JP2004258301A - 投射型画像表示装置 - Google Patents

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JP2004258301A
JP2004258301A JP2003048799A JP2003048799A JP2004258301A JP 2004258301 A JP2004258301 A JP 2004258301A JP 2003048799 A JP2003048799 A JP 2003048799A JP 2003048799 A JP2003048799 A JP 2003048799A JP 2004258301 A JP2004258301 A JP 2004258301A
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清英 和田
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Abstract

【課題】ファンの回転数を上げて冷却効果を高める場合、ファンの動作音による騒音が増大する。
【解決手段】画像を投射する光源ランプ4と、この光源ランプ4を収容する筐体と、この光源ランプ4を冷却するための空気流を筐体内に生成するファン2、3と、上記光源ランプ4と上記ファン2、3とを収容する筐体とを有し、上記筐体は、この筐体内の空気を排出するための排気口84を有する液晶プロジェクタであって、上記排気口の開口面積を増減する排気口調節機構37と、上記ファン2、3の回転数および上記排気口調節機構37を制御するシステム制御回路53とを備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶プロジェクタなどの投射型画像表示装置に関し、特に、投射型画像表示装置内部における熱源によって熱せられた空気を外部に排出させる際の排気構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶プロジェクタの光源としては、超高圧水銀ランプなどの高輝度ランプが用いられており、液晶プロジェクタ運転時にはその装置内部は光源ランプの発熱により高温となる。また光源以外にも、光学系内の偏光板や液晶パネル等、熱源となる部材がある。
【0003】
液晶プロジェクタの光学系に使用される部材の中には高温で特性の変化する材質のものもあるため、冷却を行い信頼性の保てる温度以下で使用される必要がある。
【0004】
液晶プロジェクタ内部の冷却には主にファンによる送風が用いられる。ただし、ファンの作動による風切り音が騒音となるため、従来、騒音の低減対策が提案されている。
【0005】
例えば、液晶プロジェクタの筐体内部に温度センサーを設けて液晶プロジェクタの筐体内部の温度を検出し、検出された温度に基づいてファンの回転数を変化させ、筐体内の温度が低い場合にファンを低速で回転させることで、風切り音を低下させ騒音の低減を図っている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平08−201916号公報(第4頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようにして騒音の低下を図った場合、以下のような問題が生じる。
【0008】
例えば、光源ランプの出力を上げる場合には、筐体内部の温度も上昇することとなるため、冷却効果を維持するためにはファンの回転数を上げて、送風量を増大させる必要がある。
【0009】
しかし、この場合、従来の液晶プロジェクタでは、排気口の開口面積が一定であるので、送風量が増大した分、排気口付近の流速が上がり、風切り音による騒音が発生してしまう。
【0010】
さらに、圧力変動によってファンへの負担が大きくなり、ファンからの騒音が増大する場合もある。
【0011】
また、従来、光源ランプの出力を下げる場合に、ファンの回転数も下げることにより、ファンからの騒音の低減を図る技術も提案されている。しかし、排気口の開口面積は一定であるので、十分な静音効果が得られない。
【0012】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、装置外部に流出する騒音を従来のものに比べてより低減することができる投射型画像表示装置を提案することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の投射型画像表示装置は、画像を投射する光学系と、この光学系を収容する筐体と、この光学系を冷却するための空気流を筐体内に生成するファンと、上記光学系と上記ファンとを収容する筐体とを有し、上記筐体は、この筐体内の空気を排出するための排気口を有する投射型画像表示装置であって、上記排気口の開口面積を増減する排気口調節機構と、上記ファンの回転数および上記排気口調節機構を制御するシステム制御回路とを備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態について図1〜4を参照しながら説明する。
【0015】
図1は、投射型画像表示装置である液晶プロジェクタ装置の上面図である。 2、3はファンであり、発熱体から生じた熱気を装置外部へ排気することで筐体内の熱源(例えば光源ランプ、偏光板)を冷却するために用いられる。
【0016】
本液晶プロジェクタの照明光学系は、光源ランプ4、集光レンズ5、12、14、フライアイレンズ6、8、全反射ミラー7、13、28、29、PS変換素子9、ダイクロイックミラー10、11、フィールドレンズ15、19、23、および各色RGB入り側偏光板16、21、24により構成される。
【0017】
また、表示光学系は、各色RGB用液晶パネル17、20、25、各色RGB出側偏光板18、22、26、ダイクロイックプリズム27、および投射レンズ32により構成される。
【0018】
本液晶プロジェクタ45において、光源ランプ4から射出された白色光はレンズ5により略平行光に変換され、第1のフライアイレンズ6によって複数の光束に分解された後、全反射ミラー7によって光路が90°折り曲げられるように反射される。それらの光を第2のフライアイレンズ8によりインテグレートされ、第2のフライアイレンズ付近に設けられたPS変換素子9によって光の偏光方向が揃えられる。
【0019】
PS変換素子9から射出された光はダイクロイックミラー10および11を用いることでR色(赤)、G色(緑)およびB色(青)の光に色分割される。
【0020】
R色光は、全反射ミラー28によって、フィールドレンズ23に導かれて集光された後、入り側偏光板24、R色用液晶パネル25、そして出側偏光板26の順番で透過し、ダイクロイックプリズム27に導かれる。
【0021】
また、このときR色光は不図示の駆動回路によって駆動されることによりR色用原画を形成したR色用液晶パネル25により変調される。
【0022】
そして、G色光およびB色光についても上記R色光と同様に、各入り側偏光板21、16、液晶パネル20、17、そして出側偏光板22、18を透過してダイクロイックプリズム27に導かれる。
【0023】
また、G色光およびB色光は、上記R色光と同様に不図示の駆動回路によって駆動されることにより、G色光用およびB色光用原画を形成したG色光用およびB色光用液晶パネル20、17により変調される。
【0024】
最後に、ダイクロイックプリズム27で合成されたR色光、G色光、およびB色光は、投射レンズ32によって不図示のスクリーンに投射される。
【0025】
以上の光学系が、筐体97内に収容されている。
【0026】
液晶プロジェクタの運転時には、光源ランプ4等が熱を発するため、送風による冷却を行う必要がある。
【0027】
光源ランプ4等により、熱せられた空気33、34、35、36は、各々筐体97に設けられた排気口30、31、84から筐体97の外部に排出されるように構成されている。
【0028】
さらに、詳しく説明すると、光源ランプ4の周辺を冷却するための空気は筐体97に設けられた不図示の吸気口から筐体内部に導入され、筐体内部の冷却を行ったのち、ファン2および3により排気口84より筐体外部に排出される。
【0029】
また、光源ランプ4からの照明光が、ダイクロイックプリズム27によって合成されるまでに、各色の入り側偏光板24、21、16および液晶パネル25、20、17、そして出側偏光板26、22、18で、ある程度照明光が吸収されるために各偏光板および液晶パネルの温度上昇が生じることとなる。そこで、液晶パネル上方に、不図示の吸気口から外気を吸気するためのファン55を配置し、この吸気口から、液晶パネル付近を経由して排気口30、31へ通じる空気流を生成することにより、液晶パネル付近の冷却を行い、液晶パネル等の温度上昇による特性劣化を回避している。
【0030】
また排気口84には、排気口調節機構37が設けられている。図2は上記排気口調節機構37の構成を示す図である。
【0031】
図2に示すように、排気口調節機構37のベースとなるベース板98上には、一対の駆動軸90が互いに離れた位置で回転可能に設けられている。
【0032】
これらの駆動軸90の下端にはそれぞれ一対の排気ガイド38がこの駆動軸90と図中の左右方向に一体的に揺動するように設けられている。また、各駆動軸90の上端には、それぞれガイド駆動ギア89がこの駆動軸90と一体回転するよう設けられている。
【0033】
これら一対のガイド駆動ギア89の間には、モーター87の出力軸に設けられたモーターギア88と、モーターギア88と同径の中間ギア100とがあり、モーターギア88はガイド駆動ギア89と中間ギア100とに噛み合い、さらに中間ギア100は、ガイド駆動ギア89に噛み合っている。
【0034】
このため、モーター87の回転力はモーターギア88およびガイド駆動ギア89を介して、一方の駆動軸90に伝達され、中間ギア100およびガイド駆動ギア89を介して他方のガイド駆動軸90に伝達される。
【0035】
こうして各駆動軸90が回転することにより、一対の排気ガイド38はガイド駆動軸90を中心として互いに近づく方向および離れる方向に揺動動作を行うこととなる。
【0036】
図2において(a)は両排気ガイド38を略平行に延びるようにして、排気口の開口面積(両排気ガイド38によって挟まれた空間の開口率)を標準的な大きさに設定した状態を示す。
【0037】
また、図2において(b)は、両排気ガイド38を互いに近づく方向に揺動させることにより排気口の開口面積(開口率)を(a)よりも小さくした状態を示す図である。図2の(c)は、両排気ガイド38を互いに離れる方向に揺動させることにより、排気口の開口面積(開口率)を(a)よりも大きくした状態を示す図である。
【0038】
図3は、本第1実施形態の液晶プロジェクタにおける電気回路構成を示す図である。
【0039】
システム制御回路53は、液晶プロジェクタにおける一連の動作の制御を行う。また、システム制御回路53は、不図示のROM等に格納されたプログラムに基づいて、図4のフローチャートに示す処理を実行する。
【0040】
温度センサー57は、光源ランプ4付近の温度を検出し、アナログ信号として出力する。
【0041】
アナログディジタル変換回路56は温度センサー57から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、システム制御回路53へ出力する。
【0042】
回転数検出器59はファン2、3の回転数を検出し、アナログ信号として出力する。
【0043】
アナログディジタル変換回路58は、回転数検出器59から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、システム制御回路53へ出力する。
【0044】
排気口調節機構駆動回路85は、システム制御回路53からの制御信号に従って、排気口調節機構37のモーター87を駆動する。
【0045】
ファン駆動回路60は、システム制御回路53からの制御信号に従って、ファン2,3への供給電圧を制御して、ファンの回転数を変化させる。
【0046】
次に、上記システム制御回路53の動作について図4を用いて詳細に説明する。
【0047】
主電源のスイッチが投入されると、ステップ101(図では、Sと略す)において、ファン2、3への供給電圧を初期電圧(V0)に設定にする。
【0048】
なお、ファンへの供給電圧は一定の範囲(例えば5V〜12V)で可変であるものとする。また、初期電圧(V0)には上記範囲の略中間の電圧(例えば8V)を与えるものとする。
【0049】
またこのとき排気口調節機構37を図2(a)に示す状態とするようモーター87を駆動する。
【0050】
ステップ102においては、温度センサー57によって光源ランプ4付近の温度(T)を検出する。
【0051】
ステップ103においては、この検出された温度(T)が予め定められた基準温度(T1)より高いか否かの判定を行う。
【0052】
なお、基準温度(T1)として、例えば、液晶プロジェクタの画質が保証できる光源ランプ4付近の上限の温度を設定しておくものとする。
【0053】
上記ステップ103において検出温度(T)が基準温度(T1)より低いと判定した場合はステップ104へ進み、高いと判定した場合はステップ108へ進む。
【0054】
ステップ104では、ファン2、3への供給電圧を初期電圧(V0)よりも下げ、ファン2,3の回転数を下げる。
【0055】
ステップ105では、ファン2,3の回転数を回転数検出器59によって検出する。
【0056】
ステップ106では、上記回転数の検出結果(初期電圧(V0)に対応した回転数よりも低い回転数)に応じて、排気口84の開口面積(開口率)が図2の(a)よりも小さくなるよう(図2(b)参照)、排気口調節機構37内のモーター87を調節し、ステップ111へ進む。
【0057】
なお、排気口84の開口面積(開口率)については、ファンの回転数に比例して段階的に又は連続的に変化させるものとする。
【0058】
具体的には、ファンの回転数が0のときに最小の開口面積(開口率)となり、ファンの回転数の上昇とともに大きな開口面積(開口率)となり、ファンの回転数がこのファンの性能上の最大回転数のときに最大の面積となるよう排気口の開口面積(開口率)を変化させる。
【0059】
また、ステップ103において検出温度(T)が基準温度(T1)より高いと判断された場合、ステップ108に進み、ファンへの供給電圧を初期電圧(V0)よりも上げ、ファン2,3の回転数を上げる。
【0060】
ステップ109においては、ファン2,3の回転数を回転数検出器59によって検出する。
【0061】
ステップ110では、上記回転数の検出結果(初期電圧(V0)に対応した回転数よりも高い回転数)に応じて、排気口84の開口面積(開口率)が図2(a)の状態よりも大きくなるよう(図2(c)参照)、排気口調節機構37内のモーター87を調節し、ステップ111へ進む。
【0062】
ステップ111では、主電源がOFFされない場合は、ステップ102へ戻り上記ステップを繰り返すものとし、主電源がOFFされた場合は処理を終了する。
【0063】
以上説明したように、本第1実施形態によれば、光源ランプ4付近の温度が低い場合はファン2、3の回転数を下げるとともに、この回転数の検出結果に応じて、排気口調節機構37を図2(b)が示すように排気口の開口面積を小さくする制御を行う。このことにより、開口面積を小さくしない場合と比べて、排気口を介して外部に流出するファン2、3からの騒音を抑え、従来の液晶プロジェクタに比べて騒音を低減することができる。
【0064】
逆に、光源ランプ4付近の温度が高い場合はファン2、3の回転数を上げるとともに、図2(c)の状態のように排気口84の開口面積を大きくして、回転数に応じて増加した開口面積、すなわち排気量に応じた開口面積にする。このことにより、風切り音の発生を低減することができると同時に、ファン2、3に圧力変動による大きな負荷がかかることを防ぐことができるため、ファンの駆動音が低下し、騒音の低減を図ることができる。
【0065】
このように、ファン2、3の回転数に応じて排気口84の開口面積を増減させることで、液晶プロジェクタの運転状況にかかわらず、従来のものに比べて発生する騒音を低減することができる。
【0066】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図5〜7を参照しながら説明する。
【0067】
本実施形態では、第1実施形態の左右方向に揺動する排気ガイドを有する排気口調節機構37に替えて、上下方向に揺動する排気ガイドを有する排気口調節機構41が液晶プロジェクタ45に設けられている。
【0068】
図5は排気口調節機構41の構成を示す図である。
【0069】
図5に示すように、方形の底面板とこの底面板の両端より垂直に設けられた一対の対向する側面板から構成されるガイド枠48の上部に、ガイド枠48の両側面板を貫通して駆動軸91が回転可能に設けられている。
【0070】
この駆動軸91には、排気ガイド42がこの駆動軸91と一体回転するように設けられており、排気ガイド42は上記ガイド枠48の両側面板の間で、図中の上下方向に揺動可能となっている。
【0071】
また、駆動軸91の、ガイド枠48の側面板から枠の外側へ突き出た一端にはギア92がこの駆動軸91と一体回転するように設けられている。
【0072】
このギア92はモーター94の出力軸に設けられたギア93と噛み合っている。
【0073】
このため、モーター94の回転力はギア92、93およびガイド駆動軸91に伝達される。
【0074】
こうして、ガイド駆動軸91が回転することにより、排気ガイド42はガイド駆動軸91の軸を中心とした上下方向の揺動動作を行うこととなる。
【0075】
図5において(a)は排気ガイド42をガイド枠48の底面板と略平行に延びるようにして、排気口の開口面積(排気ガイド42とガイド枠48の底面板によって挟まれた空間の開口率)を標準的な大きさに設定した状態を示す。
また、図5において(b)は、排気ガイド42を下方へ揺動させることにより、排気口の開口面積(開口率)を(a)よりも小さくした状態を示す図である。図5の(c)は排気ガイド42を上方へ揺動させることにより、排気口の開口面積(開口率)を(a)よりも大きくした状態を示す図である。
【0076】
図6は、ラジアルファン47を用いた場合に、図5に示す排気口調節機構41を用いて、外部に排出される空気の量を調節する構成例である。
【0077】
なお、本第2実施形態の液晶プロジェクタにおける電気回路構成は、第1実施形態の電気回路構成52における排気口調節機構37が、排気口調節機構41に置き換わったものであり、また液晶プロジェクタの制御を示すフローチャートも、第1実施形態のフローチャート51における排気口調節機構37が、排気口調節機構41に置き換わったものである。
【0078】
本第2実施形態によれば、上下方向に揺動する排気ガイドを用いた場合でも、第1実施形態と同様の効果が得られ、従来の液晶プロジェクタに比べて騒音を低減することができる。
【0079】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図7〜11を参照しながら説明する。
【0080】
本発明の第1実施形態では排気ガイドを揺動して排気口の開口面積を調節しているが、本実施形態では、排気口にあるシャッタの開閉により開口面積を調節している。
【0081】
図7は、排気口30、31を開閉するために、上記排気口調節手段の一例である開閉機構64を設けた液晶プロジェクタ61の上面図である。
【0082】
液晶パネル等の光学系を冷却するための図8に示す開閉機構64が、開閉機構64内の導風管65の排気口部65a、65bと筐体97の排気口31、30とが導風するように液晶プロジェクタ61内に設けられている。
【0083】
図8は上記開閉機構64の構成を示す図である。
【0084】
液晶パネル等の光学系を冷却するための流路を形成する導風管65は、水平に設けられた方形管状の部材の中間部に、もう一つの方形管状の部材を垂直に正立させた形状からなる。
【0085】
導風管65の垂直の部材の一端には吸気口部65cがあり、ここに軸流型の吸気するためのファン55が設けられている。
【0086】
また、導風管65の水平の部材の両端には排気口部65a、65bがあり、ここに、長方形板状のシャッタ62、63が、ガイド機構などにより図中の水平方向にスライド可能な状態で設けられている。
【0087】
そして、このシャッタ62、63は排気するための開口部62a、63aを有している。
【0088】
これらのシャッタ62、63の上部には、シャッタ駆動ラック68、71が、シャッタと一体移動が可能な状態でそれぞれ設けられている。そして、シャッタ駆動ラック68、71には、シャッタ駆動モーター66、69の出力軸に設けられたシャッタ駆動ギア67、70が各々噛み合っている。
【0089】
シャッタ駆動モーター66、69の回転力はシャッタ駆動ギア67、70、およびシャッタ駆動ラック68、71を介し、シャッタ62、63に伝達される。
【0090】
こうして、シャッタ62、63は導風管65の排気口部において水平方向に動作を行うこととなる。
【0091】
シャッタ62、63の開口部62a、63aが導風管65の排気口部65a、65bにそれぞれ合致するようシャッタがスライドした場合には、導風管65の排気口部65a、65bと筐体97の排気口31、30とがそれぞれ導風し、排気風が筐体97の外部に排出される。
【0092】
逆に合致しない場合には、導風管65の排気口部65a、65bと排気口31、30とはそれぞれ遮断され、排気風は排気口31、30より外部に流出することはない。
【0093】
図8におけるシャッタ62は、シャッタを水平動作させることにより排気口部65aを閉じた状態を示している。
【0094】
一方、図8におけるシャッタ63は、シャッタを水平動作させることにより排気口部65bを開いた状態を示している。
【0095】
また、図9は、上記開閉機構64において軸流型ファン55の代わりにラジアルファン73を用いた場合を示す。
【0096】
図9における(a)は両方の排気口を全開にした状態を示しており、排気風が両方の排気口部より排出されている。
【0097】
図9における(b)は片方の排気口を全閉にした状態を示しており、排気風が片方の排気口部より排出されている。
【0098】
図10は、本第3実施形態の液晶プロジェクタにおける電気回路構成を示す図である。
【0099】
システム制御回路53は、液晶プロジェクタにおける一連の動作の制御を行う。
【0100】
また、システム制御回路53は、不図示のROM等に格納されたプログラムに基づいて、図11のフローチャートに示す処理を実行する。
【0101】
温度センサー79は、偏光板等の光学系付近の温度を検出し、アナログ信号として出力する。
【0102】
アナログディジタル変換回路78は温度センサー79から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、システム制御回路53へ出力する。
【0103】
回転数検出器81はファン55の回転数を検出し、アナログ信号として出力する。
【0104】
アナログディジタル変換回路80は、回転数検出器81から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、システム制御回路53へ出力する。
【0105】
開閉機構駆動回路95は、システム制御回路53からの制御に従って開閉機構64のモーター66、69を駆動する。
【0106】
ファン駆動回路54は、システム制御回路53からの制御に従って、ファン55への供給電圧を制御して、ファン55の回転数を変化させる。
【0107】
排気口設定スイッチ99は、オペレーターが選択した騒音を漏らしたくない排気口の選択をシステム制御回路53へ出力する。
【0108】
なお上記排気口の選択は、例えば、排気口30を閉じる、排気口31を閉じる、両方の排気口を閉じる、両方の排気口を開けるの4種類の選択が可能であるものとする。
【0109】
次に、上記システム制御回路53の動作について図11を参照しながら詳細に説明する。
【0110】
主電源のスイッチが投入されると、ステップ201において、ファン55の供給電圧を初期電圧(V0)に設定にする。
【0111】
なお、ファンへの供給電圧は一定の範囲(例えば5V〜12V)で可変であるものとする。また、初期電圧(V0)には上記範囲の中間の電圧(例えば8V)を与えるものとする。
【0112】
ステップ202においては、排気口設定スイッチ99によって選択された排気口について開閉機構64のモーター66、69を調節し排気口を閉じる。
【0113】
ステップ203においては、温度センサー79によって光学系付近の温度(T)を検出する。
【0114】
ステップ204においては、この検出された温度(T)が予め定められた基準温度(T1)より高いか否かの判定を行う。
【0115】
なお、基準温度(T1)として、例えば、液晶プロジェクタの画質が保証できる光学系付近の略上限の温度を設定しておくものとする。
【0116】
上記ステップ204において基準温度(T1)より低いと判定された場合は、ステップ205へ進み、高いと判定された場合はステップ210へ進む。
【0117】
ステップ205では、ファン55への供給電圧を初期電圧(V0)よりも下げ、ファンの回転数を下げる。
【0118】
ステップ206では、ファン55の回転数(R)を回転数検出器81によって検出する。
【0119】
ステップ207では、ファン55の回転数(R)が予め定められた基準回転数(R1)より高いか否かの判定を行う。
なお、基準回転数(R1)として、例えば、ファンの初期電圧(V0)に対応した回転数を設定しておくものとする。
【0120】
上記ステップ207において検出回転数(R)が基準回転数(R1)より高いと判定した場合はステップ208へ進み、低いと判定した場合はステップ209へ進む。
【0121】
ステップ208では、排気口設定スイッチ99により選択されていない排気口について、排気口を開くよう開閉機構64のモーター66、69を駆動し、ステップ211へ進む。
【0122】
ステップ209では、排気口設定スイッチ99により選択されていない排気口について、排気口を閉じるよう開閉機構64のモーター66、69を駆動し、ステップ211へ進む。
【0123】
また、ステップ204において検出温度(T)が基準温度(T1)よりも高いと判断された場合、ステップ210において、ファン55への供給電圧を初期電圧(V0)よりも上げることでファンの回転数を上げ、ステップ206へ進む。
【0124】
ステップ211では、主電源がOFFされない場合は、ステップ203へ戻り上記ステップを繰り返すものとし、主電源がOFFされた場合は処理を終了する。
【0125】
なお、図7〜10においては2つの排気口において開閉動作を制御した例を示しているが、2つ以上の排気口を設けた場合においても同様に開閉動作を制御できるものとする。
【0126】
以上説明したように、本第3実施形態によれば、複数の排気口のうち、騒音を漏らしたくない方向にある排気口については排気口を閉めることにより、ファン55から排気口を介して外部へ流出する騒音の方向を制御することが可能となるため、液晶プロジェクタの運転状況にかかわらず、従来のものに比べて発生する騒音を低減することができる。
【0127】
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図12、13を参照しながら詳細に説明する。
【0128】
本第4実施形態は、上記第1実施形態に示した排気口調節機構37と、上記第3実施形態に示した開閉機構64とを具備することを特徴とする。このことにより、光源ランプ4周辺だけでなく、液晶パネル等の光学系の周辺の温度変化を各自検出して排気口の開口面積(開口率)の調節を行い、排気効率の改善を図ることが可能となる。
【0129】
図12は、本第4実施形態の液晶プロジェクタにおける電気回路構成を示す図である。本第4実施形態の液晶プロジェクタは第1実施形態の電気回路構成と第3実施形態の電気回路構成とを併せ持っている。なお、共通する構成要素には同符号を付している。
【0130】
図13は、本第4実施形態の液晶プロジェクタ内のシステム制御回路53の動作を示すフローチャート図である。制御手順は上記第1実施形態および第3実施形態と同様である。
【0131】
以上説明したように、本第4実施形態によれば、光源ランプ4、および光学系付近の温度が低い場合はファン2、3、55の回転数を下げるとともに、回転数の検出結果に応じて、排気口調節機構37を駆動して排気口の開口面積(開口率)を小さくし、同時に開閉機構64を駆動して排気口を閉める動作を行う。
【0132】
このことにより、開口面積(開口率)を小さくしない場合と比べて、排気口を介して外部に流出するファンからの騒音を抑え、従来の液晶プロジェクタに比べて騒音を低減することができる。
【0133】
逆に、光源ランプ4および光学系付近の温度が高い場合は、ファン2、3、55の回転数を上げることとなるが、排気口調節機構37を駆動して排気口の開口面積(開口率)を大きくし、同時に開閉機構64を駆動して排気口を開ける動作を行う。
【0134】
このことにより、開口面積(開口率)を大きくしない場合と比べて、風切り音の発生を低減することができると同時に、ファンに圧力変動による大きな負荷がかかることを防ぐことができるため、ファンの駆動音が低下し、騒音の低減を図ることができる。
【0135】
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について図14〜15を参照しながら説明する。
【0136】
図14は本第5実施形態の液晶プロジェクタにおける電気回路構成を示す図である。
【0137】
システム制御回路53は、液晶プロジェクタにおける一連の動作の制御を行う。
【0138】
また、システム制御回路53は、不図示のROM等に格納されたプログラムに基づいて、図15のフローチャートに示す処理を実行する。
【0139】
光源設定スイッチ96は、オペレーターが選択した明るさのモードを、システム制御回路53へ出力する。
【0140】
なお、明るさのモードには、例えば、通常の明るさのモード(STANDARD MODEとする)、暗い室内で画像を投射する場合に用いられる通常より明るさを下げるモード(CINEMA MODEとする)、比較的明るい室内で画像を投射する場合に用いられる通常より明るさを上げるモード(BRIGHTNESS UP MODEとする)がある。
【0141】
光源出力調節器101は、システム制御回路53からの制御に従って、光源ランプ4の出力を制御することにより、光源ランプ4の明るさを変化させる。
【0142】
回転数検出器59はファン2、3の回転数を検出し、アナログ信号として出力する。アナログディジタル変換回路58は、回転数検出器59から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、システム制御回路53へ出力する。
【0143】
排気口調節機構駆動回路85は、 システム制御回路53からの制御に従って、排気口調節機構37のモーター87を駆動する。
【0144】
ファン駆動回路54、60は、システム制御回路53からの制御に従って、ファン55、2、3への供給電圧を制御することにより、ファン55、2、3の回転数を変化させる。
【0145】
回転数検出器81はファン55の回転数を検出し、アナログ信号として出力する。アナログディジタル変換回路80は、回転数検出器81から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、システム制御回路53へ出力する。
【0146】
開閉機構駆動回路95は、システム制御回路53からの制御に従って、開閉機構64のモーター66、69を駆動する。
【0147】
次に、上記システム制御回路53の動作について図15を用いて詳細に説明する。
【0148】
主電源のスイッチが投入されると、ステップ401において、ファン2、3、55への供給電圧を初期電圧(V0)に設定する。
【0149】
同時に、光源ランプ4の出力を通常の出力に調節する。
【0150】
なお、ファンへの供給電圧は一定の範囲(例えば5V〜12V)で可変であるものとする。また、初期電圧(V0)には上記範囲の中間の電圧(例えば8V)を与えるものとする。
【0151】
またこのとき排気口調節機構37を図2(a)に示す状態とするようモーター87を駆動する。
【0152】
ステップ402においては、光源設定スイッチ96の設定がCINEMA MODEとなっているか判定を行う。
【0153】
上記ステップ402においてCINEMA MODEと判定された場合はステップ411へ進み、そうでない場合はステップ403へ進む。
【0154】
ステップ403においては、光源設定スイッチ96の設定がBRIGHTNESS UP MODEとなっているか判定を行う。
【0155】
上記ステップ403においてBRIGHTNESS UP MODEと判定された場合はステップ404へ進み、そうでない場合はステップ415へ進む。
【0156】
ステップ404においては、光源ランプ4の出力を上昇させる。
【0157】
ステップ405では、ファンへの供給電圧を初期電圧(V0)より上げ、ファン2,3、55の回転数を上げる。
【0158】
ステップ406では、ファン2,3、55の回転数を回転数検出器59、81によって検出する。
【0159】
ステップ407では、上記回転数の検出結果(初期電圧に対応した回転数よりも低い回転数)に応じて、排気口84の開口面積(開口率)が図2の(a)よりも小さくなるよう(図2(b)参照)、排気口調節機構37のモーター87を調節する。
【0160】
ステップ408では、ファン55の回転数(R)が予め定められた基準回転数(R1)より高いか否かの判定を行う
なお、基準回転数(R1)として、例えば、ファンの初期電圧(V0)に対応した回転数を設定しておくものとする。
【0161】
上記ステップ408において検出回転数(R)が基準回転数(R1)より高いと判定した場合はステップ409へ進み、低いと判定した場合はステップ410へ進む。
【0162】
ステップ409では、排気口を開くよう開閉機構64のモーター66、69を駆動し、ステップ415へ進む。
【0163】
ステップ410では、排気口を閉じるよう開閉機構64のモーター66、69を駆動し、ステップ415へ進む。
【0164】
ステップ411においては、光源ランプ4の出力を下げる。
【0165】
ステップ412では、ファンへの供給電圧を初期電圧(V0)より下げ、ファン2,3、55の回転数を下げる。
【0166】
ステップ413では、ファン2,3、55の回転数を回転数検出器59、81によって検出する。
【0167】
ステップ414では、上記回転数検出結果に応じて、排気口84の開口面積(開口率)が小さくなるよう排気口調節機構37のモーター87を調節し、ステップ408へ進む。
【0168】
ステップ415では、主電源がOFFされない場合は、ステップ402へ戻り上記ステップを繰り返すものとし、主電源がOFFされた場合はステップ416へ進む。
【0169】
ステップ416では、光源ランプ4の出力を通常の出力に戻し、処理を終了する。
【0170】
以上説明したように、本第5実施形態によれば、CINEMA MODEを選択して光源ランプ4の出力を下げ、スクリーンに投影する映像の明るさを通常時より暗くした場合には、ファン2、3、55の回転数を下げるとともに、排気口84の開口面積(開口率)を排気口調節機構37によって小さくする動作を行い、排気口30、31については開閉機構64により排気口を閉じる動作を行う。
【0171】
このことにより、開口面積(開口率)を小さくしない場合と比べて、排気口を介して外部に流出するファンからの騒音を抑え、従来の液晶プロジェクタに比べて騒音を抑えることができる。
【0172】
また逆に、BRIGHTNESS UP MODEを選択して光源ランプの出力を上げ、スクリーンに投影する明るさを通常時よりも明るくした場合には、ファン2、3、55の回転数を上げるとともに、排気口84については開口面積(開口率)を排気口調節機構37によって大きくして回転数に応じた開口面積(開口率)、すなわち排気量に応じた面積にし、排気口30、31については開閉機構64により排気口を開く動作を行う。
【0173】
このことにより、風切り音の発生を低減することができると同時に、ファン2、3、55に圧力変動による大きな負荷がかかることを防ぐことができるため、ファンの駆動音が低下し、騒音の低減を図ることができる。
【0174】
なお、排気口調節機構の構成は上記実施形態のものに限られない。
【0175】
また、上記実施形態では、排気口調節機構の制御はファンの回転数の検出結果に応じて行っているが、光学系付近の温度の検出結果に応じて、又はファンへの供給電圧に応じて制御を行うことも可能である。
【0176】
また、液晶プロジェクタ作動停止時において、排気口調節機構37および開閉機構64の動作を制御して排気口30、31、84の開口部を閉めるよう制御することにより、液晶プロジェクタ内部が外部から遮断されるため、防塵効果が期待でき、塵による装置内部の汚染を防ぐことができる。
【0177】
さらに、以上説明した各実施形態は、以下に示す各発明を実施した場合の一例でもあり、下記の各発明は上記各実施形態に様々な変更や改良が加えられて実施されるものである。
【0178】
〔発明1〕 画像を投射する光学系と、前記光学系を収容する筐体と、前記光学系を冷却するための空気流を前期筐体内に生成するファンと、前記光学系と前記ファンとを収容する筐体とを有し、
前記筐体は、該筐体内の空気を排出するための排気口を有する投射型画像表示装置であって、
前記排気口の開口面積を増減する排気口調節手段と、前記ファンの回転数および前記排気口調節手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする投射型画像表示装置。
【0179】
上記発明1によれば、ファンの回転数に応じて排気口の開口面積を増減させることで、液晶プロジェクタの運転状況にかかわらず、従来のものに比べて発生する騒音を低減することができる。
【0180】
〔発明2〕 前記光学系の温度を検出する温度検出器を有し、
前記制御手段は、前記温度検出器の検出結果に応じて、前記ファンの回転数を制御するとともに、
前記回転数検出器の検出結果に応じて、前記排気口調節機構を制御することを特徴とする発明1に記載の投射型画像表示装置。
〔発明3〕 前記光学系に含まれる光源の出力を可変設定する光源設定スイッチを有し、
前記制御手段は、前記光源設定スイッチの設定に応じて、前記ファンの回転数を制御するとともに、
前記回転数検出器の検出結果に応じて、前記排気口調節機構を制御することを特徴とする発明1に記載の投射型画像表示装置
〔発明4〕 前記光学系の温度を検出する温度検出器を有し、
前記制御手段は、前記温度検出器の検出結果に応じて、前記排気口調節機構を制御することを特徴とする発明1に記載の投射型画像表示装置。
〔発明5〕 前記排気口を複数有し、
前記制御手段は、前記排気口の各々に設けられた前記排気口調節機構を互いに独立して制御することを特徴とする発明1から4のいずれかに記載の投射型画像表示装置。
【0181】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ファンの回転数に応じて排気口の開口面積を増減させることで、投射型画像表示装置の運転状況にかかわらず、従来のものに比べて発生する騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の排気口調節機構を用いた投射型画像表示装置装置を示す内部構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の左右方向に揺動する排気ガイドを用いた排気口調節機構の動作図である。
【図3】本発明の第1実施形態の液晶プロジェクタ装置の内部システム構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態の排気口の開口面積(開口率)を調節する上での主な制御方法を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の第2実施形態の上下方向に揺動する排気ガイドを用いた排気口調節機構の動作図である。
【図6】本発明の第2実施形態の排気口調節機構とラジアルファンとを用いた場合における排気口の開口面積(開口率)の調節を示す構成図である。
【図7】本発明の第3実施形態の開閉機構を用いた投射型画像表示装置を示す内部構成図である。
【図8】本発明の第3実施形態の開閉機構の要部の構成図である。
【図9】本発明の第3実施形態の開閉機構とラジアルファンとを用いた場合における排気口の開口面積(開口率)の調節を示す構成図である
【図10】本発明の第3実施形態の投射型画像表示装置の内部システム構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施形態の排気口の開口面積(開口率)を調節する上での主な制御方法を示すフローチャート図である。
【図12】本発明の第4実施形態の投射型画像表示装置の内部システム構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第4実施形態の排気口の開口面積(開口率)を調節する上での主な制御方法を示すフローチャート図である。
【図14】本発明の第5実施形態の投射型画像表示装置の内部システム構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第5実施形態の排気口の開口面積(開口率)を調節する上での主な制御方法を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
2、3:ファン
4:光源ランプ
16、21、24:入り側偏光板
17、20、25:液晶パネル
18、22、26:出側偏光板
30、31:排気口
37:排気口調節機構
41:排気口調節機構
53:システム制御回路
55:ファン
57:温度センサー
59:回転数検出器
64:開閉機構
79:温度センサー
81:回転数検出器
84:排気口

Claims (1)

  1. 画像を投射する光学系と、前記光学系を収容する筐体と、前記光学系を冷却するための空気流を前記筐体内に生成するファンと、前記光学系と前記ファンとを収容する筐体とを有し、
    前記筐体は、該筐体内の空気を排出するための排気口を有する投射型画像表示装置であって、
    前記排気口の開口面積を増減する排気口調節手段と、前記ファンの回転数および前記排気口調節手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする投射型画像表示装置。
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