JP2002114907A - 熱硬化性樹脂溶液組成物、その製造方法およびカラーフィルターならびに液晶表示装置 - Google Patents

熱硬化性樹脂溶液組成物、その製造方法およびカラーフィルターならびに液晶表示装置

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JP2002114907A
JP2002114907A JP2001198060A JP2001198060A JP2002114907A JP 2002114907 A JP2002114907 A JP 2002114907A JP 2001198060 A JP2001198060 A JP 2001198060A JP 2001198060 A JP2001198060 A JP 2001198060A JP 2002114907 A JP2002114907 A JP 2002114907A
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pigment
thermosetting resin
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polyamic acid
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JP2001198060A
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Masaharu Taniguchi
雅治 谷口
Fumio Tomita
文雄 冨田
Yasuko Tachibana
康子 立花
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】顔料の分散性と安定性に優れ、低温硬化で耐熱
性、耐光性とコントラスト比が良好で、視野角依存性の
小さい、表示特性に優れた熱硬化性樹脂溶液組成物、カ
ラーフィルターおよび液晶表示装置を提供する。 【解決手段】熱硬化性樹脂溶液組成物は、テトラカルボ
ン酸二無水物成分とジアミン成分を極性溶剤中で反応せ
しめてなるポリアミック酸と顔料を含有してなる熱硬化
性樹脂溶液組成物であって、該テトラカルボン酸二無水
物成分の少なくとも50モル%以上が脂環式テトラカル
ボン酸二無水物であることを特徴とするものである。か
かる熱硬化性樹脂溶液組成物の製造方法は、上述のポリ
アミック酸溶液中に、顔料を分散するか、または、該ポ
リアミック酸溶液と、ラクトン類を主溶剤とし分散され
た顔料を主成分とする顔料分散液とを混合することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくとも50モル
%以上の脂環式化合物を含むテトラカルボン酸二無水物
成分とジアミン成分を極性溶剤中で反応せしめてなる脂
環式ポリアミック酸と顔料を含有してなる顔料分散熱硬
化性樹脂溶液組成物に関するものであり、さらにその組
成物を用い製造された光学素子の遮光膜、光ファイバー
の被覆膜、液晶デイスプレイや撮像素子などに用いられ
るカラーフィルターとこのカラーフィルターを用いて製
造された液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族のテトラカルボン酸2無水物とジ
アミン化合物を反応せしめて得られるポリイミド前駆体
(以下、ポリアミック酸と呼称する)溶液に顔料を分散
させた組成物およびその用途に関するものとしては、液
晶デイスプレイや撮像素子などに用いられる耐光性、耐
熱性、耐薬品性等に優れたカラーフィルター用ポリアミ
ック酸と顔料からなる組成物、およびそれを用いて形成
されたカラーフィルターが知られている(特開昭60−
184202号公報、特開昭60−184203号公
報、特開昭61−180203号公報等)。
【0003】ポリアミック酸溶液に顔料を分散させた組
成物は、特にフォトリソグラフィ法でのカラーフィルタ
ー作製に有用であり、例えば特開昭60−247603
号公報や特開昭61−77804号公報に示されるごと
く、ポジ型フォトレジストを用いるパターン加工技術が
知られており、パターン精度が良く、耐光性、耐熱性、
耐薬品性等に優れたカラーフィルターを得ることができ
る。
【0004】フォトリソグラフィ法、印刷法、さらには
公知のその他の方法とも、ガラス基板上に顔料分散ポリ
アミック酸組成物で着色塗膜を形成、パターン加工と硬
化を繰り返す手法でカラーフィルターを得るものである
が、ポリイミド系カラーフィルターについては、ポリイ
ミド薄膜が大きな複屈折率を有しているため、リタデー
ションが大きくなり、透過光に位相差が生じ、液晶表示
装置の視野角依存性が大きくなり、表示特性が低下する
問題点があり、この改良が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の背景に鑑み、顔料の分散性と安定性に優れ、低温
硬化で耐熱性、耐光性とコントラスト比が良好で、視野
角依存性の小さい、表示特性に優れた熱硬化性樹脂溶液
組成物、カラーフィルターおよび液晶表示装置を提供せ
んとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる課題を
解決するために、次のような手段を採用するものであ
る。すなわち、本発明の熱硬化性樹脂溶液組成物は、テ
トラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分を極性溶剤
中で反応せしめてなるポリアミック酸と顔料を含有して
なる熱硬化性樹脂溶液組成物であって、該テトラカルボ
ン酸二無水物成分の少なくとも50モル%以上が脂環式
テトラカルボン酸二無水物であることを特徴とするもの
である。かかる熱硬化性樹脂溶液組成物の製造方法は、
上述のポリアミック酸溶液中に、顔料を分散するか、ま
たは、該ポリアミック酸溶液と、ラクトン類を主溶剤と
し分散された顔料を主成分とする顔料分散液とを混合す
ることを特徴とするものであり、また、本発明のカラー
フィルターは、かかる熱硬化性樹脂溶液組成物からなる
硬化膜を、透明基板上に有することを特徴とするもので
あり、液晶表示装置は、かかるカラーフィルターを用い
たことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題、つまり顔料
の分散性と安定性に優れ、低温硬化で耐熱性、耐光性と
コントラスト比が良好で、視野角依存性の小さい、表示
特性に優れた熱硬化性樹脂溶液組成物およびカラーフィ
ルターについて、鋭意検討し、特定なポリアミック酸溶
液中で顔料を分散してみたところ、低温硬化ができる上
に、かかる課題を一挙に解決することができたものであ
る。
【0008】すなわち、主鎖の少なくとも一部に脂肪族
基を導入することにより、ポリイミドの複屈折率が低下
することに着目し、特定のポリアミック酸溶液を調製
し、顔料を分散、含有せしめたものである。
【0009】本発明で重要なことは、該ポリアミック酸
として、少なくとも50モル%以上の脂環式テトラカル
ボン酸二無水物を含むテトラカルボン酸二無水物成分と
ジアミン成分を極性溶剤中で反応せしめてなるポリアミ
ック酸であることにある。かかるポリアミック酸であれ
ば、どのような構造であっても良く、ポリアミック酸の
構造や調製方法を限定するものではない。
【0010】本発明におけるポリアミック酸の調製は、
通常、テトラカルボン酸二無水物とジアミン成分をγー
ブチロラクトン等の非プロトン性極性溶剤中において、
通常90℃以下で付加重合させて得られるポリアミック
酸であり、テトラカルボン酸二無水物成分の少なくとも
50モル%以上に、脂環族テトラカルボン酸二無水物成
分を使用することを特徴とするものである。ここで脂環
族テトラカルボン酸二無水物とは脂環式構造にテトラカ
ルボン酸二無水物が直接に形成されている化合物を意味
し、芳香族基を含有していても良い。
【0011】かかる脂環式テトラカルボン酸二無水物と
しては、具体的には1,2,3,4−シクロブタンテト
ラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタ
ンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−ビシク
ロヘキセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5
−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、1,3,
3a,4,5,9b−ヘキサヒドロー5ー(テトラヒド
ロー2,5−ジオキソー3−フラニル)ナフト[1,2
−c]フランー1,3−ジオン(以下、TDAと略称す
る)、ビシクロ[2.2.2]オクトー7−エンー2,
3,5,6ーテトラカルボン酸二無水物、1−メチルー
ビシクロ[2.2.2]オクトー7−エンー2,3,
5,6ーテトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2.
2.1]ヘプタンー2,3,5,6−テトラカルボン酸
二無水物、7−オキサービシクロ[2.2.1]ヘプタ
ンー2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、5−
(2,5−ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3
−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸
無水物、3,5,6−トリカルボキシ−2−カルボキシ
メチルノルボルネン−2:3,5:6−二無水物、1,
2−ビス(4−オキサ−3,5−ジオキソトリシクロ
[5.2.1.02,6]デカン−8−イロキシ)エタ
ン、ビスシクロ[2,2,2]オクト−7−エンー2.
3.5.6ーテトラカルボン酸二無水物等を使用するこ
とができるが、ビシクロ環構造を有する脂環族テトラカ
ルボン酸二無水物と5−(2,5−ジオキソテトラヒド
ロ−3−フラニル)−3−メチル−3−シクロヘキセン
−1,2−ジカルボン酸無水物、3,5,6−トリカル
ボキシ−2−カルボキシメチルノルボルネン−2:3,
5:6−二無水物、TDAが顔料分散性の良好なポリア
ミック酸を与える点において好ましく使用され、特にT
DAが好ましく使用される。
【0012】塗膜の複屈折率が絶対値で0.01以下、
好ましくは0.005以下であり、かつ、顔料分散性の
良好なポリアミック酸を得るためには、ポリアミック酸
調製における脂環式テトラカルボン酸二無水物の使用量
としては、テトラカルボン酸二無水物成分中で50モル
%以上が必要であり、好ましくは75モル%以上、さら
には90モル%以上であることが好ましい。
【0013】ここで脂環式テトラカルボン酸二無水物と
併用できる他のテトラカルボン酸二無水物成分として、
具体的にはピロメリット酸二無水物、3,3´,4,4
´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3
´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、
4,4´−オキシ−ジフタル酸二無水物(3,3´,
4,4´−ジフェニルエ−テルテトラカルボン酸二無水
物)、3,3´,4,4´−ジフェニルスルフォンテト
ラカルボン酸二無水物、4,4´−ヘキサフルオロイソ
プロピリデン−ビス−(フタル酸二無水物)等を使用す
ることができるが、顔料分散性の良好なポリアミック酸
を得るためには、3,3´,4,4´−ビフェニルテト
ラカルボン酸二無水物を併用するのが好ましい。
【0014】ジアミン成分としては、芳香族ジアミンに
代表されるような多種のジアミン成分を使用することが
でき、具体的には、p-フェニレンジアミン、m-フェニレ
ンジアミン、4,4´−ジアミノベンズアニリド、3,
3´−ジアミノジフェニルエーテル、4,4´−ジアミ
ノジフェニルエーテル、3,4´−ジアミノジフェニル
エーテル、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、3,
3´−ジアミノジフェニルスルフォン、4,4´−ジア
ミノジフェニルスルフォン、4,4´−ジアミノジフェ
ニルサルファイド、1,3−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)
ベンゼン、2,2−ビス(トリフルオロメチルベンジジ
ン)等を使用することができるが、特に顔料分散性の見
地から4,4´−ジアミノベンズアニリド 、4,4´
−ジアミノジフェニルスルフォンおよび、あるいは4,
4´−ジアミノジフェニルエーテルを使用するのが好ま
しい。また、低複屈折率のポリアミック酸を得るために
は、エーテル結合を含有する脂肪族あるいは脂環式ジア
ミンの併用が好ましく使用され、これらのジアミンとし
ては、ビス[2−(3−アミノプロポキシ)エチル]エ
ーテル、1,4−ビス(3−アミノプロポキシ)ブタ
ン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2、4、
8、10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、
1,2−ビス(2−アミノエトキシ)エタン、1、2−
ビス(3−アミノプロポキシ)エタン、トリエチレング
リコール−ビス(3−アミノプロピル)エーテル、ジエ
チレングリコール−ビス(3−アミノプロピル)エーテ
ル等を使用することができるが、これらに限定されるも
のではない。
【0015】本発明のポリアミック酸の製造方法として
は、通常、カルボン酸二無水物とジアミン成分を有機溶
剤中で0℃ないし100℃で反応せしめて行なうもので
ある。
【0016】これらの製造に使用される有機溶剤は、N
−メチルピロリドン、γブチロラクトン、N,N−ジメ
チルアセトアミド等の極性溶剤を使用することが好まし
いが、顔料分散性の良好なポリアミック酸を得るために
は、γブチロラクトンを使用するのが好ましく、また分
子内に少なくとも一個の水酸基を含有する沸点100〜
300℃の液体および/あるいは分子内に少なくとも一
個のエーテル結合を含有する沸点100〜300℃の液
体、例えば3−メチル−3−メトキシブタノ−ル、3−
メチル−3−メトキシブチルアセテ−ト、プロピレング
リコ−ル−モノ−メチルエ−テル、プロピレングリコ−
ル−モノ−メチルエ−テルアセテ−ト、ジプロピレング
リコ−ル−モノ−メチルエ−テル、トリプロピレングリ
コ−ル−モノ−メチルエ−テル、プロピレングリコ−ル
−モノ−3級−ブチルエ−テル、イソブチルアルコ−
ル、イソアミルアルコ−ル、エチルセロソルブ、エチル
セロソルブアセテ−ト、ブチルセロソルブ、ブチルセロ
ソルブアセテ−ト、メチルカルビト−ル、メチルカルビ
ト−ルアセテ−ト、エチルカルビト−ル、エチルカルビ
ト−ルアセテ−ト等が併用されても良い。またペ−スト
作製時に使用される稀釈溶剤としては、これらのアセテ
ート類も塗布性を上げるために好ましく使用することが
できる。特に好ましくは、3−メチル−3−メトキシブ
チルアセテ−ト、エチルセロソルブアセテ−ト、ブチル
セロソルブアセテ−ト、メチルカルビト−ルアセテ−
ト、エチルカルビト−ルアセテ−ト等が使用される本発
明の顔料分散液は、顔料分散ポリアミック酸溶液を経
て、主としてカラーフィルター用の着色塗膜を形成する
ために用いられるので、本発明に使用される顔料として
は、透明性が高く、耐光性、耐熱性、耐薬品性に優れた
ものが好ましい。代表的な顔料の具体例をカラーインデ
ックス(CI)ナンバーで示すと、黄色顔料の例として
はピグメントイエロー20、24、83、86、93、
94、109、110、117、125、129、13
7、138、139、147、148、153、15
4、166、173等が使用されるが、これらに限定さ
れない。オレンジ色顔料の例としては、ピグメントオレ
ンジ13、31、36、38、40、42、43、5
1、55、59、61、64、65等が使用されるが、
これらに限定されない。赤色顔料の例としては、ピグメ
ントレッド9、97、122、123、144、14
9、166、168、177、180、192、21
5、216、224等が使用されるが、これらに限定さ
れない。紫色顔料の例としては、ピグメントバイオレッ
ト19、23、29、32、33、36、37、38等
が使用されるが、これらに限定されない。青色顔料の例
としては、ピグメントブルー15(15:3、15:
4、15:6、など)、21、22、60、64、等が
使用さられるが、これらに限定されない。緑色顔料の例
としては、ピグメントグリーン7、10、36、47等
が使用されるが、これらに限定されない。黒色顔料の例
としてはピグメントブラック7等が挙げられるがこれら
に限定されない。
【0017】上記顔料は、実用的には、数色組み合わせ
て調色され使用されるものである。
【0018】これらの顔料は、必要に応じてロジン処
理、酸性基処理、塩基性基本処理などの表面処理がなさ
れているものである。
【0019】本発明の顔料を分散したポリアミック酸溶
液を作製するには、顔料とポリアミック酸溶液を直接混
合分散させても良いが、あらかじめ顔料をγ−ブチロラ
クトン、N−メチルピロリドンのごとくポリアミック酸
溶液と相溶する有機溶剤中で分散させておき、これにポ
リアミック酸溶液を混合せしめても良い。γ−ブチロラ
クトンは特に顔料の分散性が良好である。また顔料の分
散に際してはアルカリ金属を含まない界面活性剤や高分
子系の分散剤が好ましく使用され、特にポリアミック酸
オリゴマー等を有効に使用することができる。これら分
散剤の使用は、顔料100部に対して、好ましくは1〜
20重量部の範囲であるが、これに限定されない。
【0020】かかる顔料を分散したポリアミック酸溶液
を主成分とする熱硬化性樹脂溶液組成物における顔料の
添加量は、ポリアミック酸100重量部に対して、1〜
300重量部の範囲が好ましく、さらに好ましくは25
〜200重量部、形成する塗布膜の着色度、物性のバラ
ンスの点で、50〜150重量部が特に好ましい。
【0021】また、かかる顔料を分散したポリイミド前
駆体溶液に公知の界面活性剤、消泡剤等を添加すること
ができる。さらには塗膜の重ね塗り時の溶剤耐性を向上
させるためにシランカップリング剤あるいはその縮合
体、あるいは多価エポキシ化合物を膜の硬化時の架橋剤
として添加することができる。多価エポキシ化合物とし
ては特にソルビトールポリグリシジルエーテル、あるい
は多官能脂環式エポキシ樹脂から選ばれた多価エポキシ
化合物が脂環式ポリアミック酸との相溶性の点から好ま
しく使用できる。
【0022】本発明の顔料を分散したポリアミック酸溶
液を主成分とする熱硬化性樹脂溶液組成物は、光学素子
の遮光膜、光ファイバーの被覆膜、液晶表示素子のカラ
ーフィルターなどに好ましく用いられる。
【0023】本発明の熱硬化性樹脂溶液組成物の代表的
な用途であるカラーフィルターを例に使用方法の一例を
示すが、特に本発明の顔料を分散したポリアミック酸か
ら得られるポリイミドは、従来のポリイミドと比較し
て、低温硬化が可能であることも大きい特徴となる。
【0024】透明基板上に顔料分散ポリアミック酸溶液
で例えばG(グリーン)の着色塗膜を形成する。塗布は
スピンナー、スプレー塗布、デイップコーテイング、ロ
ールコーテイング、ダイコーテイング等の方法が適用さ
れる。乾燥はオーブン、ホットプレートあるいは赤外線
を使用し50〜180℃の範囲で数時間〜数秒行なわ
れ、硬化があまり進行しない範囲が好ましい。この上に
パターン形成用のフォトレジストを塗布し、フォトレジ
スト層を形成する。続いて露光装置を用いてフォトレジ
スト層被膜上にマスクを置き、化学線を照射して露光す
る。ポジ型フォトレジストを使用した場合には該ポジ型
フォトレジストの現像液でフォトレジスト層の現像、ポ
リイミド前駆体着色塗膜のエッチングを同時に行う。エ
ッチング後、不要となったフォトレジスト層を通常はア
セトン、セロソルブ、あるいはプロピレングリコールア
ルキルエーテルアセテート系の溶剤で剥離除去する。ポ
リアミック酸着色塗膜を熱処理し、G(グリーン)の着
色塗膜のパターン加工を終える。熱処理温度は最終的に
180〜300℃、好ましくは180〜260℃であ
り、温度に応じて5時間〜5分が適用される。
【0025】以上の工程をR(レッド)、B(ブルー)
の画素および必要に応じてBK(ブラックマスク)につ
いて繰り返すと、カラーフィルターを作製することがで
きる。
【0026】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。なお、実施
例中に記載された測定法の具体的な手法は以下に示すと
おりである。 (測定法) <色度>大塚電子(株)製 顕微分光光度系 MCPD
ー2000にて測定した。 <コントラスト>バックライト(明拓システム)上で色
彩輝度計(“トプコン”BM−5A)にて2°視野での
試料の平行ニコルの輝度と直交ニコルの輝度を測定し、
その比をコントラストとした。 <膜厚>東京精密(株)製 膜厚測定器 サーフコム1
500Aにて測定した。 <屈折率、複屈折率、リタデーション>屈折率nTE、n
TM は、メトリコン製 プリズムカプラ測定装置PC−
2010で、無着色膜は633nm、赤色着色薄膜では
610nm、緑色着色薄膜では540nm、青色着色薄
膜では430nmの波長光で測定し、これから、平均屈
折率、複屈折率、リタデーションを計算した。
【0027】nxy :光の振動方向が薄膜の膜面と平行
な場合の屈折率 nz :光の振動方向が薄膜の膜面と垂直な場合の屈折
率 d :薄膜の膜厚 平均屈折率n(avg)=(2nxy +nz )/3 複屈折率Δn=nxy − nz リタデーション:複屈折率と膜厚の積(Δn×d) 調製例1 4,4´−ジアミノベンズアニリド118.74g、
3,3´−ジアミノジフェニルスルフォン129.73
gおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシ
ロキサン13.67gをγ−ブチロラクトン1777.
8gとともに仕込み、これを攪拌しながら、1,3,3
a,4,5,9b−ヘキサヒドロー5ー(テトラヒドロ
ー2,5−ジオキソー3−フラニル)ナフト[1,2−
c]フランー1,3−ジオン(TDA)327.1gを
添加し、80℃で3時間反応させた後、無水フタル酸
3.268gを加えてさらに80℃で1時間反応させた
後、室温(25℃)で1時間攪拌した。このようにして
濃度25重量%、粘度343mPa・sのポリアミック
酸溶液を得た。
【0028】このポリアミック酸溶液から無アルカリガ
ラス基板上に2μmの硬化薄膜を形成して複屈折率Δn
を測定したところ、0.0018であった。 調製例2 3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン14.8
2g、4,4´−ジアミノベンズアニリド14.31
g、3,3´−ジアミノジフェニルスルフォン13.4
1gおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
シロキサン2.24gをγ−ブチロラクトン340.5
gとともに仕込み、これを攪拌しながら、1,3,3
a,4,5,9b−ヘキサヒドロー5ー(テトラヒドロ
ー2,5−ジオキソー3−フラニル)ナフト[1,2−
c]フランー1,3−ジオン(TDA)53.54gを
添加し、80℃で3時間反応させた後、無水フタル酸
0.53gを加えてさらに80℃で1時間反応させた
後、室温(25℃)で1時間攪拌した。このようにして
濃度22.5重量%、粘度204mPa・sのポリアミ
ック酸溶液を得た。
【0029】このポリアミック酸溶液から無アルカリガ
ラス基板上に2μmの硬化薄膜を形成して複屈折率Δn
を測定したところ、0.0013であった。 調製例3 4,4´−ジアミノベンズアニリド19.43g、3,
3´−ジアミノジフェニルエーテル17.12gおよび
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
2.24gをγ−ブチロラクトン370gとともに仕込
み、これを攪拌しながら、1,3,3a,4,5,9b
−ヘキサヒドロー5ー(テトラヒドロー2,5−ジオキ
ソー3−フラニル)ナフト[1,2−c]フランー1,
3−ジオン(TDA)53.54gを添加し、80℃で
3時間反応させた後、無水フタル酸0.17gを加えて
さらに80℃で1時間反応させた後、室温(25℃)で
1時間攪拌した。このようにして濃度20重量%、粘度
404mPa・sのポリアミック酸溶液を得た。
【0030】このポリアミック酸溶液から無アルカリガ
ラス基板上に2μmの硬化薄膜を形成して複屈折率Δn
を測定したところ、0.0032であった。 調製例4 3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン118.
11g、4,4´−ジアミノベンズアニリド17.50
g、3,3´−ジアミノジフェニルスルフォン16.3
8gおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
シロキサン2.73gをγ−ブチロラクトン360gお
よびN−メチルピロリドン54gとともに仕込み、これ
を攪拌しながら、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサ
ヒドロー5ー(テトラヒドロー2,5−ジオキソー3−
フラニル)ナフト[1,2−c]フランー1,3−ジオ
ン(TDA)36.35g(テトラカルボン酸二無水物
の55モル%)および3,3´,4,4´−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物29.12g(テトラカルボ
ン酸二無水物の45モル%)を添加し、65℃で3時間
反応させた後、無水フタル酸0.65gを加えてさらに
65℃で1時間反応させた後、室温(25℃)で1時間
攪拌した。このようにして濃度22.5重量%、粘度2
04mPa・sのポリアミック酸溶液を得た。
【0031】このポリアミック酸溶液から無アルカリガ
ラス基板上に2μmの硬化薄膜を形成して複屈折率Δn
を測定したところ、0.0079であった。 調製例5 4,4´−ジアミノベンズアニリド19.43g、3,
3´−ジアミノジフェニルエーテル17.12gおよび
ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
2.24gをγ−ブチロラクトン370gとともに仕込
み、これを攪拌しながら、1−メチルービシクロ[2.
2.2]オクトー7−エンー2,3,5,6ーテトラカ
ルボン酸二無水物50.12gを添加し、80℃で3時
間反応させた後、無水フタル酸0.17gを加えてさら
に80℃で1時間反応させた後、室温(25℃)で1時
間攪拌した。このようにして濃度19.4重量%、粘度
205mPa・sのポリアミック酸溶液を得た。
【0032】このポリアミック酸溶液から無アルカリガ
ラス基板上に2μmの硬化薄膜を形成して複屈折率Δn
を測定したところ、0.0038であった。 比較調製例1 3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,1
0−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン118.
11g、4,4´−ジアミノベンズアニリド17.50
g、3,3´−ジアミノジフェニルスルフォン16.3
8gおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジ
シロキサン2.73gをγ−ブチロラクトン360gお
よびN−メチルピロリドン54gとともに仕込み、これ
を攪拌しながら、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサ
ヒドロー5ー(テトラヒドロー2,5−ジオキソー3−
フラニル)ナフト[1,2−c]フランー1,3−ジオ
ン(TDA)29.75g(テトラカルボン酸二無水物
の45モル%)および3,3´,4,4´−ビフェニル
テトラカルボン酸二無水物35.60g(テトラカルボ
ン酸二無水物の55モル%)を添加し、65℃で3時間
反応させた後、無水フタル酸0.65gを加えてさらに
65℃で1時間反応させた後、室温(25℃)で1時間
攪拌した。このようにして濃度22.5重量%、粘度5
31mPa・sのポリアミック酸溶液を得た。
【0033】このポリアミック酸溶液から無アルカリガ
ラス基板上に2μmの硬化薄膜を形成して複屈折率Δn
を測定したところ、0.011であった。 比較調製例2 4,4´−ジアミノジフェニルエーテル210.2g
(1.050モル)、3,3´−ジアミノジフェニルス
ルフォン69.5g(0.280モル)およびビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン17.4
g(0.070モル)をγ−ブチロラクトン3825g
とともに仕込み、これを攪拌しながら3,3´,4,4
´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物225.
5g(0.700モル)およびピロメリット酸二無水物
149.6g(0.686モル)を添加し、60℃で3
時間反応させた後、無水マレイン酸2.75g(0.0
25モル)を加えてさらに60℃で1時間反応させ、濃
度15重量%、粘度1350mPa・sのポリアミック
酸溶液を得た。
【0034】このポリアミック酸溶液から無アルカリガ
ラス基板上に2μmの硬化薄膜を形成して複屈折率Δn
を測定したところ、0.0168であった。 調製例6 3,3´−ジアミノジフェニルスルフォン94.95g
(0.3825モル)、ビス−3−(アミノプロピル)
テトラメチルシロキサン5.59g(0.025モ
ル)、1,2−ジアミノアントラキノン21.44g
(0.09モル)をγブチロラクトン1513gに加
え、50℃で2時間攪拌した後、3,3´,4,4´−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物145.0g
(0.45モル)を約30分で添加し、顔料分散剤とし
て使用する15重量%のオリゴアミド酸溶液を得た。 調製例7 ピグメントグリーン36(東洋インキ(株)製 リオノ
ールグリーン6YKP−N)13.1gとピグメントイ
エロー83(大日精化(株)製 セイカファーストイエ
ロー2700)2.3gをγ−ブチロラクトン92gに
加えガラスビーズ200gとともにホモジナイザーを用
いて、7000rpmで30分間分散後、ガラスビーズ
を濾過・除去して、顔料分散液を得た。 調製例8 ピグメントブルー15(東洋インキ(株)製リオノール
ブルーESP)19.5gと調製例4で得られたポリア
ミック酸溶液78gをγ−ブチロラクトン72gおよび
N−メチル−2−ピロリドン131gの混合液に加え、
ガラスビーズ300gとともにホモジナイザーを用い
て、7000rpmで30分間分散後、ガラスビーズを
濾過・除去して、顔料分散液を得た。 調製例9 ピグメントレッド177の4.17g(チバガイギー
(株)製クロモフタールレッドA3B)4.1g、ピグ
メントイエロー83 1.23gをγ−ブチロラクトン
90gに加え、調製例6で合成したオリゴアミド酸2g
を顔料分散剤として、ガラスビーズ90gとともにホモ
ジナイザーを用いて、7000rpmで30分間分散
後、ガラスビーズを濾過・除去して、顔料分散液を得
た。 調製例10 ピグメントブラック(三菱化成(株)製カーボンブラッ
クMA100) 11gと調製例4で得られたポリアミ
ック酸溶液65gおよびソルビトールポリグリシジルエ
ーテル(ナガセ化成工業(株)製“デナコールEX62
2”)のγ−ブチロラクトン10%溶液10gをγ−ブ
チロラクトン19gおよびN−メチル−2−ピロリドン
52gの混合液に加え、ガラスビーズ300gとともに
ホモジナイザーを用いて、7000rpmで30分間分
散後、ガラスビーズを濾過・除去して、顔料分散ポリマ
溶液を得た。 調製例11 4,4´−ジアミノベンズアニリド118.74g、
3,3´−ジアミノジフェニルスルフォン129.73
gおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシ
ロキサン13.67gをγ−ブチロラクトン1264、
2gとともに仕込み、これを攪拌しながら、3,5,6
−トリカルボキシ−2−カルボキシメチルノルボルネン
−2:3,5:6−二無水物274.7gを添加し、8
0℃で3時間反応させた後、無水フタル酸3.268g
を加えてさらに80℃で1時間反応させた後、室温(2
5℃)で1時間攪拌した。このようにして濃度25重量
%、粘度543mPa・sのポリアミック酸溶液を得
た。
【0035】このポリアミック酸溶液から無アルカリガ
ラス基板上に2μmの硬化薄膜を形成して複屈折率Δn
を測定したところ、0.0012であった。
【0036】実施例1 調製例7で得た顔料分散液52gを室温で攪拌しなが
ら、これに調製例1で得たポリアミック酸溶液138.
1g、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート3
7.2g、γ−ブチロラクトン164gおよび界面活性
剤“デイスパロンLC−951”(楠本化成(株)製)
のN−メチル−2−ピロリドン1%溶液2.8gおよび
ソルビトールポリグリシジルエーテル(ナガセ化成工業
(株)製“デナコールEX622”)のγ−ブチロラク
トン10%溶液15gの混合液を10分間で添加し、本
発明の着色顔料分散ポリイミド前駆体溶液を得た。本分
散液をガラス基板上に加熱後ポリイミドとなった際の膜
厚みが1.5μmとなるようにスピンナーで塗布後、1
00℃で20分間乾燥し、冷却後、この上にポジ型フォ
トレジスト(東京応化(株)製OFPR−800)を乾
燥後の膜厚みが1.5μmとなるようにスピンナーで塗
布、90℃で10分間乾燥した。キャノン(株)製紫外
線露光機PLA−501Fを用いて、クロム製のフォト
マスクを介して150mJ/cm2 (365nmの紫外
線強度)露光した。露光後、テトラメチルアンモニウム
ハイドロオキサイドの2.38%の水溶液からなる現像
液に浸漬し、フォトレジストの現像、ポリイミド前駆体
着色塗膜のエッチングを同時に行なった。エッチング
後、不要となったフォトレジスト層をアセトンで剥離し
た。このようにして得られたパターン状にエッチングさ
れたポリイミド前駆体着色塗膜を220℃で30分間熱
処理して、ポリイミドに転換した。このようにして得ら
れた緑色塗膜のコントラストは950であり、この塗膜
を顕微鏡下500倍で観察したところ、顔料の凝集は認
められず、一様に分散していた。また、この塗膜の複屈
折率を測定したところ、0.0007であった。
【0037】この緑色パターンを有するガラス基板をN
−メチル−2−ピロリドン中に40℃で1時間浸漬した
が、パターンに変化を生じることは無かった。
【0038】またこの顔料分散ポリイミド前駆体組成物
を25℃で1週間放置したが、安定な顔料分散状態を保
っていることがわかった。
【0039】実施例2 調製例8で得た顔料分散液63.2gを室温で攪拌しな
がら、これに調製例2で得たポリアミック酸溶液98
g、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート55.
4g、N−メチル−2−ピロリドン137.4gおよび
γ−ブチロラクトン33.4g、多官能脂環式エポキシ
樹脂(ダイセル化学工業(株)製の“エポリードGT4
01”)のγ−ブチロラクトン10%溶液15gおよび
界面活性剤“デイスパロン LC−951”(楠本化成
(株)製)のN−メチル−2−ピロリドン1%溶液3.
2gの混合液を10分間で添加し、本発明の着色顔料分
散ポリイミド前駆体溶液を得た。本分散液をガラス基板
上に加熱後ポリイミドとなった際の膜厚みが1.5μm
となるようにスピンナーで塗布、100℃で20分間乾
燥し、冷却後、この上にポジ型フォトレジスト (東京
応化(株)製OFPR−800)を乾燥後の膜厚みが
1.5μmとなるようにスピンナーで塗布、90℃で1
0分間乾燥した。キャノン(株)製紫外線露光機PLA
−501Fを用いて、クロム製のフォトマスクを介して
120mJ/cm2 (365nmの紫外線強度)露光し
た。露光後、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イドの2.25%の水溶液からなる現像液に浸漬し、フ
ォトレジストの現像、ポリイミド前駆体着色塗膜のエッ
チングを同時に行なった。エッチング後、不要となった
フォトレジスト層をアセトンで剥離した。このようにし
て得られたパターン状にエッチングされたポリイミド前
駆体着色塗膜を230℃で30分間熱処理して、ポリイ
ミドに転換した。このようにして得られた青色着色塗膜
のコントラストは1050であり、この塗膜を顕微鏡下
500倍で観察したところ、顔料の凝集は認められず、
一様に分散していた。また、この塗膜の複屈折率を測定
したところ、0.0033であった。
【0040】またこの顔料分散ポリイミド前駆体組成物
を25℃で1週間放置したが、安定な顔料分散状態を保
っていることがわかった。
【0041】比較例1 実施例1において、調製例7で得たポリアミック酸溶液
138.1gの代わりに比較調製例2で得られた同量の
ポリアミック酸溶液を使用して、実施例1と全く同様に
してポリイミドの着色塗膜を得た。このようにして得ら
れた着色塗膜のコントラストは 850であり、この塗
膜を顕微鏡下500倍で観察したところ、顔料の凝集は
認められず、一様に分散していた。また、この塗膜の複
屈折率を測定したところ、0.0193であった。
【0042】実施例3 調製例9で得た顔料分散液90gを室温で攪拌しなが
ら、これに調製例3で得たポリアミック酸溶液116
g、3−メチル−3−メトキシブタノール150g、γ
−ブチロラクトン37.4g、およびソルビトールポリ
グリシジルエーテル(ナガセ化成工業(株)製“デナコ
ールEX622”)のγ−ブチロラクトン10%溶液1
5gおよび界面活性剤“BYK361”(ビックケミー
・ジャパン(株)製)のN−メチル−2−ピロリドン
0.1%溶液12gの混合液を10分間で添加し、本発
明の顔料分散ポリイミド前駆体溶液を得た。本分散液を
ガラス基板上に加熱後ポリイミドとなった際の膜厚みが
1.5μmとなるようにスピンナーで塗布、110℃で
20分間乾燥し、冷却後、この上にポジ型フォトレジス
ト(東京応化(株)製OFPR−800)を乾燥後の膜
厚みが1.5μmとなるようにスピンナーで塗布、90
℃で10分間乾燥した。キャノン(株)製紫外線露光機
PLA−501Fを用いて、クロム製のフォトマスクを
介して150mJ/cm2 (365nmの紫外線強度)
露光した。露光後、テトラメチルアンモニウムハイドロ
オキサイドの2.38%の水溶液からなる現像液に浸漬
し、フォトレジストの現像、ポリイミド前駆体着色塗膜
のエッチングを同時に行なった。エッチング後、不要と
なったフォトレジスト層をアセトンで剥離した。このよ
うにして得られたパターン状にエッチングされたポリイ
ミド前駆体着色塗膜を220℃で30分間熱処理して、
ポリイミドに転換した。このようにして得られた赤色塗
膜のコントラストは850であり、この塗膜を顕微鏡下
500倍で観察したところ、顔料の凝集は認められず、
一様に分散していた。また、この塗膜の複屈折率を測定
したところ、0.0032であった。
【0043】この赤色パターンを有するガラス基板をN
−メチル−2−ピロリドン中に40℃で1時間浸漬した
が、パターンに変化を生じることは無かった。
【0044】比較例2 実施例3において、調製例6で得たポリアミック酸溶液
116gの代わりに、比較調製例2で得られたポリアミ
ック酸溶液116gを使用して、実施例3と全く同様に
してポリイミドの着色塗膜を得た。このようにして得ら
れた着色塗膜のコントラストは650であり、この塗膜
を顕微鏡下500倍で観察したところ、顔料の凝集は認
められず、一様に分散していた。また、この塗膜の複屈
折率を測定したところ、0.0112であった。
【0045】比較例3 実施例3において、ソルビトールポリグリシジルエーテ
ル(ナガセ化成工業(株)製“デナコールEX62
2”)のγ−ブチロラクトン10%溶液15gを使用し
ないで、ポリイミドの着色塗膜を得て、同様にパターン
加工して硬化膜とした。この赤色パターンを有するガラ
ス基板をN−メチル−2−ピロリドン中に40℃で1時
間浸漬したところ、パターンに多数のクラックが生じ
た。
【0046】実施例4 調製例10で得た顔料分散液50gを室温で攪拌しなが
ら、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート4.7
g、N−メチル−2−ピロリドン26.1g、γ−ブチ
ロラクトン1gおよび界面活性剤“デイスパロン LC
−951”(楠本化成(株)製)のN−メチル−2−ピ
ロリドン1%溶液0.3gの混合液を10分間で添加
し、本発明の着色顔料分散ポリイミド前駆体溶液を得
た。本分散液をガラス基板上に加熱後ポリイミドとなっ
た際の膜厚みが1.3μmとなるようにスピンナーで塗
布、120℃で20分間乾燥し、冷却後、この上にポジ
型フォトレジスト(東京応化(株)製OFPR−80
0)を乾燥後の膜厚みが1.5μmとなるようにスピン
ナーで塗布、90℃で10分間乾燥した。キャノン
(株)製紫外線露光機PLA−501Fを用いて、クロ
ム製のフォトマスクを介して150mJ/cm2 (36
5nmの紫外線強度)露光した。露光後、テトラメチル
アンモニウムハイドロオキサイドの2.38%の水溶液
からなる現像液に浸漬し、フォトレジストの現像、ポリ
イミド前駆体着色塗膜のエッチングを同時に行なった。
エッチング後、不要となったフォトレジスト層をアセト
ンで剥離した。このようにして得られたパターン状にエ
ッチングされたポリイミド前駆体着色塗膜を220℃で
30分間熱処理して、ポリイミドに転換した。このよう
にして得られた着色塗膜のOD値(光学濃度)は3.3
であり、この塗膜を顕微鏡下500倍で観察したとこ
ろ、顔料の凝集は認められず、一様に分散していた。ま
た、この塗膜と基板の接着力を測定すると、直径1.5
mm円形接着面の測定面積で17MPaであった。
【0047】実施例5 調整例10で得られた黒色顔料分散熱硬化性樹脂組成物
(以下、黒色ペーストと略称する)を無アルカリガラス
基板上に塗布、125℃でプリベークを行い、ポリイミ
ド前駆体黒色塗膜を形成した。これにポジ型フォトレジ
ストを塗布し、90℃乾燥でレジスト膜を形成させた。
フォトマスクを介して紫外線露光後、アルカリ現像、レ
ジスト層剥離、230℃硬化してブラックマトリックス
を形成した。 このブラックマトリックス付きのガラス
基板上に、実施例3で使用したレッドペースト、実施例
1で使用したグリーンペースト、実施例2で使用したブ
ルーペーストを順次、ブラックパターン形成と同様の手
法で画素形成させて、赤、緑、青の画素を有する樹脂ブ
ラックマトリックスガラス基板を得た。
【0048】この上に導電膜として、スパッタ法でIT
O層を形成させカラーフィルターを得た。
【0049】このカラーフィルターのITO層上にポリ
イミド系の配向膜を設け、ラビング処理を施した。同様
に対向する薄膜トランジスタを備えた液晶表示素子用基
板についてもポリイミド系の配向膜を設け、ラビング処
理を施した。この2枚の基板を周辺額縁部のブラックマ
トリックスに塗布したシール剤で貼りあわせた。シール
部に設けられた注入口から液晶を入れた後、注入口を封
止した。このようにして得られた液晶注入セルの両側に
偏光板を貼付けて液晶表示装置を作製した。この液晶表
示装置は良好な表示品位を示すものであった。
【0050】実施例7 実施例1において、調製例1で得たポリアミック酸溶液
138.1gの代わりに、同量の調製例11で得られた
ポリアミック酸を使用して、同様の操作で、着色顔料分
散ポリイミド前駆体溶液を得た。本分散液をガラス基板
上に加熱後ポリイミドとなった際の膜厚みが1.5μm
となるようにスピンナーで塗布後、100℃で20分間
乾燥し、冷却後、この上にポジ型フォトレジスト(東京
応化(株)製OFPR−800)を乾燥後の膜厚みが
1.5μmとなるようにスピンナーで塗布、90℃で1
0分間乾燥した。キャノン(株)製紫外線露光機PLA
−501Fを用いて、クロム製のフォトマスクを介して
150mJ/cm2 (365nmの紫外線強度)露光し
た。露光後、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イドの2.38%の水溶液からなる現像液に浸漬し、フ
ォトレジストの現像、ポリイミド前駆体着色塗膜のエッ
チングを同時に行なった。エッチング後、不要となった
フォトレジスト層をアセトンで剥離した。このようにし
て得られたパターン状にエッチングされたポリイミド前
駆体着色塗膜を220℃で30分間熱処理して、ポリイ
ミドに転換した。このようにして得られた緑色塗膜のコ
ントラストは1050であり、この塗膜を顕微鏡下50
0倍で観察したところ、顔料の凝集は認められず、一様
に分散していた。また、この塗膜の複屈折率を測定した
ところ、0.0005であった。
【0051】この緑色パターンを有するガラス基板をN
−メチル−2−ピロリドン中に40℃で1時間浸漬した
が、パターンに変化を生じることは無かった。
【0052】また、この顔料分散ポリイミド前駆体組成
物を25℃で1週間放置したが、安定な顔料分散状態を
保っていることがわかった。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、顔料の分散性と安定性
に優れた熱硬化性樹脂溶液組成物を安定して提供するこ
とができ、さらに低温硬化で耐熱性、耐光性とコントラ
スト比が良好で、特に複屈折率の低いカラーフィルター
を提供することができる。
【0054】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H048 BA11 BA45 BA47 BA48 BB02 BB42 2H091 FB02 LA15 LA30 4J002 CM041 FD096 4J043 PA02 PA04 QB31 RA34 UA032 UA042 UA082 UA121 UA122 UA131 UA132 UA262 UB011 UB121 UB281 UB301 UB302 XA13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テトラカルボン酸二無水物成分とジアミン
    成分を極性溶剤中で反応せしめてなるポリアミック酸と
    顔料を含有してなる熱硬化性樹脂溶液組成物であって、
    該テトラカルボン酸二無水物成分の少なくとも50モル
    %以上が脂環式テトラカルボン酸二無水物であることを
    特徴とする熱硬化性樹脂溶液組成物。
  2. 【請求項2】該脂環式テトラカルボン酸二無水物が、
    1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−(テ
    トラヒドロー2,5−ジオキソー3−フラニル)ナフト
    [1,2−c]フランー1,3−ジオン、5−(2,5
    −ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3−メチル
    −3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物お
    よび、3,5,6−トリカルボキシ−2−カルボキシメ
    チルノルボルネン−2:3,5:6−二無水物から選ば
    れた少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請
    求項1に記載の熱硬化性樹脂溶液組成物。
  3. 【請求項3】該ジアミン成分が、4,4'ージアミノベ
    ンズアニリドおよび4,4'ージアミノジフェニルスル
    フォンから選ばれた少なくとも1種を含む請求項1ある
    いは2に記載の熱硬化性樹脂溶液組成物。
  4. 【請求項4】該ジアミン成分の少なくとも一部が、エー
    テル結合を含有する脂肪族あるいは脂環式ジアミンであ
    る請求項1〜3のいずれかに記載の熱硬化性樹脂溶液組
    成物。
  5. 【請求項5】該テトラカルボン酸二無水物成分が、脂環
    式テトラカルボン酸二無水物の他に、3,3´,4,4
    ´ービフェニルテトラカルボン酸二無水物を含むことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の熱硬化性樹
    脂溶液組成物。
  6. 【請求項6】ポリアミック酸と顔料を含有してなる熱硬
    化性樹脂溶液組成物が、さらに架橋剤成分として、多価
    エポキシ化合物を含有することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の熱硬化性樹脂溶液組成物。
  7. 【請求項7】該多価エポキシ化合物が、ソルビトールポ
    リグリシジルエーテルおよび多官能脂環式エポキシ樹脂
    から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請
    求項6に記載の熱硬化性樹脂溶液組成物。
  8. 【請求項8】少なくとも50モル%以上が脂環式テトラ
    カルボン酸二無水物であるテトラカルボン酸二無水物成
    分とジアミン成分を極性溶剤中で反応せしめてなるポリ
    アミック酸溶液中で、顔料を分散する工程を含むことを
    特徴とする熱硬化性樹脂溶液組成物の製造方法。
  9. 【請求項9】少なくとも50モル%以上が脂環式テトラ
    カルボン酸二無水物であるテトラカルボン酸二無水物成
    分とジアミン成分を極性溶剤中で反応せしめてなるポリ
    アミック酸溶液と、ラクトン類を主溶剤とし分散した顔
    料を主成分とする顔料分散液とを混合する工程を含むこ
    とを特徴とする熱硬化性樹脂溶液組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1〜7のいずれかに記載の熱硬化
    性樹脂溶液組成物からなる硬化膜を、透明基板上に有す
    ることを特徴とするカラーフィルター。
  11. 【請求項11】請求項10記載のカラーフィルターを用
    いて構成されていることを特徴とする液晶表示装置。
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