JP2003292915A - 接着シート - Google Patents
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Abstract
用される接着シートにおいて、接着性や耐電食性にすぐ
れるとともに、簡便な方法で接着シート側面の接着性を
低減させた感圧性または熱接着型のシート状、テープ状
などの接着シートを提供する。 【解決手段】スチレン−共役ジエンブロック共重合体を
主成分とする接着剤組成物からなる接着剤層を支持体の
片面または両面に設けた接着シートにおいて、接着シー
トの切断加工後の側面に紫外線照射することで、電子部
品などに対する接着性や耐電食性を低下させることな
く、側面の接着性を低減させる。
Description
の周辺材料を接着するのに使用される耐電食性にすぐれ
る感圧性または熱接着型の接着シート(シート状、テー
プ状、フィルム状などの形態を含む)に関する。
定には、エポキシ系などの接着剤が使用されてきたが、
その作業性の悪さ、信頼性に劣るなどの理由から、シー
ト状やテープ状としたアクリル系の感圧性接着シート類
が使用されてきた。
ト類は、接着強度に乏しくて本体より脱落しやすく、さ
らに接着剤に含まれるハロゲン化合物や酸成分ないし酸
系残存モノマ―などにより、使用した接着シート類の周
辺の配線を電食させるという大きな問題があった。
着剤組成物の主成分としてスチレン−共役ジエンブロッ
ク共重合体を用いるとともに、接着剤組成物またはこれ
を用いた接着シート類の全体を煮沸蒸留水で処理した際
に、抽出陰イオンが10ppm 以下となるように設定
することにより、電子部品などに対する接着強度が大き
く、かつ耐電食性にすぐれるものが得られることを見出
した(特開平05−179218号公報)。
強度の面では非常に優れているが、これをロール状の巻
回体とした場合、ロール側面は接着剤層の側面が剥き出
しとなり、ロール同士が接着して作業性を悪化させた
り、他の物品と接着して接着シートが汚染されるなどの
問題があり、改良が求められていた。
の側面の接着力を低減させる試みが各種行われており、
例えば特開平2−145670号公報には接着シート側
面へのシリコーン処理が、特開平3−259978号公
報には接着シート側面へのウレタン樹脂処理が、特開平
4−173887号公報には合紙を使用することが、特
開平5−302069号公報には接着シート側面へのポ
リオレフィンエマルション処理が、特開平7−3404
5号公報には接着シート側面への微粒子処理が、特開平
8−170058号公報には接着シート側面へのプラズ
マ処理が、特公昭50−37691号公報には接着シー
ト側面へ過酸化物および/あるいはビニル系高分子化合
物を含む溶液を塗設して電子線照射する方法が、特公昭
50−10353号公報には接着シート側面へ光架橋増
感剤、もしくは該増感剤と光活性架橋剤およびビニル系
高分子化合物を含む溶液を塗設して光照射する方法がな
どがそれぞれ開示されている。
着シートの側面の接着力を低減させる効果はあるが、処
理液を塗布する場合、塗布量が多いと接着剤層中にまで
浸透し、接着特性を阻害したり、耐電食性を悪化させる
場合があった。また合紙の場合は使用途中で何度も取り
付けたり外したりしなければならないという煩雑さがあ
り、またプラズマ処理は大掛かりな装置が必要であると
いう問題があった。
事情に鑑み、電子部品またはその周辺材料を接着するの
に使用される接着シートにおいて、接着性や耐電食性に
すぐれるとともに、簡便な方法で接着シート側面の接着
性を低減させた感圧性または熱接着型のシート状、テー
プ状などの接着シートに関する。
的を達成するために、鋭意検討した結果、スチレン−共
役ジエンブロック共重合体を主成分とする接着剤組成物
からなる接着剤層を支持体の片面または両面に設けた接
着シートにおいて、接着シートの切断加工後の側面に紫
外線照射することで、電子部品などに対する接着性や耐
電食性を低下させることなく、側面の接着性を低減させ
ることができることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
ンブロック共重合体を主成分とする接着剤組成物からな
る接着剤層を支持体の片面または両面に設けた接着シー
トであって、接着シートの切断加工後の側面に紫外線照
射して接着性を低減させた接着シートに係るものであっ
て、特に接着剤組成物がスチレン−共役ジエンブロック
共重合体100重量部、粘着付与樹脂40〜200重量
部、軟化剤0〜80重量部であって、煮沸蒸留水での抽
出陰イオンが10ppm 以下であることを特徴とする
感圧性の接着シート、および接着剤組成物がスチレン−
共役ジエンブロック共重合体100重量部、スチレン系
粘着付与樹脂を一部成分として含む粘着付与樹脂40〜
200重量部(このうちスチレン系粘着付与樹脂10〜
100重量部)、軟化剤0〜80重量部であって、煮沸
蒸留水での抽出陰イオンが10ppm 以下であること
を特徴とする熱接着型の接着シートに係るものである。
を含むことを特徴とし、光架橋剤がオリゴマー型光架橋
剤であることを特徴とする接着シートに係るものであ
る。
を図面にもとづいて説明するが、本発明はこれらに何ら
限定されるものではない。
に、支持体11と、スチレン−共役ジエンブロック共重
合体を主成分とする接着剤組成物からなる接着剤層12
から構成されている。図1では支持体11の片面に接着
剤層12を有する構成としているが、接着剤層12は支
持体11の両面に形成することもできる。
ム、プラスチックラミネート紙、布、プラスチックラミ
ネート布、不織布、紙、布、発泡シート、金属箔および
剥離処理した紙やプラスチックフィルムなどが用いら
れ、その厚みは通常2〜150μm程度である。また支
持体11としては、偏光や位相差などの光学機能を有す
る材料、導電性材料や配線基板などの電気電子材料など
の各種機能性材料にも適用できる。これら支持体11の
表面には、必要に応じてマット処理、コロナ放電処理、
プライマー処理、架橋処理などの慣用の物理的または化
学的処理を施すことができる。また支持体11の接着剤
層12が設けられていない面には、接着シートをロール
状に巻回した場合に巻戻しが容易になるよう、シリコー
ン処理、長鎖アルキル処理、フッ素処理等の剥離処理が
施されていてもよい。
成物は、スチレン−共役ジエンブロック共重合体を主成
分とし、この他粘着付与樹脂、軟化剤、光架橋剤等を含
む。スチレン−共役ジエンブロック共重合体としては、
スチレンポリマーのブロックと共役ジエンポリマーのブ
ロックが交互に存在するA−B−A型ブロック共重合体
が好ましく用いられる。具体的には、スチレンとブタジ
エンやイソプレンなどの共役ジエンとのブロック共重合
体、あるいはその水素添加物が挙げられ、耐久性の点よ
りスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体な
いしその水素添加物が好ましい。
共重合体におけるスチレンポリマーの含有量(以下、ス
チレン含量という)としては、通常10〜40重量%、
好ましくは13〜35重量%の範囲にあるのがよい。ス
チレン含量が10重量%未満では凝集力に劣り、40重
量%を超えると接着性に劣る場合がある。また、共重合
体全体の分子量としては、重量平均で一般に5万〜70
万、好ましくは10万〜40万の範囲にあるのがよい。
分子量が5万未満では凝集力に劣り、70万を超えると
作業性に劣る場合がある。
とえば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油系樹脂、
水添石油系樹脂、脂肪族炭化水素系樹脂、芳香族炭化水
素系樹脂などが挙げられ、接着剤組成物が感圧性である
か熱接着型であるかによって、その種類または使用量が
決定される。
如き粘着付与樹脂の中から、その1種または2種以上が
選択して用いられ、その使用量は、ブロック共重合体1
00重量部に対し、40〜200重量部、好ましくは5
0〜170重量部とするのがよい。少なすぎると接着性
に乏しくなり、多すぎると衝撃に対し脆くなる。
は、特にスチレン系粘着付与樹脂を必須成分のひとつと
して使用し、これをブロック共重合体100重量部に対
し、10〜100重量部、好ましくは20〜70重量部
用いるのがよい。このような配合により、室温ではタッ
クが少なくて、電子部品を固定するための位置決め作業
を行いやすく、一方この位置決め後加熱することにより
容易に接着できる熱接着型の接着剤組成物の調製が可能
となる。また、この場合、接着特性上スチレン系粘着付
与樹脂以外の粘着付与樹脂を併用してもかまわないが、
その使用量は、スチレン系粘着付与樹脂との合計量が、
ブロック共重合体100重量部に対し、40〜200重
量部、好ましくは50〜170重量部とするのがよい。
少なすぎると接着性に乏しくなり、多すぎると衝撃に対
し脆くなる。
系などのものがあり、タックを向上させる目的で必要に
より用いられる。その使用量は、ブロック共重合体10
0重量部に対し、80重量部を上限とする。これを超え
て用いると、接着剤の凝集力が低下して、耐熱性が悪く
なる。
重合体を主成分とする接着剤組成物は、分子中に二重結
合を有するポリマーが主成分であるため、紫外線を照射
するだけで接着性を低減することが可能であるが、光架
橋剤を併用すると効率よく接着性を低減できるため好ま
しい。このような光架橋剤としては、紫外線を照射する
ことによってラジカルを発生し、スチレン−共役ジエン
ブロック共重合体を架橋しうるものであって、ヒドロキ
シケトン類、ベンジルジメチルケタール類、アミノケト
ン類、アシルフォスフィンオキサイド類、ベンゾフェノ
ン類、トリクロロメチル基含有トリアジン誘導体などを
用いることができる。これらの中でも特にオリゴマー型
の光架橋剤は、ラジカルの発生点が一分子中に複数個存
在する多官能型の光架橋剤であって酸素による架橋阻害
の影響を受けにくく、少量の架橋剤で接着力の低減処理
できること、支持体に塗布する際に無溶剤のホットメル
ト状態でも光架橋剤が飛散せず、ポリマー中からも抽出
されないなどの理由から好ましく用いられる。
しては、紫外線を照射することによってラジカルを発生
できる官能基を有する単量体の低分子量重合物であり、
例えばアクリル化ベンゾフェノン(UCB社製『Ebe
crylP36』)を重合したオリゴマー、1−[4−
(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−プロパン−1−オン(チバ・スペ
シャリティ・ケミカルズ社製『Irgacure295
9』)の一級水酸基と2−イソシアナートエチルメタク
リレートの反応物を重合したオリゴマー、2−ヒドロキ
シ−2−メチル−[4−(1−メチルビニル)フェニ
ル]プロパノールオリゴマー(Lamberti社製
『EsacureKIP150』)などを挙げることが
できる。これらのオリゴマー型の光架橋剤の分子量は5
0000程度までが好ましく、これを超えるとスチレン
−共役ジエンブロック共重合体との相溶性が悪くなる場
合があり好ましくない。
ロック共重合体100重量部に対して0.1〜10重量
部、好ましくは0.5〜5重量部であり、0.1重量部
未満では充分な接着力低減効果がなく、10重量部を超
えると接着性能に影響を及ぼす恐れがあり好ましくな
い。
記の各成分のほか、必要に応じて、その他のポリマー、
充てん剤、顔料、老化防止剤などを配合するようにして
もよい。
面または両面に上記の接着剤組成物を塗工し、必要によ
り乾燥した後、厚さ5〜200μmとなる接着剤層12
を形成して、テープ状やシート状などの形態としたもの
である。粘着剤層の厚さが5μm未満では、接着性に乏
しくなりであり、200μmを超えると作業性が悪くな
る場合があり好ましくない。この支持体11上に接着剤
組成物を塗工する際には、必要により加熱して粘度を低
下させた状態で塗工することができ、具体的には、ホツ
トメルトコータ、コンマロール、グラビアコータ、ロー
ルコータ、キスコータ、スロットダイコータ、スクイズ
コータなどが用いられる。
加工後の側面に紫外線照射して接着性を低減させた接着
シートであることを特徴とする。接着シートがロール状
に巻回される場合は、ロールをコアカッターやスリッタ
ーで所定幅に切断後、側面に紫外線を照射して側面処理
を行う。また接着シートを所定形状に打ち抜き切断加工
する場合や、粘着シートや各種粘着加工品などの切断加
工する場合は、ロータリーカッターやレシプロカッター
などで切断工程後、直ちにその側面に紫外線照射を行
う。
低圧水銀ランプ、エキシマレーザ、メタルハライドラン
プ、などの適宜の紫外線源を用いて行うことができる。
紫外線の照射量は、必要とする架橋度に応じて決められ
るが、通常は、10mJ/cm 2 〜5J/cm2 の範囲内で
選択するのが望ましい。またその際、必要により、短波
長側の紫外線をカットするフィルタやガラスやポリエス
テルシートを用いることもできる。さらに、紫外線照射
時の温度は、とくに限定はなく、室温から140℃まで
の加熱条件を適宜選択することができる。
トは、煮沸蒸留水での抽出陰イオン、たとえばハロゲン
イオンやリン酸イオン、硫酸イオンなどが10ppm以
下、好ましくは5ppm以下に設定されていることが好
ましく、上記イオンが10ppmを超えて存在すると、
接着剤の周辺に存在する銅配線などを電食するという弊
害が起こる。
陰イオン」とは、接着シートを試料として、その1gを
蒸留水50g中に投入し、これを1時間煮沸したのち、
この液中に含まれる陰イオンを、イオンクロマト装置を
用いて測定することにより、求められる値である。
ppm以下に設定するには、接着剤組成物の主成分とな
るスチレン−共役ジエンブロック共重合体として、これ
が不純物としての陰イオンを含まないように、十分に精
製して用いる。たとえば、ハロゲン化合物からなるカッ
プリング剤を用いてスチレン−共役ジエンブロック共重
合体をカップリング方式で合成する場合のように、ハロ
ゲン化合物の混入が不可避で、不純物としてのハロゲン
化合物による陰イオンが検出されるときは、生成物を十
分に精製し、その不純物としてのハロゲン化合物を除去
して用いる。
合体の合成方法には、ハロゲン化合物を用いなくてよい
逐次反応方式があり、この方式で得られるスチレン−共
役ジエンブロック共重合体は不純物としての陰イオンを
ほとんど含まないため、本発明において特に好ましく用
いられる。
や軟化剤、さらにこれら以外の前記任意成分について
も、煮沸蒸留水による抽出陰イオンが検出されないよう
な材料、特にハロゲンや酸基を含まない材料を選択して
用いるか、あるいは十分に精製して用いるのが望まし
い。
れない材料、例えばポリエステルフィルムやポリエステ
ル100%の不織布が好適に使用される。また、離型紙
上に塗布し、各種支持体への転写や、電子部品またはそ
の周辺材料への転写が可能な転写用接着シート類とする
場合、離型紙は使用に際し剥離除去するため、それ自体
の抽出陰イオンはあまり重視されないが、離型処理剤が
接着剤層に接触するため、望ましくは陰イオンを含まな
いような離型処理剤で処理されたものであるのがよい。
体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは重
量部を意味するものとする。
のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(スチレン含量32重量%)を用い、このブロック共重
合体100部、水素添加石油樹脂125部、ナフテン系
軟化剤5部、2−ヒドロキシ−2−メチル−[4−(1
−メチルビニル)フェニル]プロパノールオリゴマー
(Lamberti社製『EsacureKIP15
0』)1部、老化防止剤1部を、トルエンで均一に溶解
し、固形分を50重量%に調整して、感圧性の接着剤組
成物の溶液を得た。
処理した剥離紙に乾燥後の厚さが50μmになるよう塗
布し100℃で5分乾燥して感圧性の接着剤層を形成
後、厚さ15μmのポリエステル不織布の両側に接着剤
層を貼り合せ、剥離紙を介して巻回体として巻き取り、
感圧性の両面接着シートとした。この巻回体を幅20m
mに切断してロール状の接着シートとし、その切断面に
高圧水銀ランプにて2.5J/cm2の紫外線を照射し
て、側面処理を行った。
く、新聞紙を接触させても付着しなかった。またこの感
圧性の両面接着シートを、厚さが50μmのポリエステ
ルフィルムで裏打ちし、室温にてステンレス板に貼り付
け、50mm/分の引張速度で180度引き剥がし試験
を行ったところ、22.4N/20mm幅の接着力が得
られた。また煮沸蒸留水での抽出陰イオン濃度は4pp
mであった。
20mmのロール状の接着シートをとした。この場合、
切断面にタック感があり、新聞紙を接触させると接着
し、剥がす際に新聞紙が破れてしまった。
のスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(スチレン含量30重量%)を用い、このブロック共重
合体100部、スチレン系樹脂50部、脂環族飽和炭化
水素樹脂100部、2−ヒドロキシ−2−メチル−[4
−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノールオリゴ
マー(Lamberti社製『EsacureKIP1
50』)1部、老化防止剤1部を、トルエンで均一に溶
解し、固形分を50重量%に調整して、熱接着型の接着
剤組成物の溶液を得た。
が25μmのポリエステルフィルムからなる支持体の両
面に、乾燥後の厚さが片面で50μmになるように塗布
し100℃で5分乾燥後、剥離紙を介して巻回体として
巻き取り、感圧性の両面接着シートとした。この巻回体
を幅20mmに切断してロール状の接着シートとし、そ
の切断面に高圧水銀ランプにて2.5J/cm2の紫外
線を照射して、側面処理を行った。
く、新聞紙を接触させても付着しなかった。またこの感
圧性の両面接着シートを、厚さが50μmのポリエステ
ルフィルムで裏打ちし、100℃で1kg/cm2の圧
力でステンレス板に貼り付け、50mm/分の引張速度
で180度引き剥がし試験を行ったところ、47.5N
/20mm幅の接着力が得られた。また煮沸蒸留水での
抽出陰イオン濃度は3ppmであった。
0mmのロール状の接着シートをとした。この場合、切
断面にタック感があり、新聞紙を接触させると接着し、
剥がす際に新聞紙が破れてしまった。
ートをプリント配線基板上に感圧接着または熱接着し、
これを70℃に放置して、耐電食性を調べた。その結
果、いずれの両面接着シートでも、3ケ月間放置後も上
記配線に全く電食がみられず、非常に良好な耐電食性を
示すものであることがわかった。
ト側面の接着性を低減させた感圧性または熱接着型の接
着シートであって、ロール同士が接着して作業性を悪化
させたり、他の物品と接着して接着シートが汚染される
などの問題がない。さらに接着シート類の全体を煮沸蒸
留水で処理した際に抽出される陰イオンが10ppm以
下であることを特徴とし、電子部品などに対する接着性
や耐電食性にすぐれるので、各種の電子部品またはその
周辺材料の接着に有効に使用でき、接着作業の能率向
上、信頼性の向上に寄与させることができる。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 スチレン−共役ジエンブロック共重合体
を主成分とする接着剤組成物からなる接着剤層を支持体
の片面または両面に設けた接着シートであって、接着シ
ートの切断加工後の切断面に紫外線照射して接着性を低
減させた接着シート。 - 【請求項2】接着剤組成物がスチレン−共役ジエンブロ
ック共重合体100重量部、粘着付与樹脂40〜200
重量部、軟化剤0〜80重量部であって、煮沸蒸留水で
の抽出陰イオンが10ppm 以下であることを特徴と
する請求項1記載の接着シート。 - 【請求項3】接着剤組成物がスチレン−共役ジエンブロ
ック共重合体100重量部、スチレン系粘着付与樹脂を
含む粘着付与樹脂40〜200重量部(このうちスチレ
ン系粘着付与樹脂10〜100重量部)、軟化剤0〜8
0重量部であって、煮沸蒸留水での抽出陰イオンが10
ppm 以下であることを特徴とする請求項1記載の接
着シート。 - 【請求項4】接着剤組成物に光架橋剤を含むことを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の接着シート。 - 【請求項5】光架橋剤がオリゴマー型光架橋剤であるこ
とを特徴とする請求項4記載の接着シート。
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