JP2003296958A - 光ピックアップ装置、及び電子機器 - Google Patents

光ピックアップ装置、及び電子機器

Info

Publication number
JP2003296958A
JP2003296958A JP2002098970A JP2002098970A JP2003296958A JP 2003296958 A JP2003296958 A JP 2003296958A JP 2002098970 A JP2002098970 A JP 2002098970A JP 2002098970 A JP2002098970 A JP 2002098970A JP 2003296958 A JP2003296958 A JP 2003296958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light beam
pickup device
optical pickup
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002098970A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kagawa
利雄 香川
Kenji Ikeda
憲治 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002098970A priority Critical patent/JP2003296958A/ja
Publication of JP2003296958A publication Critical patent/JP2003296958A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ出力モニター用光検出器の出力誤差を簡
単かつ確実に抑える。 【解決手段】半導体レーザ11からの光ビームの殆ど
は、偏光ビームスプリッタ12、コリメートレンズ1
3、反射ミラー14、及び対物レンズ15を介して、光
学的記録媒体16上に集光されて、光スポットを形成す
る。また、光ビームの一部は、偏光ビームスプリッタ1
2、及び光量調整器17を介してレーザ出力モニター用
光検出器18に入射する。レーザ出力モニター用光検出
器18は、光ビームの強度を示す検出信号をAPC回路
19に出力する。APC回路19は、この検出信号によ
って示される光ビームの強度が一定となる様に、半導体
レーザ11を駆動制御する。光量調整器17により、レ
ーザ出力モニター用光検出器18に入射する光ビームの
光量を調整して、レーザ出力モニター用光検出器18の
出力誤差を0に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを光学的
情報記録媒体に照射して、光学的情報記録媒体に対する
情報の記録、再生、及び消去を行なうための光ピックア
ップ装置及び電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】光学的情報記録媒体としては、コンパク
トディスク(CD)、ミニディスク(MD)、光磁気デ
ィスク(MO)、デジタル多用途ディスク(DVD)等
がある。光ピックアップ装置は、その様な光学的記録媒
体に対する情報の記録、再生、及び消去を行なうもので
ある。
【0003】図11は、従来の光ピックアップ装置を例
示している。図11において、半導体レーザ101は、
光ビームを回折光にして出射する。この光ビームの殆ど
は、偏光ビームスプリッタ103を透過し、コリメート
レンズ102により平行光にされてから、反射ミラー1
14で反射され、対物レンズ105により光学的記録媒
体106上に集光されて、光スポットを形成する。ま
た、光ビームの一部は、偏光ビームスプリッタ103で
反射されて、レーザ出力モニター用光検出器104に入
射する。レーザ出力モニター用光検出器104は、光ビ
ームを光電変換し、この光ビームの強度を示す検出信号
をAPC(Auto Power Control)回路112に出力す
る。APC回路112は、この検出信号によって示され
る光ビームの強度が一定となる様に、半導体レーザ10
1を駆動制御する。
【0004】また、光ビームは、光学的記録媒体106
で反射されると、対物レンズ105を透過して、反射ミ
ラー114及び偏光ビームスプリッタ103で反射さ
れ、ウォラストンプリズム107により45度検波され
て2つの光束に分離され、集光レンズ108により光検
出器109上に集光される。光検出器109は、2つの
光束を光電変換して、再生信号及びトラッキング信号を
差動検出して出力する。
【0005】更に、光ビームは、偏向ビームスプリッタ
103を通じて半導体レーザ101へと入射して戻る。
【0006】半導体レーザ101では、図12に示す様
に光ビームをレーザチップ110から出射して、この光
ビームをホログラム素子113を通じて回折光にして外
部へと出射し、光学的記録媒体106で反射されて戻っ
て来た光ビームをホログラム素子113を通じて受光素
子112で受光し、この受光素子112の検出出力を差
動増幅器115に出力する。差動増幅器115は、その
差動増幅出力をフォーカスエラー信号として出力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な光
ピックアップ装置においては、レーザ出力モニター用光
検出器104の位置を厳密に調整する必要がある。これ
は、レーザ出力モニター用光検出器104の受光面の大
きさのバラツキ、半導体レーザ101の出力のバラツキ
等によりレーザ出力モニター用光検出器104の出力に
誤差が生じることから、レーザ出力モニター用光検出器
104の位置調整により該出力誤差を抑えるためであ
る。あるいは、図13に示す様に半導体レーザ101か
らの光ビームは、その強度が楕円エリアAで高くなると
いう強度分布を有しており、この楕円エリアAの短軸方
向にレーザ出力モニター用光検出器104の受光面が僅
かにずれたとしても、レーザ出力モニター用光検出器1
04に出力誤差が生じることから、レーザ出力モニター
用光検出器104の位置調整により該出力誤差を抑える
ためである。すなわち、レーザ出力モニター用光検出器
104の出力誤差を抑えるために、レーザ出力モニター
用光検出器104の位置の厳密な調整が必要となる。こ
れにより、APC回路112による半導体レーザ101
の駆動制御を安定化させることができる。
【0008】しかしながら、レーザ出力モニター用光検
出器104の位置の厳密な調整には、多くの手間と長い
時間を要し、光ピックアップ装置のコストの上昇の原因
となった。
【0009】一方、レーザ出力モニター用光検出器に入
射する光ビームの光量を調整するために、多様な提案が
既になされている。
【0010】例えば、実開平3−61616号公報に
は、モニター用光検出器の前に反射ミラーを設け、この
反射ミラーで反射された光ビームをモニター用光検出器
に入射させ、これにより光学的記録媒体への光ビームの
光強度とモニター用光検出器への光ビームの光強度を一
致させるという技術が開示されている。しかしながら、
この技術を適用しても、先に述べた様なモニター用光検
出器の出力誤差を抑えることはできない。
【0011】また、特開平5−314529号公報及び
特開平7−105567号公報等には、モニター用光検
出器の前にアパーチャを設け、このアパーチャによりモ
ニター用光検出器の有効受光領域以外の光を遮断すると
ういう技術が開示されている。しかしながら、アパーチ
ャにより先に述べた様なモニター用光検出器の出力誤差
を抑えるには、例えば半導体レーザの特性に応じてアパ
ーチャの径を変更する必要があり、アパーチャの径の調
整のために、多くの手間と長い時間を費やすことなる。
【0012】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、レーザ出力モニター用光検出
器の出力誤差を簡単かつ確実に抑えることが可能な光ピ
ックアップ装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、本発明の光ピックアップ
装置を搭載した電子機器を提供することを目的とする。
【0014】
【 課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
めに、本発明は、光ビームを予め設定された光路を通じ
て記録媒体へと出射する光源と、この光ビームを該光路
外へと分岐させる分岐光学手段と、分岐光学手段により
分岐された光ビームを検出する受光素子とを備える光ピ
ックアップ装置において、分岐光学手段と受光素子間に
配置され、受光素子に入射する光ビームの光量を調整す
るための光量調整手段を備えている。
【0015】この様な構成の本発明によれば、光量調整
手段を格別に設けており、この光量調整手段により受光
素子に入射する光ビームの光量を調整している。このた
め、受光素子の位置を調整せずとも、受光素子に入射す
る光ビームの光量を調整することができ、受光素子の位
置の調整のために、多くの手間や長い時間を費やす必要
がなく、光ピックアップ装置のコストを低減することが
できる。
【0016】また、本発明においては、光量調整手段
は、光ビームの光軸に対して傾斜した状態で、該光ビー
ムの一部を遮光する移動可能な遮光板である。
【0017】ここでは、遮光板を光ビームの光軸に対し
て傾斜させているため、この遮光板で反射された光ビー
ムが該光ビームの光路に戻って迷光になることはない。
【0018】更に、本発明においては、遮光板の表面に
反射防止加工を施している。
【0019】この場合は、遮光板での光ビームの反射率
が低減されるので、この反射された光ビームが迷光にな
ることをより確実に防止することができる。
【0020】また、本発明においては、光量調整手段
は、液晶板である。
【0021】この場合は、液晶板を駆動制御して、この
液晶板の透過光量を調整することにより、受光素子に入
射する光ビームの光量を調整する。
【0022】更に、本発明においては、光量調整手段
は、移動可能なガラス板である。
【0023】この場合は、ガラス板を回転させたりスラ
イドさせることにより、光ビームの経路を変更し、受光
素子に入射する光ビームの光量を調整する。
【0024】また、本発明においては、光量調整手段
は、移動可能な反射ミラーである。
【0025】この場合は、反射ミラーを回転させ、この
反射ミラーでの光ビームの反射角を変更することによ
り、受光素子に入射する光ビームの光量を調整する。
【0026】更に、本発明においては、光量調整手段
は、光ビームの強度分布に応じた方向で遮光している。
【0027】例えば、光源からの光ビームの強度が楕円
エリアで高くなるという強度分布である場合は、この楕
円エリアの長軸方向に関して、光量調整手段により受光
素子に入射する光ビームの光量を調整する。これによ
り、光量の調整範囲が広くなり、光量の調整が容易にな
る。
【0028】また、本発明においては、光量調整手段
は、移動可能な集光レンズである。
【0029】この場合は、集光レンズを移動させ、受光
素子の受光面の光スポットを変更することにより、受光
素子に入射する光ビームの光量を調整する。
【0030】更に、本発明においては、集光レンズの移
動方向は、光ビームの光軸方向である。
【0031】この場合は、集光レンズの移動により、受
光素子の受光面の光スポットの大きさが変更される。
【0032】また、本発明においては、集光レンズの移
動方向は、光ビームの光軸と直交する方向である。
【0033】この場合は、集光レンズの移動により、受
光素子の受光面の光スポットの位置が変更される。
【0034】更に、本発明においては、光源は、相互に
異なる各波長の光ビームを出射し、光量調整手段は、各
波長の光ビームに対応するそれぞれの波長選択フィルタ
ーである。
【0035】光量調整手段として、各波長の光ビームに
対応するそれぞれの波長選択フィルターを適用すれば、
各波長選択フィルターにより、光源から出射されて受光
素子へと入射する各波長の光ビームの光量をそれぞれ調
整することができる。
【0036】また、本発明においては、光源は、相互に
異なる各波長の光ビームを出射し、光量調整手段は、各
波長の光ビームに対応するそれぞれの波長選択領域を有
している。
【0037】この場合は、光量調整手段の各波長選択領
域により、受光素子に入射する各波長の光ビームの光量
をそれぞれ調整することができる。
【0038】更に、本発明の電子機器は、本発明の光ピ
ックアップ装置を備えている。
【0039】すなわち、本発明は、光ピックアップ装置
だけではなく、本発明の光ピックアップ装置を搭載した
電子機器を含む。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0041】図1は、本発明の光ピックアップ装置を概
念的に示す斜視図である。この光ピックアップ装置にお
いて、半導体レーザ11は、光ビームをホログラム素子
(図示せず)を通じて回折光にして出射する。この光ビ
ームの殆どは、偏光ビームスプリッタ12を透過し、コ
リメートレンズ13により平行光にされてから、反射ミ
ラー14で反射され、対物レンズ15により光学的記録
媒体16上に集光されて、光スポットを形成する。ま
た、光ビームの一部は、偏光ビームスプリッタ12で反
射され、光量調整器17を介してレーザ出力モニター用
光検出器18に入射する。レーザ出力モニター用光検出
器18は、光ビームを光電変換し、この光ビームの強度
を示す検出信号をAPC(Auto Power Control)回路1
9に出力する。APC回路19は、この検出信号によっ
て示される光ビームの強度が一定となる様に、半導体レ
ーザ11を駆動制御する。
【0042】また、光ビームは、光学的記録媒体16で
反射されると、対物レンズ15を透過して、反射ミラー
14及び偏光ビームスプリッタ12で反射され、ウォラ
ストンプリズム21により45度検波されて2つの光束
に分離され、集光レンズ22により光検出器23上に集
光される。光検出器23は、2つの光束を光電変換し
て、再生信号及びトラッキング信号を差動検出して出力
する。
【0043】更に、光ビームは、偏向ビームスプリッタ
12を通じて半導体レーザ11へと入射して戻る。半導
体レーザ11では、受光素子(図示せず)を内臓してお
り、光ビームを先に述べたホログラム素子(図示せず)
を通じて該受光素子で受光し、この受光素子の検出出力
を出力する。この受光素子の検出出力を差動増幅し、こ
の差動増幅出力をフォーカスエラー信号として用いる。
【0044】この様な光ピックアップ装置においては、
レーザ出力モニター用光検出器18の受光面の大きさの
バラツキ、半導体レーザ11の出力のバラツキ等により
レーザ出力モニター用光検出器18の出力に誤差が生
じ、また半導体レーザ11からの光ビームの強度が楕円
エリアで高くなるという強度分布であり、この楕円エリ
アの短軸方向にレーザ出力モニター用光検出器18の受
光面が僅かにずれたとしても、レーザ出力モニター用光
検出器18の出力に誤差が生じる。そこで、偏光ビーム
スプリッタ12とレーザ出力モニター用光検出器18間
に光量調整器17を設け、この光量調整器17によりレ
ーザ出力モニター用光検出器18に入射する光ビームの
光量を調整して、レーザ出力モニター用光検出器18の
出力誤差を0に調整している。この光量調整器17によ
る光ビームの光量の調整は、従来のレーザ出力モニター
用光検出器の厳密な位置調整よりも簡単である。このた
め、レーザ出力モニター用光検出器に入射する光ビーム
の光量の調整に多くの手間や長い時間を費やす必要がな
く、光ピックアップ装置のコストを低減することができ
る。
【0045】図2は、本発明の光ピックアップ装置の第
1実施形態を示す斜視図である。尚、図2においては、
図1の装置における半導体レーザ11、偏光ビームスプ
リッタ12、光量調整器17としての遮光板31、レー
ザ出力モニター用光検出器18、及びウォラストンプリ
ズム21のみを抽出し、他の各部品を省略して示してい
る。
【0046】本実施形態では、遮光板31を本体筐体2
4(図1に示す)に移動可能に支持している。この遮光
板31を矢印Bの方向に移動させることにより、この遮
光板31により遮られる光ビームLの割合を調整し、レ
ーザ出力モニター用光検出器18に入射する光ビームL
の光量を調整する。
【0047】また、遮光板31を光ビームLの光軸に対
して斜めに配置している。このため、遮光板31で反射
された光ビームLが該光ビームLの光路に戻って迷光と
なり、半導体レーザ11等に入射することはない。更
に、遮光板31の表面に反射防止膜を形成したり、遮光
板31の表面に黒色塗装を施して、遮光板31の反射率
を低減させるか、あるいは遮光板31の表面を凹凸に仕
上げて、遮光板31で反射された光を散乱させれば、遮
光板31で反射された光ビームLが迷光になることをよ
り確実に防止することができる。
【0048】更に、光ビームLの強度が高くなる楕円エ
リアの長軸方向に沿って遮光板31を移動させている。
これにより、遮光板31の移動による光量の調整範囲が
広くなり、光量の調整が容易になる。
【0049】図3は、本発明の光ピックアップ装置の第
2実施形態を示す斜視図である。尚、図3においては、
図1の装置における半導体レーザ11、偏光ビームスプ
リッタ12、光量調整器17としての液晶板32並びに
印加電圧制御部33、レーザ出力モニター用光検出器1
8、及びウォラストンプリズム21のみを抽出し、他の
各部品を省略して示している。
【0050】本実施形態では、液晶板32を本体筐体2
4に設け、この液晶板32を透過フィルターとして用い
ている。この液晶板32の駆動電圧を印加電圧制御部3
3により制御することにより、液晶板32の透光率を変
化させて、レーザ出力モニター用光検出器18に入射す
る光ビームLの光量を調整する。この場合は、レーザ出
力モニター用光検出器18の受光面上の光スポットの位
置や形状を変化させずに、光ビームLの入射光量を調整
することができる。また、印加電圧制御部33により入
射光量を随時変更することも可能である。
【0051】図4は、本発明の光ピックアップ装置の第
3実施形態を示す斜視図である。尚、図4においては、
図1の装置における半導体レーザ11、偏光ビームスプ
リッタ12、光量調整器17としてのガラス板34、レ
ーザ出力モニター用光検出器18、及びウォラストンプ
リズム21のみを抽出し、他の各部品を省略して示して
いる。
【0052】本実施形態では、ガラス板34を本体筐体
24に設け、このガラス板34を回転可能に支持してい
る。このガラス板33を矢印Cの方向に回転させること
により、このガラス板34を透過した光ビームLの経路
を変更して、レーザ出力モニター用光検出器18に入射
する光ビームLの光量を調整する。
【0053】更に、光ビームLの強度が高くなる楕円エ
リアの長軸方向にガラス板34を挿入し、ガラス板34
の回転軸を該長軸方向と直行する方向に沿わせている。
これにより、ガラス板34の回転による光量の調整範囲
が広くなり、光量の調整が容易になる。
【0054】図5は、本発明の光ピックアップ装置の第
4実施形態を示す斜視図である。尚、図5においては、
図1の装置における半導体レーザ11、偏光ビームスプ
リッタ12、光量調整器17としての反射ミラー35、
レーザ出力モニター用光検出器18、及びウォラストン
プリズム21のみを抽出し、他の各部品を省略して示し
ている。
【0055】本実施形態では、反射ミラー35を本体筐
体24に設け、この反射ミラー35を回転可能に支持し
ている。この反射ミラー35を矢印Dの方向に回転させ
ることにより、この反射ミラー35で反射された光ビー
ムLの経路を変更して、レーザ出力モニター用光検出器
18に入射する光ビームLの光量を調整する。
【0056】更に、光ビームLの強度が高くなる楕円エ
リアの長軸方向に反射ミラー35を挿入し、反射ミラー
35の回転軸を該長軸方向と直行する方向に沿わせてい
る。これにより、反射ミラー35の回転による光量の調
整範囲が広くなり、光量の調整が容易になる。
【0057】図6は、本発明の光ピックアップ装置の第
5実施形態を示す斜視図である。尚、図6においては、
図1の装置における半導体レーザ11、偏光ビームスプ
リッタ12、光量調整器17としての集光レンズ36、
レーザ出力モニター用光検出器18、及びウォラストン
プリズム21のみを抽出し、他の各部品を省略して示し
ている。
【0058】本実施形態では、レーザ出力モニター用光
検出器18の受光面に光ビームLを集光させて光スポッ
トを形成する集光レンズ36を本体筐体24に設け、こ
の集光レンズ36を光ビームLの光軸方向と直行する方
向に移動可能に支持している。光ビームLの光軸方向を
X軸方向とすると、集光レンズ36の移動方向がZ軸方
向及びY軸方向となる。
【0059】この集光レンズ36をZ軸方向及びY軸方
向に移動させることにより、レーザ出力モニター用光検
出器18の受光面上の光スポットを移動させて、レーザ
出力モニター用光検出器18に入射する光ビームLの光
量を調整する。
【0060】図7は、本発明の光ピックアップ装置の第
6実施形態を示す斜視図である。尚、図7においては、
図1の装置における半導体レーザ11、偏光ビームスプ
リッタ12、光量調整器17としての集光レンズ37、
レーザ出力モニター用光検出器18、及びウォラストン
プリズム21のみを抽出し、他の各部品を省略して示し
ている。
【0061】本実施形態では、レーザ出力モニター用光
検出器18の受光面に光ビームLを集光させて光スポッ
トを形成する集光レンズ37を本体筐体24に設け、こ
の集光レンズ37を光ビームLの光軸方向(矢印Eで示
す方向)に移動可能に支持している。
【0062】この集光レンズ36を光ビームLの光軸方
向に移動させることにより、レーザ出力モニター用光検
出器18の受光面上の光スポットの大きさを変更して、
レーザ出力モニター用光検出器18に入射する光ビーム
Lの光量を調整する。
【0063】図8は、本発明の光ピックアップ装置の第
7実施形態を示す斜視図である。
【0064】本実施形態では、図1の装置における半導
体レーザ11の代わりに、相互に異なる各波長の光ビー
ムL1,L2をそれぞれ出射する各半導体レーザ11A,
11Bを適用し、光量調整器17として、各波長の光ビ
ームL1,L2をそれぞれ選択的に遮る各波長選択フィル
ター41,42を設けている。各波長の光ビームL1,
L2は、例えばCD用のものとDVD用のものであり、
CDが選択されたときに光ビームL1が半導体レーザ1
1Aより出射され、またDVDが選択されたときに光ビ
ームL2が半導体レーザ11Bより出射される。レーザ
出力モニター用光検出器18は、各光ビームL1,L2の
いずれの強度をも検出する。
【0065】各波長選択フィルター41,42は、本体
筐体24に移動可能に支持されている。一方の波長選択
フィルター41を移動させることにより、この波長選択
フィルター41により遮られるCD用の光ビームL1の
割合を調整し、レーザ出力モニター用光検出器18に入
射する光ビームL1の光量を調整する。同様に、他方の
波長選択フィルター42を移動させることにより、この
波長選択フィルター42により遮られるDVD用の光ビ
ームL2の割合を調整し、レーザ出力モニター用光検出
器18に入射する光ビームL2の光量を調整する。
【0066】図9は、本発明の光ピックアップ装置の第
8実施形態を示す斜視図である。
【0067】本実施形態では、図1の装置における半導
体レーザ11の代わりに、相互に異なる各波長の光ビー
ムL1,L2をそれぞれ出射する各半導体レーザ11A,
11Bを適用し、光量調整器17として、遮光フィルタ
ー43を設けている。相互に異なる各波長の光ビームL
1,L2は、例えばCD用のものとDVD用のものであ
り、一方の光ビームが各半導体レーザ11A,11Bの
いずれかより選択的に出射される。レーザ出力モニター
用光検出器18は、各光ビームL1,L2のいずれの強度
をも検出する。
【0068】遮光フィルター43は、図10に示す様に
各波長の光ビームL1,L2をそれぞれ選択的に遮る各波
長選択領域43a,43bを有する。遮光フィルター4
3は、本体筐体24に移動可能に支持されており、この
遮光フィルター43を移動させることにより、一方の波
長選択領域43aにより遮られるCD用の光ビームL1
の割合を調整すると共に、他方の波長選択領域43aに
より遮られるDVD用の光ビームL2の割合を調整し、
レーザ出力モニター用光検出器18に入射する各光ビー
ムL1,L2の光量を調整する。
【0069】遮光フィルター43の各波長選択領域43
a,43bの占有面積の割合や、各波長選択領域43
a,43bの形状等は、各波長の光ビームの光量の調整
が容易になる様に設定することが望ましい。
【0070】尚、本発明は、上記各実施形態に限定され
るものではなく、多様に変形することができる。例え
ば、該各実施形態を適宜に組み合わせても構わない。ま
た、本発明は、光ピックアップ装置だけではなく、本発
明の光ピックアップ装置を搭載した電子機器を含む。
【0071】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、光量
調整手段を格別に設けており、この光量調整手段により
受光素子に入射する光ビームの光量を調整している。こ
のため、受光素子の位置を調整せずとも、受光素子に入
射する光ビームの光量を調整することができ、受光素子
の位置の調整のために、多くの手間や長い時間を費やす
必要がなく、光ピックアップ装置のコストを低減するこ
とができる。
【0072】また、本発明によれば、光量調整手段とし
て、光ビームの一部を遮光する移動可能な遮光板を用い
ている。この遮光板を光ビームの光軸に対して傾斜させ
ているため、この遮光板で反射された光ビームが該光ビ
ームの光路に戻って迷光になることはない。
【0073】更に、本発明によれば、遮光板の表面に反
射防止加工を施しているので、遮光板での光ビームの反
射率が低減され、この反射された光ビームが迷光になる
ことをより確実に防止することができる。
【0074】また、本発明によれば、光量調整手段とし
て、液晶板を用いており、この液晶板の透過光量を調整
することにより、受光素子に入射する光ビームの光量を
調整している。
【0075】更に、本発明によれば、光量調整手段とし
て、移動可能なガラス板を用いており、このガラス板を
回転させたりスライドさせることにより、光ビームの経
路を変更し、受光素子に入射する光ビームの光量を調整
している。
【0076】また、本発明によれば、光量調整手段とし
て、移動可能な反射ミラーを用いており、この反射ミラ
ーを回転させ、この反射ミラーでの光ビームの反射角を
変更することにより、受光素子に入射する光ビームの光
量を調整している。
【0077】更に、本発明によれば、光量調整手段は、
光ビームの強度分布に応じた方向で遮光している。例え
ば、光源からの光ビームの強度が楕円エリアで高くなる
という強度分布である場合は、この楕円エリアの長軸方
向に関して、光量調整手段により受光素子に入射する光
ビームの光量を調整している。これにより、光量の調整
範囲が広くなり、光量の調整が容易になる。
【0078】また、本発明によれば、光量調整手段とし
て、移動可能な集光レンズを用いており、この集光レン
ズを移動させて、受光素子の受光面の光スポットを変更
することにより、受光素子に入射する光ビームの光量を
調整している。
【0079】更に、本発明によれば、集光レンズを光ビ
ームの光軸方向に移動させることにより、受光素子の受
光面の光スポットの大きさを変更している。
【0080】また、本発明によれば、集光レンズを光ビ
ームの光軸と直交する方向に移動させることにより、受
光素子の受光面の光スポットの位置を変更している。
【0081】更に、本発明によれば、光量調整手段とし
て、各波長の光ビームに対応するそれぞれの波長選択フ
ィルターを用いており、各波長選択フィルターにより、
光源から出射されて受光素子へと入射する各波長の光ビ
ームの光量をそれぞれ調整している。
【0082】また、本発明によれば、光量調整手段とし
て、各波長の光ビームに対応するそれぞれの波長選択領
域を有するものを用いており、光量調整手段の各波長選
択領域により、光源から出射されて受光素子へと入射す
る各波長の光ビームの光量をそれぞれ調整している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップ装置を概念的に示す斜
視図である。
【図2】本発明の光ピックアップ装置の第1実施形態を
示す斜視図である。
【図3】本発明の光ピックアップ装置の第2実施形態を
示す斜視図である。
【図4】本発明の光ピックアップ装置の第3実施形態を
示す斜視図である。
【図5】本発明の光ピックアップ装置の第4実施形態を
示す斜視図である。
【図6】本発明の光ピックアップ装置の第5実施形態を
示す斜視図である。
【図7】本発明の光ピックアップ装置の第6実施形態を
示す斜視図である。
【図8】本発明の光ピックアップ装置の第7実施形態を
示す斜視図である。
【図9】本発明の光ピックアップ装置の第8実施形態を
示す斜視図である。
【図10】図9の装置における遮光フィルターを示す斜
視図である。
【図11】従来の光ピックアップ装置を概略的に示す斜
視図である。
【図12】図11の装置における半導体レーザを概略的
に示す側面図である。
【図13】半導体レーザからの光ビームの強度分布を説
明するために用いた図である。
【符号の説明】
11 半導体レーザ 12 偏光ビームスプリッタ 13 コリメートレンズ 14 反射ミラー 15 対物レンズ 16 光学的記録媒体 17 光量調整器 18 レーザ出力モニター用光検出器 19 APC回路 21 ウォラストンプリズム 22,36,37 集光レンズ 23 光検出器 24 筐体 31 遮光板 32 液晶板 33 印加電圧制御部 34 ガラス板 35 反射ミラー 41,42 波長選択フィルター 43 遮光フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D119 AA20 AA39 AA41 BA01 BB01 BB02 BB03 BB05 DA01 DA05 EC38 EC45 EC47 FA05 FA08 HA13 HA44 JA52 JA58 JA60 JA62 JA63 JA65 5D789 AA20 AA39 AA41 BA01 BB01 BB02 BB03 BB05 DA01 DA05 EC38 EC45 EC47 FA05 FA08 HA13 HA44 JA52 JA58 JA60 JA62 JA63 JA65

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを予め設定された光路を通じて
    記録媒体へと出射する光源と、この光ビームを該光路外
    へと分岐させる分岐光学手段と、分岐光学手段により分
    岐された光ビームを検出する受光素子とを備える光ピッ
    クアップ装置において、 分岐光学手段と受光素子間に配置され、受光素子に入射
    する光ビームの光量を調整するための光量調整手段を備
    えることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 光量調整手段は、光ビームの光軸に対し
    て傾斜した状態で、該光ビームの一部を遮光する移動可
    能な遮光板であることを特徴とする請求項1に記載の光
    ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 遮光板の表面に反射防止加工を施したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 光量調整手段は、液晶板であることを特
    徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 光量調整手段は、移動可能なガラス板で
    あることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ
    装置。
  6. 【請求項6】 光量調整手段は、移動可能な反射ミラー
    であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアッ
    プ装置。
  7. 【請求項7】 光量調整手段は、光ビームの強度分布に
    応じた方向で遮光することを特徴とする請求項1に記載
    の光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 光量調整手段は、移動可能な集光レンズ
    であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアッ
    プ装置。
  9. 【請求項9】 集光レンズの移動方向は、光ビームの光
    軸方向であることを特徴とする請求項8に記載の光ピッ
    クアップ装置。
  10. 【請求項10】 集光レンズの移動方向は、光ビームの
    光軸と直交する方向であることを特徴とする請求項8に
    記載の光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】 光源は、相互に異なる各波長の光ビー
    ムを出射し、 光量調整手段は、各波長の光ビームに対応するそれぞれ
    の波長選択フィルターであることを特徴とする請求項1
    に記載の光ピックアップ装置。
  12. 【請求項12】 光源は、相互に異なる各波長の光ビー
    ムを出射し、 光量調整手段は、各波長の光ビームに対応するそれぞれ
    の波長選択領域を有するフィルターであることを特徴と
    する請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかに記載の
    光ピックアップ装置を備えることを特徴とする電子機
    器。
JP2002098970A 2002-04-01 2002-04-01 光ピックアップ装置、及び電子機器 Pending JP2003296958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002098970A JP2003296958A (ja) 2002-04-01 2002-04-01 光ピックアップ装置、及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002098970A JP2003296958A (ja) 2002-04-01 2002-04-01 光ピックアップ装置、及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003296958A true JP2003296958A (ja) 2003-10-17

Family

ID=29388045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002098970A Pending JP2003296958A (ja) 2002-04-01 2002-04-01 光ピックアップ装置、及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003296958A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003797A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Pioneer Corporation 光ピックアップ及び情報記録再生装置
WO2006011314A1 (ja) * 2004-07-23 2006-02-02 Pioneer Corporation 光ピックアップ装置及び情報記録再生装置
WO2007026548A1 (ja) * 2005-08-31 2007-03-08 Pioneer Corporation 光ピックアップ装置、並びに情報記録装置及び情報再生装置
WO2008044601A1 (fr) * 2006-10-10 2008-04-17 Panasonic Corporation Dispositif de lecture optique, dispositif d'informations optiques, ordinateur, lecteur de disque optique, système de navigation automobile, enregistreur de disque optique et serveur de disque optique
JP2008108387A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置および光ディスク装置
US11243199B2 (en) 2006-12-12 2022-02-08 Siemens Healthineers Nederland B.V. Carrier for detecting label particles

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003797A1 (ja) * 2004-06-30 2006-01-12 Pioneer Corporation 光ピックアップ及び情報記録再生装置
WO2006011314A1 (ja) * 2004-07-23 2006-02-02 Pioneer Corporation 光ピックアップ装置及び情報記録再生装置
WO2007026548A1 (ja) * 2005-08-31 2007-03-08 Pioneer Corporation 光ピックアップ装置、並びに情報記録装置及び情報再生装置
WO2008044601A1 (fr) * 2006-10-10 2008-04-17 Panasonic Corporation Dispositif de lecture optique, dispositif d'informations optiques, ordinateur, lecteur de disque optique, système de navigation automobile, enregistreur de disque optique et serveur de disque optique
US8339924B2 (en) 2006-10-10 2012-12-25 Panasonic Corporation Optical pickup device capable of emitting first and second light beams having different wavelengths and including a light blocking member for blocking light of a specific wavelength, and a optical information device, computer, optical disk player, car navigation system, optical disk recorder, and optical disk server performing the same
JP2008108387A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置および光ディスク装置
US11243199B2 (en) 2006-12-12 2022-02-08 Siemens Healthineers Nederland B.V. Carrier for detecting label particles
US11402374B2 (en) 2006-12-12 2022-08-02 Siemens Healthineers Nederland B.V. Method of detecting label particles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100207648B1 (ko) 광픽업장치 및 그 광출력 제어방법
JPH1064097A (ja) 光ピックアップ装置
KR100500065B1 (ko) 광 디스크 장치
US6594091B2 (en) Optical pickup
KR19980019132A (ko) 광학픽업장치 및 디스크플레이어장치(optical pickup device and disk player apparatus)
JP2002203334A (ja) 記録媒体の情報再生及び記録装置
JP2003296958A (ja) 光ピックアップ装置、及び電子機器
US5374819A (en) Optical head having a beam cutting mirror with a total absorption surface
KR900006956B1 (ko) 광 헤드장치
JP3619371B2 (ja) 光ピックアップ装置及びそのチルト検出方法
EP1160779A2 (en) Optical pickup and optical information recording/reproducing device
JPS62236152A (ja) 光学式ピツクアツプ
KR19980018955A (ko) 광학픽업장치, 광학기록재생장치 및 대물렌즈의 조정방법 (Optical Pickup Device, Optical Recording/Reproducing Apparatus and Objective Lens)
US7522484B2 (en) Optical information processor
KR100782201B1 (ko) 근접장 광 저장장치 및 광 픽업 콘트롤 방법
US6704254B1 (en) Optical disk device, control method of optical system, medium, and information aggregate
US7965610B2 (en) Optical pickup device
JP2751899B2 (ja) 光学ピックアップ装置
JP2768985B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JP3096154B2 (ja) 光ヘッド装置
JP2002319699A (ja) 光学装置
JPH09115161A (ja) 光学ヘッド装置
JP4253556B2 (ja) 光ピックアップおよびそれを搭載した光学的情報記録再生装置
JP3988513B2 (ja) 光学ヘッド
JPH11203692A (ja) 光ヘッド