JP2003296965A - 光ピックアップの製造方法 - Google Patents

光ピックアップの製造方法

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JP2003296965A
JP2003296965A JP2002101871A JP2002101871A JP2003296965A JP 2003296965 A JP2003296965 A JP 2003296965A JP 2002101871 A JP2002101871 A JP 2002101871A JP 2002101871 A JP2002101871 A JP 2002101871A JP 2003296965 A JP2003296965 A JP 2003296965A
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elastic support
manufacturing
elastic supporting
suspension unit
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Shinichi Ijima
新一 井島
Teruki Ishido
輝樹 石堂
Kazuhiko Yamanaka
一彦 山中
Kazutoshi Onozawa
和利 小野澤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカス方向に並列された弾性支持部材が
たとえ3本以上あっても、これら弾性支持部材がインサ
ート成形によって接合されてなる(合成樹脂に埋め込ま
れてなる)光ピックアップを容易に作製することができ
る製造方法を提供すること。 【解決手段】 弾性支持部材12,14,16と弾性支
持部材18,20,22の両端部分に拘持部材52,5
4および拘持部材56,58をインサート成形によって
作製する(a)。次に、拘持部材52,54,56,5
8を埋込み物とするインサート成形によって、ブロック
(固定子)10および対物レンズ等が搭載される筐体
(可動子)6を作製する(b)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】光ピックアップの製造方法に
関し、特に、対物レンズが搭載された可動子が、固定子
に対し複数本の弾性支持部材を介して変位可能に支持さ
れてなる光ピックアップの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)やDVD(Di
gital Versatile Disc)等の光記録媒体から情報を
読み取ったり(再生)、光記録媒体へ情報を書き込んだ
り(記録)する光ピックアップにおいては、当該光記録
媒体の情報記録面の面振れやトラック振れに影響される
ことなく情報を確実に記録再生できるような機能が要求
される。そのため、対物レンズを水平な姿勢のまま、上
下方向(フォーカス方向)やその光軸に対して直交する
方向(トラッキング方向)に平行移動させて、光記録媒
体の情報記録面の位置を当該対物レンズの焦点深度内に
収めたり、レーザビームを光記録媒体のトラックに正確
に追従させたりする機構が必要となる。
【0003】当該機構の例とし、固定子と対物レンズが
搭載された可動子とを、対物レンズを挟んだ両側におい
て上下方向に各2本、合計4本の弾性支持部材で連結し
てなるものがある。なお、当該弾性支持部材と可動子ま
たは固定子とは、半田付けあるいは接着といった方法で
接合されている。しかしながら、半田付けによる場合に
は、溶融した半田の熱が接合部付近にも及ぶため、その
影響で固定子や可動子の熱変形を招来するおそれがあ
り、弾性支持部材の取付け位置の精度を保つのが困難で
あった。一方、接着による場合には、接着剤の硬化収縮
率が比較的大きいため、当該硬化収縮に伴う弾性支持部
材の位置ずれなどの問題が生じていた。
【0004】そこで、いわゆるインサート成形によっ
て、弾性支持部材を可動子および固定子に接合した光ピ
ックアップが考案されている(特開平10−69655
号公報)。すなわち、可動子と固定子を射出成形で形成
する際に、弾性支持部材の両端部を当該可動子あるいは
固定子に埋め込むのである。図20は、インサート成形
によって、4本の弾性支持部材403a,403b,4
03c,403dの両端部分がレンズホルダ(可動子)
402およびステータ(固定子)404に埋め込まれて
成る光ピックアップ400の斜視図を、図21は、イン
サート成形による製造工程を示す図である。
【0005】図21において、先ず凹部402cが設け
られているスライドコア412aと凹部402dが設け
られているスライドコア412bの上面と下面に沿うよ
うに、それぞれに2本の弾性支持部材403が形成され
ている2枚のサスペンションシート413を金型に装填
する(工程1)。そして、スライドコア412aとスラ
イドコア412bを弾性支持部材403の長手方向に対
して平行にスライドさせ、スライドコア412a及びス
ライドコア412bを所定の位置でほぼ接触させる(工
程2)。このときスライドコア412a,412bの凹
部が対向するようにし、接触した状態で貫通孔412e
が存在するように配置する。次に、スライドコア412
aとスライドコア412bに対し上下(図中の矢指方
向)から型を組み合わせステータ404とレンズホルダ
402を形成するための空間を形成するとともに弾性支
持部材403をスライドコア412a,412bと上下
型(図示せず)でクランプする(工程3)。そして、こ
の空間に樹脂を注入しステータ404とレンズホルダ4
02を成形すると同時に弾性支持部材403の一部をス
テータ404、レンズホルダ402の内部にインサート
成形する(工程4)。上下型とスライドコア412a,
412bを外す(工程5)。弾性支持部材403をサス
ペンションシート413から切り離す(工程6)。
【0006】上記したインサート成形により、ステータ
404とレンズホルダ402とが4本の弾性支持部材4
03で連結されてなるものが作製されることとなる。こ
れに、対物レンズ401、フォーカスコイル405、ト
ラッキングコイル406などが取り付けられて光ピック
アップ400が完成する。これにより、半田付けや接着
による上記問題が解消された光ピックアップの製造が可
能となった。
【0007】また、上記光ピックアップ400は、可動
子(レンズホルダ)にフォーカスコイルやトラッキング
コイルが搭載されてなる、MC(Moving Coil)型の
アクチュエータを備えているのであるが、上記した4本
の弾性支持部材403の各2本ずつが、フォーカスコイ
ル405とトラッキングコイル406のそれぞれに給電
するための配線を兼ねている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におけ
る光ピックアップの高性能化の要求に伴い、当該光ピッ
クアップでは、光学系収差を補正する液晶チルト補正素
子や光学定数を変換する開口数変換素子などの電気・電
子部品が用いられるようになってきている。これらの素
子(電気・電子部品)は、光学特性を向上させるといっ
た目的から、対物レンズに対する相対的な位置が変動し
ないように、対物レンズと同じ可動子に搭載するのが好
ましい。この場合、これら電気・電子部品のための新た
な配線、すなわち、弾性支持部材が必要となる。
【0009】しかし、上記公報に記載の製造方法では、
弾性支持部材をこれ以上フォーカス方向に追加するのは
実際上困難である。サスペンションシートを1枚追加
し、スライドコアをもう一組用いることによって、フォ
ーカス方向に弾性支持部材を一対分追加することは全く
不可能とは言えないまでも、金型の構造が非常に複雑に
なると共に生産性が極端に低下し、現実には採用し得な
いのである。
【0010】一方、現在の弾性支持部材の水平方向両側
に、配線に必要な分の弾性支持部材を横方向(トラッキ
ング方向)に増加することは可能であるが、そうする
と、光ピックアップ全体の大型化を招来してしまう。そ
こで、本発明は、フォーカス方向に並列された弾性支持
部材が3本以上あっても、これら弾性支持部材がインサ
ート成形によって接合されてなる(合成樹脂に埋め込ま
れてなる)光ピックアップを作製することができる製造
方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る光ピックアップの製造方法は、対物レ
ンズが搭載された可動子が、2組の弾性支持部材群を介
して、固定子に対しフォーカス方向およびトラッキング
方向に変位可能に支持されてなる光ピックアップの製造
方法であって、前記弾性支持部材群は複数本の弾性支持
部材が並列されており、当該弾性支持部材の長手方向2
個所にインサート成形によって、合成樹脂からなる拘持
部材を形成してサスペンションユニットを作成するサス
ペンションユニット作成工程と、前記工程を経て得られ
るサスペンションユニット一対を、弾性支持部材の配列
方向をフォーカス方向と略一致させて対向させた姿勢
で、各サスペンションユニットにおける一方の拘持部材
と可動子、他方の拘持部材と固定子とを合体させる合体
工程とを含むことを特徴とする。
【0012】また、前記合体工程においては、拘持部材
を埋込み物とするインサート成形によって前記可動子と
前記固定子とを成形することにより、拘持部材と可動子
または固定子とを合体させることを特徴とする。また、
前記光ピックアップの製造方法は、さらに、可動子を作
製する可動子作製工程と、固定子を作製する固定子作製
工程とを有し、前記合体工程は、拘持部材と可動子また
は固定子とを接合することにより合体させることを特徴
とする。
【0013】また、前記光ピックアップの製造方法は、
さらに、平板にストライプ状に穴を開けて、すだれ格子
状に配列された複数本の弾性支持部材が前記平板外周に
残存する枠体で連結されてなるものを作製する平板加工
工程を有し、前記サスペンションユニット作成工程は、
前記穴の開けられた平板を、当該平板と略直交する方向
に開閉する2分割金型で挟持した状態で、当該金型のキ
ャビティ内に合成樹脂を射出して、拘持部材を成形する
工程を有することを特徴とする。
【0014】また、前記サスペンションユニット作成工
程では、形成される拘持部材の、弾性支持部材の長手方
向に関する対称中心から合成樹脂を射出することを特徴
とする。また、前記サスペンションユニット作成工程に
おいて、拘持部材の、可動子または固定子と合体する合
体面が凹凸に形成されることを特徴とする。
【0015】また、前記合体工程は、フォーカス方向か
ら見て、両サスペンションユニットの弾性支持部材部分
同士が非平行となる姿勢で金型に取り付けられて実施さ
れることを特徴とする。また、前記合体工程では、各サ
スペンションユニットの弾性支持部材部分が互いに異な
る向きに湾曲された姿勢で金型に取り付けられることを
特徴とする。
【0016】また、前記光ピックアップ製造方法は、さ
らに、前記合体工程の前に、サスペンションユニットに
おいて、一方の拘持部材から他方の拘持部材に至る弾性
支持部材の長手方向途中を屈曲又は湾曲させて曲部を形
成する曲部形成工程を有し、前記合体工程の後に、前記
曲部を制振部材で覆う制振部材配置工程を有することを
特徴とする。
【0017】また、前記曲部形成工程は、プレス加工に
よって実現されることを特徴とする。また、前記曲部形
成工程は、前記平板加工工程において、すだれ格子状に
配列されて作製される複数の弾性支持部材の並列中心に
向かって、当該並列中心の両側に存する弾性支持部材の
一部が屈曲または湾曲するように、前記ストライプ状の
穴が開けられることによってなされることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は実施の形態1に係る光ピックア
ップ2の概略構成を示す外観斜視図、図2は同平面図、
図3は同分解斜視図である。なお、図2は後述する補助
ヨーク36(図1参照)が取り外された状態を示してい
る。
【0019】また、本明細書において、フォーカス方向
とは、後述する対物レンズ4の光軸の方向を言い、トラ
ッキング方向とは、光ピックアップの記録・再生対象で
ある光記録媒体(CDやDVD等)のトラック方向と交
差する方向を言う。X、Y、Zの直交座標系を図1に示
すようにとった場合の、Z方向がフォーカス方向に該当
し、X方向がトラッキング方向に該当する。
【0020】光ピックアップ2は、対物レンズ4や後述
する液晶チルト補正素子46といった光学素子が搭載さ
れている樹脂製の筐体6を可動子とし、ベース8に固定
された同じく樹脂製のブロック10を固定子とし、筐体
6とブロック10とが、サスペンションワイヤとも称さ
れる弾性支持部材複数本(本例では、6本)12,1
4,16,18,20,22を介して連結されてなる構
成を有している。上記弾性支持部材12〜22によっ
て、ブロック10に対して、筐体6がトラッキング方向
およびフォーカス方向に変位自在に支持されることとな
る。
【0021】筐体6には、さらに、フォーカスコイル2
4とトラッキングコイル26,28とが接着剤によって
固着されている。一方、磁性体からなるベース8の一部
が折り曲げられてヨーク30,32が形成されており、
一方のヨーク30の、他方のヨーク32に対向する面に
は、方形板状をした永久磁石34が貼着されている。永
久磁石34は、その厚み方向にN極、S極が配列されて
なる磁石であり、これによって、永久磁石34とヨーク
32の対向する空間に、フォーカス方向及びトラッキン
グ方向と直交する方向(Y方向)に磁束が発生すること
となる。
【0022】そして、方形筒状をしたフォーカスコイル
24は、その一面が前記磁束と鎖交するように配され、
当該フォーカスコイル24に通電することにより、フォ
ーカス方向の駆動力が発生することとなる。略方形リン
グ状をした2個のトラッキングコイル26,28は、図
3に示すように、一辺同士を対向させた状態でトラッキ
ング方向(X方向)に配されており、当該対向する両辺
が前記磁束と鎖交するように配されている。また、両ト
ラッキングコイル26,28は電気的に直列に接続され
ていて、前記対向する両辺には、常にフォーカス方向
(Z方向)同じ向きに電流が流されるようになってい
る。したがって、トラッキングコイル26、28に通電
することにより、トラッキング方向の駆動力が発生する
こととなる。なお、ヨーク30とヨーク32の上端部間
には、図1に示すように、効率的な磁気回路を形成する
ための磁性板である補助ヨーク36が取り付けられてい
る。
【0023】ここで、前記光学素子(対物レンズ4、液
晶チルト補正素子46)、フォーカスコイル24、トラ
ッキングコイル26,28および筐体6を合わせて可動
部と称し、ベース8とブロック10とを合わせて固定部
と称することとする。なお、ベース8は、図示しない光
学基台に固定されている。図4は、光ピックアップ2に
おける光路を説明するための模式的な縦断面図である。
【0024】ベース8が設けられている光学基台(不図
示)には、受・発光素子及び回折格子(ホログラム光学
素子)を備えたホログラムモジュール38が固定されて
おり、当該ホログラムモジュール38内の不図示の発光
素子(半導体レーザ)から出射されたレーザビーム(一
点鎖線で表す)は、同じく光学基台に設置された立上げ
ミラー40で反射され、その主光線が対物レンズ4の光
軸にほぼ一致した状態で、当該対物レンズ4に入射し、
対物レンズ4を透過したレーザビームが、光記録媒体4
2の情報記録面44に集光されることとなる。なお、立
上げミラー40から対物レンズ4に至る光路上には、筐
体6に固定された液晶チルト補正素子46が挿入されて
いる。
【0025】情報記録面44で反射したレーザビームの
戻り光は、来た光路を逆進する。すなわち、対物レンズ
4、液晶チルト補正素子46を透過し、立上げミラー4
0で反射されて、ホログラムモジュール38に入射す
る。入射したレーザビームは、ホログラムモジュール3
8内の複数の受光素子(不図示)によって受光され、フ
ォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号を含むサ
ーボ信号、ならびに情報記録信号として検出され、これ
らの信号は、不図示の制御回路に送られる。
【0026】当該制御回路は、フォーカス誤差信号およ
びトラッキング誤差信号に基づき、前記フォーカスコイ
ル24やトラッキングコイル26,28に流す電流量を
制御する。また、制御回路は、情報記録信号が最適な状
態となるよう、液晶チルト補正素子46内の液晶を駆動
させて出射光中の波面収差を変化させ、当該波面収差を
光学的に最も良い状態とする。
【0027】図1乃至図3に戻り、6本の弾性支持部材
12〜22の内3本ずつが、平行に等間隔で並列された
状態で、対物レンズ4の光軸を含みトラッキング方向と
略直交する面(Y−Z平面)を挟んだ両側の、当該Y−
Z平面に関して対称な位置に配されている。なお、図1
に示す通り、各3本の並列方向はフォーカス方向と一致
されている。本例では、片側3本の弾性支持部材である
が、仮に、片側4本とした場合、図5(a)に示すよう
にフォーカス方向にのみ並列させることで、図5(b)
に示すようにトラッキング方向にも並列させた場合と比
較して、光ピックアップ全体をコンパクトに(トラッキ
ング方向に短縮)することができる。
【0028】また、フォーカス方向にのみ整列させるこ
とにより、トラッキング方向にも整列させる場合と比較
して、X−Z平面で切断した場合に、最外側の弾性支持
部材を結んでできる四角形がより正方形に近くなる。す
なわち、フォーカス方向における弾性支持部材の配置幅
Aに対するトラッキング方向における配置幅Bの比B/
Aが1により近くなる。これにより、フォーカスコイル
およびトラッキングコイルに対する駆動信号の低周波領
域における静的なチルトが発生しにくくなる。ここで、
チルトとは、可動部が、Y軸と平行な軸回りに回動する
ことを言う。
【0029】以下、上記各3本ずつの弾性支持部材をま
とめて言う場合には、弾性支持部材群と称し、図1中、
弾性支持部材12,14,16からなる弾性支持部材群
を第1の弾性支持部材群48と言い、弾性支持部材1
8,20,22からなる弾性支持部材群を第2の弾性支
持部材群50と言うこととする。各弾性支持部材群4
8,50を構成する弾性支持部材の各々の両端部分は、
合成樹脂からなる拘持部材52,54,56,58によ
って拘束された状態で支持されている。また、各弾性支
持部材群48,50は、上記拘持部材52〜58を介し
て、筐体6またはブロック10に接続されているので、
当該拘持部材52,54,56,58は、各弾性部材列
48を筐体6やブロック10に接続するための接続部材
としての役割も果たしている。ここで、複数本(本例で
は、3本)の弾性支持部材と、当該弾性支持部材を拘持
する一組(本例では、2個)の拘持部材とを合わせて、
「サスペンションユニット」と言うこととする。図1に
示すように、第1の弾性支持部材群48を含むサスペン
ションユニットをサスペンションユニット60とし、第
2の弾性支持部材群50を含むサスペンションユニット
をサスペンションユニット62とする。
【0030】弾性支持部材には、可動部をトラッキング
方向やフォーカス方向等に変位可能に支持するための適
度な弾性(バネ性)を有すると共に、導電性を備えた材
料、例えば、燐青銅、チタン銅、ベリリウム銅等の銅合
金が用いられる。導電性が必要な理由は、当該弾性支持
部材を、筐体6に取り付けられている、フォーカスコイ
ル24、トラッキングコイル26,28および液晶チル
ト補正素子46に駆動電力を供給するための電気配線材
としても利用するためである。
【0031】また、各弾性支持部材12〜22の断面
は、すべて同一形状(略矩形形状)をしており、一方の
拘持部材から他方の拘持部材に至る距離、すなわちスパ
ンもすべて同じ長さとしている。ここで、弾性支持部材
の幅(フォーカス方向の長さ)をb、厚さ(トラッキン
グ方向の長さ)をt、スパンをL、縦弾性係数をE、弾
性支持部材の総数をn[本]とし、総弾性支持部材で支持
することとなる部材(筐体6等)の総質量をMとする
と、各弾性支持部材の断面形状およびスパンはすべて同
一であるので、当該総弾性支持部材の一次共振周波数f
0は、 f0=(1/π)×{(n・E・b・t3)/(M・L3)}1/2 … と表される。すなわち、各弾性支持部材の断面形状やス
パンをそれぞれ異なったものにすると、各々の弾性支持
部材に固有の共振点(共振周波数)が複数現れてしまう
のであるが、本実施の形態のように、各弾性支持部材の
断面形状やスパンを統一することによって、全体での一
次共振点(周波数)を1点(f0)にすることができる
のである。
【0032】また、図2に示すように、両弾性支持部材
群48,50間のトラッキング方向における間隔は、筐
体6側とブロック10側とで異ならせてある。本例で
は、筐体6側における間隔W1の方がブロック10側に
おける間隔W2よりも長くなっている。また、図2から
わかるように、各弾性支持部材群48,50は、トラッ
キング方向外側に若干湾曲して設けられている。このよ
うに、フォーカス方向から見たときの、両弾性支持部材
群48、50が非平行となる形で配置することにより、
平行に配置した場合と比較して、弾性支持部材全体にお
ける、可動部をチルトさせようとする力に対する剛性が
高くなる。
【0033】両サスペンションユニット60,62は、
可動部の重心を通り、トラッキング方向と直交する第1
の平面(Y−Z平面、対物レンズ4の光軸も当該平面上
に在る)に関し対称的に配置されている。また、各サス
ペンションユニットは、可動部の重心を通り、フォーカ
ス方向と直交する第2の平面に関し対称的な形状に形成
されている(対称的に配置されている)。すなわち、本
例では、奇数本(3本)の弾性支持部材群が等間隔でフ
ォーカス方向に整列されているので、真ん中の弾性支持
部材14,20が第2の平面上に存することとなる。な
お、偶数本の弾性支持部材群を等間隔でフォーカス方向
に整列させることとした場合には、中央の2本のちょう
ど中間位置に第2の平面がくることとなる。
【0034】したがって、第1の平面と第2の平面に関
する上記した対称性を確保しつつ、弾性支持部材の本数
を増減する場合の弾性支持部材の増減数は、2本単位と
なる。これに対し、「従来の技術」欄で記載した製造方
法によれば、少なくとも4本単位でしか増減ができな
い。すなわち、本実施の形態による方が、筐体に搭載す
る電気・電子部品の増減に対して細かく対処することが
可能で、従来の方法と比較して、不必要な弾性支持部材
を有してしまう可能性が低減されることとなる。
【0035】ブロック10側の拘持部材54,58は、
「コ」の字状をしたゲル保持部材64,66で囲まれて
いる。ゲル保持部材64,66のY軸方向の長さは、拘
持部材54,58よりも長くなっており、当該ゲル保持
部材64,66の内側表面とブロック10のトラッキン
グ方向(X方向)両端面および拘持部材54,58の一
端面(筐体6側の拘持部材52,56に対向する面)で
囲繞される部分(空間)には、ゲル状物質からなる制振
部材(図には現れていない)が充填されている。当該制
振部材は、弾性支持部材の拘持部材による支持根元に充
填されているため、弾性支持部材−可動部系が共振する
のを効果的に抑制する働きがある。
【0036】続いて、以上の構成からなる光ピックアッ
プ2の製造方法について説明する。図6は、サスペンシ
ョンユニットの作製工程を示す図である。先ず、図6
(a)に示すように、弾性支持部材の素材として、厚さ
tの長方形をした平板材68が準備される。なお、当該
板材68の材質は、言うまでもなく、弾性支持部材12
〜22に用いられる上記した材質と同じである。
【0037】当該板材68は、プレス加工によって、図
6(b)に示すような形状に加工される。すなわち、板
材68にストライプ状に穴が開けられて、長方形をした
外枠内の長辺方向に弾性支持部材となる予定の線材がす
だれ格子状に連結されてなる形状に加工される。この時
点では、3本の弾性支持部材は、その両端側が、前記長
方形をした外枠の短辺部分によって拘束された状態で支
持(拘持)されていることとなる。
【0038】なお、板材68は、プレス加工によらずエ
ッチング加工によって、図6(b)に示す形状に加工し
てもよい。すなわち、板材68を腐食させてストライプ
状の穴を開け、図6(b)に示すような形状に加工する
のである。ここで、図6(b)のように、平板材68に
ストライプ状に穴が開けられて、すだれ格子状に配列さ
れた複数本の弾性支持部材が前記平板材68外周に残存
する枠体で連結されてなるものを「サスペンションシー
ト」と言う。
【0039】次に、拘持部材をインサート成形によって
形成する(以下、「第1次成形」とも言う)。すなわ
ち、サスペンションシート70を、立型の射出成形機
(不図示)に取り付けられた成形金型にセットし、型締
めの後、金型キャビティ内に溶融樹脂を射出して、拘持
部材を形成するのである。なお、成形金型は、上下に2
分割しただけの所謂2分割金型であり、上記板材(サス
ペンションシート70)がセットされた状態で、当該板
材と略直交する方向に開閉する2分割金型である。
【0040】図7は、上記射出成形(第1次成形)の工
程を示す図であり、上記金型を、キャビティの存する箇
所で切断した概略横断面図である。上下方向配された上
金型(以下、単に「上型」と言う。)72と下金型(以
下、単に「下型」と言う。)74が開かれている状態で
(図7(a))、下型にサスペンションシート70がセ
ットされる(図7(b))。
【0041】型締め(図7(c))の後、すなわち、上
型と下型でサスペンションシートが挟持された状態で、
上型に設けられたゲート76を介して溶融樹脂が金型キ
ャビティ内に注入され(図7(d))、所定の冷却時間
経過後、金型が開かれ、図6(c)に示す成形品が取り
出される(図7(e))。そして、当該成形品における
外枠部分が切り離されて(切断されて)、サスペンショ
ンユニットが完成する。
【0042】以上説明したように、一平面上に整列(並
列)されてなる弾性支持部材(サスペンションシート)
に対し、当該平面と直交する両側から2つの成形金型7
2,74で当該サスペンションシート70を挟み込んだ
状態でインサート成形がなされるので、弾性支持部材の
本数は、3本に限らず4本以上になっても(もちろん、
2本の場合も)拘持部材の成形は可能である。したがっ
て、後述する実施の形態3のように、筐体(可動子)に
搭載する電気・電子部品が増加し、当該電気・電子部品
に給電するために弾性支持部材の本数を増加させる必要
がある場合でも、容易に対処することができるのであ
る。
【0043】図8(a)に、当該サスペンションユニッ
ト60の背面図を、図8(b)にサスペンションユニッ
ト60の平面図をそれぞれ示す。なお、サスペンション
ユニット60とサスペンションユニット62とは、筐体
6およびブロック10に対する配置の向きが異なる以外
は、同様の構成なので、サスペンションユニット60に
ついてのみ説明することとする。
【0044】図8(a),(b)に示すように、両拘持
部材52,64は、略直方体状の同様の形状をしてお
り、当該直方体はその長手方向に沿って開けられた長穴
63H,64Hを有している。また、直方体の一端面に
は、その長手方向の中央部に2個の突起(凸部)52
A,52B,54A,54Bが形成されている。また、
サスペンションユニット62は、光ピックアップとして
組み立てられた状態で、フォーカス方向と直交するある
面(前記第2の平面)に関し、対称的な形状に形成され
ていることは、前述した通りである。
【0045】なお、上述した射出成形に用いる金型にお
いて、キャビティは、一対の拘持部材52,54に対応
して、2個所に設けられていることは言うまでもない。
また、当該金型におけるゲートは4個所に設けられてい
る。ゲートの位置は、上記成形品(拘持部材)で示す
と、上記突起52A,52B,54A,54Bに対応す
る位置である。すなわち、ゲートは、成形品(拘持部
材)の中央部(第2の平面に存する位置、換言すると、
弾性支持部材の長手方向に関する対称中心位置)に該当
する位置に設けられているため、樹脂を射出した際にお
ける、当該樹脂の流れは、当該ゲート位置を中心にした
対称的な流れとなり(図8(a)の矢印)、樹脂冷却後
に残存する内部歪および内部応力等も対称的に分布する
こととなる。これにより、フォーカス方向・トラッキン
グ方向の両方向において、安定な振動特性が実現される
こととなる。
【0046】また、図8(b)に示すように、弾性支持
部材12(14,16)の厚み方向における両固定端の
拘持部材に対する位置がずらされている。これは、後述
するように、弾性支持部材を両拘持部材間で湾曲させる
ためである。続いて、筐体6およびブロック10を作製
すると共に、サスペンションユニット60,62と当該
筐体6およびブロック10とを合体させる工程について
説明する。
【0047】筐体6およびブロック10は、射出成形に
よって作製されるのであるが、サスペンションユニット
60,62の拘持部材52,54,56,58を埋込み
物(インサート)とするインサート成形(以下、「第2
次成形」とも言う。)によって作製される。当該射出成
形(第2次成形)も立型の射出成形機が用いられ、ま
た、成形金型も2分割金型が用いられる。当該成形金型
は、型締めの状態で、筐体6とブロック10に相当する
2個所にキャビティが形成されることとなる。
【0048】図9(a)〜(e)は、筐体6およびブロ
ック10の成形工程を説明するための図であり、図
(a)〜(d)は、金型をブロック10が成形されるキ
ャビティの存する箇所で切断した概略横断面図である。
上下方向に配された上型78と下型80が開かれている
状態で(図9(a))、下型に一対のサスペンションユ
ニット60,62がセットされる(図9(b))。この
とき、サスペンションユニット60,62は、上記突起
部(52A等)がキャビティ内部に向くようにセットさ
れる。すなわち、図10(a)に示すように、突起部5
6A,56Bと突起部52A,52B(不図示)同士、
および突起部58A,58Bと突起部54A,54B同
士(不図示)が対向するようにセットされる。換言する
と、弾性支持部材12,14,16および弾性支持部材
18,20,22の並列方向をフォーカス方向と一致さ
せた状態で、両サスペンションユニット60,62が対
向する姿勢でセットされる。また、一のサスペンション
ユニットは、両拘持部材の一端面(図10(a)の一点
鎖線参照)が面一になるようにセットされる(金型の構
造がそのように設計されている。)。したがって、両拘
持部材52―54間,56−58間において、弾性支持
部材は湾曲することとなる。
【0049】型締め(図9(c))の後、上型に設けら
れたゲート82(2個所)を介して溶融樹脂が金型キャ
ビティ内に射出注入され(図9(d))、所定の冷却時
間経過後、金型が開かれ、図10(b)に示すような成
形品が取り出される(図9(e))。上記射出工程にお
いて、樹脂は、拘持部材52,54,56,58の長穴
52H,54H,56H,58H(図10(a))を充
塞し、また、突起部56A等を包囲する。その結果、拘
持部材52,56と筐体6、拘持部材54,58とブロ
ック10は、強固に接合されることとなる。なお、この
場合に必要な接合強度は、必ずしも(長)穴を設けなく
ても得られることが確認されている。すなわち、筐体あ
るいはブロックに対する拘持部材の接合面を適当な凹凸
に形成することによって、必要な接合強度が得られるの
である。さらに、接合強度を高めるために、上記接合面
をいわゆる梨地状に適当に荒らしておくことも有効であ
る。
【0050】図3に戻り、上記のようにして、一対のサ
スペンションユニット60,62と筐体6およびブロッ
ク10とが一体となったものが作製されると、これに各
種部品が組み込まれる。すなわち、筐体6には、対物レ
ンズ4、フォーカスコイル24、トラッキングコイル2
6,28、および液晶チルト補正素子46が、接着など
によって固定される。固定されたフォーカスコイル24
の導線の端部と、直列に接続されているトラッキングコ
イル26,28の導線の端部とが、それぞれ、一の弾性
支持部材の筐体6側端部に半田付けされる(不図示)。
液晶チルト補正素子の各端子(不図示)がリード線(不
図示)を介して、それぞれ一の弾性支持部材の筐体6側
端部と電気的に接続される。
【0051】また、ブロック10には、一対のゲル保持
部材64,66が接着剤によって接合された後、ゲル状
をした制振部材が充填される。ヨーク30には、永久磁
石34が貼着され、当該ヨーク30が設けられているベ
ース8が、光学基台(不図示)に固定される。光学基台
の所定の位置には、ホログラムモジュール38(図4)
や立上げミラー40、必要に応じて偏光ビームスプリッ
タ(不図示)等の光学部品が固定配置される。
【0052】そして、光学基台に固定されたベース8に
ブロック10が取り付けられ、補助ヨーク36が取り付
けられて、光ピックアップ2が完成する。以上、本発明
を実施の形態1に基づいて説明してきたが、本発明は、
上記実施の形態1に限らないことは勿論であり、例え
ば、以下のような形態とすることも可能である。 (1)上記実施の形態1では、1回の射出成形(第1次
成形)において1個のサスペンションユニットを得るこ
ととしたが(図6)、これに限らず、図11に示すよう
に、2個のサスペンションユニット84,86を得るよ
うにしても構わない。なお、この場合の成形金型の構造
は、成形される拘持部材が増加する分、キャビティの数
が増える以外は、基本的に、既述した成形金型の構造と
同様である。また、成形工程も、図6,図7を用いて説
明したものと同様なので、その説明については省略す
る。
【0053】さらに、サスペンションユニットの量産性
を一層高めるため、3個以上のサスペンションユニット
を同時に得るようにしても良い。 (2)図12(b)に示すように、サスペンションユニ
ット88において、一方の拘持部材89から他方の拘持
部材91に至る弾性支持部材の長手方向途中を屈曲させ
て屈曲部を形成することとしてもよい。
【0054】この場合、インサート成形および外枠切断
によって、図12(a)に示すサスペンションユニット
88が得られると、筐体およびブロックの成形前、すな
わち、当該成形のために金型にセットする前に、図12
(b)に示すように、弾性支持部材群90、適当な箇所
で屈曲させるのである。当該屈曲加工は、プレスによる
曲げ加工により実現される。あるいは、屈曲ではなく湾
曲させて湾曲部を形成することとしても構わない。
【0055】図13(a)に、屈曲加工された一対のサ
スペンションユニット88を、図13(b)に、当該サ
スペンションユニット88を埋込み物として、筐体6お
よびブロック10がインサート成形されたものを示して
おく。図13(b)では、図示していないが、上記実施
の形態1と同様、拘持部材91側には、ゲル保持部材が
接合された後、ゲル状をした制振部材が充填される。す
なわち、上記屈曲部(または、湾曲部)は、制振部材で
覆われることとなる。屈曲部(または、湾曲部)は、周
囲に配された制振部材と組み合わされることによって、
高次の共振を抑制する効果を発揮することとなる。 (3)また、上記(2)に加え、トラッキング方向から
サスペンションユニットを見た場合において、弾性支持
部材を屈曲形状に加工することとしても良い。
【0056】例えば、図14(a)に示すように、3本
ある弾性支持部材92,94,96の内の真ん中の弾性
支持部材94に対して、上下2本の弾性支持部材92,
96のブロック10側端部の一部を真ん中の弾性支持部
材94に向けて屈曲させるようにするのである。当該屈
曲形状は、板材からサスペンションシートを作製する際
に得られる。そのためには、すだれ格子状に並列されて
作製される複数(本例では、3本)の弾性支持部材の並
列中心(本例では、弾性支持部材94)に向かって、当
該並列中心の両側に存する弾性支持部材(本例では、弾
性支持部材92,96)の一部が屈曲するように、スト
ライプ状の穴を板材に開けるのである。なお、本例は奇
数本(3本)の弾性支持部材であるので、真中の1本が
前記並列中心となるが、偶数本の場合は、弾性支持部材
の存在しない仮想の並列中心に向かって、その両側に存
する弾性支持部材の一部が屈曲されるのである(すなわ
ち、全ての弾性支持部材の一部が屈曲されることとな
る。)。
【0057】また、屈曲に限らず、湾曲させるようにし
てもよい。このように、トラッキング方向からサスペン
ションユニットを見た場合においても屈曲(または、湾
曲)させることにより、弾性支持部材が3次元的に変形
されることとなり、当該変形部の周囲に配されるゲル状
の制振部材と相俟って、弾性支持部材−可動部系の高次
の共振を抑制するさらに高い効果が得られる。
【0058】図14(a)に、上述のように屈曲された
一対のサスペンションユニット98を、図14(b)
に、当該サスペンションユニット98を埋込み物とし
て、筐体6およびブロック10がインサート成形された
ものを示しておく。なお、本図においても、ゲル保持部
材および制振部材の図示は省略している。 (実施の形態2)実施の形態2に係る光ピックアップ
は、サスペンションユニットの構成が異なる以外は、実
施の形態1と基本的に同じ構成である。したがって、共
通部分の説明は省略し、サスペンションユニットを中心
に説明する。
【0059】図15(a)は、実施の形態2に係る光ピ
ックアップ102の概略構成を示す斜視図、図15
(b)は、同光ピックアップ102をトラッキング方向
から見た側面図、図15(c)は、同光ピックアップ1
02をフォーカス方向から見た平面図である。なお、図
15においては、補助ヨーク、ゲル保持部材およびゲル
状の制振部材が取り除かれている。
【0060】図15に示すように、実施の形態2では、
両サスペンションユニット104,106において、フ
ォーカス方向上下2本の弾性支持部材108,112,
114,118の固定端と真ん中の弾性支持部材11
0,116の固定端とをずらした構成としている。な
お、各3本の弾性支持部材108〜112,114〜1
18のスパンは、いずれも同じ長さLである。
【0061】なお、各サスペンションユニット104,
106において、真ん中の弾性支持部材110,116
の軸心を通りトラッキング方向と平行な平面(X−Y平
面)に関する対称性が失われていないのは、実施の形態
1の場合と同様である。上記のような対称性を有し、か
つ、上記のように、弾性支持部材間の固定端のトラッキ
ング方向と直交する方向(Y方向)の位置をずらす(異
ならせる)ことによって、ピッチングやヨーイングとい
った、可動部の回動運動を抑制する効果が生じる。ここ
で、ピッチングとは、弾性支持部材群の筐体側固定端付
近を通りトラッキング方向と平行な軸心θx周りに可動
子が回動することを言い、ヨーイングとは、両弾性支持
部材群の筐体側固定端部間の中央を通り、フォーカス方
向と平行な軸心θz周りに可動子が回動することを言
う。
【0062】なお、上記の効果を得ることだけが目的で
あれば、弾性支持部材の筐体側固定端をずらすだけでよ
いのであるが、ブロック側の固定端をもずらすこととし
たのは、以下の理由による。すなわち、筐体側において
ずらした分、ブロック側においてもずらして、全ての弾
性支持部材のスパンを同一とすることにより、実施の形
態1の場合と同様、弾性支持部材全体での一次共振点
(周波数)を1点(f0)にするためである。
【0063】実施の形態2のサスペンションユニットに
おける、上述した固定端をずらした構成は、サスペンシ
ョンユニット作製の際の射出成形工程(第1次成形工
程)で得られることは言うまでもない。また、当該第1
次成形における成形金型の基本的な構造等は、実施の形
態1の場合と同様なので、その説明については省略す
る。
【0064】実施の形態2では、上記したように固定端
をずらした構成とした関係上、金型等を複雑な構造にす
ることなく容易に2次成形できるように、以下のような
工夫がなされている。拘持部材120,122,12
4,126のフォーカス方向から見た形状を鉤型とし
(図15(c))、図15(b),(c)において点線
で囲んだ部分(すなわち、弾性支持部材の固定端をずら
す構成に関わる部分)を筐体128やブロック130か
ら離間させることとした。
【0065】すなわち、第2次成形が終了して筐体12
8とブロック130が完成した状態で溝部132,13
4,136,138ができるような構造にし、第2次成
形では、当該溝部132〜138に該当する箇所に金型
の一部を配して成形するようにしているのである。その
結果、側面視(図15(b))で、拘持部材120(1
24)の凹部(3本の弾性支持部材の内、真中の弾性支
持部材の基端部近傍)に対応する箇所から樹脂(筐体1
28の成形のために注入された樹脂)が漏れ出でること
なく成形することができる。
【0066】上記のようにすることで、実施の形態2に
おいても、第2次成形を上下2分割の単純な構造の金型
で実施することができるのである。 (実施の形態3)実施の形態3は、筐体(可動子)に搭
載される電気・電子部品の数が、実施の形態1よりも多
くなっている。その結果、当該電気・電子部品に要する
配線の数が増加しているため、弾性支持部材の本数を、
実施の形態1よりも増やした例である。
【0067】図16は、実施の形態3に係る光ピックア
ップ302の外観斜視図であり、図17は、同光ピック
アップ302の分解斜視図である。なお、図16は、補
助ヨーク356R,356L(図17参照)が取り除か
れた状態を示している。光ピックアップ302は、いわ
ゆる光学系一体駆動型の光ピックアップであり、後述す
る半導体レーザ素子から対物レンズ304に至る光学系
(図18参照)が収納されている樹脂製の筐体306を
可動子とし、ベース308に固定された同じく樹脂製の
ブロック310を固定子とし、筐体306とブロック3
10とが、サスペンションワイヤーとも称される弾性支
持部材複数本(本例では、20本)で連結されてなる構
成を有している。ここで、前記光学系と筐体306とを
合わせて可動部と称し、ベース308とブロック310
とを合わせて固定部と称することとする。
【0068】上記した構成により、ベース308および
ブロック310からなる固定部に対して、光学系と筐体
306とからなる可動部が、トラッキング方向およびフ
ォーカス方向に変位可能に支持されることとなる。対物
レンズ304の光軸を通り。トラッキング方向と直交す
る平面(Y−Z平面)を挟んだ両側の、当該Y−Z平面
に関して対称な位置には、磁性体からなるE型ヨーク3
52R,352Lを含むアクチュエータ354R,35
4Lが一対設けられており、当該E型ヨーク352R、
352Lの各々の上端部には、効率的な磁気回路を形成
するための磁性板である補助ヨーク456R、356L
が取り付けられている。なお、両アクチュエータは、符
号「R」と「L」とで区別するが、両アクチュエータ
は、同様の構成であるので、対応する構成部材について
は、同じ番号を付して説明することとする。また、両ア
クチュエータ354R,354Lは、同様の構成である
ので、以下、説明上、両者を区別する必要のない場合
は、符号「R」及び符号「L」を除いた番号のみを用い
ることとする。
【0069】E型ヨーク352はベース308の一部を
その構成要素としており、当該ベースに2枚の外ヨーク
356、358と1枚の中ヨーク360とが接着によっ
て固定されている構成である。また、E型ヨーク352
の外ヨーク部356、358,の対向面には、同極(本
例では、N極)が対向した状態で永久磁石362R,3
62Lが接着されており、これにより、磁気回路が形成
されている。E型ヨーク352は、外ヨーク部356・
中ヨーク部360・外ヨーク部358が、Y方向に並ぶ
ように、すなわち、Y方向(トラッキング方向と直交す
る方向)の磁束が発生するような向きで(姿勢で)設け
られている。E型ヨーク352RとE型ヨーク352L
とは、Y−Z平面に関し対称に配されている。
【0070】また、筐体306には、コイル取付け部材
366R,366Lを介して、筒状をしたフォーカスコ
イル368R,368Lが取り付けられており、当該フ
ォーカスコイル368R,368Lは、対応するE型ヨ
ーク352R,352Lの中ヨーク部360R,360
Lに遊挿されている。さらに、両フォーカスコイル36
8R,368Lの、筐体306への取付け側とは反対側
の端部には、それぞれ、フォーカス方向から見て「コ」
の字状をしたトラッキングコイル370R,370Lが
接着されている。また、トラッキングコイル370R,
370Lは、筐体306の一部を成すフレーム部分37
2R,372Lとも接着剤によって接着されている。フ
ォーカス方向から見て、トラッキングコイル370の両
端部は、前記E型ヨーク352における、外ヨーク35
6,358と中ヨーク360が対向する領域に挿入(領
域を横切る)された状態で設けられている。
【0071】以上説明したように、アクチュエータ35
4は、磁石352,364付きE型ヨーク352、フォ
ーカスコイル368およびトラッキングコイル370を
有しており、当該アクチュエータ354によって、可動
部をフォーカス方向及びトラッキング方向に駆動する駆
動力を得ることができるのである。すなわち、磁石36
2,364付きE型ヨーク352は、外ヨーク部356
から中ヨーク部360へと向かう第1の磁束と、外ヨー
ク部358から中ヨーク部360へと向かう第2の磁束
(第1の磁束とは、相反する向きの磁束)とを含む磁束
を発生させ、フォーカスコイル368は、前記第1及び
第2の両磁束と鎖交するように設けられている(中ヨー
ク360に遊挿されている)ので、フォーカスコイル3
68に通電することにより(フォーカスコイル368
の、外ヨーク部356,358と中ヨーク部360の対
向領域に存する部分には、X方向の電流が流れ)、フォ
ーカス方向の駆動力が得られるのであり、また、トラッ
キングコイル370に通電することにより(「コ」の字
状をしたトラッキングコイル370の両端部には、Z方
向の電流が流れ)、トラッキング方向の駆動力が得られ
るのである。
【0072】なお、フォーカスコイル368R,368
L同士およびトラッキングコイル370R,370L同
士は、通電した際に、両方のコイルで同じ向きの力が得
られるような関係で、電気的に直列に接続されている。
図18は、筐体306に取り付けられた光学素子を主に
説明するための模式的な縦断面図である。
【0073】筐体6には、受光素子・発光素子を備えた
受発光素子基板374およびホログラム光学素子376
等からなる、実施の形態1と同様のホログラムモジュー
ル378が固定されており、当該ホログラムモジュール
378内の不図示の発光素子(半導体レーザ)から出射
されたレーザビームは、同じく筐体306に設置された
立上げミラー380で反射され、その主光線が対物レン
ズ304の光軸にほぼ一致した状態で、当該対物レンズ
304に入射し、対物レンズ304を透過したレーザビ
ームが、光記録媒体(不図示)の情報記録面に集光され
ることとなる。
【0074】情報記録面で反射したレーザビームの戻り
光は、来た光路を逆進する。すなわち、対物レンズ30
4を透過し、立上げミラー380で反射されて、ホログ
ラムモジュール376に入射する。入射したレーザビー
ムは、ホログラムモジュール376内の複数の受光素子
(不図示)によって受光され、フォーカス誤差信号およ
びトラッキング誤差信号を含むサーボ信号、ならびに情
報記録信号として検出され、これらの信号は、不図示の
制御回路に送られる。
【0075】当該制御回路は、フォーカス誤差信号およ
びトラッキング誤差信号に基づき、前記フォーカスコイ
ル368R,368Lやトラッキングコイル370R,
370Lに流す電流量を制御する。図16,図17に戻
り、20本の弾性支持部材の内、10本ずつが、平行に
整列された状態で、対物レンズ304の光軸を含みトラ
ッキング方向と略直交する面(Y−Z平面)を挟んだ両
側の、当該Y−Z平面に関して対称な位置に配されてい
る。なお、本図に示す通り、各10本の整列(並列)方
向はフォーカス方向である。フォーカス方向に並列させ
ることで、仮にトラッキング方向に並列させた場合と比
較して、光ピックアップ全体をコンパクトに(トラッキ
ング方向に短縮)することができるのは、実施の形態1
の場合と同様である。ここで、弾性支持部材312〜3
30を含むサスペンションユニットをサスペンションユ
ニット311とし、弾性支持部材332〜350を含む
サスペンションユニットをサスペンションユニット33
1とする。
【0076】一のサスペンションユニットの弾性支持部
材は、実施の形態1の場合と同様、プレス加工によって
作製されるのであるが、現在の一般的な精密プレス加工
技術によって以下のような寸法関係に作成することがで
きる。すなわち、弾性支持部材1本の幅(フォーカス方
向の長さ)b=90[μm]、厚さ(トラッキング方向の
長さ)t=70[μm]、隣接する弾性支持部材間の間隙
s=250[μm]となり、弾性支持部材群のフォーカス
方向の幅Bは、B=10×b+(10−1)×s=3.
15[mm]となる。当該幅Bは、可動部のフォーカス方
向の高さ以内に十分におさまっている。したがって、弾
性支持部材の数を増やすことによって、光ピックアップ
全体のフォーカス方向の寸法が大きくなってしまうとい
った弊害は生じないのである。なお、言うまでもなく、
実施の形態1と同様、エッチング加工によって、弾性支
持部材を作製してもよい。
【0077】また、弾性支持部材の材質や断面形状は、
実施の形態1のものと同じである。実施の形態3のサス
ペンションユニットは、実施の形態1のものと比べて、
一のサスペンションユニット当たりの弾性支持部材の本
数が増加している他、拘持部材の数も増加している。す
なわち、サスペンションユニット311は、拘持部材3
82,384,386,388、サスペンションユニッ
ト331は、拘持部材390,392,394,396
を有しており、実施の形態1では2個であったのが、実
施の形態3では4個に増加している。なお、このように
拘持部材の数が増加しても、当該サスペンションユニッ
トは、実施の形態1と同様のインサート成形によって作
製可能である。当該成形に用いる金型におけるキャビテ
ィ部分が、拘持部材が増える分増加するだけだからであ
る。
【0078】なお、各サスペンションユニット311,
331において、可動部の弾性支持に供されるのは、拘
持部材382−384間、拘持部材390−392間の
弾性支持部材群である。また、各サスペンションユニッ
ト311,331において、フォーカス方向両端の弾性
支持部材312,330,332,350は、拘持部材
386−388間または拘持部材394−396間で切
断されている。
【0079】1次成形によって得られたサスペンション
ユニットは、その弾性支持部材群が、4個所で屈曲され
た後、2次成形用の金型にセットされ、実施の形態1の
場合と同様なインサート成形(2次成形)によって、筐
体およびブロックが成形されることとなる。筐体および
ブロックが形成されると、当該筐体に各種部品が組み込
まれる。すなわち、対物レンズ304、立上げミラー3
80、フォーカスコイル368R,368L、トラッキ
ングコイル370R,370L、およびホログラムモジ
ュール378が接着などによって、筐体306に固定さ
れる。
【0080】各種部品の組込み工程が終了すると、当該
各種部品と弾性支持部材とを接続する配線工程が実施さ
れる。各種部品と各弾性支持部材との接続関係を図19
を参照しながら説明する。直列接続されたフォーカスコ
イル386R,386Lの一端部と弾性支持部材330
の筐体側端部とが接続され、同フォーカスコイル386
R,386Lの他端部と弾性支持部材332の筐体側端
部とが接続される。
【0081】直列接続されたトラッキングコイル368
R,368Lの一端部と弾性支持部材312の筐体側反
部とが接続され、同トラッキングコイル368R,36
8Lの他端部と弾性支持部材350の筐体側端部とが接
続される。ホログラムモジュール378内の半導体レー
ザの正極端子と弾性支持部材336の筐体側端部とが接
続され、同半導体レーザの負極端子と弾性支持部材33
8の筐体側端部とが接続される。
【0082】ホログラムモジュール378内の受発光素
子基板374における、受光素子を駆動するための駆動
電圧Vcc入力端子と弾性支持部材316の筐体側端部
とが接続され、同受発光素子基板374における参照電
圧Vref入力端子と弾性支持部材318とが接続さ
れ、同受発光素子基板374における接地端子と弾性支
持部材314の筐体側端部とが接続される。
【0083】ホログラムモジュール378内の受発光素
子基板374における、フォーカス誤差信号を出力する
一対の端子のうち、一方の端子が弾性支持部材322の
筐体側端部と接続され、他方の端子が弾性支持部材34
2の筐体側端部と接続される。ホログラムモジュール3
78内の受発光素子基板374における、トラッキング
誤差信号を出力する一対の端子のうち、一方の端子が弾
性支持部材324の筐体側端部と接続され、他方の端子
が弾性支持部材344の筐体側端部と接続される。
【0084】ホログラムモジュール378内の受発光素
子基板374における、情報記録信号を出力する一対の
端子のうち、一方の端子が弾性支持部材326の筐体側
端部と接続され、他方の端子が弾性支持部材346の筐
体側端部と接続される。各弾性支持部材のブロック側端
部は、本光ピックアップ302が組み込まれる装置本体
に設けられた制御回路等の所定の端子に接続されること
となる。このとき、弾性支持部材320,328,33
4,340,348のブロック側端部は、前記制御回路
等の接地端子に接続され、当該弾性支持部材320,3
28,334,340,348は、GND電位となる。
すなわち、本例では、弾性支持部材314を含め、6本
の弾性支持部材がGND電位となる。
【0085】フォーカスコイルやトラキングコイルの両
端部間の駆動電圧Vactは0.2〜0.6[V]、半導
体レーザの駆動電圧Vopは2.0[V]前後、前記受発
光素子基板における駆動電圧Vccは3.0〜5.0
[V]、参照電圧Vrefは1/2Vcc(すなわち、
1.5〜2.5[V])である。これに対し、前記受発光
素子基板から出力される上述した各種検出信号(フォー
カス誤差信号、トラッキング誤差信号、情報記録信号)
の信号電圧は数十〜数百[mV]である。すなわち、各種
検出信号の電圧と前記各種駆動電圧との間には、相当の
電圧レベル差があるので、ランダムに弾性支持部材をこ
れらの配線に利用したのでは、各種検出信号が、各種駆
動電圧の影響を受け、S/N比が低下するおそれがあ
る。
【0086】そこで、本実施の形態では、上述したよう
に、各種駆動電圧を印加するために(駆動電力を供給す
るために)利用する弾性支持部材(312,316,3
18,330,332,336,338,350)と、
各種検出信号を取り出すのに利用する弾性支持部材(3
22,324,326,342,344,346)との
間に、GND電位となる弾性支持部材(320,32
8,334,340,348)が来るように、各種部品
(端子)と各弾性支持部材とを接続することとしたので
ある。
【0087】換言すれば、各弾性支持部材の筐体側端部
の接続工程においては、駆動電圧(電力)の供給に用い
る弾性支持部材と各種検出信号の取り出しに用いる弾性
支持部材との間には、筐体側部品とは接続されない弾性
支持部材が少なくとも1本存在するように配線(接続)
し、当該筐体側部品と接続されない弾性支持部材がGN
D電位となるように、本体装置側回路と接続することと
したのである。さらに言うと、一の電気・電子部品と所
定の弾性支持部材の筐体側端部を接続すると、これとは
別の他の電気・電子部品を弾性支持部材に接続する場合
には、前記所定の弾性支持部材から少なくとも1本隔て
られた弾性支持部材を選択し、接続するようにしたので
ある。このようにすることによって、筐体に組み込まれ
た電気・電子部品の配線に使用されない弾性支持部材を
GND電位とすることが可能となり、異なる電気・電子
部品間において生ずる、弾性支持部材を介したノイズの
悪影響を低減することができるのである。
【0088】以上の接続工程の一方で、外ヨーク356
R,358R,356L,358Lには、対応する永久
磁石362R,364R,362L,364Lが貼着さ
れ、永久磁石の貼着が終了するとベース308が光学基
台(不図示)に固定される。そして、光学基台に固定さ
れたベース308にブロック310が取り付けられ、補
助ヨーク356R,356Lが取り付けられて、光ピッ
クアップ302が完成する。
【0089】なお、実施の形態3においても、実施の形
態1と同様にして、フォーカス方向から見て、両サスペ
ンションユニットの弾性支持部材部分同士が非平行とな
るようにしてもよい。また、実施の形態1と同様にし
て、トラッキング方向からサスペンションユニットを見
た場合において、各弾性支持部材の一部の間が非平行と
なるようにしてもよい。
【0090】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
したが、本発明は、上記した形態に限るものではないこ
とは、勿論であり、例えば、以下のような形態としても
よい。 (1)上記実施の形態では、フォーカスコイルおよびト
ラッキングコイルを筐体側に、磁石付きヨーク(磁気回
路)をベース側に設ける(MC型)こととしたが、この
逆としてもよい。すなわち、磁石付きヨークを筐体側
に、フォーカスコイルとトラッキングコイルをベース側
に設ける(MM(Moving Magnet)型)こととしても
よい。MM型にすると、配線に要する弾性支持部材の数
は、その分少なくてすむのであるが、さらに筐体側に電
気・電子部品を搭載することがあり、この場合には、M
M型によって削減される弾性支持部材の数以上に弾性支
持部材が必要になることがあるのである。また、実施の
形態1において、液晶チルト補正素子における補正領域
を細かく分割した場合などには、分割領域の数だけ配線
が必要となり、この場合にも弾性支持部材の数が増加す
るのである。 (2)上記実施の形態では、インサート成形(第2次成
形)によって筐体およびブロックを作製したが、これに
限らず、単独成形によって作製することとしてもよい。
すなわち、筐体成形用の金型を用いて筐体を射出成形し
(筐体作製工程)、ブロック成形用の金型を用いてブロ
ックを射出成形する(ブロック作製工程)のである。
【0091】あるいは、筐体成形用、ブロック成形用と
いった具合に個別に金型を用意せずとも、一の金型で筐
体とブロックとを成形しても構わない。すなわち、一つ
の金型内に夫々別個のキャビティを用意し、筐体とブロ
ックとを一度の工程で成形するのである(筐体作製工
程、ブロック作製工程)。このようにして作製された筐
体およびブロックとサスペンションユニットの拘持部材
とは、接着剤によって接合して合体させることとする。
【0092】あるいは、超音波溶着によって接合させて
合体させることとしてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光ピ
ックアップの製造方法によれば、複数本の弾性支持部材
の一部を合成樹脂に埋め込んで拘持する工程を、可動子
および固定子を作製する工程から分離させたことによ
り、フォーカス方向に並列された弾性支持部材がたとえ
3本以上在ったとしても、これら弾性支持部材の一部が
インサート成形によって合成樹脂に埋め込まれてなる光
ピックアップを作製することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る光ピックアップの概略構成
を示す外観斜視図である。
【図2】上記光ピックアップの平面図である。
【図3】上記光ピックアップの分解斜視図である。
【図4】上記光ピックアップにおける光路を説明するた
めの模式的な縦断面図である。
【図5】弾性支持部材の配置位置を比較検討するための
図である。
【図6】サスペンションユニットの作製工程を示す図で
ある。
【図7】サスペンションユニット作製工程におけるイン
サート成形の工程を示す図である。
【図8】(a)は、サスペンションユニット背面図であ
る。(b)は、サスペンションユニットの平面図であ
る。
【図9】筐体とブロックとを成形するインサート成形の
工程を示す図である。
【図10】(a)は、上記インサート成形において、金
型にセットされた際の両サスペンションユニットの姿勢
を示す図である。(b)は、筐体およびブロックがイン
サート成形されたものを示す。
【図11】サスペンションユニットの他の作製工程を示
す図である。
【図12】サスペンションユニットの屈曲工程を示す図
である。
【図13】(a)は、屈曲加工された一対のサスペンシ
ョンユニットを示す図である。(b)は、上記サスペン
ションユニットを埋込み物として、筐体およびブロック
がインサート成形されたものを示す。
【図14】(a)は、屈曲加工された一対のサスペンシ
ョンユニットの他の例を示す図である。(b)は、上記
サスペンションユニットを埋込み物として、筐体および
ブロックがインサート成形されたものを示す。
【図15】(a)は、実施の形態2に係る光ピックアッ
プの概略構成を示す外観斜視図である。(b)は、上記
光ピックアップの側面図である。
【図16】実施の形態3に係る光ピックアップの概略構
成を示す外観斜視図である。
【図17】上記光ピックアップの分解斜視図である。
【図18】上記光ピックアップにおける光路を説明する
ための模式的な縦断面図である。
【図19】上記光ピックアップにおいて、筐体に搭載さ
れる各種部品と弾性支持部材部材との接続関係を示す図
である。
【図20】従来の技術に係る光ピックアップの概略構成
を示す外観斜視図である。
【図21】上記従来の技術に係る光ピックアップの製造
工程の一部を示す図である。
【符号の説明】
4,304 対物レンズ 6,128,306 筐体 10,130,310 ブロック 12,14,16,18,20,22,92,94,9
6,108,110,112,114,116,11
8,312,314,316,318,320,32
2,324,326,328,330,332,33
4,336,338,340,342,344,34
6,348,350 弾性支持部材 52,54,56,58,89,91,120,12
2,124,126,382,384,390,392
拘持部材 60,62,84,86,88,98,104,10
6,311,331サスペンションユニット 70 サスペンションシート 72,74,78,80 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 一彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小野澤 和利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA06 EF00 FA27 FB13 5D119 AA38 NA02 NA07 5D789 AA38 NA02 NA07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズが搭載された可動子が、2組
    の弾性支持部材群を介して、固定子に対しフォーカス方
    向およびトラッキング方向に変位可能に支持されてなる
    光ピックアップの製造方法であって、 前記弾性支持部材群は複数本の弾性支持部材が並列され
    ており、当該弾性支持部材の長手方向2個所にインサー
    ト成形によって、合成樹脂からなる拘持部材を形成して
    サスペンションユニットを作成するサスペンションユニ
    ット作成工程と、 前記工程を経て得られるサスペンションユニット一対
    を、弾性支持部材の配列方向をフォーカス方向と略一致
    させて対向させた姿勢で、各サスペンションユニットに
    おける一方の拘持部材と可動子、他方の拘持部材と固定
    子とを合体させる合体工程と、 を含むことを特徴とする光ピックアップの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記合体工程においては、 拘持部材を埋込み物とするインサート成形によって前記
    可動子と前記固定子とを成形することにより、拘持部材
    と可動子または固定子とを合体させることを特徴とする
    請求項1記載の光ピックアップの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記光ピックアップの製造方法は、さら
    に、 可動子を作製する可動子作製工程と、 固定子を作製する固定子作製工程と、を有し、 前記合体工程は、 拘持部材と可動子または固定子とを接合することにより
    合体させることを特徴とする請求項1記載の光ピックア
    ップの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記光ピックアップの製造方法は、さら
    に、 平板にストライプ状に穴を開けて、すだれ格子状に配列
    された複数本の弾性支持部材が前記平板外周に残存する
    枠体で連結されてなるものを作製する平板加工工程を有
    し、 前記サスペンションユニット作成工程は、前記穴の開け
    られた平板を、当該平板と略直交する方向に開閉する2
    分割金型で挟持した状態で、当該金型のキャビティ内に
    合成樹脂を射出して、拘持部材を成形する工程を有する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    光ピックアップの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記サスペンションユニット作成工程で
    は、形成される拘持部材の、弾性支持部材の長手方向に
    関する対称中心から合成樹脂を射出することを特徴とす
    る請求項4記載の光ピックアップの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記サスペンションユニット作成工程に
    おいて、拘持部材の、可動子または固定子と合体する合
    体面が凹凸に形成されることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の光ピックアップの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記合体工程は、フォーカス方向から見
    て、両サスペンションユニットの弾性支持部材部分同士
    が非平行となる姿勢で金型に取り付けられて実施される
    ことを特徴とする請求項1、2、4、5および6のいず
    れか1項に記載の光ピックアップの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記合体工程では、各サスペンションユ
    ニットの弾性支持部材部分が互いに異なる向きに湾曲さ
    れた姿勢で金型に取り付けられることを特徴とする請求
    項7記載の光ピックアップの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記光ピックアップ製造方法は、さら
    に、前記合体工程の前に、 サスペンションユニットにおいて、一方の拘持部材から
    他方の拘持部材に至る弾性支持部材の長手方向途中を屈
    曲又は湾曲させて曲部を形成する曲部形成工程を有し、 前記合体工程の後に、 前記曲部を制振部材で覆う制振部材配置工程を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の光
    ピックアップの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記曲部形成工程は、 プレス加工によって実現されることを特徴とする請求項
    9記載の光ピックアップの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記曲部形成工程は、 前記平板加工工程において、 すだれ格子状に配列されて作製される複数の弾性支持部
    材の並列中心に向かって、当該並列中心の両側に存する
    弾性支持部材の一部が屈曲または湾曲するように、前記
    ストライプ状の穴が開けられることによってなされるこ
    とを特徴とする請求項9記載の光ピックアップの製造方
    法。
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