JP2003292676A - タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

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JP2003292676A
JP2003292676A JP2002105743A JP2002105743A JP2003292676A JP 2003292676 A JP2003292676 A JP 2003292676A JP 2002105743 A JP2002105743 A JP 2002105743A JP 2002105743 A JP2002105743 A JP 2002105743A JP 2003292676 A JP2003292676 A JP 2003292676A
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元樹 高橋
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則夫 箕内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気入りタイヤの氷上性能及び耐摩耗性を両
立して向上するタイヤ用ゴム組成物、及びそれを用いた
空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 ブタジエンゴムをゴム成分として含有す
るタイヤ用ゴム組成物であって、前記タイヤ用ゴム組成
物の加硫後の状態において、前記ブタジエンゴム中に含
まれるシス−1,4−結合ポリブタジエン含有率が60
〜95%であり、前記ブタジエンゴムが前記ゴム成分1
00重量部中に20〜80重量部を含み、さらに前記ゴ
ム成分が前記ブタジエンゴムと他のジエン系ゴムとから
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブタジエンゴムを
ゴム成分として含有する空気入りタイヤのトレッドに好
適なタイヤ用ゴム組成物であり、トレッド部に用いた場
合に空気入りタイヤの氷上性能及び耐摩耗性を両立して
向上するタイヤ用ゴム組成物、及びそれを用いた空気入
りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、氷雪路面を走行する自動車に装着
される空気入りタイヤとして、スタッドレスタイヤが一
般的に使用されている。このスタッドレスタイヤのトレ
ッド部には、氷上路面での制動性能(アイススキッド性
能)を高めるため、粘着摩擦や掘り起こし摩擦力に優れ
るゴム組成物が用いられている。
【0003】粘着摩擦の向上には、例えば一般の夏用タ
イヤのトレッドに比較して天然ゴムやブタジエンゴムな
どのガラス転移温度(Tg)の低いポリマーを多く使用
したり、またプロセスオイルなどの軟化剤を多量配合
し、低温下でのゴム弾性率を維持しゴム硬度の硬化を防
ぐことが行われている。すなわち、低温下(−30℃付
近)でのゴム組成物の結晶化を防ぐことで動的貯蔵弾性
率(E’)を低下させてゴム弾性率の低下を図り、実車
走行の低温域(0〜−10℃付近)でのゴム硬度を維持
して氷上路面とトレッドゴムとの接触面積を増大し粘着
摩擦力を得て、路面の微細な凹凸に追従し摩擦係数を高
めるものである。
【0004】また、発泡剤による微細な発泡ゴムをトレ
ッド表層部に使用し、氷上路面とゴムとの間の水膜を除
去して摩擦力を向上させる技術が従来より行われてい
る。
【0005】しかしながら、上記従来のTgの低いポリ
マーを用いた場合、例えばブタジエンゴムでは、通常の
高シス−ブタジエンゴムを用いると、シス−1,4−結
合ポリブタジエンの含有率が多くなり低温下でのゴム組
成物に結晶化を起こし動的貯蔵弾性率(E’)を上昇さ
せ十分な氷上性能が得られず、また低シス−ブタジエン
ゴムを用いた場合には、低温下での動的貯蔵弾性率
(E’)の上昇を抑えることができるものの耐摩耗性が
悪化し、ゴム組成物の氷上性能と耐摩耗性の両立が十分
満足できるものではなかった。
【0006】また、軟化剤の多量配合や発泡ゴムの使用
では氷上性能はある程度改良されるものの、トレッドの
ブロック剛性低下からタイヤの操縦安定性の低下や一般
路面及び湿潤路面での制動性能の低下という問題、ま
た、低硬度ゴム、発泡ゴム或いは硬質充填剤や短繊維な
どのフィラーを多量添加したゴム組成物は耐摩耗性を悪
化させ、特に乾燥路面での使用において早期摩耗や偏摩
耗によりタイヤ寿命を大幅に低下させるという問題があ
り、氷上性能と耐摩耗性とを十分に満足できるタイヤ用
ゴム組成物が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、加硫後のゴ
ム組成物のブタジエンゴム中のシス−1,4−結合ポリ
ブタジエン含有率に着目したものであり、ブタジエンゴ
ムの配合量とその加硫後のシス−1,4−結合ポリブタ
ジエン含有率とを適正範囲とすることにより低温下にお
けるゴム組成物の動的貯蔵弾性率(E’)を低下させ、
氷上路面とゴム組成物との粘着摩擦を改善して氷上性能
を向上し、かつ耐摩耗性を高レベルに維持するタイヤ用
ゴム組成物、及びそれをトレッド部に用いた空気入りタ
イヤを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ブ
タジエンゴムをゴム成分として含有するタイヤ用ゴム組
成物であって、前記タイヤ用ゴム組成物の加硫後の状態
において、前記ブタジエンゴム中に含まれるシス−1,
4−結合ポリブタジエン含有率が60〜95%であるこ
とを特徴とするタイヤ用ゴム組成物である。
【0009】また、本発明は、前記ブタジエンゴムが前
記ゴム成分100重量部中に20〜80重量部を含み、
さらに前記ゴム成分が前記ブタジエンゴムと他のジエン
系ゴムとからなるタイヤ用ゴム組成物である。
【0010】本発明のタイヤ用ゴム組成物によれば、前
記タイヤ用ゴム組成物の加硫後の状態でブタジエンゴム
中に含まれるシス−1,4−結合ポリブタジエン含有率
を60〜95%とすることで、低温下(−30℃付近)
におけるゴム組成物の結晶化を抑制し動的貯蔵弾性率
(E’)を低下させることで、タイヤ用ゴム組成物の実
使用低温域(0〜−10℃付近)での低弾性率化を図
り、氷面との摩擦係数を高めて氷上性能を向上すること
ができる。
【0011】また、このブタジエンゴムがゴム成分10
0重量部中に20〜80重量部含有することにより耐摩
耗性を改善し、タイヤ用ゴム組成物の氷上性能との両立
を可能とすることができる。
【0012】また、本発明は上記タイヤ用ゴム組成物を
トレッドの接地部の少なくとも一部分に使用した空気入
りタイヤであり、この発明の空気入りタイヤによれば、
氷雪路面での氷上性能と耐摩耗性とをバランスよく両立
し、また乾燥路面においても耐摩耗性、操縦安定性等の
タイヤ性能を維持することのできる空気入りタイヤを得
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のタイヤ用ゴム組成
物について実施形態に基づいて説明する。
【0014】本発明のタイヤ用ゴム組成物に用いられる
ゴム成分は、天然ゴム及びブタジエンをゴム主成分とす
るものである。
【0015】天然ゴム(NR)はガラス転移温度が−7
0〜−80℃付近にあり低温特性が良好であり、またブ
タジエンゴムはガラス転移温度がやはり−70℃以下に
あり低温特性や耐摩耗性に優れるためタイヤ用ゴム組成
物のゴム成分として適している。
【0016】ブタジエンゴムの内でも本発明に用いられ
るブタジエンゴム(以下、BRという)は、加硫後のタ
イヤ用ゴム組成物におけるBR中のミクロ構造が、シス
−1,4−結合ポリブタジエンを60〜95%含有する
ことを特徴とするものである。
【0017】加硫後BR中のシス−1,4−結合ポリブ
タジエン含有率が95%を超えると低温下(−30℃付
近)でのゴム組成物に結晶化を起こしE’の十分な低下
が得られずゴム弾性率を低下させて氷上性能の改良効果
が十分でなく、また60%未満であると耐摩耗性の低下
を伴い好ましくない。
【0018】本発明のタイヤ用ゴム組成物では、加硫後
のBR中のシス−1,4−結合ポリブタジエン含有率を
適正範囲とすることで、低温下におけるゴム組成物の結
晶化を抑制しゴム組成物の低弾性率化を図るものであ
り、シス−1,4−結合ポリブタジエン含有率が95%
を超えると低温下(−30℃付近)におけるE’が急上
昇してゴム弾性が損なわれるもので、タイヤの実車走行
における低温領域(0〜−10℃付近)での氷上性能と
の間に高い相関関係を有するものである。
【0019】本発明に用いるBRは、加硫後ゴム組成物
のBR中のミクロ構造により特定されるもので、未加硫
時ポリマーのミクロ構造を構成するシス−1,4−結合
ポリブタジエン、1,2−ビニル結合、及びトランス−
1,4−結合ポリブタジエンの各含有率は加硫により変
化するものであり、加硫ゴムと未加硫時でのミクロ構造
とを明確に区別する必要がある。
【0020】この加硫ゴムのミクロ構造は、例えば核磁
気共鳴スペクトル装置(NMR)により未加硫ポリマー
時と区別して測定することができる。
【0021】なお、前記BRポリマーは、溶液重合また
はエマルジョン重合により得られるが、例えば溶液重合
におけるコバルト系、ニッケル系、ネオジム系等の重合
触媒の違いによりミクロ構造を制御し、重合度を調整し
て合成することができる。
【0022】本発明に用いられるBRの分子量は、特に
限定されるものではないが、ゲルパーミエーションクロ
マトグラフ(GPC)で測定した重量平均分子量(M
w)が10万〜300万、好ましくは10万〜100万
である。Mwがこの範囲より大きいと氷上性能の向上が
得難く、小さくなると耐摩耗性の維持が困難となる。
【0023】本発明では、前記BRをゴム成分100重
量部中に20〜80重量部含有することが好ましく、B
R含有量が20重量部未満であると耐摩耗性が悪化し、
80重量部を超えるとゴム組成物のE’を上昇させ氷上
性能の向上が満足できない。
【0024】また、本発明のタイヤ用ゴム組成物には、
上記BR以外にその他のゴムとしてジエン系ゴムを含
み、氷上性能や耐摩耗性の向上、さらに転がり抵抗や低
発熱性などの他のタイヤ性能の向上を期すことができ
る。ジエン系ゴムとしては、例えば天然ゴム(NR)、
及びイソプレンゴム(IR)、上記BR以外のポリブタ
ジエンゴム(例えば、通常の高シス−BR、低シス−B
R)、各種スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブチル
ゴム(IIR)等のジエン系合成ゴムを挙げることがで
きる。中でも、天然ゴム(NR)を主として配合するも
のが、氷上性能と耐摩耗性の両立とゴム強度や加工性等
の観点から特に好ましい。
【0025】本発明に係わるタイヤ用ゴム組成物には、
補強充填剤として通常に用いられるカーボンブラックが
配合され、またはカーボンブラックにシリカを併用して
もよい。
【0026】カーボンブラックとしては、特に限定され
ないが、ゴム強度、耐摩耗性、発熱性などの観点から、
例えばHAF、SAF、ISAF、FEF級のカーボン
ブラックが好ましいく、その配合量はゴム成分100重
量部に対して、30〜100重量部であり、カーボンブ
ラックが少なすぎると耐摩耗性が悪化し、多すぎると工
程作業性や発熱性が悪化し好ましくない。
【0027】また、本発明のタイヤ用ゴム組成物には、
上記のゴム成分、カーボンブラックと共に、通常のゴム
配合に使用される加硫剤としての硫黄やN−シクロヘキ
シル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(C
Z)、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルス
ルフェンアミド(NS)、ジベンゾチアジルジスルフィ
ド(DM)、2−メルカプトベンゾチアゾール(M)、
N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスル
フェンアミド(DZ)などの加硫促進剤、加硫促進助
剤、シリカ、シランカップリング剤、各種プロセスオイ
ル、亜鉛華、ステアリン酸、各種軟化剤、ワックス、N
−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−
フェニレンジアミン(6C)やN−フェニル−N’−イ
ソプロピル−p−フェニレンジアミン(3C)、2,
2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合物
(RD)などの老化防止剤、クレーや炭酸カルシウムな
どの各種充填剤、その他のゴム組成物用に一般的に配合
される各種配合剤を適宜配合することができ、その配合
量も本発明の効果を損なわない範囲で用いることができ
る。
【0028】本発明のタイヤ用ゴム組成物は、ゴム工業
で一般的に使用されるバンバリーミキサー、ニーダー、
ロールなどの混合機を用いて混合して得られるもので、
その配合剤の配合順序や混合ステップ数は限定されな
い。
【0029】本発明に係わるタイヤ用ゴム組成物は、通
常のゴム工業で一般的に用いられているゴム用押し出し
機などの成形加工機を用いて未加硫タイヤトレッドを作
製し、通常の内部構造を有する乗用車用、ライトトラッ
ク用及びトラック・バス用のスタッドレスタイヤ、スノ
ータイヤ及びオールシーズンタイヤ等のトレッド部に適
用して、通常のタイヤ用加硫機による加硫工程を経て空
気入りタイヤが製造される。
【0030】また、本発明のタイヤ用ゴム組成物は、そ
の改良された氷上性能(低温摩擦性能)及び耐摩耗性を
活かして、上記スタッドレスタイヤ等のタイヤ用途以外
にも自動車部品、工業用品、靴底やマット類等の各種ゴ
ム製品にも使用できる。
【0031】(実施例)本発明を以下の実施例に基づい
て説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0032】表1に記載の各実施例、比較例のタイヤ用
ゴム組成物を、表1記載の天然ゴム(RSS#3)とミ
クロ構造を調整した各試作ブタジエンゴム(BR)をゴ
ム成分としてそれぞれ配合(重量部)し、カーボンブラ
ック、オイル、亜鉛華、ステアリン酸、老化防止剤、ワ
ックス、硫黄及び加硫促進剤の各適正量を配合成分とし
て用いて各タイヤ用ゴム組成物を調整した。但し、比較
例1で用いたBRは、通常の高シス−BR(シス−1,
4−結合含有率98%)である。これらを常法に従い容
量20リットルの密閉式バンバリーミキサーを用いて混
合し、各実施例及び比較例のタイヤ用ゴム組成物を作製
した。
【0033】得られた各タイヤ用ゴム組成物の加硫後の
ブタジエンゴム(BR)中のミクロ構造を下記測定方法
に従い測定した。結果を表1に記載した。
【0034】さらに、上記各タイヤ用ゴム組成物を通常
のゴム用押し出し機を用いて未加硫キャップトレッドを
作製し、一般的なキャップ/ベース構造のトレッド部を
有する、サイズが185/65R14の乗用車用スタッ
ドレスタイヤのキャップトレッドに適用し、常法に従い
未加硫タイヤを成型、加硫して試験用スタッドレスタイ
ヤを製造し、下記の試験方法により氷上性能及び耐摩耗
性を評価した。結果を表1に記載した。
【0035】[BRのミクロ構造] 加硫ゴム及び試料の調整:各タイヤ用ゴム組成物を試験
用金型内で、150℃における適正加硫により加硫ゴム
を得て、この加硫ゴムを粉砕してサンプルを調整した。 ミクロ構造:核磁気共鳴スペクトル装置(ブルカーバイ
オスピン(株)製 DPX−400)を用いて、パルス
条件GHPD−MASに従い、積算回数4096回に
て、シス−1,4−結合ポリブタジエン含有率を測定し
た。
【0036】[氷上性能]各試験用スタッドレスタイヤ
4本を、規定リムに組み付け空気圧を180KPaに調
整して排気量2000ccの国産乗用車に装着し、試験
路外気温−5℃にある氷上路面にて速度40Km/hで
ブレーキングし、その氷上制動距離から氷上性能を評価
した。比較例1の制動距離を100とした指数で示し、
数値の大きいもの程優れる。
【0037】[耐摩耗性]比較例1の試験用スタッドレ
スタイヤ2本と他の各試験用スタッドレスタイヤ2本
を、規定リムに組み付け空気圧を180KPaに調整し
て排気量2000ccの国産乗用車に装着し、乾燥一般
路面を5,000Km毎にローテーションし20,00
0Km走行した後のトレッド残溝深さからトレッド摩耗
量を求め、耐摩耗性を評価した。比較例1を100とし
た指数で示し、数値の大きいもの程優れる。
【0038】
【表1】
【0039】表1の評価結果に示すように、実施例1〜
3の本発明では、BR配合量とシス−1,4−結合ポリ
ブタジエン含有率に従い、通常のBRを用いた比較例1
に比べて氷上性能と耐摩耗性が両立して向上することが
分かる。一方、シス−1,4−結合ポリブタジエン含有
率が多い比較例2は低温下のE’が上昇し氷上性能が改
善されず、また少なすぎる比較例4では耐摩耗性との両
立が得られない。またBR配合量が少ない比較例3は耐
摩耗性が悪化し氷上性能も低下し、またBR配合量の多
すぎる比較例5では氷上性能の向上が得られない。
【0040】
【発明の効果】本発明のタイヤ用ゴム組成物によれば、
ブタジエンゴムの配合量とその加硫後のシス−1,4−
結合ポリブタジエン含有率とを適正範囲とすることによ
り低温下におけるゴム組成物の結晶化を抑えて動的貯蔵
弾性率(E’)を低下させゴム弾性率を維持し、氷上路
面とゴム組成物との摩擦性能を改善して氷上性能を向上
し、かつ耐摩耗性を高レベルに維持するタイヤ用ゴム組
成物、及びそれをトレッド部に用いた氷上性能と耐摩耗
性の両立する空気入りタイヤを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC01X AC03X AC05W AC06X AC08X BB18X FD010 FD020 FD070 FD140 FD150 GN01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブタジエンゴムをゴム成分として含有する
    タイヤ用ゴム組成物であって、 前記タイヤ用ゴム組成物の加硫後の状態において、前記
    ブタジエンゴム中に含まれるシス−1,4−結合ポリブ
    タジエン含有率が60〜95%であることを特徴とする
    タイヤ用ゴム組成物。
  2. 【請求項2】前記ブタジエンゴムが前記ゴム成分100
    重量部中に20〜80重量部を含むことを特徴とする請
    求項1に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  3. 【請求項3】前記ゴム成分が、前記ブタジエンゴムと他
    のジエン系ゴムとからなることを特徴とする請求項1又
    は2に記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイ
    ヤ用ゴム組成物を、トレッドの接地部の少なくとも一部
    分に使用したことを特徴とする空気入りタイヤ。
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