JP5131486B2 - ブローバイガスの気油分離装置 - Google Patents
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このようなことから、上記特許文献1の構成では、インタークーラを通過して冷却された空気であっても、依然として空気の温度は高く、オイルミスト温度も高いことが考えられ、オイルミストを十分に液状にすることができないといった問題がある。
また、請求項3のブローバイガスの気油分離装置では、請求項2の発明において、前記プレート状部材には、前記空気通路部として空気通路穴が複数開けられていることを特徴とする。
また、請求項5のブローバイガスの気油分離装置では、請求項3の発明において、前記プレート状部材は、複数枚からなり、隣り合うプレート状部材の前記空気通路部及び前記複数の空気通路穴がそれぞれ前記混合気の流れ方向で視て重なり合わない位置に設けられていることを特徴とする。
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例に係るエンジンの配管系統を示した構成図であり、図2は、図1A部の拡大図でありブローバイガスの気油分離装置の概略構造図であり、図3は、図2のB−B線における断面図である。
以下、本発明の第1実施例のブローバイガスの気油分離装置の構成を説明する。
ケーシング24は、一端を閉塞し断面円形のパイプ状をなし、閉塞した一端の壁24cに冷却空気用パイプ(吸気導入部)32が接続され、壁24c側のパイプ下部の壁面にブローバイガス導入口(ガス導入部)24bが形成されている。
ディフューザ22は、中央部から両端部にかけ内径が徐々に大きくなるように形成されている。また、ディフューザ22は、ケーシング24内のノズル21の下流に位置し、ノズル21の中心とディフューザ22の内径の中心が同軸となるように設けられている。
ここでは、ECU52は、図示しないクランク角センサ等からの信号によりエンジン1の運転状況を把握し、状況に応じてバルブ31の開閉を制御するよう構成されている。
上述したように、ロッカーカバー20内にブローバイガス冷却分離装置2が設けられ、インタークーラ14下流のインタークーラパイプ15より分岐され、バルブ31を介して冷却空気用パイプ32が接続されている。
ノズル21に導入された冷却空気は、ノズル21からディフーザ22へ向けて噴出され膨張しながら更に冷却(断熱膨張)される。
バッフルプレート23では、ディフューザ22より噴出された混合気が、バッフルプレートに衝突し混合気中の液状にされたエンジンオイルがブローバイガスから分離される。
このように、ブローバイガス冷却分離装置2では、ブローバイガスが冷却されミスト状のエンジンオイルが液状にされ、更にブローバイガスをバッフルプレート23に吹き付けることにより液状にされたエンジンオイルのブローバイガスからの分離が促進され、エンジンオイルをブローバイガスから確実に気油分離することができる。
(1)オイル消費量を節減することができる。
(2)エンジンの動力性能及び排出ガス性能の悪化を低減することができる。
(3)吸気系内のオイル汚損の低減ができ、更には吸気系のデポジットの生成を抑制することができる。
次に、第2実施例について説明する。
図4は、本発明の第2実施例に係るバッフルプレートの斜視図である。
また、図4の矢印内部が斜線の矢印は混合気の流れをそれぞれ示す。
図4に示すように第2実施例では、上記第1実施例に対して、バッフルプレート123及びケーシング124を変更しており、以下に上記第1実施例と異なる点に付いて説明する。
バッフルプレート123は、四角形状の平板であり、複数の横長楕円状の空気通路穴123cが開けられている。また、複数のバッフルプレート123は、ケーシング124内のディフューザ22の下流にバッフルプレート123の複数の空気通路穴123cが重なり合わないよう互い違いに、且つ、四角形状の端部123aとケーシング124の内壁124aからなる空気通路部125が重なり合わないよう互い違いに設けられている
バッフルプレート123では、ディフューザ22より噴出された混合気が、バッフルプレート123に衝突し、混合気中の液状にされたエンジンオイルがブローバイガスから分離される。
このように、ブローバイガス冷却分離装置102では、ブローバイガスが冷却されミスト化したエンジンオイルが液化し、更にブローバイガスをバッフルプレート123に吹き付けることにより液化したエンジンオイルのブローバイガスからの分離が促進され、エンジンオイルをブローバイガスからより確実に気油分離することができる。
次に、第3実施例について説明する。
図5は、本発明の第3実施例に係るバッフルプレートの斜視図である。
また、図5の矢印内部が斜線の矢印は混合気の流れをそれぞれ示す。
図5に示すように第3実施例では、上記第1実施例に対して、バッフルプレート223の形状及び取り付け方法を変更しており、以下に上記第1実施例と異なる点に付いて説明する。
複数のバッフルプレート223は、ケーシング224内のディフューザ22の下流にバッフルプレート223の複数の空気通路穴223cが重なり合わず互い違いに、且つ、複数のバッフルプレート223が上下に互い違いとなるように平板状のブリッジ226を介して固定されている。
バッフルプレート223では、ディフューザ22より噴出された混合気が、バッフルプレート223に衝突し混合気中の液状にされたエンジンオイルがブローバイガスから分離される。
このように、ブローバイガス冷却分離装置202では、ブローバイガスが冷却されミスト状のエンジンオイルが液状にされ、更にブローバイガスをバッフルプレート223に吹き付けることにより液状にされたエンジンオイルのブローバイガスからの分離が促進され、エンジンオイルをブローバイガスからより確実に気油分離することができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は実施形態に限定されるものではない。
また、第2実施例及び第3実施例のバッフルプレート123、223に穿設される複数の空気通路穴123c、223cを横長楕円状または円状としているが、これに限定されるものではなく多角形状であっても良い。
2,102,202 ブローバイガス冷却分離装置
12 吸気ダクト
13 ターボチャージャ(過給機)
14 インタークーラ
15 インタークーラパイプ
20 ロッカーカバー
21 ノズル(吸気導入部)
22 ディフューザ(混合噴出部)
23,123,223 バッフルプレート(吹き付け部、プレート状部材)
23a,123a 端部
123c,223c 空気通路穴
24,124,224 ケーシング(気油分離室)
24a,124a,224a 内壁
24b,124b ブローバイガス導入口(ガス導入部)
25,125,225 空気通路部
226 ブリッジ
31 バルブ(吸気導入部開閉部)
32 冷却空気用パイプ(吸気導入部)
33 ブローバイホース
52 電子コントロールユニット(開閉手段)
Claims (6)
- 過給機及びインタークーラを備えた内燃機関の燃焼室から漏出したブローバイガスを吸気系統に戻すブローバイガス還元システムの気油分離装置において、
前記ブローバイガス還元システムの一部をなし、ブローバイガスが導入されるガス導入部を有する気油分離室と、
前記気油分離室に設けられ、前記過給機及び前記インタークーラを介して前記内燃機関に供給される吸気の一部が導入される吸気導入部と、
前記気油分離室内に設けられ、前記ガス導入部から導入されるブローバイガスと前記吸気導入部から導入される吸気の一部とを混合した混合気を下流に向け噴出する混合噴出部と、
前記気油分離室内で前記混合噴出部の下流に設けられ、該混合噴出部から噴出された混合気が吹き付けられる吹き付け部とを備えることを特徴とするブローバイガスの気油分離装置。 - 前記吹き付け部は、プレート状部材であって、前記噴出される混合気が衝突する衝突面と、該混合気の一部を下流に通す空気通路部とを有することを特徴とする、請求項1に記載のブローバイガスの気油分離装置。
- 前記プレート状部材には、前記空気通路部として空気通路穴が複数開けられていることを特徴とする、請求項2に記載のブローバイガスの気油分離装置。
- 前記プレート状部材は、複数枚からなり、隣り合うプレート状部材の前記空気通路部が前記混合気の流れ方向で視て重なり合わない位置に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のブローバイガスの気油分離装置。
- 前記プレート状部材は、複数枚からなり、隣り合うプレート状部材の前記空気通路部及び前記複数の空気通路穴がそれぞれ前記混合気の流れ方向で視て重なり合わない位置に設けられていることを特徴とする、請求項3に記載のブローバイガスの気油分離装置。
- 前記吸気導入部に流路面積を可変させるべく設けられた吸気導入部開閉部と、
該吸気導入部開閉部を内燃機関の運転状態に応じて開閉させる開閉手段と
をさらに備えたことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載のブローバイガスの気油分離装置。
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