JP2003291999A - 包装容器用蓋 - Google Patents

包装容器用蓋

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JP2003291999A
JP2003291999A JP2002092380A JP2002092380A JP2003291999A JP 2003291999 A JP2003291999 A JP 2003291999A JP 2002092380 A JP2002092380 A JP 2002092380A JP 2002092380 A JP2002092380 A JP 2002092380A JP 2003291999 A JP2003291999 A JP 2003291999A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋部と枠部との色の異なった組合せが可能な
包装容器用蓋の製作を実現する。 【解決手段】 包装容器用蓋の蓋部1と枠部2とを各々
別個に合成樹脂で成形し、蓋部1の固定部31に設けら
れた突起部33を枠部2の穴27に嵌合固定させること
で蓋部1を枠部2に対して回動して開閉自在に一体化さ
せる。蓋部1と枠部2とは各々の成形の際に、例えば蓋
部1に無着色の合成樹脂を、枠部2に着色した合成樹脂
を用いることで、異なった色の蓋部1と枠部2を得るこ
とができ、これらを組み合わせることで蓋・枠が互いに
異なった色の包装容器用蓋の製作が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上面開放型の包装容
器本体の上部の周鍔部に取付けられる蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】包装容器用蓋は従来、例えば食品包装用
のみそ容器等では容器本体の上部開口に嵌める環状の枠
部と、上部開口を開閉する蓋部とを、合成樹脂を用いて
一体で同時成形していた。
【0003】また、場合によっては、枠部と蓋部に加
え、包装容器の内容物(例えばみそ)をすくい取るため
のへらを含めた3部品を一体で成形したものもある。ユ
ーザーは、例えば蓋部を横断するように一体成形された
へら部を細い連結部で切り離し、そのへらを使用に供す
ることとなる。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、枠部と蓋部とを、場合によ
っては枠部と蓋部とへらとを一体で成形した場合、樹脂
成形の金型におけるキャビディ形状が複雑となり、その
ために樹脂の充填時間が長くなって生産性が低い問題が
あった。
【0005】また、一体成形であるがために、枠部と蓋
部が同一の色になる。通常は容器本体にみそ等の内容物
を収容した後に、その開口を印刷付きのフィルム(カバ
ー)で密封するが、そこに被せる蓋部が不透明である
と、外から印刷が見えなくなってしまうので、蓋部は透
視性があるように透明又は半透明の樹脂で成形する。そ
の結果、蓋部と一体成形の枠部も必然的に透明又は半透
明となる。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
包装容器用蓋は、上面開放型の包装容器本体の上部の周
鍔部に嵌め込まれるリング状の枠部と、枠部に取付けら
れる蓋部とを有し、枠部と蓋部は各々別個に合成樹脂で
成形され、蓋部及び枠部の一方を第1部材、他方を第2
部材としたとき、その第1部材は蝶番部を一体に備え、
その蝶番部は第1部材の端部に接続する、蓋部の開閉動
作に追従して変形する変形部と、その変形部の上記第1
部材とは反対側の端部に形成された固定部とを有し、そ
の固定部を第2部材に固定することにより、蓋部が枠部
に対して回動して開閉自在になることを特徴とする。例
えば、第1部材は蓋部、第2部材は枠部であり、その逆
もあり得る。
【0007】形状が複雑であると樹脂の流れ(充填速
度)が長くかかる。これに対して、形状が簡単であれば
成形時間の短縮につながる。即ち、枠部と蓋部とを各々
別個に成形することにより、形状が複雑にならないた
め、樹脂の充填時間が短縮化でき、ひいては成形時間の
短縮につながり生産性アップができる。
【0008】そして、枠部と蓋部とを同色にもできる
し、互いに異なった色の組み合わせとすることも可能と
なる。従って色の組み合わせで斬新性を出したり、高級
感を出したりすることも容易である。
【0009】これは、前述したように枠部と蓋部とが各
々別個に成形されることにより実現できることであり、
あらかじめ顔料を含んだ合成樹脂で成形することで枠部
と蓋部の両方もしくはいずれか一方を色付きにすること
は容易である。特に蓋部は顔料を含まない透明又は半透
明とし、容器の内容物を密封するカバー(フィルム)上
の印刷が外から見えるようにするとともに、枠部を色付
き、例えば茶色、金色等にすることで、蓋部、枠部とも
同色の場合に比して包装容器用蓋全体として高級感を持
たせることができる。
【0010】また、蝶番部は、固定部と、第1部材(例
えば蓋部)と固定部とをつなぐ変形部と、固定部に設け
られた突起部または穴部とを有し、一方、第2部材(例
えば枠部)は、穴部または突起部を有し、蝶番部と第2
部材とが、上記固定部の突起部が第2部材の穴部に嵌め
込まれることによって、または固定部の穴部が第2部材
の突起部に嵌め込まれることによって取付けられる。
【0011】蝶番部の第2部材への固定は、蝶番部の一
部を構成する固定部もしくは第2部材のいずれか一方に
突起部及び他方にそれに対応する穴を設けて、双方を組
み合わせることで行うことができ、これは固定手段とし
ては単純であり、第1部材と第2部材との合体を嵌め込
み方式で簡単に完了することができる。
【0012】また、蝶番部と前記第2部材との取付けに
おいて、第2部材の表面に、固定部の厚さに相当する凹
部が形成され、その固定部がその凹部内に着座した状態
で、固定部の表面(例えば上面)と第2部材の表面(例
えば上面)とがほぼ面一となることが望ましい。
【0013】即ち、第2部材(例えば枠部)の表面の凹
部の深さ(段差)は、固定部の厚さに等しく設定して固
定部を凹部に配置するため、固定部は第2部材の表面に
実質上段差が生じることなく固定できるので、枠部に対
して蓋部を閉じた状態においても両方の密着性が確保で
きる。
【0014】また、蝶番部に近接して第1部材(例えば
蓋部)の固定部と第1部材とを連結するとともに外方へ
膨らむように湾曲した弾性片部を備え、その弾性片は蓋
部が閉じた状態で該蓋部の開放側への弾性力を保持する
ようにすることができる。
【0015】さらに、蝶番部は上記変形部として、上記
固定部と第1部材(例えば蓋部)とを連結する一対の連
結片部を所定の間隔で備え、さらにそれら連結片部の間
に位置して、固定部と第1部材とを連結するとともに外
方へ膨らむように湾曲した弾性片部を備え、その弾性片
部は蓋部が閉じた状態でその蓋部の開放側への弾性力を
保持するようにすることができる。
【0016】このようにすれば蓋部が弾性片部の弾性力
で開方向へ付勢されるので、蓋部を開けやすくなり、ま
た蓋部を開放した状態で不用意に蓋部が閉じてしまわな
いので、内容物の取り出し時にも便利である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の包装容器
(例えばみそ容器等の食品包装容器)用蓋の第1部材と
しての蓋部1及び第2部材としての枠部2の斜視図を示
している。そして図2は蓋部1を枠部2に取付けた状態
の断面図を、さらに図3は蓋部1を取付けた枠部2を容
器本体4の上部の周鍔部41に取付けた状態の断面図を
示している。
【0018】蓋部1及び枠部2はポリプロピレンやポリ
エチレン等の熱可塑性合成樹脂で各々別個に成形され、
蓋部1は顔料を含まない樹脂を用いて半透明(無着色の
樹脂自体の色)で成形し、枠部2については蓋部1と同
様に半透明に成形してもよいが、より高級感や質感を持
たせるために顔料を含んだ樹脂を用いて色付きに成形す
ることもできる。容器本体4に本発明の包装容器用蓋を
取付けた場合において、通常容器本体4に内容物の1例
であるみそを充填後、周鍔部41に容器を密封するため
の密封フィルムを貼り、この密封フィルムの上に予め品
名・商標・用法その他の表示内容を印刷されている場合
が多く、前述したように蓋部1を半透明で成形するのは
前記密封フィルム上の印刷内容が蓋部1を通して上方か
ら読み取れるようにするためである。
【0019】蓋部1は主に、矩形のコーナー部にアール
(円弧状部)を設けた形状の本体部11と、本体部11
の全周に渡って立面を形成している周縁部12と、本体
部11の1辺に形成された半月状の取手部13と、さら
に本体部11の取手部13付近に、蓋部1を枠部2に取
付ける際に蓋部1と枠部2の閉状態を維持するためのロ
ック機構の一部となる突起部14を有する。そして蓋部
1の取手部13が設けられた1辺と対向する側の他辺に
は、蝶番部3が蓋部1と一体で成形されて設けられてい
る。
【0020】蝶番部3は、蓋部1を枠部2の上面に取付
けるための固定部31と、固定部31を枠部2に固定す
るための突起部33と、固定部31と蓋部1とを接続す
る変形部(折り曲げ部)32とを有している。変形部3
2は折り曲げ位置32aを支点にして蓋部1と蝶番部3
の固定部31とが回動自在、かつ長期的な繰り返しの回
動にも耐えうるように、折りたたみ形態で成形されてい
る。
【0021】枠部2はリング状をなし、外郭形状は蓋部
1の外郭形状に等しく、主に枠部2の外周部に立面を形
成し容器本体4の周鍔部41の外側に嵌り込む周縁部2
1と、蓋部1の周縁部12に嵌合する段部22と、蓋部
1を閉じた状態において本体部11が密着する上面23
とを有している。上面23の一部には蝶番部3の固定部
31が取付けられる固定部座面26が、上面23よりも
固定部31の厚み分だけ下がって段違いに設けられ、さ
らに上面23は蓋部1と枠部2の閉状態を維持するロッ
ク機構の一部で、蓋部1に設けられた突起部14が嵌め
込まれる穴24を有する。
【0022】蓋部1と枠部2とは蝶番部3の固定部31
を枠部2に設けられた固定部座面26に配置させて、突
起部33を穴27に嵌めこむことで固定、取付けられ
る。この状態の断面図を示したのが図2である。固定部
31は固定部座面26に固定されると、固定部座面26
が上面23よりも固定部31の厚み分だけ下がって段違
いになっているため、固定部31の上面と枠部2の上面
23は同じ高さに収まる。そのため蓋部1を閉状態にし
た場合でも、固定部31は蓋部1の周縁部12とそれに
嵌合する段差部22との密着性については、何らそれの
障害となるものではない。
【0023】蓋部1と枠部2とが一体となった状態にお
いて、蓋部1は枠部2に対して変形部32の折り曲げ位
置32aを支点として回動して、蓋部1の開閉が自在に
なる。そして、蓋部1に設けられた突起部14を枠部2
に設けられた穴24に嵌めこむことで、蓋部1は閉状態
を維持できるようになる。逆に、蓋部1を閉状態のロッ
クを解除する(開放可能状態にする)には、使用者が手
で取手部13をつまみながら上方へ引き上げることで、
突起部14が穴24から離脱し、蓋部1は回動可能な状
態になる。
【0024】蓋部1が閉まった状態では、枠部2の段部
22と蓋部1の周縁部12の下面とが当接するととも
に、枠部2の上面23と蓋部1の本体部11とが当接す
る。このように蓋部1と枠部2とは二重に当接部分を有
して構成されているので、蓋部1を閉めたときの密閉性
をより高めることができる。言い換えれば、蓋部1は外
周の周縁部12が枠部2の段部22に周縁部12のほぼ
高さ分嵌り合うため、密閉性がよい。
【0025】枠部2は図3に示すように、上面開放型の
容器本体4の上部の周鍔部41に嵌合して取付けられる
が、枠部2の周縁部21の内側に部分的に形成された凸
条部25が、容器本体4の周鍔部41に係合して、枠部
2の容器本体4への取付けを確実なものとし、容器本体
4の開口部を補強して剛性を高めるので、包装用ひいて
は保存用容器としての耐久性を備えている。
【0026】また、周鍔部41は、枠部2の周縁部21
の内側に凸条部25よりも上に一定寸法離れて設けられ
たストッパー部28と凸条部25との間に位置し、枠部
2の容器本体4の周鍔部41への取付け完了状態におい
ては、周鍔部41の上面がストッパー部28に接触した
状態、即ち周鍔部41の上面にストッパー部28が着座
した状態になる。なお、前述の凸条部25とストッパー
部28との間隔は周鍔部41の厚さに等しいか、もしく
はやや大きく設定してもよい。
【0027】一方、包装容器用蓋の付属品として図4に
示すようなへら5をつける場合がある。へら5は、手持
ち部52、すくい部53及びカット部54とから構成さ
れ、使用者が内容物である例えばみそをすくい取る作業
の際に用いることができる。カット部54は、容器本体
4に収容されたみそ等の内容物を密封するフィルム(カ
バー)を、容器本体4の開口部に沿って切断する際に使
用できる。へら5には穴51があり、例えばへら5の両
端付近2箇所(手持ち部52とすくい部53とに各1箇
所ずつ)に穴51が設けられ、また蓋部1の本体部11
内側の中央付近には穴51に対応した突起部15が設け
られることで、図5に示すようにへら5を蓋部1の内側
に着脱可能に固定することができる。へら5も蓋部1、
枠部2と同様にポリプロピレンやポリエチレン等の熱可
塑性合成樹脂で蓋部1、枠部2とは別個に成形され、顔
料を含まない樹脂を用いて半透明の状態とすることがで
きる。これは、へら5が蓋部1の内面に重ねて固定され
るため、へら5も蓋部1と同様に透明又は半透明にする
ことにより、前述した密閉フィルム自体に印刷された品
名等の表示を、蓋部1及びへら5を通して上方から読み
取ることができるようにするためである。へら5のすく
い部53の先端側の形状は、図4(a)では半円形上と
されているが、図4(b)に示すように半円形状以外
に、容器本体4の底部の角部断面形状に対応する形状5
3´とすれば、内容物の残部をその底部からきれいにす
くうことができる。
【0028】また、蝶番部3の別の形態として、図6に
示すように変形部32,32に挟まれるように位置し、
固定部31と蓋部1とを連結する半円弧状に湾曲した弾
性片36を設けることができる。弾性片部36を用いた
蓋部1の開状態の時の断面図を図7に、閉状態の時の断
面図を図8に示す。弾性片部36は蓋部1に付属する固
定部31、変形部としての連結片部(折りたたみ部)3
2と一体樹脂成形され、それら変形部32の間において
外方へ膨らむように、例えば外方へ円弧状ないしU字状
に膨らむように形成されている。弾性片部36は蓋部1
を常に開放する方向の弾性力を有しており(このような
弾性力が生じる形状に成形される)、図7に示す蓋部1
が開放された状態(例えば容器本体4に対しほぼ垂直に
起立した状態等)ではその開方向の弾性力により蓋部1
の開放状態が維持される。また、図8のように蓋部1を
閉じる際は、弾性片部36の開方向の弾性力に抗して蓋
部1を閉じて、上述のように閉位置にロックする。その
ロックを解除すると、蓋部1に作用している弾性片部3
6の開方向の弾性力により、蓋部1は自動的に所定の角
度まで開放され、その位置に維持されることとなる。
【0029】さらに、蓋部1と枠部2の閉状態を維持す
るロック機構の別の実施例として、図9に示すように、
蓋部1の蝶番部3が設けられた一辺と対向する側の他辺
の中央部に係止片17を設けることもできる。係止片1
7は舌片状の固定部で、蓋部2の周縁部12と同一面に
周縁部12から突出するように形成される。さらに係止
片17の内面には凸部18が形成されており、この凸部
18が枠部2の他辺の中央部に形成された嵌合部6の凹
部61に係合して蓋部1の閉状態を維持する。この閉状
態の係合部分の断面を表したのが図10である。枠部2
に形成された嵌合部6は、閉状態のときに係止片17が
枠部2の周縁部21から出っ張らないように、係止片1
7の厚さに等しい段部62を設けることで、係止片17
を見栄えよく収めるようにするのが好ましい。
【0030】この実施例におけるロックの方法は使用者
が蓋部1を閉じて、上方から押すだけでよく、それによ
って凸部18が嵌合部6の立面63を摺動しながら下降
し、凹部61に係合する。逆にロックを解除するには、
使用者が係止片17の先端に親指をかけて係止片17を
外側に反らせながら上方へ持ち上げればよい。
【0031】また、蓋部1には図2全体を、また図11
に拡大して示すように、蓋部1の本体部11の中央に凸
部16が形成され、容器本体4の底面には、その凸部1
6に嵌まる凹部41が形成されているため、複数の包装
容器を上下に順次嵌め合い状態で積み重ねることができ
る。これは当該容器のストック・輸送あるいは内容物入
り商品としての店舗の陳列等において便利である。な
お、図12に示すように、蓋部1の本体部11に上述の
凸部16とは反対に凹部16´を設けて、その凹部16
´に嵌り合うような凸部41´を有する形態の容器本体
4´と組み合わせることもでき、この場合においても図
11の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0032】なお、前述したような蝶番部3の固定部3
1を枠部2に設けられた固定部座面26に配置させて、
突起部33を穴27に嵌めこむ替わりに、図13に示す
ように固定部座面26に、固定部31を接着剤によって
貼り付ける等、接着やあるいは熱溶着等により固着して
もよい。この方法においても、突起部33を穴27に嵌
めこむ方法と同様に、固定部31と枠部2の上面23は
同じ高さに収まり、蓋部1の周縁部12とそれに嵌合す
る段差部22との密着性についても問題はない。
【0033】また、以上の説明では蓋部1側に蝶番部3
及び固定部31を蓋部1と一体樹脂成形する例を示した
が、枠部2側に蝶番部3及び固定部31を枠部2と一体
樹脂成形し、枠部2側の固定部31を蓋部1に形成した
凹部に嵌め入れ、突起と穴等で結合するか、あるいは接
着等で固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋部及び枠部の斜視図。
【図2】蓋部を枠部に取付けた状態の断面図。
【図3】蓋部を閉状態にして枠部を容器本体に取付けた
状態の断面図。
【図4】へらの斜視図。
【図5】へらを蓋部に取付けた状態の斜視図。
【図6】蝶番部の別の実施例を示す拡大斜視図。
【図7】蓋が開状態における蝶番部の別の実施例の断面
図。
【図8】蓋が閉状態における蝶番部の別の実施例の断面
図。
【図9】ロック機構の別の実施例を採用した蓋部及び枠
部の斜視図。
【図10】ロック機構の別の実施例の係合部の断面図。
【図11】包装容器を積み重ねた状態を示す断面図。
【図12】包装容器を積み重ねる別の例を示す断面図。
【図13】蓋部と枠部との結合における別の例を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 蓋部 2 枠部 3 蝶番部 4 容器本体 5 へら 6 係合部 11 本体部 12 周縁部 13 取手部 14,15 突起部 17 係止片 18 凸部 21 周縁部 22 段部 23 上面 24 穴 25 凸条部 26 固定部座面 31 固定部 32 変形部 33 突起部 36 弾性片部 41 周鍔部 61 凹部 62 段部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月2日(2002.9.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
包装容器用蓋は、上面開放型の包装容器本体の上部周
部に嵌め込まれるリング状の枠部と、枠部に取付けられ
る蓋部とを有し、枠部と蓋部は各々別個に合成樹脂で成
形され、蓋部にはこの蓋部の開閉動作に追従して変形す
る変形部と蓋部を枠部に固定するための固定部とで形成
する蝶番部を一体に備え、その蝶番部の反対側には蓋部
を枠部に取付けるロック機構を備えた取手部を備えてお
り、枠部の表面にはリング状の平面とそのリング状の平
面から段部によって一段下がった面とを形成するととも
に、該リング状の平面の一部を低くして固定部の厚さと
幅に相当する凹部を形成し、その凹部の底面と段部の面
とがほぼ面一に構成され、その固定部を枠部の凹部に固
定することにより、固定部の表面と枠部の表面とがリン
グ状の面でほぼ面一に形成され、固定部の裏面が凹部の
底面と段部の面とにまたがって着座しており、蓋部の外
周には立面を形成する周縁部を形成し、蓋部が蝶番部を
介して枠部に対して回動して開閉する時に、ロック機構
によって蓋部と枠部とを固定し、かつ、枠部のリング状
の平面とそれとほぼ面一に固定された蓋部の固定部とに
またがる環状の平面に蓋部の裏面が密着可能になると共
に、蓋部の周縁部の立面先端が枠部の段部の面に密着状
態とされ、かつ、枠部のリング状の平面と枠部の段部の
面との間に蓋部の周縁部の立面の内面が嵌合することを
特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、蓋部の開閉動作に追従する蓋部の蝶
番部を構成する固定部が枠部の凹部に嵌合しており、蓋
部の固定部には突起部または穴部を有し、一方、枠部の
凹部には穴部または突起部を有し、蓋部と枠部とが、上
記固定部の突起部が枠部の穴部に嵌め込まれることによ
って、または固定部の穴部が枠部の突起部に嵌め込まれ
ることによって取付けられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】蝶番部の枠部への固定は、蝶番部の一部を
構成する固定部もしくは枠部のいずれか一方に突起部及
び他方にそれに対応する穴を設けて、双方を組み合わせ
ることで行うことができ、これは固定手段としては単純
であり、蓋部枠部との合体を嵌め込み方式で簡単に完
了することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、蝶番部と前記枠部との取付けにおい
て、枠部の表面に、固定部の厚さに相当する凹部が形成
され、その固定部がその凹部内に着座した状態で、固定
部の表面(例えば上面)と枠部の表面(例えば上面)と
がほぼ面一となることが望ましい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】即ち、枠部の表面の凹部の深さ(段差)
は、固定部の厚さに等しく設定して固定部を凹部に配置
するため、固定部は枠部の表面に実質上段差が生じるこ
となく固定できるので、枠部に対して蓋部を閉じた状態
においても両方の密着性が確保できる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、蝶番部は上記変形部として、上記
固定部と蓋部とを連結する一対の連結片部を所定の間隔
で備え、さらにそれら連結片部の間に位置して、固定部
蓋部とを連結するとともに外方へ膨らむように湾曲し
た弾性片部を備え、その弾性片部は蓋部が閉じた状態で
蓋部の開放側への弾性力を保持するようにすることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA05 AA14 AA24 AB06 BA02 CA03 CC03 DA03 DB13 DC03 FA06 FC09 GA06 GA08 GB06 JA02 KA16 LA18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開放型の包装容器本体の上部の周鍔
    部に嵌め込まれるリング状の枠部と、前記枠部に取付け
    られる蓋部とを有し、前記枠部と前記蓋部は各々別個に
    合成樹脂で成形され、前記蓋部及び枠部の一方を第1部
    材、他方を第2部材としたとき、その第1部材は蝶番部
    を一体に備え、その蝶番部は前記第1部材の端部に接続
    する、前記蓋部の開閉動作に追従して変形する変形部
    と、その変形部の前記第1部材とは反対側の端部に形成
    された固定部とを有し、前記固定部を前記第2部材に固
    定することにより、前記蓋部が前記枠部に対して回動し
    て開閉自在になることを特徴とする包装容器用蓋。
  2. 【請求項2】 前記第1部材は前記蓋部であり、前記第
    2部材は前記枠部である請求項1に記載の包装容器用
    蓋。
  3. 【請求項3】 前記蝶番部は、前記固定部と、前記第1
    部材と前記固定部とをつなぐ変形部と、前記固定部に設
    けられた突起部または穴部とを有し、一方、前記第2部
    材は、穴部または突起部を有し、前記蝶番部と前記第2
    部材とが、前記固定部の突起部が前記第2部材の穴部に
    嵌め込まれることによって、または前記固定部の穴部が
    前記第2部材の突起部に嵌め込まれることによって取付
    けられる請求項1又は2に記載の包装容器用蓋。
  4. 【請求項4】 前記蝶番部と前記第2部材との取付けに
    おいて、前記第2部材の表面に、前記固定部の厚さに相
    当する凹部が形成され、前記固定部がその凹部内に着座
    した状態で、前記固定部の表面と前記第2部材の表面と
    がほぼ面一となる請求項1ないし3のいずれか1項に記
    載の包装容器用蓋。
  5. 【請求項5】 前記固定部は、前記第2部材の幅にほぼ
    対応する幅を短辺とし、かつ前記第2部材の周方向に沿
    って延びる長辺部を有する細長い平板状をなし、他方前
    記第2部材の表面には、その第2部材を幅方向に横断す
    る凹部が、前記平板状の固定部の厚さ及び長辺部の長さ
    にほぼ対応する深さ及び長さで形成され、その凹部の底
    面に前記穴部又は突起部が形成されるとともに、前記固
    定部の突起部または穴部が前記凹部の底面の穴部または
    突起部に嵌め込まれた状態で、その固定部が前記凹部内
    に納まり、その固定部の表面と前記第2部材の表面とが
    ほぼ面一の状態となる請求項3又は4に記載の包装容器
    用蓋。
  6. 【請求項6】 各々別個に合成樹脂で成形される前記枠
    部と蓋部のうち、蓋部は透視性を有する透明又は半透明
    の樹脂で成形され、他方前記枠部は着色された透視性の
    ない又は低い樹脂で成形される請求項1ないし5のいず
    れか1項に記載の包装容器用蓋。
  7. 【請求項7】 前記蝶番部に近接して、前記固定部と前
    記第1部材とを連結するとともに外方へ膨らむように湾
    曲した弾性片部を前記変形部とは別に備え、その弾性片
    部は前記蓋部が閉じた状態で該蓋部の開放側への弾性力
    を保持する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の包
    装容器用蓋。
  8. 【請求項8】 前記蝶番部は前記変形部として、前記固
    定部と前記第1部材とを連結する一対の連結片部を所定
    の間隔で備え、さらにそれら連結片部の間に位置して、
    前記固定部と前記第1部材とを連結するとともに外方へ
    膨らむように湾曲した弾性片部を備え、その弾性片部は
    前記蓋部が閉じた状態で該蓋部の開放側への弾性力を保
    持する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の包装容
    器用蓋。
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