JP2003292577A - 熱硬化性着色組成物、ならびにそれを用いたカラーフィルターおよび液晶表示装置 - Google Patents

熱硬化性着色組成物、ならびにそれを用いたカラーフィルターおよび液晶表示装置

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JP2003292577A
JP2003292577A JP2002095957A JP2002095957A JP2003292577A JP 2003292577 A JP2003292577 A JP 2003292577A JP 2002095957 A JP2002095957 A JP 2002095957A JP 2002095957 A JP2002095957 A JP 2002095957A JP 2003292577 A JP2003292577 A JP 2003292577A
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thermosetting
pigment
dianhydride
polyamic acid
coloring composition
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JP2002095957A
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Kenichi Kawabe
憲一 川辺
Shiyouta Hashimoto
昇太 橋本
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、顔料の分散性と安定性に優れ、低温
硬化で耐熱性、耐光性とコントラスト比が良好で、光透
過性が高く、表示特性に優れた熱硬化性樹脂溶液組成
物、カラーフィルターおよび液晶表示装置を提供せんと
するものである。 【解決手段】ポリアミック酸、分子量が70〜1000
の範囲にある平面構造をもつ基を側鎖に有するエポキシ
化合物を少なくとも1種含有するエポキシ樹脂、および
顔料成分からなることを特徴とする熱硬化性着色組成物

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体用バッファコ
ート、相間絶縁膜、パッシベーション膜等の電子材料用
途に適した熱硬化性樹脂組成物に関するものであるが、
特に液晶素子における透明基板やカラーフィルターなど
の保護膜、さらにはカラーフィルターの画素を形成する
のに好適な材料を提供する熱硬化性樹脂組成物、さらに
は顔料を分散せしめることにより得られる熱硬化性着色
組成物およびそれを用いたカラーフィルターに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】芳香族のテトラカルボン酸二無水物とジ
アミン化合物を反応せしめて得られるポリイミド前駆体
(以下、ポリアミック酸と言う)溶液に顔料を分散させ
た組成物およびその用途に関するものとしては、液晶デ
イスプレイや撮像素子などに用いられる耐光性、耐熱
性、耐薬品性等に優れたカラーフィルター用ポリアミッ
ク酸と顔料からなる組成物、およびそれを用いて形成さ
れたカラーフィルターが知られている(特開昭60−1
84202号公報、特開昭60−184203号公報、
特開昭61−180203号公報等)。
【0003】ポリアミック酸溶液に顔料を分散させた組
成物は、特にフォトリソグラフィ法でのカラーフィルタ
ー作製に有用であり、例えば特開昭60−247603
号公報や特開昭61−77804号公報に示されるごと
く、ポジ型フォトレジストを用いるパターン加工技術が
知られており、パターン精度が良く、耐光性、耐熱性、
耐薬品性等に優れたカラーフィルターを得ることができ
る。
【0004】ところでポリイミド膜は若干黄色く着色し
ているものが殆どでこれは芳香族酸無水物と芳香族ジア
ミン部分で電荷移動錯体を形成するポリイミドの構造に
起因することが一般に知られている。カラーフィルター
などのディスプレイ部材分野では一般に数μmと薄膜で
用いられるため着色の影響は全くないが、ディスプレイ
分野の急速な発展に伴い、今後のさらなる色特性の向
上、とくに青色の透過率向上が予想され、このためポリ
イミド膜の優れた諸性質を犠牲にせず、かつポリイミド
膜の高度な無色透明化が光透過性の観点から望まれる。
ポリイミド膜の無色透明化に関しては電荷移動錯体を形
成しない脂環構造を導入することが一般に考えられる
が、単に脂環構造を導入しただけではポリイミド膜の耐
薬品性を低下させてしまう。
【0005】従来よりポリイミド膜の耐薬品性をあげる
ためにはポリアミック酸に架橋剤として多価エポキシ成
分を加えることは一般にしられている。しかしエポキシ
を加えることは塗膜の耐薬品性を向上させるが、ポリイ
ミド膜の硬度を低下させるため、着色塗膜をパターン加
工する際に残渣が多い問題が生じた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、顔料の分散性と安定性に優れ、低温
硬化で高輝度かつコントラスト比が良好で、光透過性が
高くかつ耐熱性に優れ、加工時の残渣が少ない熱硬化性
樹脂溶液組成物およびそれを用いたカラーフィルターな
らびに液晶表示装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、テトラカルボン酸二無水物とジアミン成
分を極性溶剤中で反応せしめてなるポリアミック酸と多
価エポキシ成分とさらに分子量が70〜1000の範囲
にある平面構造をもつ基を側鎖に有するエポキシ化合物
を少なくとも1種含有する熱硬化性樹脂に顔料と溶剤を
加えてなることを特徴とする熱硬化性着色組成物であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり顔料
の分散性と安定性に優れ、低温硬化で高輝度かつコント
ラスト比が良好で、光透過性が高く、耐熱性に優れ、加
工時の残渣が少ない熱硬化着色組成物およびカラーフィ
ルターについて、鋭意検討し、特定なポリアミック酸溶
液中で顔料を分散してみたところ、低温硬化ができる上
に、かかる課題を一挙に解決することができたものであ
る。
【0009】本発明において、ポリアミック酸は好適に
はテトラカルボン酸二無水物とジアミンより得られるも
のであるから、便宜上、これらの化合物に基づいて、ポ
リアミック酸の構造や合成方法を以下に説明するもので
あるが、何等これらに限定されるものではない。即ち、
テトラカルボン酸二無水物でも、テトラカルボン酸ある
いはテトラアシルハライドであっても、残基としては構
造が同じであるなら、纏めて同じテトラカルボン酸二無
水物残基と見なすものである。ジアミン残基についても
同様であり同じ構造ならば元の化合物は問わず、すべて
同じジアミン残基と見なすものである。また、合成方法
もテトラカルボン酸二無水物やジアミンに限定されるも
のではない。
【0010】該ポリアミック酸としてはテトラカルボン
酸二無水物成分の少なくとも50モル%以上に、脂環族
テトラカルボン酸二無水物成分を使用する方が光透過性
の観点から好ましい。ここで脂環族テトラカルボン酸二
無水物とは脂環式構造にテトラカルボン酸二無水物が直
接に形成されている化合物を意味し、芳香族基を含有し
ていても良い。
【0011】かかる脂環式テトラカルボン酸二無水物と
しては、具体的には1,2,3,4−シクロブタンテト
ラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタ
ンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ビシク
ロヘキセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5
−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、1,3,
3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒド
ロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)ナフト[1,2
−c]フラン−1,3−ジオン(以下、TDAと略称す
る)、ビシクロ[2.2.2]オクト−7−エン−2,
3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、1−メチル−
ビシクロ[2.2.2]オクト−7−エン−2,3,
5,6−テトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2,3,5,6−テトラカルボン酸
二無水物、7−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、5−
(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3
−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸
無水物、3,5,6−トリカルボキシ−2−カルボキシ
メチルノルボルネン−2:3,5:6−二無水物、1,
2−ビス(4−オキサ−3,5−ジオキソトリシクロ
[5.2.1.02,6]デカン−8−イロキシ)エタ
ン、等を使用することができるが、ビシクロ環構造を有
する脂環族テトラカルボン酸二無水物と5−(2,5−
ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3−メチル−
3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、
3,5,6−トリカルボキシ−2−カルボキシメチルノ
ルボルネン−2:3,5:6−二無水物、TDAが顔料
分散性の良好なポリアミック酸を与える点において好ま
しく使用され、特にTDAが好ましく使用される。
【0012】塗膜の光透過性が高くかつ、顔料分散性の
良好なポリアミック酸を得るためには、ポリアミック酸
調製における脂環式テトラカルボン酸二無水物の使用量
としては、テトラカルボン酸二無水物成分中で50モル
%以上が必要であり、好ましくは75モル%以上、さら
には90モル%以上であることが好ましい。
【0013】ここで脂環式テトラカルボン酸二無水物と
併用できる他のテトラカルボン酸二無水物成分として、
具体的にはピロメリット酸二無水物、3,3´,4,4
´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3
´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、
4,4´−オキシ−ジフタル酸二無水物(3,3´,
4,4´−ジフェニルエ−テルテトラカルボン酸二無水
物)、3,3´,4,4´−ジフェニルスルフォンテト
ラカルボン酸二無水物、4,4´−ヘキサフルオロイソ
プロピリデン−ビス−(フタル酸二無水物)等を使用す
ることができるが、顔料分散性の良好なポリアミック酸
を得るためには、3,3´,4,4´−ビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物を併用するのが好ましい。
【0014】ジアミン成分としては、芳香族ジアミンに
代表されるような多種のジアミン成分を使用することが
でき、具体的には、p-フェニレンジアミン、m-フェニレ
ンジアミン、4,4´−ジアミノベンズアニリド、3,
3´−ジアミノジフェニルエーテル、4,4´−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,4´−ジアミノジフェニル
エーテル、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,
3´−ジアミノジフェニルスルフォン、4,4´−ジア
ミノジフェニルスルフォン、4,4´−ジアミノジフェ
ニルサルファイド、1,3−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)
ベンゼン、2,2−ビス(トリフルオロメチルベンジジ
ン)等を使用することができるが、特に顔料分散性の見
地から4,4´−ジアミノベンズアニリド 、4,4´
−ジアミノジフェニルスルフォンおよび、あるいは4,
4´−ジアミノジフェニルエーテルを使用するのが好ま
しく、4,4´−ジアミノベンズアニリドが特に好まし
いものであり、ジアミンの50モル%以上用いることが
好適である。また、光透過性の高いポリアミック酸を得
るためには、エーテル結合を含有する脂肪族あるいは脂
環式ジアミンの併用が好ましく使用され、これらのジア
ミンとしては、ビス[2−(3−アミノプロポキシ)エ
チル]エーテル、1,4−ビス(3−アミノプロポキ
シ)ブタン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウン
デカン、1,2−ビス(2−アミノエトキシ)エタン、
1,2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタン、トリエ
チレングリコール−ビス(3−アミノプロピル)エーテ
ル、ジエチレングリコール−ビス(3−アミノプロピ
ル)エーテル等を使用することができるが、これらに限
定されるものではない。
【0015】さらに加工時の残渣が少ないという観点か
らはこれらジアミンに対して4,4’−(9−フルオレ
ニリデン)ジアニリンを50モル%以上併用することが
好ましい。
【0016】本発明のポリアミック酸の製造方法として
は、通常、カルボン酸二無水物とジアミン成分を有機溶
剤中で0℃ないし100℃で反応せしめて行なうもので
ある。
【0017】これらの製造に使用される有機溶剤は、N
−メチルピロリドン、γ−ブチロラクトン、N,N−ジ
メチルアセトアミド等の極性溶剤を使用することが好ま
しいが、顔料分散性の良好なポリアミック酸を得るため
には、γ−ブチロラクトンを使用するのが好ましく、ま
た分子内に少なくとも一個の水酸基を含有する沸点10
0〜300℃の液体および/あるいは分子内に少なくと
も一個のエーテル結合を含有する沸点100〜300℃
の液体、例えば3−メチル−3−メトキシブタノ−ル、
3−メチル−3−メトキシブチルアセテ−ト、プロピレ
ングリコ−ル−モノ−メチルエ−テル、プロピレングリ
コ−ル−モノ−メチルエ−テルアセテ−ト、ジプロピレ
ングリコ−ル−モノ−メチルエ−テル、トリプロピレン
グリコ−ル−モノ−メチルエ−テル、プロピレングリコ
−ル−モノ−3級−ブチルエ−テル、イソブチルアルコ
−ル、イソアミルアルコ−ル、エチルセロソルブ、エチ
ルセロソルブアセテ−ト、ブチルセロソルブ、ブチルセ
ロソルブアセテ−ト、メチルカルビト−ル、メチルカル
ビト−ルアセテ−ト、エチルカルビト−ル、エチルカル
ビト−ルアセテ−ト等が併用されても良い。またペ−ス
ト作製時に使用される稀釈溶剤としては、これらのアセ
テート類も塗布性を上げるために好ましく使用すること
ができる。特に好ましくは、3−メチル−3−メトキシ
ブチルアセテ−ト、エチルセロソルブアセテ−ト、ブチ
ルセロソルブアセテ−ト、メチルカルビト−ルアセテ−
ト、エチルカルビト−ルアセテ−ト等が使用される。
【0018】本発明の顔料分散液は、顔料分散ポリアミ
ック酸溶液を経て、主としてカラーフィルター用の着色
塗膜を形成するために用いられるので、本発明に使用さ
れる顔料としては、透明性が高く、耐光性、耐熱性、耐
薬品性に優れたものが好ましい。代表的な顔料の具体例
をカラーインデックス(CI)ナンバーで示すと、黄色
顔料の例としてはピグメントイエロー(PY−)12、
13、14、17、20、24、83、86、93、9
4、95、109、110、117、125、129、
137、138、139、147、148、150、1
53、154、155、166、173、180、18
5、等が使用されるが、これらに限定されない。オレン
ジ色顔料の例としては、ピグメントオレンジ(PO−)
5、13、17、31、36、38、40、42、4
3、51、55、59、61、64、65、71、等が
使用されるが、これらに限定されない。赤色顔料の例と
しては、ピグメントレッド(PR−)2、3、9、2
2、38、81、97、122、123、144、14
6、149、166、168、169、177、17
9、180、190、192、206、207、20
9、215、216、224、242、254、26
6、等が使用されるが、これらに限定されない。紫色顔
料の例としては、ピグメントバイオレット(PV−)1
9、23、29、30、32、33、36、37、3
8、40、50、等が使用されるが、これらに限定され
ない。青色顔料の例としては、ピグメントブルー(PB
−)15(15:1、15:2、15:3、15:4、
15:6)、16、17、21、22、60、64、等
が使用さられるが、これらに限定されない。緑色顔料の
例としては、ピグメントグリーン(PG−)7、10、
36、37、38、47、等が使用されるが、これらに
限定されない。黒色顔料の例としてはピグメントブラッ
ク7等が挙げられるがこれらに限定されない。
【0019】これらの顔料は1種類のみで使用しても良
く、2種類以上で組み合わせて使用しても良い。
【0020】上記顔料は必要に応じて、ロジン処理、酸
性基処理、塩基性処理、顔料誘導体処理などの表面処理
がされてもよい。なお、PR(ピグメントレッド)、P
G(ピグメントグリーン)、PB(ピグメントブルー)
等は、カラーインデックス(C.I.;The Society of
Dyers and Colourrists社発行)の記号であり、正式に
は頭にC.I.を付するもの(例えば、C.I.PR2
54など)である。これは染料や染色の標準を規定した
ものであり、それぞれの記号は特定の標準となる染料と
その色を指定するものでもある。なお、本発明の説明に
おいては前記C.I.の表記は省略(例えば、C.I.
PR254ならば、PR254)する。
【0021】本発明の顔料を分散したポリアミック酸溶
液を作製するには、顔料とポリアミック酸溶液を直接混
合分散させても良いが、あらかじめ顔料をγ−ブチロラ
クトン、N−メチルピロリドンのごとくポリアミック酸
溶液と相溶する有機溶剤中で分散させておき、これにポ
リアミック酸溶液を混合せしめても良い。γ−ブチロラ
クトンは特に顔料の分散性が良好である。また顔料の分
散に際してはアルカリ金属を含まない界面活性剤や高分
子系の分散剤が好ましく使用され、特にポリアミック酸
オリゴマー等を有効に使用することができる。これら分
散剤の使用は、顔料100部に対して、好ましくは1〜
20重量部の範囲であるが、これに限定されない。
【0022】かかる顔料を分散したポリアミック酸溶液
を主成分とする熱硬化性着色組成物における顔料の添加
量は、ポリアミック酸100重量部に対して、1〜30
0重量部の範囲が好ましく、さらに好ましくは25〜2
00重量部、形成する塗布膜の着色度、物性のバランス
の点で、50〜150重量部が特に好ましい。
【0023】また、かかる顔料を分散したポリイミド前
駆体溶液に公知の界面活性剤、消泡剤等を添加すること
ができる。
【0024】また本発明の熱硬化性着色組成物において
塗膜の重ね塗り時の溶剤耐性を向上させるためにシラン
カップリング剤あるいはその縮合体、あるいは多価エポ
キシ化合物を膜の硬化時の架橋剤として添加することが
できる。多価エポキシ化合物としては特にソルビトール
ポリグリシジルエーテル、あるいは多官能脂環式エポキ
シ樹脂から選ばれた多価エポキシ化合物が脂環式ポリア
ミック酸との相溶性の点から好ましく使用できる。
【0025】さらに本発明において最も重要なことは加
工時の残渣を少なくする観点から該多価エポキシに加
え、分子量70〜1000の範囲にある平面構造をもつ
基を側鎖に有するエポキシ化合物を併用することであ
る。ここでいう側鎖とは、エポキシ基とカルボン酸が反
応して生成する主鎖方向から飛び出した部分のことであ
る。また平面構造をもつ基としては、特に限定されず、
ベンゼン環や、多環式の芳香族などを使用できる。
【0026】しかしながら、平面構造の大きさからみ
て、分子量70〜1000の範囲にある平面構造をもつ
基としては、フルオレンを使用することが好ましく、ビ
スフェノキシメタノールフルオレンジグリシジルエーテ
ル、ビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシジル
エーテル、ビスフェノキシプロパノールフルオレンジグ
リシジルエーテル、ビスフェノキシブタノールフルオレ
ンジグリシジルエーテルなどが挙げられる。
【0027】分子量70〜1000の範囲にある平面構
造をもつ基を側鎖に有するエポキシ化合物は、ポリアミ
ック酸を100重量%として、好ましくは、1〜60重
量%(より好ましくは10〜50重量%、更に好ましく
は20〜40重量%)配合するものである。前記数値範
囲の下限値を下回ると耐薬品性が悪くなり好ましくな
く、一方、上限値を上回ると現像性が悪くなり好ましく
ない。
【0028】また本発明においてかかる熱硬化性着色組
成物の耐熱性を向上させるためにテトラカルボン酸二無
水物を後添加することが可能である。該テトラカルボン
酸を後添加でなく、ポリアミック酸重合時に加えると酸
とアミンのモルバランスが崩れ、オリゴマーになるため
に所望の重合度と粘度が得られない。かかるポリアミッ
ク酸を用いてカラーフィルターを形成した場合、耐薬品
性が著しく低下する。
【0029】本発明に於いて後添加できるテトラカルボ
ン酸二無水物としては1,2,3,4−シクロブタンテ
トラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペン
タンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ビシ
クロヘキセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,
5−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、1,
3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラ
ヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)ナフト
[1,2−c]フラン−1,3−ジオン(以下、TDA
と略称する)、ビシクロ[2.2.2]オクト−7−エ
ン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、1−
メチル−ビシクロ[2.2.2]オクト−7−エン−
2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2,3,5,6−テトラカル
ボン酸二無水物、7−オキサ−ビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水
物、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸無水物、3,5,6−トリカルボキシ−2−カ
ルボキシメチルノルボルネン−2:3,5:6−二無水
物、1,2−ビス(4−オキサ−3,5−ジオキソトリ
シクロ[5.2.1.02,6]デカン−8−イロキシ)
エタン、ビスシクロ[2,2,2]オクト−7−エン−
2.3.5.6−テトラカルボン酸二無水物、ピロメリ
ット酸二無水物、3,3´,4,4´−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物、4,4´−オキシ−
ジフタル酸二無水物(3,3´,4,4´−ジフェニル
エ−テルテトラカルボン酸二無水物)、3,3´,4,
4´−ジフェニルスルフォンテトラカルボン酸二無水
物、4,4´−ヘキサフルオロイソプロピリデン−ビス
−(フタル酸二無水物)等を使用することができるが、
ビシクロ環構造を有する脂環族テトラカルボン酸二無水
物と5−(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカ
ルボン酸無水物、3,5,6−トリカルボキシ−2−カ
ルボキシメチルノルボルネン−2:3,5:6−二無水
物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二
無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボ
ン酸二無水物、1,2,4,5−ビシクロヘキセンテト
ラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−シクロヘキサ
ンテトラカルボン酸二無水物、TDAが保存安定性がよ
く耐熱性性が良好な熱硬化性着色組成物を与える点にお
いて好ましく使用され、特に1,2,3,4−シクロブ
タンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シク
ロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5
−ビシクロヘキセンテトラカルボン酸二無水物、1,
2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水
物、TDAが好ましく使用される。
【0030】またかかる熱硬化性着色組成物の耐熱性を
向上させるためにテトラカルボン酸二無水物を後添加す
る添加量としては熱硬化性着色組成物の全固形分に対し
て1〜50重量部添加することができるが好ましくは1
〜30重量部、さらに好ましくは1〜10重量部添加す
ることができる。本発明の顔料を分散したポリアミック
酸溶液を主成分とする熱硬化性樹脂溶液組成物は、光学
素子の遮光膜、光ファイバーの被覆膜、液晶表示素子の
カラーフィルターなどに好ましく用いられる。
【0031】本発明の熱硬化性樹脂溶液組成物の代表的
な用途であるカラーフィルターを例に使用方法の一例を
示すが、特に本発明の顔料を分散したポリアミック酸か
ら得られるポリイミドは、従来のポリイミドと比較し
て、低温硬化が可能であることも大きい特徴となる。
【0032】透明基板上に顔料分散ポリアミック酸溶液
で例えばG(グリーン)の着色塗膜を形成する。塗布は
スピンナー、スプレー塗布、デイップコーテイング、ロ
ールコーテイング、ダイコーテイング等の方法が適用さ
れる。乾燥はオーブン、ホットプレートあるいは赤外線
を使用し50〜180℃の範囲で数時間〜数秒行なわ
れ、硬化があまり進行しない範囲が好ましい。この上に
パターン形成用のフォトレジストを塗布し、フォトレジ
スト層を形成する。続いて露光装置を用いてフォトレジ
スト層被膜上にマスクを置き、化学線を照射して露光す
る。ポジ型フォトレジストを使用した場合には該ポジ型
フォトレジストの現像液でフォトレジスト層の現像、ポ
リイミド前駆体着色塗膜のエッチングを同時に行う。エ
ッチング後、不要となったフォトレジスト層を通常はア
セトン、セロソルブ、あるいはプロピレングリコールア
ルキルエーテルアセテート系の溶剤で剥離除去する。ポ
リアミック酸着色塗膜を熱処理し、G(グリーン)の着
色塗膜のパターン加工を終える。熱処理温度は最終的に
180〜300℃、好ましくは180〜260℃であ
り、温度に応じて5時間〜5分が適用される。
【0033】以上の工程をR(レッド)、B(ブルー)
の画素および必要に応じてBK(ブラックマスク)につ
いて繰り返すと、カラーフィルターを作製することがで
きる。
【0034】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。なお、実施
例中に記載された測定法の具体的な手法は以下に示すと
おりである。 (測定法) <色度>大塚電子株式会社製 顕微分光光度系 MCP
D−2000にて測定した。 <コントラスト>バックライト(明拓システム)上で色
彩輝度計(“トプコン”BM−5A)にて2°視野での
試料の平行ニコルの輝度と直交ニコルの輝度を測定し、
その比をコントラストとした。 <膜厚>東京精密株式会社製 膜厚測定器 サーフコム
1500Aにて測定した。
【0035】調製例1 4,4´−ジアミノベンズアニリド38.86g、およ
びビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサ
ン2.24gをγ−ブチロラクトン378gとともに仕
込み、これを攪拌しながら、1,3,3a,4,5,9
b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−フラニル)ナフト[1,2−c]フラン−
1,3−ジオン(TDA)53.54gを添加し、80
℃で3時間反応させた後、室温(25℃)で1時間攪拌
した。このようにして濃度20重量%、粘度553mP
a・sのポリアミック酸溶液を得た。
【0036】調製例2 4,4’−(9−フルオレニリデン)ジアニリン74.
98g、およびビス(3−アミノプロピル)テトラメチ
ルジシロキサン2.24gをγ−ブチロラクトン523
gとともに仕込み、これを攪拌しながら、1,3,3
a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−フラニル)ナフト[1,2−
c]フラン−1,3−ジオン(TDA)53.54gを
添加し、80℃で3時間反応させた後、室温(25℃)
で1時間攪拌した。このようにして濃度20重量%、粘
度89mPa・sのポリアミック酸溶液を得た。
【0037】比較調整例1 4,4´−ジアミノベンズアニリド19.43g、3,
3´−ジアミノジフェニルエーテル17.12gおよび
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
2.24gをγ−ブチロラクトン370gとともに仕込
み、これを攪拌しながら、1,3,3a,4,5,9b
−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキ
ソ−3−フラニル)ナフト[1,2−c]フラン−1,
3−ジオン(TDA)53.54gを添加し、80℃で
3時間反応させた後、室温(25℃)で1時間攪拌し
た。このようにして濃度20重量%、粘度404mPa
・sのポリアミック酸溶液を得た。
【0038】調製例3 ピグメントグリーン36(東洋インキ株式会社製 リオ
ノールグリーン6YKP−N)13.1gとピグメント
イエロー83(大日精化株式会社製 セイカファースト
イエロー2700)2.3gをγ−ブチロラクトン92
gに加えガラスビーズ200gとともにホモジナイザー
を用いて、7000rpmで30分間分散後、ガラスビ
ーズを濾過・除去して、顔料分散液を得た。
【0039】実施例1 調製例3で得た顔料分散液52gを室温で攪拌しなが
ら、これに調製例1で得たポリアミック酸溶液69g、
調整例2で得たポリアミック酸溶液69g、3−メチル
−3−メトキシブチルアセテート37.2g、γ−ブチ
ロラクトン164gおよび界面活性剤“デイスパロン
LC−951”(楠本化成株式会社製)のN−メチル−
2−ピロリドン1重量%溶液2.8g、ソルビトールポ
リグリシジルエーテル(ナガセ化成工業株式会社製“デ
ナコールEX622”)のγ−ブチロラクトン10重量
%溶液7.5gおよびビスフェノキシエタノールフルオ
レングリシジルエーテルのγ−ブチロラクトン10重量
%溶液7.5gを10分間で添加し、最後に1,3,3
a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テトラヒドロ
−2,5−ジオキソ−3−フラニル)ナフト[1,2−
c]フラン−1,3−ジオン(TDA)1.62gを後
添加し、本発明の着色顔料分散ポリイミド前駆体溶液を
得た。本分散液をガラス基板上に加熱後ポリイミドとな
った際の膜厚みが1.5μmとなるようにスピンナーで
塗布後、100℃で20分間乾燥し、冷却後、この上に
ポジ型フォトレジスト(東京応化株式会社製OFPR−
800)を乾燥後の膜厚みが1.5μmとなるようにス
ピンナーで塗布、90℃で10分間乾燥した。キャノン
株式会社製紫外線露光機PLA−501Fを用いて、ク
ロム製のフォトマスクを介して150mJ/cm2 (3
65nmの紫外線強度)露光した。露光後、テトラメチ
ルアンモニウムハイドロオキサイドの2.38重量%の
水溶液からなる現像液に浸漬し、フォトレジストの現
像、ポリイミド前駆体着色塗膜のエッチングを同時に行
なった。エッチング後、不要となったフォトレジスト層
をアセトンで剥離した。この際、エタノールを数滴たら
した白い布を用いてパターンの無いガラス面上5cm2
をふき取り、白い布の着色度合いを調べたが殆ど着色せ
ず残渣が低減されていた。このようにして得られたパタ
ーン状にエッチングされたポリイミド前駆体着色塗膜を
220℃で30分間熱処理して、ポリイミドに転換し
た。このようにして得られた緑色塗膜のコントラストは
1430であり、この塗膜を顕微鏡下500倍で観察し
たところ、顔料の凝集は認められず、一様に分散してい
た。この塗膜の色度をMCPD−2000測定した後、
該塗膜を250℃、1hで熱処理し、再び色度を測定、
その色度変化を色差ΔE*abで表すと2.89であった。
【0040】この緑色パターンを有するガラス基板をN
−メチル−2−ピロリドン中に40℃で1時間浸漬した
が、パターンに変化を生じることは無かった。
【0041】またこの顔料分散ポリイミド前駆体組成物
を25℃で1週間放置したが、安定な顔料分散状態を保
っていることがわかった。
【0042】比較例1 調製例2で得た顔料分散液52gを室温で攪拌しなが
ら、これに比較調製例1で得たポリアミック酸溶液13
8.1g、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート
37.2g、γ−ブチロラクトン164gおよび界面活
性剤“デイスパロン LC−951”(楠本化成株式会
社製)のN−メチル−2−ピロリドン1重量%溶液2.
8gおよびソルビトールポリグリシジルエーテル(ナガ
セ化成工業株式会社製“デナコールEX622”)のγ
−ブチロラクトン10重量%溶液15gの混合液を10
分間で添加し、最後に1,2,4,5−シクロヘキサン
テトラカルボン酸二無水物1.21を後添加し、本発明
の着色顔料分散ポリイミド前駆体溶液を得た。本分散液
をガラス基板上に加熱後ポリイミドとなった際の膜厚み
が1.5μmとなるようにスピンナーで塗布後、100
℃で20分間乾燥し、冷却後、この上にポジ型フォトレ
ジスト(東京応化株式会社製OFPR−800)を乾燥
後の膜厚みが1.5μmとなるようにスピンナーで塗
布、90℃で10分間乾燥した。キャノン株式会社製紫
外線露光機PLA−501Fを用いて、クロム製のフォ
トマスクを介して150mJ/cm2 (365nmの紫
外線強度)露光した。露光後、テトラメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイドの2.38重量%の水溶液からな
る現像液に浸漬し、フォトレジストの現像、ポリイミド
前駆体着色塗膜のエッチングを同時に行なった。エッチ
ング後、不要となったフォトレジスト層をアセトンで剥
離した。この際、エタノールを数滴たらした白い布を用
いてパターンの無いガラス面上5cm2をふき取り、白
い布の着色度合いを調べたところ緑色の着色を確認し
た。このようにして得られたパターン状にエッチングさ
れたポリイミド前駆体着色塗膜を220℃で30分間熱
処理して、ポリイミドに転換した。このようにして得ら
れた緑色塗膜のコントラストは1520であり、この塗
膜を顕微鏡下500倍で観察したところ、顔料の凝集は
認められず、一様に分散していた。この塗膜の色度をM
CPD−2000測定した後、該塗膜を250℃、1h
で熱処理し、再び色度を測定、その色度変化を色差ΔE*
abで表すと1.00であった。
【0043】この緑色パターンを有するガラス基板をN
−メチル−2−ピロリドン中に40℃で1時間浸漬した
が、パターンに変化を生じることは無かった。
【0044】またこの顔料分散ポリイミド前駆体組成物
を25℃で1週間放置したが、安定な顔料分散状態を保
っていることがわかった。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、顔料の分散性と安定性
に優れた熱硬化性樹脂溶液組成物を安定して提供するこ
とができ、さらに低温硬化で耐熱性、耐光性とコントラ
スト比が良好で、特に光透過性の高いカラーフィルター
を提供することができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミック酸、分子量が70〜1000
    の範囲にある平面構造をもつ基を側鎖に有するエポキシ
    化合物を少なくとも1種含有するエポキシ樹脂、および
    顔料成分からなることを特徴とする熱硬化性着色組成物
  2. 【請求項2】該ポリアミック酸を構成するテトラカルボ
    ン酸二無水物成分の少なくとも50モル%以上が脂環式
    テトラカルボン酸二無水物であることを特徴とする請求
    項1記載の熱硬化性着色組成物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の熱硬化性着色組
    成物にテトラカルボン酸二無水物を添加してなることを
    特徴とする熱硬化性着色組成物。
  4. 【請求項4】該テトラカルボン酸二無水物が脂環式テト
    ラカルボン酸二無水物であることを特徴とする請求項3
    に記載の熱硬化性着色組成物。
  5. 【請求項5】該エポキシ樹脂の少なくとも一部がソルビ
    トールポリグリシジルエーテル、あるいは多官能脂環式
    エポキシ樹脂から選ばれた多価エポキシ樹脂であること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱硬化性
    着色組成物。
  6. 【請求項6】該平面構造を持つ基がフルオレン基である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の熱硬
    化性着色組成物。
  7. 【請求項7】該ポリアミック酸を構成するジアミンの少
    なくとも50モル%以上が4,4´−ジアミノベンズア
    ニリドであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の熱硬化性着色組成物。
  8. 【請求項8】該ポリアミック酸を構成するジアミンの少
    なくとも50%以上が4,4’−(9−フルオレニリデ
    ン)ジアニリンであることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれかに記載の熱硬化性着色組成物。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の熱硬化請
    着色組成物を透明基板上に形成することを特徴とするカ
    ラーフィルター。
  10. 【請求項10】請求項9記載のカラーフィルターを用い
    たことを特徴とする液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015078253A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 東レ株式会社 樹脂組成物、それを用いたポリイミド樹脂膜、それを含むカラーフィルタ、tft基板、表示デバイスおよびそれらの製造方法

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JP2015078253A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 東レ株式会社 樹脂組成物、それを用いたポリイミド樹脂膜、それを含むカラーフィルタ、tft基板、表示デバイスおよびそれらの製造方法

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