JP2008257621A - 名刺情報管理プログラム、名刺情報管理装置、および名刺情報管理方法 - Google Patents

名刺情報管理プログラム、名刺情報管理装置、および名刺情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】名刺交換によって実際に交換された利用者の名刺に記載された情報の電子的利用を支援する。
【解決手段】登録名刺情報記憶手段11は、利用者に関する情報であって、当該利用者の名刺21aに文字列で示された文字情報として登録された登録名刺情報11aを記憶する。読取名刺情報受信手段12は、名刺を光学的に読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための読取名刺情報21bをネットワーク経由で受信する。補完情報出力手段13は、読取名刺情報受信手段12が受信した読取名刺情報21bに基づいて、名刺21aから読み取られた文字列と、登録名刺情報記憶手段11に記憶されている登録名刺情報11aに示された文字列とを比較して、読取名刺情報21bを補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は名刺を管理する名刺情報管理プログラム、名刺情報管理装置、および名刺情報管理方法に関し、特に利用者が受け取った名刺に記載された情報を管理する名刺情報管理プログラム、名刺情報管理装置、および名刺情報管理方法に関する。
従来、初対面の人同士が自己の氏名、所属先、連絡先などを、紙などの印刷媒体に印刷した名刺を交換し合う、いわゆる名刺交換がビジネスやその他の場面で広く行われている。これにより、名刺を交換した人同士の所属先や連絡先などの情報を交換することができると共に、名刺を保存しておくことで、後で相手と連絡を取る際に名刺に記載された情報を利用することができる。
また、システムの利用者同士が、氏名や所属先など、従来の名刺に記載するような情報を交換するシステムであって、提供される利用者情報をネットワークを介して最新の情報に保ちつつ、設定された開示度に応じて利用者情報を送出するか否かを決定する情報交換管理システムが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
これにより、情報を受けとった時点から時間の経過とともに変化する可能性がある利用者情報の変更を、相手との関係に応じて制御しながら提供できる。また、例えば、組織変更に伴う所属先や連絡先の変更のように、交換された情報が通常さまざまな時間間隔で変化した場合に、その変更を通知し、各利用者端末内の電子名刺においてもその変化を反映させることができる。
特開2000−32033号公報
しかし、IT技術が広く普及した現在においても、実際に対面して行われる「名刺交換」が、広く日常的に行われている。このように、名刺交換の日常に根差した儀礼的な側面から、特許文献1に記載した技術やその他の情報システムも、この紙による名刺交換に代替するまでには至っていない。
一方、印刷媒体の名刺でそのまま管理する場合に比較して情報の管理や検索に便利であることから、情報を電子化して保存することが一般に行われている。しかし、交換によって受け取った名刺の情報を、キーボードなどを用いた手入力によって入力して電子化するのは、手間がかかると共に入力ミスも発生しやすい。また、OCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)を用いた名刺の情報の電子化も可能であるが、我が国で用いられている漢字の複雑さも相俟って、OCRの認識能力には限界がある。
さらに、情報システムを用いて、氏名や所属先などを誰でもアクセス可能にして無制限に公開した場合、簡便性および利便性は高まるが、個人情報の保護や悪用防止などの点で問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、日常的に広く行われている名刺交換によって実際に交換された利用者の名刺に記載された情報の電子的利用を支援する名刺情報管理プログラム、名刺情報管理装置、および名刺情報管理方法を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような名刺情報管理プログラムが提供される。本発明に係る名刺情報管理プログラムは、日常的に広く行われている名刺交換によって実際に交換された利用者の名刺に記載された情報をネットワークによって補完するものである。
この名刺情報管理プログラムを実行するコンピュータ10は、登録名刺情報記憶手段11、読取名刺情報受信手段12、および補完情報出力手段13を有する。
登録名刺情報記憶手段11は、利用者に関する情報であって、当該利用者の名刺21aに文字列で示された文字情報として登録された登録名刺情報11aを記憶する。読取名刺情報受信手段12は、他のコンピュータ20から送信された、読取名刺情報生成手段21が名刺21aを光学的に読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための読取名刺情報21bをネットワーク経由で受信する。補完情報出力手段13は、読取名刺情報受信手段12が受信した読取名刺情報21bに基づいて、名刺21aから読み取られた文字列と、登録名刺情報記憶手段11に記憶されている登録名刺情報11aに示された文字列とを比較して、読取名刺情報21bを補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を読取名刺情報21bの送信元に対してネットワーク経由で出力する。この生成された補完情報が、ネットワーク経由でコンピュータ20に送信される。
このような名刺情報管理を実行するコンピュータによれば、読取名刺情報受信手段12により、読取名刺情報が受信される。そして、補完情報出力手段13により、読取名刺情報に基づいて、読取名刺情報を補完するための補完情報が生成され、生成された補完情報
が通信回線を介して名刺を渡した利用者のコンピュータに対して出力される。
本発明では、光学的文字認識を用いて読み取られた名刺の文字情報を、ネットワークを介して、名刺に記載されている元の情報と照らし合わせ、認識ミスを補完する補完情報を生成し、生成した補完情報を名刺を受け取った利用者に出力する。これにより、名刺の電子管理を行う際の、光学的文字認識の文字認識による読取ミスを自動的に修正することができる。したがって、文字認識のミスがなく、かつ手入力に比べて容易に電子管理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示されるコンピュータ10は、名刺を受け取った利用者がコンピュータ20によりOCRを用いて読み取らせた名刺の文字情報を、ネットワークを介して、名刺に記載されている元の情報と照らし合わせ、認識ミスを補完する補完情報を生成し、生成した補完情報を、コンピュータ20に出力するものである。
コンピュータ10は、登録名刺情報記憶手段11、読取名刺情報受信手段12、および補完情報出力手段13を有する。また、コンピュータ20は、読取名刺情報生成手段21、および補完名刺情報生成手段22を有する。
登録名刺情報記憶手段11は、利用者に関する情報であって、当該利用者の名刺21aに文字列で示された文字情報として登録された登録名刺情報11aを記憶する。登録名刺情報11aは、予め登録名刺情報記憶手段11に記憶される。そして、名刺21aを受け取った他の利用者がその名刺21aを本発明の名刺管理システムに読み取らせると、この登録名刺情報11aに基づいて補完される。
読取名刺情報生成手段21は、名刺21aを受け取った他の利用者の操作に基づいて名刺21aを光学的に読み取ると、読取名刺情報21bを生成する。そして、読取名刺情報生成手段21は、ネットワーク経由でコンピュータ10に送信する。読取名刺情報21bは、名刺を光学的に読み取って得られた画像から文字認識によって文字列を得るための情報である。
読取名刺情報受信手段12は、名刺を受け取った他の利用者によってコンピュータ20から送信された読取名刺情報21bをネットワーク経由で受信する。
なお、名刺21aを読み取って得られた画像からの名刺に記載された文字列の文字認識は、コンピュータ20側において、名刺21aの画像が読み込まれた後に行われてもよく、一方、コンピュータ10側において、補完情報出力手段13により文字認識の結果が補完される前に行われてもよい。
補完情報出力手段13は、読取名刺情報受信手段12が受信した読取名刺情報21bに基づいて、名刺21aから読み取られた文字列と、登録名刺情報記憶手段11に記憶されている登録名刺情報11aに示された文字列とを比較して、読取名刺情報21bを補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を読取名刺情報21bの送信元であるコンピュータ20に対してネットワーク経由で出力する。
このようなコンピュータ10によれば、読取名刺情報受信手段12により、読取名刺情報が受信される。そして、補完情報出力手段13により、読取名刺情報に基づいて、読取名刺情報を補完するための補完情報が生成され、生成された補完情報がネットワーク経由で名刺を渡した利用者のコンピュータ20に出力される。
なお、補完情報は、登録名刺情報記憶手段11に記憶されている登録名刺情報11aの全部であってもよく、一部であってもよい。登録名刺情報11aの全部を補完情報とすることにより、補完情報を受信したコンピュータ20では、補完情報をそのまま補完名刺情報として保存することができる。また、登録名刺情報11aのうち読取名刺情報21bと一致しなかった箇所のみを訂正する情報を補完情報とすることにより、登録名刺情報11aのすべてを読取名刺情報21bとする場合に比較して、データ転送量を減らすことができる。
補完情報を受信したコンピュータ20の補完名刺情報生成手段22は、この補完情報に基づいて読取名刺情報21bを補完することによって補完名刺情報を生成する。そして、生成した補完名刺情報22aは、コンピュータ20に保存される。保存された補完名刺情報22aは、例えばアドレス帳などの既存の情報管理技術を用いて利用可能である。
すなわち、OCRを用いて読み取られた名刺の文字情報を、ネットワークを介して、名刺に記載されている元の情報と照らし合わせ、認識ミスを補完する補完情報を生成し、生成した補完情報を、名刺を受け取った利用者に対して出力する。これにより、名刺の電子管理を行う際の、OCRの文字認識による読取ミスを自動的に修正することができる。したがって、文字認識のミスがなく、かつ手入力に比べて容易に電子管理を行うことができる。また、印刷媒体の名刺を受け取った者のみが補完情報を取得できるため、個人情報も保護される。
[第1の実施の形態]
以下、第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図2は、第1の実施の形態のシステム構成を示す図である。本実施の形態の名刺情報管理システムは、OCRによって認識された名刺に記載された文字を、ネットワークを介して補完するものである。
第1の実施の形態の名刺情報管理システムは、利用者端末装置100,100a,100b,100c、およびネットワーク60で構成される。利用者端末装置100,100a,100b,100cは、ネットワーク60に接続されており、相互に通信が可能である。
利用者端末装置100,100a,100b,100cは、それぞれ名刺情報管理システムの利用者X600、利用者A600a、利用者B600b、利用者C600cが用いる端末装置である。名刺を受け取った利用者(以下、利用者A600aとする)の利用者端末装置100aは、利用者A600aが受け取った名刺を画像データとして取り込むと、名刺から取り込んだ画像データをOCRによって文字情報に変換した読取名刺情報として、名刺に記載されたメールアドレスを用いて、ネットワーク60を介して名刺を渡した利用者(以下、利用者X600とする)の利用者端末装置100に送信する。このとき、OCRによって生成された読取名刺情報は、文字認識の際に変換ミスが生じている可能性がある。
利用者端末装置100は、読取名刺情報を受信すると、この読取名刺情報を、予め記憶している利用者A600aの登録名刺情報と照らし合わせて、OCRによる変換ミスを補完するための補完情報を生成する。そして、利用者端末装置100は、生成した補完情報を、利用者端末装置100aに出力する。
なお、本実施の形態の利用者端末装置100、100a,100b,100cは、パーソナルコンピュータであってもよく、携帯電話などの小型情報端末装置であってもよい。
なお、本実施の形態の利用者端末装置100、100a,100b,100cは、名刺を画像データとして取り込んだ後、文字認識を行ってから得られた文字データをネットワークを介して送信するが、これに限らず、名刺を画像データとして取り込み、取り込んだ画像データをネットワークを介して送信し、受信した側において文字認識を行ってもよい。
次に、利用者端末装置のハードウェア構成について説明する。
図3は、利用者端末装置のハードウェア構成を示す図である。利用者端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOSプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSプログラムやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ50が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ50の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード41とマウス42とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード41やマウス42から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。通信インタフェース106は、ネットワーク60に接続されている。
外部接続インタフェース108には、名刺を読み取らせるためのスキャナ31が接続されている。外部接続インタフェース108は、スキャナ31から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。なお、外部接続インタフェース108には、スキャナ31に代えてデジタルカメラを接続して、名刺を読み取らせてもよい。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
次に、利用者端末装置100のモジュール構成について説明する。
図4は、第1の実施の形態の利用者端末装置の機能を示すブロック図である。利用者端末装置100は、他の利用者端末装置900に補完情報を送信するために、登録名刺情報記憶部110、読取名刺情報受信部120、補完情報出力部140、登録名刺情報更新部160、および確認情報受信部170を有する。
登録名刺情報記憶部110は、利用者に関する情報であって、当該利用者の名刺に文字列で示された文字情報として登録された登録名刺情報を記憶する。登録名刺情報は、当該利用者により、予め登録名刺情報記憶部110に記憶される。そして、当該利用者の名刺を受け取った他の利用者が、その名刺を、ネットワーク60を介して接続されたその者の利用者端末装置900に読み取らせると、この利用者端末装置100が具備する登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報に基づいて補完される。
読取名刺情報受信部120は、名刺を受け取った他の利用者によって、ネットワーク60を介して利用者端末装置900から送信された読取名刺情報を受信する。この読取名刺情報は、名刺を光学的に読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための情報である。
補完情報出力部140は、読取名刺情報受信部120が受信した読取名刺情報に基づいて、名刺から読み取られた文字列と、登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報に示された文字列とを比較して、読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を、ネットワーク60を介して読取名刺情報の送信元である利用者端末装置900に向けて出力する。これにより、名刺を受け取った利用者の利用者端末装置900が保持する読取名刺情報が補完された補完名刺情報が生成され、OCRによる名刺に記載された文字情報の変換ミスが修正される。
また、補完情報出力部140は、利用者端末装置100において、補完情報の送信先である利用者の読取名刺情報が生成されていない場合には、補完情報の出力を保留する一方、当該利用者の読取名刺情報が生成されている場合のみ、補完情報を出力する。保留された補完情報は、事後的に、補完情報の送信先である利用者の読取名刺情報が生成されたときに出力される。
これにより、交換した相手の名刺を利用者自らが読み取らせて読取名刺情報が生成された相手に対してのみ、当該利用者の補完情報が出力されるため、利用者の個人情報が含まれている補完情報の送信先は、当該利用者が読み取らせた名刺に示された利用者に制限される。したがって、実際に名刺を交換した相手にのみ情報が送信され、それ以外の者による読取名刺情報に対しては、補完情報が送信されない。このことから、自らの個人情報の送信先を利用者がコントロールできると共に、当て推量で他人の名刺を偽造して読取名刺情報を送信し、補完情報を入手するという行為が防止でき、システムの悪用から個人情報を保護することができる。
この相手方の読取名刺情報が生成されたか否かを判定するには、例えば、相手の名刺に基づく読取名刺情報または補完名刺情報が、名刺を渡した利用者本人の利用者端末装置200に保存されているかによって判定することができる。
登録名刺情報更新部160は、登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報を更新する更新情報の入力を受け付け、入力を受け付けた更新情報に基づいて、登録名刺情報を更新する。これにより、利用者は自己の状況の変化により名刺に記載すべき情報が変化した場合に、更新する登録名刺情報を入力し、登録名刺情報記憶部110の登録名刺情報を更新することができる。
そして、補完情報出力部140は、登録名刺情報更新部160による登録名刺情報の更新に基づいて更新された内容を、補完情報として出力する。これにより、登録名刺情報の更新があった場合に、その更新を名刺を渡した利用者の補完名刺情報に反映させることができる。
また、読取名刺情報が電子メールで送信される構成にしてもよく、さらにこの場合には、補完情報出力部140は、補完情報を出力すると共に、電子メールで送信された読取名刺情報の送信元のメールアドレスを用いて、登録名刺情報の更新を通知する内容の電子メールを、受け取った名刺を読み取らせた利用者に出力してもよい。これにより、例えば、名刺を渡した本人の状況に変化があって読取名刺情報を更新した場合、その旨を、名刺を受け取った利用者に対して自動かつ一斉に通知することができる。
確認情報受信部170は、利用者端末装置900から送信された、利用者端末装置900が記憶している補完名刺情報が、利用者端末装置100の登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報と比較して最新のものであるか否かを確認する確認情報を受信する。例えば、確認情報には、その名刺について以前受信した補完情報のタイムスタンプなどを含ませてもよい。
そして、補完情報出力部140は、確認情報受信部170が確認情報を受信すると、当該確認情報を出力した利用者端末装置900に対して、補完名刺情報が最新のものでなければ、最新の登録名刺情報の内容に基づいて補完情報を生成し、生成した補完情報を出力する。これに基づいて、利用者端末装置900は、その補完名刺情報を更新する。その一方、補完情報出力部140は、補完名刺情報が最新のものであれば、最新のものであることを示す確認応答を出力する。これにより、利用者端末装置900の当該補完名刺情報は最新のものであることが通知される。
例えば、確認情報にその名刺について以前受信した補完情報のタイムスタンプを含ませた場合、確認情報受信部170は、補完情報のタイムスタンプと、登録名刺情報のタイムスタンプとを比較して、補完情報のタイムスタンプの方が新しければ、利用者端末装置900の補完名刺情報は最新のものであると判定する一方、登録名刺情報のタイムスタンプの方が新しければ、利用者端末装置900の補完名刺情報は最新のものではないと判定する。
また、利用者端末装置100は、読取名刺情報生成部181、補完名刺情報生成部182、補完名刺情報記憶部190を有する。
読取名刺情報生成部181は、スキャナ31で名刺を読み取った画像から読取名刺情報を生成して、ネットワーク60経由で名刺を渡された相手の利用者端末装置に送信する。補完名刺情報生成部182は、ネットワーク60経由で相手の利用者端末装置から受信した補完情報に基づいて生成した補完名刺情報を、補完名刺情報記憶部190に記憶させる。補完名刺情報記憶部190は、補完名刺情報生成部182が生成した補完名刺情報を記憶する。これにより、交換相手の名刺に記載されていた情報が電子的に保存される。
次に、登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報について説明する。
図5は、第1の実施の形態の登録名刺情報のデータ構造例を示す図である。登録名刺情報111は、氏名を示すフィールド111b、会社名を示すフィールド111c、所属を示すフィールド111d、およびメールアドレスを示すフィールド111eから構成されている。
フィールド111bには、名刺を渡す利用者の氏名が設定される。フィールド111cには、フィールド111bに設定された利用者の勤務する会社名などの勤務先が設定される。フィールド111dには、フィールド111bに設定された利用者の勤務先における所属部署が設定される。フィールド111eには、フィールド111bに設定された利用者のメールアドレスが設定される。
また、登録名刺情報111に含まれるその他の情報には、フィールド111bに設定された利用者の勤務先の所在地を示す住所、電話番号、FAX番号、役職、肩書などがある。
登録名刺情報111は、登録名刺情報更新部160によって入力され、登録名刺情報記憶部110に記憶または更新される。
次に、名刺を受け取った利用者の利用者端末装置100において名刺から読み取られた画像データからOCRによって変換された、補完される前の読取名刺情報について説明する。
図6は、読取名刺情報のデータ構造例を示す図である。読取名刺情報121は、登録名刺情報と同様に、氏名を示すフィールド121b、会社名を示すフィールド121c、所属を示すフィールド121d、およびメールアドレスを示すフィールド121eから構成されている。
フィールド121bには、受け取った名刺に記載されていた、名刺を渡した利用者の氏名が設定される。フィールド121cには、フィールド121bに設定された利用者の勤務する会社名などの勤務先が設定される。フィールド121dには、フィールド121bに設定された利用者の勤務先における所属部署が設定される。フィールド121eには、フィールド121bに設定された利用者のメールアドレスが設定される。
ここで、図6の読取名刺情報では、図5の登録名刺情報と比較して、フィールド121b(“富士 太郎”→“富士 木郎”)およびフィールド121d(“メディア事業部”→“メディ戸事業部”)のように、OCRによる文字の変換ミスが発生している。
また、読取名刺情報121に含まれるその他の情報には、登録名刺情報111と同様に、フィールド121bに設定された利用者の勤務先の所在地を示す住所、電話番号、FAX番号、役職、肩書などがある。
次に、以上の構成およびデータ構造のデータに基づいて名刺情報を管理する処理について説明する。
図7は、第1の実施の形態の読取名刺情報を補完する処理の手順を示すシーケンス図である。以下、図7に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
読取側端末装置では、以下の処理が実行される。
[ステップS111] 名刺を受け取った利用者の利用者端末装置900(読取側端末装置)は、名刺を受け取った利用者によって名刺の読み取りが行われると、読み込んだ名刺の画像を画像データとして取り込む。
[ステップS112] 利用者端末装置900は、取り込んだ画像データからOCRによって名刺に記載された文字の文字認識を行い、名刺に示された文字情報を抽出する。
[ステップS113] 利用者端末装置900は、名刺の画像データから抽出された文字情報を読取名刺情報として、ネットワーク60を介して名刺を渡した利用者の利用者端末装置100(補完側端末装置)に出力する。
[ステップS114] 利用者端末装置900は、利用者端末装置100から送信される補完情報を受信していれば、ステップS115に処理を進める。一方、利用者端末装置100から送信される補完情報を受信していなければ、処理を終了する。
[ステップS115] 利用者端末装置900は、受信した補完情報に基づいて、補完名刺情報を生成し、生成した補完名刺情報を保存する。
[ステップS121] 読取名刺情報受信部120は、利用者端末装置900から送信された読取名刺情報を受信する。
補完側端末装置では、以下の処理が実行される。
[ステップS122] 補完情報出力部140は、生成した補完情報の送信先である利用者端末装置900を使用する利用者の読取名刺情報が、利用者端末装置100の利用者によって読み取られていれば、ステップS123に処理を進める。一方、利用者端末装置900を使用する利用者の読取名刺情報が、利用者端末装置100の利用者によって読み取られていなければ、処理を終了する。
[ステップS123] 補完情報出力部140は、登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報に基づいて、読取名刺情報受信部120が受信した読取名刺情報のOCRの変換ミスを修正する補完情報を生成する。そして、補完情報出力部140は、生成した補完情報を、ネットワーク60を介して利用者端末装置900に送信する。
ここで、補完情報は、登録名刺情報のすべてを含むデータである。補完情報を受信した利用者端末装置は、これに基づいて補完名刺情報を生成する。
なお、補完情報は、読取名刺情報と登録名刺情報とを比較して、差異があった項目について正しいデータを示すものであってもよい。例えば、図5および図6の例で説明すると、図6の読取名刺情報121では、フィールド121bの氏名およびフィールド121dの所属で変換ミスが発生している。したがってこの場合、補完情報は、登録名刺情報の対応するフィールドである、フィールド111bおよびフィールド111dによって構成される。
このようにして、利用者端末装置100は、登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報を用いて、利用者端末装置900で読み取られ、OCRで変換された読取名刺情報の変換ミスを修正する。
なお、本実施の形態では、利用者端末装置100は、読取名刺情報を補完する補完情報を、読取名刺情報が送信された利用者端末装置900に送信するが、これに限らず、補完情報を予め定められた他の利用者端末装置に送信してもよい。例えば、利用者が携帯電話タイプの利用者端末装置で、出先において名刺を読み取って生成した読取名刺情報を、名刺を渡した利用者の利用者端末装置100に送信し、利用者端末装置100は、利用者の自宅のパーソナルコンピュータに登録名刺情報のすべてを含む補完情報を送信してもよい。
図8は、補完名刺情報を更新する処理の手順を示すシーケンス図である。以下、図8に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
反映側端末装置では、以下の処理が実行される。
[ステップS211] 利用者端末装置900(反映側端末装置)は、補完情報出力部140から送信された補完情報を受信する。
[ステップS212] 利用者端末装置900は、受信した補完情報に基づいて、記憶している補完名刺情報を更新する。
更新側端末装置では、以下の処理が実行される。
[ステップS221] 利用者端末装置100(更新側端末装置)が具備する登録名刺情報更新部160は、利用者によって登録名刺情報を更新する更新情報が入力されると、この更新情報の入力を受け付ける。
[ステップS222] 登録名刺情報更新部160は、入力を受け付けた更新情報により、登録名刺情報記憶部110に記憶された登録名刺情報を更新する。
[ステップS223] 補完情報出力部140は、更新された登録名刺情報に基づいて、補完情報を生成する。そして、補完情報出力部140は、ネットワーク60を介して、当該補完情報を、利用者端末装置900などの、更新前の登録名刺情報に基づく補完名刺情報が記憶されている他の利用者端末装置に送信する。また、補完情報出力部140は、併せて、登録名刺情報が更新された旨を通知するメッセージを、他の利用者に対して電子メールによって通知する。
このようにして、利用者端末装置100は、登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報を更新し、更新の内容を他の利用者の補完名刺情報に反映させる。
図9は、登録名刺情報の更新を確認する処理の手順を示すシーケンス図である。以下、図9に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
確認側端末装置では、以下の処理が実行される。
[ステップS311] 名刺を受け取った利用者の利用者端末装置900(確認側端末装置)は、名刺を受け取った利用者によって、記憶している補完名刺情報が最新のものであるか否かを確認する確認処理の実行が指示されるか、または前回の補完情報を受信してから所定の期間(例えば、1年)が経過すると、ネットワーク60を介して利用者端末装置100(応答側端末装置)に、確認情報を送信する。
[ステップS312] 利用者端末装置900は、補完情報出力部140から送信された登録名刺情報の更新に基づく補完情報を受信していれば、ステップS313に処理を進める。一方、補完情報を受信せずに確認応答を受信していれば、処理を終了する。
[ステップS313] 利用者端末装置900は、受信した補完情報に基づいて、記憶している補完名刺情報を更新する。
応答側端末装置では、以下の処理が実行される。
[ステップS321] 確認情報受信部170は、利用者端末装置900から送信された確認情報を受信する。
[ステップS322] 補完情報出力部140は、登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報に基づいて、利用者端末装置900に記憶されている補完名刺情報を、登録名刺情報記憶部110に記憶されている登録名刺情報と一致するように更新する補完情報を生成する。そして、補完情報出力部140は、生成した補完情報を、ネットワーク60を介して利用者端末装置900に送信する。
このようにして、利用者端末装置100は、利用者端末装置900からの補完名刺情報の確認に応じて、補完名刺情報を更新する補完情報、または補完名刺情報が最新であることを示す確認応答を、ネットワーク60を介して利用者端末装置900に送信する。
利用者から渡された名刺に示された情報を管理する利用者端末装置100は、補完名刺情報の一覧を表す補完名刺テーブル191を有している。
図10は、補完名刺テーブルに格納された補完名刺情報のデータ構造例を示す図である。補完名刺テーブル191には、補完名刺情報が名刺ごとにテーブル化されて格納されている。補完名刺テーブル191には、通し番号を示すフィールド191a、氏名を示すフィールド191b、会社名を示すフィールド191c、所属を示すフィールド191d、およびメールアドレスを示すフィールド191eが設けられている。各フィールドの横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられ、補完名刺情報を構成する。この補完名刺テーブルには、補完名刺情報が格納される。
このようにして、他の利用者端末装置により補完された補完名刺情報が、利用者端末装置100において管理される。
このような利用者端末装置100を用いることで、OCRを用いて読み取られた名刺の文字情報を、ネットワークを介して、名刺に記載されている元の情報と照らし合わせ、認識ミスを補完する補完情報を生成し、生成した補完情報を名刺を受け取った利用者に出力する。これにより、名刺の電子管理を行う際の、光学的文字認識の文字認識による読取ミスを自動的に修正することができる。したがって、文字認識のミスがなく、かつ手入力に比べて容易に電子管理を行うことができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。前述の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については説明を省略する。
第2の実施の形態の名刺情報管理システムは、第1の実施の形態の名刺情報管理システムと同様に、OCRによって認識された名刺に記載された文字を、ネットワークを介して補完するものである。ここで、第2の実施の形態の名刺情報管理システムは、管理サーバが設けられている。そして、この管理サーバ500が全ての利用者の登録名刺情報を管理する。
図11は、第2の実施の形態のシステム構成を示す図である。本実施の形態の名刺情報管理システムは、利用者端末においてOCRによって認識された名刺に記載された文字を、ネットワークに接続された管理サーバを用いて補完するものである。
第2の実施の形態の名刺情報管理システムは、利用者端末装置200,200a,200b,200c、管理サーバ500、およびネットワーク60で構成される。利用者端末装置200,200a,200b,200c、および管理サーバ500は、ネットワーク60に接続されており、相互に通信が可能である。
利用者端末装置200,200a,200b,200cは、それぞれ名刺情報管理システムの利用者X800、利用者A800a、利用者B800b、利用者C800cが用いる端末装置である。名刺を受け取った利用者(以下、利用者X800とする)の利用者端末装置200は、利用者X800が受け取った名刺を画像データとして取り込むと、名刺から取り込んだ画像データをOCRによって文字情報に変換した読取名刺情報として、ネットワーク60を介して管理サーバ500に送信する。このとき、OCRによって生成された読取名刺情報は、文字認識の際に変換ミスが生じている可能性がある。
本実施の形態の管理サーバ500は、利用者端末装置200から送信された読取名刺情報を受信すると、この読取名刺情報を、予め記憶している名刺を渡した利用者(以下、利用者A800aとする)の登録名刺情報と照らし合わせて、OCRによる変換ミスを補完するための補完情報を生成する。そして、管理サーバ500は、生成した補完情報を、利用者端末装置200に出力する。
ここで、本実施の形態の利用者端末装置200,200a,200b,200c、および管理サーバ500は、第1の実施の形態の利用者端末装置100と同様のハードウェア構成によって実現できる。
なお、本実施の形態の利用者端末装置200,200a,200b,200cは、第1の実施の形態と同様に、パーソナルコンピュータであってもよく、携帯電話などの小型情報端末装置であってもよい。
なお、本実施の形態の利用者端末装置200,200a,200b,200cは、第1の実施の形態と同様に、名刺を画像データとして取り込んだ後、文字認識を行ってから得られた文字データをネットワークを介して送信するが、これに限らず、名刺を画像データとして取り込み、取り込んだ画像データをネットワークを介して送信し、受信した側において文字認識を行ってもよい。
次に、管理サーバ500のモジュール構成について説明する。
図12は、第2の実施の形態の管理サーバの機能を示すブロック図である。管理サーバ500は、登録名刺情報記憶部510、読取名刺情報受信部520、登録名刺情報判定部530、補完情報出力部540、登録名刺情報更新部560、および確認情報受信部570を有する。
登録名刺情報記憶部510は、すべての利用者の登録名刺情報を記憶する。登録名刺情報は、各利用者の申請を受けて、システムの管理者により、予め登録名刺情報記憶部510に記憶される。そして、例えば、利用者Aの名刺を受け取った他の利用者X800が、受け取った利用者A800cの名刺を、ネットワーク60を介して接続された利用者X800の利用者端末装置200に読み取らせると、この管理サーバ500が具備する登録名刺情報記憶部510に記憶されている登録名刺情報に基づいて補完される。
読取名刺情報受信部520は、名刺を受け取った利用者X800によって、ネットワーク60を介して利用者端末装置200から送信された読取名刺情報を受信する。
登録名刺情報判定部530は、読取名刺情報受信部520が受信した読取名刺情報に基づいて、名刺に示された文字列と、登録名刺情報記憶部510に記憶されている登録名刺情報に示された文字列とを比較して、登録名刺情報記憶部510に記憶されている登録名刺情報のうち、文字列の類似度が最も高い登録名刺情報を判定する。
補完情報出力部540は、読取名刺情報受信部520が受信した読取名刺情報に基づいて、名刺から読み取られた文字列と、登録名刺情報判定部530によって判定された登録名刺情報に示された文字列とを比較して、読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を、ネットワーク60を介して利用者X800の利用者端末装置200に向けて出力する。これにより、名刺を受け取った利用者X800が持つ読取名刺情報が補完され、OCRによる名刺に記載された文字情報の変換ミスが修正される。
また、補完情報出力部540は、管理サーバ500において、利用者A800aの利用者X800に対する名刺受取フラグがオンに設定されていない場合には、補完情報を出力せずに保留する一方、利用者A800aの利用者X800に対する名刺受取フラグがオンに設定されている場合のみ、補完情報を出力する。保留された補完情報は、事後的に、対応する名刺受取フラグがオンに設定されたときに出力される。
ここで、利用者A800aの利用者X800に対する名刺受取フラグは、利用者A800aが利用する利用者端末装置200aによって、利用者端末装置200を利用する利用者X800の名刺の読取名刺情報が、既に生成されていることを示すフラグである。
例えば、利用者X800の名刺を受け取った利用者A800が、利用者端末装置200aに利用者X800の名刺を読み取らせると、利用者X800の名刺の読取名刺情報がネットワーク60を介して管理サーバ500に送信される。当該読取名刺情報を受信した管理サーバ500は、利用者X800の名刺が、利用者A800aに渡されており、利用者X800の名刺の読取名刺情報が既に生成されていることを示す、利用者A800aの利用者X800に対する名刺受取フラグをオンに設定する。
これにより、交換した相手の名刺を利用者自らが読み取らせて読取名刺情報が生成された相手に対してのみ、当該利用者の補完情報が出力されるため、利用者の個人情報が含まれている補完情報の送信先は、当該利用者が読み取らせた名刺に示された利用者に制限される。したがって、実際に名刺を交換した相手にのみ情報が送信され、それ以外の者による読取名刺情報に対しては、補完情報が送信されない。このことから、自らの個人情報の送信先を利用者がコントロールできると共に、当て推量で他人の名刺を偽造して読取名刺情報を送信し、補完情報を入手するという行為が防止でき、システムの悪用から個人情報を保護することができる。
登録名刺情報更新部560は、ネットワーク60を介して、利用者による登録名刺情報記憶部510に記憶されている登録名刺情報を更新する更新情報の入力を受け付け,入力を受け付けた更新情報に基づいて、登録名刺情報を更新する。これにより、利用者は自己の状況の変化により名刺に記載すべき情報が変化した場合に、更新する登録名刺情報を入力し、登録名刺情報記憶部510の登録名刺情報を更新することができる。
そして、補完情報出力部540は、第1の実施の形態と同様に、登録名刺情報更新部560による登録名刺情報の更新に基づいて更新された内容を、補完情報として出力する。これにより、登録名刺情報の更新があった場合に、その更新を名刺を渡した利用者の読取名刺情報に反映させることができる。
また、補完情報出力部540は、補完情報を出力すると共に、読取名刺情報から抽出したメールアドレスを用いて、登録名刺情報の更新を通知する内容の電子メールを、名刺受取フラグがオンである利用者に出力する。これにより、例えば、名刺を渡した本人の状況に変化があって読取名刺情報を更新した場合、その旨を、名刺を受け取った利用者に対して自動かつ一斉に通知することができる。
確認情報受信部570は、第1の実施の形態と同様に、利用者端末装置200から送信された、利用者端末装置200が記憶している読取名刺情報が、管理サーバ500の登録名刺情報記憶部510に記憶されている登録名刺情報と比較して最新のものであるか否かを確認する確認情報を受信する。
そして、補完情報出力部540は、第1の実施の形態と同様に、確認情報受信部170が確認情報を受信すると、当該確認情報を出力した利用者端末装置200に対して、読取名刺情報が最新のものでなければ、最新の前記登録名刺情報の内容に基づいて補完情報を生成し、生成した補完情報を出力する。これに基づいて、利用者端末装置200は、その読取名刺情報を更新する。その一方、補完情報出力部540は、読取名刺情報が最新のものであれば、最新のものであることを示す確認応答を出力する。これにより、利用者端末装置200の当該読取名刺情報は最新のものであることが通知される。
次に、登録名刺情報記憶部510に記憶されている登録名刺テーブルについて説明する。
図13は、第2の実施の形態の登録名刺テーブルのデータ構造例を示す図である。登録名刺テーブル511には、登録名刺情報が、利用者ごとにテーブル化されて格納されている。登録名刺テーブル511は、登録番号を示すフィールド511a、氏名を示すフィールド511b、会社名を示すフィールド511c、所属を示すフィールド511d、およびメールアドレスを示すフィールド511eから構成されている。
フィールド511aには、登録名刺情報の登録番号が設定される。フィールド511bには、登録名刺情報が示す利用者の氏名が設定される。フィールド511cには、フィールド511bに設定された利用者の勤務する会社名などの勤務先が設定される。フィールド511dには、フィールド511bに設定された利用者の勤務先における所属部署が設定される。フィールド511eには、フィールド511bに設定された利用者のメールアドレスが設定される。
また、登録名刺テーブル511に含まれるその他の情報には、フィールド511bに設定された利用者の勤務先の所在地を示す住所、電話番号、FAX番号、役職、肩書などがある。
登録名刺情報は、登録名刺情報更新部560によって入力される。登録名刺情報記憶部510には、すべての利用者の登録名刺情報が記憶または更新される。
次に、登録名刺情報記憶部510に記憶されている交換関係テーブルについて説明する。
図14は、第2の実施の形態の交換関係テーブルのデータ構造例を示す図である。交換関係テーブル512には、利用者が名刺交換によって保持する補完名刺情報を示す交換関係情報が、利用者ごとにテーブル化されて格納されている。交換関係テーブル512は、登録番号を示すフィールド512a、氏名を示すフィールド512b、および保持する補完名刺情報を示すフィールド512cから構成されている。
利用者が自己の登録名刺情報を更新した場合に、この交換関係テーブル512に基づいて、当該更新による補完情報の送信先が決定される。そして、決定された送信先のメールアドレスは、登録名刺情報記憶部510に記憶されているので、このメールアドレスを用いて当該更新による補完情報が送信される。
図15および図16は、第2の実施の形態の読取名刺情報を補完する処理の手順を示すシーケンス図である。以下、図15および図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
端末装置では、以下の処理が実行される。
[ステップS411] 利用者端末装置200は、名刺を受け取った利用者によって名刺の読み取りが行われると、読み込んだ名刺の画像を画像データとして取り込む。
[ステップS412] 利用者端末装置200は、取り込んだ画像データからOCRによって名刺に記載された文字の文字認識を行い、名刺に示された文字情報を抽出する。
[ステップS413] 利用者端末装置200は、名刺の画像データから抽出された文字情報を読取名刺情報として、ネットワーク60を介して管理サーバ500に出力する。
[ステップS414] 利用者端末装置200は、管理サーバ500から送信される補完情報を受信していれば、ステップS415に処理を進める。一方、管理サーバ500から送信される補完情報を受信していなければ、処理を終了する。
[ステップS415] 利用者端末装置200は、受信した補完情報に基づいて、記憶している読取名刺情報の読取ミスを修正する。
管理サーバでは、以下の処理が実行される。
[ステップS421] 読取名刺情報受信部120は、利用者端末装置200から送信された読取名刺情報を受信する。
[ステップS422] 登録名刺情報判定部530は、読取名刺情報受信部120が受信した読取名刺情報の文字列と、登録名刺情報記憶部510が記憶するすべての登録名刺情報の文字列との類似度を判定することによって、最も文字列の類似度の高い登録名刺情報を特定する。なお、文字列の類似度を判定する尺度として、例えば、Levenshtein距離を用いることができる。
[ステップS423] 補完情報出力部140は、ステップS422で判定した文字列の類似度が所定の閾値以上である登録名刺情報が存在しなければ、処理を終了する。類似度が所定の閾値以上である登録名刺情報が存在すれば、ステップS424に処理を進める。
[ステップS424] 補完情報出力部140は、生成した補完情報の送信先である利用者の、補完対象の読取名刺情報に関する受取名刺フラグがオンであれば、ステップS425に処理を進める。一方、生成した補完情報の送信先である利用者の、補完対象の読取名刺情報に関する受取名刺フラグがオンでなければ、処理を終了する。
[ステップS425] 補完情報出力部140は、読取名刺情報から補完情報の送信先のメールアドレスを取得して送信する。このとき、読取名刺情報を送信した利用者は、補完情報の送信先として、読取名刺情報を送信した利用者端末装置以外の異なる利用者端末装置を指定することができる。例えば、利用者が出張先などで名刺を受け取った際に、携帯電話タイプの利用者端末装置のカメラで名刺の画像を取り込んで読取名刺情報を管理サーバ500に送信し、補完情報は、自宅のPCで受信することもできる。
[ステップS426] 補完情報出力部140は、登録名刺情報記憶部510に記憶されている登録名刺情報に基づいて、読取名刺情報受信部120が受信した読取名刺情報のOCRの変換ミスを修正する補完情報を生成する。そして、補完情報出力部140は、生成した補完情報を、ステップS425において取得した送信先に、ネットワーク60を介して利用者端末装置200に送信する。
このようにして、管理サーバ500は、登録名刺情報記憶部510に記憶されている登録名刺情報を用いて、利用者端末装置200で読み取られ、OCRで変換された読取名刺情報の変換ミスを修正する。
なお、本実施の形態では、管理サーバ500は、読取名刺情報を補完する補完情報を、読取名刺情報が送信された利用者端末装置200に送信するが、これに限らず、補完情報を、予め定められた他の利用者端末装置に送信してもよい。例えば、利用者が携帯電話タイプの利用者端末装置で、出先において名刺を読み取って生成した読取名刺情報を管理サーバ500に送信し、管理サーバ500は、当該利用者の自宅のパーソナルコンピュータに当該名刺に関する登録名刺情報のすべてを含む補完情報を送信してもよい。
このような管理サーバ500を用いることで、第1の実施の形態の利用者端末装置100を用いた場合と同様の効果を得られる。さらに、管理サーバ500を用いることで、各利用者端末装置が備える機能を簡略化でき、システムの構築時や運営時の効率の向上に大変有用となる。
以上、本発明の名刺情報管理プログラム、名刺情報管理装置、および名刺情報管理方法を図示の実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に他の任意の構成物や工程が付加されていてもよい。また、本発明は、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、利用者端末装置100、および管理サーバ500が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどが挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)などが挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などが挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)などが挙げられる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
名刺情報管理プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
以上説明した実施の形態の主な技術的特徴は、以下の付記の通りである。
(付記1) 利用者の名刺に文字列で示された文字情報を登録名刺情報として記憶する登録名刺情報記憶手段にアクセス可能なコンピュータを、
名刺を読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための読取名刺情報をネットワーク経由で受信する読取名刺情報受信手段、
前記読取名刺情報受信手段が受信した前記読取名刺情報に基づいて、前記名刺に示された前記文字列と、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報に示された文字列とを比較して、前記文字認識によって認識された前記読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を前記読取名刺情報の送信元に対して前記ネットワーク経由で出力する補完情報出力手段、
として機能させることを特徴とする名刺情報管理プログラム。
(付記2) 前記登録名刺情報記憶手段には、前記登録名刺情報が複数記憶されており、
前記コンピュータを、さらに、
前記読取名刺情報受信手段が受信した前記読取名刺情報に基づいて、前記名刺に示された前記文字列と、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報に示された文字列とを比較して、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている複数の前記登録名刺情報のうち、前記文字列の類似度が最も高い前記登録名刺情報を判定する登録名刺情報判定手段、
として機能させ、
前記補完情報出力手段は、前記登録名刺情報判定手段により判定された前記登録名刺情報に基づいて、前記文字認識によって認識された前記読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を前記読取名刺情報の送信元に対して前記ネットワーク経由で出力する、
ことを特徴とする付記1記載の名刺情報管理プログラム。
(付記3) 前記補完情報出力手段は、前記コンピュータにおいて、前記補完情報の出力先の利用者の前記読取名刺情報が生成されている場合のみ、前記補完情報を出力する、
ことを特徴とする付記1記載の名刺情報管理プログラム。
(付記4) 前記コンピュータを、さらに、
前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報を更新する更新情報の入力を受け付け、入力を受け付けた前記更新情報に基づいて、前記登録名刺情報を更新する登録名刺情報更新手段、
として機能させ、
前記補完情報出力手段は、前記登録名刺情報更新手段による前記登録名刺情報の更新に基づいて更新された内容を補完情報として出力する、
ことを特徴とする付記1記載の名刺情報管理プログラム。
(付記5) 前記補完情報出力手段は、前記補完情報を出力すると共に、前記登録名刺情報の更新を通知するメッセージを出力する、
ことを特徴とする付記4に記載の名刺情報管理プログラム。
(付記6) 前記コンピュータを、さらに、
他のコンピュータからの、当該コンピュータが記憶している前記読取名刺情報が、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報と比較して最新のものであるか否かを確認する確認情報を受信する確認情報受信手段、
として機能させ、
前記補完情報出力手段は、前記確認情報受信手段が前記確認情報を受信すると、当該確認情報を出力した他の前記コンピュータに対して、前記読取名刺情報が最新のものでなければ、最新の前記登録名刺情報の内容に基づいて前記補完情報を生成し、生成した前記補完情報を出力する一方、前記読取名刺情報が最新のものであれば、最新のものであることを示す確認応答を出力する、
ことを特徴とする付記4記載の名刺情報管理プログラム。
(付記7) 利用者が受け取った名刺に記載された情報を管理する名刺情報管理装置において、
利用者に関する情報であって、当該利用者の名刺に文字列で示された文字情報を登録名刺情報として記憶する登録名刺情報記憶手段と、
名刺を読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための読取名刺情報をネットワーク経由で受信する読取名刺情報受信手段と、
前記読取名刺情報受信手段が受信した前記読取名刺情報に基づいて、前記名刺に示された前記文字列と、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報に示された文字列とを比較して、前記文字認識によって認識された前記読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を前記読取名刺情報の送信元に対して前記ネットワーク経由で出力する補完情報出力手段と、
を有することを特徴とする名刺情報管理装置。
(付記8) 利用者の名刺に文字列で示された文字情報を登録名刺情報として記憶する登録名刺情報記憶手段にアクセス可能なコンピュータが、
名刺を読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための読取名刺情報をネットワーク経由で受信する読取名刺情報受信ステップと、
前記読取名刺情報受信ステップにて受信した前記読取名刺情報に基づいて、前記名刺に示された前記文字列と、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報に示された文字列とを比較して、前記文字認識によって認識された前記読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を前記読取名刺情報の送信元に対して前記ネットワーク経由で出力する補完情報出力ステップと、
ことを特徴とする名刺情報管理方法。
本実施の形態の概要を示す図である。 第1の実施の形態のシステム構成を示す図である。 利用者端末装置のハードウェア構成を示す図である。 第1の実施の形態の利用者端末装置の機能を示すブロック図である。 第1の実施の形態の登録名刺情報のデータ構造例を示す図である。 読取名刺情報のデータ構造例を示す図である。 第1の実施の形態の読取名刺情報を補完する処理の手順を示すシーケンス図である。 補完名刺情報を更新する処理の手順を示すシーケンス図である。 登録名刺情報の更新を確認する処理の手順を示すシーケンス図である。 補完名刺テーブルに格納された補完名刺情報のデータ構造例を示す図である。 第2の実施の形態のシステム構成を示す図である。 第2の実施の形態の管理サーバの機能を示すブロック図である。 第2の実施の形態の登録名刺テーブルのデータ構造例を示す図である。 第2の実施の形態の交換関係テーブルのデータ構造例を示す図である。 第2の実施の形態の読取名刺情報を補完する処理の手順を示すシーケンス図(前半)である。 第2の実施の形態の読取名刺情報を補完する処理の手順を示すシーケンス図(後半)である。
符号の説明
10 コンピュータ
11 登録名刺情報記憶手段
11a 登録名刺情報
12 読取名刺情報受信手段
13 補完情報出力手段
20 コンピュータ
21 読取名刺情報生成手段
21a 名刺
21b 読取名刺情報
22 補完名刺情報生成手段
22a 補完名刺情報

Claims (7)

  1. 利用者の名刺に文字列で示された文字情報を登録名刺情報として記憶する登録名刺情報記憶手段にアクセス可能なコンピュータを、
    名刺を読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための読取名刺情報をネットワーク経由で受信する読取名刺情報受信手段、
    前記読取名刺情報受信手段が受信した前記読取名刺情報に基づいて、前記名刺に示された前記文字列と、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報に示された文字列とを比較して、前記文字認識によって認識された前記読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を前記読取名刺情報の送信元に対して前記ネットワーク経由で出力する補完情報出力手段、
    として機能させることを特徴とする名刺情報管理プログラム。
  2. 前記登録名刺情報記憶手段には、前記登録名刺情報が複数記憶されており、
    前記コンピュータを、さらに、
    前記読取名刺情報受信手段が受信した前記読取名刺情報に基づいて、前記名刺に示された前記文字列と、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報に示された文字列とを比較して、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている複数の前記登録名刺情報のうち、前記文字列の類似度が最も高い前記登録名刺情報を判定する登録名刺情報判定手段、
    として機能させ、
    前記補完情報出力手段は、前記登録名刺情報判定手段により判定された前記登録名刺情報に基づいて、前記文字認識によって認識された前記読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を前記読取名刺情報の送信元に対して前記ネットワーク経由で出力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の名刺情報管理プログラム。
  3. 前記補完情報出力手段は、前記コンピュータにおいて、前記補完情報の出力先の利用者の前記読取名刺情報が生成されている場合のみ、前記補完情報を出力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の名刺情報管理プログラム。
  4. 前記コンピュータを、さらに、
    前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報を更新する更新情報の入力を受け付け、入力を受け付けた前記更新情報に基づいて、前記登録名刺情報を更新する登録名刺情報更新手段、
    として機能させ、
    前記補完情報出力手段は、前記登録名刺情報更新手段による前記登録名刺情報の更新に基づいて更新された内容を補完情報として出力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の名刺情報管理プログラム。
  5. 前記コンピュータを、さらに、
    他のコンピュータからの、当該コンピュータが記憶している前記読取名刺情報が、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報と比較して最新のものであるか否かを確認する確認情報を受信する確認情報受信手段、
    として機能させ、
    前記補完情報出力手段は、前記確認情報受信手段が前記確認情報を受信すると、当該確認情報を出力した他の前記コンピュータに対して、前記読取名刺情報が最新のものでなければ、最新の前記登録名刺情報の内容に基づいて前記補完情報を生成し、生成した前記補完情報を出力する一方、前記読取名刺情報が最新のものであれば、最新のものであることを示す確認応答を出力する、
    ことを特徴とする請求項4記載の名刺情報管理プログラム。
  6. 利用者が受け取った名刺に記載された情報を管理する名刺情報管理装置において、
    利用者に関する情報であって、当該利用者の名刺に文字列で示された文字情報を登録名刺情報として記憶する登録名刺情報記憶手段と、
    前記名刺を読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための読取名刺情報をネットワーク経由で受信する読取名刺情報受信手段と、
    前記読取名刺情報受信手段が受信した前記読取名刺情報に基づいて、前記名刺に示された前記文字列と、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報に示された文字列とを比較して、前記文字認識によって認識された前記読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を前記読取名刺情報の送信元に対して前記ネットワーク経由で出力する補完情報出力手段と、
    を有することを特徴とする名刺情報管理装置。
  7. 利用者の名刺に文字列で示された文字情報を登録名刺情報として記憶する登録名刺情報記憶手段にアクセス可能なコンピュータが、
    名刺を読み取った画像から文字認識によって文字列を得るための読取名刺情報をネットワーク経由で受信する読取名刺情報受信ステップと、
    前記読取名刺情報受信ステップにて受信した前記読取名刺情報に基づいて、前記名刺に示された前記文字列と、前記登録名刺情報記憶手段に記憶されている前記登録名刺情報に示された文字列とを比較して、前記文字認識によって認識された前記読取名刺情報を補完するための補完情報を生成し、生成した補完情報を前記読取名刺情報の送信元に対して前記ネットワーク経由で出力する補完情報出力ステップと、
    を実行することを特徴とする名刺情報管理方法。
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