JP2003301598A - 巾木および巾木構造 - Google Patents

巾木および巾木構造

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JP2003301598A
JP2003301598A JP2002108053A JP2002108053A JP2003301598A JP 2003301598 A JP2003301598 A JP 2003301598A JP 2002108053 A JP2002108053 A JP 2002108053A JP 2002108053 A JP2002108053 A JP 2002108053A JP 2003301598 A JP2003301598 A JP 2003301598A
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JP
Japan
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light
base board
skirting board
agent
shielding film
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JP2002108053A
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Yoshihiro Hase
芳宏 長谷
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住宅建物内の寝室からトイレや洗面所までの間
の通路において、効率良く効果的に通路を照明すること
ができるようになされた巾木と、この巾木を利用した巾
木構造とを提供する。 【解決手段】透光性のある巾木本体2内に、発光体3が
組み込まれてなる巾木1であって、巾木本体2は、その
一部分に光を照射させる照射部26を残して遮光膜21
で被覆され、遮光膜21の外表面には、長手方向に沿っ
て再帰性反射剤4が塗布されてなる。遮光膜21の外表
面には、長手方向に沿って蓄光剤5が塗布されてなる巾
木1。上記巾木1が、住宅建物内の壁面6下辺に沿って
設けられ、照射部26から照射される発光体3の光を再
帰性反射剤4が反射するようになされた巾木構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建物内の廊下
や階段において、発光体を利用した巾木と、その巾木に
よる巾木構造とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、夜間に起きて寝室から、トイレ
や洗面所に移動する場合に、容易に移動しやすくするた
めに、廊下や階段の足元に足元灯を付けたりすることが
行われている。
【0003】しかし、このような足元灯の場合、廊下や
階段などの通路の一部分だけに設けられているため、寝
室からトイレや洗面所までの距離が長いような場合、充
分な光量が得られない。
【0004】そこで、従来より、このような寝室からト
イレや洗面所までの間の通路に設けられる巾木に、LE
Dなどの発光体を組み込んだものを使用したりすること
が提案されている(例えば、特開2001−3553号
公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の巾
木では、電気を利用した発光体を用いるので、少なから
ずとも電気代が必要になる。
【0006】特に、足元を良く照らすことができるよう
に多くのLEDを使用すると、電気代が嵩むこととな
る。逆に、LEDの数を少なくすると、足元が確認し難
くなってしまう。
【0007】また、巾木の長手方向に沿って複数のLE
Dを使用するとなると、巾木の施工コストが嵩むことと
なる。
【0008】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、住宅建物内の寝室からトイレや洗面所までの
間の通路において、効率良く効果的に通路を照明するこ
とができるようになされた巾木と、この巾木を利用した
巾木構造とを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するめた
の本発明の巾木は、透光性のある巾木本体内に、発光体
が組み込まれてなる巾木であって、巾木本体は、その一
部分に光を照射させる照射部を残して遮光膜で被覆さ
れ、遮光膜の外表面には、長手方向に沿って再帰性反射
剤が塗布されてなるものである。
【0010】この巾木によると、照射部から照射される
発光体の光を再帰性反射剤が反射するので、発光体の数
が少なくて充分な光量が得られなくても、巾木の長手方
向に沿って発光させることができる。
【0011】また、上記課題を解決するめたの本発明の
巾木は、上記巾木において、遮光膜の外表面には、長手
方向に沿って蓄光剤が塗布されてなるものである。
【0012】この巾木によると、発光体を発光させなく
とも、蓄光剤からの発光によって、巾木を発光させるこ
とができ、蓄光剤が発光しなくなってから以降、発光体
を発光させるようにすることで、より一層の低電力化を
図ることができる。
【0013】さらに、上記課題を解決するための本発明
の巾木構造は、上記巾木が、住宅建物内の壁面下辺に沿
って設けられ、照射部から照射される発光体の光を再帰
性反射剤が反射するようになされたものである。
【0014】この巾木構造によると、発光体の数が少な
くても、再帰性反射剤が反射することによって巾木の長
手方向に沿った全体を反射発光させることができるの
で、低電力化を図りつつ、この反射発光によって確実に
夜間の足元を照射して案内することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】図1ないし図3は、巾木1を施工した状態
を示している。
【0017】すなわち、この巾木1は、巾木本体2内
に、発光体3が組み込まれ、巾木本体2の一部分に、照
射部を残して遮光膜21が被覆され、遮光膜21の外表
面には、長手方向に沿って再帰性反射剤4と、蓄光剤5
とが塗布されている。
【0018】巾木本体2は、上面板22および下面板2
3と、これら上面板22と下面板23の一端同士を連結
する正面板24とから断面略コ字形に形成されている。
上面板22の他端は下方に折り曲げられ、下面板23の
他端は上方に折り曲げられ、これら上下の折れ曲がり片
22a,23aが壁面6に接着剤によって接着されるよ
うになっている。
【0019】さらに、上側の折れ曲がり片22aに対向
して、上面板22の内表面から上側係止片22bが垂下
され、下側の折れ曲がり片23aに対向して、下面板2
3の内表面から下側係止片23bが突出されている。そ
して、上側の折れ曲がり片22aと上側係止片22bと
の間、および下側の折れ曲がり片23aと下側係止片2
3bとの間が、後述するプリント配線基板30を挿入す
る嵌合溝とされている。
【0020】また、下面板23は、他端側すなわち壁面
6側に向かって斜め上方に傾斜しており、床面7との間
には僅かな隙間が生じるようになっている。これによっ
て、床面7と壁面6との間の接続隅部60に凹凸等が生
じていても、巾木本体2をコーナー部分にきっちりと取
り付けることができる。
【0021】正面板24は、上面板22の一端に連続す
る上側垂直片25と、この上側垂直片25の下端から壁
面6側に向かって斜め下方に延びる上側傾斜片26と、
この上側傾斜片26の下端から通路8側に向かって斜め
下方に延びる下側傾斜片27と、この下側傾斜片27の
下端から下方に向かって延びて下面板23の一端に連続
する下側垂直片28とからなる。従って、この正面板2
4は、通路8側から見て斜め下向きの上側傾斜片26
と、通路8側から見て斜め上向きの下側傾斜片27とに
よって、壁面6側に凹んだ略く字形のくびれ部分が長手
方向に亘って形成された状態となっている。
【0022】そして、上記の巾木本体2においては、上
面板22の外表面、および上側傾斜片26を除く正面板
24の外表面が、遮光膜21によって覆われている。こ
の遮光膜21は、遮光性を有するシートを外表面に張り
付けたり、遮光性を有する塗料を外表面に塗布したり、
或いは外表面自体を変色するといった種々の方法で形成
されるが、特に巾木本体2の押出成形における一連の工
程時に形成することができる方法を採用するのが望まし
い。
【0023】このように、巾木本体2を、その上側傾斜
片26を残して遮光膜21で覆うことによって、上側傾
斜片26を発光体3からの光を照射させる照射部として
いる。この照射部である上側傾斜片26は、巾木本体2
の長手方向に亘って帯状に形成されている。
【0024】発光体3は、発光ダイオード( 以下、「L
ED」と称する。) からなり、プリント配線基板30上
にその長手方向に沿って適宜間隔をあけて実装されてい
る。これらLED3,3…は、プリント配線基板30の
上下端部を、巾木本体2の上下の嵌合溝へ挿入すること
によって、巾木本体2内に組み込まれるようになってい
る。なお、図1に示すように、プリント配線基板30の
一端部には雄コネクタ31が、他端部には雌コネクタ3
2が夫々取り付けられており、隣接するプリント配線基
板30,30の雄コネクタ31と雌コネクタ32とを接
続することによって、これら配線基板30,30上のL
ED3,3…を電気的に接続することができるようにな
っている。
【0025】再帰性反射剤4は、上記LEDの光を反射
するようになされたものであれば、特に限定されるもの
ではなく、テープ状となされたものや、プリント印刷に
よるものや、塗料によるものなどを使用することができ
る。この再帰性反射剤4は、LEDの光を反射しやすい
ように、遮光膜21の下側傾斜片27の部分に、巾木本
体2の長手方向に沿って設けられる。これにより、LE
Dの光は、この下側傾斜片27に設けた再帰性反射剤4
が反射することとなる。
【0026】蓄光剤5は、昼間の照明による光や日光を
蓄積して夜間に発光するようになされたものであれば、
特に限定されるものではなく、テープ状となされたもの
や、プリント印刷によるものや、塗料によるものなどを
使用することができる。この蓄光剤5は、昼間の照明に
よる光や日光を蓄積しやすいように、遮光膜21の上面
板22の外表面の部分に、巾木本体2の長手方向に沿っ
て設けられる。
【0027】このようにして構成される巾木1は、例え
ば、住宅建物(図示省略)内において、寝室(図示省
略)からトイレ(図示省略)へ連絡する通路の壁面5の
下辺に沿って設けられる。
【0028】この巾木構造によると、住宅建物内の消灯
後は、遮光膜21の上面板22の外表面の部分に設けた
蓄光剤5が発光するので、寝室からトイレへ行く場合、
電気を点灯することなく、移動することができる。
【0029】また、消灯から相当時間が経った夜中に寝
室からトイレへ行く場合は、LED3を発光させること
で、遮光膜21の下側傾斜片27の部分に設けた再帰性
反射剤4が反射し、この反射光によって寝室からトイレ
への通路が案内されることとなる。この際、再帰性反射
剤4が反射するので、LED3の発光数が少なくても、
寝室からトイレへの通路を案内することができることと
なる。
【0030】したがって、巾木本体2に塗布した再帰性
反射剤4や蓄光剤5によって、低電力化を図りつつ、確
実に夜間の足元を照射することができるので、効率良く
効果的な照明をすることができる。
【0031】また、LED3の発光数が少なくても良く
なるので、このようなLED3の設けられた巾木1の使
用数をできるだけ少なくし、通路の中間部は、再帰性反
射剤4だけを塗布した通常の巾木を設けるといったよう
なことができ、施工コストの削減を図ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、巾
木本体に塗布した再帰性反射剤や蓄光剤によって、低電
力化を図りつつ、確実に夜間の足元を照射することがで
きるので、効率良く効果的な照明をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巾木の施工状態の概略を示す斜視
図である。
【図2】本発明に係る巾木の施工状態を示す部分破断斜
視図である。
【図3】本発明に係る巾木の施工状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 巾木 2 巾木本体 21 遮光膜 26 上側傾斜片(照射部) 3 LED 4 再帰性反射剤 5 蓄光剤 6 壁面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性のある巾木本体内に、発光体が組
    み込まれてなる巾木であって、巾木本体は、その一部分
    に光を照射させる照射部を残して遮光膜で被覆され、遮
    光膜の外表面には、長手方向に沿って再帰性反射剤が塗
    布されてなることを特徴とする巾木。
  2. 【請求項2】 遮光膜の外表面には、長手方向に沿って
    蓄光剤が塗布されてなる請求項1記載の巾木。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の巾木が、住宅建
    物内の壁面下辺に沿って設けられ、照射部から照射され
    る発光体の光を再帰性反射剤が反射するようになされた
    ことを特徴とする巾木構造。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006118206A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Noda Corp チェアレール・幅木
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WO2022101689A1 (en) * 2020-11-13 2022-05-19 Nicolazzaro S.R.L.S. Furnishing element for edges or corners of surfaces of buildings

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