JP2003302580A - 撮影機能付観察光学装置 - Google Patents

撮影機能付観察光学装置

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JP2003302580A
JP2003302580A JP2002106388A JP2002106388A JP2003302580A JP 2003302580 A JP2003302580 A JP 2003302580A JP 2002106388 A JP2002106388 A JP 2002106388A JP 2002106388 A JP2002106388 A JP 2002106388A JP 2003302580 A JP2003302580 A JP 2003302580A
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Ken Hirunuma
謙 蛭沼
Shigeo Enomoto
茂男 榎本
Atsumi Kaneko
敦美 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影光学系と、この撮影光学系によって結像
された被写体像を画像信号に光電変換する固体撮像素子
と、該撮影光学系に対するファインダ光学系としての機
能を合わせ持つ望遠観察光学系とから成る撮影機能付観
察光学装置であって、画像ブレや手ブレによる撮影画像
の劣化が起き難く、しかもその全体構成がコンパクトで
かつ軽量であるだけでなくその製造コスト及び組付コス
トができ得る限り低減され得る撮影機能付観察光学装置
を提供する。 【解決手段】 撮影機能付観察光学装置は、撮影光学系
68と、この撮影光学系によって結像された被写体像を
画像信号に光電変換する固体撮像素子72と、撮影光学
系に対するファインダ光学系としての機能を合わせ持つ
望遠観察光学系(12R、12L)とを具備して成る.
固体撮像素子にはそこからの画像信号の読出しのために
プログレッシブスキャン方式が採用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影光学系を搭載し
た撮影機能付観察光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、双眼鏡や単眼鏡等の望遠
観察光学装置は例えばスポーツ観戦や野鳥観察等に利用
される。このような場合、観戦者及び観察者は写真とし
て記録したい場面に屡々遭遇するが、しかし観察光学装
置をカメラに持ち替える間にシャッタチャンスを逃すこ
とは容易に想像し得る。そこで、望遠観察光学装置で観
戦或いは観察中にシャッタチャンスを逃すことなく直ち
に撮影を行えるように、望遠観察光学装置に撮影機能を
搭載することが既に提案されている。
【0003】例えば、実開平6-2330号公報には双眼鏡の
上部に単にカメラ部を搭載したタイプの撮影機能付双眼
鏡が開示されている。このような撮影機能付双眼鏡に
は、当然、観察対象物を拡大して観察するための一対の
望遠観察光学系と、該観察対象物を撮影するための撮影
光学系とが設けられ、このとき一対の望遠観察光学系に
は単なる望遠観察機能だでなく撮影光学系に対するファ
インダ光学系としての機能も与えられる。なお、上記公
開公報には、そのカメラ部が記録媒体として銀塩フィル
ムを用いるタイプのものであるか、或いは記録媒体とし
て固体撮像素子を用いるタイプのものであるかについて
は開示されていない。
【0004】一方、米国特許第4,067,027号明細書には
別のタイプの撮影機能付双眼鏡が開示され、この撮影機
能付双眼鏡にも一対の望遠観察光学系と撮影光学系が設
けられ、この場合にも一対の望遠観察光学系には単なる
望遠観察機能だけでなく撮影光学系に対するファインダ
光学系としての機能も与えられる。この米国特許明細書
に開示された撮影機能付双眼鏡に組み込まれるカメラは
記録媒体として銀塩フィルムを用いるタイプのものとし
て構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、双眼鏡或い
は単眼鏡等の望遠観察光学装置に記録媒体として固体撮
像素子例えばCCD(charge-coupled device)撮像素子
を用いたカメラ所謂デジタルカメラを組み込んで撮影機
能付観察光学装置を構成しようとする場合、種々解決さ
れるべき課題に遭遇する。先ず、望遠観察光学装置に撮
影機能を付与した場合には、動きのある遠景被写体を拡
大して撮影する機会が多く、その場合には所謂画像ブレ
や手ブレが起き易くなるので、そのような画像ブレや手
ブレによる撮影画像の劣化を防止する配慮が成されなく
てはならない。次に、撮影機能付観察光学装置の携帯に
対する利便性が追求されると、その全体構成がコンパク
トでかつ軽量であることが要求され、また経済性が追求
されると、撮影機能付観察光学装置の製造コスト及び組
付コストが可能な限り切り詰められなければならない。
【0006】従って、本発明の目的は、撮影光学系と、
この撮影光学系によって結像された被写体像を画像信号
に光電変換する固体撮像素子と、該撮影光学系に対する
ファインダ光学系としての機能を合わせ持つ望遠観察光
学系とから成る撮影機能付観察光学装置であって、画像
ブレや手ブレによる撮影画像の劣化が起き難く、しかも
その全体構成がコンパクトでかつ軽量であるだけでなく
その製造コスト及び組付コストができ得る限り低減され
得る撮影機能付観察光学装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による撮影機能付
観察光学装置は、撮影光学系と、この撮影光学系によっ
て結像された被写体像を画像信号に光電変換する固体撮
像素子と、前記撮影光学系に対するファインダ光学系と
しての機能を合わせ持つ望遠観察光学系とを具備して成
る。本発明によれば、そのような撮影機能付観察光学装
置において、固体撮像素子としてプログレッシブスキャ
ン方式の読み出し方式の固体撮像素子が採用される。
【0008】本発明の好適な実施形態にあっては、望遠
観察光学系は、その合焦のために、所定位置に固定され
た第1の部分と、この第1の部分に対して該望遠観察光
学系の光軸に沿って移動可能な第2の部分とを包含し、
該望遠観察光学系にはそこに隣接して転輪軸筒が配置さ
れ、この転輪軸筒内には撮影光学系が設置される。転輪
軸筒と望遠観察光学系の第2の部分との間には、該望遠
観察光学系を合焦させるべく転輪軸筒の回転運動を該望
遠観察光学系の第2の部分の直線運動に変換させるため
の第1の合焦機構が設けられ、また転輪軸筒と撮影光学
系との間には、該撮影光学系を固体撮像素子に対して合
焦させるべく該転輪軸筒の回転運動を該撮影光学系の直
線運動に変換させるための第2の合焦機構が設けられ
る。
【0009】本発明による撮影機能付観察光学装置にあ
っては、望遠観察光学系については一対設けることがで
きる。即ち、本発明による撮影機能付観察光学装置は撮
影機能付双眼鏡として構成され得る。このような撮影機
能付双眼鏡にあっては、転輪軸筒については一対の観察
光学系の間に配置することが好ましい。
【0010】撮影機能付双眼鏡の好ましい実施形態で
は、一対の観察光学系を収容するためにケーシングが設
けられ、このケーシングは互いに相対的に移動可能な2
つのケーシング部分から成る。一方のケーシング部分に
は一対の観察光学系の一方が収容され、他方のケーシン
グ部分に一対の観察光学系の他方が収容され、2つのケ
ーシング部分の一方をその他方のケーシング部分に対し
て相対的に移動させることにより眼幅調節が行われる。
好ましくは、2つのケーシング部分の一方がその他方の
ケーシング部分に摺動自在に収容され、これらケーシン
グ部分の相対的移動時に一対の観察光学系の光軸がその
眼幅調節のために常に同じ平面内で移動させられる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による撮影機能付観察光学装置の一実施形態について
説明する。
【0012】先ず、図1を参照すると、本発明による撮
影機能付観察光学装置の内部構造が示され、この撮影機
能付観察光学装置は撮影機能付双眼鏡として構成され
る。図2を参照すると、図1のII-II線に沿う断面図が
示されるが、同断面図では、図示の複雑化を避けるため
に構成要素の幾つかについては省かれている。本実施形
態では、撮影機能付双眼鏡は略直方形を呈するケーシン
グ10を具備し、このケーシング10はケーシング本体
部分10Aと可動ケーシング部分10Bとから成る。
【0013】ケーシング10内には一対の望遠観察光学
系12R及び12Lが設けられ、この一対の望遠観察光
学系12R及び12Lは左右対象な構成を有し、それぞ
れ右眼観察用及び左眼観察用として使用される。右側観
察光学系12Rはケーシング本体部分10A側に組み込
まれ、この右側観察光学系12Rには対物レンズ系13
R、正立プリズム系14R及び接眼レンズ系15Rが含
まれる。ケーシング本体部分10Aの前方壁には観察窓
16Rが形成され、この観察窓16Rは右側観察光学系
12Rの対物レンズ系13Rと整列させられる。また、
左側観察光学系12Lは可動ケーシング部分10B側に
組み込まれ、この左側観察光学系12Lには対物レンズ
系13L、正立プリズム系14L及び接眼レンズ系15
Lが含まれる。可動ケーシング部分10Bの前方壁には
観察窓16Lが形成され、この観察窓16Lは左側観察
光学系12Lの対物レンズ系13Lと整列させられる。
【0014】なお、以下の記載では、説明の便宜上、前
方側及び後方側とはそれぞれ撮影機能付双眼鏡の望遠観
察光学系(12R、12L)に対して対物側及び接眼側
として定義され、また右方側及び左方側とは撮影機能付
双眼鏡の接眼側に向かった際の右方側及び左方側として
定義される。
【0015】可動ケーシング部分10Bはケーシング本
体部分10Aから左方側に引き出し得るように該ケーシ
ング本体部分10Aに対して摺動自在に係合させられ
る。即ち、可動ケーシング部分10Bは図1及び図2に
示す収納位置と図3及び図4に示す最大引出し位置との
間で左右方向に移動自在とされる。可動ケーシング部分
10Bとケーシング本体部分10Aとの間の摺動係合面
には或る程度の摩擦力が働くようになっており、このた
めケーシング本体部分10Aに対して可動ケーシング部
分10Bを移動させる際には双方の部分10A及び10
B間に所定以上の引出し力或いは押込み力を及ぼすこと
が必要となる。要するに、可動ケーシング部分10Bは
その収納位置(図1及び図2)と最大引出し位置(図3
及び図4)との間の任意の位置で摩擦力で留めておくこ
とが可能である。
【0016】図1及び図2と図3及び図4との比較から
明らかなように、可動ケーシング部分10Bがケーシン
グ本体部分10Aから引き出されたとき、左側観察光学
系12Lは可動ケーシング部分10Bと共に移動する
が、しかし右側観察光学系12Rはケーシング本体部分
10A側に留められる。即ち、可動ケーシング部分10
Bをケーシング本体部分10Aに対して任意の引出し位
置に位置決めすることにより、右側観察光学系12Rの
接眼レンズ系15Rと左側観察光学系12Lの接眼レン
ズ系15Lとの光軸間距離即ち眼幅を調節することが可
能である。勿論、可動ケーシング部分10Bがケーシン
グ本体部分10Aに対して収納位置に置かれたとき、右
側及び左側観察光学系12R及び12Lの光軸間距離は
最小値となり(図1及び図2)、可動ケーシング部分1
0Bがケーシング本体部分10Aに対して最大引出し位
置に置かれたとき、右側及び左側観察光学系12R及び
12Lの光軸間距離は最大値となる(図3及び図4)。
【0017】本実施形態においては、右側観察光学系1
2Rの対物レンズ系13Rはレンズ鏡筒17R内に収容
され、このレンズ鏡筒17Rはケーシング本体部分10
Aに対して固定位置に設置されるが、その正立プリズム
系14R及び接眼レンズ系15Rは対物レンズ系13R
に対して前後方向に移動可能であり、これにより右側観
察光学系12Rの合焦(フォーカシング)が行われる。
同様に、左側観察光学系12Lの対物レンズ系13Lは
レンズ鏡筒17L内に収容され、このレンズ鏡筒17L
は可動ケーシング部分10Bに対して固定位置に設置さ
れるが、その正立プリズム系14L及び接眼レンズ系1
5Lは対物レンズ系13Lに対して前後方向に移動可能
であり、これにより左側観察光学系12Lの合焦(フォ
ーカシング)が行われる。
【0018】レンズ鏡筒17Rは対物レンズ系13Rを
収容する円筒部18Rと、この円筒部18Rの下側に一
体的に成形された取付台19Rとから構成される。取付
台19Rは円筒部18Rからケーシング10の中央側に
向かって延びる内側取付部19R1と、円筒部18Rか
らケーシング10の外方側に向かって延びる外側取付部
19R2とから成なり、内側取付部19R1は比較的肉厚
となった側方ブロック部として形成されるのに対して、
外側取付部19R2は平坦な形態とされる。
【0019】同様に、レンズ鏡筒17Lは対物レンズ系
13Lを収容する円筒部18Lと、この円筒部18Lの
下側に一体的に成形された取付台19Lとから構成され
る。また、取付台17Lも円筒部18Lからケーシング
10の中央側に向かって延びる内側取付部19L1と、
円筒部18Lからケーシング10の外方側に向かって延
びる外側取付部19L2とから成なり、内側取付部19
1は比較的肉厚となった側方ブロック部として形成さ
れるのに対して、外側取付部19L2は平坦な形態とさ
れる。
【0020】上述した眼幅調節及び合焦動作を行わせる
ために、ケーシング10の底部側には図5に示すような
光学系搭載板20が設けられる。なお、図1及び図3で
は、図示の複雑化を避けるために光学系搭載板20は省
かれている。
【0021】光学系搭載板20は、ケーシング本体部分
10Aに対して適宜固定された矩形状の固定板部材20
Aと、この固定板部材20A上に摺動自在に配置されか
つ可動ケーシング部分10Bに対して適宜固定されたス
ライド板部材20Bとから成る。本実施形態では、固定
板部材20A及びスライド板部材20Bは適当な金属材
料、好ましくは軽量金属材料例えばアルミニウム或いは
アルミニウム合金から形成される。
【0022】スライド板部材20Bは固定板部材20A
の前後方向の幅にほぼ等しい幅を持つ矩形状部22と、
この矩形状部22から右方側に一体的に延在した延在部
24とから成る。対物レンズ系13Rのレンズ鏡筒17
Rはその取付台19Rでもって固定板部材20A上の所
定位置に固定設置され、対物レンズ系13Lのレンズ鏡
筒17Lはその取付台19Lでもってスライド板部材2
0Bの矩形状部22上の所定位置に固定設置させられ
る。なお、図5では、レンズ鏡筒17Rの取付台19R
の固定箇所が固定板部材20A上の二点鎖線25Rで囲
まれた領域として示され、一方レンズ鏡筒17Lの取付
台19Lの固定箇所がスライド板部材10B上の二点鎖
線25Lで囲まれた領域として示される。
【0023】スライド板部材20Bの矩形状部22には
一対の案内スロット26が形成され、またその延在部2
4には案内スロット27が形成される。一方、固定板2
2には、一対の案内スロット26に摺動自在に受け入れ
るようになった一対の案内ピン26′と、案内スロット
27に摺動自在に受け入れるようになった案内ピン2
7′とが植設される。各案内スロット(26、27)は
左右方向に同じ長さだけ延び、その長さはケーシング本
体部分10Aに対する可動ケーシング部分10Bの移動
距離、即ち可動ケーシング部分10Bの収納位置(図1
及び図2)と可動ケーシング部分10Bの最大引出し位
置(図3及び図4)との間の距離に対応する。
【0024】図2及び図4から明らかなように、光学系
搭載板20はケーシング10内にその底部から適当な間
隔を空けて設置され、このとき固定板部材20Aはケー
シング本体部分10A側に適宜固定され、またスライド
板部材20Bは可動ケーシング部分10B側に適宜固定
される。なお、図示の実施形態では、可動ケーシング部
分10Bに対するスライド板部材20Bの固定のため
に、その矩形状部22の左辺縁の一部に沿って取付片2
8が設けられ、この取付片28が可動ケーシング部分1
0Bの仕切り壁29に適宜固着される。
【0025】図6及び図7を参照すると、右側観察光学
系12Rの正立プリズム系14Rを搭載するための右側
マウント板30Rと、左側観察光学系12Lの正立プリ
ズム系14Lを搭載するための左側マウント板30Lが
示される。右側マウント板30R及び左側マウント板3
0Lのそれぞれの後方側縁辺に沿って直立板32R及び
32Lが設けられる。図1及び図3から明らかなよう
に、右側直立板32Rは右側接眼レンズ系15Rの取付
座として用いられ、左側直立板32Lは左側接眼レンズ
系15Lの取付座として用いられる。
【0026】図6及び図7に示すように、右側マウント
板30Rの底面にはその右側縁辺のほぼ中央に沿って案
内シュー34Rが固着され、この案内シュー34Rには
固定板部材20Aの右側端縁を摺動自在に受け入れる溝
36Rが形成される(図7)。同様に、左側マウント板
30Lの底面にはその左側縁辺のほぼ中央に沿って案内
シュー34Lが固着され、この案内シュー34Lにはス
ライド板部材20Bの左側端縁を摺動自在に受け入れる
溝36Lが形成される(図7)。
【0027】なお、図7は図6のVII-VII線に沿う矢視
立面図とされるので、図7には光学系搭載板20につい
ては図示されるべきではないが、しかし説明の便宜上、
図7では光学系搭載板20が図5のVII-VII線に沿う断
面図として図示され、また案内シュー34R及び34L
も同様な断面図として図示される。
【0028】図6及び図7に示すように、右側マウント
板30Rの左側縁辺に沿って側壁38Rが設けられ、こ
の側壁38Rの底部側は肥大部40Rとして形成され、
この肥大部40Rには案内ロッド42Rを摺動自在に挿
通させるボアが形成される。案内ロッド42Rの前方端
部はレンズ鏡筒17Rの取付台19Rの内側取付部即ち
側方ブロック部19R1に形成された孔43Rに挿通さ
せられて適宜固定保持され、一方案内ロッド42Rの後
方端部は固定板部材20Aの後方縁辺側に一体的に形成
された直立支持片44Rに形成された孔45Rに挿通さ
せられて適宜固定保持される。なお、図5では、直立支
持片44Rはその孔45Rが見えるように横断面で図示
され、また図1及び図3では、直立支持片44Rはその
孔45Rに案内ロッド42Rの後方端部を挿通させた状
態で図示されている。
【0029】同様に、左側マウント板30Lの右側縁辺
に沿って側壁38Lが設けられ、この側壁38Lの底部
側は肥大部40Lとして形成され、この肥大部40Lに
は案内ロッド42Lを摺動自在に挿通させるボアが形成
される。案内ロッド42Lの前方端部はレンズ鏡筒17
Lの取付台19Lの内側取付部即ち側方ブロック部19
1に形成された孔43Lに挿通させられて適宜固定保
持され、一方案内ロッド42Lの後方端部はスライド板
部材20Bの矩形状部22の後方縁辺側に一体的に形成
された直立支持片44Lに形成された孔45Lに挿通さ
せられて適宜固定保持される。なお、直立支持片44R
の場合と同様に、図5では、直立支持片44Lはその孔
45Lが見えるように横断面で図示され、また図1及び
図3では、直立支持片44Lはその孔45Lに案内ロッ
ド42Lの後方端部を挿通させた状態で図示されてい
る。
【0030】右側観察光学系12Rの対物レンズ系13
Rは右側マウント板30Rの前方側に配置されているの
で、右側マウント板30Rを案内ロッド42Rに沿って
前後に移動させることにより、対物レンズ系13Rと正
立プリズム系14Rとの距離が調節させられ、このため
右側観察光学系12Rの合焦動作が行われることにな
る。同様に、左側観察光学系12Lの対物レンズ系13
Lは左側マウント板30Lの前方側に配置されているの
で、左側マウント板30Lを案内ロッド42Lに沿って
前後に移動させることにより、対物レンズ系13Lと正
立プリズム系14Lとの距離が調節させられ、このため
左側観察光学系12Lの合焦動作が行われることにな
る。
【0031】右側マウント板30R及び左側マウント板
30Lをそれぞれの案内ロッド42R及び42Lに沿っ
て同期して移動させると共に右側マウント板30Rに対
する左側マウント板30Lの左右方向の移動を許容させ
るために、図6に最もよく示すように、右側マウント板
30R及び左側マウント板30Lは伸縮自在の連結手段
46によって互いに連結させられる。
【0032】詳述すると、本実施形態では、連結手段4
6は、右側マウント板30Rの側壁40Rの肥大部42
Rの前方端部から左方側に延びた横断面矩形状のロッド
部材46Aと、このロッド部材46Aを摺動自在に受け
入れる二股部材46Bとから成る。ロッド部材46A及
び二股部材46Bの長さについては、可動ケーシング部
分10Bが収納位置(図1及び図2)から最大引出し位
置(図3及び図4)まで引き出された際にもロッド部材
46Aと二股部材46Bとの摺動係合が維持される。か
くして、可動ケーシング部分10Bがケーシング本体部
分10Aに対してどのような引出し位置にあっても、右
側マウント板30R及び左側マウント板30Lはそれぞ
れの案内ロッド42R及び42Lに沿って同期して移動
することができる。なお、ロッド部材46Aには横断面
矩形状の孔47が形成されるが、この孔47の機能につ
いては後で説明する。
【0033】図8を参照すると、図1のVIII-VIII線に
沿って切断された縦断面図が示される。図2、図4及び
図8から明らかなように、ケーシング10内には内部フ
レーム構造48が設けられ、この内部フレーム48構造
はケーシング本体部分10Aと固定板部材20Aとに対
して適宜固定される。内部フレーム構造48は中央本体
部分48Cと、この中央本体部分48Cから右方に一体
的に張り出した右側翼状部分48Rと、この右側翼状部
分48Rの右縁辺に沿って一体的に吊下した吊下壁部分
48Sと、中央本体部分48Cから左方に一体的に張り
出した左側翼状部分48Lとから成る。
【0034】図8に示すように、中央本体部分48Cの
前方端部にはボア50が形成され、このボア50はケー
シング本体部分10Aの前方壁部に形成された円形窓5
1に整列させられる。また、中央本体部分48Cには該
ボア50の後方側に略U字形横断面形状の窪み部52が
形成され、この窪み部52の底部には矩形状開口部54
が形成される。ケーシング本体部分10Aの頂部壁には
窪み部52を露出するようになった開口部が形成され、
この開口部は取外し自在の開閉板55によって閉鎖され
る。
【0035】開閉板55が取り外されている状態で窪み
部52内には筒状組立体56は組み付けられる。筒状組
立体56は転輪軸筒57と、この転輪軸筒57内に同心
状に配置されたレンズ鏡筒58とから成る。転輪軸筒5
7は窪み部52内で回転自在に保持され、一方レンズ鏡
筒58は後述するように非回転状態に維持されるが、し
かしその中心軸線に沿って移動自在とされる。筒状組立
体56の組付後、開閉板55は例えば窪み部52を塞ぐ
ようにねじ止めされる。転輪軸筒57にはその周囲拡張
部として転輪部60が形成され、この転輪部60は開閉
板55に形成された開口部62を通してケーシング本体
部分10の頂部壁で外部に露出させられる。
【0036】転輪軸筒57の周囲にはヘリコイドねじ6
4が切られ、このヘリコイドねじ64には環状体66が
螺着される。即ち、環状体66の内側壁面には転輪軸筒
57のヘリコイドねじ64に係合するようになった複数
の突起要素が等間隔に適宜配置され、環状体66はそれ
ら突起要素でもって転輪軸筒57のヘリコイドねじ64
に螺着される。環状体66の外周面の一部には平坦面が
形成され、この平坦面は開閉板55の内側壁面に摺動自
在に係合させられる。即ち、転輪軸筒57が回転させら
れたとき、環状体66はその平坦面と開閉板55の内側
壁面との係合のために転輪軸筒57と連れ回ることなく
非回転自体に維持される。かくして、転輪軸筒57が回
転させられると、環状体66はその内側壁面の突起要素
とヘリコイドねじねじ64との係合のために転輪軸筒5
7の長手方向中心軸線に沿って移動させられ、その移動
方向は転輪軸筒57の回転方向によって決まる。
【0037】環状体66からは舌状片67が突出させら
れ、この舌状片67は該環状体66の平坦面に対して直
径に位置させられる。図8に最もよく図示するように、
内部フレーム構造48の中央本体部分48Cの矩形状開
口部54から突出させられて連結手段47のロッド部材
46Aの孔47に挿入させられる。従って、撮影機能付
双眼鏡の観察者が例えば人指し指によって転輪部60の
露出部に触れて転輪軸筒57が回転させられると、環状
体62は上述したように転輪軸筒57の転輪軸筒57の
長手方向中心軸線に沿って移動させられ、かくしてマウ
ント板30R及び30Lが一対の観察光学系12R及び
12Lの光軸に沿って移動させられることになる。要す
るに、転輪部60の回転運動が各観察光学系(12R、
12L)の正立プリズム系(14R、14L)と接眼レ
ンズ系(15R、15L)との直線運動に変換させら
れ、これにより該観察光学系(12R、12L)の合焦
が行われることとなる。
【0038】本実施形態では、各観察光学系12R及び
12Lについては、例えば、正立プリズム系(14R、
14L)と接眼レンズ系(15R、15L)とがその対
物レンズ系(13R、13L)に最も接近したときに40
メール先から無限遠までの観察対象物の合焦が得られる
ようなレンズ設計とされ、2メートル先から40メートル
先までの観察対象物を観察するとき、転輪部60の回転
により正立プリズム系と接眼レンズ系とを対物レンズ系
から引き離して観察対象物の合焦が行われる。勿論、正
立プリズム系がそれぞれ対物レンズ系から最大距離まで
引き離されたとき、2メートル先の観察対象物について
合焦が得られることになる。
【0039】転輪軸筒57内に同心状に配置されたレン
ズ鏡筒58内には撮影光学系68が保持され、この撮影
光学系68は第1のレンズ群68Aと第2のレンズ群6
8Bとから構成される。一方、ケーシング本体部分10
Aの後方側壁部の内側壁面には回路基板70が取り付け
られ、この回路基板70上には固体撮像素子例えばCC
D(charge-coupled device)撮像素子72が搭載され、
このCCD撮像素子72はその受光面が撮影光学系68
と整列するように配置される。内部フレーム構造48の
中央本体部分48Cの後方側端部には撮影光学系68の
光軸に沿って整列させられた開口部が形成され、この開
口部には光学的ローパスフィルタ74が装着される。要
するに、本実施形態では、撮影機能付双眼鏡には所謂デ
ジタルカメラとしての撮影機能が与えられ、被写体は撮
影光学系68によって光学的ローパスフィルタ74を通
してCCD撮像素子72の受光面に光学被写体像として
結像させられ、その光学的被写体像はCCD撮像素子7
2によって一フレーム分の画像信号に光電変換される。
【0040】図1ないし図4では、撮影光学系68の光
軸は参照符号OSで示され、また右側及び左側観察光学
系12R及び12Lのそれぞれの光軸が参照符号OR及
びOLで示される。勿論、右側及び左側観察光学系12
R及び12Lの光軸OR及びOLは互いに平行であり、
しかも撮影光学系68の光軸OSとも平行である。図2
及び図4に示すように、右側及び左側観察光学系12R
及び12Lの光軸OR及びOLはいずれも撮影光学系6
8の光軸OSに平行な平面P内にあり、右側及び左側観
察光学系12R及び12Lは該平面Pに対して平行に移
動することによりその光軸間距離即ち眼幅の調節がなさ
れる。
【0041】ところで、撮影光学系68が適当な距離の
近景被写体から無限遠の遠景被写体までの合焦が得られ
るようなレンズ設計とされ、しかもその合焦可能範囲内
だけで撮影を行うことが前提とされている場合には、レ
ンズ鏡筒58に合焦機構を組み込むことは必要とされな
い。しかしながら、本発明による撮影機能付双眼鏡を通
常のデジタルカメラの場合と同様に、例えば2メール先
の近景被写体についても撮影することが望まれる場合に
は、レンズ鏡筒58にも合焦機構を組み込むことが必要
となる。
【0042】そこで、本実施形態では、転輪軸筒57の
内周壁面には雌ねじが形成され、一方レンズ鏡筒58の
外周壁面には雄ねじが形成され、これによりレンズ鏡筒
58は転輪軸筒57内で螺着される。レンズ鏡筒58の
前方端部はボア50内に挿入させられ、該前方端部の底
部側には図8に示すようにキー溝76が形成され、キー
溝76はレンズ鏡筒58の前方端縁からその長手軸線方
向に沿って所定長さだけ延びる。一方、内部フレーム構
造48の前方側端部の底部には孔が形成され、該孔には
キー溝76に係合するようになったピン要素78が植設
される。要するに、キー溝76とピン要素78との係合
により、レンズ鏡筒58の回転が阻止される。
【0043】かくして、転輪軸筒57がその転輪部60
の操作により回転させられると、レンズ鏡筒58はその
光軸に沿って移動させられる。即ち、転輪軸筒57の内
周壁面に形成された雌ねじとレンズ鏡筒58の外周壁面
に形成された雄ねじとは該転輪軸筒57の回転運動をレ
ンズ鏡筒58の直線運動に変換するための運動変換機能
を形成し、この運動変換機構はレンズ鏡筒58の合焦機
構として機能させられる。
【0044】転輪軸筒57の外周壁面に形成されるヘリ
コイドねじ64とその内周壁面に形成される雌ねじとは
互いに逆向きとされ、このため転輪軸筒57が光学プリ
ズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、1
5L)とをそれぞれ対物レンズ系(13R、13L)か
ら引き離すように回転させられたとき、レンズ鏡筒58
はCCD撮像素子72から遠のくように移動させられ、
かくして上述の合焦可能範囲から外れた前景被写体がC
CD撮像素子72の受光面に合焦された状態で結像され
る。勿論、転輪軸筒57の外周壁面のヘリコイドねじ6
4のピッチ及びその内周壁面の雌ねじのピッチのそれぞ
れについては、一対の観察光学系12R及び12Lの光
学特性及び撮影光学系68の光学特性に応じて異なった
ものとされる。
【0045】図1ないし図4に示すように、ケーシング
本体部分10Aの右側端部内には電源回路基板80が設
けられ、この電源回路基板80はケーシング本体部分1
0Aに対して適宜保持される。図2、図4及び図8に示
すように、ケーシング本体部分10Aの底部壁と光学系
搭載板20との間には電子制御回路基板82が設けら
れ、この電子制御回路基板82はケーシング本体部分1
0Aの底部壁によって適宜支持される。電子制御回路基
板82にはCPU、DSP、メモリ、キャパシタ等の種
々の電子部品が搭載され、CCD搭載用回路基板70及
び電源回路基板80は平坦なフレキシブル配線コード
(図示されない)を介して電子制御回路基板82に適宜
接続される。
【0046】本実施形態では、図2、図4及び図8に示
すように、ケーシング本体部分10Aの頂部壁の外側壁
面にはLCD(liquid crystal display)表示器84が配
置され、このLCD表示84は平坦な矩形状を呈する。
LCD表示器84はその一方の対向側辺が撮影光学系6
8の光軸に対して直角となるように配置され、しかもそ
の前方側縁辺に沿う回動軸86のまわりで回動自在とさ
れる。LCD表示器84は通常は図8に実線で示す収納
位置に置かれ、このときLCD表示器84の液晶表示画
面はケーシング本体部分10Aの頂部壁の上側壁面に対
して直接対向しかつ平行となるような姿勢とされるの
で、その液晶表示画面は見ることはできない。CCD撮
像素子72によって撮影作動が行われるとき、LCD表
示器84はその収納位置から図8で破線で部分的に示す
ような表示位置まで手動操作により回動させられ、この
ときLCD表示器84の液晶表示画面が接眼レンズ系1
5R及び15Lの側から見ることができるようになって
いる。
【0047】先に述べたように、可動ケーシング部分1
0Bの左側端部内は仕切り壁29によって仕切られ、そ
の内部はバッテリ充填室88として使用される。図2及
び図4に示すように、バッテリ充填室88の底部側には
開閉蓋90が設けられ、この開閉蓋90を開けることに
より、バッテリ充填室88へのバッテリ92の充填或い
はそこからのバッテリ92の取出しが行われる。なお、
開閉蓋90は可動ケーシング部分10Bの一部を成し、
適当な係止手段によって図2及び図4に示すような閉鎖
位置に保持される。
【0048】電源回路基板80は比較的重量のあるもの
であり、これに対してバッテリ92自体も比較的重量の
あるものである。本実施形態では、このように比較的重
量のある2つのものがケーシング10の両端側にそれぞ
れ配置されるので、撮影機能付双眼鏡の全体の重量バラ
ンスが良好なものとなる。
【0049】図1及び図3に図示するように、バッテリ
充填室88には2つの電極板94及び96が前後方向に
設けられ、2つのバッテリ92は2つの電極板94及び
96間で交互に充填されて直列に配置される。電極板9
4はフレーム接地され、一方電極板96はバッテリ92
から電源回路基板80への給電のために適当な電源ケー
シング(図示されない)を介して電源回路基板80に接
続される。電源回路基板80はCCD搭載用回路基板7
0上のCCD撮像素子72、電子制御回路基板82上の
マイクロコンピュータやメモリ等の電子部品及びLCD
表示器84のそれぞれに対して所定の電圧で給電を行
う。
【0050】図1ないし図4に示すように、電源回路基
板82には適当な外部接続コネクタとして例えばビデオ
出力端子コネクタ102を設けることが可能であり、ビ
デオ出力端子コネクタ102に外部コネクタを接続させ
るためにケーシング本体部分10Aの前方壁部には孔1
04が形成される。また、図2及び図3に示すように、
ケーシング本体部分10Aの底部には電子制御回路基板
84の下側にはCFカードドライバ106が設けられ、
このCFカードドライバ106にはCFカードがメモリ
カードとして抜差し自在に挿入し得るようになってい
る。
【0051】図2、図4 及び図8に示すように、ケー
シング本体部分10Aの底部にはねじ孔形成部108が
一体的に成形される。即ち、ねじ孔形成部108は横断
面円形の肉厚部として形成され、その肉厚部には図8に
示すようにその外側底壁面からねじ孔110が形成され
る。ねじ孔形成部108はそのねじ孔110でもって三
脚の雲台のねじに螺着されるようになっている。
【0052】図9を参照すると、電子制御回路基板82
上に搭載される制御回路がブロック線図として示され
る。同図において、参照符号112はマイクロコンピュ
ータから構成されるデジタル信号処理回路(DSP)を
示し、このDSP112により撮影機能付双眼鏡の全般
が制御される。図9では、撮影レンズ系68は象徴的に
描かれ、その撮影レンズ系68を収容するレンズ鏡筒5
8はブロックとして示される。また、CCD撮像素子7
2、LCD表示器84及びCFカードドライバ106も
ブロックとして示され、ビデオ出力端子コネクタ102
も象徴的に描かれる。
【0053】本発明では、CCD撮像素子72として、
一フレーム分の画像信号の読出しをプログレッシブスキ
ャン方式で行うタイプのCCD撮像素子(PS−CC
D)を使用することが条件とされる。換言すれば、プロ
グレッシブスキャン方式以外の画像読出し方式例えばイ
ンターレーススキャン方式を採用するCCD撮像素子は
使用されない。
【0054】周知のように、プログレッシブスキャン方
式を採用するCCD撮像素子及びインターレーススキャ
ン方式を採用するCCD撮像素子のいずれにおいても、
CCD撮像素子72の受光面には多数の受光素子がマト
リックス状に配列され、受光素子の各縦列に隣接して垂
直転送路が設けられ、これら垂直転送路は最下方の受光
素子の横列共通の水平転送路に接続される。CCD撮像
素子72の受光面に光学的被写体像が結像されると、各
受光素子はその受光光量に応じた電荷を蓄積し、個々の
蓄積電荷が一画素信号に対応する。
【0055】プログレッシブスキャン方式では、全ての
蓄積電荷即ち画像信号が一度にその該当垂直転送路にシ
フトされ、次いで画像信号は垂直転送路に沿って一水平
ラインずつ水平転送路に向かって順次シフトされ、水平
転送路からは一水平ライン分の画像信号が順次読み出さ
れる。一方、インターレーススキャン方式では、例えば
奇数番目の横列の受光素子から蓄積電荷即ち画像信号が
垂直転送路にシフトされ、画像信号は垂直転送路に沿っ
て一水平ラインずつ水平転送路に向かって順次シフトさ
れ、水平転送路からは一水平ライン分の画像信号(蓄積
電荷)が順次読み出される。奇数番目の横列の受光素子
からの画像信号の読出しが完了すると、偶数番目の横列
の受光素子からの蓄積電荷即ち画像信号の読出しが同様
な態様で行われる。
【0056】要するに、プログレッシブスキャン方式で
は、一フレーム分の画像信号が同時に垂直転送路にシフ
トされるので、一フレーム分の画像信号は被写体の時間
変化に対して等価な画像情報を持つことになる。これに
対して、インターレーススキャン方式では、垂直転送路
への奇数フィールドの画像信号のシフトに対して垂直転
送路への愚数フィールドの画像信号のシフトは所定時間
だけ遅れることになり、その遅れ時間分だけ愚数フィー
ルドの画像信号に対する露光時間(電荷蓄積時間)が長
くなる。その結果、奇数フィールドの画像信号が持つ画
像情報と偶数フィールドの画像信号が持つ画像情報とは
被写体に対して時間的なずれが生じることになり、その
時間的なずれが奇数及び偶数フィールドの画像信号に基
づく再現画像に画質劣化即ち画像ブレとして現れること
になる。このような画質劣化は被写体の動きが早ければ
早い程顕著なものとなる。
【0057】もし本発明でインターレーススキャン方式
を採用するCCD撮像素子を使用し、かつ奇数フィール
ドの画像信号が持つ画像情報と偶数フィールドの画像信
号が持つ画像情報との間の時間的なずれを排除するため
には、該CCD撮像素子に機械的シャッタ機構を組み込
むことが必要なる。即ち、CCD撮像素子に対する露光
時間(電荷蓄積時間)を機械的シャッタ機構により制御
し、CCD撮像素子からの画像信号の読出し中、機械的
シャッタ機能を閉じることにより、奇数フィールドの画
像信号が持つ画像情報と偶数フィールドの画像信号が持
つ画像情報との間の時間的なずれが排除されることにな
る。しかしながら、かかる機械的シャッタ機構をCCD
撮像素子に組み込むためには、比較的広めのスペースが
必要となり、このため撮影機能付双眼鏡の全体構成が大
型化するという問題が起きることになる。また、機械的
シャッタ機構で高速シャッタ時間を精度よく制御しよう
とすると、機械的シャッタ機構も高価となり、しかもそ
の構成も大型化するので、可動ケーシング部分10Bが
収容されたとき、一対の観察光学系12R及び12L間
の光軸間距離が50ミリ程度となるような撮影機能付双眼
鏡にそのような機械的シャッタ機構を搭載することは事
実上不可能となる。
【0058】そこで、実際には、既に述べたように、本
発明による撮影機能付双眼鏡においては、CCD撮像素
子72では、画像信号の読出しをプログレッシブスキャ
ン方式で行うタイプのCCD撮像素子(PS−CCD)
が使用されるので、機械的シャッタ機構を組み込む必要
性はなく、その分だけ撮影機能付双眼鏡の製造コストを
低減することが可能である。また、プログレッシブスキ
ャン方式で行うタイプのCCD撮像素子72では、露光
時間(電荷蓄積時間)は電子的に制御され、その機能は
所謂電子シャッタと呼ばれ、このような電子シャッタに
よれば、機械的シャッタ機構では実現の難しい1/2000な
いし1/10000秒という高速シャッタ時間が高精度で実現
可能であり、このため撮影レンズ系68の絞り値を明る
くしたり或いは画像信号のゲイン(銀塩カメラで言うフ
ィルムのISO感度に相当)を上げるたりすることによ
り、本発明による撮影機能付双眼鏡の電子カメラには所
謂画像ブレや手ブレに強い撮影機能を与えることが可能
となる。
【0059】再び図9に戻って説明すると、参照符号1
14、116及び118はそれぞれモード選択スイッチ
(MSW)、リーズスイッチ(SWR)及び画像選択ス
イッチ(PSW)を示し、これらスイッチはケーシング
本体部分10Aの頂部壁に適宜配置される。図9には図
示されないが、電源スイッチが設けられ、この電源スイ
ッチのオンにより、スイッチ114、116及び118
の操作が有効となる。
【0060】モード選択スイッチ114は種々の作動モ
ードを選択するためのスイッチであり、モード選択スイ
ッチ114により記録モードが選択されると、CCD撮
像素子72が動作させられてそこからの画像信号の読出
しが開始される。即ち、DSP112にはCCD撮像素
子72を駆動するためのCCD駆動回路が内臓され、モ
ード選択スイッチ114により記録モードが選択される
と、CCD駆動回路から出力される駆動パルスに従って
CCD撮像素子72からの画像信号の読出しが行われ
る。
【0061】CCD撮像素子72から読み出された画像
信号は相関二重サンプリング回路(CDS)120によ
ってサンプルホールドされ、次いでアナログ/デジタル
変換器(A/D)122によってデジタル画像信号に変
換される。デジタル画像信号は順次DSP112に取り
込まれ、そこで所定の画像処理例えばガンマ補正や黒レ
ベル補正等の処理を受けた後に大容量の書込み読出し自
在な外部メモリ例えばダイナミックRAM(DRAM)
124の所定アドレスに格納される。DSP112は一
フレーム分のデジタル画像信号がDRAM124に書き
込まれる毎にその一フレーム分のデジタル画像信号の明
るさに基づいて次回のCCD撮像素子72での露光時間
(電荷蓄積時間)を演算する。即ち、CCD撮像素子7
2からの一フレーム分の画像信号の読出し周期は被写体
の明るさに応じて変動させられる。かくして、CCD撮
像素子72からは適正露光の画像信号が常に得られるこ
とになる。なおDRAM124に書き込まれた一フレー
ム分のデジタル画像信号はCCD撮像素子72から順次
得られる一フレーム分のデジタル画像信号によって上書
きされる。
【0062】一方、DSP112はDRAM124から
一フレーム分のデジタル画像信号を所定の時間間隔(例
えばNTSC方式では1秒間に30回)で読み出し、次い
で間引き処理して縮小画像データとする。DSP112
では、該縮小画像データに基づいてLCD表示器84で
表示すべき画像のビデオ信号が作成され、このビデオ信
号をLCDドライバ126に出力することにより、LC
D表示器84で被写体像が再生されて必要に応じてモニ
タされることになる。また、DSP112では、上述の
縮小画像データに基づいてコンポジットビデオ信号も作
成され、このコンポジットビデオ信号は増幅回路128
及びビデオ出力端子コネクタ102を介して外部に出力
されるようになっている。即ち、撮像光学系68で捉え
た被写体像は必要に応じてTVモニタ装置で表示するこ
とも可能である。
【0063】以上で述べたように、モード選択スイッチ
114により記録モードが選択されると、被写体像がL
CD表示器84で動画として表示されることになる。記
録モードの選択中、レリーズスイッチ116がオンされ
ると、DSP112はDRAM124から一フレーム分
のデジタル画像信号を読み出し、その明るさに基づいて
適正露光時間(適正電荷蓄積時間)を演算すると共にC
CD撮像素子72に対して電荷掃出し信号を出力する。
電荷掃出し信号がCCD撮像素子72に入力されると、
CCD撮像素子72のすべての受光素子から蓄積電荷が
掃き出され、その直後に静止画撮影のための露光が開始
される。
【0064】静止画撮影のための露光が開始されてから
適正電荷蓄積時間が経過すると、CCD撮像素子から一
フレーム分の画像信号の読出しが行われ、この一フレー
ム分の画像信号は上述した場合と同様な処理を受けた後
にDRAM124に一フレーム分のデジタル画像信号と
して書き込まれ、その書込みが完了すると、DRAM1
24へのデジタル画像信号の書込みが所定時間例えば
(5秒間)にわたって禁止される。即ち、静止画撮影の
終了後もCCD撮像素子72からの画像信号の読出しは
再開されるが、しかしその読出し信号から得られるデジ
タル画像信号は書込み禁止時間(5秒間)が経過するま
でDRAM124に書き込まれることなく棄てられる。
なお、LCD表示器84で表示すべき画像のビデオ信号
やコンポジットビデオ信号の作成については引き続き行
われるので、書込み禁止時間中、撮影画像がLCD表示
器84やTVモニタ装置で静止画として表示されること
になる。
【0065】上述の書込み禁止時間中、DSP112は
DRAM124から一フレーム分のデジタル画像信号を
読み出し、その一フレーム分のデジタル画像信号に適当
な画像圧縮処理(例えばJEPG)を施して圧縮画像デ
ータを作成する。更に、DSP112では、一フレーム
分のデジタル画像信号を間引き処理して縮小画像データ
(例えばサムネイルサイズの画像データ)も作成する。
圧縮画像データ及び縮小画像データ即ちサムネイル画像
データはインターフェース(I/F)130を介してC
Fカードドライバ106に送られ、そこで所定のフォー
マットに従ってCFカードに書き込まれる。
【0066】モード選択スイッチ114により、再生モ
ードが選択されると、DSP112はCFカードのサム
ネイル画像データに基づいてサムネイル画像をLCD表
示器84に表示するためにCFカードドライバ106を
駆動してCFカードから全てのサムネイル画像データを
読み出してDRAM124の所定アドレスに一旦書き込
む。その後、DSP112はサムネイル画像データの画
像数に基づいて表示サイズや表示位置を演算し、次いで
DRAM124からサムネイル画像データを読み出して
適宜間引き処理等を施した後にビデオ信号を作成し、こ
のビデオ信号によりLCD表示器84には全てのサムネ
イル画像データに基づくサムネイル画像が表示される。
【0067】サムネイル画像がLCD表示器84に表示
されているとき、画像選択スイッチ118を操作してサ
ムネイル画像のうちの1つが選択されると、DSP11
2はその選択サムネイル画像に対応した圧縮画像データ
をCFカードから読み出して画像データ伸長処理及び復
元処理等を施した後にその復元画像データをDRAM1
24の所定アドレスに一旦書き込む。次いで、DSP1
12は復元画像データをDRAM124から読み出して
間引き処理を施した後にビデオ信号を作成し、このビデ
オ信号により所望の撮影画像がLCD表示器84に再現
表示される。
【0068】勿論、CFカードをCFカードドライバ1
06から抜き出して適当な画像処理コンピュータに装填
し、そこで各圧縮画像データ及びサムネイル画像データ
を適宜処理することも可能である。
【0069】上述の実施形態では、本発明による撮影機
能付観察光学装置は撮影機能付双眼鏡として構成されて
いるが、本発明による撮影機能付観察光学装置は撮影機
能付単眼鏡として構成されてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
によれば、固体撮像素子として、そこからの画像信号の
読出しのためにプログレッシブスキャン方式を採用した
ものが使用されるので、機械的シャッタ機構が不要とな
り、かくして小型で軽量でかつ安価な撮影機能付観察光
学装置が得られ、しかもその撮影機能は画像ブレや手ブ
レによる撮影画像の劣化が起き難いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮影機能付光学装置の一実施形態
を示す水平断面図であって、その可動ケーシング部分を
収納位置で示す図である。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1と同様な水平断面図であって、可動ケーシ
ング部分を最大引出し位置で示す図である。
【図4】図2の同様な断面図であって、可動ケーシング
部分を最大引出し位置で示す図である。
【図5】図1の光学装置のケーシング内に設けられる光
学系搭載板の平面図である。
【図6】図5に示す光学系搭載板上に設置される右側マ
ウント板及び左側マウント板の平面図である。
【図7】図6のVII-VII線に沿う矢視立面図であって、
そこに描かれた光学系搭載板を図5のVII-VII線に沿う
断面図として示す図である。
【図8】図1のVIII-VIII線に沿う縦断面図である。
【図9】本発明による撮影機能付観察光学装置の電子制
御回路基板搭載される制御回路のブロック線図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 10A ケーシング本体部分 10B 可動ケーシング部分 12R 右側観察光学系 12L 左側観察光学系 20 光学系搭載板 20A 固定板部材 20B スライド板部材 29 仕切り壁 30R 右側マウント板 30L 左側マウント板 46 連結手段 48 内部フレーム構造 57 転輪軸筒 58 レンズ鏡筒 60 転輪部 66 環状体 68 撮影光学系 70 CCD搭載用回路基板 72 CCD撮像素子(PS−CCD) 74 光学的ローパスフィルタ 80 電源回路基板 82 主制御回路基板 84 LCD表示器 112 デジタル信号処理回路(DSP) 114 モード選択スイッチ 116 レリーズスイッチ 118 画像選択スイッチ 120 相関二重サンプリング回路(CDS) 122 アナログ/デジタル変換器(A/D) 124 ダイナミックRAM(DRAM) 126 LCDドライバ 130 インターフェース(I/F)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 D 5/335 5/335 Z (72)発明者 金子 敦美 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H039 AA05 AA06 AB14 AB16 AB22 AC04 2H044 CA02 CA10 HA01 5C022 AA00 AB55 AC02 AC42 AC77 AC78 5C024 AX01 BX00 GY01 JX11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系と、この撮影光学系によって
    結像された被写体像を画像信号に光電変換する固体撮像
    素子と、前記撮影光学系に対するファインダ光学系とし
    ての機能を合わせ持つ望遠観察光学系とを具備して成る
    撮影機能付観察光学装置において、前記固体撮像素子と
    してプログレッシブスキャン方式の読み出し方式の固体
    撮像素子を採用したことを特徴とする撮影機能付観察光
    学装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮影機能付観察光学装
    置において、前記望遠観察光学系が、その合焦のため
    に、所定位置に固定された第1の部分と、この第1の部
    分に対して該望遠観察光学系の光軸に沿って移動可能な
    第2の部分とを包含し、前記望遠観察光学系にはそこに
    隣接して転輪軸筒が配置され、この転輪軸筒内には前記
    撮影光学系が設置され、前記望遠観察光学系を合焦させ
    るべく前記転輪軸筒の回転運動を該望遠観察光学系の第
    2の部分の直線運動に変換させるための第1の合焦機構
    が該転輪軸筒と該第2の部分との間に設けられ、前記撮
    影光学系を前記固体撮像素子に対して合焦させるべく前
    記転輪軸筒の回転運動を該撮影光学系の直線運動に変換
    させるための第2の合焦機構が該転輪軸筒と該撮影光学
    系との間に設けられることを特徴とする撮影機能付観察
    光学装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の撮影機能付観察光学装
    置において、前記望遠観察光学系が一対設けられ、前記
    転輪軸筒がその一対の観察光学系の間に配置されること
    を特徴とする撮影機能付観察光学装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の撮影機能付観察光学装
    置において、前記一対の観察光学系を収容するケーシン
    グが設けられ、このケーシングが互いに相対的に移動可
    能な2つのケーシング部分から成り、一方のケーシング
    部分には前記一対の観察光学系の一方が収容され、他方
    のケーシング部分に前記一対の観察光学系の他方が収容
    され、前記2つのケーシング部分の一方をその他方のケ
    ーシング部分に対して相対的に移動させることにより眼
    幅調節が行われることを特徴とする撮影機能付観察光学
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載撮影機能付観察光学装置
    において、前記2つのケーシング部分の一方がその他方
    のケーシング部分に摺動自在に収容され、これらケーシ
    ング部分の相対的移動時に前記一対の観察光学系の光軸
    がその眼幅調節のために常に同じ平面内で移動させられ
    ることを特徴とする撮影機能付観察光学装置。
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