JP2003295322A - 投写型液晶表示装置 - Google Patents

投写型液晶表示装置

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JP2003295322A
JP2003295322A JP2003109220A JP2003109220A JP2003295322A JP 2003295322 A JP2003295322 A JP 2003295322A JP 2003109220 A JP2003109220 A JP 2003109220A JP 2003109220 A JP2003109220 A JP 2003109220A JP 2003295322 A JP2003295322 A JP 2003295322A
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temperature
light valve
liquid crystal
cooling fan
light
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Jiyouji Karasawa
穣児 唐澤
Junichi Nakamura
旬一 中村
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的簡単な構成によって、低騒音で高冷却効
率、高防塵性の投写型液晶表示装置を提供する。また、
液晶ライトバルブの表面温度の、投写画像に対する影響
を極小化し、画質の安定化を図る。 【構成】 ライトバルブの表示エリア外に配置された温
度センサと、ライトバルブの温度を管理する検出温度管
理手段と、ライトバルブの温度が一定温度に到達した後
にライトバルブの温度上昇に対応した制御電圧を発生す
る制御電圧発生手段と、制御電圧発生手段の出力に応じ
て電圧もしくは電流を冷却ファンに供給する駆動手段
と、を具備し、温度センサの検知するライトバルブの温
度が一定温度に達するまで、冷却ファンが停止もしくは
定低回転状態に保たれると共に、ライトバルブの温度が
一定温度以上の温度領域では、冷却ファンが前記ライト
バルブの温度上昇に応じて連続的に回転数が変化するよ
うに制御されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ライトバルブにより形
成した画像を投写レンズにより拡大投写する投写型の表
示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の投写型液晶表示装置は、光分離手
段、液晶ライトバルブ、光合成手段からなるオープン状
態の光学系を冷却ファンによって冷却する空冷方式や、
冷却媒体を封入した冷却器に、液晶ライトバルブを近接
あるいは密着して冷却する液冷方式が一般的であった。
さらに、最近では、実公平4ー10572公報に示され
るような、空液併用方式も提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の空冷方
式では、制風板等により整流効果を高めてはいるもの
の、オープン状態の光学系に冷却ファンからの風を吹き
付ける、または、オープン状態の光学系から冷却ファン
によって風を吸い出す構造であるため、冷却効率が悪
い。また、高輝度光源に対応して冷却能力の高い冷却フ
ァンを用いると、騒音が増大する。 【0004】一方、液冷方式あるいは空液併用方式は、
比較的冷却効率が高く、騒音値は比較的低いが、装置が
複雑で大掛かりである。また、冷却媒体の動きが投写画
像に影響を与える揺らぎの問題も、完全にはクリアされ
ていない。 【0005】また、どの方式においても、吸気口に防塵
フィルターを用いることが多いが、基本的に光学系がオ
ープン状態にあるため、装置の駆動状態、あるいは停止
状態に、液晶ライトバルブ周辺にほこりや塵が付着し、
画像となって投写されて画質を損なう。これは、高精細
の投写型液晶表示装置になるほど大きな課題である。 【0006】さらに制御回路(制御方法)は、どの方式
においても、冷却ファンを用いる場合の過剰昇温時に、
冷却ファンの回転数を単に増大する方式以外は、一定の
能力で液晶ライトバルブを冷却することが一般的であ
り、温度変化が画質に敏感に影響する液晶ライトバルブ
に対して微妙な温度管理は不可能であった。 【0007】本発明の投写型液晶表示装置及び制御回路
は、以上の課題を解決するものであり、その目的とする
ところは、比較的簡単な構成によって、低騒音で高冷却
効率、しかも防塵性の高い投写型液晶表示装置を提供す
ることにある。また、第二の目的は、液晶ライトバルブ
の表面温度の、投写画像に対する影響を極小化できる制
御回路を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】また、光源手段と、該光
源手段からの光を変調するライトバルブと、該ライトバ
ルブからの光を投写する投写レンズと、前記ライトバル
ブを冷却するための冷却ファンと、を有する投写型表示
装置において、前記ライトバルブの表示エリア外に配置
された温度センサと、前記ライトバルブの温度を管理す
る検出温度管理手段と、前記ライトバルブの温度が一定
温度に到達した後に前記ライトバルブの温度上昇に対応
した制御電圧を発生する制御電圧発生手段と、該制御電
圧発生手段の出力に応じて電圧もしくは電流を前記冷却
ファンに供給する駆動手段と、を具備し、前記温度セン
サの検知する前記ライトバルブの温度が一定温度に達す
るまで、前記冷却ファンが停止もしくは定低回転状態に
保たれると共に、前記ライトバルブの温度が一定温度以
上の温度領域では、前記冷却ファンが前記ライトバルブ
の温度上昇に応じて連続的に回転数が変化するように制
御されてなることを特徴とする。 【0009】 【実施例】(実施例1)以下に本発明の実施例を図面に
基づいて説明する。図1から図5は、本発明の実施例を
示す光学系の外観図である。図1は右側面図、図2は正
面図、図3は左側面図、図4は背面図、図5は上面図で
ある。また、図6、図7は、本発明の実施例を示す光学
系の構成図であり、図6は右側面図、図7は左側面図で
ある。 【0010】光源手段1は、ハロゲンランプ、キセノン
ランプ、メタルハライドランプ等の光源と、球面リフレ
クタ、放物面リフレクタ、楕円面リフレクタ等の反射光
学系と、コンデンサーレンズ等の集光光学系との組み合
わせである。また、図示しないが熱線カットフィルター
や紫外線カットフィルター、冷却手段等が配置され、熱
による画質の劣化を防いでいる。 【0011】光源手段1からの出射光は、光分離手段2
に入射する。光分離手段2は、ダイクロイックミラー
3,4および反射ミラー5より構成され、ダイクロイッ
クミラー3,4の波長選択特性によって、入射光を赤,
緑,青の3原色に分離する。例えば、ダイクロイックミ
ラー3によって黄色光(約500nm以上の光)を反射
し、青色光(約500nm以下の光)を透過する。ま
た、ダイクロイックミラー4によって赤色光(約600
nm以上の光)を反射し、緑色光(約500nmから約
600nmの間の光)を透過する。すなわち、入射光は
赤,緑,青の3原色に分離されるわけである。 【0012】分離された3原色光は、それぞれ液晶ライ
トバルブ6R,6G,6Bによって各原色毎に対応した
光変調、すなわち、印加される信号電圧の大きさによっ
て各原色毎に画像を形成し出射される。 【0013】液晶ライトバルブ6R,6G,6Bで変調
された色光は光合成手段7に入射する。ここで、赤色光
は、ダイクロイックミラー8および9によって反射さ
れ、投写レンズ10に到達する。また緑色光は、反射ミ
ラー5によって反射された後、ダイクロイックミラー9
を透過して投写レンズ10に到達する。さらに青色光
は、ダイクロイックミラー8を透過した後、ダイクロイ
ックミラー9によって反射されて投写レンズ10に到達
する。 【0014】こうして再び合成された3原色光は、投写
レンズ10によって前方のスクリーン(図示せず)上に
拡大画像として投写される。なお、ダイクロイックミラ
ー3,4,8,9の波長選択特性を変えることによっ
て、上記各液晶ライトバルブは別の配列を採ることも可
能である。 【0015】また、各ミラ−への光の入射角は、上記説
明の45゜以外でも良く、更にミラ−はプリズムでも構
わない。 【0016】液晶ライトバルブ6R,6G,6Bとして
は、TN型液晶表示素子を用いるのが現在最も一般的で
ある。この場合、その前後に偏光板を配置して、光源手
段1からの無偏光を直線偏光として選択透過することに
よって、画像表示を可能としている。したがって、不要
な偏光は熱として偏光板に吸収されることになり、偏光
板の温度が上昇する。また、液晶ライトバルブ6R,6
G,6Bも自らの熱吸収と偏光板の温度上昇の影響を受
けて温度上昇する。こうした温度上昇は、偏光板および
液晶ライトバルブの光学特性に影響するため、液晶ライ
トバルブおよび偏光板は、冷却手段を必要とする。 【0017】以下に、本発明の冷却構造について説明す
る。図1から図7より明らかなように、光分離手段2お
よび光合成手段7は、一体の箱型形状である。また、内
部には、前述の液晶ライトバルブ、ダイクロイックミラ
ー、反射ミラー等が配置され、後述の各開口以外は、概
ね密封状態にある。 【0018】光分離手段2の光の入射側には、光の入射
口があり、前述の光源手段1が密着配置される。あるい
は、光源手段1の一部(たとえば熱線カットフィルタ
ー)を密着配置してもかまわない。また、光合成手段7
の光の出射側には、光の出射口があり、前述の投写レン
ズ10が密着配置される。 【0019】液晶ライトバルブ6R,6G,6Bは、光
分離手段2と光合成手段7との間に、光分離手段2およ
び光合成手段7とは通風空間を介して配置される。この
通風空間は、光分離手段2および光合成手段7よりなる
光学系の相対向する側壁上に、それぞれ吸気側開口11
と排気側開口12を有し、吸気側空間と排気側空間とを
通じている。 【0020】吸気側開口11と排気側開口12が存在す
るそれぞれの側壁と、吸気室壁または排気室壁とによっ
て、吸気側空間に吸気室13を、排気側空間に排気室1
4を形成する。また、吸気室13は吸気口を、排気室1
4は排気口を有する。すなわち、吸気室13と排気室1
4は、吸気側開口11と排気側開口12によって通じて
おり、吸気口または排気口以外は概ね密封構造を有して
いる。 【0021】吸気室13の吸気口には、冷却ファン1
5、防塵フィルター16を配置し、防塵フィルター16
を通過した空気を、冷却ファン15によって吸気室13
内に吸入する。このとき、冷却ファン15、防塵フィル
ター16、吸気室13を、図5に示すように、適度の間
隔を持って配置することが、騒音対策上望ましい。 【0022】一方、排気室14の排気口には、排気口を
開閉するための開閉機構17を配置する。この開閉機構
17は、冷却ファン15の停止時における防塵を第一の
目的としており、冷却ファン15の駆動に連動して開閉
する。 【0023】図8は、開閉機構17の模式図であり、
(a)は閉口状態、(b)は開口状態を表す。これは、
開閉機構駆動モーター18の出力をシャフト19を介し
て開閉板20に伝え、ガイド板21のガイドのもとに開
閉板20を開閉するものである。 【0024】以上説明したように、本発明の投写型液晶
表示装置を駆動すると、図5に矢印で示すような空気の
流れが生ずる。すなわち、冷却ファン15の駆動時(原
則的には、光源手段1の駆動に連動)には、防塵フィル
ター16によって濾過された空気のみが、液晶ライトバ
ルブ6R,6G,6Bおよび、その前後に配置した偏光
板の表面を流れ、開口した開閉機構17より外部に排気
することによって、液晶ライトバルブ6R,6G,6B
および、偏光板の温度上昇を抑制する。また、冷却ファ
ン15の停止時には、開閉機構17が閉口するため、排
気口からの逆流によるほこりや塵の進入を防止できる。 【0025】以上の説明に加え、本発明の投写型液晶表
示装置は、吸気口、排気口以外は概ね密封状態にあり、
完全に空気の流れを強制している。 【0026】したがって、冷却効率が極めて高い為、低
能力(低消費電力)且つ低騒音の冷却ファンの使用が可
能となる。 【0027】(実施例2)図9は、本発明の請求項1を
実現した実施例を表わす、冷却ファンの制御回路図であ
る。 【0028】ここで、温度センサ101は、液晶ライト
バルブ本体の表示エリア外に密着されたサ−ミスタであ
る。この温度センサ101と可変抵抗102の分割比に
より、a点の電圧すなわち温度検出レベルが決定され
る。 【0029】a点のレベルは、制御電圧発生手段である
OPアンプ105及び抵抗104・103で構成された
増幅器によって、係数倍増幅された出力bとして抵抗1
06を介して冷却ファン15を駆動するトランジスタ1
07に加えられ冷却ファン15が回転する。 【0030】この際、温度検出レベルのa点電圧は、検
出温度管理手段であるコンパレ−タ111及び抵抗10
9,可変抵抗110で構成された電圧比較器にも同時に
加えられ、a点電位が可変抵抗110で規定された基準
電圧以下即ち液晶ライトバルブの温度が基準温度以下の
時は、コンパレ−タ111の出力cはLOWレベルとな
り、冷却ファン駆動用のトランジスタ107のベ−ス電
位は、ダイオ−ド112を介してグランドレベルに引き
込まれてトランジスタ107がOFFし冷却ファン15
は起動しない。 【0031】また、a点電位が可変抵抗110で規定さ
れた基準電圧以上即ち液晶ライトバルブの温度が基準温
度以上に達した時、コンパレ−タ111の出力cはHI
レベルとなりダイオ−ド112がカットオフ状態となる
為、冷却ファン駆動用のトランジスタ107のベ−ス電
位は、制御電圧発生手段であるOPアンプ105の出力
電位bでバイアスされて冷却ファン15の起動および回
転制御を開始する。 【0032】回転制御は、サ−ミスタよりなる温度セン
サ101の抵抗値が温度上昇により低下すると、可変抵
抗102との抵抗分割比で決定される温度検出レベルa
点の電位が上昇しOPアンプ105の出力も増幅上昇す
る。 【0033】これにより、トランジスタ107のベ−ス
電位も上昇する結果、冷却ファン15にかかる電圧が上
がり冷却ファンの回転数が増大する事で冷却効果が高ま
る。また、温度センサ101の抵抗値が温度低下により
上昇すると、可変抵抗102との抵抗分割比で決定され
る温度検出レベルa点の電位が低下しOPアンプ105
の出力も増幅低下する。 【0034】これにより、トランジスタ107のベ−ス
電位も低下する結果、冷却ファン15にかかる電圧が下
がり冷却ファンの回転数が落ち冷却効果が弱まる。以上
の動作を繰り返すことにより、液晶ライトバルブの温度
は適正動作温度を常に保ち、投写画像の画質安定化が図
られる訳であるが、これらの制御を概念的に表わした表
が図10及び図11である。 【0035】図10に於て、液晶ライトバルブの温度変
化範囲は、冷却ファン停止温度期間(イ)と冷却ファン
動作制御温度期間(ロ)に大別できる。 【0036】即ち、前記図9中のコンパレ−タ111の
設定基準電圧を、tonで示された起動開始温度に設定す
る事によって、ton以上の温度範囲で実線(ハ)で示す
ような冷却ファン制御を行い、ton以下の温度範囲では
冷却ファンの回転を停止する事を表わしている。 【0037】また本実施例では実際に即して、冷却ファ
ンの最低回転数N1 にtonで到達後、二点鎖線で示すよ
うに無回転N0 から急激に立ち上がる様に示したが、低
回転制御可能な冷却ファンを用いて、破線(ニ)の様に
tonより徐々に回転制御される事がより望ましい。 【0038】また、冷却ファンの起動に違和感を感ずる
事が懸念されるが、この場合の改良として、冷却ファン
停止温度期間(イ)を定低回転数N1 とした点線(ホ)
から実線(ハ)に至る制御方法が考えられる。 【0039】具体的には、図9の制御回路図を用いた改
良、すなわち、冷却ファン15を駆動するトランジスタ
107のコレクタ・エミッタ間に並列に電流制限抵抗を
接続して、常時微小電流を冷却ファン15に供給する様
構成する事で、簡易的に実現が可能である。 【0040】更に、図10に於ける(ハ)及び(ニ)の
傾きを決定するのは、前記図9中のOPアンプ105及
び抵抗103・104で構成された増幅器であると共
に、実際はフィ−ドバック制御が成される結果、冷却フ
ァン動作制御温度期間(ロ)内に液晶ライトバルブの最
適動作温度を設定する事によって、図11の実線Aで示
す様に、表示装置本体起動後、速やかに液晶ライトバル
ブの最適動作温度ts に到達して、以降安定した温度制
御が継続される。 【0041】また、最適動作温度到達時間T1 は従来方
式(破線Bで示す)のT2 に比べ格段に短く、投写画質
の立ち上がり性能が優れていることが表わされている。 【0042】(実施例3)図12は、本発明を実現した
実施例を表す、開閉機構の制御回路図である。 【0043】ここで、温度センサ101は、液晶ライト
バルブ本体の表示エリア外に密着されたサ−ミスタであ
る。この温度センサ101と可変抵抗201の抵抗分割
比により、g点の電圧すなわち温度検出レベルが決定さ
れる。 【0044】g点のレベルは、制御出力手段である温度
上昇検出用コンパレ−タ204及び温度降下検出用コン
パレ−タ211にそれぞれ抵抗202・抵抗213を介
して入力される。 【0045】この際、温度上昇検出用コンパレ−タ20
4の−端子に接続された可変抵抗203は、液晶ライト
バルブの適正動作温度の上限検出電圧に、また、温度降
下検出用コンパレ−タ211の+端子に接続された可変
抵抗210は、液晶ライトバルブの動作適正温度の下限
検出電圧に設定が成されている。 【0046】これによって、温度検出レベルであるg点
の電圧が液晶ライトバルブの動作適正温度範囲内の時
は、温度上昇検出用コンパレ−タ204および温度降下
検出用コンパレ−タ211の出力h,出力jは共にLO
Wレベルとなり、それぞれの出力に抵抗205または2
12を介して接続されたドライブ手段であるトランジス
タ206・208がON状態となる。 【0047】この結果、トランジスタ206・208の
コレクタに接続された開閉機構駆動用モ−タ−18(本
実施例では直流モ−タ−)はk点p点共にVDDレベルと
なって、回転停止(ブレ−キ)状態すなわち開閉機構の
現状維持状態を継続する。 【0048】また、温度検出レベルであるg点の電圧が
液晶ライトバルブの動作適正温度範囲の上限を越えた時
は、温度上昇検出用コンパレ−タ204の出力hがHI
レベル、温度降下検出用コンパレ−タ211の出力jは
LOWレベルとなって、出力hは抵抗205を介してト
ランジスタ207を、出力jは抵抗212を介してトラ
ンジスタ208をON状態とする。 【0049】そこで、トランジスタ207・208のコ
レクタに接続された開閉機構駆動用モ−タ−18(本実
施例では直流モ−タ−)はp点がVDDレベルに、k点が
グランドレベルとなって、開閉機構(実施例1の図1の
17)を開口方向に回転させる。 【0050】また、温度検出レベルであるg点の電圧が
液晶ライトバルブの動作適正温度範囲の下限を越えた時
は、温度上昇検出用コンパレ−タ204の出力hはLO
Wレベル、温度降下検出用コンパレ−タ211の出力j
はHIレベルとなって、出力hは抵抗205を介してト
ランジスタ206を、出力jは抵抗212を介してトラ
ンジスタ209をON状態とする。 【0051】この結果、トランジスタ206・209の
コレクタに接続された開閉機構駆動用モ−タ−18(本
実施例では直流モ−タ−)はp点がグランドレベルに、
k点がVDDレベルとなって、開閉機構(実施例1の図1
の17)を閉口方向に回転させる。 【0052】これら一連の動作により、開閉機構(実施
例1の図1の17)は、液晶ライトバルブの温度変化に
追従して、常に動作適正温度に保つよう開閉動作が自動
的に行なわれる。 【0053】以上実施例2・3について、温度センサに
サ−ミスタを用いて、OPアンプ・コンパレ−タ・トラ
ンジスタの構成による実施例について説明してきたが、
温度センサは熱電対等の温度検出器であっても良く、O
Pアンプ・コンパレ−タ・トランジスタの構成は、CP
Uを用いた集中制御方式によっても実現できる事、開閉
機構駆動モ−タ−は直流モ−タ−以外のサ−ボモ−タ−
でもドライブ手段を対応させる事で構成できる事を付記
しておく。 【0054】 【発明の効果】本発明の投写型表示装置は、以上説明し
たように、ライトバルブの吸気側には吸気室を、ライト
バルブの排気側には排気室をそれぞれ設け、概ね密封さ
れた空間内で、防塵フィルターで濾過した空気のみによ
って冷却を行うとともに、冷却ファンの停止時には開閉
機構が閉口することによって、ほこりや塵の進入を防止
するものであるから、簡単な構成であるにもかかわら
ず、低騒音で高冷却効率、しかも防塵性の極めて高い投
写型表示装置を実現できる。 【0055】また、ライトバルブの表示エリア外に温度
センサを配置し、温度センサの検知するライトバルブ表
面の温度に応じて、冷却ファンの起動及び回転数制御、
または、冷却ファンの回転数や開閉機構の開口面積制御
をする構成であるから、投写型表示装置本体の起動時の
過剰冷却を防止して、初期投写画像の短期安定化を実現
できる。 【0056】また、長時間使用によるライトバルブ表面
の温度変化にも敏感に対応できるため、投写画像の長時
間画質安定化をも可能とする。 【0057】今後、投写型表示装置の高精細化が進む
中、特にハイビジョン対応の投写型表示装置が普及する
に当り、高画質化・高安定度化に向けて本発明のもたら
す効果は益々大きい。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例を表す光学系の右側面外観
図である。 【図2】 本発明の一実施例を表す光学系の正面外観図
である。 【図3】 本発明の一実施例を表す光学系の左側面外観
図である。 【図4】 本発明の一実施例を表す光学系の背面外観図
である。 【図5】 本発明の一実施例を表す光学系の上面外観図
である。 【図6】 本発明の一実施例を表す光学系の右側面構成
図である。 【図7】 本発明の一実施例を表す光学系の左側面構成
図である。 【図8】 本発明の一実施例における、開閉機構の模式
図であり、(a)が閉口状態、(b)が開口状態を表
す。 【図9】 本発明の一実施例を表す、冷却ファンの制御
回路図である。 【図10】 本発明の一実施例を表した図9に付随す
る、制御動作の概念図である。 【図11】 本発明の一実施例を表した図9に付随す
る、液晶ライトバルブ表面の温度特性の概念図である。 【図12】 本発明の一実施例を表す、開閉機構の制御
回路図である。 【符号の説明】 1 光源手段 2 光分離手段 3,4 ダイクロイックミラー 5 反射ミラー 6 液晶ライトバルブ 7 光合成手段 8,9 ダイクロイックミラー 10 投写レンズ 11 吸気側開口 12 排気側開口 13 吸気室 14 排気室 15 冷却ファン 16 防塵フィルター 17 開閉機構 18 開閉用直流モ−タ− 101 温度センサ 102,110,201,203,210 可変抵抗 104 OPアンプ 107,206,207,208,209 トランジス
タ 111,204,211 コンパレ−タ 112 ダイオ−ド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA15 EA68 HA13 HA21 HA24 MA20 2K103 AA05 AB10 DA03 DA07 DA24 DA25

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光源手段と、 該光源手段からの光を変調するライトバルブと、 該ライトバルブからの光を投写する投写レンズと、 前記ライトバルブを冷却するための冷却ファンと、を有
    する投写型表示装置において、 前記ライトバルブの表示エリア外に配置された温度セン
    サと、 前記ライトバルブの温度を管理する検出温度管理手段
    と、 前記ライトバルブの温度が一定温度に到達した後に前記
    ライトバルブの温度上昇に対応した制御電圧を発生する
    制御電圧発生手段と、 該制御電圧発生手段の出力に応じて電圧もしくは電流を
    前記冷却ファンに供給する駆動手段と、を具備し、 前記温度センサの検知する前記ライトバルブの温度が一
    定温度に達するまで、前記冷却ファンが停止もしくは定
    低回転状態に保たれると共に、前記ライトバルブの温度
    が一定温度以上の温度領域では、前記冷却ファンが前記
    ライトバルブの温度上昇に応じて連続的に回転数が変化
    するように制御されてなることを特徴とする、投写型表
    示装置。
JP2003109220A 2003-04-14 2003-04-14 投写型液晶表示装置 Pending JP2003295322A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010129178A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Stanley Electric Co Ltd 液冷式led照明装置

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