JP2003301710A - オイルセパレータ及び内燃機関 - Google Patents

オイルセパレータ及び内燃機関

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JP2003301710A
JP2003301710A JP2002105765A JP2002105765A JP2003301710A JP 2003301710 A JP2003301710 A JP 2003301710A JP 2002105765 A JP2002105765 A JP 2002105765A JP 2002105765 A JP2002105765 A JP 2002105765A JP 2003301710 A JP2003301710 A JP 2003301710A
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Japan
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gas
blow
oil separator
chamber
oil
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JP2002105765A
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English (en)
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Ryosuke Koshimura
亮介 越村
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブローバイガスに含まれるエンジンオイルの
持ち去り量を軽減できるオイルセパレータを提供する。 【解決手段】 エンジン1にはブローバイガスからエン
ジンオイルを分離するオイルセパレータ12が搭載され
ている。オイルセパレータ12はシリンダヘッドカバー
10とプレート14により囲まれる領域がオイルセパレ
ータ室13となっている。オイルセパレータ室13には
複数の邪魔板17と遮蔽板18とが交互に配置され、邪
魔板17の第1の衝突部19には複数の透孔24が形成
されている。流入口からオイルセパレータ室13に入り
込んだブローバイガスは、邪魔板17と遮蔽板18とに
衝突して蛇行しながら排出口に向かって流れる。プレー
ト14には、各々の邪魔板17の下方位置に戻し孔27
が形成され、この戻し孔27により内部空間22と動弁
室6とが連通されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルセパレータ
及び内燃機関に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンにおいて、エンジンに搭
載されるピストンとシリンダとの間からは燃焼時にブロ
ーバイガスが漏れ出ており、環境上の問題等からブロー
バイガスを強制的に吸気系に戻して再燃焼している。し
かし、ブローバイガスはクランク室内を通るため、そこ
でエンジンオイルが混在してしまい、そのまま再燃焼さ
せるとオイル消費量が増えてしまう。そこで、エンジン
にオイルセパレータを搭載して、吸気系に戻す経路上で
ブローバイガスからエンジンオイルを分離している。
【0003】この種のブローバイガス用のオイルセパレ
ータとして、例えば特開平9−88543号公報、特開
平10−26012号公報、特開2000−31010
9号公報等がある。図9は特開平10−26012号公
報にて開示されたエンジンの断面図である。エンジン5
1にはシリンダヘッドカバー52が取り付けられ、この
シリンダヘッドカバー52に取り付けられたバッフルプ
レート53により区画された領域がオイルセパレータ5
4となっている。このオイルセパレータ54はシリンダ
ヘッドカバー52から立設する仕切板55と、バッフル
プレート53から立設する仕切板56とを備えている。
【0004】このオイルセパレータ54では、バッフル
プレート53の入口孔57からオイルセパレータ室58
に流入したブローバイガスは仕切板55,56に衝突し
て蛇行し、その勢いにより仕切板55,56にエンジン
オイルが付着して分離される。分離したエンジンオイル
は、その後、自重により下側に流れ落ち、バッフルプレ
ート53に形成された各オイル排出口59から動弁室6
0(即ち、クランク室側)に戻される。一方、エンジン
オイルが分離されたブローバイガスは排出孔61から吸
気系に戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オイルセパ
レータ室58には図9の矢印で示すように、入口孔57
から排出孔61に向かうブローバイガスの流れがある。
また、オイルセパレータ室58は排出孔61を介して吸
気系と連通していることから、動弁室60に比べてオイ
ルセパレータ室58の圧力が若干低くなり、オイルセパ
レータ室58と動弁室60との間に圧力差が生じる。こ
のため、オイルセパレータ室58には、オイルセパレー
タ室58と動弁室60との圧力差によって生じるブロー
バイガスの流れもある。
【0006】これらを原因として、オイルセパレータ室
58で分離されたエンジンオイルの動弁室60への戻り
が遅れたり、分離されたエンジンオイルが再度ブローバ
イガスに混入したりすることがある。従って、ブローバ
イガス中にエンジンオイルが含まれたまま排出孔61に
流出してエンジンオイルの持ち去り量が多くなり、オイ
ル消費量が増えてしまう問題があった。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、ブローバイガスに含まれるエ
ンジンオイルの持ち去り量を軽減できるオイルセパレー
タを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、一つ以上の第1の孔
部が形成された上流側の第1の衝突部と、前記第1の衝
突部に対し組みをなして並設された下流側の第2の衝突
部とを有し、2つの前記衝突部の間に内部空間が形成さ
れた流路変更部を備えている。このオイルセパレータで
は、エンジン駆動時にクランク室から排出されるブロー
バイガスを流入口からオイルセパレータ室に取り込み、
排出口へ至る流路上で前記ブローバイガスが前記流路変
更部に衝突することで前記ブローバイガスからエンジン
オイルが分離される。前記内部空間の下方位置には、前
記内部空間を前記オイルセパレータ室に対して区画され
た所定の室に連通する第2の孔部が形成されている。
【0009】この発明によれば、ブローバイガスは流入
口からオイルセパレータ室に入り込み、排出口に向かっ
て流れる際に前記流路変更部に衝突して蛇行し、このと
きに比重の重いエンジンオイルの粒子が遠心力により気
体から分離してエンジンオイルが分離される。また、ブ
ローバイガスの一部は第1の衝突部の第1の孔部から内
部空間に入り込み、内部空間及び第1の孔部で生じる旋
回流によりエンジンオイルが分離する。
【0010】また、内部空間に流入したブローバイガス
は第2の衝突部の内面に衝突して流れが変えられ、内部
空間の下方位置に第2の孔部が形成されているため、内
部空間には第2の孔部を介してクランク室側に向かうブ
ローバイガスの流れが発生する。このため、内部空間で
分離して液状となったエンジンオイルは、第2の孔部を
通ってクランク室側に向かうブローバイガスの流れによ
って第2の孔部を介して直ぐにクランク室側に戻され
る。
【0011】また、ブローバイガスにはエンジンオイル
の粒子が小さいミスト状のものがあるが、内部空間に存
在するミストはブローバイガスの流れによって第2の孔
部を通してクランク室側に戻され、オイルセパレータで
のオイル分離処理が再実行される。このため、エンジン
オイルの分離率がよくなり、ブローバイガス中にエンジ
ンオイルが多く含まれた状態で排出口から排出されずに
済み、オイル持ち去り量が軽減される。
【0012】請求項2に記載の発明では、一つ以上の第
1の孔部が形成された上流側の第1の衝突部と、前記第
1の衝突部に対し組みをなして並設された下流側の第2
の衝突部とを有し、2つの前記衝突部の間に内部空間が
形成された流路変更部を備えている。このオイルセパレ
ータでは、エンジン駆動時にクランク室から排出される
ブローバイガスを流入口からオイルセパレータ室に取り
込み、排出口へ至る流路上で前記ブローバイガスが前記
流路変更部に衝突することで前記ブローバイガスからエ
ンジンオイルが分離される。前記第1の孔部から前記内
部空間に流入したブローバイガスが前記流路変更部の内
壁に衝突した際に生じる流れの指向先には、前記内部空
間を前記オイルセパレータ室に対して区画された所定の
室に連通する第2の孔部が形成されている。
【0013】この発明によれば、ブローバイガスは流入
口からオイルセパレータ室に入り込み、排出口に向かっ
て流れる際に前記流路変更部に衝突して蛇行し、このと
きに比重の重いエンジンオイルの粒子が遠心力により気
体から分離してエンジンオイルが分離される。また、ブ
ローバイガスの一部は第1の衝突部の第1の孔部から内
部空間に入り込み、内部空間及び第1の孔部で生じる旋
回流によりエンジンオイルが分離する。
【0014】また、内部空間に流入したブローバイガス
は第2の衝突部の内面に衝突して流れが変えられ、前記
内部空間に流入したブローバイガスが前記流路変更部の
内壁に衝突した際に生じる流れの指向先に第2の孔部が
形成されているため、内部空間には第2の孔部を介して
クランク室側に向かうブローバイガスの流れが発生す
る。このため、内部空間で分離して液状となったエンジ
ンオイルは、第2の孔部を通ってクランク室側に向かう
ブローバイガスの流れによって第2の孔部を介して直ぐ
にクランク室側に戻される。
【0015】また、ブローバイガスにはエンジンオイル
の粒子が小さいミスト状のものがあるが、内部空間に存
在するミストはブローバイガスの流れによって第2の孔
部を通してクランク室側に戻され、オイルセパレータで
のオイル分離処理が再実行される。このため、エンジン
オイルの分離率がよくなり、ブローバイガス中にエンジ
ンオイルが多く含まれた状態で排出口から排出されずに
済み、オイル持ち去り量が軽減される。
【0016】請求項3に記載の発明で、請求項1又は2
に記載の発明において、前記第2の衝突部の内面には、
前記第1の孔部から前記内部空間に流入したブローバイ
ガスの進行方向を前記第2の孔部に向かう方向に変える
ように、前記第2の孔部側に向かって開く傾斜面が形成
されている。
【0017】この発明によれば、請求項1又は2に記載
の発明の作用に加え、第2の衝突部の内面には第2の孔
部側に開く傾斜面が形成されているので、内部空間に流
入したブローバイガスには第2の孔部に向かう流れが生
じ易くなる。このため、例えば第1の孔部から内部空間
に流入したブローバイガスのミストをクランク室側に戻
し易くなる。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記流路変
更部は前記オイルセパレータ室の下面に複数立設され、
前記オイルセパレータ室の上面には前記ブローバイガス
の流れを変える第2の流路変更部が複数形成された構成
であって、前記流路変更部と前記第2の流路変更部と
は、前記ブローバイガスの流路上で交互に配置されてい
る。
【0019】この発明によれば、請求項1〜3のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、流路変更部と第
2の流路変更部とはブローバイガスの流路上で交互に配
置されているので、ブローバイガスはこれら流路変更部
に順に衝突をしながら蛇行して排出口に向かって流れ
る。このため、その衝突の度にエンジンオイルが分離さ
れ、オイル分離処理を行う頻度が増して、多くのエンジ
ンオイルを分離可能になる。
【0020】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記セパレ
ータ室の下面には溝部が形成され、前記第2の孔部は前
記溝部の形成位置に配置されている。
【0021】この発明によれば、請求項1〜4のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、オイルセパレー
タ室でブローバイガスから分離したエンジンオイルは溝
部に溜まり、溝部を伝って第2の孔部から流れ出るの
で、エンジンオイルがクランク室側に戻り易くなる。
【0022】請求項6に記載の発明では、請求項1〜5
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記所定の
室は、動弁機構用のカム及びカムシャフトが収容された
動弁室である。
【0023】この発明によれば、請求項1〜5のうちい
ずれか一項に記載の発明において、オイルセパレータ室
でブローバイガスから分離したエンジンオイルや、オイ
ル分離処理を再実行するために第2の孔部から入り込ん
だミストは動弁室に戻される。このため、エンジンオイ
ルが動弁機構、つまりカムやカムシャフトに供給され、
カムやカムシャフトの潤滑を保てる。
【0024】請求項7に記載の発明では、請求項1〜6
のうちいずれか一項に記載の発明において、前記ブロー
バイガスの前記排出口は、エンジンの吸気系に接続され
ている。
【0025】この発明によれば、請求項1〜6のうちい
ずれか一項に記載の発明の作用に加え、ブローバイガス
の排出口はエンジンの吸気系に接続されているため、オ
イルセパレータ室と所定の室との間には圧力差が生じ
る。このため、この圧力差によって生じるブローバイガ
スの流れによりエンジンオイルが吸い上げられたり、流
入口から排出口へ向かうブローバイガスの流れによっ
て、エンジンオイルの戻りが送れたり、オイル消費量が
増すことがあった。しかし、内部空間内のエンジンオイ
ルやミストは、内部空間から第2の孔部を介してクラン
ク室側に向かうブローバイガスの流れによって第2の孔
部に流れ込むので、エンジンオイルがクランク室側に戻
され易くなり、オイル持ち去り量の軽減が図れる。
【0026】請求項8では、内燃機関は請求項1〜7の
うちいずれか一項に記載のオイルセパレータを備えてい
る。この発明によれば、請求項1〜7のうちいずれか一
項と同様の作用が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化したオイル
セパレータの一実施形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0028】図2は、エンジン1の吸気系を示す断面図
である。内燃機関としてのエンジン1は、ガソリン燃焼
時にピストン2とシリンダ3との隙間から漏れ出るブロ
ーバイガスを吸気系に戻している。ブローバイガスには
酸化成分や水分が多く含まれており、エンジンオイルの
劣化や錆の原因となるため外部に排出する必要がある。
また、ブローバイガスは未燃焼混合気と燃焼ガスとから
なり、そのまま大気中に放出すると大気汚染の原因とな
る。これらの対策として、このエンジン1では漏れ出た
ブローバイガスを強制的に吸気系に戻し、そのガスを再
燃焼させることで大気汚染防止やエンジン効率を良くし
ている。
【0029】エンジン本体4の側部には吸気系のインテ
ークマニホールド5が接続され、インテークマニホール
ド5はシリンダ3と連通している。エンジン本体4には
動弁室6が設けられ、動弁室6には複数のカム7を有す
る2つのカムシャフト8が回動可能に支持された状態で
収容されている。エンジン本体4の側部には動弁室6と
シリンダ3下方のクランク室(図示省略)とを連通する
案内通路9が形成されている。エンジン本体4の上部に
は樹脂製のシリンダヘッドカバー10が取り付けられ、
シリンダヘッドカバー10はホース11を介して吸気系
(即ち、インテークマニホールド5)と接続されてい
る。
【0030】エンジン1の上部にはオイルセパレータ1
2が設けられ、ピストン2とシリンダ3との隙間を漏れ
出たブローバイガスは図2に示す矢印のように案内通路
9、動弁室6、オイルセパレータ12、ホース11を経
由してインテークマニホールド5に戻される。ところ
で、クランク室はエンジンオイルの満たされたオイルパ
ンの直上に位置し、各部の潤滑後のエンジンオイルをオ
イルパンに戻す経路の途中に位置するため、ガソリン燃
焼時に漏れ出たブローバイガスはクランク室を通ること
からオイルが混合してしまう。このため、オイルセパレ
ータ12はブローバイガスを吸気系に戻す際に、オイル
セパレータ室13内でブローバイガス中のオイルを分離
している。
【0031】図1は、図2のII−II線断面を概略的に示
した斜視図である。エンジン本体4の上部にはエンジン
1の長手方向に沿って延びるプレート14が複数のボル
ト(図示省略)によって固定されている。オイルセパレ
ータ室13はプレート14によって動弁室6と区画さ
れ、オイルセパレータ室13の右側端部には動弁室6と
連通する流入口15が形成されている。一方、オイルセ
パレータ室13の左側端部にはホース11、つまり吸気
系と接続された排出口16が形成され、オイルセパレー
タ室13内に取り込んだブローバイガスは排出口16か
ら外部に排出される。
【0032】プレート14の上面にはその長手方向に沿
って4つの流路変更部としての邪魔板17が立設されて
いる。邪魔板17及びプレート14は金属製であり、邪
魔板17はプレート14に対しスポット溶接により固定
されている。また、シリンダヘッドカバー10の内面に
は3つの第2の流路変更部としての遮蔽板18がプレー
ト14に沿って立設されている。遮蔽板18は樹脂製で
あり、平板形状となっている。邪魔板17と遮蔽板18
とは交互に配置され、流入口15からオイルセパレータ
室13に入り込んだブローバイガスは邪魔板17と遮蔽
板18とに衝突して蛇行しながら排出口16に向かって
流れる。
【0033】図3(a)は邪魔板17の斜視図であり、
同図(b)は平面図である。邪魔板17は一枚の金属板
を中央で2つに折り曲げ、さらに各端部を外側に各々折
り曲げるプレス加工により形成される。これにより、邪
魔板17は互いに向かい合う第1の衝突部19と第2の
衝突部20、及びプレート14への取付箇所となる2つ
の折曲部21を有している。また、邪魔板17の内部に
は2つの衝突部19,20により挟まれた内部空間22
が形成され、邪魔板17は両側の開口部23により開放
されている。
【0034】第1の衝突部19には複数(本例では20
個)の第1の孔部としての透孔24がプレス加工によっ
て形成されている。複数の透孔24は第1の衝突部19
のほぼ全面に亘って配置されている。本例において、透
孔24は左右方向に2個並んだものが上下方向に10列
配置され、各列ごとに左右方向にずれて位置している。
また、邪魔板17の内部空間22は透孔24を介して流
入口15側に向かって外部と連通されている。
【0035】図4は、図1のA−A断面図である。邪魔
板17は折曲部21側が開いた略テーパ形状であり、そ
のうち第2の衝突部20は垂線L1を基準として折曲部
21側がα度傾斜し、第2の衝突部20の内面が傾斜面
25となっている。プレート14には長手方向に沿って
延びる溝部26が、2つの邪魔板17を組みとして計2
つ形成されている。これら溝部26,26はほぼ同一線
上に位置するとともに、邪魔板17と相対する位置に配
置されている。
【0036】プレート14には、各々の邪魔板17の下
方位置に第2の孔部としての戻し孔27が形成されてい
る。戻し孔27は内部空間22の直下、言い換えると透
孔24から内部空間22に流入したブローバイガスが傾
斜面25に衝突した際にできる流れの延長線上に配置さ
れている。また、戻し孔27は溝部26の底部(形成位
置)26aに配置され、本例では邪魔板17の中心軸線
2上に配置されている。戻し孔27は邪魔板17と同
数存在し、本例では邪魔板17の数に合わせて4つ設け
られている。戻し孔27はエンジン本体4の動弁室6と
連通され、オイルセパレータ室13はこの戻し孔27を
介して動弁室6と連通状態となっている。
【0037】次に前記のように構成されたオイルセパレ
ータの作用を図5に従って説明する。クランク室から排
出されたブローバイガスは流入口15からオイルセパレ
ータ室13に流入し、邪魔板17と遮蔽板18とに交互
に衝突しながら排出口16に向かって蛇行して流れる。
ブローバイガス中のエンジンオイルの粒子はガス中の気
体に対して比重が大きく、この蛇行の際にエンジンオイ
ルが遠心力によって気体から分離してブローバイガス中
のエンジンオイルが分離される。また、分離したエンジ
ンオイルの粒子は邪魔板17や遮蔽板18に衝突して付
着し、凝縮して液状になった後に溝部26に流入して戻
し孔27から動弁室6に戻される。
【0038】また、邪魔板17に衝突したブローバイガ
スの一部は、蛇行せずに透孔24から邪魔板17の内部
空間22に流れ込む。流れ込んだブローバイガスは邪魔
板17の内面で衝突及び跳ね返りを繰り返し、この衝突
及び跳ね返りの作用により内部空間22内のブローバイ
ガスの流れには旋回流が生じる。このとき、ブローバイ
ガス中のエンジンオイルは旋廻流により生じる遠心力に
よってガス中の気体から分離し、分離したエンジンオイ
ルの粒子は邪魔板17の内面(壁面)に衝突し、付着凝
縮して液状になる。
【0039】ここで、邪魔板17の内部空間22内のブ
ローバイガスには、溝部26を伝って排出口16側に向
かう図5に示すK1の流れが発生する。また、内部空間
22に流入したブローバイガスは第2の衝突部20の傾
斜面25に衝突することで流れの向きが戻し孔27側に
変えられ、図5に示すK2の流れが発生している。そし
て、邪魔板17の内部空間22の直下に戻し孔27が設
けられているので、内部空間22内のブローバイガスの
一部は同図の流れK2に示すように戻し孔27から動弁
室6に向かって流れる。
【0040】このため、内部空間22内で液状になった
エンジンオイルは邪魔板17の内面を伝って流下し、戻
し孔27側に向かうブローバイガスの流れK2によって
戻し孔27から動弁室6に戻される。また、戻し孔27
が内部空間22の直下にあることから、邪魔板17の内
部空間22で分離したエンジンオイルを動弁室6に直ぐ
に戻せる。一方、邪魔板17と遮蔽板18による蛇行及
び内部空間22での旋回流によりエンジンオイルが分離
されたブローバイガスは、排出口16から吸気系に排出
される。
【0041】また、ブローバイガスにはエンジンオイル
の粒子が小さいミストが混在しており、エンジンオイル
の粒子が小さいと慣性力を与え難いことから、この種の
ミストは邪魔板17に衝突及び付着せず、エンジンオイ
ルが分離されない場合がある。しかし、邪魔板17の内
部空間22の直下に戻し孔27を設けたので、内部空間
22内のミストはブローバイガスの流れK2によって戻
し孔27から動弁室6に戻され、再び流入口15からオ
イルセパレータ室13に入り込んでオイル分離処理が再
度実行される。このため、内部空間22内のミストはオ
イル分離処理が再トライされるので、エンジンオイルの
分離率が向上し、エンジンオイルの持ち去り量の軽減に
一層寄与する。
【0042】従って、この実施形態では以下のような効
果を得ることができる。 (1)邪魔板17の内部空間22の直下、つまり内部空
間22に流入したブローバイガスが傾斜面25に衝突し
た際にできる流れの延長線上に戻し孔27を形成したの
で、内部空間22に入り込んだブローバイガスには戻し
孔27から動弁室6に向かう図5示す流れK2が発生す
る。従って、邪魔板17の内部空間22で分離されたエ
ンジンオイルはブローバイガスK2の流れによって動弁
室6に戻され、内部空間22のエンジンオイルを効果的
に動弁室6に戻すことができ、エンジンオイルの持ち去
り量を軽減することができる。
【0043】また、内部空間22内にはエンジンオイル
のミストが存在するが、このミストはブローバイガスK
2の流れによって動弁室6に戻され、オイル分離処理が
再度実行される。従って、ブローバイガスがエンジンオ
イルを含んだまま排出口16から排出され難くなり、こ
のことによってもエンジンオイルの持ち去り量を軽減す
ることができ、全体としてオイル消費量を低くすること
ができる。
【0044】(2)第2の衝突部20の内面には傾斜面
25が形成されているので、内部空間22に入り込んだ
ブローバイガスは第2の衝突部20に衝突した際に、傾
斜面25によって流れの向きが戻し孔27側に向かって
変えられる。従って、内部空間22内のエンジンオイル
やミストを戻し孔27から動弁室6に戻し易くできる。
【0045】(3)邪魔板17と遮蔽板18はブローバ
イガスの流路上で交互に配置されているので、ブローバ
イガスはこれら邪魔板17と遮蔽板18とに衝突して蛇
行し、その度にオイル分離処理がなされて、多くのエン
ジンオイルを分離することができる。また、邪魔板17
はブローバイガスの流路上に複数配置され、その邪魔板
17ごとに戻し孔27が形成されている。従って、各々
の邪魔板17ごとに内部空間22内でのオイル分離処
理、内部空間22で分離されたエンジンオイルの戻し孔
27からの戻し、内部空間22内のミストの戻し孔27
からの戻し等の各処理を行うことができ、エンジンオイ
ルの持ち去り量の軽減化が図れる。
【0046】(4)オイルセパレータ12の排出口16
はエンジンの吸気系に接続されているため、オイルセパ
レータ室13は動弁室6に比べて若干の圧力差が生じ、
この圧力差によってブローバイガスには動弁室6からオ
イルセパレータ室13に向かう流れが生じる。このよう
なブローバイガスの流れが発生すると、従来技術でも述
べたようにエンジンオイルが吸い上げられることがあ
る。
【0047】しかし、透孔24から内部空間22に流入
したブローバイガスには、傾斜面25に衝突することで
戻し孔27に向かう流れの向きが生じているので、動弁
室6からオイルセパレータ室13に向かうブローバイガ
スの流れは相殺される。従って、圧力差が原因となって
動弁室6からオイルセパレータ室13に向かうブローバ
イガスの流れが抑制され、圧力差によるエンジンオイル
の吸い上げが抑制され、この作用によってもオイル持ち
去り量を軽減することができる。
【0048】また、図5に示すように内部空間22内の
ブローバイガスにオイルセパレータ室13から戻し孔2
7を通って動弁室6に向かう流れK2が発生していれ
ば、このブローバイガスの流れK2によって内部空間2
2内のエンジンオイルやミストが戻し孔27から動弁室
6に戻される。従って、エンジンオイルやミストを動弁
室6に戻し易くでき、結果としてオイル持ち去り量を一
層軽減することができる。
【0049】(5)邪魔板17に透孔24を設けること
で内部空間22及び透孔24で旋回流を起こしてエンジ
ンオイルを分離し、かつ内部空間22の直下に戻し孔2
7を設けて、内部空間22内のミストについてオイル分
離処理を再トライさせている。従って、ブローバイガス
中のエンジンオイルの分離率がよくなり、エンジンオイ
ルの持ち去り量の軽減化に一層寄与する。
【0050】なお、実施形態は前記に限定されず、例え
ば、次の態様に変更してもよい。 ○ 戻し孔27の位置は邪魔板17の中心軸線L2上に
配置されることに限定されない。例えば、図6に示すよ
うに中心軸線L2よりも排出口16側にずれていてもよ
く、ブローバイガスが傾斜面25に衝突した際には図6
の矢印に示す向きに跳ね返るとすれば、戻し孔27はこ
の跳ね返り先に配置されていてもよい。この場合、ブロ
ーバイガスのミストを積極的に動弁室6に戻すことがで
きる。
【0051】○ 邪魔板17は第1の衝突部19と第2
の衝突部20とがともにプレート14側が開いているテ
ーパ形状に限定されない。例えば、図7に示すように第
1の衝突部19がプレート14に対して直角に立設し、
第2の衝突部20のみが傾斜面25を有するようにテー
パ形状となっていてもよい。
【0052】○ 邪魔板17の傾斜面25がなす角度α
は、仕様に応じてその値を自由に設定してもよい。例え
ば、図7に示すように傾斜面25を大きくとれば、その
分だけ内部空間22内のブローバイガス(ミスト)を戻
し孔27に多く戻すことができる。また、邪魔板17は
傾斜面25を有することに限定されず、第2の衝突部2
0がプレート14に対し直角に立設されていてもよい。
【0053】○ 戻し孔27の数は各邪魔板17ごとに
一つずつであることに限定されず、例えば、図8に示す
ように一つの邪魔板17に対し複数形成されていてもよ
い。この場合、オイルセパレータ室13で分離したエン
ジンオイルを直ぐに動弁室6に戻すことができる。
【0054】○ 邪魔板17はオイルセパレータ室13
の下面、つまりプレート14側のみに設けることに限定
されず、例えばオイルセパレータ室13の上面、言い換
えると遮蔽板18の代わりに邪魔板17を設置してもよ
い。また、邪魔板17はブローバイガスの流路上に複数
形成されることに限定されず、例えば一つのみ形成して
もよい。さらに、邪魔板17を複数設けるにしても、本
例のように4つであることに限らず、設置数は仕様に応
じて適宜変更してもよい。
【0055】○ 流路変更部は一枚の金属板を中央で2
つに折り曲げて形成される邪魔板17に限定されない。
例えば、流路変更部は第1の衝突部19と第2の衝突部
20とが別部材であってもよいし、第1の衝突部19と
第2の衝突部20との間の間隔を適宜変更してもよい。
また、第1の衝突部19に形成される第1の孔部は透孔
24に限定されず、例えば第1の衝突部19を金網状と
し、その隙間からブローバイガスを内部空間22に導く
ものでもよい。
【0056】○ 邪魔板17は両側に開口部23を有し
て開放されることに限定されず、開口部23を設けずに
開放しない構成でもよい。この場合、内部空間22は下
部以外の部位で密閉された状態となり、内部空間22内
でのブローバイガスの衝突面が多くなってオイル分離率
を向上できる。
【0057】○ プレート14には溝部26が必ずしも
形成されることに限定されない。即ち、プレート14に
溝部26を形成せず、平板状のプレート14に対し内部
空間22の直下位置に戻し孔27を形成してもよい。
【0058】○ ブローバイガスから分離したエンジン
オイルの戻し先は動弁室6に限定されない。例えば、分
離したエンジンオイルを、戻し孔27から所定の室とし
てのクランク室に直接戻す構成でもよく、エンジンオイ
ルの戻し先は自由に選べる。
【0059】○ 内燃機関はガソリン式であるエンジン
1に限定されない。例えば、内燃機関はディーゼルエン
ジン等でもよく、燃料燃焼時にブローバイガスが発生
し、それを吸気系に還流させる仕組みをもつものであれ
ば、エンジン機種は特に限定されない。
【0060】前記実施形態及び別例から把握できる技術
的思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項1又は2において、前記第2の衝突部の内
面には前記第1の孔部から前記内部空間に入り込んだブ
ローバイガスの進行方向を、前記第2の孔部に向かう方
向に変える傾斜面が形成されている。
【0061】(2)請求項1〜3において、前記流路変
更部は前記オイルセパレータ室の下面に立設され、前記
オイルセパレータ室の上面には前記ブローバイガスの流
れを変える第2の流路変更部が形成された構成であっ
て、前記流路変更部と前記第2の流路変更部とは、前記
ブローバイガスの流路上で交互に配置されている。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ブ
ローバイガスに含まれるエンジンオイルの持ち去り量を
軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態での図2のII−II線断面を概略的
に示した斜視図。
【図2】 エンジンの吸気系を示す断面図。
【図3】 (a)は邪魔板の平面図、(b)は邪魔板の
斜視図。
【図4】 図1のA−A断面図。
【図5】 オイルセパレータの作用を示す説明図。
【図6】 別例におけるオイルセパレ−タの部分断面
図。
【図7】 他の別例におけるオイルセパレータの部分断
面図。
【図8】 他の別例におけるオイルセパレータの部分断
面図。
【図9】 従来におけるエンジンの断面図。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、6…動弁室、7…カ
ム、8…カムシャフト、12…オイルセパレータ、13
…オイルセパレータ室、15…流入口、16…排出口、
17…流路変更部としての邪魔板、18…第2の流路変
更部としての遮蔽板、19…第1の衝突部、20…第2
の衝突部、22…内部空間、24…第1の孔部としての
透孔、25…傾斜面、26…溝部、26a…形成位置と
しての底部、27…第2の孔部としての戻し孔。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ以上の第1の孔部が形成された上流
    側の第1の衝突部と、前記第1の衝突部に対し組みをな
    して並設された下流側の第2の衝突部とを有し、2つの
    前記衝突部の間に内部空間が形成された流路変更部を備
    え、 エンジン駆動時にクランク室から排出されるブローバイ
    ガスを流入口からオイルセパレータ室に取り込み、排出
    口へ至る流路上で前記ブローバイガスが前記流路変更部
    に衝突することで前記ブローバイガスからエンジンオイ
    ルが分離されるオイルセパレータにおいて、 前記内部空間の下方位置には、前記内部空間を前記オイ
    ルセパレータ室に対して区画された所定の室に連通する
    第2の孔部が形成されているオイルセパレータ。
  2. 【請求項2】 一つ以上の第1の孔部が形成された上流
    側の第1の衝突部と、前記第1の衝突部に対し組みをな
    して並設された下流側の第2の衝突部とを有し、2つの
    前記衝突部の間に内部空間が形成された流路変更部を備
    え、 エンジン駆動時にクランク室から排出されるブローバイ
    ガスを流入口からオイルセパレータ室に取り込み、排出
    口へ至る流路上で前記ブローバイガスが前記流路変更部
    に衝突することで前記ブローバイガスからエンジンオイ
    ルが分離されるオイルセパレータにおいて、 前記第1の孔部から前記内部空間に流入したブローバイ
    ガスが前記流路変更部の内壁に衝突した際に生じる流れ
    の指向先には、前記内部空間を前記オイルセパレータ室
    に対して区画された所定の室に連通する第2の孔部が形
    成されているオイルセパレータ。
  3. 【請求項3】 前記第2の衝突部の内面には、前記第1
    の孔部から前記内部空間に流入したブローバイガスの進
    行方向を前記第2の孔部に向かう方向に変えるように、
    前記第2の孔部側に向かって開く傾斜面が形成されてい
    る請求項1又は2に記載のオイルセパレータ。
  4. 【請求項4】 前記流路変更部は前記オイルセパレータ
    室の下面に複数立設され、前記オイルセパレータ室の上
    面には前記ブローバイガスの流れを変える第2の流路変
    更部が複数形成された構成であって、 前記流路変更部と前記第2の流路変更部とは、前記ブロ
    ーバイガスの流路上で交互に配置されている請求項1〜
    3のうちいずれか一項に記載のオイルセパレータ。
  5. 【請求項5】 前記セパレータ室の下面には溝部が形成
    され、前記第2の孔部は前記溝部の形成位置に配置され
    ている請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のオイル
    セパレータ。
  6. 【請求項6】 前記所定の室は、動弁機構用のカム及び
    カムシャフトが収容された動弁室である請求項1〜5の
    うちいずれか一項に記載のオイルセパレータ。
  7. 【請求項7】 前記ブローバイガスの前記排出口は、エ
    ンジンの吸気系に接続されている請求項1〜6のうちい
    ずれか一項に記載のオイルセパレータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちいずれか一項に記載
    のオイルセパレータを備えた内燃機関。
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