JP2003293615A - 免震建築物のはね出し構造 - Google Patents
免震建築物のはね出し構造Info
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Abstract
ことができると共に、はね出し板を取り扱う支持体の作
動性及び施工性の向上を図ることができる免震建築物の
はね出し構造を提供すること。 【解決手段】 免震建築物の上部構造体2に向かう一端
10aを備え、上部構造体2からはね出したはね出し板
10を有する免震建築物のはね出し構造において、はね
出し板10を上部構造体2あるいは前記建築物の免震層
1に締結させるはね出し板締結手段16、17を有し、
該はね出し板締結手段は、はね出し板10の上面側11
から上部構造体2あるいは前記建築物の免震層1に締結
可能に構成されてなる。
Description
ね出し構造に関し、特に、戸建て住宅等の免震建築物の
はね出し構造に関するものである。
層ゴム支承、転がり支承、滑り支承等により基礎より相
対変位可能に支承し、地震エネルギが上部構造物に作用
することを阻止、緩和し、建物の地震による崩壊を避け
る試みは、既に種々の態様で行われており、このように
支承された建物を免震建築物と云う。この種の免震建築
物は、上部構造物が工場で組立生産されるラーメン構造
の建物ユニットであるユニット式免震建築物にも適用さ
れる。免震建築物では、地震時に上部構造体と地盤とが
相対変位できるよう、上部構造体と玄関ステップ(立上
げ部)との間に余裕空間が設けられており、そこを渡っ
て通行できるように、上部構造体より玄関ステップ上に
はね出したはね出し板(渡り板)が設けられている。
出し端である片持ち梁をなし、そこを通行する者の荷
重、建築基準法上の積載荷重に耐え、最大相対変位に対
応した設計のものになっている。よって、このはね出し
板では、断面設計寸法が大きくなり、はね出し板の基端
における上部構造物との取付部の取付強度を相当高くす
る必要が生じ、はね出し板の自重も大きくなり、コスト
も上昇する。特に、ユニット式免震建築物等による軽量
な戸建て免震住宅の場合には、はね出し板の自重による
偏荷重のために、免震性能に影響を与えることがあり、
また、はね出し板の取付設計によって建築計画に制約を
与えることがある。
免震建築物のはね出し構造に関する技術が各種提案され
ている(例えば、特開2000−352221号公報、
特開2001−73473号公報参照)。該提案の技術
は、はね出し板を軽量化できると共に、上部構造体に対
する取付構造も簡素化でき、免震性能への影響が少な
く、制約の少ない建築計画と良好な施工性及び低コスト
化を実現できる免震建築物のはね出し構造に関する技術
である。
におけるはね出し板の一例を示したものである。前記特
開2000−352221号公報所載の技術には、はね
出し板が上部構造体の床梁等に接続される旨の記載があ
り、また、従来におけるはね出し板は、図6(a)、
(b)に示すように、免震建築物の上部構造体2より、
地盤5に設けられた玄関ステップ4上にはね出したはね
出し板50を有する免震建築物のはね出し構造であっ
て、はね出し板50は、基端50a、該基端50aから
上面側51等を介して連なる突き出し端50bを有し、
基端50aには、地盤5に対して水平方向に配設される
三本のアンカーボルト52、52、52が、基端50a
の受容穴53に向けて打設されており、各アンカーボル
ト52を免震層1の免震架台1aに差込み、その後、基
端50aと免震架台1aとは隙間が生じないように免震
層1側からボルト締結等がなされている。
し構造におけるはね出し板を取り扱う支持体の一例を示
したものであり、前記特開2000−352221号公
報所載の技術には、図7(a)、(b)に示すように、
前記玄関ステップ4には、はね出し板50の突き出し端
50b近傍を支承する支持体60が配置されており、支
持体60は、はね出し板50の自重及び該はね出し板5
0に作用する荷重の一部を相対変位可能に支持するフッ
素樹脂板等による平板状の低摩擦摺動プレート62及び
プレート台63を有する滑り支持機構61と、該プレー
ト台63を四本のセンタ固定ねじ68、68、68、6
8及びナット67、67、67、67を用いてベース板
65に固定される矩形フランジ部64と、アンカー係合
部69に係合してベース板65を玄関ステップ4に固定
させる二本のアンカーボルト70、70及びナット7
1、71とから構成され、前記センタ固定ねじ68、6
8、68、68に螺合される調整ねじ72、72、7
2、72の調節により、前記低摩擦摺動プレート62の
高さ調整がなされている。
免震建築物のはね出し構造では、はね出し板の軽量化等
を図ることはできるものの、はね出し板50の交換作業
においては、アンカーボルト52の締結解除のほか、締
結の作業をもはね出し板50と地盤5との間である床下
で実施する必要があり、はね出し板50に対する作業の
施工性の点については依然として課題が残されている。
また、はね出し板50の基端50aが免震層1の免震架
台1a等に隙間なく強固に接続されていると、免震作動
時の逃げが無い、つまり、万一、施工誤差若しくは地盤
沈下等によってはね出し板50に傾斜が生じた場合に
は、はね出し板50がスムースに動かないケースが想定
され、はね出し板50の作動性の点についても未だ改善
する余地がある。
構造におけるはね出し板50を取り扱う支持体60で
は、玄関ステップ4に対する前記矩形フランジ部64及
びベース板65の固定には、四本のセンタ固定ねじ68
及び二本のアンカーボルト70の全てを固定させる必要
があると共に、前記低摩擦摺動プレート62の高さ調整
には、前記四本のセンタ固定ねじ68の全てを調整する
必要があるので、支持体60の施工性の点については特
に課題が残されている。
ためになされたもので、はね出し板の作動性及び施工性
の向上を図ることができると共に、はね出し板を取り扱
う支持体の作動性及び施工性の向上を図ることができる
免震建築物のはね出し構造を提供することを目的として
いる。
めに、請求項1に記載の発明による免震建築物のはね出
し構造は、免震建築物の上部構造体に向かう一端を備
え、前記上部構造体からはね出したはね出し板を有する
免震建築物のはね出し構造において、前記はね出し板を
前記上部構造体あるいは前記建築物の免震層に締結させ
るはね出し板締結手段を有し、該はね出し板締結手段
は、前記はね出し板の上面側から前記上部構造体あるい
は前記建築物の免震層に締結可能に構成されているもの
である。この構成によれば、はね出し板締結手段によっ
てはね出し板の上面側からの作業が可能になるので、は
ね出し板の交換の際における床下での作業を回避するこ
とができ、従来に比して作業の施工性の向上を図ること
ができる。
はね出し構造は、前記はね出し板締結手段は、前記上部
構造体の床梁あるいは前記免震層の免震架台から延出さ
れるアングル材を介して、前記はね出し板を締結してい
ることである。この構成によれば、前記はね出し板と前
記上部構造体あるいは前記免震層との間に、免震作動時
の逃げを設けることが可能になり、はね出し板の作動性
の良好化を図ることができる。
はね出し構造は、前記はね出し板の前記一端は、前記上
部構造体あるいは前記免震層に対して、隙間を設けて締
結されていることである。この構成によれば、例えアン
グル材の可撓性によってはね出し板が傾斜しても、免震
作動時の逃げが備えられているので、はね出し板の作動
性の向上を確実に達成することができる。なお、前記隙
間には、柔軟性のある封止材を装填することもでき、前
記隙間の存在が外観に与える不安定感を解消することが
できると共に、例えアングル材が撓んでも、玄関に敷か
れるタイルの目地割れの防止を図ることができる。
はね出し構造は、免震建築物の上部構造体に向かう一端
と、地盤に設けられた立上げ部上にはね出した他端とを
備え、前記上部構造体からはね出したはね出し板を有す
る免震建築物のはね出し構造において、前記立上げ部に
は、前記はね出し板の前記他端近傍を支承する支持体が
配置され、該支持体は、前記はね出し板の自重及び該は
ね出し板に作用する荷重の一部を相対変位可能に支持す
る滑り支持機構と、一本の後施工アンカーボルトで前記
立上げ部に固定されるとともに、前記滑り支持機構を嵌
合する支持本体部とを有するものである。
施工アンカーボルトで立上げ部に固定することができ、
しかも、滑り支持機構を前記支持本体部に嵌め合わせて
固定することができ、従来の如く四本のセンタ固定ねじ
と二本のアンカーボルトとによって固定されている場合
に比して支持体の施工性の向上を図ることができる。な
お、前記支持本体部と前記立上げ部との間には、該立上
げ部に対して前記支持体の高さ位置の調整を行うプレー
トを介在させることができ、これにより、従来の如く四
本のセンタ固定ねじを回して高さ調整するよりも容易に
調整することができ、支持体の施工性の更なる良好化を
図ることができる。
はね出し構造は、前記滑り支持機構は、前記はね出し板
との対接面側に低摩擦材を有し、該低摩擦材は、その表
面形状が球面に加工されるあるいはその表面形状に面取
りが施されることである。この構成によって、万一、施
工誤差若しくは施工後の地盤沈下等が生じてはね出し板
に傾きが生じても、支持体の作動性を良好に維持するこ
とができる。
の発明の実施の形態について説明する。図1及び図2
は、この発明の一実施形態に係る免震建築物のはね出し
構造が適用された免震建築物の出入り口構造を示してい
る。
して上部構造体である建物ユニット2に据え置かれて構
成される。これにより、建物ユニット2は、免震層1に
よって地盤5に対して水平方向に相対変位可能に免震支
承される。建物ユニット2には玄関開口3が設けられて
おり、玄関開口3の前方部に余裕空間をおいて、コンク
リート打ちの立上げ部の一態様である玄関ステップ4が
地盤5上に固定状態で設けられ、建物ユニット2より、
玄関ステップ4上にはね出す形態で、はね出し板10が
設けられる。なお、図1及び図2において、6は玄関ド
ア、7ははね出し板10上に建てられたポーチ柱、8は
ポーチ柱7により支持された玄関ポーチである。
10aは、後述のように、L型アングル材15を介して
免震層1の鋼製の免震架台1aから所定の間隔を保って
接続されており、また、他端である突き出し端10b側
は玄関ステップ4上にオーバーラップしている。また、
玄関ステップ4には、後述のように、摺動面部材として
上部にMCナイロン製の低摩擦材による低摩擦摺動プレ
ート22を取り付けられた支持体20が固定設置されて
いる。
テップ4上においてはね出し板10の幅方向に二個設け
られており、図2に示すように、はね出し板10の突き
出し端10b近傍を、低摩擦抵抗で水平方向に相対変位
可能に支承している。この支持構造により、はね出し板
10は、玄関ステップ4に対して水平方向の相対変位を
低摩擦抵抗で許容された状態で、自重およびはね出し板
10に作用する荷重の一部を支持体20によって支持さ
れ、両持ち梁状になる。
して、はね出し板10の断面設計寸法を小さくでき、は
ね出し板10を軽量化できると共に、はね出し板10の
建物ユニット2に対する取付構造も簡素化でき、しか
も、免震性能への影響が少なく、制約の少ない建築計画
と、良好な施工性および低コスト化とを実現できる。ま
た、支持体20は、滑りによってはね出し板10を支持
するものであり、例えばボールを使用する転がり支持機
構とは異なって転動部を含まないから、錆び付きによる
動作不良を起こすことがなく、念入りな防錆対策を講ず
る必要がない。
物の出入り口構造におけるはね出し板10の具体的構造
例を説明する。はね出し板10は、建物ユニット2側に
向かう基端10aと玄関ステップ4側に向かう突き出し
端10bを有し、基端10aと突き出し端10bに連な
り、それぞれ玄関ドア6側及び地盤5側の面をなす上面
側11及び下面側12を有することが基本的な構成とさ
れている。
(a)、(b)に示すように、基端10a側近傍におい
て上面側11から地盤5側たる下面側12に向かう段付
の貫通穴13を二個備えているとともに、この貫通穴1
3及びスペーサ14を介して、はね出し板10とL型ア
ングル材15とを締結させるはね出し板締結手段の一態
様であるボルト16とナット17を備えている。
は、その一端側が免震層1の免震架台1aに締結され、
その他端側がはね出し板10に向かって延出されてい
る。なお、前記一端側は、免震架台1aのほか、建物ユ
ニット2の床梁に締結され、前記他端側がはね出し板1
0に向かって延出されていても良いものである。ただ
し、いずれにおいても、はね出し板10と免震架台1a
あるいは前記床梁との間には、隙間18が設けられるべ
く、L型アングル材15の係合穴15aは、免震架台1
aあるいは前記床梁から所定間隔を置いた位置に設けら
れている。
示すように、はね出し板10の据え付け後に、ガスケッ
ト等の柔軟性のある封止材18Fが装填され、玄関ドア
6側から隙間18が見えないようにされる。また、ボル
ト16とナット17とが結合されている段付の貫通穴1
3は、その上方からスペーサ19にて埋められる。さら
に、図5を参照して、前記はね出し板10を取り扱う物
である支持体20の具体的構造例を説明する。
はね出し板10の自重及びはね出し板10に作用する荷
重の一部を相対変位可能に支持する滑り支持機構21
と、一本の後施工アンカーボルト30で玄関ステップ4
に固定されるとともに、滑り支持機構21を嵌合する支
持本体部25と、滑り支持機構21の高さ調整を行う調
整プレート32とから構成されている。
示すように、はね出し板10の下面側12に対接する低
摩擦摺動プレート22と、該低摩擦摺動プレート22に
連なる円筒部23と、支持本体部25の内側に嵌合され
る凸型嵌合部24とから構成されており、低摩擦摺動プ
レート22の表面形状は、球面に加工されている。な
お、その表面形状は、面取りが施されているものであっ
ても良いものである。
筒部23に連なる円筒部26と、該円筒部26の内側に
て凸型嵌合部24に嵌合される凹型嵌合部27と、円筒
部26の下端にてその土台をなすベース部28とから構
成される。そして、ベース部28の略中央部分には、ア
ンカーボルト30に受容される締結穴29が備えられて
おり、アンカーボルト30及びナット31によって、支
持本体部25は、玄関ステップ4上に固定される。な
お、凸型嵌合部24と凹型嵌合部27とは、接着固定す
ることも可能である。
置の調整は、ベース部28と玄関ステップ4との間に調
整プレート32を所定枚数挟み込むことで行われる。以
上の構成において、免震建築物の出入り口構造における
はね出し板10は、次の如く施工される。なお、締結方
法等は一例であり、これに限定されるものではない。
固定するアンカーボルト30が打設される。支持体60
のプレート32が、アンカーボルト30に挿入される。
一方、はね出し板10を固定するボルト16は、L型ア
ングル材15の係合穴15aに地盤5側から挿入され、
これらは溶接にて固定される。そして、ボルト16を備
えたL型アングル材15が免震架台1aに設置される。
次いで、はね出し板10のスペーサ14が、その係合穴
14aを介してボルト16に挿入される。ここで、はね
出し板10のレベルが出るように、プレート32、スペ
ーサ14の枚数、厚さ等が適宜調整される。
介してアンカーボルト30に挿入され、ナット31によ
って玄関ステップ4に固定される。さらに、支持本体部
25の凹型嵌合部27に滑り支持機構21の凸型嵌合部
24を嵌め合わせる。一方、はね出し板10は、玄関ド
ア6側たる上方側から下面側12を先頭にして地盤5に
向けてクレーン等にて下降され、免震架台1aとの間に
隙間18を保ちつつ、貫通穴13を介してボルト16が
挿通されて、滑り支持機構21及びL型アングル材15
上に据え付けられる。
ら突き出たボルト16に対して上面側11からナット1
7を螺合させ、はね出し板10とL型アングル材15と
を締結させる。最後に、前記隙間18に封止材18Fが
装填され、また、ナット17の上方から貫通穴13を埋
めるべくスペーサ19が入れられる。そして、はね出し
板10の交換時には、上方からスペーサ19、ナット1
7を外し、次いではね出し板10を取り外す作業を行
う。
出入り口構造について示されているが、本発明は、免震
建築物の出入り口構造に限定されるものではなく、出入
り口構造以外の免震建築物のはね出し構造に適用するこ
とができ、この場合にも、作業の施工性の向上の如く同
様の効果を奏することができる。
1記載の発明による免震建築物のはね出し構造によれ
ば、免震建築物の上部構造体に向かう一端を備え、前記
上部構造体からはね出したはね出し板を有する免震建築
物のはね出し構造において、前記はね出し板を前記上部
構造体あるいは前記建築物の免震層に締結させるはね出
し板締結手段を有し、該はね出し板締結手段は、前記は
ね出し板の上面側から前記上部構造体あるいは前記建築
物の免震層に締結可能に構成されているものであるの
で、はね出し板の上面側からの作業で済ませることが可
能になり、はね出し板の交換の際にも床下での作業を回
避することができ、従来に比して作業の施工性の向上を
図ることができる。
はね出し構造によれば、前記はね出し板締結手段は、前
記上部構造体の床梁あるいは前記免震層の免震架台から
延出されるアングル材を介して、前記はね出し板を締結
しているので、前記はね出し板と前記上部構造体あるい
は前記免震層との間に、免震作動時の逃げを設けること
も可能になり、はね出し板の作動性の良好化を図ること
ができる。
はね出し構造によれば、前記はね出し板の前記一端は、
前記上部構造体あるいは前記免震層に対して、隙間を設
けて締結されているので、例えアングル材の可撓性によ
ってはね出し板が傾斜しても、免震作動時の逃げが備え
られていることから、はね出し板の作動性の向上を確実
に達成することができる。
はね出し構造によれば、免震建築物の上部構造体に向か
う一端と、地盤に設けられた立上げ部上にはね出した他
端とを備え、前記上部構造体からはね出したはね出し板
を有する免震建築物のはね出し構造において、前記立上
げ部には、前記はね出し板の前記他端近傍を支承する支
持体が配置され、該支持体は、前記はね出し板の自重及
び該はね出し板に作用する荷重の一部を相対変位可能に
支持する滑り支持機構と、一本の後施工アンカーボルト
で前記立上げ部に固定されるとともに、前記滑り支持機
構を嵌合する支持本体部とを有するものであることか
ら、支持本体部を一本のアンカーボルトで立上げ部に固
定でき、しかも、滑り支持機構が前記支持本体部に嵌め
合わされて固定させることができ、従来の如く四本のセ
ンタ固定ねじと二本のアンカーボルトとによって固定さ
れている場合に比して支持体の施工性の向上を図ること
ができる。
はね出し構造によれば、前記滑り支持機構は、前記はね
出し板との対接面側に低摩擦材を有し、該低摩擦材は、
その表面形状が球面に加工されるあるいはその表面形状
に面取りが施されるので、万一、施工誤差若しくは施工
後の地盤沈下等が生じてはね出し板に傾きが生じても、
その支持体の作動性を良好に維持することができる。
出し構造が適用された免震建築物の要部の正面図であ
る。
る。
出し板の平面図である。
おけるはね出し板の部分断面側面図であり、(b)は、
該はね出し板の展開図である。
おけるはね出し板を取り扱う支持体の正面図であり、
(b)は、該支持体の展開図である。
おけるはね出し板の平面図であり、(b)は、該はね出
し板の側面図である。
おけるはね出し板を取り扱う支持体の部分断面正面図で
あり、(b)は、該支持体の平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 免震建築物の上部構造体に向かう一端を
備え、前記上部構造体からはね出したはね出し板を有す
る免震建築物のはね出し構造において、 前記はね出し板を前記上部構造体あるいは前記建築物の
免震層に締結させるはね出し板締結手段を有し、該はね
出し板締結手段は、前記はね出し板の上面側から前記上
部構造体あるいは前記建築物の免震層に締結可能に構成
されていることを特徴とする免震建築物のはね出し構
造。 - 【請求項2】 前記はね出し板締結手段は、前記上部構
造体の床梁あるいは前記免震層の免震架台から延出され
るアングル材を介して、前記はね出し板を締結している
ことを特徴とする請求項1に記載の免震建築物のはね出
し構造。 - 【請求項3】 前記はね出し板の前記一端は、前記上部
構造体あるいは前記免震層に対して、隙間を設けて締結
されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の免
震建築物のはね出し構造。 - 【請求項4】 免震建築物の上部構造体に向かう一端
と、地盤に設けられた立上げ部上にはね出した他端とを
備え、前記上部構造体からはね出したはね出し板を有す
る免震建築物のはね出し構造において、 前記立上げ部には、前記はね出し板の前記他端近傍を支
承する支持体が配置され、該支持体は、前記はね出し板
の自重及び該はね出し板に作用する荷重の一部を相対変
位可能に支持する滑り支持機構と、一本の後施工アンカ
ーボルトで前記立上げ部に固定されるとともに、前記滑
り支持機構を嵌合する支持本体部とを有することを特徴
とする免震建築物のはね出し構造。 - 【請求項5】 前記滑り支持機構は、前記はね出し板と
の対接面側に低摩擦材を有し、該低摩擦材は、その表面
形状が球面に加工されるあるいはその表面形状に面取り
が施されることを特徴とする請求項4に記載の免震建築
物のはね出し構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007002611A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Sanko:Kk | エキスパンションジョイント |
JP2017110447A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 株式会社大林組 | 免震構造 |
JP2018111970A (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 株式会社竹中工務店 | 免震構造物 |
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- 2002-04-02 JP JP2002100137A patent/JP4002461B2/ja not_active Expired - Fee Related
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