JP2003292153A - ガラス基板の枚葉搬送装置 - Google Patents

ガラス基板の枚葉搬送装置

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JP2003292153A JP2002098349A JP2002098349A JP2003292153A JP 2003292153 A JP2003292153 A JP 2003292153A JP 2002098349 A JP2002098349 A JP 2002098349A JP 2002098349 A JP2002098349 A JP 2002098349A JP 2003292153 A JP2003292153 A JP 2003292153A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大形化及び薄形化されたガラス基板の場合で
あっても、ガラス基板を、1枚ずつ確実に、かつガラス
基板に大きな曲げ応力がかかることなく搬送することが
可能なガラス基板の枚葉搬送装置を提供する。 【解決手段】 ガラス基板Gを搬送する枚葉搬送台1の
少なくとも一端に、移載装置のフォーク5との間でガラ
ス基板Gを受け渡すガラス基板の載置部2を形成したガ
ラス基板枚葉搬送装置において、枚葉搬送台1の表面に
多数の微小径のエア噴出口を形成することによりガラス
基板Gを浮上させるとともに、枚葉搬送台1の両側部に
駆動機構によって回転駆動されるローラを並設し、ロー
ラ間でガラス基板Gを挟持することによりガラス基板G
を搬送するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス基板の枚葉
搬送装置に関し、特に、ガラス基板を、その加工工場に
おいて、1枚ずつ搬送するために用いられるガラス基板
の枚葉搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、液晶用ガラス基板等のガ
ラス基板は、大形化が顕著となり、このため、ガラス基
板の加工工場において、1枚ずつ加工装置に供給するよ
うにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、ガラス基板
は、大形化されるのと併せて薄形化されるため、例え
ば、ガラス基板の搬送装置と加工装置の間等でガラス基
板の搬送を行うガラス基板の枚葉搬送装置において、ガ
ラス基板に曲げ応力がかかると、ガラス基板が撓んで変
形し品質が低下したり、撓みが大きくなるとガラス基板
が破損する等の問題があった。
【0004】本発明は、上記のガラス基板の枚葉搬送装
置が有する問題点に鑑み、大形化及び薄形化されたガラ
ス基板の場合であっても、ガラス基板を、1枚ずつ確実
に、かつガラス基板に大きな曲げ応力がかかることなく
搬送することが可能なガラス基板の枚葉搬送装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のガラス基板の枚葉搬送装置は、ガラス基板
を搬送する枚葉搬送台の少なくとも一端に、移載装置の
フォークとの間でガラス基板を受け渡すガラス基板の載
置部を形成したガラス基板枚葉搬送装置において、枚葉
搬送台の表面に多数の微小径のエア噴出口を形成するこ
とによりガラス基板を浮上させるとともに、枚葉搬送台
の両側部に駆動機構によって回転駆動されるローラを並
設し、該ローラ間でガラス基板を挟持することによりガ
ラス基板を搬送するようにしたことを特徴とする。
【0006】このガラス基板の枚葉搬送装置は、枚葉搬
送台の表面に多数の微小径のエア噴出口を形成すること
によりガラス基板を浮上させるとともに、枚葉搬送台の
両側部に駆動機構によって回転駆動されるローラを並設
し、該ローラ間でガラス基板を挟持することによりガラ
ス基板を搬送するようにしているので、大形化及び薄形
化されたガラス基板の場合であっても、ガラス基板を、
1枚ずつ確実に、かつガラス基板に大きな曲げ応力がか
かることなく搬送することができる。
【0007】この場合において、駆動機構とローラとの
間に、電磁クラッチを介在することができる。
【0008】これにより、並設した複数個のローラ間の
揃速を容易に行うことができ、ローラとガラス基板との
間でのスリップを防止し、ガラス基板の搬送を正確に行
うことができるとともに、ローラの摩耗を防止して、装
置の耐久性を向上させ、さらに、発塵を防止することが
できる。
【0009】また、ローラをガラス基板に向けて付勢す
るばね部材を配設することができる。
【0010】これにより、ローラ間でのガラス基板の挟
持力を一定に維持することができ、ローラとガラス基板
との間でのスリップを防止し、ガラス基板の搬送を正確
に行うことができるとともに、ローラの摩耗を防止し
て、装置の耐久性を向上させ、さらに、発塵を防止する
ことができる。
【0011】また、移載装置のフォークとの間でガラス
基板を受け渡すガラス基板の載置部を、複数の固定部
と、昇降部とを、幅方向に交互に配して構成することが
できる。
【0012】これにより、載置部の昇降部を上昇又は降
下させることにより、固定部と昇降部の間に移載装置の
フォークを挿入することができる空間を形成することが
でき、移載装置のフォークとの間でのガラス基板の受け
渡しを円滑に実施することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガラス基板の枚葉
搬送装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1〜図3に、本発明のガラス基板の枚葉
搬送装置の一実施例を示す。このガラス基板の枚葉搬送
装置は、ガラス基板Gを搬送する枚葉搬送台1の少なく
とも一端(本実施例においては、両端)に、移載装置の
フォーク5との間でガラス基板Gを受け渡すガラス基板
の載置部2を形成するようにし、この枚葉搬送台1及び
ガラス基板の載置部2の表面に、枚葉搬送台1及びガラ
ス基板の載置部2に形成した圧縮エア通路3に連通する
多数の微小径のエア噴出口31を形成することによりガ
ラス基板Gをエア浮上させるとともに、枚葉搬送台1及
びガラス基板の載置部2の両側部に駆動機構としてのモ
ータ42によって回転駆動されるローラ41を備えたガ
ラス基板移送機構4を並設し、ローラ41間でガラス基
板Gを挟持することによりガラス基板Gを搬送するよう
に構成している。
【0015】この場合において、移載装置のフォーク5
との間でガラス基板Gを受け渡すガラス基板の載置部2
は、複数の固定部21(本実施例においては、6列の固
定部21)と、昇降部22(本実施例においては、5列
の昇降部22)とを、幅方向に交互に配して構成するよ
うにしている。これにより、載置部2の昇降部22を上
昇又は降下させる(本実施例においては、降下させる)
ことにより、載置部2の固定部21と昇降部22の間に
移載装置のフォーク5を挿入することができる空間23
を形成することができ、移載装置のフォーク5との間で
のガラス基板Gの受け渡しを円滑に実施することができ
るものとなる。そして、本実施例においては、6列の固
定部21と5列の昇降部22で以て載置部2を構成する
ようにしているため、5列の移載装置のフォーク5を挿
入することができる空間23を形成することができ、こ
れにより、大形化及び薄形化されたガラス基板の場合で
あっても、ガラス基板Gを、6列の固定部21と、5列
のフォーク5との間で、ガラス基板Gに大きな曲げ応力
がかかることなく、受け渡しを行うことができる。な
お、ガラス基板Gの受け渡しを行うときは、載置部2
(固定部21及び昇降部22)の表面に形成したエア噴
出口31からのエアの噴出を停止するようにする。
【0016】一方、ローラ41間でガラス基板Gを挟持
することによりガラス基板Gを搬送するようにしたガラ
ス基板移送機構4の駆動機構としてのモータ42とロー
ラ41との間に、電磁クラッチ43を介在することがで
きる。これにより、並設した複数個のローラ41間の揃
速を容易に行うことができ、ローラ41とガラス基板G
との間でのスリップを防止し、ガラス基板Gの搬送を正
確に行うことができるとともに、合成樹脂製のローラ4
1の摩耗を防止して、装置の耐久性を向上させ、さら
に、発塵を防止することができるものとなる。
【0017】また、ローラ41をガラス基板Gに向けて
付勢するばね部材44を配設することができる。これに
より、対向するローラ41、41間でのガラス基板Gの
挟持力を一定に維持することができ、ローラ41とガラ
ス基板Gとの間でのスリップを防止し、ガラス基板Gの
搬送を正確に行うことができるとともに、合成樹脂製の
ローラ41の摩耗を防止して、装置の耐久性を向上さ
せ、さらに、発塵を防止することができるものとなる。
【0018】なお、本実施例のガラス基板移送機構4
は、特に限定されるものではないが、モータ42のブラ
ケット45に軸支したリンク46の一端にローラ41を
配設するとともに、他端にばね部材44を、枚葉搬送台
1又はガラス基板の載置部2側に取り付けたばねホルダ
48間に配するように設けて、ローラ41をガラス基板
Gに向けて付勢するし、さらに、モータ42とローラ4
1とに駆動ベルト47を掛け渡して構成するようにして
いる。
【0019】上記の構成からなるガラス基板の枚葉搬送
装置は、枚葉搬送台1及びガラス基板の載置部2の表面
に多数の微小径のエア噴出口31を形成し、このエア噴
出口31からエアを噴出させることによりガラス基板G
を浮上させるとともに、枚葉搬送台1及びガラス基板の
載置部2の両側部に駆動機構としてのモータ42によっ
て回転駆動されるローラ41を並設し、対向するローラ
41、41間でガラス基板Gを挟持することによりガラ
ス基板Gを搬送するようにしているので、大形化及び薄
形化されたガラス基板Gの場合であっても、ガラス基板
を、1枚ずつ確実に、かつガラス基板Gに大きな曲げ応
力がかかることなく搬送することができる。
【0020】以上、本発明のガラス基板の枚葉搬送装置
について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は
上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、
その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更
することができるものである。
【0021】
【発明の効果】本発明のガラス基板の枚葉搬送装置によ
れば、枚葉搬送台の表面に多数の微小径のエア噴出口を
形成することによりガラス基板を浮上させるとともに、
枚葉搬送台の両側部に駆動機構によって回転駆動される
ローラを並設し、該ローラ間でガラス基板を挟持するこ
とによりガラス基板を搬送するようにしているので、大
形化及び薄形化されたガラス基板の場合であっても、ガ
ラス基板を、1枚ずつ確実に、かつガラス基板に大きな
曲げ応力がかかることなく搬送することができ、ガラス
基板に大きな曲げ応力がかかって、ガラス基板が撓んで
変形し品質が低下したり、撓みが大きくなってガラス基
板が破損する等の事故が発生することを確実に防止する
ことができる。
【0022】また、駆動機構とローラとの間に、電磁ク
ラッチを介在することにより、並設した複数個のローラ
間の揃速を容易に行うことができ、ローラとガラス基板
との間でのスリップを防止し、ガラス基板の搬送を正確
に行うことができるとともに、ローラの摩耗を防止し
て、装置の耐久性を向上させ、さらに、発塵を防止する
ことができる。
【0023】また、ローラをガラス基板に向けて付勢す
るばね部材を配設することにより、ローラ間でのガラス
基板の挟持力を一定に維持することができ、ローラとガ
ラス基板との間でのスリップを防止し、ガラス基板の搬
送を正確に行うことができるとともに、ローラの摩耗を
防止して、装置の耐久性を向上させ、さらに、発塵を防
止することができる。
【0024】また、移載装置のフォークとの間でガラス
基板を受け渡すガラス基板の載置部を、複数の固定部
と、昇降部とを、幅方向に交互に配して構成することに
より、載置部の昇降部を上昇又は降下させることによ
り、固定部と昇降部の間に移載装置のフォークを挿入す
ることができる空間を形成することができ、移載装置の
フォークとの間でのガラス基板の受け渡しを円滑に実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本発明のガラス基板の枚葉搬送装置の
一実施例を示し、(a)は全体の正面図、(b)は全体
の平面図である。
【図2】同(a)は、図1(a)のA側から見た側面図
(ガラス基板の載置部の昇降部が降下した状態の説明
図)、(b)は、図1(a)のB側から見た側面図(ガ
ラス基板の載置部の昇降部が上昇した状態の説明図)、
(c)は、図1(a)のC断面図(枚葉搬送台の説明
図)である。
【図3】ガラス基板移送機構の平面図である。
【図4】ガラス基板移送機構の正面図である。
【符号の説明】
G ガラス基板 1 枚葉搬送台 2 ガラス基板の載置部 21 固定部 22 昇降部 23 空間 3 圧縮エア通路 31 エア噴出口 4 ガラス基板移送機構 41 ローラ 42 モータ(駆動機構) 43 電磁クラッチ 44 ばね部材 5 移載装置のフォーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F033 BA04 BB16 BC03 BC08 GA09 GB08 GD02 GE07 5F031 CA05 FA02 FA07 FA14 GA63 LA11 LA13 PA18 PA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板を搬送する枚葉搬送台の少な
    くとも一端に、移載装置のフォークとの間でガラス基板
    を受け渡すガラス基板の載置部を形成したガラス基板枚
    葉搬送装置において、枚葉搬送台の表面に多数の微小径
    のエア噴出口を形成することによりガラス基板を浮上さ
    せるとともに、枚葉搬送台の両側部に駆動機構によって
    回転駆動されるローラを並設し、該ローラ間でガラス基
    板を挟持することによりガラス基板を搬送するようにし
    たことを特徴とするガラス基板の枚葉搬送装置。
  2. 【請求項2】 駆動機構とローラとの間に、電磁クラッ
    チを介在したことを特徴とする請求項1記載のガラス基
    板の枚葉搬送装置。
  3. 【請求項3】 ローラをガラス基板に向けて付勢するば
    ね部材を配設したことを特徴とする請求項1又は2記載
    のガラス基板の枚葉搬送装置。
  4. 【請求項4】 移載装置のフォークとの間でガラス基板
    を受け渡すガラス基板の載置部を、複数の固定部と、昇
    降部とを、幅方向に交互に配して構成したことを特徴と
    する請求項1、2又は3記載のガラス基板の枚葉搬送装
    置。
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CN107685972A (zh) * 2017-08-24 2018-02-13 京东方科技集团股份有限公司 传送装置

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