JP2003301418A - 衝撃吸収用ロープ材の把持装置及び把持方法 - Google Patents

衝撃吸収用ロープ材の把持装置及び把持方法

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JP2003301418A JP2002103875A JP2002103875A JP2003301418A JP 2003301418 A JP2003301418 A JP 2003301418A JP 2002103875 A JP2002103875 A JP 2002103875A JP 2002103875 A JP2002103875 A JP 2002103875A JP 2003301418 A JP2003301418 A JP 2003301418A
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plate
pressing plate
bolts
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Sumitoshi Mai
磨伊純聡
Hiroshi Yoshida
吉田博
Kazuo Minami
南和夫
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Yoshida Kozo Dezain YK
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YOSHIDA KOUZOU DESIGN KK
Yoshida Kozo Dezain YK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緩衝性能を低下させることなく、簡単に
ロープ材の交差箇所へ組み付けできる衝撃吸収用ロープ
材の把持技術を提供すること。 【解決手段】 2組のボルト50a,50bは第1押
圧板20と中間板40とに予め組み付けてあり、中間板
20の枢支側に対して他側に、何れか他方のボルト50
bの軸部に外装可能な嵌込スリット44を形成し、第2
押圧板30の一方に、何れか一方のボルト50aに差し
込んで外装可能な差込スリット32を形成すると共に、
第2押圧板30の他方にボルト孔33を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落石、雪崩、崩落
土砂等の抑制用途に用いられる衝撃吸収用ロープ材の把
持装置及び把持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衝撃吸収柵の防護ネットとして、交差し
て配置したロープ材の各交差部に把持装置を取り付け、
把持装置とロープ材との間の摺動抵抗を利用してロープ
材に作用するエネルギーを吸収する衝撃吸収機能付のネ
ットが知られている。この種のネットは交差したロープ
材を直接接触させるとロープ材が擦れて損傷が激しいこ
とから、出願人はロープ材の摩耗を避けるための把持装
置を特開平10-331921号として先に提案した。
この把持装置は、ロープ材の両側を挟持する一対の押圧
板に加えて、ロープ材とロープ材の間に中間板を介在さ
せたもので、各押圧板と中間板の間に夫々ロープ材を介
在させて配置し、これらの三枚の板体の両端部を2本の
ボルトとナットを用いて所定のトルクで締付けて、ロー
プ材同士が直接接触することがないようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】中間板と一対の押圧
板とが夫々分離独立した上記の把持装置にあっては、ロ
ープの交差箇所への組み付けに多くの手数と時間を必要
とし改良の余地がある。すなわち、一方の押圧板と中間
板の側面間に一本目のロープ材を挟み込み、次にこの中
間板の他の側面に二本目のロープ材を置き、残りの押圧
板を二本目のロープ材に被せ、そしてロープ材の所定の
交差角度と各板の重合状態を維持したまま、三枚の板の
各端部に形成してあるボルト孔を一直線上に揃えてボル
トを一本ずつ差し込み、ナットで締め付ける、これらの
一連の組み付け作業中に、押圧板や中間板、或いはロー
プ材がずれ落ち易く、しかもこれらの構成部材のずれ落
ちに注意しながらボルト孔の位置合わせをしてボルトを
挿通することが極めて困難である。このようなことか
ら、防護ネット体を現場で製作する場合は、把持装置の
組み付け数が多くなるほど防護ネットの組み立てに要す
る時間と労力が増すため、現場での施工性が悪い。
【0004】本発明は以上の点に鑑みて成されたもの
で、その目的とするところは、緩衝性能を低下させるこ
となく、簡単にロープ材の交差箇所へ組み付けできる衝
撃吸収用ロープ材の把持技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は交差するロープ
材の間に介在する中間板と、両ロープ材の外方に配置し
た第1、第2押圧板と、両押圧板及び中間板の間を締め
付ける2組のボルトとよりなり、ロープ材に一定値以上
の引張力が作用するとロープ材とこのロープ材を把持す
る板間で摺動を許容して引張力を減衰する衝撃吸収用ロ
ープ材の把持装置において、前記2組のボルトは第1押
圧板と中間板とに予め組み付けてあり、前記中間板の枢
支側に対して他側に、何れか他方のボルトの軸部に外装
可能な嵌込スリットを形成し、前記第2押圧板の一方
に、何れか一方のボルトに差し込んで外装可能な差込ス
リットを形成すると共に、第2押圧板の他方にボルト孔
を形成したことを特徴とするものである。さらに本発明
は、前記衝撃吸収用ロープ材の把持装置において、中間
板と第2押圧板の対向面の何れか一方または両方に逃げ
面を形成したことを特徴とするものである。さらに本発
明は、前記した何れかの衝撃吸収用ロープ材の把持装置
において、第2押圧板のボルト孔の内方に、ボルトとの
干渉を避ける逃げ部を形成したことを特徴とするもので
ある。さらに本発明は、前記した何れかの衝撃吸収用ロ
ープ材の把持装置において、第1押圧板と中間板の対向
面、及び中間板と第2押圧板の対向面とに、交差するロ
ープを収容可能な収容溝を形成したことを特徴とするも
のである。さらに本発明は、ロープ材の交差部分をその
外周面から挟持し、ロープ材に一定以上の張力が作用し
たときロープ材の摺動を許容する衝撃吸収用ロープ材の
把持方法において、前記したいずれかに記載した衝撃吸
収用ロープ材の把持装置を使用し、前記2組のボルトに
第1押圧板と共に予め組み付けてある中間板を、何れか
一方のボルトを中心に回転操作すると共に、中間板の嵌
込スリットを何れか他方のボルトの軸部に外装して第1
押圧板と中間板の間に交差する一方のロープ材を収容す
る工程と、中間板の露出側に交差する他方のロープ材を
配置する工程と、ナット付きの何れか一方のボルトに第
2押圧板の差込スリットを差し込んで外装すると共に、
この第2押圧板を中間板の接近方向に押し下げて、前記
他方のロープ材を中間板と第2の押圧板との間で収容す
る工程と、両ボルトを介して交差するロープを締め付け
る工程とにより構成ことを特徴とするものである。
【0006】本発明は、中間板にボルトに外装可能な嵌
込スリットを形成するとともに、一対の押圧板の一方に
ボルトに外装可能な差込スリットを開設しているので、
ボルトを取り付けたままで、把持装置をロープ材の交差
部へ組み付けることができ、組立作業が簡単である。さ
らに第1押圧板と中間板に予めボルトを挿通して分離不
能であるため、ボルト孔とボルトの位置合わせを行う必
要がないだけでなく、収容溝とロープ材との位置合わせ
が容易である。また、作業中に板やボルトが落下するこ
とがなく、組立作業の効率が上がる。さらに本発明は、
中間板または第2押圧板の対向面の一方に逃げ面を形成
するとともに、ボルト孔に逃げ部を形成したので、第2
押圧板はボルトと干渉することなく、差込スリットをボ
ルトに外装し、ボルト孔をボルトに嵌入することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態について説明する。
【0008】<イ>全体の構成 図1に衝撃吸収用ロープ材の把持装置10の分解図を示
し、図2に組み付け後の把持装置10の中央断面図を示
す。把持装置10は、一対の第1、第2押圧板20,3
0と、交差するロープ材A、Bの間に介挿する中間板4
0と、これら三枚の板20,30,40を貫挿して締結
する2組の第1、第2ボルト50a,50bと、第1、
第2ナット51a,51bとにより構成する。なお、本
例では各板20,30,40の外形が略楕円形を呈する
場合を示すが、その形状は特に制限を受けない。
【0009】<ロ>第1押圧板 第1押圧板20は鋼製または鋳鉄製の押え板で、その板
体の片面にロープ材Aを収容可能な断面円弧形の収容溝
21を形成すると共に、この収容溝21の両側にボルト
孔22,23を開設している。収容溝21は、一対のボ
ルト孔22,23を結ぶ直線に対し、直角以外の角度で
交差して形成してある。より具体的にはロープ材Aの交
差角度(配設方向)に略合わせて形成してある。本例の
ように収容溝21の形成範囲の板厚を適宜調整してばね
性を付与して形成すると、ロープ材Aを弾力的に把持す
ることができる。
【0010】<ハ>第2押圧板 第2押圧板30も先の第1押圧板20と同様に鋼製また
は鋳鉄製の押え板で、その板体の片面にロープ材Bを収
容可能な断面円弧形の収容溝31を形成している。第2
押圧板30は、収容溝31の形成方向が第1押圧板20
の収容溝21と逆方向に交差して形成してあることと、
ボルト孔33の他側のボルト孔を差込スリット32とし
て形成していることが前記第1押圧板20と異なる。差
込スリット32は第1ボルト50aに差し込み可能であ
って、かつ第1ナット51aの端面に掛止可能な寸法に
形成する。また第2ボルト50bが挿通するボルト孔3
3は、ボルト50aの軸径より大きい寸方の均一径に形
成しても良いが、差込スリット32側の孔径が図2の上
から下方向へ向けて徐々に大きくした逃げ部34を形成
する。このボルト孔33をこのように形成するのは、後
述するように第2押圧板30を組み付ける際、ボルト孔
33と第2ボルト50bとを互いに干渉させないためで
ある。
【0011】<二>中間板 中間板40はロープ材AとBの間に介在してロープ材A
とBが直接接触するのを回避する絶縁部材である。中間
板40の各側面には、相対向する各第1、第2押圧板2
0,30の収容溝21,31と対応する断面略半円形の
収容溝41,42を形成する。これらの収容溝41,4
2は第1、第2押圧板20,30の各収容溝21,31
と平行で、互いに交差する関係となる。また本例では、
中間板40の板厚が、収容溝41,42の形成範囲を厚
肉に形成し、その他の部位を薄肉に形成した場合を示す
が、中間板40に肉厚差を設けないで形成しても良い。
【0012】中間板40にも収容溝41、42と干渉し
ない位置に両ボルト50a,50bを挿通するための孔
を開設するが、本例では、一方に円形のボルト孔43を
形成し、他方側にはこのボルト孔43(第1ボルト50
a)を中心に中間板40を回転させて第2ボルト50b
の軸部へ側方から嵌装可能な嵌込スリット44を形成す
る。嵌込スリット44は第1ボルト50aと第2ボルト
50b間の長さを回転半径とする円弧上の溝で、中間板
40の側端から一定長だけ切り欠いて形成する。ボルト
孔43と嵌込スリット44の組み合わせとしたのは、中
間板40を第1ボルト50aに枢支させた状態で一方の
ロープ材Aを第1押圧板20と中間板40の間に収容す
るためと、嵌込スリット44を利用して中間板40を第
2ボルト50bに組み付けるためである。
【0013】また、中間板40の第2押圧板30と対向
する側面であって、ボルト孔43側の一部を斜めに切除
して、逃げ面45を形成する。この逃げ面46は、第2
押圧板30を斜めにして第1ボルト50aへ差し込む際
に、その差し込みを容易にするためのもので、この逃げ
面は中間板40と対向する第2押圧板30側に形成する
か、或いは両板30,40に形成してもよい。
【0014】
【作用】次に把持装置10の組み付け方法について説明
する。
【0015】<イ>組み付け準備 図3に示すように第2押圧板30を取り除いた状態で、
予め把持装置10を仮組みしておく。すなわち、第1押
圧板20と中間板40の両端部に両ボルト50a,50
bを挿通し、ナット51a,51bを取り付けておけ
ば、第1押圧板20と中間板40が共にボルト50a,
50bから外れず、運搬や保管に便利である。
【0016】<ロ>一方のロープAのセット 図3,4に示すように、中間板40を第1押圧板20か
ら引き離した状態で、第1ボルト50aによる枢支部を
中心に中間板40を後退方向へ回転操作して第2ボルト
50bから嵌込スリット44を外す。さらに中間板40
を後退方向に回転操作して第1押圧板20の収容溝21
を開放し、開放状態の収容溝21に一方のロープ材Aの
略半周を収容する。次いで第1ボルト50aを中心に中
間板40を前進方向へ回転操作して嵌込スリット44を
第2ボルト50bに嵌め込み、中間板40を第1押圧板
20に重合させる。第1押圧板20から離隔した中間板
40をロープ材Aの当接方向に軽く押して両板20,4
0の収容溝21,41間にロープ材Aを挟み込む。この
ように中間板40の回転操作とスライド操作を行うだけ
の簡単な操作でロープ材Aを両板20,40間に挟み込
むことができる。
【0017】<ハ>他方のロープBのセット 一方のロープAのセットを完了した時点で、中間板40
の表側の収容溝42は露出して解放されている。中間板
40の露出側の収容溝42に他方のロープ材Bの略半周
を収容する。次に、図5に示すように第2ボルト50b
が抜け落ちないように下支えして第2ナット51bのみ
を取り外す。斜めに傾けた第2押圧板30の図面の右方
に形成した差込スリット31を第1ボルト50aの軸部
に嵌め込んだ後、差込スリット31と第1ナット51a
の当接部を支点にして、中間板40の図面左方を中間板
40の接近方向に押し下げ、ボルト孔33から外部へ突
出する第2ボルト50bに第2ナット51bを取り付け
て、中間板40の収容溝43と第2押圧板30の収容溝
31との間に他方のロープ材Bを挟み込む。最後に締結
工具を用いて両ナット51a,51bを所定のトルクで
締め付けてロープ材A,Bの交差部への把持装置10の
組み付けを完了する。ロープ材A,Bの複数の交差箇所
へ把持装置10を組み付ける場合は、以上の操作を繰り
返し行う。
【0018】中間板40の右方に逃げ面46を形成した
ことで、差込スリット31と第1ボルト50aとの外装
操作を円滑に行え、さらに第2押圧板30の左方のボル
ト孔33の内側に逃げ部34を形成したことで、第2押
圧板30が第2ボルト50bと干渉(衝突)することな
く簡単に嵌入することができる。また各板20〜40に
形成する各収容溝21,41,42,31の深さとロー
プ材A、Bの径の相対的な寸法を考慮して、最後に締め
付ける側(本例では第2ボルト50b側)の各板20と
40、板40と30の間に予め夫々隙間S,S を形
成するように設定しておき、この隙間S、S分がな
くなるまで締め付けたとき、各ロープ材A、Bの把持力
が所定の値になるように設定することも可能である。
【0019】本発明は、第1押圧板20と中間板40に
予め両ボルト50a,50bとナット51a,51bを
組み付けてあるため、把持装置10をロープ材A,Bの
交差部へ組み付ける際に、ボルト孔の位置合わせやボル
トの差し込みセットの手数を省略できるだけでなく、組
み付け作業中に構成部材が落下する心配もない。さら
に、中間板40の一方をボルト50aに枢支して回転可
能でかつボルトに沿って摺動可能に構成したことで、中
間板40を組み付けたままロープ材Aを簡単にセットで
きる。また第2押圧板30の一方をナット51a付きの
ボルト51aに嵌め込んで、他方を中間板40の当接方
向に押し上げるだけの簡単な操作で組み付けでき、把持
装置10の組立作業を簡単かつ短時間に行うことができ
る。
【0020】<ニ>エネルギーの減衰作用 交差して配置したロープ材A、Bに、落石等の衝撃に起
因した引張力が作用した場合、この引張力が把持装置1
0とロープ材A,B間の摩擦抵抗より小さいときは、把
持装置10とロープ材A,B間で相対的な摺動は起きな
い。ロープ材A、Bに作用する引張力が、把持装置10
とロープ材A,B間の摩擦抵抗を超えると、把持装置1
0と各ロープ材A,Bを把持する各板20、40、30
の収容溝21と41、42、31の間で摺動を開始し、
このときの摺動抵抗(摩擦抵抗)により引張力が減衰さ
れる。把持装置10を構成する第1、第2押圧板20,
30の収容溝21,31を形成する躯体にばね性を付与
しておけば、減衰作用がさらに高くなる。
【0021】また本発明は図示した形態に限定されるも
のではなく、例えば中間板40のみを180度回転して
ボルト孔43と嵌込スリット44の組み合わせを逆にし
てもよい。或いは第2押圧板30のみを180度回転し
て差込スリット32とボルト孔33の組み合わせを逆に
してもよい。また逃げ面45は中間板40の嵌込スリッ
ト44側に形成しても良い。要は各収容溝41と21、
42と31が夫々対応する関係にあることと、逃げ面4
6の形成した部位と第2押圧板30の差込スリット32
が対応する関係にあることの条件を満足すれば、第1押
圧板20、ボルト50a,50bに対し、中間板40と
第2押圧板30の組付方向は特に制限がない。
【0022】また各板20と40、40と30の間に把
持する各ロープ材は一本に限定されず、複数本を並列に
配置し得るようにロープ材の本数に応じて収容溝を並設
してもよい。また複数の中間板40を用いて二本以上の
交差するロープ材を把持するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから、
緩衝性能を低下させることなく、簡単な組み付け操作で
以って、ロープ材の交差箇所へ確実に組み付けすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衝撃吸収用ロープ材の把持装置の
分解図
【図2】ロープ材の交差部分に取り付けた把持装置の中
央断面図
【図3】一方のロープ材への組み付け手順を示す説明図
で、把持装置の中央断面図
【図4】ボルトの一部を省略した把持装置の平面図
【図5】他方のロープ材への組み付け手順を示す説明図
で、把持装置の中央断面図
【符号の説明】
10 把持装置 20 第1押圧板 21 収容溝 22 ボルト孔 30 第2押圧板 31 収容溝 31 差込スリット 33 ボルト孔 34 逃げ部 40 中間板 41,42 収容溝 43 ボルト孔 44 嵌込スリット 45 逃げ面 50a 第1ボルト 50b 第2ボルト 51a 第1ナット 51b 第2ナット A,B ロープ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磨伊純聡 新潟県柏崎市四谷3丁目5番25号 (72)発明者 吉田博 富山県小矢部市水島561番地 (72)発明者 南和夫 富山県射水郡小杉町南太閤山13−33 Fターム(参考) 2D001 PA05 PA06 PB04 PC03 PD05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差するロープ材の間に介在する中間
    板と、両ロープ材の外方に配置した第1、第2押圧板
    と、両押圧板及び中間板の間を締め付ける2組のボルト
    とよりなり、ロープ材に一定値以上の引張力が作用する
    とロープ材とこのロープ材を把持する板間で摺動を許容
    して引張力を減衰する衝撃吸収用ロープ材の把持装置に
    おいて、 前記2組のボルトは第1押圧板と中間板とに予め組み付
    けてあり、 前記中間板の枢支側に対して他側に、何れか他方のボル
    トの軸部に外装可能な嵌込スリットを形成し、 前記第2押圧板の一方に、何れか一方のボルトに差し込
    んで外装可能な差込スリットを形成すると共に、第2押
    圧板の他方にボルト孔を形成したことを特徴とする、 衝撃吸収用ロープ材の把持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、中間板と第2押圧
    板の対向面の何れか一方または両方に逃げ面を形成した
    ことを特徴とする、衝撃吸収用ロープ材の把持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、第
    2押圧板のボルト孔の内方に、ボルトとの干渉を避ける
    逃げ部を形成したことを特徴とする、衝撃吸収用ロープ
    材の把持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかにおい
    て、第1押圧板と中間板の対向面、及び中間板と第2押
    圧板の対向面とに、交差するロープを収容可能な収容溝
    を形成したことを特徴とする、衝撃吸収用ロープ材の把
    持装置。
  5. 【請求項5】 ロープ材の交差部分をその外周面から挟
    持し、ロープ材に一定以上の張力が作用したときロープ
    材の摺動を許容する衝撃吸収用ロープ材の把持方法にお
    いて、 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した衝撃吸収用
    ロープ材の把持装置を使用し、 前記2組のボルトに第1押圧板と共に予め組み付けてあ
    る中間板を、何れか一方のボルトを中心に回転操作する
    と共に、中間板の嵌込スリットを何れか他方のボルトの
    軸部に外装して第1押圧板と中間板の間に交差する一方
    のロープ材を収容する工程と、 中間板の露出側に交差する他方のロープ材を配置する工
    程と、 ナット付きの何れか一方のボルトに第2押圧板の差込ス
    リットを差し込んで外装すると共に、この第2押圧板を
    中間板の接近方向に押し下げて、前記他方のロープ材を
    中間板と第2の押圧板との間で収容する工程と、 両ボルトを介して交差するロープを締め付ける工程とに
    より構成ことを特徴とする、 衝撃吸収用ロープ材の把持方法。
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