JP2003301280A - 装飾品及びその製造方法 - Google Patents

装飾品及びその製造方法

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JP2003301280A
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Sanae Igarashi
早苗 五十嵐
Riho Isotani
理穂 磯谷
Kazutoshi Shimo
和稔 下
Masashi Hirama
雅司 平間
Atsushi Fujimaru
篤 藤丸
Tomoaki Kasukawa
知昭 粕川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 陶磁器、ガラス等のセラミック製品や耐熱性
金属製品、耐熱性鉱物から選ばれる耐熱性基体の表面
に、簡便且つ美麗に貴金属模様を装飾した装飾品及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の装飾品は、耐熱性基体1の表面
に貴金属粘土状組成物の薄膜層8を設け、前記薄膜層8
が乾燥したら治具12を使用して薄膜層8の一部を剥離
除去することにより、表面に耐熱性基体1と薄膜層8と
を混在させてから焼成するようにしてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶磁器、ガラス等
のセラミック製品や耐熱性金属製品、耐熱性鉱物から選
ばれる耐熱性基体の表面に、簡便且つ美麗に貴金属模様
を装飾した装飾品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に陶磁器などの一般食器、装飾食器
に貴金属膜などを施すための素材としては、銀液、金
液、銀油、金油などが知られている。例えば金液は、製
油に硫黄を加えて反応させ、硫化バルサムというテルペ
ンの硫化物を作り、これに塩化金酸(HAuCl4)を
反応させて硫化テルペン金(AuSC1016)とし、さ
らにこれにテルペンを加えて粘度を調整したものであ
る。この金液を陶磁器、ガラスなどに塗布し、乾燥、加
熱焼成することにより、0.05〜0.2μmの薄い光
沢のある金膜が得られる。また、金箔や金粉などによる
装飾も古くから行われてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記金
液などはAuの濃度が低いため、数回の塗布を行っても
0.05〜0.2μmの非常に薄い膜しか得ることがで
きなかった。そのため、各種の技法を適用することがで
きず、装飾の幅が限定されるものであった。しかも乾燥
固化した金膜は、密着性が低いため、焼成時の不慮の接
触等で容易に剥がれることもあった。さらに、金液の塗
布作業中に強い悪臭を生じるため、作業者に著しい不快
感を与え、また焼成の際に有害な亜硫酸ガス等を大気中
へ排出するという環境問題も含んでいた。また、金箔や
金粉などによる装飾は、極めて特殊な技法(技術)によ
るものであって、伝統工芸の一つとして伝えられている
に過ぎないため、一般的には到底実用的ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、耐熱性基体の表面に貴金属粘土状組成物
の薄膜層を形成し、前記薄膜層が乾燥したら治具を使用
して薄膜層の一部を剥離除去することにより、表面に耐
熱性基体と薄膜層とを混在させてから焼成するようにし
てなる装飾品に関するものである。
【0005】また、本発明は、上記装飾品の製造方法を
も提案するものであり、耐熱性基体の表面に貴金属粘土
状組成物の薄膜層を形成する第1工程と、前記第1工程
によって形成した薄膜層が乾燥したら治具を使用して薄
膜層の一部を剥離除去する第2工程と、前記第2工程に
よって表面に耐熱性基体と薄膜層とを混在させた状態で
焼成する第3工程とを、少なくとも有する。薄膜層の一
部を剥離除去する方法としては、薄膜層が乾燥した状態
で表面に文字、図形、絵柄などの表示部を形成し、前記
表示部に沿い治具を使用して薄膜層の一部を剥離除去す
る方法が好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いる耐熱性基体は、陶
磁器、ガラス等のセラミック製品、耐熱性金属製品、耐
熱性鉱物から選ばれる任意の形状を有するものであっ
て、焼成時の熱で変形等を生じないものであれば何等限
定するものではないが、それ自体が装飾品としての装飾
性、意匠性を有するものが好適に用いられる。
【0007】上記耐熱性基体の表面に形成する貴金属粘
土状組成物の薄膜層は、貴金属粉末を含む粘土状組成物
を薄く展延して貼り付けるようにしても良いが、水等で
希釈することによりペースト状若しくはスラリー状に調
整した貴金属粉末を含むペースト状組成物若しくはスラ
リー状組成物とし、これを塗り付ける方が容易に且つ自
在に薄膜層を形成できる。尚、ペースト状組成物やスラ
リー状組成物を耐熱性基体の表面に塗布すると、水が蒸
発してペースト状やスラリー状から状態変化するので、
総括的に貴金属粘土状組成物の薄膜層とした。
【0008】上記貴金属粘土状組成物、貴金属ペースト
状組成物、貴金属スラリー状組成物は、貴金属粉末を主
成分とする粉末成分と水溶性セルロース類を主成分とす
る有機バインダーと水とからなり、特にその組成を限定
するものではないが、以下の組成のものは、薄膜層が乾
きやすく、乾燥強度(硬度)が高く、耐熱性基体(表
面)への密着性が高いため、所望の部分のみを綺麗に剥
離除去することができるため、好ましい。粉末成分とし
ては、Ag、Au、Pt、Pd等の純貴金属粉、或い
はこれらの元素の一種以上を主成分とする貴金属合金粉
から選ばれる貴金属粉末75〜99重量%と、Bi粉
末0.1〜10重量%と、Se,Sb,In,Znか
ら選ばれる一種以上0〜10重量%と、炭酸リチウ
ム、酸化亜鉛、炭酸ナトリウム塩、酸化バナジウムから
選ばれる一種以上0.01〜5重量%を用いることが望
ましい。また、有機バインダーとしては、水を含めた含
有量表示で、(1)澱粉1〜5重量%と、(2)カルボキシ
メチルセルロース0.5〜5重量%と、(3)デキストリ
ン0.1〜2重量%と、(4)グリセリン0.1〜2重量
%と、(5)アルギン酸ナトリウム0.1〜2重量%と、
残部水を用いることが望ましい。そして、前記粉末成分
に対し、前記有機バインダー液を5〜30%加えて適宜
に粘土状、ペースト状、スラリー状とすることが望まし
い。
【0009】前記粉末成分のうち、貴金属粉末は、平
均粒径5〜50μmの粒子で、アトマイズ粉、還元粉な
ど製造方法は特に指定はないが、粒子が球状に近い形状
であることが好適に使用される。また金属種としては、
適宜割合で酸化性金属を混合するようにしても良い。
【0010】Bi粉末は、焼結促進剤として用いられ
るものである。この含有量が粉末成分中0.1重量%に
満たないと十分な焼結促進作用が表れず、10重量%を
越えるとその分だけ貴金属粉末の含有量が低くなり美観
を損なうことになる。
【0011】Se,Sb,In,ZnについてもB
i粉末と同様に焼結促進剤として用いられる。
【0012】炭酸リチウム、酸化亜鉛、炭酸ナトリウ
ム塩、酸化バナジウムは、高温でガラス質となって耐熱
性基体表面への密着向上作用を果たすものである。尚、
この密着向上作用は焼成後の貴金属焼結膜の密着性を指
すものである。この含有量が粉末成分中0.01重量%
に満たないと密着向上作用が表れず、5重量%を越える
と表面への浮き出しが生じて焼成後の貴金属焼結膜の美
観を損ねる。
【0013】前記有機バインダーのうち、(1)澱粉は、
薄膜層の強度(硬度)を向上する作用を果たし、治具を
使用して薄膜層の一部を剥離除去する際の作業性を向上
するものである。この含有量が有機バインダー(水を含
めた含有量表示で)中1重量%に満たないと十分な強化
(硬化)作用が表れず、5重量%を越えると薄膜層にク
ラックが入りやすくなる。
【0014】(2)カルボキシメチルセルロースは、生地
割れを防止する可塑性を付与すると共に耐熱性基体の表
面への密着性を向上する作用を果たし、前記(1)澱粉の
強化(硬化)作用と相俟って治具を使用して薄膜層の一
部を剥離除去する際の作業性を向上するものである。
尚、この密着向上作用は焼成前の薄膜層の密着性を指す
ものである。この含有量が有機バインダー(水を含めた
含有量表示で)中0.5重量%に満たないと十分な密着
向上作用が表れず、5重量%を越えるとペースト状組成
物又はスラリー状組成物の粘度が高くなり、薄膜層が過
剰に厚くなったり塗布作業に支障を生ずることがある。
【0015】(3)デキストリンは、(2)カルボキシメチ
ルセルロースと同様に密着向上作用に寄与するが、耐熱
性基体表面の平滑性が高い場合に、ペースト状組成物又
はスラリー状組成物を塗布した際にはじかないようにす
る作用も果たすものである。この含有量が有機バインダ
ー(水を含めた含有量表示で)中0.1重量%に満たな
いと十分なハジキ防止作用が表れず、2重量%を越える
と乾燥時の強度が低くなる。
【0016】(4)グリセリンは、薄膜層に適度な保水性
を与え、ペースト状組成物又はスラリー状組成物を耐熱
性基体表面に塗布する際の塗布性を向上するものであ
る。この含有量が有機バインダー(水を含めた含有量表
示で)中0.1重量%に満たないと十分な保水作用が表
れず、2重量%を越えると薄膜層が固化しなくなる。
【0017】(5)アルギン酸ナトリウムは、(4)グリセ
リンと同様に薄膜層に適度な保水性を与えるものである
が、(2)カルボキシメチルセルロースや(3)デキストリ
ンなどと同様に密着向上作用にも寄与する。この含有量
が有機バインダー(水を含めた含有量表示で)中0.1
重量%に満たないと十分な保水作用及び密着向上作用が
表れず、2重量%を越えるとペースト状組成物又はスラ
リー状組成物の粘度が高くなり、薄膜層が過剰に厚くな
ったり塗布作業に支障を生ずることがある。
【0018】前述のように、前記粉末成分に対して前記
有機バインダー水溶液を5〜30%加えて適宜に粘土
状、ペースト状、スラリー状とするが、粘土状とするに
は5〜10%程度、ペースト状とするには10〜20%
程度、スラリー状とするには20〜30%を添加して混
合する。そして、前述のように、粘土状の組成物の場合
には、薄く展延して貼り付けるようにしても良いし、ペ
ースト状又はスラリー状の組成物とした場合には、塗り
付けるようにすれば良く、耐熱性基体表面に貴金属粘土
状組成物の薄膜層が形成できる。薄膜層の具体的な形成
法については特に限定するものではなく、例えば粘土状
組成物の場合には、予め薄く展延してシート状としてお
き、適宜にプラスティックフィルムなどで乾燥を防止す
るようにし、これを耐熱性基体表面上に貼り付けるよう
にしても良いし、或いは少量の粘土状組成物を耐熱性基
体表面上に展延しながら貼り付けるようにしても良い。
また、ペースト状組成物又はスラリー状組成物の場合に
は、刷毛やローラ等の塗布具で塗着するようにしても良
いし、耐熱性基体或いはその表面部分をペースト状組成
物又はスラリー状組成物中へ埋没させて引き上げるよう
にしても良い。また、薄膜層の厚みについても特に限定
するものではないが、貴金属の存在感を与え、且つ耐熱
性基体の意匠性を阻害しないようにするため、さらには
一部を剥離除去する際の作業性を考慮すると、厚み0.
1〜0.5mmとすることが望ましい。本発明の装飾品
の製造方法の第1工程は、上述のように実施され、耐熱
性基体の表面に貴金属粘土状組成物の薄膜層が設けられ
る。
【0019】本発明の装飾品の製造方法の第2工程は、
薄膜層を乾燥する工程と、治具を使用して薄膜層の一部
を剥離除去する工程からなる。薄膜層を乾燥する工程で
は、常温放置することにより乾燥するようにしても良い
が、100℃前後で強制乾燥することが望ましい。治具
を使用して薄膜層の一部を剥離除去する工程では、前述
のように薄膜層の表面に文字、図形、絵柄などの表示部
を形成し、前記表示部に沿い治具を使用して薄膜層の一
部を剥離除去する方法が好ましい。表示部を形成するに
は、例えば鉛筆、ペン、マジック等の筆記具を用いて文
字、図形、絵柄などを任意に描いても良いし、薄膜層上
にカーボン紙を沿わせた上に、予め作製されたデザイン
文字や各種の図形、絵柄が記載された原稿紙などを重ね
て載置し、その原稿紙に記載された文字、図形、絵柄に
沿ってペン先等を用いて薄膜層上に複写するようにして
も良い。形成された表示部に沿って薄膜層の一部を削り
取るための治具としてはキサゲ、彫刻刀などを用いるこ
とができるが、耐熱性基体自体を削るものではないた
め、針や竹串等を用いるようにしても良い。削り取った
薄膜層は粉末状となっているが、大部分が貴金属粉末で
あるため、再利用しても良い。本発明の装飾品の製造方
法の第2工程は、上述のように実施され、表面に耐熱性
基体と薄膜層とが混在する状態が得られる。
【0020】本発明の装飾品の製造方法の第3工程は、
焼成工程であって、用いた貴金属粉末等の粉末の融点
(mp)からそれより250℃低い温度範囲〔(mp−
250℃)〜mp〕にて5〜90分加熱すれば良い。
【0021】こうして得られる装飾品は、耐熱性基体の
表面に貴金属焼結膜から構成される文字、図形、絵柄な
どの模様が装飾されたものとなり、例えば一般食器など
に任意のデザインを施すことができ、安価な工業製品を
恰も高価な装飾食器のように美麗に装わせることができ
る。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。
【0023】[実施例1]粉末成分として、平均粒径2
0μmの純Ag粉末99wt%、Bi粉末0.9wt
%、炭酸リチウム0.1wt%を用いた。有機バインダ
ー液として、澱粉2wt%、カルボキシメチルセルロー
ス1wt%、デキストリン1wt%、アルギン酸ナトリ
ウム0.5wt%、グリセリン0.1wt%、水95.
4wt%を用いた。上記粉末成分と上記有機バインダー
液が10:1となるように混合して銀ペースト状組成物
を調製した。そして、以下の手順にて装飾品(ペンダン
トヘッド)を作製した。
【0024】図1の(a)に示すように、ゴム板に白磁
メタル1(=耐熱性基体)をおき、アウトラインを書き
写した。同図(b)に示すように、前記銀ペースト状組
成物をシリンジ2に詰め、一気に押し出して細ひも3と
した。同図(c)に示すように、押し出した細ひも3
を、ゴム板に描いた線の内側及び外側に二重に配設し
た。同図(d)に示すように、差し丸カン4を外側の細
ひも3の上部に押し付け、銀ペースト状組成物5を被せ
るように塗った。その上に白磁メタル1を置いた。同図
(e)に示すように、前記(b)のように作製した細ひ
も2本を縄状6に捻り、これを白磁メタル1の周りに巻
き付けて乾燥した。同図(f)に示すように、銀ペース
ト状組成物を筆7に付けて白磁メタル1上に塗布し、厚
み0.3mmの薄膜層8を形成した。これを100℃の
乾燥機へ30分入れ、薄膜層8を完全に乾燥させた。同
図(g)に示すように、乾燥した薄膜層8上にカーボン
紙9を沿わせ、その上に薔薇の絵が描かれた原案10を
積層させて載置し、その絵柄に沿ってペン11で辿るこ
とによって薄膜層8上に薔薇の絵を複写(転写)した。
同図(h)に示すように、竹串12を使用して絵柄線及
び薔薇の外側部分を削り取った。その後、この白磁メタ
ル1を電気炉へ投入し、800℃×30分の条件にて焼
成した。同図(i)に示すように、焼成後、ステンブラ
シ13で磨いて銀肌を出した。最後にチェーン14を付
けて完成した。得られた装飾品は、白磁メタルの表面に
銀の美麗な薔薇の模様が形成されており、ステンブラシ
で磨いても絵柄は白磁メタルから剥がれることなく密着
していた。
【0025】[実施例2]有機バインダー液として、メ
チルセルロース2wt%、デキストリン1wt%、グリ
セリン0.1wt%、水96.9wt%を用いた。それ
以外の組成は前記実施例1と全く同様にして銀ペースト
状組成物を調製してその後の処理も全く同様に行った。
但し、この場合には薄膜層の一部を剥離除去する作業に
おいて、絵柄線以外の部分まで剥離することがあった。
その後、この白磁メタルを電気炉へ投入し、800℃×
30分の条件にて焼成した。焼成後、ステンブラシで磨
いて銀肌を出した。得られた装飾品は、白磁メタルの表
面に銀の薔薇の模様が形成されており、ステンブラシで
磨いても絵柄は白磁メタルから剥がれることなく密着し
ていた。
【0026】[比較例1]市販されている銀液を用い、
白磁メタル上に厚み0.1mmとなるように塗布を数回
繰り返し、これを100℃の乾燥器へ30分入れ、塗布
面を完全に乾燥させた。その後、乾燥した塗布面に先の
鋭いキサゲを使用して絵柄線及び薔薇の外側部分を削り
取ろうとしたが、塗布面が柔らかく、削り取ろうとした
絵柄線の周囲も大幅に剥がれ取られてしまい、線がギザ
ギザになってしまった。
【0027】以上本発明の実施例を示したが、本発明は
前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲
に記載の構成を変更しない限りどのようにでも実施する
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の装飾品及び
その製造方法は、耐熱性基体の表面に貴金属焼結膜から
構成される文字、図形、絵柄などの模様が装飾されたも
のとなり、例えば一般食器などに任意の美麗なデザイン
を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にて行った装飾品の製造方法の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 白磁メタル(耐熱性基体) 8 薄膜層 12 竹串(治具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下 和稔 東京都府中市南町6−28−3 相田化学工 業株式会 社内 (72)発明者 平間 雅司 東京都府中市南町6−28−3 相田化学工 業株式会 社内 (72)発明者 藤丸 篤 東京都府中市南町6−15−13 相田化学工 業株式 会社内 (72)発明者 粕川 知昭 東京都府中市南町6−15−13 相田化学工 業株式 会社内 Fターム(参考) 4K044 AA01 AA12 AA13 AB06 BA08 BA21 BB11 BB14 BC09 CA24 CA62 CA67

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性基体の表面に貴金属粘土状組成物
    の薄膜層を形成し、前記薄膜層が乾燥したら治具を使用
    して薄膜層の一部を剥離除去することにより、表面に耐
    熱性基体と薄膜層とを混在させてから焼成するようにし
    てなる装飾品。
  2. 【請求項2】 耐熱性基体の表面に貴金属粘土状組成物
    の薄膜層を形成する第1工程と、前記第1工程によって
    形成した薄膜層が乾燥したら治具を使用して薄膜層の一
    部を剥離除去する第2工程と、前記第2工程によって表
    面に耐熱性基体と薄膜層とを混在させた状態で焼成する
    第3工程と、を少なくとも有する装飾品の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1工程による薄膜層が乾燥した状態で
    表面に文字、図形、絵柄などの表示部を形成する工程を
    有し、第2工程では前記表示部に沿い治具を使用して薄
    膜層の一部を剥離除去する請求項2に記載の装飾品の製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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