JP2003292865A - 筆記板用水性インキ - Google Patents

筆記板用水性インキ

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JP2003292865A JP2002096072A JP2002096072A JP2003292865A JP 2003292865 A JP2003292865 A JP 2003292865A JP 2002096072 A JP2002096072 A JP 2002096072A JP 2002096072 A JP2002096072 A JP 2002096072A JP 2003292865 A JP2003292865 A JP 2003292865A
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智 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非浸透性である筆記面上に筆記でき、その筆
跡は、濡れ雑巾、ウェットティッシュ、湿色黒板拭き等
の濡れた拭き材で容易に消去でき、屋外で使用された時
に雨に濡れても筆跡は消えない筆記板用水性インキを提
供すること。 【解決手段】 有機、無機などの顔料を5〜30重量
%、ケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウムなどの体質顔
料を1〜15重量%、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアク
リル酸アンモニウムなどのポリアクリル酸の水溶性塩を
固形分換算で2〜7重量%、重合度約300〜70、懸
架度約85〜90モル%の部分懸架型ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロースを0.05〜3重量%、分子量約600か
ら6000のポリエチレングリコールを0.05〜9重
量%及び水を少なくとも含むもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は筆記板用水性インキ
に関するものであり、更に詳細には、非浸透性である樹
脂板、金属板、ホーロー板、ガラス板、塗装板、フィル
ムなどの筆記面に筆記することができ、且つ、濡れ雑
巾、ウェットティッシュ、湿式黒板拭き等の濡れた拭き
材で容易にその筆跡を消去することが可能であり、更
に、これらの筆記面に筆記された筆跡は屋外に放置され
た場合、雨程度の水では容易には消えない筆記板用水性
インキに関する。尚、本発明において筆記板用インキと
は、上記樹脂板、金属板、ホーロー板、ガラス板、塗装
板、フィルムなどの非浸透性筆記面に筆記可能なインキ
を意味し、所謂ホワイトボードのようなもののみに使用
するインキを意味するものではない。
【0002】
【従来の技術】従来、非吸収面に筆記した筆跡が消去可
能である筆記板用水性インキ組成物が数々知られてい
る。これら筆記板用水性インキ組成物は、例えば、特開
平3−62863号公報、特開平4−239569号公
報、特開平6−122849号公報などに開示されてい
るように、顔料と樹脂と剥離剤とからなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の筆記板用水性インキは、非浸透性である筆記面での
筆跡の消去性は可能であるが、その反面、剥離剤が含ま
れており、筆跡に触れる事により簡単に消えてしまう
為、手や服を汚してしまったり、筆跡が読みとれなくな
ってしまうという問題点を有している。また、屋外に放
置した場合、雨天時に筆跡が濡れて消えてしまうという
問題点を有している。本発明は、上記、単に擦過したの
みでは剥離せず、しかも、消去しようとしたときには容
易に消去可能であり、尚かつ雨にさらされても筆跡は剥
がれ落ちない筆記板用水性インキを提供することを課題
とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】本発明は、顔料と、体質
顔料と、アクリル樹脂と、ポリビニルアルコールまたは
水溶性セルロース誘導体と、ポリエチレングリコール
と、水とを少なくとも含む筆記板用水性インキを要旨と
するものである。
【0005】以下に本発明の各成分について詳細に説明
する。顔料は着色剤として使用するものであって、従来
公知のアゾ系顔料、ニトロソ系顔料、アントラキノン系
顔料、インジゴイド系顔料、フタロシアニン系顔料、ピ
アゾロン系顔料、オキサジン系顔料、キナクリドン系顔
料、ペリノン系顔料、金属錯塩顔料、ピランスロン系顔
料、縮合系顔料、フラバントロン系顔料、キノフタロン
顔料、フラボン系顔料、キサンテン顔料などの有機顔料
やカーボンブラック、紺青、ベンガラ、酸化チタン等の
無機顔料及びアルミニウム粉末、真鍮粉末などの金属粉
顔料や、これらの顔料、蛍光顔料及びパール顔料などの
中から、筆記板用水性インキ中に微粒子として安定に分
散し得るものを1種または2種以上を適宣選択して用い
ることができる。その使用量は、顔料の種類や他のイン
キ成分により異なるものの、筆記板用水性インキ全量に
対して1〜40重量%が好ましい、より好ましくは5〜
30重量%である。
【0006】体質顔料は、水性顔料分散液中において、
一般に隠蔽性、光沢性などを付与するものであるが、本
発明においては、むしろ顔料と併用することにより、顔
料単独で使用するより隠蔽性、光沢などを向上し、筆跡
向上のための補助剤として使用されるものであって、従
来公知のケイ酸アルミニウム、炭酸カルシウム、及びこ
れらの体質顔料の表面を樹脂酸、脂肪酸や、スルホン酸
などの有機酸や、アミン塩、アンモニウム塩などの塩類
で表面処理したいわゆるコロイド処理品の中から、筆記
板用水性インキ中に安定に分散し得るものを1種または
2種以上を適宣選択して用いることができる。その使用
量は、体質顔料の種類や他のインキ成分ににより異なる
ものの、筆記板用水性インキ全量に対して0.5〜20
重量%が好ましい、より好ましくは1〜15重量%であ
る。
【0007】アクリル樹脂は、顔料及び体質顔料の分散
という目的で使用するものであり、特に限定なく使用可
能であるが、ポリアクリル酸を水酸化ナトリウム、アン
モニア、アルカノールアミン等のアルカリ物質で中和し
たポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸アンモニウ
ム、またはポリアクリル酸アルカノールアミン塩などの
ポリアクリル酸の水溶性塩が好ましく用いられれる。具
体的には、ジュリマーAC−10P(ポリアクリル
酸)、同AC−10SL(ポリアクリル酸)、同AC−
10S(ポリアクリル酸)、同AC−10L(ポリアク
リル酸)(以上のポリアクリル酸は、水酸化ナトリウ
ム、アンモニア、アルカノールアミン等のアルカル物質
で中和して使用するタイプである)、同AC−10NP
(ポリアクリル酸ソーダ)、同AC−103(ポリアク
リル酸ソーダ)、同AC−107(ポリアクリル酸ソー
ダ)、同AC−10N(ポリアクリル酸ソーダ、同AC
−16H(ポリアクリル酸アルカノールアミン塩)、同
AC−10HN(ポリアクリル酸ソーダ)(以上、日本
純薬(株)製)、ダイドールDL(ポリアクリル酸ソー
ダ)、同C−1000(ポリアクリル酸ソーダ)(以上
大同化成工業(株)製)、ディスペックスN−40(ポ
リアクリル酸ソーダ)、同A−40(ポリアクリル酸ア
ンモニウム塩)(以上、アライド・コロイド社製)など
が挙げられる。これらのアクリル樹脂は、1種又は2種
以上が使用可能である。これらのアクリル樹脂の使用量
は、筆記板用水性インキ全量に対してアクリル樹脂の固
形分量として1〜10重量%が好ましい、より好ましく
は2〜7重量%である。
【0008】ポリビニルアルコールまたは水溶性セルロ
ース誘導体は、顔料及び体質顔料の分散安定剤の目的で
使用するものである。ポリビニルアルコールは、ポリ酢
酸ビニルをアルカリ、酸、アンモニア水などで懸架する
ことにより得られる高分子化合物であり、顔料及び体質
顔料の分散に良好な平均重合度約300〜700、懸架
度約85〜90モル%の部分懸架型であることが好まし
い。具体的には、ゴーセノールGL−03(重合度約3
00、懸架度86.5〜89.0モル%)、同GL−0
5(重合度約500、懸架度86.5〜89.0モル
%)(以上、日本合成化学(株)製)、クラレポバール
PVA−203(重合度約300、懸架度86.5〜8
9.5モル%)、同PVA−204(重合度約400、
懸架度86.5〜89.5モル%)、同PVA−205
(重合度約500、懸架度86.5〜89.5モル%)
(以上、(株)クラレ製)、信越ポバールPA−05
(重合度約500、懸架度86〜90モル%、信越化学
工業(株)製)、デンカポバールB−03(重合度約3
00、懸架度87〜89モル%)、同B−05(重合度
約500、懸架度87〜89モル%)(以上、電気化学
工業(株)製)、ユニチカポバールUP040G(重合
度約400、懸架度86〜90モル%)、同UP050
G(重合度約500、懸架度約87〜89モル%)(以
上、ユニチカ(株)製)などが挙げられる。水溶性セル
ロース誘導体は、アルカリセルロースにエチレンオキサ
イドやエチレンクロロヒドリンを反応させて得られるヒ
ドロキシエチルセルロースや酸化プロピレンを反応させ
て得られるヒドロキシプロピルセルロース等がある。具
体的にはヒドロキシエチルセルロースとしてはチローゼ
H300p、同H4000p、H10000p(以上、
クラリアントポリマー(株)製)、HECダイセルSP
200、同SP250、同SP400、同SP500、
同SP550、SP600、SP750、同SP80
0、同SP850、同SP900、同EP600、同E
P850、同SE400、同SE500、同SE55
0、同SE600、同SE850、同SE900(以
上、ダイセル化学工業(株)製)、フジケミHECAL
−15F、同AC−15F、同AH−15F、同AV−
15F、同AW−15F、同AW−15F、同AX−1
5F、同SV−25F、同SW−25F、同SX−25
F、同SY−25F、同SZ−25F、同CF−G、C
F−V、同CF−W、CF−X、CF−Y(以上、フジ
ケミカル(株)製)、日曹H.E.C.A−L−15、
同A−G−15、同B−L−15、同B−G−15、同
B−L−20、同B−G−20、同M−L−15(以
上、日本曹達(株)製)などが挙げられる。ヒドロキシ
プロピルセルロースとしては日曹HPC−SL、同−
L、同−M、同−H(以上、日本曹達(株)製)、L−
HPCLH−11、同LH−20、同LH−21、同L
H−22,同LH−30、同LH−31、同LH−32
(以上、信越化学工業(株)製)などが挙げられる。こ
れらのポリビニルアルコールまたは水溶性セルロース誘
導体は、1種または2種以上を適宣選択して用いること
ができる。その使用量は、顔料や体質顔料の種類や他の
インキ成分ににより異なるものの、筆記板用水性インキ
全量に対して0.01〜5重量%が好ましい、より好ま
しくは0.05〜3重量%である。
【0009】ポリエチレングリコールは塗膜形成附与、
筆記板面への塗膜定着性附与、消去性附与及び耐水性附
与の目的で使用するものであり分子量600〜6,00
0の常温でペーストあるいは固体であるものが好まし
い。ポリエチレングリコールの分子量が600以下のも
のであると、常温で液状である為、筆跡の定着性が悪く
なり耐水性が悪くなり、ポリエチレングリコールの分子
量が6,000以上になると、耐水性は良くなるが、そ
の反面筆跡が硬くなり過ぎ消去性が悪くなってしまう。
具体的には、トーホーポリエチレングリコール#600
(分子量約600)、同#1000(分子量約1,00
0)、同#1500(分子量約1,000)、同#15
40(分子量約1540)、同#2000(分子量約
2,000)、同#4000(分子量約4,000)、
同#6000(分子量約6,000)、ライオン(株)
製PEG#600(分子量約600)、同#1000
(分子量約1,000)、同#1500(分子量約1,
000)、同#1540(分子量約1540)、同#2
000(分子量約2,000)、同#4000(分子量
約4,000)、同#6000(分子約6,000)
(以上、東邦化学工業(株)製)、PEG600(分子
量約600)、同1000(分子量約1,000)、同
1500(分子量約1,000)、同1540(分子量
約1540)、同2000(分子量約2,000)、同
4000(分子量約4,000)、同6000(分子量
約6,000)(以上、日本油脂(株)製)などが挙げ
られる。これらのポリエチレングリコールは、1種また
は2種以上を適宣選択して用いることができる。その使
用量は、インキ成分により異なるものの筆記板用水性イ
ンキ全量に対して0.01〜10重量%が好ましい、よ
り好ましくは0.05〜9重量%である。
【0010】更に、本発明による筆記板用水性インキ
は、筆跡の乾燥性を高める乾燥促進剤として、低級アル
コールを使用することも可能である。低級アルコールと
してはエタノール、ノルマルプロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール、イソ
ブチルアルコール等が挙げられる。この低級アルコール
の使用量はインキの分散性を悪くしない程度であること
が必要であり、0.5〜15重量部が好ましい、より好
ましくは1〜10重量部である。
【0011】以上に示した成分以外に必要に応じて、p
H調整材、防腐剤、防黴剤、湿潤剤、粘度調整剤、凍結
防止剤、ペン先乾燥防止剤、消泡剤、または各種溶剤な
ど、種々の添加剤を適宣選択して使用することができ
る。
【0012】尚、本発明の筆記板用水性インキの製造方
法は、上記せる各成分を必要量混合し、ホモミキサー、
ラボミキサー等の高速撹拌機や、ボールミル、サンドミ
ルまたはビーズミル等の分散機にて混合・分散すること
により容易に得ることができる。
【0013】
【作用】本願発明の筆記板用水性インキは、顔料、体質
顔料、アクリル樹脂、ポリビニルアルコールまたは水溶
性セルロース誘導体とポリエチレングリコールが混合し
て形成した皮膜からなる。ポリエチレングリコールを含
まない場合も、塗膜は形成するが、この塗膜は被筆記面
に対する定着性が良いため、単に擦過した程度では剥離
が生じない。ポリエチレングリコールを混合し形成され
た塗膜は脆くなり、水で濡れたもので拭くと筆跡が消去
できる。また、前者の樹脂のみで形成された塗膜は、降
雨などにより水に濡れた塗膜は膨潤して剥がれてしまう
が、ポリエチレングリコールを併用した塗膜は、ポリエ
チレングリコールの吸湿性が低い性質より、水により塗
膜が膨潤せず、剥がれ落ちない。
【0014】
【実施例】以下に本発明を実施例に従って更に詳細に説
明する。 上記成分をボールミルにて12時間撹拌して筆記板用水
性インキを得た。
【0015】 上記成分をボールミルにて24時間撹拌して筆記板用水
性インキを得た。
【0016】 上記成分をボールミルにて48時間分散して筆記板用水
性インキを得た。
【0017】 上記各成分をボールミルにて48時間分散して筆記板用
水性インキを得た。
【0018】 上記各成分をボールミルにて12時間分散して筆記板用
水性インキを得た。
【0019】 上記各成分をボールミルにて24時間分散して筆記板用
水性インキを得た。
【0020】実施例7 C.Iピグメントバイオレット23 0.5重量部 C.Iピグメントホワイト6 15.0重量部 C.Iピグメントホワイト19 8.0重量部 ジュリマーAC−10P 4.0重量部 ユニチカポバールUP040G 1.0重量% アンモニア水 0.5重量部 ポリエチレングリコール#600 4.0重量部 ポリエチレングリコール#6000 1.0重量部 グリセリン 7.0重量部 エチルアルコール 3.0重量部 プロクセルGXL(S)(前述) 0.2重量部 水 46.3重量部 上記各成分をボールミルにて48時間分散して筆記板用
水性インキを得た。
【0021】 上記各成分をボールミルにて12時間分散して筆記板用
水性インキを得た。
【0022】比較例1 実施例1において、ポリエチレングリコール#600を
ポリエチレングリコール#400に変えた以外は実施例
1と同様になして筆記板用水性インキを得た。
【0023】比較例2 実施例5において、ポリエチレングリコール#1540
を除き水に変えた以外は、実施例5と同様になして筆記
板用水性インキを得た。
【0024】比較例3 実施例6において、ポリエチレングリコール#6000
をポリエチレングリコール#11000に変えた以外は
実施例6と同様になして筆記板用水性インキを得た。
【0025】 上記各成分をボールミルにて12時間分散して筆記板用
水性インキを得た。
【0026】以上の実施例1〜8及び比較例1〜4で得
た筆記板用水性インキを、攪拌用ステンレスボールを配
置したインキ収容部にインキを直接充填し、インキ収容
部とペン先との間に配置した弁機構をペン先ノックによ
り開弁し、前記インキをペン先に吐出して筆記を可能と
する型の生インキ式筆記具に充填して筆記用試験サンプ
ルを作成し、筆記試験及び消去性試験を行なった。結果
を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】※1 定着試験 ホーロー製ホワイトボード及びメラミン樹脂性ホワ
イトボードに5×5cmの四角形の線を筆記し、10分
後に筆跡を指で最高で10回擦り、筆跡が消えるまでの
回数を測定した。 >10:10回擦っても、筆跡に変化無い
【0029】※2 消去性試験 ホーロー製ホワイトボード及びメラミン樹脂製ホワ
イトボードに5×5cmの四角形の線を筆記し、1日後
に筆跡を濡れ雑巾で最高で10回拭き、筆跡が消えるま
での回数を測定した。 >10:10回拭いても筆跡は消えない
【0030】※3 耐水性試験 ガラス板に5×5cmの四角形の線を筆記し、1時間乾
燥後にそのガラス板を1時間水につけ、ガラス板からの
筆跡の剥離の有無を確認した。 ○:ガラス板からの筆跡の剥離無し ×:ガラス板からの筆跡の剥離有り
【0031】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の筆記板用水性イ
ンキは、非浸透性である筆記面上に筆記でき、その筆跡
が濡れ雑巾、ウェットティッシュ、湿色黒板拭き等の濡
れた拭き材による消去に優れたものであり、尚かつ、屋
外で使用された場合に、雨にさらされてもその筆跡が消
えない耐水性の優れたものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料と、体質顔料と、アクリル樹脂と、
    ポリビニルアルコールまたは水溶性セルロース誘導体
    と、ポリエチレングリコールと、水とを少なくとも含む
    ことを特徴とする筆記板用水性インキ。
  2. 【請求項2】 アクリル樹脂がポリアクリル酸の水溶性
    塩であることを特徴とする請求項1記載の筆記板用水性
    インキ組成物。
  3. 【請求項3】 ポリビニルアルコールが平均重合度約3
    00〜700、懸架度約85〜90モル%の部分懸架型
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の筆
    記板用水性インキ組成物。
  4. 【請求項4】 水溶性セルロース誘導体がヒドロキシエ
    チルロースまたはヒドロキシプロピルセルロースである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の筆記板用水性インキ組成物。
  5. 【請求項5】 ポリエチレングリコールが分子量約60
    0〜6,000の常温でペーストあるいは固体のポリエ
    チレングリコールであることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の筆記板用水性インキ組成
    物。
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