JP2003292411A5 - - Google Patents

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又、古くなった角質層などを、尿素やグリコール酸に代表されるαヒドロキシ酸が軟化させる作用を有することは知られていたが、これらの成分をスクラブ用の化粧料に含有させることは全く知られていなかった。又、スクラブ用の化粧料に崩壊性粒子を含有させることも全く為されていなかった。
一方、化粧料中に造粒物を含有させる技術は既に知られている技術であり、色の異なる粉体などを造粒して、顆粒とし、これを化粧料に含有させることは既に行われていることであった。この様な化粧料に於いては、顆粒が使用時に崩壊して、顆粒内部の他の粉体が現れ、化粧仕上がりに変化が出ることが知られている。しかしながら、尿素やαヒドロキシ酸等とともに、スクラブ用の化粧料に造粒物を含有させたり、ポリマーを造粒して化粧料に含有させることも全く知られていなかった。従って、この様な尿素、αヒドロキシ酸或いはその塩、造粒物を含有するスクラブ用の化粧料が角層を除去する
作用に優れながら、刺激発現が低いことも全く知られていなかった。
(2)本発明のスクラブ用の化粧料
本発明のスクラブ用の化粧料は、前記尿素、α−ヒドロキシ酸及びその塩から選ばれる1種乃至は2種以上を含有することを特徴とする。本発明の化粧料としては、スクラブ用の化粧料で知られている種類であれば特段の限定無く適用でき、例えば、顔用のスクラブ用の化粧料や身体の皮膚保全、手入れ用のスクラブ用の化粧料などが好ましく例示できる。特に好ましいのはエステティック用の化粧料であり、特にエステティック用の化粧料でも身体に適用されるもの(ボディーケア用)が好ましい。これは、エステティックに於いては、スクラブ作用は心地よいリラクゼーションをその摩擦刺激により発現すると同時に、血流促進により疲労の原因となる老廃物を速やかに脱離させ、新陳代謝を高めることができるからである。この様なスクラブ作用を発現させる為には、前記の尿素、α−ヒドロキシ酸及びその塩から選ばれる1種乃至は2種以上により、古くなった角層を軟化させることが有用である。加えて、スクラブ剤として、造粒物の様な崩壊性粒子を用いることにより、スクラブ作用を発現しながら、更に、本発明の化粧料に言う崩壊性粒子とは、僅かな応力で容易に粒子が崩壊する粒子を意味し、僅かな応力としては、2つの指で擦る程度を好ましく例示できる。この様な粒子としては、細かい粒子を、結合剤の存在下造粒して得られる造粒物が好ましく例示できる。造粒物以外としては、緩い結合条件で成型した成型物を粉砕して得られる成型・粉砕物が好ましく例示できる。これらの内では、造粒物が特に好ましく例示できる。造粒は通常の方法に従って行えば良く、例えば、ステアリン酸アルミニウム等の結合剤とともに型に入れて加圧成型する方法、水などの揮発性の媒体とともに混練りし、これを型抜きしたり、押し出し造粒したり、グラッド造粒装置などで、攪拌しながらヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの結合剤の水溶液を噴霧する方法などが例示できる。又、それ自身が相互に付着性のある物質で、変形容易な柔らかい物質であれば、結合剤なしで、グラッド造粒して造粒物とすることもできる。柔らかさの指標としては鉛筆硬度でHで表面に傷が付く程度の柔らかさが好ましい。この様な材料としては、ポリエチレン、シリコーンエラストマー等が好ましく例示できる。かかる造粒物を作成する、成分としては、前記のポリエチレン、シリコーンエラストマー以外に、アクリル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのポリマーや結晶セルロース、乳糖、でんぷんなどが好ましく例示できる。これらの内、好ましいものは、ポリマーの造粒物であり、取り分けポリエチレンの造粒物である。ポリエチレンの造粒物の内では、結合剤を含有しない形態の造粒物が特に好ましい。本発明のスクラブ用の化粧料に於いては、かかる造粒物はスクラブ剤としての機能を有する。かかる機能を発現するためには、前記増粒物から選ばれる1種乃至は2種以上を、化粧料全量に対して総量で5〜30重量%含有することが好ましく、10〜20重量%含有することが更に好ましい。これらを尿素やαヒドロキシ酸に組み合わせて含有させることにより、刺激発現を更に抑制できる。
本発明の化粧料に於いては、前記必須成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することができる。かかる任意成分としては、例えば、ワセリンやマイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油やセチルイソオクタネート等のエステル類、オリーブ油等のトリグリセライド類、オクタデシルアルコールやオレイル
アルコール等の高級アルコール類、グリセリンや1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール等の多価アルコール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤類等が例示できる。特に好ましい態様としては、発熱タイプの非水ゲル剤形を用いた形であり、具体的には、グリセリンやポリエチレングリコール(平均分子量800以下)等の多価アルコールを50重量%以上、更に好ましくは70重量%以上を含有し、且つ、水の含有量が10重量%以下、更に好ましくは3重量%以下である構成を取ることである。この様な発熱剤形を取ることにより、塗布時の化粧料による霊感刺激を抑制し、リラクゼーション効果などを高めることができるためである。又、非イオン界面活性剤としては、ポリオキシブテンポリグリセリルアルキルエーテルを使用することが好ましく、ポリオキシエチレン付加型の非イオン界面活性剤は使用しないことが好ましい。これはポリオキシブテンポリグリセリルアルキルエーテルを使用するが、一過性の刺激を感じにくく、より高質なエステティック効果が得られるからである。本発明の化粧料は、この様な必須の成分と任意の成分とを常法に従って処理することにより、製造することができる。
<実施例2>化粧料1について、刺激発現抑制性をモルモット損傷皮膚モデルを使用して用いて検討した。即ち、ハートレー系モルモット(雄性300〜350g)1群6匹を用い、背部を剃毛した後、ガムテープで3回ストリッピングを行い、軽い炎症を起こさせ、24時間後炎症がおさまったのを確認した上で、ゲル状化粧料1を0.01g/cm の割合で塗布し、ガラス棒を用いて6回擦過を加えた。比較例1として、尿素及びグリコール酸をグリセリンに置換したものを用いた。スクラブ後は、各化粧料は温水を湿らせたカット綿で拭き取り、拭き取り後24時間に皮膚反応をドレーズの基準に従って判定した。結果を表1に示す。これより、尿素とグリコール酸による角質軟化により、スクラブ時の摩擦、刺激発現を抑制していることがわかる。
ドレーズの基準
++:浮腫を伴う反応
+:紅斑を伴う反応
±:微弱な紅斑を伴う反応
−:無反応
<実施例3>αヒドロキシ酸を乳酸に換えて、実施例1と同様に操作し、化粧料2を作成した。これを実施例2の手技に従って処理したところ、微弱な紅斑2例、無反応4例の結果を得た。乳酸でもグリコール酸と同様の効果があること、及び、αヒドロキシ酸としてはグリコール酸が好ましいこともわかる。
グリセリン 76 重量部
ジグリセリン 0.5重量部
1,3−ブタンジオール 0.5重量部
ベヘニルアルコール 0.1重量部
イソオクタン酸セチル 1.5重量部
ジメチコン(100CS) 1 重量部
ジメチコン(10CS) 1 重量部
造粒物1 14 重量部
尿素 1 重量部
乳酸 0.1重量部
カルボキシビニルポリマー 0.1重量部
「サンフレッシュST100」 0.2重量部
アクリル酸ジメチルジステアリル
アミンポリマー 0.1重量部
メチルシロキサン網状重合体 1.5重量部
ステアリン酸モノグリセライド 0.1重量部
ハイグリオールS26 0.8重量部

水 1.4重量部
トリエタノールアミン 0.1重量部

Claims (5)

  1. 尿素α−ヒドロキシ酸又はその塩と崩壊性粒子とを含有することを特徴とする、スクラブ用のゲル状化粧料。
  2. α−ヒドロキシ酸又はその塩がグリコール酸又はその塩であることを特徴とする、請求項1に記載のスクラブ用のゲル状化粧料。
  3. 尿素とグリコール酸又はその塩の含有比が20:1〜5:1(グリコール酸換算)であることを特徴とする、請求項2に記載のスクラブ用のゲル状化粧料。
  4. 崩壊性粒子が造粒物であることを特徴とする、請求項1〜3何れか一項に記載のスクラブ用のゲル状化粧料。
  5. 多価アルコールの含有量が70重量%以上であり、水の含有量が10重量%以下であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載のスクラブ用のゲル状化粧料。
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