JP2003301131A - 耐水性アルミニウム顔料分散体とその製造方法およびそれを含む水性メタリック塗料組成物 - Google Patents

耐水性アルミニウム顔料分散体とその製造方法およびそれを含む水性メタリック塗料組成物

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JP2003301131A JP2002108042A JP2002108042A JP2003301131A JP 2003301131 A JP2003301131 A JP 2003301131A JP 2002108042 A JP2002108042 A JP 2002108042A JP 2002108042 A JP2002108042 A JP 2002108042A JP 2003301131 A JP2003301131 A JP 2003301131A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐水性に優れたアルミニウム顔料分散体の提
供。 【解決手段】 アルミニウム顔料(A),組成式MxO
y・mH・nHOまたはMxOy−m(O
m・nHO(ただし,Mは周期表IVA,IVB,V
A,VB,VIA,VIB族に属する金属充電から選ば
れる少なくとも一種である。)で示される過酸化金属ポ
リ酸(B),水(C)および異面活性,水溶性あるいは
水分散性樹脂、親水性溶剤からなる群から選ばれた少な
くも1種を含む分散剤(D)を含有する耐水性アルミニ
ウム顔料分散体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水性メタリック塗料や水
性メタリックインキ等に用いられる、耐水性に優れたア
ルミニウム顔料分散体とその製造方法およびそれを配合
してなる水性メタリック塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム顔料を水性ワニスに配合す
ると、ワニスに含まれる水と反応し、水素ガスを発生し
て貯蔵中に容器が爆発したり、アルミニウム顔料が固ま
ってブツを発生するなどの問題を生じる。これを解決す
るため多くの技術が開発されているが、比較的実用に近
い最近の技術としては、特公平1-54386、特開昭59-7420
1、特公昭60-8057、特開平4-318181、米国特許5,296,03
2、特開平6-57171、特開平9-328629、欧州特許0170474
が公知である。
【0003】特公平1-54386号では、アルミニウム顔料
をクロム酸で処理する方法が開示されている。この方法
によればアルミニウム顔料の化学的安定性は改善される
が、処理液の反応性が強すぎるために細かいアルミニウ
ム顔料の処理ができない、六価クロム化合物を使用する
ため労働衛生面あるいは環境面での問題が大きい等の難
点があり、あまり実用化されていない。
【0004】特開昭59-74201号では、バナジン酸アンモ
ニウムでアルミニウム顔料を処理する方法が開示されて
いる。この方法については、処理によるアルミニウム顔
料の色調の変化が大きく、実用化には至っていない。
【0005】特公昭60-8057号では酸性燐酸エステルに
よりアルミニウム顔料を被覆する方法が開示されてい
る。この方法では色調や化学的安定性は良好であるが、
2コート1ベイクあるいは2コート2ベイク塗膜を作成
した場合に、処理剤がアルミニウム顔料と樹脂との密着
性に好ましからざる影響を及ぼし、ベースメタリック塗
膜層とトップコート層との間の層間剥離が、大きな問題
となる。
【0006】特開平4-318181号では、モリブデン酸等の
酸化剤と燐酸イオン及びアルカリ土類金属イオンを含有
する処理液でアルミニウム顔料を処理する方法が開示さ
れている。この方法で化学的安定性の優れたアルミニウ
ム顔料が作成できるが、処理液に含まれる燐酸イオンや
アルカリ土類金属イオンが塗膜の耐湿性その他の物性を
低下させる傾向がある。
【0007】米国特許5,296,032では、燐モリブデン酸
などのヘテロポリアニオンでアルミニウム顔料を処理す
る方法が開示されている。この方法では、アルミニウム
顔料に十分な化学的安定性を付与する事ができない上
に、処理剤に含まれる燐酸イオンが塗膜耐湿性等の物性
を低下させる。
【0008】特開平6-57171号では、アルミニウム顔料
をモリブデン酸アンモニウムで処理した後、モリブデン
酸塩等を添加して更にアルミニウム顔料を安定化する方
法が開示されている。この方法で比較的化学的安定性の
良好なアルミニウム顔料を得ることが可能であるが完全
では無く、また製造工程が煩雑であるという問題があ
る。
【0009】特開平9-328629には過酸化ポリ酸により処
理されたアルミニウム顔料が開示されている。過酸化ポ
リ酸から誘導される皮膜は緻密で耐食性に優れているた
め、これをアルミニウム顔料表面に形成することにより
水性塗料や水性インキ用ワニスに対し化学的に安定なア
ルミニウム顔料を得ることができる。このように、この
アルミニウム顔料は優れた化学安定性を備えてはいる
が、アルミニウム顔料の分散性があまり良くないため、
塗膜化した場合にブツが生じたり、外観が悪くなってし
まうという問題がある。さらに、製造工程で有機溶剤を
使用するため、コストや環境衛生面でもあまり好ましい
方法とは言えなかった。
【0010】欧州特許0170474にはメタリック水性塗料
にエポキシ化合物と燐酸から誘導される燐酸エステル化
合物を配合し、アルミニウム顔料と水との反応の抑止と
密着性の改善を図る方法が開示されている。しかし、こ
の方法によってもアルミニウム顔料と水との反応を完全
に抑止する事はできない。また、配合された燐酸エステ
ル化合物がアルミニウム顔料表面に疎水性皮膜を形成す
るため、水性ワニス中へのアルミニウム顔料の分散性が
悪くなり、光輝性や隠蔽性が低下するという問題も生じ
る。
【0011】このような状況のもとに、本出願人は、先
に過酸化ポリモリブデン酸から誘導される皮膜が形成さ
れ、かつアミンを含有したアルミニウム顔料、さらには
この無機皮膜の上にさらに有機燐化合物の吸着層を付与
したアルミニウム顔料が優れた耐水性を示すことを見出
し、提案した。(PCT/JP01/08986)。こ
の耐水性に優れたアルミニウム顔料は、有機溶剤を含有
するアルミニウム顔料組成物に、アミンと、過酸化水素
水に金属モリブデンを溶解した溶液と、親水性溶剤を添
加し、加熱状態で撹拌混合することによりアルミニウム
表面に無機皮膜を形成し、必要に応じて有機燐化合物を
加えてペ−スト状のアルミニウム顔料とするものであ
り、従来のペ−スト状アルミニウム顔料と同じくメタリ
ック顔料として塗料作製時に配合され、使用されるもの
である。このペ−スト状の耐水性アルミニウム顔料は耐
水性に特に優れ、凝集も生じにくく、またこれを配合使
用した塗膜特性も優れていることから広く使用されうる
ものであるが、過酸化ポリモリブデン酸から誘導される
皮膜を、アルミニウム表面に形成するための撹拌混合
に、加熱が必要なこと、また過酸化ポリモリブデン酸と
アルミニウムとの激しい反応による凝集を抑制するため
アミンが必要なことなどから、工程的には制御し難いも
のであった。
【0012】
【問題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を種々検討した結果、過酸化ポリモリブデン酸から誘導
される皮膜を、アルミニウム表面に加熱によってあらか
じめ形成したアルミニウムペ−ストを使用せずとも、過
酸化ポリモリブデン酸とアルミニウム顔料と水と分散剤
を単に撹拌混合しただけのアルミニウム顔料分散体を、
塗料化の際に配合するだけで同様の耐水性が得られるこ
とを見出し、本発明を完成させた。さらに実験を重ねる
に、耐水性が得られるのは単にモリブデンを反応させて
得られた過酸化ポリモリブデン酸を使用した場合だけで
なく、タングステン、ニオブ、チタン等の種々の金属ま
たはその組み合わせを使用して得られた過酸化金属ポリ
酸によっても同様の効果が得られることを見出し本発明
に至った。即ち、本発明は下記に示す耐水性に優れたア
ルミニウム顔料分散体とその製造方法およびそれを配合
してなる水性メタリック塗料組成物に係るものである。
【0013】1. アルミニウム顔料(A)、組成式M
・mH・nHOまたはMy−m(O
・nHO(ただし、Mは金属元素、Oは酸素、
x,yは1以上の整数、m,nは正数を示す。)で示さ
れる過酸化金属ポリ酸(B)、水(C)および分散剤
(D)を含有する耐水性アルミニウム顔料分散体。 2. 過酸化ポリ酸を構成する金属元素Mが、周期表IV
A、IVB、VA、VB、VIA、VIB族に属する元素から選
ばれる少なくとも一種である、前記項1記載の耐水性ア
ルミニウム顔料分散体。 3. 金属元素Mがモリブデン(Mo)である、前記項
1記載の耐水性アルミニウム顔料分散体。 4. アルミニウム顔料の固形分:100質量部に対
し、金属元素M:0.02〜5質量部、水:5〜200
0質量部、分散剤:1〜100質量部を含有する事を特
徴とする、前記項1〜3のいずれかに記載の耐水性アル
ミニウム顔料分散体。 5. 分散剤が界面活性剤、水溶性あるいは水分散性樹
脂、親水性溶剤、からなる群から選ばれた少なくとも1
種を含む事を特徴とする、前記項1〜4いずれかに記載
の耐水性アルミニウム顔料分散体。 6. アルミニウム顔料に、過酸化水素水に金属または
金属化合物を溶解した溶液と、水および分散剤からなる
液を添加し、攪拌混合することを特徴とする、前記項1
〜5のいずれかに記載の耐水性アルミニウム顔料分散体
の製造方法。 7. 前記項1〜5のいずれかに記載の耐水性アルミニ
ウム顔料分散体を配合した水性メタリック塗料組成物。
【0014】
【発明の実施の形態】(1)過酸化金属ポリ酸 本発明に用いられる過酸化金属ポリ酸は、組成式M
・mH・nH OまたはMy−m(O
・nHO(ただし、Mは金属元素、Oは酸素、x,
yは1以上の整数、m,nは正数を示す。)で示され
る。この組成の過酸化金属ポリ酸を含む溶液は、例え
ば、Solid States Ionics(1992,p507〜p512)に記載
されているが如く、過酸化水素に金属を溶解させる方法
により製造される。金属は単体で溶解しても、金属を含
んだ化合物を溶解してもよい。この組成の過酸化金属ポ
リ酸により、優れた化学安定性をアルミニウム顔料表面
に形成することができるとともに、その顔料を配合して
も、塗膜の物性を低下させることはない。ここで用い得
る金属元素Mは、Mo(モリブデン)、W(タングステ
ン)、Nb(ニオブ)、Ti(チタン)等、周期表IV
A、IVB、VA、VB、VIA、VIB族に属する元素から選
ばれる少なくとも一種であることが好ましく、その中で
も特にMoが好ましい。
【0015】(2)金属含有量 アルミニウム顔料表面に形成された皮膜中の金属含有量
は、アルミニウム100質量部に対し、0.02〜5質
量部とする。金属含有量がこれよりも少ない場合には、
所望の化学的安定性が得られにくく、多すぎるとアルミ
ニウム顔料が凝集し、意匠性、隠蔽性が損なわれる。
【0016】(3)水 水はアルミニウム顔料粒子間に入り込むことにより、ア
ルミニウム顔料同士の凝集を防止する上に、粉塵の発生
を抑え、粉塵爆発や作業環境の悪化等の問題を解決す
る。本発明によるアルミニウム顔料分散体は、その中に
含まれる過酸化金属ポリ酸がアルミニウム顔料と水との
反応を完全に抑止するため、極めて安定で、貯蔵中に水
素ガスを発生したり、アルミニウム顔料の凝集が生じた
りするような問題は無い。水の好ましい配合量は、アル
ミニウム100質量部に対し、5〜500質量部であ
る。水の量が少なすぎる場合はアルミニウム顔料が凝集
しやすくなる。多すぎるとアルミニウム顔料が沈澱して
しまうため再分散が困難となったり、水性塗料に配合し
て塗装した場合に粘度低下によりアルミニウム顔料の配
列が乱れ、色調が悪くなる。
【0017】従来のアルミニウム顔料はアルミニウム粉
とミネラルスピリット、ソルベントナフサ等の有機溶剤
を混合したペースト状のアルミニウムペーストとして市
販されていたが、塗料に用いられた場合にはその中に含
まれる有機溶剤が環境汚染を引き起こすという問題が有
ったが、本発明によればアルミニウム粉と水を主成分と
する液との混合によるアルミニウムペーストが可能であ
り、環境汚染を少なくする事が出来る。
【0018】(4)分散剤 分散剤はアルミニウム顔料同士の凝集を防止すると共
に、アルミニウム顔料の水性ワニスへの分散性を改善
し、隠蔽性や光輝性の優れたメタリック塗膜を実現する
ために配合されるものであって界面活性剤、水溶性樹脂
または水分散性樹脂、親水性溶剤からなる群から選ばれ
た少なくとも1種以上で構成される。
【0019】(界面活性剤の例)界面活性剤は、ポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン、アルキルベンゼンスルフォン
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェノール燐酸、ポ
リオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェノールエーテル硫酸エステル塩、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキ
ルジフェノールエーテルジスルフォン酸塩等が挙げら
れ、より好ましい例としてポリオキシエチレンアルキル
フェノールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン、ポリオキシエチレンアルキルフェノール燐酸等のH
LB(Hydrophile-lipophile balance:界面活性剤の親
水性と疎水性の比率を表す)=3〜15(より好ましく
は5−12)のものが挙げられる。
【0020】(水溶性樹脂または水分散性樹脂の例)好
ましい水溶性樹脂または水分散性樹脂としては、水溶性
アクリル樹脂、水溶性アルキド樹脂、アクリル酸エステ
ル共重合樹脂エマルション、アクリル酸エステル共重合
樹脂コロイダルディスパージョン、ウレタン樹脂エマル
ション、スチレン-アクリル酸エステル共重合樹脂エマ
ルションが挙げられる。さらに水溶性エポキシエステル
樹脂、水溶性オイルフリーアルキド樹脂、水溶性メラミ
ン樹脂、アルキド樹脂エマルション、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合樹脂エマルション、酢酸ビニル樹脂エマルシ
ョン、酢酸ビニル共重合樹脂エマルション、アクリルシ
リコンエアマルション等も好適に使用できる。
【0021】(親水性溶媒の例)親水性溶媒としては、
メチルアルコール、エチルアルコール,n-プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコー
ル、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール、n
−アミルアルコール、イソアミルアルコール、アセト
ン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、イソプロピ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブ、イソブチルセロソル
ブ、t−ブチルセロソルブ、メトキシブタノール、メチ
ルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノn−プロ
ピルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテ
ル等が挙げられる。
【0022】これら分散剤の好ましい配合量は、アルミ
ニウム100質量部に対し、1〜100質量部である。
含有量がこれよりも少ない場合には、所望の分散性が得
られにくく、多すぎると得られる水性メタリック塗料に
よる塗膜の物性(耐候性、耐湿性、耐水性、硬度等)や
色調(光輝性、メタリック感等)が損なわれる。また、
分散剤以外に増粘剤、沈降防止剤、可塑剤などの塗料添
加剤、アミン、脂肪酸、エステル化合物等の他の腐食抑
制剤、親油性溶剤等が配合されていても良い。
【0023】(5)水性メタリック塗料組成物 本発明のアルミニウム顔料分散体は、水溶性樹脂または
水分散性樹脂水性樹脂ワニス、溶剤、さらに必要に応じ
て、他の顔料、添加剤と混合し、水性メタリック塗料組
成物として使用される。
【0024】(水溶性樹脂または水分散性樹脂水性樹脂
ワニスの例)好ましい水溶性樹脂または水分散性樹脂と
しては、水溶性アクリル樹脂、水溶性アルキド樹脂、ア
クリル酸エステル共重合樹脂エマルション、アクリル酸
エステル共重合樹脂コロイダルディスパージョン、ウレ
タン樹脂エマルション、スチレン-アクリル酸エステル
共重合樹脂エマルションが挙げられる。さらに水溶性エ
ポキシエステル樹脂、水溶性オイルフリーアルキド樹
脂、水溶性メラミン樹脂、アルキド樹脂エマルションエ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルション、酢酸ビニ
ル樹脂エマルション、酢酸ビニル共重合樹脂エマルショ
ン、アクリルシリコンエアマルション等も好適に使用で
きる。
【0025】(溶剤の例)溶剤としては、水、アルコー
ル系、グリコールエーテル系、ケトン系、エステル系、
芳香族炭化水素系、脂肪族炭化水素系等が好適に用いら
れるが、得られる塗膜の物性や色調・外観を損なわない
範囲で水が出来るだけ多い方が、環境衛生的観点から、
望ましい。
【0026】(顔料の例)フタロシアニン、キナクリド
ン、イソインドリノン、ペリレン、インダンスレン、ジ
ケトピロロピロール、アゾレーキ、酸化鉄、黄鉛、カー
ボンブラック、酸化チタン、パールマイカ等を必要に応
じて用いることができる。
【0027】(添加剤の例)界面活性剤、硬化剤、紫外
線吸収剤、静電気除去剤、増粘剤、沈降防止剤等を必要
に応じて用いることができる。
【0028】本発明の水性メタリック塗料組成物による
塗膜は、電着塗装等による下塗り層や中塗り層の上に形
成されていても良く、また、本発明の塗膜の上にトップ
コート層が形成されていても良い。
【0029】本発明の水性メタリック塗料組成物に用い
る場合のアルミニウム顔料の配合量は、水性メタリック
塗料組成物100質量部に対し0.1〜30質量部が適
当である。配合量が少ない場合は十分な装飾(メタリッ
ク)効果が得られず、多すぎる場合は 塗膜の物性(耐
候性、耐食性、機械強度など)に悪影響を及ぼす。
【0030】(6)製造方法 本発明に係る耐水性アルミニウム顔料分散体は、例え
ば、アルミニウムペーストに分散剤あるいは分散剤の水
溶液または水分散液を混合し、さらに水と過酸化金属ポ
リ酸溶液を加え、ディスパーなどを用いて分散すること
により製造できる。必要に応じて、得られた分散体をろ
過し、ペースト状としても良い。
【0031】先に述べた如く、過酸化水素を含む過酸化
水素水に、金属または金属化合物を溶解させることによ
り、組成式M・mH・nHOまたはM
−m(O・nHO(ただし、Mは金属元
素、Oは酸素、x,yは1以上の整数、m,nは正数を
示す。)で示される過酸化金属ポリ酸が生成される。こ
の時、過酸化水素水の濃度によってm,nの値および結
晶構造、色や水に対する溶解性が異なるとされている。
Moの場合は、MoO・mH・nHOまたは
MoO3−m(O・nHO(ただし、Moはモ
リブデン、Oは酸素、m,nは0≦m≦1、1≦n<2
の範囲を示す。)で示される過酸化ポリモリブデン酸が
生成されるが、本発明者らがアルミニウム顔料の耐水性
を向上させる無機皮膜の製造条件として、これらの条件
を検討した結果では、1〜70質量%(より好ましくは
5〜50質量%)の過酸化水素を含む過酸化水素水に、
金属モリブデンあるいは酸化モリブデン、モリブデンア
ルコキシド等の化合物を1〜50質量%(より好ましく
は5〜20質量%)溶解する方法が好適である。過酸化
水素水の濃度が薄すぎると金属元素を溶解することが困
難となり、多すぎると金属元素を添加したときに激しい
反応が起こるため危険である。金属元素の濃度は、低す
ぎると所望の効果が得られにくく、多すぎると過酸化水
素水に溶解しきれなくなる。
【0032】アルミニウム顔料としては通常のいわゆる
ホール法で製造されたアルミニウムペーストであって、
不揮発分:50〜80%、平均粒径:3〜100μm、
厚み:0.02〜5μm程度のものが好適に使用でき
る。
【0033】
【作用・効果】本発明による耐水性アルミニウム顔料分
散体は耐水性に優れ、水素ガスの発生や、凝集、分散性
・色調の低下等の問題が生じないため、水性塗料や水性
インキに好適に使用することが出来る。
【0034】本発明の耐水性アルミニウム顔料分散体の
製造方法は工程が単純なため、水性メタリック塗料組成
物の製造コストが削減できる。
【0035】本発明による水性メタリック塗料組成物
は、貯蔵安定性に優れており、貯蔵中に水素ガスが発生
したり、アルミニウム顔料が凝集したりすることが無
い。また、塗膜は耐湿性その他の物性が優れている。
【0036】
【実施例】(実施例1)市販のアルミニウム顔料(東洋
アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65%、
水面拡散面積1.1m/g)100gに、ポリオキシ
エチレンアルキルフェノールエーテル10g(HLB=
10)を加え混練した後、水500gと、過酸化水素3
0%を含む過酸化水素水10gに金属モリブデン粉末1
gを加えて反応させて得られた溶液を添加し、室温で1
時間攪拌する事によりアルミニウム顔料分散体を得た。
【0037】(実施例2)実施例1で得られたアルミニ
ウム顔料分散体をヌッチェで真空吸引する事によりろ過
し、不揮発分60%のペースト状アルミニウム顔料分散
体を得た。
【0038】(実施例3)市販のアルミニウム顔料(東
洋アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65
%、水面拡散面積1.1m/g)100gに、水溶性
アクリル樹脂ワニス20gを加え混練した後、水100
0gと、過酸化水素30%を含む過酸化水素水30gに
金属モリブデン粉末3gを加えて反応させて得られた溶
液を添加し、室温で1時間攪拌する事によりアルミニウ
ム顔料分散体を得た。
【0039】(実施例4)市販のアルミニウム顔料(東
洋アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65
%、水面拡散面積1.1m/g)100gに、ジプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル100gを加え分
散した後、水100gと、過酸化水素45%を含む過酸
化水素水5gに金属モリブデン粉末0.5gを加えて反
応させて得られた溶液を添加し、室温で1時間攪拌する
事によりアルミニウム顔料分散体を得た。
【0040】(実施例5)市販のアルミニウム顔料(東
洋アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65
%、水面拡散面積1.1m/g)100gに、ポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテル20g(HL
B=10)を加え混練した後、水1000gと、過酸化
水素30%を含む過酸化水素水20gに金属モリブデン
粉末1gと金属タングステン粉末1gの混合粉末を加え
て反応させて得られた溶液を添加し、室温で1時間攪拌
する事によりアルミニウム顔料分散体を得た。
【0041】(実施例6)市販のアルミニウム顔料(東
洋アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65
%、水面拡散面積1.1m/g)100gに、ポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテル15g(HL
B=10)を加え混練した後、水300gと、過酸化水
素30%を含む過酸化水素水30gに金属モリブデン粉
末1gを反応させた後、ペンタエトキシニオブ2gを加
えて反応させて得られた溶液を添加し、室温で1時間攪
拌する事によりアルミニウム顔料分散体を得た。
【0042】(実施例7)市販のアルミニウム顔料(東
洋アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65
%、水面拡散面積1.1m/g)100gに、水溶性
アクリル樹脂ワニス20gを加え混練した後、水500
gと、過酸化水素30%を含む過酸化水素水60gにテ
トラエトキシシラン3gとテトラブトキシチタン3gの
混合溶液を加えて反応させて得られた溶液を添加し、室
温で1時間攪拌する事によりアルミニウム顔料分散体を
得た。
【0043】(実施例8)市販のアルミニウム顔料(東
洋アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65
%、水面拡散面積1.1m/g)100gに、ジプロ
ピレングリコールモノメチルエーテル200gを加え分
散した後、水200gと、過酸化水素45%を含む過酸
化水素水10gにチタンアセチルアセトネート0.5g
を加えて反応させて得られた溶液を添加し、室温で1時
間攪拌する事によりアルミニウム顔料分散体を得た。
【0044】(実施例9〜16)実施例1〜8で得られ
たアルミニウム顔料分散体を用い、下記の組成で水性メ
タリック塗料を作成した。 アルミニウム顔料分散体(固形分として) 3.0g 水溶性アクリル樹脂 28.2g (三井化学(株)製:アルマテックス WA911) メラミン樹脂 4.4g (三井サイテック(株)製:サイメル 350) トリエタノールアミン 1.1g 脱イオン水 適量(粘度1000〜3000cPに調整) イソプロピルアルコール 3.0g 透明酸化鉄 5.0g (BASF社 SICOTRANS RED L2175D)。
【0045】(比較例1)市販のアルミニウム顔料(東
洋アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65
%、水面拡散面積1.1m/g)10gに、ポリオキ
シエチレンアルキルフェノールエーテル1g(HLB=
10)を加え混練した後、水50gを添加し、室温で1
時間攪拌する事によりアルミニウム顔料分散体を得た。
【0046】(比較例2)実施例1で得られたアルミニ
ウム顔料分散体をヌッチェで真空吸引する事によりろ過
し、不揮発分60%のペースト状アルミニウム顔料分散
体を得た。
【0047】(比較例3〜4)比較例1〜2で得られた
アルミニウム顔料分散体を用い、実施例9〜16と同様
の組成で水性メタリック塗料を作成した。
【0048】(比較例5)市販のアルミニウム顔料(東
洋アルミニウム(株)製:7640NS−不揮発分65
%、水面拡散面積1.1m/g)10gに、ジプロピ
レングリコールモノメチルエーテル100gおよび腐食
抑制剤として欧州特許0170474 によるエポキシ化合物と
燐酸から誘導された燐酸エステル化合物(Lubrizol社製
Lubrizol2062)2gを加え分散してアルミニウム顔料
分散体を得た。得られたアルミニウム顔料分散体を用
い、実施例9〜16と同様の方法で水性メタリック塗料
を作成した。
【0049】−テスト1− 実施例1〜16、比較例1〜5で作成したアルミニウム
顔料分散体および水性メタリック塗料80gを採取し、
これらを50℃に調整した湯煎器内で7日間保管した場
合の累積水素ガス発生量を測定した。
【0050】−テスト2− 実施例9〜16、比較例3〜5で作成した水性メタリッ
ク塗料をあらかじめ一次防錆塗料を電着塗装したテスト
用鋼板に乾燥膜厚13μmとなるようにエアースプレー
塗装し、90℃で10分間予備乾燥した後、下記の組成
の有機溶剤型トップコート用塗料を、乾燥膜厚40μm
となるようにエアースプレー塗装し、メタリック塗装塗
板を作成した。
【0051】 アクリル樹脂(三井化学(株)製:アルマテックス 110) 140g メラミン樹脂(三井化学(株)製:ユーバン 20SE60) 50g 炭化水素系高沸点溶剤(エクソン化学(株)製:ソルベッソ100) 60g
【0052】得られたメタリック塗装塗板の隠蔽性と色
調を目視により評価した。
【0053】テスト1、テスト2の結果を表1に示す。 隠蔽性の評価基準:良好→下地が完全に隠蔽されている 不良→下地が透けて見える 光輝性の評価基準:良好→ 金属感が有り、見る角度により明度が大きく変化 不良→ 金属感が無く、見る角度で明度があまり変化しな い。
【0054】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 201/00 C09D 201/00 (72)発明者 中尾 貴之 大阪府大阪市中央区久太郎町三丁目6番8 号 東洋アルミニウム株式会社内 Fターム(参考) 4J037 AA05 CA15 CB07 CB10 CB16 CB21 CB22 CC13 CC15 CC16 CC22 CC23 CC24 CC26 CC28 DD23 DD24 EE28 EE43 4J038 CC061 CF021 CG001 CG141 CL001 DA161 DD091 DD121 DG001 KA06 KA08 KA12 NA01 NA19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム顔料(A)、組成式M
    ・mH・nHOまたはMy−m(O
    ・nHO(ただし、Mは金属元素、Oは酸素、x,
    yは1以上の整数、m,nは正数を示す。)で示される
    過酸化金属ポリ酸(B)、水(C)および分散剤(D)
    を含有する耐水性アルミニウム顔料分散体。
  2. 【請求項2】 過酸化金属ポリ酸を構成する金属元素M
    が、周期表IVA、IVB、VA、VB、VIA、VIB族に属す
    る元素から選ばれる少なくとも一種である、請求項1記
    載の耐水性アルミニウム顔料分散体。
  3. 【請求項3】 金属元素Mがモリブデン(Mo)であ
    る、請求項1記載の耐水性アルミニウム顔料分散体。
  4. 【請求項4】 アルミニウム顔料の固形分:100質量
    部に対し、金属元素M:0.02〜5質量部、水:5〜
    2000質量部、分散剤:1〜100質量部を含有する
    事を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の耐水
    性アルミニウム顔料分散体。
  5. 【請求項5】 分散剤が界面活性剤、水溶性あるいは水
    分散性樹脂、親水性溶剤、からなる群から選ばれた少な
    くとも1種を含む事を特徴とする、請求項1〜4いずれ
    かに記載の耐水性アルミニウム顔料分散体。
  6. 【請求項6】 アルミニウム顔料に、過酸化水素水に金
    属または金属化合物を溶解した溶液と、水および分散剤
    からなる液を添加し、攪拌混合することを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載の耐水性アルミニウム顔
    料分散体の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の耐水性
    アルミニウム顔料分散体を配合した水性メタリック塗料
    組成物。
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