105)。パスワードは、
個人情報登録の際に個人情報登録者自身が設定したもの
である。センタ装置5は、パソコン1に個人情報変更指
示を送信する(S106)。パソコン1のモニタには図
示しない個人情報変更画面が表示される。
【0059】変更を行う個人情報登録者は、変更対象の
住所、電話番号等の変更個人情をセンタ装置5に送信す
る(S107)。センタ装置5では、識別コードにもと
づいて該当するレコードの該当する項目に登録されてい
る情報を変更し、個人情報変更結果をパソコン1に送信
する(S108)。また、変更があった場合は、個人情
報DB53の「変更通知先」に記載してある個人情報取
得者のメールアドレスに個人情報変更通知がなされる
(S109)。
【0060】次に、図8を参照して、個人情報変更時の
センタ装置5の動作を説明する(適宜図1等参照)。セ
ンタ装置5は、識別コードとパスワードを含む個人情報
変更要求(S105)を受信すると、受信した識別コー
ドにより個人情報DB53を検索し、識別コードに対応
する個人情報を取得する(S208)。そして、ステッ
プS209で取得結果を判断して、失敗であれば、失敗
した旨の変更結果を含む個人情報変更結果をパソコン1
に送信し(S108)、処理を終了する。一方、ステッ
プS209で取得結果が成功であれば、受信した受信パ
スワードと個人情報DB53から取得した登録パスワー
ドを比較する(S210)。
【0061】ステップS211で比較結果を判断して、
不一致の場合は、不一致である旨の変更結果を含む個人
情報変更結果をパソコン1に送信し(S108)、処理
を終了する。一方、ステップS211でパスワードが一
致の場合、個人情報の送信を促すために個人情報変更指
示を個人情報登録者のパソコン1に送信する(S10
6)。
【0062】ステップS106で個人情報変更指示が送
信されると、個人情報登録者のパソコン1には図示しな
い変更情報入力画面(図5に類似の画面)が表示される
ので、変更を行う個人情報登録者は、変更に係る住所、
電話番号等、変更個人情報を入力し、パソコン1からセ
ンタ装置5に送信する(S107)。センタ装置5は、
変更個人情報を受信し、受信情報の内容について、過不
足の検証、形式の検証等を行って受信情報をチェックし
(S212、S213)、ステップS213でチェック
結果が正常と判断されれば、受信した変更個人情報で個
人情報DB53を変更する(S214)。また、ステッ
プS215で登録結果を判断し、正常、つまり個人情報
DB53への変更が成功した場合(正常)は、変更が完
了したことを示す変更結果を含む個人情報変更結果を送
信し(S108)、続いて、ステップS216で個人情
報DB53から変更に係る全変更通知先のメールアドレ
スを取得し、取得した全アドレスに対して識別コード、
氏名、住所、電話番号等の個人情報を含む個人情報変更
通知を送信する(S109)。そして、処理を終了す
る。
【0063】一方、ステップS213で受信情報のチェ
ック結果が異常と判断されれば、異常である旨の変更結
果を含む個人情報変更結果を、変更しようとしている個
人情報登録者に通知する(S108)。また、ステップ
S215で登録結果が異常と判断された場合も、異常で
ある旨の変更結果を含む個人情報変更結果を、変更しよ
うとしている個人情報登録者に通知する(S108)。
【0064】これにより、個人情報DB53の変更通知
先にメールアドレスを登録している個人情報取得者は、
個人情報DB53の取得に係る個人情報に変更があった
とき(レコードに内容の変更があったとき)に、変更が
あった個人情報を労せず取得することができる。一方、
個人情報登録者としては、1件1件客先等に通常のルー
トで変更の通知を行う手間が省ける。なお、個人情報変
更要求にコメントの記入を許容し、例えば「転勤しまし
た」等の変更の事由(つまりコメントの内容)が個人情
報取得者のところに個人情報変更通知として送信される
ようにしてもよい。また、センタ装置5の運営者は、労
力をかけずに個人情報DB53の登録内容の修正を行う
ことができるので大変都合がよい。
【0065】〔個人情報取得動作〕次に、図9から図1
1を参照して、個人情報DB53の内容(個人情報)を
取得する動作を説明する(適宜図1等参照)。図9は、
個人情報を個人情報DBから取得する際の、個人情報取
得者のパソコンとセンタ装置の動作を示すシーケンスチ
ャートである。図10は、個人情報取得者のパソコンの
モニタに表示される個人情報取得画面を例示する図であ
る。図11は、個人情報を個人情報DBから取得する際
の、センタ装置の動作を示すフローチャートである。
【0066】個人情報取得動作の概要を、図9及び図1
0を参照して説明する(適宜図1等参照)。もらった名
刺4に表示された情報を自分のパソコン2の個人用DB
21に登録しようとする個人情報取得者は、パソコン2
を操作してもらった名刺4に表示された情報(個人情
報)が登録してあるセンタ装置5にアクセスする。具体
的には、名刺4に表示されたURL(http://www.ntt.
…)を入力する等してセンタ装置5に構築されているW
ebサイトの個人情報取得用のWebページにWWWブ
ラウザを使ってアクセスする。すると図10に例示する
個人情報取得画面がパソコン2のモニタに表示される。
個人情報取得者は、名刺4に表示されている識別コード
と電話番号(第2の識別コード)を入力し、識別コード
と電話番号を含む個人情報取得要求を送信する(S11
0)。ちなみに、何を第2の識別コードにするかは予め
取り決めてあり、図10に示すように画面に指示されて
いる。もちろん、フリーキーワードのように、第2の識
別コードを特定の項目に決めなくともよい。また、第2
の識別コードの入力を不要にするようにしてもよい(そ
の場合は識別コードのみで個人情報を特定する)。ちな
みに、ここでは個人情報を取得するのにパスワードの入
力は不要である。
【0067】センタ装置5は、個人情報DB53から該
当する個人情報を抽出してパソコン2(取得要求先)に
送信する(S111)。例えば、個人情報はコンマで区
切ったCSV形式のデータとして、パソコン2にダウン
ロードされる。また、センタ装置5からは、更新通知有
無登録要求が送信される(S112)。パソコン2から
変更通知先のメールアドレスを含む更新通知有無登録を
送信すると(S113)、個人情報DB53の取得した
個人情報に係る「変更通知先」に送信したメールアドレ
スが登録される。そして、以上の取得結果が、個人情報
取得結果としてセンタ装置5から個人情報取得者のパソ
コン2に送信される(S114)。
【0068】次に、図11を参照して、個人情報取得時
のセンタ装置5の動作を説明する(適宜図1、図10等
参照)。センタ装置5は、識別コードと電話番号を含む
個人情報取得要求(S110)を受信すると、受信した
識別コードにより個人情報DB53を検索し(S21
7)、識別コードに対応する個人情報を取得する。そし
て、ステップS218で検索結果を判断し、未登録であ
れば、未登録である旨の取得結果を含む個人情報取得結
果をパソコン2に送信し(S114)、処理を終了す
る。一方、ステップS218で検索結果が登録済みであ
れば、受信した受信電話番号と個人情報DB53から取
得した登録電話番号を比較する(S219)。
【0069】ステップS220での電話番号の比較結果
を判断し、不一致の場合は、不一致である旨の取得結果
を含む個人情報変更結果をパソコン2に送信し(S11
4)、処理を終了する。一方、ステップS220で電話
番号が一致の場合、個人情報DB53に登録されている
個人情報のうち(図2参照)、公開個人情報を抽出する
(S221)。そして、個人情報(氏名、住所、電話番
号、…)を個人情報取得者のパソコン2(取得要求先)
に送信する(S111)。続けて、センタ装置5は、変
更通知有無登録指示を送信する(S112)。取得した
個人情報に変更があった場合に通知を要する場合は、変
更通知先のメールアドレスを含む更新通知有無登録が送
信されるので、センタ装置5はこれを受信する(S11
3)。
【0070】ステップS222で更新通知有無を判断し
て、更新通知の有無がなしの場合(メールアドレスの送
信がない場合等)は、更新通知しない旨の取得結果を含
む個人情報取得結果(レポート)を個人情報取得者のパ
ソコン2に送信する(S114)。一方、ステップS2
22で更新通知有無を判断して、更新通知の有無があり
の場合(メールアドレスの送信があった場合等)は、受
信した受信メールアドレスが個人情報DB53の当該識
別コードの変更通知先に存在するかを検索する(S22
3)。その結果をステップS224で判断して、検索結
果が登録済みの場合はその旨の取得結果を含む個人情報
取得結果を個人情報取得者のパソコン2に送信する(S
114)。ステップS224で判断して、検索結果が未
登録の場合は、受信メールアドレスを個人情報DB53
の当該識別コードの「変更通知先」に登録する(S22
5)。そして、更新通知する旨の取得結果を含む個人情
報取得結果を個人情報取得者のパソコン2に通知する
(S114)。
【0071】これにより、個人情報取得者は、もらった
名刺4に表示してある情報の自分のパソコン2への入力
(個人用DB21への登録)を、労力をかけずに行うこ
とができる(個人情報管理の支援)。しかも、個人情報
DB53に登録してある個人情報の内容が変更されたと
きは、更新通知先のメールアドレスに通知してくれるの
で、個人情報取得者にとって一層都合がよい。また、パ
ソコン2のハードディスクはクラッシュすることがある
が、クラッシュ時にバックアップをとっていないような
場合でも、名刺4が手元にあれば個人用DB21の再構
築を簡単に行うことができる。また、個人情報を取得す
るのに、パスワードを入力してセンタ装置5に送信する
必要がない。つまり、名刺4に表示されている情報のみ
で確実に個人情報を取得することができ、このようにし
てもいたずら等を防止できる。補足すると、名刺4がな
ければ個人情報を取得することができない点、また、個
人情報DB53は名刺4からは公開情報(図2参照)し
かダウンロード(公開)されないようになっている点に
おいて、いたずら等を防止できる。また、パスワードを
失念して個人情報を取得できないというような事態を防
止できる。
【0072】一方、個人情報登録者は、名刺4を配った
相手(個人情報取得者)のパソコン2の個人用DB21
(アドレス帳)に登録されることにより、例えば、商談
の機会が増えることが期待できる。また、労力をかけず
に変更を通知することができる。
【0073】また、センタ装置5の運営を印刷業者等が
行うことで、名刺や葉書の印刷利用者を自社に囲い込む
ことが可能となる利点のみならず、有益な個人情報DB
53を利用した事業展開(後述するアンケートの代行
等)を行うことによる収益も期待できる。
【0074】〔変形例〕なお、本実施形態は種々変更実
施することができる。パソコンはPDAや携帯電話等で
もよい。また、頒布物としての図3(a)の名刺4は一
例であり、図3(b)の名簿4Aのようなものでもよい
(製本されているものでも、1枚ものでもよい)。名簿
4Aには、複数の個人名が表示されているが、それぞれ
個人名と識別コードとが一緒に(対をなして)判別可能
に表示してあるので、本発明の頒布物に該当する。な
お、係る場合の個人情報のセンタ装置5への個人情報の
登録は、例えば名簿業者等が行うのが自然であるが、も
ちろん名簿に記載されている個人が行うようにしてもよ
い。名簿は、企業のスタッフリストとして企業が頒布す
る場合もある。
【0075】また、商品や役務のカタログや商品自体等
であっても、例えば販売担当者等の個人名が識別コード
と一緒に表示されている場合も本発明の頒布物に該当す
る。また、有名人の人物画像等に識別コードを表示した
(付した)ものも本発明の頒布物に該当する。なお、有
名人の画像にその有名人の個人名を表示する必要がある
か否かであるが、画像を見れば名前(芸名)が判る場合
は、画像に個人名を表示することを省略してもよい(か
かる場合も本発明の技術的範囲に属する)。
【0076】また、個人情報登録者に対して、識別コー
ドを郵便物で通知するようにしてもよい。また、センタ
装置5の側で重複をチェックすることとして、個人情報
登録者(登録希望者)に未使用の識別コードの一覧を提
示して、その中から好きなものを選択させるようにして
もよい。また、センタ装置5の側で重複をチェックする
こととして、個人情報登録者が任意の識別コードをつけ
ることができるようにしてもよい。目立つものや好きな
番号等を付けたいことがあるからである。
【0077】また、個人情報DB53は、名刺用のフォ
ーマットになっているが、図2に示されるフォーマット
は一例であり、これに限定されるものではない。趣味、
年収、取得資格やスキル、職務経歴等を項目に加えても
よい。また、例えば、パスワードが個人情報DB53と
は別のデータベースになっていてもよい。また、個人情
報取得者は個人を例に説明したが、法人や団体であって
もよい。この際、法人や団体の規模の大小は本発明には
関係ない。また、名刺4の表示内容と同じ内容の情報が
個人情報取得者に送信(ダウンロード)されるようにし
たが、送信される内容を異なるようにしてもよい(増減
可)。例えば、名刺4の表示内容プラスαとして、営業
担当商品等の情報が送信されるようにしてもよい。この
場合は、個人情報DB53に対応する情報が登録してあ
る。
【0078】また、センタ装置5の運営者や管理者(A
SP;Application Service Provider)が、個人情報取
得者に対して課金を行うようにしてもよい。同様に、個
人情報登録者に対しても課金を行うようにしてもよい。
個人情報取得者としては、個人情報の入力や変更を労せ
ず行えるという点に経済的価値を見出せるからである。
また、個人情報登録者としては、個人情報を登録してお
くことで、自分の個人情報を他人の個人用DB21の中
に登録することができる点、また、職場異動等があった
場合に、客先等への通知を労せず行うことができる点等
に経済的価値を見出せるからである。課金は、従量制、
固定制、従量・固定併用制等を適用することができる。
【0079】≪第2実施形態;個人情報提供システム≫
次に、本発明の第2実施形態として、個人情報提供シス
テムの実施形態を、図面を参照して説明する。なお、こ
の実施形態は、個人情報提供装置を具現化したものであ
り、第1実施形態での個人情報DB53(図1参照)
を、名刺4等をもらった者以外の者が利用する実施形態
である。図12は、個人情報提供システムの全体構成例
を示すブロック図である。
【0080】この第2実施形態では、センタ装置5A
(その制御装置51A)は、第1実施形態のセンタ装置
5(図1参照)の機能に加えて、情報利用者のパソコン
2Aからの取得条件を明示した個人情報リスト取得要求
を受信すると、個人情報DB53から取得条件に合致す
る個人情報を抽出して取得要求先に送信(個人情報リス
トとして送信)する個人情報リスト提供機能を有する。
また、パソコン2Aは名簿DB22を備えている。その
他の構成については、第1実施形態と同様であるので、
同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0081】個人情報DB53を利用しようとする者
(個人情報利用者)は、パソコン2Aを操作してセンタ
装置5Aにアクセスする。具体的には、予め通知された
URLを入力等して、センタ装置5Aに構築されている
Webサイトの個人情報利用のためのWebページにW
WWブラウザを使ってアクセスし、取得条件を明示した
個人情報リスト取得要求を送信する。センタ装置5A
(制御装置51A)では、取得条件に合致する個人情報
を個人情報DB53から抽出して個人情報リストを作成
し、取得要求先であるパソコン2Aに送信する。パソコ
ン2Aでは名簿DB22に取得した個人情報リストを登
録する。なお、送信される個人情報リストは例えばCS
V形式等のファイルである。もちろん、テキスト形式で
送信してもよい。また、コピー&ペーストできるような
Html形式等で送信してもよい。
【0082】前記第1実施形態で説明した個人情報管理
システムによれば、有益な個人情報DB53は、名刺4
をもらった個人情報取得者に利用されるものであった
が、この第2実施形態では、この有益な個人情報DB5
3は、名刺4をもらった者以外の者に様々な態様で利用
される。なお、例えば個人情報DB53に趣味や年収、
或いは家族構成等の項目があれば、これらを取得条件と
することができる。また、第1実施形態と同様に、幅広
く変形実施することができる。いずれにしても、個人情
報利用者は、個人情報の抽出(収集)に要する労力を大
幅に削減することができる。
【0083】≪第3実施形態;アンケート代行システム
≫次に、本発明の第3実施形態として、アンケート代行
システムの実施形態を、図面を参照して説明する。な
お、この実施形態は、アンケート代行方法を具現化した
ものでもあり、第1実施形態の個人情報登録者をアンケ
ートの回答者の候補として、アンケート実施者が条件に
合致する回答者に対してアンケートを実施するものであ
る。なお、第1実施形態と共通する部分については同一
の符号を付してその説明を省略する。図13は、アンケ
ート代行システムの全体構成例を示すブロック図であ
る。図14は、アンケート実施者情報DBのフォーマッ
ト例を示す図である。図15は、アンケート情報DBの
フォーマット例を示す図である。
【0084】〔センタ装置(アンケート代行装置)〕図
1に示すセンタ装置5Bは、第1実施形態のセンタ装置
5(図1参照)に、アンケートを代行する構成を付加し
たものである。具体的には、センタ装置5Bは、アンケ
ートを代行するため、図14及び図15に示すアンケー
ト実施者情報DB54及びアンケート情報DB55を備
える。なお、請求項の「アンケート回答者DB」は、個
人情報DB53A(図2、図13参照)が相当する。ち
なみに、図2の個人情報DB53Aの「Email」の項目
は、アンケート回答者の連絡先(メールアドレス)に相
当する。また、アンケート情報DB55の「依頼者
1」、「依頼者2」、…、「依頼者m」は、後に説明す
るアンケート実施要求の対象者数に一致する。なお、個
人情報DB53Aにおける非公開情報は、何らかの手段
・手法により登録されるものとする。
【0085】また、センタ装置5B(その制御装置51
B)は、アンケートを代行して実施する機能を備える。
具体的には、回答者の条件を明示したアンケート実施要
求にもとづいて、アンケート回答者DBたる個人情報D
B53Aに登録された個人(個人情報登録者)のうち、
回答者の条件に合致する個人を回答者として抽出してそ
の連絡先(メールアドレス)に対してアンケートを実施
するアンケート実施機能(アンケート実施手段)を有す
る。このアンケート実施機能は、アンケート実施者が送
信したアンケートの質問内容を記載したアンケート情報
を、回答者の連絡先に送信する機能を併せ持つ。なお、
「アンケート回答者」は適宜「回答者」と省略して表現
する。
【0086】また、センタ装置5B(その制御装置51
B)は、回答者から送信されたアンケート回答情報に対
して、当該回答者に対応する個人情報を個人情報DB5
3Aから抽出すると共に、アンケート実施者の連絡先
(アンケート実施者メールアドレス)にこの抽出した個
人情報とアンケートの回答内容を送信する回答連絡機能
(回答連絡手段)を有する。
【0087】〔アンケート実施者〕アンケート実施者は
アンケートを実施するものである。アンケート実施者
は、図14のアンケート実施者情報DB54に例示され
ているように、「○○商事」であったり、「□□電気」
であったりする。また、研究機関であったり、調査機関
であったりする。
【0088】このアンケート実施者は、パソコン3を有
していると共に、自身用のメールアドレス(アンケート
実施者メールアドレス)を有している。パソコン3は、
CPU、RAM、ハードディスク、入出力装置、通信装
置等がシステムバスに接続された構成をしている。入出
力装置には、キーボード、マウス、モニタ等が接続され
ている。通信装置は、TCP/IPによる通信をサポー
トしている。また、パソコン1は、センタ装置5Bと通
信するためのWWWブラウザ及びメーラを有している。
なお、メーラは、回答者(個人情報登録者)との通信を
行うとき等にも活用される。
【0089】〔アンケート回答者〕回答者は、アンケー
ト回答者DBたる個人情報DB53Aに登録された個人
(個人情報登録者)のうち、回答者の条件に合致する個
人である。この回答者は、パソコン1を所有していると
共に、自身用のメールアドレスを有している。パソコン
1は既に説明したとおりのものであるから、重複した説
明を省略する(第1実施形態参照)。
【0090】次に、以上説明したアンケート代行システ
ムの各動作(アンケート実施動作、アンケート回収動
作、アンケート終了動作)を、図面を参照して詳細に説
明する。また、センタ装置5Bの詳細な機能も併せて説
明する。
【0091】〔アンケート実施動作(質問配布動作)〕
まず、図16及び図17を参照して、アンケート実施動
作を説明する(適宜図13等参照)。図16は、アンケ
ート実施者のパソコンとセンタ装置と個人情報登録者の
パソコンの動作を示すシーケンスチャートである。図1
7は、アンケート実施(質問配布)の際の、センタ装置
の動作を示すフローチャートである。
【0092】アンケート実施動作の概要を説明する。不
特定多数の人に対してアンケートを実施しようとする
者、或いはある特定の母集団に対してアンケートを実施
しようとする者(アンケート実施者)は、自身のパソコ
ン3を操作してセンタ装置5Bにアクセスする。具体的
には、予め知得したアンケート代行サイトのURL(ht
tp://www.ntt.…)を入力して、センタ装置5Bに構築
されているWebサイトのアンケート代行用のWebペ
ージにWWWブラウザを使ってアクセスする。そして、
センタ装置5Bのアンケート実施者情報DB54に、実
施者名、アンケート実施者パスワード、アンケート実施
者メールアドレスを登録し、アンケート実施前に、予め
アンケート実施者識別コードを取得しておく(アンケー
ト実施者情報DB54に登録しておく)。
【0093】このようにアンケート実施者情報DB54
に登録したアンケート実施者がアンケートを実施する場
合(図16参照)、パソコン3を操作し、センタ装置5
Bにアンケート実施要求(アンケート実施者識別コー
ド、パスワード、対象者数、対象者条件、アンケート情
報(質問内容)等)を送信する(S115)。すると、
条件に適合した個人情報登録者が回答者として抽出さ
れ、当該抽出された回答者のパソコン1にアンケート通
知(アンケート回答アドレス、アンケートコード、アン
ケート情報)が送信される(S116)。なお、アンケ
ート回答アドレスは、アンケート回答情報の送信先であ
る。一方、アンケート実施者のパソコン3には、アンケ
ート実施受付結果(受付結果、アンケートコード)が送
信される(S117)。
【0094】このアンケート実施の際のセンタ装置5B
の動作を説明する(図17参照)。図17に示すよう
に、アンケート実施要求(アンケート実施者識別番号
…)を受信すると(S115)、センタ装置5Bは、受
信したアンケート実施者識別番号によりアンケート実施
者情報DB54を検索し(S226)、アンケート実施
者情報(図14参照)を取得する。ステップS227で
検索結果を判断し、取得できた場合(登録済み)は、受
信したアンケート実施者パスワード(受信パスワード)
とアンケート実施者情報DB54から取得したアンケー
ト実施者パスワード(登録パスワード)を比較し(S2
28)、ステップS229で比較結果を判断して、一致
したときは、空きアンケートコードを取得する(S23
0)。
【0095】ステップS231で取得結果を判断して、
空きアンケートコードの取得に成功した場合(正常)、
アンケート情報DB55(図15参照)に取得したアン
ケートコードにもとづいたレコードを生成する(S23
2)。
【0096】ステップS227で判断して、受信したア
ンケート実施者識別コードでのアンケート実施者情報D
B54の検索が失敗した場合(未登録)、或いは、ステ
ップS229で判断して、受信パスワードと登録パスワ
ードが不一致の場合、或いは、ステップS231で判断
して、空きアンケートコードの取得が失敗した場合(異
常)、或いは、ステップS233で判断して、アンケー
ト情報DB55のレコード生成に失敗した場合(異常)
は、失敗を意味する受付結果を含むアンケート受付結果
をアンケート実施者のパソコン3に送信する(S11
7)。
【0097】ステップS233で生成結果を判断して、
取得したアンケートコードにもとづくアンケート情報D
B55のレコード生成に成功した場合(正常)は、個人
情報DB53Aから受信した対象者条件(回答者の条
件)に合致する識別コードを検索し、受信した対象者数
分だけ乱数表等により識別コードを抽出する(S23
4)。ステップS235で抽出結果を判断して、受信し
た対象者条件に合致する識別コードを受信した対象者数
分抽出することに成功した場合(正常)は、アンケート
情報DB55にアンケートコード、アンケート情報、ア
ンケート実施者識別コードを登録し(S236)、登録
結果が正常であれば(S237)、先に抽出された識別
コードを識別コードリストとして設定する(S23
8)。
【0098】ステップS235で抽出結果を判断して、
受信した対象者条件に合致する識別コードを受信した対
象者数分の抽出が失敗した場合(異常)、或いは、ステ
ップS237で登録結果を判断して、アンケート情報D
B55にアンケートコード等の登録が失敗した場合(異
常)は、それぞれ受付が失敗したことを意味する受付結
果を含むアンケート受付結果をアンケート実施者のパソ
コン3に送信する(S117、その後課金)。
【0099】ステップS238で識別コードを識別コー
ドリストに設定した後は、識別コードリストにもとづ
き、以下の動作を全識別コード分繰り返す。即ち、識別
コードリストから1つの識別コードを抽出し(S23
9)、抽出した識別コードで個人情報DB53A(図2
参照)から「Email」の項目に記載してあるメールアド
レスを抽出(取得)し(S240)、該取得したメール
アドレスに、アンケート回答アドレス、アンケートコー
ド、アンケート情報を含むアンケート通知を送信する
(S116)。その後、アンケート情報DB55にアン
ケート通知を送信した識別コードを登録し(S24
1)、その後、識別コードリストから登録に係る識別コ
ードを削除する(S242)。
【0100】ステップS243で完了を判断して、識別
コードリストの全識別コードに対して上記動作(S23
9からS242)が完了した場合(YES)、受付が完了
したことを意味する受付結果とアンケートコードを含む
アンケート受付結果をアンケート実施者のパソコン3に
送信する(S117)。アンケート実施者情報DB54
から事前に決められたアンケート料金を取得し、該料金
を加算(アンケートコードごとに加算)し、料金を更新
する(S244)。
【0101】これにより、アンケート実施者は労せずア
ンケートを実施(質問を配布)することができる。ま
た、適切な回答者を手間をかけずに選ぶことができるの
で、アンケート実施者として大変都合がよく、コストの
削減を図ることができる。
【0102】〔アンケート回収動作〕次に、図16及び
図18を参照して、アンケート回収動作を説明する(適
宜図13等参照)。図18は、アンケート回収の際の、
センタ装置の動作を示すフローチャートである。
【0103】アンケート回収動作の概要を説明する。図
16に示すように、アンケート回答者(個人情報登録
者)はアンケート通知(S116)を送信されると、パ
ソコン1のメーラを操作してアンケート通知を開いて質
問が記載されたアンケート情報を読む。そして、回答者
は、識別コード、アンケートコード、質問内容に答えた
アンケート回答情報を含むアンケート回答情報を、アン
ケート回答アドレスたるセンタ装置5Bに送信する(S
118)。センタ装置5Bは、アンケート回答情報を受
信すると、アンケートコード、個人属性情報、アンケー
ト回答情報等のアンケート回答情報をアンケート実施者
のパソコン3に送信する(S119)。
【0104】アンケート回収動作におけるセンタ装置5
Bの動作を説明する。図18に示すように、センタ装置
5Bは、前記したステップS118のアンケート回答情
報の受信により、アンケート回答情報に含まれるアンケ
ートコードでアンケート情報DB55を検索し(S24
5)、ステップS246で検索結果を判断して、検索が
成功した場合(登録済み)、受信した識別コード(受信
識別コード)とアンケート情報DB55から取得した識
別コード(登録された識別コード)とを比較し(S24
7)、ステップS248で比較結果を判断して一致した
場合、当該識別コードの回答有無を取得(抽出)する
(S249)。ステップS250で判断して、回答有無
がなしの場合、受信したアンケート回答情報について、
過不足や形式を検証する。つまり、受信アンケート回答
情報をチェックする(S251)。
【0105】ここで、ステップS246で検索結果を判
断して、受信したアンケートコードによるアンケート情
報DB55の検索が失敗した場合(未登録)、或いは、
ステップS248で比較結果を判断して、受信識別コー
ドと登録された識別コードが不一致の場合、或いは、ス
テップS250で回答有無を判断して、アンケート情報
DB55の当該識別コードの回答有無がありの場合、或
いは、ステップS252でチェック結果を判断して、受
信したアンケート回答情報の過不足や形式の検証が失敗
した場合(異常)は、動作を終了する。ちなみに、回答
がありの場合は既に回答がなされていることを示してい
る。
【0106】ステップS252でチェック結果を判断し
て、受信したアンケート回答情報の過不足や形式を検証
が成功した場合(正常)は、アンケート情報DB55か
ら当該アンケートコードの回答者数、つまり現時点での
回答者数を取得し(S253)、これに1加えた数を新
たな回答者数とし(S254、回答者数をインクリメン
ト)、アンケート情報DB55の当該アンケートコード
かつ当該識別コードの、回答有無、回答順位に、それぞ
れ“あり”、“新たな回答者数”を登録する(S25
5)。また、ステップS256で登録結果を判断して、
登録が成功した場合(正常)は、アンケート情報DB5
5の回答者数を更新する(S257)。
【0107】また、ステップS256で登録結果を判断
して、アンケート情報DB55への回答有無、回答順位
の登録が失敗した場合(異常)は、動作を終了する。ま
た、ステップS258で更新結果を判断して、アンケー
ト情報DB55の当該アンケートコードの回答者数の更
新に失敗した場合(異常)も、動作を終了する。
【0108】ステップS258で更新結果を判断して、
アンケート情報DB55の回答者数の更新が成功した場
合(正常)は、ステップS118で受信した識別コード
で個人情報DB53Aを検索し、当該識別コードをもと
に個人情報DB53Aから個人情報を取得(抽出)する
(S259)。そして、抽出した個人情報のうち、非公
開情報(図2参照)をもとに性別、年齢、職業等の個人
属性情報を抽出し(S260)、アンケート情報DB5
5からアンケート実施者識別コードを取得し(S26
1)、そのアンケート実施者識別コードをもとにアンケ
ート実施者情報DB54からアンケート実施者メールア
ドレスを取得し(S262)、そのメールアドレスに対
し、アンケートコード、個人属性情報、アンケート回答
情報等を含むアンケート回答情報を送信する(S11
9)。
【0109】これにより、円滑にアンケート回答者から
アンケートの回答を得ることができ、また、得た回答は
有益な情報を付加してアンケート実施者に転送すること
ができる。つまり、円滑にアンケートを回収することが
でき、さらにアンケート実施者にとって有益な情報を付
加することで、アンケート代行サービスに一層の付加価
値を与えることができる。
【0110】〔アンケート終了動作〕最後に、図16及
び図19を参照して、アンケート終了動作を説明する
(適宜図13等を参照)。図19は、アンケート終了の
際の、センタ装置の動作を示すフローチャートである。
【0111】アンケート終了動作の概要を説明する。図
16に示すように、アンケート実施者がアンケートを終
了するときは、アンケート終了通知(アンケート実施者
識別コード、アンケート実施者パスワード、アンケート
コード、当選条件、当選者数)をセンタ装置5Bに送信
する(S120)。センタ装置5Bは、アンケート終了
通知を受信すると当選者を決定し、アンケート回答者の
パソコン1に当選者通知(アンケートコードを含む)を
送信する(S122)。また、センタ装置5Bは、アン
ケート実施者のパソコン3に当選者通知(アンケートコ
ード、当選者氏名、当選者住所、当選者電話番号、当選
者メールアドレス)を送信する(S123)。アンケー
ト実施者への当選者通知は、アンケート回答者への賞品
の発送等、インセンティブを円滑に回答者に与えられる
ようにする意味も含む。
【0112】アンケート終了動作におけるセンタ装置5
Bの動作を説明する。図19に示すように、センタ装置
5Bは、前記したステップS120のアンケート終了通
知を受信すると、受信したアンケート実施者識別コード
によりアンケート実施者情報DB54を検索し、アンケ
ート実施者情報を取得する(S263)。
【0113】ステップS264で検索結果を判断して、
検索に成功した場合(登録済み)は、受信したパスワー
ド(受信パスワード)とアンケート実施者情報DB54
から取得したアンケート実施者パスワード(登録パスワ
ード)を比較し(S265)、ステップS266で比較
結果を判断して一致した場合は、受信したアンケートコ
ードによりアンケート情報DB55を検索し、アンケー
ト実施者識別コードを取得する(S267)。そして、
ステップS268で検索結果を判断して、取得が成功し
た場合(正常)は、受信したアンケート実施者識別コー
ドとアンケート情報DB55から取得したアンケート実
施者識別コードを比較する(S269)。
【0114】ステップS264で検索結果を判断して、
受信アンケート実施者識別コードによるアンケート実施
者情報DB54の検索が失敗した場合(未登録)、或い
は、ステップS266で比較結果を判断して、受信パス
ワードと登録パスワードが不一致の場合、或いは、S2
68で検索結果を判断して、受信したアンケートコード
によるアンケート情報DB55の検索に失敗した場合
(以上)、或いは、ステップS270で比較結果を判断
して、受信したアンケート実施者識別コードとアンケー
ト情報DB55から取得したアンケート実施者識別コー
ドが不一致の場合は、それぞれ受付結果が失敗を意味す
る受付結果を含むアンケート終了受付を、アンケート実
施者のパソコン3に送信し(S121)、処理を終了す
る。
【0115】一方、ステップS270で比較結果を判断
して、受信したアンケート実施者識別コードとアンケー
ト情報DB55から取得したアンケート実施者識別コー
ドが一致する場合は、アンケート情報DB55から当選
条件に合致する識別コードを検索し、乱数等(或いは回
答順)により当選者数分の識別コードを抽出する(S2
71)。そして、ステップS272で抽出結果を判断し
て、抽出が成功した場合(正常)は、アンケート終了受
付(受付結果、アンケートコード)をアンケート実施者
のパソコン3に送信する(S121)。また、抽出した
識別コードを識別コードリストとして設定する(S27
3)。
【0116】ステップS272で抽出結果を判断して、
受信した当選条件に合致する識別コードの受信した当選
者数分の抽出が失敗した場合(異常)は、受付が失敗し
たことを意味する受付結果とアンケートコードを含むア
ンケート終了受付を、アンケート実施者のパソコン3に
送信し(S121)、処理を終了する。
【0117】ステップS273で識別コードを識別コー
ドリストとして設定した後は、識別コードリストにもと
づき、以下の動作を全識別コード分繰り返す。即ち、セ
ンタ装置5B(制御装置51B)は、識別コードリスト
から1つの識別コードを抽出し(S274)、抽出した
識別コードで個人情報DB53Aから氏名、メールアド
レス等を抽出し(S275)、抽出したメールアドレス
にアンケート番号を含む当選者通知を送信する(S12
2)。これにより、回答者は当選したことを確実に知る
ことができる。また、センタ装置5Bは、ステップS2
75で氏名、住所、電話番号を抽出しており、当選者リ
ストに氏名、住所、電話番号、メールアドレスをそれぞ
れ当選者氏名、当選者住所、当選者電話番号、当選者メ
ールアドレスを設定する(S276)。一方で、識別コ
ードリストから当選者リストに登録した識別番号を消去
する(S277)。そして、ステップS278で全識別
コードが完了したか否か、つまり識別コードリストから
全識別コードが消去できたか否かを判断して、YESで
あれば当選者リストの情報をアンケート実施者に通知す
るため(S279)、当選者通知(アンケートコード、
当選者氏名、当選者住所、当選者電話番号、当選者メー
ルアドレス)をアンケート実施者のパソコン3(メール
アドレス)に送信する(S123)。
【0118】これにより、回答者(実際に回答した回答
者)の中から当選者を確実に選んで当選を通知すること
ができる。また、アンケート実施者は、個人情報DB5
3Aという、非常に有益なデータベースを利用してアン
ケートを実施できるという大きな利益が得られる。
【0119】ちなみに、センタ装置5Bの運営を印刷業
者等が行うこととすると、名刺4(図2参照)や葉書の
印刷利用者を自社に囲い込むことが可能となるという第
1実施形態で説明した効果のほか、アンケート代行によ
る収益も期待できる。また、個人情報を登録する利用者
(個人情報登録者=回答者)にとっては、印刷業者等の
アンケート代行の利益が、名刺4や葉書の印刷料金に還
元されることによる利点も期待できる。また、アンケー
ト代行者が当選者に対して賞金や賞品を用意すれば、ア
ンケートに回答することで、それらを受け取る可能性を
得ることができる。アンケート実施者は、アンケートの
回答をお願い(依頼)する対象者を容易に抽出できるた
め作業負荷の軽減や、従来は必要であった郵送費や電話
料金等のコストの軽減を図ることができる(電子メール
のような電子的な情報伝達手段を利用しているので、通
信の手間を省くことができる)。
【0120】なお、本実施形態も第1実施形態と同様に
様々に変形実施することができる。例えば、アンケート
の終了の条件を、事前に設定しておくようにしてもよ
い。また、賞品を何にするか、賞品をどのように送付す
るかは自由である。賞品を回答者全員に送付するように
してもよい。また、当選者に重み付け(特等、1等、2
等…)がなされるようにしてもよい。
【0121】また、第1実施形態から第3実施形態につ
いて、センタ装置5,5A,5Bの動作は、プログラム
としてCD−ROM等に記憶することができる。また、
インターネット等の伝送線を介して該プログラムを送受
信することができる。
【0122】
【発明の効果】以上に説明した本発明によれば、下記の
優れた効果を得ることができる。即ち、請求項1、請求
項4、請求項5に記載の発明(個人情報管理システム、
個人情報管理方法)によれば、頒布物に表示された識別
コードと共に個人情報を登録することで、個人情報が識
別コードに紐付けされた、有益(有用)なデータベース
を構築することが可能になる。その際、頒布物を頒布す
る者の積極的なデータの入力によりデータベースを構築
することが可能になる。また、その有益なデータベース
から、頒布物に表示された識別コードに合致する個人情
報を抽出することができ、大変便利である。ちなみに、
本発明によれば、偏りのないデータベースの構築も、偏
りのあるデータベースの構築も可能である。
【0123】また、請求項2に記載の発明(個人情報管
理システム)によれば、識別コードの桁数を減らした
り、或いは個人情報の抽出をより確実に行えるようにな
ったりする。また、請求項3に記載の発明(個人情報管
理システム)によれば、レコードに内容の変更があった
ときは通知されるので都合がよい。
【0124】また、請求項6に記載の発明(個人情報提
供装置)によれば、個人情報管理システムにおける有益
なデータベースの多面的な活用が可能になる。
【0125】また、請求項7、請求項11に記載の発明
(アンケート代行システム、アンケート代行方法)によ
れば、個人情報管理システムにおける有益なデータベー
スを活用して有益なアンケートを実施することが可能に
なる。また、アンケート実施に際して必要になる通信
を、容易に、安価に実施することが可能になる。また、
アンケート実施から終了までの期間を短縮化することが
可能になる。
【0126】また、請求項8に記載の発明(アンケート
代行システム)によれば、アンケートの質問内容の配布
に際して必要になる通信を、容易に、安価に実施するこ
とが可能になる。また、アンケート実施から終了までの
期間を短縮化することが可能になる。また、請求項9に
記載の発明(アンケート代行システム)によれば、アン
ケートの回収を容易に、安価に実施することが可能にな
る。また、アンケートを実施する者にとって有益な情報
が得られる。また、請求項10に記載の発明(アンケー
ト代行システム)によれば、動機付けにより信頼できる
アンケートを実施することが可能になる。
【0127】また、請求項12に記載の発明(識別コー
ドを表示した頒布物)によれば、識別コードにより、個
人名に対応する個人情報を電子データとして得られるの
で、頒布を受ける者にとって有益である。また、頒布す
る者にとっても有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る個人情報管理シス
テムの全体構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1の個人情報DBのフォーマット例を示
す図である。
【図3】 (a)は頒布物としての名刺を例示し、
(b)は頒布物としての名簿を例示する図である。
【図4】 個人情報を個人情報DBに登録する際の、
個人情報登録者のパソコンとセンタ装置の動作を示すシ
ーケンスチャートである。
【図5】 個人情報登録者のパソコンのモニタに表示
される個人情報登録画面を例示する図である。
【図6】 個人情報を個人情報DBに登録する際の、
センタ装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】 個人情報DBに登録してある個人情報を変
更する際の、個人情報登録者・個人情報取得者の各パソ
コンとセンタ装置の動作を示すシーケンスチャートであ
る。
【図8】 個人情報DBの内容を変更する際の、セン
タ装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】 個人情報を個人情報DBから取得する際
の、個人情報取得者のパソコンとセンタ装置の動作を示
すシーケンスチャートである。
【図10】 個人情報取得者のパソコンのモニタに表示
される個人情報取得画面を例示する図である。
【図11】 個人情報を個人情報DBから取得する際
の、センタ装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明に係る第2実施形態の個人情報提供
装置を含むシステムの全体構成例を示すブロック図であ
る。
【図13】 本発明に係る第3実施形態のアンケート代
行システムの全体構成例を示すブロック図である。
【図14】 図13に示すアンケート実施者情報DBの
フォーマット例を示す図である。
【図15】 図13に示すアンケート情報DBのフォー
マット例を示す図である。
【図16】 アンケート実施者のパソコンとセンタ装置
と個人情報登録者のパソコンの動作を示すシーケンスチ
ャートである。
【図17】 アンケート実施(質問配布)の際の、セン
タ装置の動作を示すフローチャートである。
【図18】 アンケート回収の際の、センタ装置の動作
を示すフローチャートである。
【図19】 アンケート終了の際の、センタ装置の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 … パソコン(個人情報登録者のパソコン、アンケ
ート回答者のパソコン) 2 … パソコン(個人情報取得者のパソコン) 21… 個人用DB 2A… パソコン(個人情報利用者のパソコン) 22… 名簿DB 3 … パソコン(アンケート実施者のパソコン) 4 … 名刺(或いは葉書) 5,5A,5B … センタ装置 51,51A,51B…制御装置 53… 個人情報DB(個人情報データベース) 53A…個人情報DB(アンケート回答者データベー
ス) 54… アンケート実施者情報DB 55… アンケート情報DB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 172 G06F 17/60 172

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人名と一緒に頒布物に判読可能に表示さ
    れるユニークな識別コードを、当該個人名に係る個人情
    報と共に登録した個人情報データベースと、 登録すべき個人情報を含む個人情報登録要求を受信する
    と、前記個人情報データベースに識別コードと共に個人
    情報を登録する個人情報登録手段と、 識別コードを明示した個人情報取得要求を受信すると、
    前記個人情報データベースに登録された個人情報のう
    ち、当該識別コードに合致する個人情報を抽出して取得
    要求先に送信する個人情報提供手段と、 を備えることを特徴とする個人情報管理システム。
  2. 【請求項2】前記個人情報データベースは、前記登録内
    容に加えて前記頒布物に判読可能に表示される第2の識
    別コードが登録されており、 前記個人情報提供手段は、前記第2の識別コードをさら
    に明示した前記個人情報取得要求に対して、前記識別コ
    ード及び前記第2の識別コードにもとづいて、合致する
    個人情報を前記個人情報データベースから抽出する構成
    を有すること、を特徴とする請求項1に記載の個人情報
    管理システム。
  3. 【請求項3】前記個人情報データベースのレコード内
    に、又は当該レコードに対応付けて変更通知先を記憶
    し、 前記レコードに内容の変更があったときに、該当する変
    更通知先に通知を行う変更通知手段を備えること、 を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の個人情報管
    理システム。
  4. 【請求項4】個人名と一緒に頒布物に判読可能に表示さ
    れるユニークな識別コードを、当該個人名に係る個人情
    報と共に個人情報データベースに登録して管理する個人
    情報管理方法であって、 登録すべき個人情報を含む個人情報登録要求を受信する
    と、識別コードと共に当該個人情報を前記個人情報デー
    タベースに登録するステップ、 登録に係る識別コードを当該個人情報の登録要求元に送
    信するステップ、 識別コードを明示した個人情報取得要求を受信すると、
    前記個人情報データベースに登録された個人情報のう
    ち、当該識別コードに合致する個人情報を抽出して取得
    要求先に送信するステップ、 を備えることを特徴とする個人情報管理方法。
  5. 【請求項5】個人名と一緒に頒布物に判読可能に表示さ
    れるユニークな識別コードを、当該個人名に係る個人情
    報と共に個人情報データベースに登録して管理する個人
    情報管理方法であって、 個人情報の登録希望者に識別コードを通知するステッ
    プ、 識別コードと登録すべき個人情報を受信すると、前記個
    人情報データベースに受信した識別コードと個人情報を
    記憶するステップ、 識別コードを明示した個人情報取得要求を受信すると、
    前記個人情報データベースに登録された個人情報のう
    ち、当該識別コードに合致する個人情報を抽出して取得
    要求先に送信するステップ、 を備えることを特徴とする個人情報管理方法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    記載された個人情報管理システムを用いた個人情報提供
    装置であって、 取得条件を明示した個人情報リスト取得要求にもとづい
    て、前記個人情報データベースに登録された個人情報の
    うち、当該取得条件に合致する個人情報を抽出して取得
    要求先に送信する個人情報リスト提供手段を備えるこ
    と、 を特徴とする個人情報提供装置。
  7. 【請求項7】アンケートを実施するアンケート実施者と
    前記アンケートに回答するアンケート回答者との間で行
    われるアンケートを、通信回線を介して代行するアンケ
    ート代行装置を用いて代行するアンケート代行システム
    であって、 前記アンケート代行装置は、 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された個
    人情報管理システムの個人情報データベースに、個人の
    連絡先を付加したアンケート回答者データベースと、 回答者の条件を明示したアンケート実施要求にもとづい
    て、前記アンケート回答者データベースに登録された個
    人のうち、前記回答者の条件に合致する個人を回答者と
    して抽出してその連絡先に対してアンケートを実施する
    アンケート実施手段と、 を有すること、 を特徴とするアンケート代行システム。
  8. 【請求項8】前記アンケート実施手段は、前記アンケー
    ト実施者が送信したアンケートの質問内容を記載したア
    ンケート情報を、前記回答者の連絡先に送信する構成を
    有すること、を特徴とする請求項7に記載のアンケート
    代行システム。
  9. 【請求項9】前記アンケート代行装置は、 前記回答者から送信された前記アンケートの回答に対し
    て、当該回答者に対応する個人情報を前記アンケート回
    答者データベースから抽出すると共に、前記アンケート
    実施者の連絡先にこの抽出した個人情報と前記アンケー
    トの回答内容を送信する回答連絡手段、 を有することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載
    のアンケート代行システム。
  10. 【請求項10】前記アンケート代行装置は、 前記回答者から送信された前記アンケートの回答に対し
    て、当該回答を送信した回答者の中からインセンティブ
    を与える当選者を決定する当選者決定手段、 を有することを特徴とする請求項7ないし請求項9のい
    ずれか1項に記載のアンケート代行システム。
  11. 【請求項11】アンケートを実施するアンケート実施者
    と前記アンケートに回答するアンケート回答者との間で
    行われるアンケートを請求項1ないし請求項3のいずれ
    か1項に記載の個人情報管理システムを用いて代行する
    アンケート代行方法であって、回答者の条件を明示した
    アンケート実施要求を受信すると、 前記個人情報管理システムの個人情報データベースに個
    人の連絡先を付加したアンケート回答者データベースか
    ら、前記回答者の条件に合致する個人を回答者として抽
    出し、その連絡先に対してアンケートを実施すること、 を特徴とするアンケート代行方法。
  12. 【請求項12】特定の者又は不特定の者に頒布される頒
    布物であって、 前記頒布物は、個人名を表示した表示欄及び識別コード
    を表示した表示欄を対で有し、 前記識別コードは、前記個人名に対応する個人情報を電
    子データとして取得するためのコンピュータ入力用コー
    ドであること、 を特徴とする識別コードを表示した頒布物。
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