JP2003300893A - 皮膚化粧料及び美容用飲食品 - Google Patents

皮膚化粧料及び美容用飲食品

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JP2003300893A JP2002106568A JP2002106568A JP2003300893A JP 2003300893 A JP2003300893 A JP 2003300893A JP 2002106568 A JP2002106568 A JP 2002106568A JP 2002106568 A JP2002106568 A JP 2002106568A JP 2003300893 A JP2003300893 A JP 2003300893A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴って生じ
る各種皮膚疾患を予防・改善する上で有用な保湿剤、抗
酸化剤、抗老化剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、
ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤及びコラ
ゲナーゼ阻害剤、並びに皮膚化粧料及び美容用飲食品を
提供する。 【解決手段】 保湿剤、抗酸化剤、抗老化剤、活性酸素
消去剤、ラジカル消去剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エ
ラスターゼ阻害剤及びコラゲナーゼ阻害剤、並びに皮膚
化粧料及び美容用飲食品に、スターフルーツの果実から
の抽出物を含有せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保湿作用、活性酸
素消去作用、ラジカル消去作用、ヒアルロン酸産生促進
作用、エラスターゼ阻害作用又はコラゲナーゼ阻害作用
を有し、肌荒れの予防・改善又は皮膚の老化の予防・改
善に有用な植物抽出物を含有する各種薬剤、並びに、当
該植物抽出物を配合して肌荒れの予防・改善作用又は皮
膚の老化の予防・改善作用を付与した皮膚化粧料及び美
容用飲食品に関する。
【0002】
【従来の技術】肌荒れや皮膚の老化の原因や発症機構は
多種多様であるが、主な発症機構とその対策には次のよ
うなものがある。
【0003】(1)保湿機能の低下 皮膚の保湿機能は、加齢や様々な環境要因によって低下
する。保湿機能が低下した皮膚は乾燥してかさかさした
状態となり、弾力性が失われる。こうした乾燥肌は、ア
トピー性皮膚炎を始めとした様々な皮膚疾患を招くおそ
れがあり、さらにはシミやシワ等の皮膚の老化を招くお
それがある。皮膚の乾燥を防ぐために、従来よりグリセ
リン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール
その他の多価アルコールをはじめ、油脂成分、アミノ
酸、タンパク質、多糖類等が利用されてきたが、従来の
保湿成分には、使用感、保湿効果の持続性、安全性等の
点で問題がある。
【0004】(2)活性酸素・生体内ラジカルの影響 近年、生体成分を酸化させる要因として、活性酸素が注
目されており、その生体への悪影響が問題となってい
る。活性酸素は、生体細胞内のエネルギー代謝過程で生
じるものであり、スーパーオキサイド(即ち酸素分子の
一電子還元で生じるスーパーオキシドアニオン(・O
2-)、過酸化水素(H2O2)、一重項酸素(1O2)、ヒド
ロキシラジカル(・OH)等がある。これら活性酸素は食
細胞の殺菌機構にとって必須でありウイルスや癌細胞の
除去に重要な働きを果たしているが、活性酸素の過剰な
生成は生体内の膜や組織を構成する生体内分子を攻撃
し、各種疾患を誘発する。例えば、活性酸素は、コラー
ゲン等の生体組織を分解、変性あるいは架橋したり、油
脂類を酸化して細胞に障害を与える過酸化脂質を生成し
たりすると考えられており、活性酸素によって引き起こ
されるこれらの障害が、シワ形成や弾力性低下等の皮膚
老化の原因になるものと考えられている。
【0005】生体内において、酸素を基に最初に生成さ
れるラジカルはスーパーオキサイドであり、ヒドロキシ
ラジカル等の他のラジカルはスーパーオキサイドを経て
生成される。細胞内のスーパーオキサイドは、細胞内で
産生されたスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)によ
って過酸化水素に変換されるが、SOD量は加齢に伴って
減少し、SOD量の減少によってスーパーオキサイドの細
胞内濃度が上昇し、スーパーオキサイドが生体に対して
障害を及ぼすようになる。このため、SOD量の減少を補
うために、SOD様作用剤としてSODそのものやトコフェロ
ール類、オウゴン抽出物等が使用されているが、これら
のSOD様作用剤は安全性等の点で問題がある。
【0006】(3)細胞外マトリックス構成成分の減少
・変性 皮膚の真皮・表皮は、表皮細胞、線維芽細胞およびこれ
らの細胞の外にあって皮膚構造を支持するエラスチン、
コラーゲン、ヒアルロン酸等の細胞外マトリックスによ
って構成されており、若い皮膚においてはこれらの皮膚
組織の相互作用が恒常性を保つことにより水分保持、柔
軟性、弾力性等が確保され、肌は外見的にも張りや艶が
あってみずみずしい状態に維持される。ところが、紫外
線の照射、空気の著しい乾燥、過度の皮膚洗浄等、ある
種の外的因子の影響があったり加齢が進んだりすること
によって、細胞外マトリックスの主要構成成分であるエ
ラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸等の産生量が減少
するとともに、変性や分解を引き起こす。その結果、角
質は異常剥離を始め、肌は張りや艶を失い、肌荒れやシ
ワ等の老化症状を呈するようになる。このように、皮膚
の老化に伴う変化、即ち、シワ、くすみ、きめの消失、
弾力性の低下等には、エラスチン、コラーゲン、ヒアル
ロン酸等の真皮細胞外マトリックス成分の減少、変性が
関与している。
【0007】近年、この変化を誘導する因子として、特
にマトリックス系プロテアーゼの関与が指摘されてい
る。マトリックス系プロテアーゼの中でも、コラゲナー
ゼ、即ちMMP−1(マトリックスメタロプロテアーゼ
−1)は、皮膚の真皮細胞外マトリックスの主な構成成
分であるタイプI,IIIコラーゲンを分解する酵素として
知られるが、その発現は紫外線の照射により大きく増加
し、紫外線によるコラーゲンの減少・変性の一因とな
り、皮膚のシワの形成等の大きな要因となることが考え
られる。従って、コラゲナーゼ活性の阻害は、皮膚の老
化を予防・改善する上で重要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、第
一に、保湿作用を通じて、肌荒れ、皮膚の老化及びこれ
らに伴って生じる各種皮膚疾患を予防・改善し得る物質
を見出し、それを有効成分として含有する保湿剤を提供
することを目的とする。
【0009】また、本発明は、第二に、活性酸素消去作
用又はラジカル消去作用を通じて、活性酸素や生体内ラ
ジカルを消去し得る物質を見出し、それを有効成分とし
て含有する抗酸化剤を提供することを目的とする。
【0010】さらに、本発明は、第三に、ヒアルロン酸
産生促進作用、エラスターゼ阻害作用又はコラゲナーゼ
阻害作用を通じて、細胞外マトリックス構成成分の減少
・変性を抑制し、肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴っ
て生じる各種皮膚疾患を予防・改善し得る物質を見出
し、それを有効成分として含有する抗老化剤を提供する
ことを目的とする。
【0011】さらに、本発明は、第四に、活性酸素消去
作用を通じて、生体内の活性酸素を消去し得る物質を見
出し、それを有効成分として含有する活性酸素消去剤を
提供することを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、第五に、ラジカル消去
作用を通じて、生体内のラジカルを消去し得る物質を見
出し、それを有効成分として含有するラジカル消去剤を
提供することを目的とする。
【0013】さらに、本発明は、第六に、ヒアルロン酸
産生促進作用を通じて、細胞外マトリックスを構成する
ヒアルロン酸の減少・変性を抑制し得る物質を見出し、
それを有効成分として含有するヒアルロン酸産生促進剤
を提供することを目的とする。
【0014】さらに、本発明は、第七に、エラスターゼ
阻害作用を通じて、細胞外マトリックスを構成するエラ
スチンの減少・変性を抑制し得る物質を見出し、それを
有効成分として含有するエラスターゼ阻害剤を提供する
ことを目的とする。
【0015】さらに、本発明は、第八に、コラゲナーゼ
阻害作用を通じて、細胞外マトリックスを構成するコラ
ーゲンの減少・変性を抑制し得る物質を見出し、それを
有効成分として含有するコラゲナーゼ阻害剤を提供する
ことを目的とする。
【0016】さらに、本発明は、第九に、保湿作用、活
性酸素消去作用、ラジカル消去作用、ヒアルロン酸産生
促進作用、エラスターゼ阻害作用又はコラゲナーゼ阻害
作用を有し、肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴って生
じる各種皮膚疾患の予防・改善に有用な皮膚化粧料を提
供することを目的とする。
【0017】さらに、本発明は、第十に、保湿作用、活
性酸素消去作用、ラジカル消去作用、ヒアルロン酸産生
促進作用、エラスターゼ阻害作用又はコラゲナーゼ阻害
作用を有し、肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴って生
じる各種皮膚疾患の予防・改善に有用な美容用飲食品を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の保湿剤、抗酸化剤、抗老化剤、活性酸素消
去剤、ラジカル消去剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラ
スターゼ阻害剤及びコラゲナーゼ阻害剤は、スターフル
ーツ(Averrhoa carambola L.)の果実からの抽出物を
有効成分として含有することを特徴とし、本発明の皮膚
化粧料及び美容用飲食品は、スターフルーツ(Averrhoa
carambola L.)の果実からの抽出物を配合したことを
特徴とする。本発明の抗酸化剤において、前記抽出物が
活性酸素消去作用及び/又はラジカル消去作用を有する
ことが好ましい。また、本発明の抗老化剤において、前
記抽出物がヒアルロン酸産生促進作用、エラスターゼ阻
害作用及びコラゲナーゼ阻害作用からなる群より選ばれ
る1種又は2種以上の作用を有することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において、「スターフルーツの果実からの
抽出物」には、抽出処理によってスターフルーツの果実
から得られる抽出液、該抽出液の希釈液若しくは濃縮
液、該抽出液を乾燥して得られる乾燥物、又はこれらの
粗精製物若しくは精製物のいずれもが含まれる。
【0020】抽出処理の際に抽出原料として使用するも
のは、スターフルーツ(学名:Averrhoa carambola
L.)の果実である。スターフルーツはカタバミ科に属
し、五斂子、陽桃(生薬名)とも呼ばれ、その果実は食
用されている。スターフルーツは、中国では紀元前から
文献に記載され、その果実は断面が星形のことからスタ
ーフルーツと呼ばれている。スターフルーツは沖縄、中
国東南部や雲南その他熱帯各地で栽培されており、これ
らの地域から容易に入手することができる。
【0021】抽出原料として使用するスターフルーツの
果実は、採取後ただちに乾燥し粉砕したものが適当であ
る。乾燥は天日で行ってもよいし、通常使用される乾燥
器を用いて行ってもよい。スターフルーツの果実は、ヘ
キサン等の非極性溶媒によって脱脂等の前処理を施して
から抽出原料として使用してもよい。脱脂等の前処理を
行うことにより、スターフルーツの果実の極性溶媒によ
る抽出処理を効率よく行うことができる。
【0022】抽出処理の際には、抽出溶媒として極性溶
媒を使用するのが好ましい。スターフルーツの果実に含
まれる保湿作用、活性酸素消去作用、ラジカル消去作
用、ヒアルロン酸産生促進作用、エラスターゼ阻害作用
又はコラゲナーゼ阻害作用を示す成分は、極性溶媒を抽
出溶媒とする抽出処理によって容易に抽出することがで
きる。
【0023】好適な抽出溶媒の具体例としては、水、低
級脂肪族アルコール、含水の低級脂肪族アルコール等が
挙げられ、これらを単独で、又はこれら2種以上の混合
物として使用することができる。好適な低級脂肪族アル
コールの具体例としては、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、
プロピレングリコール、イソプレングリコール等が挙げ
られる。
【0024】抽出溶媒として使用し得る水には、純水、
水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等
の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に
施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、滅菌、
ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれ
る。従って、本発明において抽出溶媒として使用し得る
水には、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リ
ン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水等も含まれる。
【0025】2種以上の極性溶媒の混合液を抽出溶媒と
して使用する場合、その混合比は適宜調整することがで
きる。例えば、水と低級脂肪族アルコールとの混合液を
使用する場合には、水と低級脂肪族アルコールとの混合
比を7:3〜2:8(重量比)とすることができる。
【0026】抽出処理は、スターフルーツの果実に含ま
れる可溶性成分を抽出溶媒に溶出させ得る限り特に限定
されず、常法に従って行うことができる。抽出処理の際
には、特殊な抽出方法を採用する必要はなく、室温ない
し還流加熱下において任意の装置を使用することができ
る。
【0027】例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出
原料を投入し、ときどき攪拌しながら可溶性成分を溶出
させる。この際、抽出条件は抽出原料等に応じて適宜調
整し得るが、抽出溶媒量は通常、抽出原料の5〜15倍
量(重量比)であり、抽出時間は通常1〜3時間であ
り、抽出温度は通常、常温〜95℃である。
【0028】抽出処理により可溶性成分を溶出させた
後、ろ過して抽出残渣を除くことによって、抽出液を得
ることができる。得られた抽出液は、該抽出液の希釈液
若しくは濃縮液、該抽出液の乾燥物、又はこれらの粗精
製物若しくは精製物を得るために、常法に従って希釈、
濃縮、乾燥、精製等の処理を施してもよい。
【0029】得られた抽出液はそのままでも保湿剤、抗
酸化剤、抗老化剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、
ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤及びコラ
ゲナーゼ阻害剤として使用することができるが、濃縮液
又はその乾燥物としたものの方が利用しやすい。抽出液
の乾燥物を得るにあたっては、吸湿性を改善するために
デキストリン、シクロデキストリン等のキャリアーを添
加してもよい。また、スターフルーツの果実からの抽出
物は、常法に従って製剤化することもできる。製剤化す
る場合、保存や取扱いを容易にするために、デキストリ
ン、シクロデキストリン等の薬学的に許容され得るキャ
リアーその他任意の助剤を添加して粉末状、顆粒状、錠
剤状等、任意の剤形に製剤化することができる。
【0030】また、スターフルーツの果実は特有の匂い
と味を有しているため、その生理活性の低下を招かない
範囲で脱色、脱臭等を目的とする精製を行うことも可能
であるが、化粧料や飲食品に添加する場合には大量に使
用するものではないから、未精製のままでも実用上支障
はない。精製は、具体的には活性炭処理、吸着樹脂処
理、イオン交換樹脂処理等によって行うことができる。
【0031】以上のようにして得られるスターフルーツ
の果実からの抽出物は、保湿作用、活性酸素消去作用、
ラジカル消去作用、ヒアルロン酸産生促進作用、エラス
ターゼ阻害作用又はコラゲナーゼ阻害作用を有するの
で、当該抽出物を、保湿剤、抗酸化剤、抗老化剤、活性
酸素消去剤、ラジカル消去剤、ヒアルロン酸産生促進
剤、エラスターゼ阻害剤及びコラゲナーゼ阻害剤の有効
成分として利用することができる。
【0032】本発明の保湿剤は、皮膚に対する保湿作用
を通じて肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴って生じる
各種皮膚疾患を予防及び/又は改善することができる。
【0033】本発明の抗酸化剤は、活性酸素消去作用及
び/又はラジカル消去作用を通じて活性酸素や生体内ラ
ジカルを消去し、肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴っ
て生じる各種皮膚疾患を予防及び/又は改善することが
できる。ここで、本発明において、「活性酸素」には、
スーパーオキサイド、過酸化水素、ヒドロキシラジカ
ル、一重項酸素等が含まれる。また、「ラジカル」と
は、不対電子を1つ又はそれ以上有する分子又は原子を
意味し、スーパーオキサイド、ヒドロキシラジカル、D
PPH等が含まれる。
【0034】本発明の抗老化剤は、ヒアルロン酸産生促
進作用、エラスターゼ阻害作用及びコラゲナーゼ阻害作
用からなる群より選ばれる1種又は2種以上の作用を通
じて細胞外マトリックス構成成分の減少・変性を抑制
し、肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴って生じる各種
皮膚疾患を予防及び/又は改善することができる。
【0035】本発明の活性酸素消去剤は、活性酸素消去
作用を通じて生体内の活性酸素を消去し、肌荒れ、皮膚
の老化及びこれらに伴って生じる各種皮膚疾患を予防及
び/又は改善することができる。
【0036】本発明のラジカル消去剤は、ラジカル消去
作用を通じて生体内のラジカルを消去し、肌荒れ、皮膚
の老化及びこれらに伴って生じる各種皮膚疾患を予防及
び/又は改善することができる。
【0037】本発明のヒアルロン酸産生促進剤は、線維
芽細胞によるヒアルロン酸の産生を活発化させてヒアル
ロン酸の減少、変性等を抑制し、肌荒れ、皮膚の老化及
びこれらに伴って生じる各種皮膚疾患を予防及び/又は
改善することができる。
【0038】本発明のエラスターゼ阻害剤は、エラスタ
ーゼ阻害作用を通じてエラスターゼによるエラスチンの
減少、変性等を抑制し、肌荒れ、皮膚の老化及びこれら
に伴って生じる各種皮膚疾患を予防及び/又は改善する
ことができる。
【0039】本発明のコラゲナーゼ阻害剤は、コラゲナ
ーゼ阻害作用を通じてコラゲナーゼによるコラーゲンの
減少、変性等を抑制し、肌荒れ、皮膚の老化及びこれら
に伴って生じる各種皮膚疾患を予防及び/又は改善する
ことができる。
【0040】〔皮膚化粧料〕スターフルーツの果実から
の抽出物は、保湿作用、活性酸素消去作用、ラジカル消
去作用、ヒアルロン酸産生促進作用、エラスターゼ阻害
作用又はコラゲナーゼ阻害作用を有しており、肌荒れ、
皮膚の老化及びこれらに伴って生じる各種皮膚疾患を予
防及び/又は改善することができると共に、皮膚に適用
した場合の使用感と安全性に優れているので、皮膚化粧
料に配合するのに好適である。本発明の皮膚化粧料に
は、保湿剤、抗酸化剤、抗老化剤、活性酸素消去剤、ラ
ジカル消去剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラスターゼ
阻害剤又はコラゲナーゼ阻害剤のいずれか1種又は2種
以上を皮膚化粧料に配合してもよい。
【0041】スターフルーツの果実からの抽出物を配合
し得る皮膚化粧料は特に限定されないが、その具体例と
しては、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、
入浴剤等が挙げられる。
【0042】本発明の皮膚化粧料におけるスターフルー
ツ果実抽出物の配合量は、皮膚化粧料の種類や抽出物の
生理活性等によって適宜調整することができるが、標準
的な抽出物に換算して約0.001〜10重量%となる
ように配合することが好ましい。
【0043】本発明の皮膚化粧料には、スターフルーツ
の果実からの抽出物が有する保湿作用、活性酸素消去作
用、ラジカル消去作用、ヒアルロン酸産生促進作用、エ
ラスターゼ阻害作用又はコラゲナーゼ阻害作用の妨げに
ならない限り、皮膚化粧料の製造に通常使用される各種
主剤及び助剤、その他任意の助剤を使用することができ
る。本発明の皮膚化粧料は、肌荒れ、皮膚の老化及びこ
れらに伴う各種皮膚疾患の予防・改善作用に関し、スタ
ーフルーツの果実からの抽出物のみが主剤となるものに
限られるわけではない。
【0044】本発明の皮膚化粧料において、スターフル
ーツの果実からの抽出物と共に皮膚化粧料構成成分とし
て利用可能なものとしては、例えば、収斂剤、殺菌・抗
菌剤、美白剤、紫外線吸収剤、保湿剤、細胞賦活剤、消
炎・抗アレルギー剤、抗酸化・活性酸素消去剤等が挙げ
られ、上記構成成分を併用した場合、併用された構成成
分との間の相乗作用が、通常期待される以上の優れた使
用効果をもたらすことがある。
【0045】スターフルーツの果実からの抽出物を配合
した皮膚化粧料を製造する場合、他の製造原料の選択が
制限されることはほとんどなく、油脂類、ロウ類、炭化
水素類、脂肪酸類、アルコール類、エステル類、界面活
性剤、香料等の一般的な基材や助剤はいずれも使用可能
である。
【0046】〔美容用飲食品〕スターフルーツの果実か
らの抽出物は、保湿作用、活性酸素消去作用、ラジカル
消去作用、ヒアルロン酸産生促進作用、エラスターゼ阻
害作用又はコラゲナーゼ阻害作用を有しており、肌荒
れ、皮膚の老化及びこれらに伴って生じる各種皮膚疾患
を予防及び/又は改善することができると共に、経口摂
取可能であるので、任意の飲食品や栄養補助食品に配合
するのに好適である。その場合の配合量は、添加対象飲
食品の一般的な摂取量を考慮して成人1日当たりの抽出
物摂取量が約1〜1000mg程度になるようにするの
が適当である。
【0047】スターフルーツの果実からの抽出物を配合
した飲食品には、肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴っ
て生じる各種皮膚疾患の予防・改善が付与され、これを
美容用飲食品として使用することができる。ここで、
「美容用飲食品」とは、美肌を図ることを目的とした飲
食物、又は肌荒れ、皮膚の老化及びこれらに伴って生じ
る各種皮膚疾患を予防・改善することを目的とした飲食
物を意味する。
【0048】本発明の美容用飲食品は、スターフルーツ
の果実からの抽出物をその活性を妨げないような任意の
飲食品に配合したものであってもよいし、当該抽出物を
主成分とする栄養補助食品であってもよい。
【0049】本発明の美容用飲食品を製造する際には、
例えば、デキストリン、デンプン等の糖類;ゼラチン、
大豆タンパク、トウモロコシタンパク等のタンパク質;
アラニン、グルタミン、イソロイシン等のアミノ酸類;
セルロース、アラビアゴム等の多糖類;大豆油、中鎖脂
肪酸トリグリセリド等の油脂類等の任意の助剤を添加し
て任意の剤形に製剤化することができる。
【0050】スターフルーツの果実からの抽出物を配合
し得る飲食品は特に限定されないが、その具体例として
は、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲
料等の飲料(これら飲料の濃縮液及び調整用粉末を含
む);アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等
の氷菓;そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、シュ
ウマイの皮、中華麺、即席麺等の麺類;飴、キャンディ
ー、ガム、チョコレート、スナック菓子、ビスケット、
ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子等の菓子類;かま
ぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品;加工
乳、発酵乳等の乳製品;サラダ油、天ぷら油、マーガリ
ン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、
ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品;ソース、たれ
等の調味料;錠剤状、顆粒状等の種々の形態の健康・栄
養補助食品類;その他スープ、シチュー、サラダ、惣
菜、漬物等が挙げられる。
【0051】以上説明した本発明の保湿剤、抗酸化剤、
抗老化剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、ヒアルロ
ン酸産生促進剤、エラスターゼ阻害剤、コラゲナーゼ阻
害剤、皮膚化粧料及び美容用飲食品は、ヒトに対して好
適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が奏
される限り、ヒト以外の動物に対して適用することもで
きる。
【0052】
【実施例】以下、製造例、試験例及び配合例を示して本
発明を具体的に説明するが、本発明は、下記の各例に何
ら限定されるものではない。
【0053】〔製造例1〕スターフルーツ(学名:Aver
rhoa carambola L.)の果実の粗粉砕物100gを抽出
溶媒1000mlに投入し、80℃で3時間、穏やかに
攪拌しながら抽出を行った。その後ろ過し、ろ液を40
℃で減圧下にて濃縮し、さらに減圧乾燥機で乾燥してス
ターフルーツの果実抽出物を得た。3種類の抽出溶媒を
用いて上記抽出処理を行ったところ、抽出物の収率は表
1のとおりであった。なお、抽出溶媒が混合物の場合、
以下に示す混合比は重量基準によるものである。
【0054】 [表1]試 料 抽 出 溶 媒 抽出物収率(重量%) 1 水 17.7 2 エタノール/水(1/1) 20.5 3 エタノール 12.8
【0055】〔試験例1〕保湿作用試験 製造例1で得られた試料1〜3について、その保湿作用
を以下の方法により試験した。試料1〜3の0.01%
水溶液(試料溶液1〜3)、1%グリセリン(試料溶液
4)および精製水(試料溶液5)を、それぞれ直径8ミ
リメートルのペーパーディスク(東洋製作所製、重量:
約0.017g)に10μlずつ滴下した。これを試験室
内に放置し、0〜8分後の重量を1分ごとに測定した。
0分の重量を100%として各試料溶液の水分残存率
(%)を求めた。なお、試験は室温20℃、湿度65%
で行った。0〜8分後における各試料溶液の水分残存率
(%)を表2に示す。
【0056】 [表2]試料溶液 0分 1分 2分 3分 4分 5分 6分 7分 8分 1 100 91.9 87.8 83.7 79.6 75.5 72.5 68.4 64.3 2 100 93.0 89.0 85.0 82.0 77.0 74.0 70.0 66.0 3 100 92.9 89.9 85.9 81.8 77.8 74.8 70.7 66.7 4 100 93.8 89.7 85.6 81.4 77.3 73.2 69.1 65.0 5 100 86.0 81.7 78.5 75.3 71.0 67.7 63.4 60.2
【0057】表2に示すように、スターフルーツの果実
抽出物を含有する試料溶液(試料溶液1〜3)は、グリ
セリン(保湿剤)を含有する試料溶液(試料溶液4)と
同様に、精製水(試料溶液5)よりも水分残存率が高か
った。このことから、スターフルーツの果実抽出物が保
湿作用を有することが確認された。
【0058】〔試験例2〕スーパーオキサイド消去作用
試験(NBT法) 製造例1で得られた試料1〜3について、そのスーパー
オキサイド消去作用を以下の方法により試験した。3m
Mキサンチン、3mM EDTA、1.5mg/mLBS
A溶液および0.75mM ニトロブルーテトラゾリウ
ム(NBT)各0.1mLと、0.05MNa2CO3
衝液(pH10.2)2.4mLとを試験管にとり、こ
れに試料溶液0.1mLを添加し、25℃で10分間放
置した。次いでキサンチンオキシダーゼ溶液0.1mL
を加えて素早く攪拌し、25℃で20分間静置した。そ
の後、6mM塩化銅0.1mLを加えて反応を停止さ
せ、波長560nmにおける吸光度を測定した。以下、
この吸光度を「試料溶液添加、酵素溶液添加時の吸光
度」という。
【0059】また、同様の操作と吸光度の測定を、酵素
溶液を添加せずに行った。このとき測定した吸光度を
「試料溶液添加、酵素溶液無添加時の吸光度」という。
【0060】また、試料溶液を添加せずに蒸留水を添加
した場合についても同様の測定を行った。このとき測定
した吸光度を「試料溶液無添加、酵素溶液添加時の吸光
度」という。
【0061】また、酵素溶液を添加せず、さらに試料溶
液を添加せずに蒸留水を添加した場合についても同様の
測定を行った。このとき測定した吸光度を「試料溶液無
添加、酵素溶液無添加時の吸光度」という。そして、次
式によりスーパーオキサイド消去率を求めた。
【0062】消去率(%)={1−(A−B)/(C−
D)}×100
【0063】上記式中、「A」は「試料溶液添加、酵素
溶液添加時の吸光度」、「B」は「試料溶液添加、酵素
溶液無添加時の吸光度」、「C」は「試料溶液無添加、
酵素溶液添加時の吸光度」、「D」は「試料溶液無添
加、酵素溶液無添加時の吸光度」を表す。
【0064】試料濃度を段階的に減少させて上記消去率
の測定を行い、スーパーオキサイドの消去率が50%に
なる試料濃度(ppm;μg/mL)を内挿法により求
めた。その結果を表3に示す。
【0065】 [表3]試料NO. 抽 出 物 50%消去試料濃度(ppm) 1 水抽出物 19.0 2 50%エタノール抽出物 16.9 3 エタノール抽出物 25.3
【0066】表3に示す結果から、スターフルーツの果
実抽出物がスーパーオキサイド消去作用を有することが
確認された。また、このスーパーオキサイド消去作用の
程度は、抽出物の濃度によって調節できることが確認さ
れた。
【0067】〔試験例3〕DPPHに対するラジカル消
去作用試験 製造例1で得られた試料1〜3について、そのラジカル
消去作用を下記の方法により非常に安定なラジカルであ
るDPPHを使用して試験した。1.5×10-4M D
PPHエタノール溶液3mLに試料溶液3mLを加え、
直ちに容器を密栓して振り混ぜ、30分間静置した。そ
の後、波長520nmの吸光を測定した。コントロール
として、試料溶液の代わりに試料溶液を溶解した溶媒を
用いて同様に操作し、波長520nmの吸光度を測定し
た。また、ブランクとして、エタノールに試料溶液3m
Lを加えたのち直ちに波長520nmの吸光度を測定し
た。測定された各吸光度より、次式によりラジカル消去
率(%)を算出した。
【0068】 消去率(%)={1−(B−C)/A}×100
【0069】上記式中、「A」は「コントロールの吸光
度」、「B」は「試料溶液を添加した場合の吸光度」、
「C」は「ブランクの吸光度」を表す。
【0070】試料濃度を段階的に減少させて上記消去率
の測定を行い、DPPHラジカルの消去率が50%にな
る試料濃度(ppm;μg/mL)を内挿法により求め
た。その結果を表4に示す。
【0071】 [表4]試料NO. 抽 出 物 50%消去試料濃度(ppm) 1 水抽出物 25.0 2 50%エタノール抽出物 26.0 3 エタノール抽出物 28.5
【0072】表4に示す結果から、スターフルーツの果
実抽出物がラジカル消去作用を有することが確認され
た。また、このラジカル消去作用の程度は、抽出物の濃
度によって調節できることが確認された。
【0073】〔試験例4〕一重項酸素消去作用試験 製造例1で得られた試料1〜3について、その一重項酸
素消去作用を以下の方法により試験した。透明ガラス瓶
(10mL容)中で2%赤血球懸濁液5mL、試料を所
定濃度で含むpH7.4の等張リン酸緩衝液5mL、お
よび光増感剤(10mMヘマトポルフイリン−20mM
水酸化ナトリウム溶液)0.01mLを混合した。得ら
れた溶液をメリーゴーランド上、7.5Wハロゲンラン
プで35分間均一に照射して一重項酸素(2)を発
生させ、赤血球の溶血を生じさせた。この反応溶液1m
Lを採取し、等張リン酸緩衝液2mLを加えて混合後、
4℃、3000rpmで5分間遠心分離を行った。次い
で上清を採取し、波長540nmの吸光度を測定した。
別に、赤血球を一部溶血させた上記反応溶液1mLをと
り、これに蒸留水2mLを加えて完全に溶血させたもの
をコントロールとし、同様に吸光度測定を行った。測定
された吸光度より次式により一重項酸素消去率を求め
た。
【0074】 一重項酸素消去率(%)=(1−B/A)×100
【0075】上記式中、「A」は「コントロールの吸光
度」、「B」は「反応溶液上清の吸光度」を表す。
【0076】試料濃度を段階的に減少させて上記消去率
の測定を行い、一重項酸素の消去率が50%になる試料
濃度(ppm;μg/mL)を内挿法により求めた。そ
の結果を表5に示す。
【0077】 [表5]試料NO. 抽 出 物 50%消去試料濃度(ppm) 1 水抽出物 147.3 2 50%エタノール抽出物 122.5 3 エタノール抽出物 118.4
【0078】表5に示す結果から、スターフルーツの果
実抽出物が一重項酸素消去作用を有することが確認され
た。また、この一重項酸素消去作用の程度は、抽出物の
濃度によって調節できることが確認された。
【0079】〔試験例5〕ヒアルロン酸産生促進作用試
験 製造例1で得られた試料1〜3について、そのヒアルロ
ン酸産生促進作用を以下の方法により試験した。ヒト正
常新生児線維芽細胞(NB1RGB)1×10個を、75c
2フラスコを用いて10%FBSを含むα−MEM培
地(GIBCO)(pH7.2)で37℃、5%CO−95
%airの下にて7日間培養した。トリプシン処理によ
り細胞を集め、1%FBSを含むα−MEM培地を用い
て2.2×104個/mLに調整し96穴のマイクロプ
レートに100μLづつ播種し、37℃、5%CO
95%airの下で一晩培養した。翌日、試料(試料濃
度:50ppm又は200ppm)(ppm=μg/m
L)を溶解した1%FBSを含むα−MEM培地を各w
ellに100μLずつ添加し、37℃、5%CO
95%airの下で3日間培養した。
【0080】培養上清10μLを90μLのPBS(−)
で10倍希釈し、その50μLを、あらかじめヒアルロ
ン酸でコーティングしておいたELISAプレートに添
加して各種抗体を用いてELISAを行った。ヒアルロ
ン酸の定量は検量線を用いて行った。ヒアルロン酸産生
促進率は、試料無添加時の値を100%として求めた。
その結果を表6に示す。
【0081】 [表6] ヒアルロン酸産生促進率(%) 試料NO. 抽 出 物 200ppm 50ppm 1 水抽出物 169.4 143.1 2 50%エタノール抽出物 176.9 156.8 3 エタノール抽出物 154.3 133.2
【0082】表6に示される結果より、スターフルーツ
の果実抽出物がヒアルロン酸産生促進作用を有すること
が確認された。また、このヒアルロン酸産生促進作用の
程度は、抽出物の濃度によって調節できることが確認さ
れた。
【0083】〔試験例6〕エラスターゼ阻害作用試験 製造例1で得られた試料1〜3について、そのエラスタ
ーゼ阻害作用を以下の方法により試験した。96ウェル
プレートを用意し、1穴に対して試料溶液(溶媒:DM
SO+水)50μLおよびエラスターゼ溶液50μLを
添加し、さらに基質溶液100μLを添加し混合した。
25℃で15分間反応させた後、波長415nmの吸光
度を測定した。上記と同様の酵素反応と吸光度測定を、
試料溶液の代わりに試料溶液と等量の溶媒のみを添加し
て行った。さらに、それぞれの場合について、エラスタ
ーゼ溶液の代わりに緩衝液を添加して同じ操作と測定を
行った。
【0084】なお、エラスターゼ溶液はシグマ社・エラ
スターゼTypeIII 5mgをpH8の0.2mol/L
トリス塩酸緩衝液1mLに溶解し使用時に250倍に希
釈したものを使用した。基質溶液として、シグマ社のN
−SUCCINYL−ALA−ALA−ALA p-NITROANILIDEをDMSO
に溶解した濃度45.14mg/mLの溶液を上記トリ
ス塩酸緩衝液で100倍に希釈して使用した。測定結果
より、次式に基づきエラスターゼ阻害率(%)を求め
た。
【0085】エラスターゼ阻害率(%)=〔1−(A−
B)/(C−D)〕×100
【0086】上記式中、「A」は試料溶液添加・酵素添
加時の吸光度、「B」は試料溶液添加・酵素無添加時の
吸光度、「C」は試料無添加・酵素添加時の吸光度、
「D」は試料無添加,酵素無添加時の吸光度を表す。
【0087】試料濃度を段階的に減少させて上記阻害率
の測定を行い、エラスターゼの活性を50%阻害する試
料溶液濃度(ppm;μg/mL)を内挿法により求め
た。試験の結果を表7に示す。
【0088】 [表7]試料NO. 抽 出 物 50%阻害試料濃度(ppm) 1 水抽出物 200 2 50%エタノール抽出物 182 3 エタノール抽出物 175
【0089】表7に示すように、スターフルーツの果実
抽出物がエラスターゼ阻害作用を有することが確認され
た。また、このエラスターゼ阻害作用程度は、抽出物の
濃度によって調節できることが確認された。
【0090】〔試験例7〕コラゲナーゼ阻害作用の試験 製造例1で得られた試料1〜3について、そのコラゲナ
ーゼ阻害作用を以下の方法により試験した。試料溶液
(溶媒:20mmol/L 塩化カルシウム含有0.1
mol/L トリス塩酸緩衝液(pH7.1):以下の
緩衝液においても同じ)50μL、コラゲナーゼ溶液5
0μLおよび基質溶液400μLを混合し、37℃で3
0分間インキュベーションした。次いで25mmol/
L クエン酸溶液1mLで反応を停止し、酢酸エチル5
mLで抽出した。得られた抽出液について、波長320
nmの吸光度(対照液:酢酸エチル)を測定した。この
とき測定した吸光度を「酵素添加, 試料溶液添加時の吸
光度」という。なお、コラゲナーゼ溶液はシグマ社のコ
ラゲナーゼTypeIV 5mgを緩衝液1mLに溶解
させ、使用時に50倍に希釈したものを使用した。基質
溶液には、上記緩衝液にBACHEM Feniche
mikalien AG社Pz−ペプチドを濃度が0.
5mol/Lになるように溶解して使用した。
【0091】また、上記と同様の酵素反応と吸光度測定
を、試料溶液の代わりに試料溶液と等量の緩衝液を添加
して行った。このとき測定した吸光度を「酵素添加, 試
料溶液無添加時の吸光度」という。
【0092】また、上記と同様の酵素反応と吸光度測定
を、コラゲナーゼ溶液の代わりに緩衝液を添加して行っ
た。このとき測定した吸光度を「酵素無添加, 試料溶液
添加時の吸光度」という。
【0093】また、上記と同様の酵素反応と吸光度測定
を、試料溶液の代わりに試料溶液と等量の緩衝液を添加
するとともに、コラゲナーゼ溶液の代わりに緩衝液を添
加して行った。このとき測定した吸光度を「酵素無添
加, 試料溶液無添加時の吸光度」という。そして、次式
によりコラゲナーゼ阻害率(%)を算出した。
【0094】コラゲナーゼ阻害率(%)={1−(A−
B)/(C−D)}×100
【0095】上記式中、「A」は「酵素添加, 試料溶液
添加時の吸光度」、「B」は「酵素無添加, 試料溶液添
加時の吸光度」、「C」は「酵素添加, 試料溶液無添加
時の吸光度」、「D」は「酵素無添加, 試料溶液無添加
時の吸光度」を表す。
【0096】試料濃度を段階的に減少させて上記阻害率
の測定を行い、コラゲナーゼの活性を50%阻害する試
料濃度(ppm;μg/mL)を内挿法により求めた。そ
の結果を表8に示す。
【0097】 [表8]試料NO. 抽 出 物 50%阻害試料濃度(ppm) 1 水抽出物 68.0 2 50%エタノール抽出物 53.2 3 エタノール抽出物 50.1
【0098】表8に示す結果から、スターフルーツの果
実抽出物がコラゲナーゼ阻害作用を有することが確認さ
れた。また、このコラゲナーゼ阻害作用の程度は、抽出
物の濃度によって調節できることが確認された。
【0099】〔試験例8〕肌荒れ改善作用(皮膚の老化
予防・改善作用)の試験 製造例1で得られたスターフルーツの果実からの50%
エタノール抽出物(試料2)を配合した乳液(以下「実
施例乳液」という。)を常法に従って調製した。実施例
乳液の組成を以下に示す。
【0100】 スターフルーツ果実抽出物(製造例1の試料2) 0.1g セチルアルコール 0.5g ミツロウ 2.0g 1,3-ブチレングリコール 3.0g オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 0.5g ヒアルロン酸 0.1g クエン酸 0.1g クエン酸ソーダ 1.0g パラオキシ安息香酸メチル 0.1g 香料 0.05g 精製水 残部(全量を100mlとする)
【0101】実施例乳液と、スターフルーツの果実抽出
物を含まない他は実施例乳液と同じ組成からなる比較例
乳液とについて、下記の評価試験を行った。20〜40
代の女性20名を5群、4名ずつに分け、朝夕1日2
回、2週間、洗顔後に右顔面に実施例品を、左顔面に比
較例品を塗布した。その際、使用時の感触、使用後のべ
たつき、保湿の持続性、肌荒れ改善効果の4項目につい
て評価を行った。
【0102】評価は、1〜5点の5段階評価によって行
い、「5点」が「非常によい」(使用時の感触が非常に
よい、使用後のべたつきが全くない、保湿の持続性が非
常に高い、肌荒れ改善効果が非常に高い)、「4点」が
「よい」(使用時の感触がよい、使用後のべたつきがほ
とんどない、保湿の持続性が高い、肌荒れ改善効果が高
い)、「3点」が「ふつう」(使用時の感触はふつう、
使用後のべたつきはあまりない、保湿の持続性はある程
度ある、肌荒れ改善効果はある程度ある)、「2点」が
「ややわるい」(使用時の感触はややわるい、使用後の
べたつきがややある、保湿の持続性はあまりない、肌荒
れ改善効果はあまりない)、「1点」が「わるい」(使
用時の感触がわるい、使用後のべたつきがかなりある、
保湿の持続性が全くない、肌荒れ改善効果が全くない)
とした。評価点の平均を表9に示す。 [表9] 実施例乳液 比較例乳液 使用時の感触 4.0 2.5 使用後のべたつき 4.0 2.7 保湿の持続性 4.7 2.3 肌荒れ改善効果 4.2 2.0
【0103】表9に示される官能評価によって、スター
フルーツの果実抽出物が肌荒れ改善効果と優れた使用感
とを有することが確認された。すなわち、スターフルー
ツの果実抽出物を配合した皮膚化粧料が皮膚の老化予防
・改善作用(肌荒れ改善作用)を有するとともに、皮膚
に適用した場合の使用感と安全性に優れていることが確
認された。
【0104】〔配合例1〕下記の組成の乳液を常法によ
り製造した。 スターフルーツ果実水抽出物 1g ホホバオイル 4g オリーブオイル 2g スクワラン 2g セタノール 2g モノステアリン酸グリセリル 2g ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.0) 2.5g オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 2g 黄杞エキス 0.1g イチョウ葉エキス 0.1g コンキオリン 0.1g オウバクエキス 0.1g カミツレエキス 0.1g 1,3−ブチレングリコール 3g パラオキシ安息香酸メチル 0.15g 香料 0.05g 精製水 残部(全量を100gとする)
【0105】〔配合例2〕下記の組成の化粧水を常法に
より製造した。 スターフルーツ果実50%エタノール抽出物 2g グリセリン 3g 1,3−ブチレングリコール 3g オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 0.5g パラオキシ安息香酸メチル 0.15g クエン酸 0.1g クエン酸ソーダ 0.1g 油溶性甘草エキス 0.1g 海藻エキス 0.1g キシロビオースミクスチャー 0.5g クジンエキス 0.1g 香料 0.05g 精製水 残部(全量を100gとする)
【0106】〔配合例3〕下記の組成のクリームを常法
により製造した。 スターフルーツ果実エタノール抽出物 1g 流動パラフィン 5g サラシミツロウ 4g セタノール 3g スクワラン 10g ラノリン 2g ステアリン酸 1g オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.0) 1.5g モノステアリン酸グリセリル 3g 1,3−ブチレングリコール 6g 酵母抽出液 0.1g シソ抽出液 0.1g シナノキ抽出液 0.1g ジユ抽出液 0.1g パラオキシ安息香酸メチル 1.5g 香料 0.1g 精製水 残部(全量を100gとする)
【0107】〔配合例4〕下記の組成のパックを常法に
より製造した。 スターフルーツ果実50%エタノール抽出物 5g ポリビニルアルコール 15g ポリエチレングリコール 3g プロピレングリコール 7g エタノール 10g セージ抽出液 0.1g トウキ抽出液 0.1g ニンジン抽出液 0.1g パラオキシ安息香酸エチル 0.05g 香料 0.05g 精製水 残部(全量を100gとする)
【0108】〔配合例5〕下記の混合物を打錠して、錠
剤状健康・栄養補助食品を製造した。 スターフルーツ果実水抽出物 50重量部 粉糖(ショ糖) 178重量部 ソルビット 10重量部 グリセリン脂肪酸エステル 12重量部
【0109】〔配合例6〕下記の混合物を顆粒状に形成
して栄養補助食品を製造した。 スターフルーツ果実エタノール抽出物 34重量部 ビートオリゴ糖 1000重量部 ビタミンC 167重量部 ステビア抽出物 10重量部
【0110】
【発明の効果】本発明により、保湿剤、抗酸化剤、抗老
化剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、ヒアルロン酸
産生促進剤、エラスターゼ阻害剤及びコラゲナーゼ阻害
剤が提供される。また、本発明により、保湿作用、活性
酸素消去作用、ラジカル消去作用、ヒアルロン酸産生促
進作用、エラスターゼ阻害作用又はコラゲナーゼ阻害作
用を有する皮膚化粧料及び美容用飲食品が提供される。
本発明の保湿剤、抗酸化剤、抗老化剤、活性酸素消去
剤、ラジカル消去剤、ヒアルロン酸産生促進剤、エラス
ターゼ阻害剤及びコラゲナーゼ阻害剤、並びに皮膚化粧
料及び美容用飲食品は、肌荒れ、皮膚の老化及びこれら
に伴って生じる各種皮膚疾患を予防・改善する上で有用
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/48 7/48 A61P 17/16 A61P 17/16 39/06 39/06 43/00 43/00 105 105 111 111 A23L 2/00 F Fターム(参考) 4B017 LC03 LG01 LP01 4B018 MD52 ME06 ME10 ME14 MF01 4C083 AA082 AA111 AA112 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC242 AC302 AC422 AC442 AC482 AD042 AD112 AD332 AD512 AD642 CC02 CC05 DD31 EE12 4C088 AB12 AC04 CA03 ZA89 ZC20 ZC21 ZC52

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を有効成分として含有すること
    を特徴とする保湿剤。
  2. 【請求項2】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を有効成分として含有すること
    を特徴とする抗酸化剤。
  3. 【請求項3】 前記抽出物が活性酸素消去作用及び/又
    はラジカル消去作用を有することを特徴とする請求項2
    記載の抗酸化剤。
  4. 【請求項4】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を有効成分として含有すること
    を特徴とする抗老化剤。
  5. 【請求項5】 前記抽出物がヒアルロン酸産生促進作
    用、エラスターゼ阻害作用及びコラゲナーゼ阻害作用か
    らなる群より選ばれる1種又は2種以上の作用を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の抗老化剤。
  6. 【請求項6】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を有効成分として含有すること
    を特徴とする活性酸素消去剤。
  7. 【請求項7】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を有効成分として含有すること
    を特徴とするラジカル消去剤。
  8. 【請求項8】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を有効成分として含有すること
    を特徴とするヒアルロン酸産生促進剤。
  9. 【請求項9】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を有効成分として含有すること
    を特徴とするエラスターゼ阻害剤。
  10. 【請求項10】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を有効成分として含有するこ
    とを特徴とするコラゲナーゼ阻害剤。
  11. 【請求項11】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を配合したことを特徴とする
    皮膚化粧料。
  12. 【請求項12】 スターフルーツ(Averrhoa carambola
    L.)の果実からの抽出物を配合したことを特徴とする
    美容用飲食品。
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