JP3875913B2 - 光学的位置決め調整機構を持つ光学ユニット - Google Patents

光学的位置決め調整機構を持つ光学ユニット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転可能な軸筒と、この軸筒を回転自在に支持するための支持部材と、該軸筒内にその中心軸線方向に沿って直線運動を行い得るように設置されたレンズ鏡筒と、該軸筒の回転運動を該レンズ鏡筒の直線運動に変換すべくその間に組み込まれた運動変換機構と、該軸筒に対して該レンズ鏡筒を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構とを具備して成る光学ユニットに関し、また本発明はそのような光学ユニットを撮影光学系ユニットとして双眼鏡に搭載した撮影機能付双眼鏡にも関する。
【0002】
【従来の技術】
種々の光学機器には、上述したようなタイプの光学ユニットが屡々搭載され、このような光学ユニットでは、その軸筒を回転させてレンズ鏡筒をその中心軸線に沿って移動させることにより、該レンズ鏡筒内の光学系の合焦が行われる。即ち、軸筒とレンズ鏡筒との間に組み込まれた運動変換機構により、該軸筒の回転運動がその中心軸線方向に沿うレンズ鏡筒の直線運動に変換され、この直線運動がレンズ鏡筒内の光学系に対する合焦運動となる。このような合焦運動が適正に行われるためには、軸筒に対してレンズ鏡筒が所定の正確な相対位置に位置決めされることが必要である。
【0003】
従って、上述した光学ユニットの構成部品は所定の精度で加工され、その組付後にレンズ鏡筒が軸筒に対して所定の正確な相対位置に位置決めされるようになっている。ところが、実際には、光学ユニットの個々の構成部品には加工誤差があり、また光学ユニットの組付誤差もある。かくして、そのような光学ユニットにはその組付後に軸筒に対してレンズ鏡筒を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構が組み込まれることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、携帯型の光学機器はその全体構成をコンパクト化することが要望されており、そこに搭載される光学ユニットもでき得る限りコンパクト化することも当然要求される。また、経年や使用状況による位置ずれや修理等に対応するために光学ユニットの再調整の要望もあり、この場合には、光学的位置決め調整機構は軸筒に対するレンズ鏡筒の相対的位置決めが再調整可能であるように構成されるべきである。
【0005】
従って、本発明の目的は、上述したようなタイプの光学ユニットであって、軸筒に対してレンズ鏡筒を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構がコンパクトに組み込み得るだけでなくその光学的位置決め調整を再度行い得るように構成された光学ユニットを提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、そのような光学ユニットを撮影光学系ユニットとして双眼鏡に搭載した撮影機能付双眼鏡を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による光学ユニットは、回転可能な軸筒と、この軸筒を回転自在に支持するための支持部材と、該軸筒内にその中心軸線方向に沿って直線運動を行い得るように設置されたレンズ鏡筒と、該軸筒の回転運動を該レンズ鏡筒の直線運動に変換すべくその間に組み込まれた運動変換機構と、該軸筒に対して該レンズ鏡筒を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構とを具備して成る。本発明によれば、そのような光学ユニットにおいて、光学的位置決め調整機構がレンズ鏡筒をその中心軸線方向に沿って移動させ得るようにしかも該レンズ鏡筒の外側に非回転状態で装着されたリング部材と、このリング部材を支持部材に対して釈放自在に固定させるための固定手段とを包含することが特徴とされる。
【0008】
このような構成によれば、固定手段の釈放時、リング部材は回転自在となり、このリング部材を適宜回転させると、レンズ鏡筒も共に回転し、このときレンズ鏡筒は運動変換機構のために軸筒内でその中心軸線方向に沿って移動されることになる。かくして、レンズ鏡筒が軸筒に対して所定の相対的位置に正確に位置決めされた後に固定手段によりリング部材が支持部材に対して固定されると、軸筒に対するレンズ鏡筒の相対的位置決め調整が完了することになる。
【0009】
本発明による光学ユニットの好適な実施形態にあっては、リング部材はその外周の少なくともの一部に沿って形成された歯部と、その内周から半径方向内側に突出し、かつ前記レンズ鏡筒の外側壁にその軸線方向に形成されたキー溝に摺動自在に係合させられた少なくとも1つのキー要素とを備える。一方、固定手段はリング部材の歯部に噛み合いしかも支持部材に止めねじでもって固定された歯車から成る。止めねじを緩めたとき、リング部材が回転自在となり、止めねじを締め付けたとき、リング部材が前記支持部材に対して固定される。かくして、止めねじが緩められたとき、軸筒に対するレンズ鏡筒の所定の相対的位置決め調整が可能となる。
【0010】
上述しような光学ユニットを撮影光学系ユニットとして双眼鏡に搭載することにより、撮影機能付双眼鏡が提供される。このような撮影機能付双眼鏡は、内部フレーム構造と、一対の合焦可能な望遠観察光学系とを具備し、各望遠観察光学系がその合焦のために該内部フレーム構造に対して固定された固定部分と、この固定部分に対して相対的に移動可能な可動部分とから成る。撮影機能付双眼鏡は、更に、一対の望遠観察光学系のそれぞれに合焦を行わせる転輪部と、この転輪部の回転運動を各望遠観察光学系の固定部分に対するその可動部分の相対的運動に変換させる合焦機構とを具備する。この場合、上述の支持部材は内部フレーム構造の一部とされ、軸筒は転輪部を備えた転輪軸筒とされ、レンズ鏡筒には撮影光学系が保持され、運動変換機構は該撮影光学系用の合焦機能とされる。
【0011】
このような撮影機能付双眼鏡の好適な実施形態にあっては、一対の望遠観察光学系を搭載する光学系搭載板が設けられ、この光学系搭載板は一対の望遠観察光学系の一方を搭載しかつ内部フレーム構造に対して固定された第1の搭載板部材と、前記一対の望遠観察光学系の他方を搭載しかつ前記第1の搭載板部材に対して摺動自在に係合させられた第2の搭載板部材とから成り、第1の搭載板部材に対して第2の搭載板部材を相対的に移動させることにより、一対の望遠観察光学系の光軸間距離が調整される。好ましくは、一対の観察光学系の光軸が所定の平面内で移動するような態様で第2の搭載板部材が第1の搭載板部材に対して相対的に平行移動させられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明による光学ユニットの一実施形態について説明する。
【0013】
先ず、図1を参照すると、本発明による光学ユニットが後述するように撮影光学系ユニットとして双眼鏡に搭載された撮影機能付双眼鏡の内部構造が示される。図2を参照すると、図1のII-II線に沿う断面図が示されるが、図示の複雑化を避けるために構成要素の幾つかの図示については省かれている。撮影機能付双眼鏡は略直方形を呈するケーシング10を具備し、このケーシング10はケーシング本体部分10Aと可動ケーシング部分10Bとから成る。
【0014】
ケーシング10内には一対の望遠観察光学系12R及び12Lが設けられ、この一対の望遠観察光学系12R及び12Lは左右対象な構成を有し、それぞれ右眼観察用及び左眼観察用として使用される。右側観察光学系12Rはケーシング本体部分10A側に組み込まれ、この右側観察光学系12Rには対物レンズ系13R、正立プリズム系14R及び接眼レンズ系15Rが含まれる。ケーシング本体部分10Aの前方壁には観察窓16Rが形成され、この観察窓16Rは右側観察光学系12Rの対物レンズ系13Rと整列させられる。また、左側観察光学系12Lは可動ケーシング部分10B側に組み込まれ、この左側観察光学系12Lには対物レンズ系13L、正立プリズム系14L及び接眼レンズ系15Lが含まれる。可動ケーシング部分10Bの前方壁には観察窓16Lが形成され、この観察窓16Lは左側観察光学系12Lの対物レンズ系13Lと整列させられる。
【0015】
なお、以下の記載では、説明の便宜上、前方側及び後方側とはそれぞれ撮影機能付双眼鏡の観察光学系(12R、12L)に対して対物側及び接眼側として定義され、また右方側及び左方側とは撮影機能付双眼鏡の接眼側に向かった際の右方側及び左方側として定義される。
【0016】
可動ケーシング部分10Bはケーシング本体部分10Aから左方側に引き出し得るように該ケーシング本体部分10Aに対して摺動自在に係合させられる。即ち、可動ケーシング部分10Bは図1及び図2に示す収納位置と図3及び図4に示す最大引出し位置との間で左右方向に移動自在とされる。可動ケーシング部分10Bとケーシング本体部分10Aとの間の摺動係合面には或る程度の摩擦力が働くようになっており、このためケーシング本体部分10Aに対して可動ケーシング部分10Bを移動させる際には双方の部分10A及び10B間に所定以上の引出し力或いは押込み力を及ぼすことが必要となる。要するに、可動ケーシング部分10Bはその収納位置(図1及び図2)と最大引出し位置(図3及び図4)との間の任意の位置で摩擦力で留めておくことが可能である。
【0017】
図1及び図2と図3及び図4との比較から明らかなように、可動ケーシング部分10Bがケーシング本体部分10Aから引き出されたとき、左側観察光学系12Lは可動ケーシング部分10Bと共に移動するが、しかし右側観察光学系12Rはケーシング本体部分10A側に留められる。即ち、可動ケーシング部分10Bをケーシング本体部分10Aに対して任意の引出し位置に位置決めすることにより、右側観察光学系12Rの接眼レンズ系15Rと左側観察光学系12Lの接眼レンズ系15Lとの光軸間距離即ち眼幅を調節することが可能である。勿論、可動ケーシング部分10Bがケーシング本体部分10Aに対して収納位置に置かれたとき、右側及び左側観察光学系12R及び12Lの光軸間距離は最小値となり(図1及び図2)、可動ケーシング部分10Bがケーシング本体部分10Aに対して最大引出し位置に置かれたとき、右側及び左側観察光学系12R及び12Lの光軸間距離は最大値となる(図3及び図4)。
【0018】
本実施形態においては、右側観察光学系12Rの対物レンズ系13Rはレンズ鏡筒17R内に収容され、このレンズ鏡筒17Rはケーシング本体部分10Aに対して固定位置に設置されるが、その正立プリズム系14R及び接眼レンズ系15Rは対物レンズ系13Rに対して前後方向に移動可能であり、これにより右側観察光学系12Rの合焦(フォーカシング)が行われる。同様に、左側観察光学系12Lの対物レンズ系13Lはレンズ鏡筒17L内に収容され、このレンズ鏡筒17Lは可動ケーシング部分10Bに対して固定位置に設置されるが、その正立プリズム系14L及び接眼レンズ系15Lは対物レンズ系13Lに対して前後方向に移動可能であり、これにより左側観察光学系12Lの合焦(フォーカシング)が行われる。
【0019】
レンズ鏡筒17Rは対物レンズ系13Rを収容する円筒部18Rと、この円筒部18Rの下側に一体的に成形された取付台19Rとから構成される。取付台19Rは円筒部18Rからケーシング10の中央側に向かって延びる内側取付部19R1と、円筒部18Rからケーシング10の外方側に向かって延びる外側取付部19R2とから成なり、内側取付部19R1は比較的肉厚となった側方ブロック部として形成されるのに対して、外側取付部19R2は平坦な形態とされる。
【0020】
同様に、レンズ鏡筒17Lは対物レンズ系13Lを収容する円筒部18Lと、この円筒部18Lの下側に一体的に成形された取付台19Lとから構成される。また、取付台19Lも円筒部18Lからケーシング10の中央側に向かって延びる内側取付部19L1と、円筒部18Lからケーシング10の外方側に向かって延びる外側取付部19L2とから成り、内側取付部19L1は比較的肉厚となった側方ブロック部として形成されるのに対して、外側取付部19L2は平坦な形態とされる。
【0021】
上述した眼幅調節及び合焦動作のために、ケーシング10の底部側には図5に示すような光学系搭載板20が設けられる。なお、図1及び図3では、図示の複雑化を避けるために光学系搭載板20は省かれている。
【0022】
光学系搭載板20は、ケーシング本体部分10Aに対して適宜固定された第1の搭載部材即ち矩形状固定板部材20Aと、この矩形状固定板部材20A上に摺動自在に配置されかつ可動ケーシング部分10Bに対して適宜固定された第2の搭載板部材即ちスライド板部材20Bとから成る。本実施形態では、第1及び第2の搭載板部材、即ち固定板部材20A及びスライド板部材20Bは適当な金属材料、好ましくは軽量金属材料例えばアルミニウム或いはアルミニウム合金から形成される。
【0023】
スライド板部材20Bは固定板部材20Aの前後方向の幅にほぼ等しい幅を持つ矩形状部22と、この矩形状部22から右方側に一体的に延在した延在部24とから成る。対物レンズ系13Rのレンズ鏡筒17Rはその取付台19Rでもって固定板部材20A上の所定位置に固定設置され、対物レンズ系13Lのレンズ鏡筒17Lはその取付台19Lでもってスライド板部材20Bの矩形状部22上の所定位置に固定設置させられる。なお、図5では、レンズ鏡筒17Rの取付台19Rの固定箇所が固定板部材20A上の二点鎖線25Rで囲まれた領域として示され、一方レンズ鏡筒17Lの取付台19Lの固定箇所がスライド板部材10B上の二点鎖線25Lで囲まれた領域として示される。
【0024】
スライド板部材20Bの矩形状部22には一対の案内スロット26が形成され、またその延在部24には案内スロット27が形成される。一方、矩形状部22には、一対の案内スロット26に摺動自在に受け入れるようになった一対の案内ピン26′と、案内スロット27に摺動自在に受け入れるようになった案内ピン27′とが植設される。各案内スロット(26、27)は左右方向に同じ長さだけ延び、その長さはケーシング本体部分10Aに対する可動ケーシング部分10Bの移動距離、即ち可動ケーシング部分10Bの収納位置(図1及び図2)と可動ケーシング部分10Bの最大引出し位置(図3及び図4)との間の距離に対応する。
【0025】
図2及び図4から明らかなように、光学系搭載板20はケーシング10内にその底部から適当な間隔を空けて設置され、このとき固定板部材20Aはケーシング本体部分10A側に適宜固定され、またスライド板部材20Bは可動ケーシング部分10B側に適宜固定される。なお、図示の実施形態では、可動ケーシング部分10Bに対するスライド板部材20Bの固定のために、その矩形状部22の左辺縁の一部に沿って取付片28が設けられ、この取付片28が可動ケーシング部分10Bの仕切り壁29に適宜固着される。
【0026】
図6及び図7を参照すると、右側観察光学系12Rの正立プリズム系14Rを搭載するための右側マウント板30Rと、左側観察光学系12Lの正立プリズム系14Lを搭載するための左側マウント板30Lが示される。右側マウント板30R及び左側マウント板30Lのそれぞれの後方側縁辺に沿って直立板32R及び32Lが設けられる。図1及び図3から明らかなように、右側直立板32Rは右側接眼レンズ系15Rの取付座として用いられ、左側直立板32Lは左側接眼レンズ系15Lの取付座として用いられる。
【0027】
図6及び図7に示すように、右側マウント板30Rの底面にはその右側縁辺のほぼ中央に沿って案内シュー34Rが固着され、この案内シュー34Rには固定板部材20Aの右側端縁を摺動自在に受け入れる溝36Rが形成される(図7)。同様に、左側マウント板30Lの底面にはその左側縁辺のほぼ中央に沿って案内シュー34Lが固着され、この案内シュー34Lにはスライド板部材20Bの左側端縁を摺動自在に受け入れる溝36Lが形成される(図7)。
【0028】
なお、図7は図6のVII-VII線に沿う矢視立面図とされるので、図7には光学系搭載板20については図示されるべきではないが、しかし説明の便宜上、図7では光学系搭載板20が図5のVII-VII線に沿う断面図として図示され、また案内シュー34R及び34Lも同様な断面図として図示される。
【0029】
図6及び図7に示すように、右側マウント板30Rの左側縁辺に沿って側壁38Rが設けられ、この側壁38Rの底部側は肥大部40Rとして形成され、この肥大部40Rには案内ロッド42Rを摺動自在に挿通させるボアが形成される。案内ロッド42Rの前方端部はレンズ鏡筒17Rの取付台19Rの内側取付部即ち側方ブロック部19R1に形成された孔43Rに挿通させられて適宜固定保持され、一方案内ロッド42Rの後方端部は固定板部材20Aの後方縁辺側に一体的に形成された直立支持片44Rに形成された孔45Rに挿通させられて適宜固定保持される。なお、図5では、直立支持片44Rはその孔45Rが見えるように横断面で図示され、また図1及び図3では、直立支持片44Rはその孔45Rに案内ロッド42Rの後方端部を挿通させた状態で図示されている。
【0030】
同様に、左側マウント板30Lの右側縁辺に沿って側壁38Lが設けられ、この側壁38Lの底部側は肥大部40Lとして形成され、この肥大部40Lには案内ロッド42Lを摺動自在に挿通させるボアが形成される。案内ロッド42Lの前方端部はレンズ鏡筒17Lの取付台19Lの内側取付部即ち側方ブロック部19L1に形成された孔43Lに挿通させられて適宜固定保持され、一方案内ロッド42Lの後方端部はスライド板部材20Bの矩形状部22の後方縁辺側に一体的に形成された直立支持片44Lに形成された孔45Lに挿通させられて適宜固定保持される。なお、直立支持片44Rの場合と同様に、図5では、直立支持片44Lはその孔45Lが見えるように横断面で図示され、また図1及び図3では、直立支持片44Lはその孔45Lに案内ロッド42Lの後方端部を挿通させた状態で図示されている。
【0031】
右側観察光学系12Rの対物レンズ系13Rは右側マウント板30Rの前方側に配置されているので、右側マウント板30Rを案内ロッド42Rに沿って前後に移動させることにより、対物レンズ系13Rと正立プリズム系14Rとの距離が調節させられ、このため右側観察光学系12Rの合焦動作が行われることになる。同様に、左側観察光学系12Lの対物レンズ系13Lは左側マウント板30Lの前方側に配置されているので、左側マウント板30Lを案内ロッド42Lに沿って前後に移動させることにより、対物レンズ系13Lと正立プリズム系14Lとの距離が調節させられ、このため左側観察光学系12Lの合焦動作が行われることになる。
【0032】
右側マウント板30R及び左側マウント板30Lをそれぞれの案内ロッド42R及び42Lに沿って同期して移動させると共に右側マウント板30Rに対する左側マウント板30Lの左右方向の移動を許容させるために、図6に最もよく示すように、右側マウント板30R及び左側マウント板30Lは伸縮自在の連結手段46によって互いに連結させられる。
【0033】
詳述すると、本実施形態では、連結手段46は、右側マウント板30Rの側壁40Rの肥大部42Rの前方端部から左方側に延びた横断面矩形状のロッド部材46Aと、このロッド部材46Aを摺動自在に受け入れる二股部材46Bとから成る。ロッド部材46A及び二股部材46Bの長さについては、可動ケーシング部分10Bが収納位置(図1及び図2)から最大引出し位置(図3及び図4)まで引き出された際にもロッド部材46Aと二股部材46Bとの摺動係合が維持される。かくして、可動ケーシング部分10Bがケーシング本体部分10Aに対してどのような引出し位置にあっても、右側マウント板30R及び左側マウント板30Lはそれぞれの案内ロッド42R及び42Lに沿って同期して移動することができる。なお、ロッド部材46Aには横断面矩形状の孔47が形成されるが、この孔47の機能については後で説明する。
【0034】
図8を参照すると、図1のVIII-VIII線に沿って切断された縦断面図が示される。図2、図4及び図8から明らかなように、ケーシング10内には内部フレーム構造48が設けられ、この内部フレーム構造48はケーシング本体部分10Aと固定板部材20Aとに対して適宜固定される。内部フレーム構造48は中央本体部分48Cと、この中央本体部分48Cから右方に一体的に張り出した右側翼状部分48Rと、この右側翼状部分48Rの右縁辺に沿って一体的に吊下した吊下壁部分48Sと、中央本体部分48Cから左方に一体的に張り出した左側翼状部分48Lとから成る。
【0035】
図2、図4及び図8に示すように、中央本体部分48Cの前方端部には略矩形状の横断面となったボア49が形成され、このボア49はケーシング本体部分10Aの前方壁部に形成された円形窓50に整列させられる。また、中央本体部分48Cにはボア49の後方側に略U字形横断面形状の窪み部51が形成され、該ボア49と窪み部51との間には略U字形開口部52を持つ境界壁53が形成される。窪み部51の底部側にはその前後方向に沿って延びる矩形状開口部54が形成され、一方ケーシング本体部分10Aの頂部壁には窪み部51を露出するようになった開口部が形成され、この開口部は取外し自在の開閉板55によって閉鎖される。
【0036】
開閉板55が取り外されている状態で窪み部51内には本発明による光学ユニットが撮影光学系ユニットとして組み付けられ、この撮影光学系ユニットは図1、図3及び図8では参照符号56で全体的に示される。撮影光学系ユニット56は転輪軸筒57と、この転輪軸筒57内に同心状に配置されたレンズ鏡筒58とから成る。転輪軸筒57は窪み部51内で回転自在に保持され、一方レンズ鏡筒58は後述するように非回転状態に維持されるが、しかしその中心軸線に沿って移動自在とされる。撮影光学系ユニット56の組付後、開閉板55は例えば窪み部51を塞ぐようにねじ止めされる。転輪軸筒57にはその周囲拡張部として転輪部60が形成され、この転輪部60は開閉板55に形成された開口部62を通してケーシング本体部分10の頂部壁で外部に露出させられる。
【0037】
転輪軸筒57の周囲にはヘリコイドねじ64が切られ、このヘリコイドねじ64には環状体66が螺着される。即ち、環状体66の内側壁面には転輪軸筒57のヘリコイドねじ64に係合するようになった複数の突起要素が等間隔に適宜配置され、環状体66はそれら突起要素でもって転輪軸筒57のヘリコイドねじ64に螺着される。環状体66の外周面の一部には平坦面が形成され、この平坦面は開閉板55の内側壁面に摺動自在に係合させられる。即ち、転輪軸筒57が回転させられたとき、環状体66はその平坦面と開閉板55の内側壁面との係合のために転輪軸筒57と連れ回ることなく非回転状態に維持される。かくして、転輪軸筒57が回転させられると、環状体66はその内側壁面の突起要素とヘリコイドねじ64との係合のために転輪軸筒57の長手方向中心軸線に沿って移動させられ、その移動方向は転輪軸筒57の回転方向によって決まる。
【0038】
環状体66からは舌状片67が一体的に形成され、この舌状片67は該環状体66の平坦面に対して直径に位置させられる。図8に最もよく図示するように、舌状片67は内部フレーム構造48の中央本体部分48Cの矩形状開口部54から突出させられて連結手段46のロッド部材46Aの孔47に挿入させられる。従って、撮影機能付双眼鏡の観察者が例えば人指し指によって転輪部60の露出部に触れて転輪軸筒57が回転させられると、環状体62は上述したように転輪軸筒57の長手方向中心軸線に沿って移動させられ、かくしてマウント板30R及び30Lが一対の観察光学系12R及び12Lの光軸に沿って移動させられることになる。要するに、転輪部60の回転運動が各観察光学系(12R、12L)の正立プリズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、15L)との直線運動に変換させられ、これにより該観察光学系(12R、12L)の合焦が行われることとなる。
【0039】
本実施形態では、各観察光学系12R及び12Lについては、例えば、正立プリズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、15L)とがその対物レンズ系(13R、13L)に最も接近した無限遠合焦位置に置かれたときに40メール先から無限遠までの観察対象物の合焦が得られるようなレンズ設計とされ、2メートル先から40メートル先までの観察対象物を観察するとき、転輪部60の回転により正立プリズム系と接眼レンズ系とを対物レンズ系から引き離して観察対象物の合焦が行われる。勿論、正立プリズム系がそれぞれ対物レンズ系から最大距離まで引き離されたとき、2メートル先の観察対象物について合焦が得られることになる。
【0040】
転輪軸筒57内に同心状に配置されたレンズ鏡筒58内には撮影光学系68が保持され、この撮影光学系68は第1のレンズ群68Aと第2のレンズ群68Bとから構成される。一方、ケーシング本体部分10Aの後方側壁部の内側壁面には回路基板70が取り付けられ、この回路基板70上には固体撮像素子例えばCCD(charge-coupled device)撮像素子71が搭載され、このCCD撮像素子71はその受光面が撮影光学系68と整列するように配置される。内部フレーム構造48の中央本体部分48Cの後方側端部には撮影光学系68の光軸に沿って整列させられた開口部が形成され、この開口部には光学的ローパスフィルタ72が装着される。要するに、本実施形態では、即ち、撮影光学系ユニット56は撮影光学系ユニットとして形成され、これにより双眼鏡にには所謂デジタルカメラとしての撮影機能が与えられ、被写体は撮影光学系68によって光学的ローパスフィルタ72を通してCCD撮像素子71の受光面に結像させられる。
【0041】
図1ないし図4では、撮影光学系68の光軸は参照符号OSで示され、また右側及び左側観察光学系12R及び12Lのそれぞれの光軸が参照符号OR及びOLで示される。勿論、右側及び左側観察光学系12R及び12Lの光軸OR及びOLは互いに平行であり、しかも撮影光学系68の光軸OSとも平行である。図2及び図4に示すように、右側及び左側観察光学系12R及び12Lの光軸OR及びOLはいずれも撮影光学系68の光軸OSに平行な平面P内にあり、右側及び左側観察光学系12R及び12Lは該平面Pに対して平行に移動することによりその光軸間距離即ち眼幅の調節がなされる。
【0042】
ところで、撮影光学系68とCCD撮像素子71とから成るデジタルカメラは、通常のデジタルカメラの場合と同様に、例えば2メートル先の近景被写体についても撮影できるように構成され、このため撮影光学系ユニット56にはレンズ鏡筒58に対する合焦機構が組み込まれる。詳述すると、本実施形態では、転輪軸筒57の内周壁面には雌ねじが形成され、一方レンズ鏡筒58の外周壁面には雄ねじが形成され、これによりレンズ鏡筒58は転輪軸筒57内で螺着される。レンズ鏡筒58は転輪軸筒57内でその中心軸線方向に沿って移動自在とされるが、しかし該転輪軸筒57内で非回転状態に保持され、このため転輪軸筒57が回転させられると、レンズ鏡筒58は上述の雄ねじ及び雌ねじとの螺着のためにCCD撮像素子71に対して前後方向に移動させられ、これによりCCD撮像素子71の受光面に対する近景被写体像の合焦が行われる。
【0043】
レンズ鏡筒58を転輪軸筒57内でその中心軸線方向に沿って移動自在とするために、レンズ鏡筒58の前方端部は境界壁53の略U字形開口部52内に摺動自在に収容され、またレンズ鏡筒58を転輪軸筒57内に非回転状態で保持するために、レンズ鏡筒58の前方端部には図9及び図10に最もよく図示するようにリング部材73が装着される。
【0044】
詳述すると、リング部材73の外周に沿って歯部74が形成され、この歯部74には小歯車75が噛み合わされ、この小歯車75は境界壁53の前方側壁面に形成されたねじ孔に止めねじ76を螺着させて締め付けることにより固着される。また、リング部材73の内周の直径方向に対向した箇所からは一対のキー要素77が半径方向内側に一体的に突出させられ、この一対のキー要素77はレンズ鏡筒58の前方端部に形成された一対のキー溝78に係合させられ、これによりレンズ鏡筒58は転輪軸筒57内で非回転状態に保持されて直進案内される。
【0045】
図9及び図10に最もよく図示するように、小歯車75を境界壁53の前方側壁面に取り付けるために、ボア49を形成する一方の側壁面にはレンズ鏡筒58の中心軸線に沿って横断面半円形溝部79が形成され、この横断面半円形溝部79は内部フレーム構造48の中央本体部分48Cの前方端部から境界壁53の前方側壁面まで延びる(図10)。要するに、小歯車75はその半部を横断面半円形溝部79に収容された状態で境界壁53の前方壁面に適用され、その適用位置で該境界壁53の前方壁面に対して止めねじ76で固着される。
【0046】
なお、小歯車75の取付については、一対の望遠観察光学系12R及び12L等を搭載した光学系搭載板20を内部フレーム構造48に組み付けた組立体をケーシング本体部分10Aに収容する前に行われるので、小歯車75の取付作業自体は容易に行うことができる。換言すれば、小歯車75の取付がケーシング本体部分10Aの前方壁部に形成された比較的狭い円形窓50を通して行われることはない。
【0047】
かくして、転輪軸筒57がその転輪部60の操作により回転させられると、レンズ鏡筒58はその光軸に沿って移動させられる。即ち、転輪軸筒57の内周壁面に形成された雌ねじとレンズ鏡筒58の外周壁面に形成された雄ねじとは該転輪軸筒57の回転運動をレンズ鏡筒58の直線運動に変換するための運動変換機能を形成し、この運動変換機構はレンズ鏡筒58の合焦機構として機能させられる。
【0048】
転輪軸筒57の外周壁面に形成されるヘリコイドねじ64とその内周壁面に形成される雌ねじとは互いに逆向きとされ、このため転輪軸筒57が光学プリズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、15L)とをそれぞれ対物レンズ系(13R、13L)から引き離すように回転させられたとき、レンズ鏡筒58はCCD撮像素子71から遠のくように移動させられ、かくして上述の合焦可能範囲から外れた前景被写体がCCD撮像素子71の受光面に合焦された状態で結像される。勿論、転輪軸筒57の外周壁面のヘリコイドねじ64のピッチ及びその内周壁面の雌ねじのピッチのそれぞれについては、一対の観察光学系12R及び12Lの光学特性及び撮影光学系68の光学特性に応じて異なったものとされる。
【0049】
かくして、上述したように、各望遠観察光学系(12R、12L)については、その正立プリズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、15L)とが対物レンズ系(13R、13L)に最も接近した無限遠合焦位置に置かれたときに40メール先から無限遠までの観察対象物の合焦が得られるようなレンズ設計とされているので、正立プリズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、15L)とが無限遠合焦位置にあるときには、レンズ鏡筒58(従って、撮影光学系68)もCCD撮像素子71の受光面に最も接近した無限遠合焦位置に正確に位置決めされなければならない。
【0050】
しかしながら、先に述べたように、本発明による光学ユニット即ち撮影光学系ユニット56の個々の構成部品には加工誤差があり、またその組付誤差もあるので、正立プリズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、15L)とが無限遠合焦位置に位置決めされたとしても、撮影光学系68がCCD撮像素子71の受光面に対して最も接近した無限遠合焦位置に正確に位置決めされるとは限らない。
【0051】
本発明によれば、上述したリング部材73及び小歯車75はレンズ鏡筒58を転輪軸筒57内に非回転状態で保持するための機構として機能するだけでなく、CCD撮像素子71の受光面に対して撮影光学系68を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構としても機能する。なお、本実施形態では、そのような光学的位置決め調整機構により、撮影光学系68がCCD撮像素子71の受光面に対して相対的に位置決めされることになるが、このことは転輪軸筒57に対してレンズ鏡筒58を相対的に位置決めするということに他ならない。
【0052】
次に、リング部材73及び小歯車75により得られる光学的位置決め調整機構の機能について具体的に説明する。
【0053】
先ず、一対のマウント板30R及び30Lが一対の対物レンズ系13R及び13L側に向かって移動させられて正立プリズム系(14R、14L)と接眼レンズ系(15R、15L)とがそれぞれの対物レンズ系(13R、13L)に対する無限遠合焦位置に正確に位置決めされる。次いで、撮影光学系ユニット56が内部フレーム構造48の中央本体部分48Cの窪み部51内に収容されて、該撮影光学系ユニット56のレンズ鏡筒58の前方端部にはリング部材73が装着される。続いて、小歯車75がリング部材73の歯部74に噛み合わされると共に境界壁53の前方壁面に対して止めねじ76で固着させられ、これにより撮影光学系ユニット56の組付が一旦終了する。なお、撮影光学系ユニット56の組付時、そのレンズ鏡筒58は転輪軸筒57に対して無限遠合焦位置となるように位置決めされているので、環状体66の舌状片67については、一対のマウント板30R及び30Lをその無限遠合焦位置で互いに連結する連結連結手段46のロッド部材46Aの孔47に挿入することができる。
【0054】
撮影光学系ユニット56の組付後、CCD撮像素子71の受光面からのレンズ鏡筒58が位置が計測され、これによりレンズ鏡筒58内の撮影光学系68がCCD撮像素子71の受光面に対して適正な無限遠合焦位置に位置決めされているか否かが調べられる。もしCCD撮像素子71の受光面に対して撮影光学系68が適正な無限遠合焦位置に位置決めされているのであれば、レンズ鏡筒58の位置決め調整は不要となる。
【0055】
一方、もしCCD撮像素子71の受光面に対する撮影光学系68の位置が適正な無限遠合焦位置からずれている場合には、止めねじ76が緩められ、次いでリング部材73が転輪軸筒57を回転し得ない状態で回転させられると、レンズ鏡筒58もリング部材73の回転に伴って回転させられ、その回転方向に応じてレンズ鏡筒58は転輪軸筒57に対してその中心軸線方向に沿って相対的に移動させられる。即ち、転輪軸筒57が非回転状態に維持された状態でCCD撮像素子71の受光面に対する撮影光学系68の光軸方向における位置が微調整され、この微調整により撮影光学系68をCCD撮像素子71の受光面に対して適正な無限遠合焦位置に位置決めすることができる。このような微調整後、止めねじ76が再び締め付けられてリング部材73は境界壁53に対して固定され、これにより撮影光学系ユニット56の適正な組付が完了する。
【0056】
要するに、上述の実施形態では、小歯車75はリング部材73を内部フレーム構造48に対して釈放自在に固定させるため固定手段として機能し、この機能を利用することにより、レンズ鏡筒58を転輪軸筒57内でその中心軸線方向に沿って移動自在としかつ転輪軸筒57内で非回転状態とするための機構(リング部材73及び小歯車75)がCCD撮像素子71の受光面に対して撮影光学系68を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構としても利用されることになる。即ち、通常は、リング部材73を非回転状態とするとことで、該リング部材73にレンズ鏡筒58の回転止め謙直進案内機能が与えられ、CCD撮像素子71の受光面に対する撮影光学系68の相対的位置決め調整時には、リング部材73が回転自在とされ、これにより撮影光学系68の相対的位置決め調整が行われる。かくして、本発明によれば、レンズ鏡筒58を転輪軸筒57内でその中心軸線方向に沿って移動自在としかつ転輪軸筒57内で非回転状態とするための機構(リング部材73及び小歯車75)とは別にCCD撮像素子71の受光面に対して撮影光学系68を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構を設ける必要はない。
【0057】
撮影光学系68の位置の微調整中に転輪軸筒57は非回転状態に維持されなければならないが、これは例えば転輪軸筒57の転輪部60を指で押し付けて回転し得ないようにすることにより可能であり、或いは中央本体部分48Cの窪み部51の壁面と転輪部60との間の隙間に適当な部材を挟み込んで転輪部60が回転し得ないよにしてもよい。また、リング部材73の回転については、適当な工具例えばピンセットで小歯車75を回転操作してその回転運動をリング部材73に伝えてもよいし、或いは該ピンセットでリング部材73の歯部74を直接回転操作してもよい。更には、リング部材73の回転については、中央本体部分48Cの窪み部51の上方側からリング部材73の歯部74に指を当てて行うこともできる。
【0058】
本実施形態では、リング部材73の全周囲に沿って歯部74が形成されているが、そのような歯部74はリング部材73の一部に沿って設けることもできる。というのは、CCD撮像素子71の受光面に対する撮影光学系68の位置調整は非常に僅かであり、レンズ鏡筒58を完全に一回転させるような撮影光学系68の位置調整はあり得ないからである。
【0059】
図1ないし図4に示すように、ケーシング本体部分10Aの右側端部内には比較的重量のある電源回路基板80が設けられ、この電源回路基板80はケーシング本体部分10Aに対して適宜保持される。図2、図4及び図8に示すように、ケーシング本体部分10Aの底部壁と光学系搭載板20との間には電子制御回路基板82が設けられ、この電子制御回路基板82はケーシング本体部分10Aの底部壁によって適宜支持される。電子制御回路基板82にはCPU、DSP、メモリ、キャパシタ等の種々の電子部品が搭載され、CCD搭載用回路基板70及び電源回路基板80は平坦なフレキシブル配線コード(図示されない)を介して電子制御回路基板82に適宜接続される。
【0060】
本実施形態では、図2、図4及び図8に示すように、ケーシング本体部分10Aの頂部壁の外側壁面にはLCD(liquid crystal display)表示器84が配置され、このLCD表示84は平坦な矩形状を呈する。LCD表示器84はその一方の対向側辺が撮影光学系68の光軸に対して直角となるように配置され、しかもその前方側縁辺に沿う回動軸86のまわりで回動自在とされる。LCD表示器84は通常は図8に実線で示す収納位置に置かれ、このときLCD表示器84の液晶表示画面はケーシング本体部分10Aの頂部壁の上側壁面に対して直接対向しかつ平行となるような姿勢とされるので、その液晶表示画面は見ることはできない。CCD撮像素子71によって撮影作動が行われるとき、LCD表示器84はその収納位置から図8で破線で部分的に示すような表示位置まで手動操作により回動させられ、このときLCD表示器84の液晶表示画面が接眼レンズ系15R及び15Lの側から見ることができるようになっている。
【0061】
先に述べたように、可動ケーシング部分10Bの左側端部内は仕切り壁29によって仕切られ、その内部はバッテリ充填室88として使用される。図2及び図4に示すように、バッテリ充填室88の底部側には開閉蓋90が設けられ、この開閉蓋90を開けることにより、バッテリ充填室88へのバッテリ92の充填或いはそこからのバッテリ92の取出しが行われる。なお、開閉蓋90は可動ケーシング部分10Bの一部を成し、適当な係止手段によって図2及び図4に示すような閉鎖位置に保持される。
【0062】
上述したように、電源回路基板80は比較的重量のあるものであり、これに対してバッテリ92自体も比較的重量のあるものである。本実施形態では、このように比較的重量のある2つのものがケーシング10の両端側にそれぞれ配置されるので、撮影機能付双眼鏡の全体の重量バランスが良好なものとなる。
【0063】
図1及び図3に図示するように、バッテリ充填室88には2つの電極板94及び96が前後方向に設けられ、2つのバッテリ92は2つの電極板94及び96間で交互に充填されて直列に配置される。電極板94はフレーム接地され、一方電極板96はバッテリ92から電源回路基板80への給電のために適当な電源ケーシング(図示されない)を介して電源回路基板80に接続される。電源回路基板80はCCD搭載用回路基板70上のCCD撮像素子71、電子制御回路基板82上のマイクロコンピュータやメモリ等の電子部品及びLCD表示器84のそれぞれに対して所定の電圧で給電を行う。
【0064】
図1ないし図4に示すように、電源回路基板80には適当な外部接続コネクタとして例えばビデオ出力端子コネクタ出力102を設けることが可能であり、ビデオ出力端子コネクタ102に外部コネクタを接続させるためにケーシング本体部分10Aの前方壁部には孔104が形成される。また、図2及び図3に示すように、ケーシング本体部分10Aの底部には電子制御回路基板82の下側にCFカードホルダ106を設けてもよく、このCFカードホルダ106にはCFカードがメモリカードとして抜差し自在に挿入し得るようになっている。
【0065】
図2、図4 及び図8に示すように、ケーシング本体部分10Aの底部にはねじ孔形成部108が一体的に成形される。即ち、ねじ孔形成部108は横断面円形の肉厚部として形成され、その肉厚部には図8に示すようにその外側底壁面からねじ孔110が形成される。ねじ孔形成部108はそのねじ孔110でもって三脚の雲台のねじに螺着されるようになっている。
【0066】
上述の実施形態では、本発明による光学ユニットは双眼鏡に撮影機能を与えるための撮影光学ユニット56として構成されているが、しかしその他の光学機器に組み込むための光学ユニットであってもよいが、しかしそのような光学ユニットは回転可能な軸筒と、この軸筒内にその中心軸線方向に沿って直線運動を行い得るように設置されたレンズ鏡筒と、該軸筒の回転運動を該レンズ鏡筒の直線運動に変換すべくその間に組み込まれた運動変換機構とを具備して成るものに限定される。
【0067】
【発明の効果】
以上の記載から明らかなように、本発明による光学ユニットにあっては、レンズ鏡筒を軸筒内でその中心軸線方向に沿って移動自在としかつ軸筒内で非回転状態とするための機構(リング部材73及び小歯車75)が軸筒に対してレンズ鏡筒を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構としても兼用されるので、その分だけ光学ユニットがコンパクトに構成され得るだけでなくその低コスト化も図れる。更には、本発明による光学ユニットを搭載した光学機器が一旦使用された後に軸筒に対するレンズ鏡筒の適正な相対位置がずれた場合でも、その位置決め調整を再び行うことができるという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光学ユニットを撮影光学系ユニットとして双眼鏡に組み込んだ撮影機能付双眼鏡の内部構造を示す水平断面図であって、その可動ケーシング部分を収納位置で示す図である。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1と同様な水平断面図であって、可動ケーシング部分を最大引出し位置で示す図である。
【図4】図2の同様な断面図であって、可動ケーシング部分を最大引出し位置で示す図である。
【図5】図1の光学装置のケーシング内に設けられる光学系搭載板の平面図である。
【図6】図5に示す光学系搭載板上に設置される右側マウント板及び左側マウント板の平面図である。
【図7】図6のVII-VII線に沿う矢視立面図であって、そこに描かれた光学系搭載板を図5のVII-VII線に沿う断面図として示す図である。
【図8】図1のVIII-VIII線に沿う縦断面図である。
【図9】図2に示す本発明の要部を拡大して示す部分拡大図である。
【図10】図1に示す本発明の要部を拡大して示す部分拡大図である。
【符号の説明】
10 ケーシング
10A ケーシング本体部分
10B 可動ケーシング部分
12R 右側観察光学系
12L 左側観察光学系
20 光学系搭載板
20A 固定板部材
20B スライド板部材
29 仕切り壁
30R 右側マウント板
30L 左側マウント板
46 連結手段
46A ロッド部材
46B 二股部材
48 内部フレーム構造
48C 中央本体部分
49 ボア
51 窪み部
52 略U字形開口部
53 境界壁
55 開閉板
56 撮影光学系ユニット
57 転輪軸筒
58 レンズ鏡筒
60 転輪部
66 環状体
68 撮影光学系
70 CCD搭載用回路基板
71 CCD撮像素子
72 光学的ローパスフィルタ
73 リング部材
74 歯部
75 小歯車
76 止めねじ
77 キー要素
78 キー溝
79 横断面半円形溝部
80 電源回路基板
82 主制御回路基板
84 LCD表示器

Claims (4)

  1. 回転可能な軸筒と、この軸筒を回転自在に支持するための支持部材と、前記軸筒内にその中心軸線方向に沿って直線運動を行い得るように設置されたレンズ鏡筒と、前記軸筒の回転運動を前記レンズ鏡筒の直線運動に変換すべくその間に組み込まれた運動変換機構と、前記軸筒に対して前記レンズ鏡筒を相対的に位置決めするための光学的位置決め調整機構とを具備して成る光学ユニットにおいて、
    前記光学的位置決め調整機構が前記レンズ鏡筒をその中心軸線方向に沿って移動させ得るようにしかも該レンズ鏡筒の外側に非回転状態で装着されたリング部材と、このリング部材を前記支持部材に対して釈放自在に固定させるための固定手段とを包含し、
    前記リング部材がその外周の少なくとも一部に沿って形成された歯部と、その内周から半径方向内側に突出し、かつ前記レンズ鏡筒の外側壁にその軸線方向に形成されたキー溝に摺動自在に係合させられた少なくとも1つのキー要素とを備え、
    前記固定手段が前記リング部材の歯部に噛み合いしかも前記支持部材に止めねじでもって固定された歯車から成り、前記止めねじを緩めたとき、前記リング部材が回転自在となり、前記止めねじを締め付けたとき、前記リング部材が前記支持部材に対して固定されることを特徴とする光学ユニット。
  2. 請求項に記載の光学ユニットを撮影光学系ユニットとして双眼鏡に搭載した撮影機能付双眼鏡であって、
    内部フレーム構造と、
    一対の合焦可能な望遠観察光学系とを具備し、各望遠観察光学系がその合焦のために前記内部フレーム構造に対して固定された固定部分と、この固定部分に対して相対的に移動可能な可動部分とから成り、
    更に、前記望遠観察光学系のそれぞれに合焦を行わせる転輪部と、
    前記転輪部の回転運動を前記各望遠観察光学系の固定部分に対するその可動部分の相対的運動に変換させる合焦機構とを具備し、
    前記支持部材が前記内部フレーム構造の一部とされ、前記軸筒が前記転輪部を備えた転輪軸筒とされ、前記レンズ鏡筒には撮影光学系が保持され、前記運動変換機構が前記撮影光学系用の合焦機能とされることを特徴とする撮影機能付双眼鏡。
  3. 請求項に記載の撮影機能付双眼鏡において、前記一対の望遠観察光学系を搭載する光学系搭載板が設けられ、この光学系搭載板が前記一対の望遠観察光学系の一方を搭載しかつ前記内部フレーム構造に対して固定された第1の搭載板部材と、前記一対の望遠観察光学系の他方を搭載しかつ前記第1の搭載板部材に対して摺動自在に係合させられた第2の搭載板部材とから成り、前記第1の搭載板部材に対して前記第2の搭載板部材を相対的に移動させることにより前記一対の望遠観察光学系の光軸間距離が調整されることを特徴とする撮影機能付双眼鏡。
  4. 請求項に記載の電子光学装置において、前記一対の観察光学系の光軸が所定の平面内で移動するような態様で前記第2の搭載板部材が前記第1の搭載板部材に対して相対的に平行移動させられることを特徴とする電子光学装置。
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