JP2003291879A - バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ - Google Patents

バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ

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JP2003291879A
JP2003291879A JP2002100240A JP2002100240A JP2003291879A JP 2003291879 A JP2003291879 A JP 2003291879A JP 2002100240 A JP2002100240 A JP 2002100240A JP 2002100240 A JP2002100240 A JP 2002100240A JP 2003291879 A JP2003291879 A JP 2003291879A
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JP
Japan
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cylinder body
cylinder
hydraulic
reservoir
handlebar
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JP2002100240A
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English (en)
Inventor
Naoki Kobayashi
小林  直樹
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62LBRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
    • B62L3/00Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
    • B62L3/02Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof for control by a hand lever
    • B62L3/023Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof for control by a hand lever acting on fluid pressure systems

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液圧系統中にエアが混入することによる液圧
作動の立ち後れやレバー操作フィーリングの不良を解消
する。シリンダボディが占有するスペースを短かく抑え
る。シリンダ孔開口部内の塵埃や水分の付着を防止す
る。シリンダボディの上部にリザーバを一体に備えなが
ら、上下方向の占有スペースを小さく抑える。 【解決手段】 シリンダボディ5をハンドルバー1の交
差方向に向け、かつシリンダボディ5をハンドルバー1
の上部に重ねながら、シリンダボディ5の一端部5c側
を車体下側へ向けて傾斜配置する。液圧室12の底部側
最上位に、ユニオン孔14を開設する。シリンダボディ
5の上部にリザーバ6を一体に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二・三輪車や
三・四輪バギー車等のバーハンドル車両のブレーキやク
ラッチを液圧で作動するバーハンドル車両用液圧マスタ
シリンダであって、特に、シリンダボディをハンドルバ
ーと交差方向へ向けてハンドルバーに取り付ける縦置き
型のバーハンドル車両用液圧マスタシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等のブレーキやクラッチを液
圧作動するバーハンドル車両用液圧マスタシリンダの先
行技術として、例えば実開昭61−62688号公報や
特開2001−63546号公報に示されるものがあ
る。
【0003】これらの液圧マスタシリンダは、シリンダ
ボディをハンドルバーの交差方向に向けてハンドルバー
に取り付け、シリンダボディに一端を開口して穿設され
た有底のシリンダ孔にピストンを液密且つ移動可能に内
挿し、該ピストンを操作レバーの握り操作にてシリンダ
孔の底部方向へ押動して、シリンダ孔底部の液圧室に発
生させるようにしている。
【0004】また、前者の液圧マスタシリンダでは、シ
リンダボディをハンドルバーの上部に重合させ、後者の
液圧マスタシリンダでは、同じくシリンダボディをハン
ドルバーの下部に重合させており、いずれも、ハンドル
バーと重合した分だけ、シリンダボディの占有スペース
を短縮するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の先行技術では、いずれもシリンダボディが水平方向に
配設されるため、シリンダボディの占有スペースを短縮
するのには限界がある。さらに、シリンダ孔の開口部側
は、一般に車体前部方向でもあるため、車両走行時に、
シリンダ孔の開口部内に塵埃や水分が付着し易いという
問題がある。
【0006】また、液圧マスタシリンダからブレーキや
クラッチまでの液圧系統中の作動液にエアが混入してい
ると、ブレーキやクラッチの作動が立ち遅れたり、ふわ
ふわとした剛性感のない操作フィーリングを与える原因
となるため、作動液の充填時に系統内のエアを充分に排
出する必要があるが、前述の先行技術では、シリンダボ
ディをハンドルバーの上部または下部に重ねて配設して
いる関係から、液圧室に連通するユニオン孔がシリンダ
孔の底壁中央や下面に位置するため、液圧室内のエアが
充分に排出されにくいものとなっている。
【0007】さらに、前者の液圧マスタシリンダでは、
シリンダボディの上部にリザーバを一体に備えている
が、ハンドルバーの上部にシリンダボディとリザーバと
が重ねられるため、上方向の占有面積が大きいという問
題がある。
【0008】本発明は、かかる実情を背景にしてなされ
たもので、その目的とするところは、液圧系統中にエア
が混入することによる上述の不具合を解消し、またシリ
ンダ孔開口部内の塵埃や水分の付着を防止しつつ、シリ
ンダボディが占有するスペースをより一層短かく抑え、
さらにシリンダボディの上部にリザーバを一体に備えな
がらも、上下方向の占有スペースを小さく抑えることの
できるバーハンドル車両用液圧マスタシリンダを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的に
したがって、ハンドルバーに取着されるシリンダボディ
が、ハンドルバーと交差方向に向けて配設される縦置き
型であって、前記シリンダボディをハンドルバーの上部
に重合して配設し、シリンダボディに一端を開口して穿
設された有底のシリンダ孔にピストンを液密且つ移動可
能に内挿し、該ピストンとシリンダ孔底部との間に液圧
室を画成した車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記
シリンダボディの一端側を車体下側へ向けて傾斜配置
し、前記液圧室に開口するユニオン孔を、液圧室底部の
最上部に配設したことを特徴としている。また、シリン
ダボディの上部には、リザーバを一体に配設することも
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をバーハンドル車両
のフロントディスクブレーキに適用した一形態例を、図
面に基づいて説明する。
【0011】バーハンドル車両の車体前部で前輪を操向
するハンドルバー1には、液圧マスタシリンダ2がブラ
ケット3を用いて取着されており、液圧マスタシリンダ
2のシリンダボディ5の一端部5c側にはブレーキレバ
ー4が付設され、上部にはリザーバ6が一体に設けられ
ている。
【0012】液圧マスタシリンダ2は、略円筒状のシリ
ンダボディ5をハンドルバー1と直交方向へ向けて取り
付けする縦置き型で、シリンダボディ5の他端部側下面
から二股状に突出する取り付け腕5aにてハンドルバー
1の上半分を包み、その下側の半分を前記ブラケット3
で包んで、取り付け腕5aとブラケット3とをボルト
7,7で締結することにより、シリンダボディ5の他端
部側をハンドルバー1の上部に重合し、ハンドルバー1
から突出する前部側を車体下側へ向けて傾斜配置されて
いる。すなわち、シリンダボディ5は、ハンドルバー1
の上部に重ね合わせし、かつ一端部5c側に傾斜して取
り付けられており、ハンドルバーの上部または下部に水
平に重ねただけの従来品に較べると、シリンダボディ5
を傾斜させた分だけ占有スペースが短縮されている。
【0013】シリンダボディ5には、有底のシリンダ孔
10が一端部5c側に開口して設けられ、該シリンダ孔
10にピストン11が液密且つ移動可能に内挿されてお
り、該ピストン11とシリンダ孔10の底壁との間に液
圧室12が画成されている。液圧室12には、戻しばね
13とユニオン孔14とが設けられており、非作動時の
ピストン11は、戻しばね13の弾発力によってシリン
ダ孔10を開口部10a方向へ付勢され、該開口部10
aより突出する後端部を、前記ブレーキレバー4の作用
腕4aとの間に介装したプッシュロッド15に当接させ
て後退限を規制されている。
【0014】ブレーキレバー4は、シリンダボディ5の
一端部5c近傍から側方へ突出する上下一対のレバーホ
ルダ5b,5bに、ピボット16を用いて回動可能に軸
支され、アクセルグリップ17に沿って配設された握り
操作部4bを握り操作することにより、ピストン11が
戻しばね13の弾発力に抗してシリンダ孔10の底部方
向へ押し込まれ、前記液圧室12内部の作動液を昇圧す
る。
【0015】前記ユニオン孔14は、ピストン側を下向
きにして傾斜する液圧室12の底部最上位に開設されて
おり、液圧室12内部で昇圧した作動液は、このユニオ
ン孔14からブレーキホース18を通して前輪ブレーキ
(図示しない)へ供給される。前記リザーバ6は、一端
部5c方向へ傾斜するシリンダボディ5の上部に鉛直方
向に突設されており、内部の貯液室20と前記シリンダ
孔10とは、リリーフポート21とサプライポート22
とを介して連通している。貯液室20に所要の作動液量
を確保するため、リザーバ6は従来品と同一形状に形成
されるが、リザーバ6は、一端部5c側へ向けて低く傾
斜するシリンダボディ5の上部を利用して低く設定され
ているため、シリンダボディ5とリザーバ6とを合わせ
た高さは、従来のリザーバ一体品よりも低く抑えられて
いる。
【0016】本形態例は、以上のように構成されてお
り、液圧マスタシリンダ1と前輪ブレーキとをブレーキ
ホース18で連結して前輪ブレーキの液圧系統を構成し
たのち、この液圧系統に作動液を充填する。この作業
は、前輪ブレーキにバキューム装置を接続し、該バキュ
ーム装置にて液圧系統内のエアをバキュームしながら、
リザーバ6の貯液室20から作動液を圧送する。
【0017】エアを排出しにくい液圧室12では、液圧
室12の傾斜と最上部に位置するユニオン孔14とによ
り、液圧室12のエアが作動液の充填に伴ってユニオン
孔14からブレーキホース18へ速やかに排出されてい
き、さらにブレーキホース18から前輪ブレーキを通っ
てブレーキ系統の外部へ放出される。
【0018】本形態例はこのように、従来排出が困難で
あった液圧室12内のエアをユニオン孔14から極力排
出することができるようになり、ブレーキ作動の立ち遅
れが防止され、また剛性感のある良好な操作フィーリン
グを得ることができるようになる。さらに、シリンダボ
ディ5が傾斜する分だけ、シリンダボディ5の占有スペ
ースを短くできる。また、シリンダ孔10の開口部10
aが下向きとなるため、開口部10a内部に塵埃や水分
が侵入しにくくなり、侵入した場合にも排出が容易とな
る。さらに、リザーバ6を、傾斜するシリンダボディ5
の上部に一体に設けることにより、貯液室20に従前通
りの作動液量を確保しつつ、シリンダボディ5とリザー
バ6とを合わせた高さを、従来のリザーバ一体品よりも
低く抑えることが可能となる。
【0019】なお、本発明は、各種バーハンドル車両の
ブレーキやクラッチの液圧マスタシリンダとして、幅広
く用いることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液圧室内部のエアが極力排出されるので、ブレーキ作動
の立ち遅れが防止され、また剛性感のある良好な操作フ
ィーリングを得られる。さらに、シリンダボディが傾斜
する分だけシリンダボディが占有するスペースをより一
層短かく抑えることができる。また、シリンダ孔の開口
部が下向きとなるので、開口部内に塵埃や水分が侵入し
にくくなり、侵入した場合にも排出が容易である。さら
に、シリンダボディの上部にリザーバを一体に設けるこ
とにより、リザーバ内部に従前通りの作動液量を確保し
つつも、シリンダボディとリザーバとを合わせた高さ
を、従来のリザーバ一体品よりも低く抑えることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I断面図
【図2】本発明の一形態例を示す液圧マスタシリンダを
バーハンドル車両のハンドルバーに取り付けた状態の平
面図
【符号の説明】
1…ハンドルバー、2…液圧マスタシリンダ、3…ブラ
ケット、4…ブレーキレバー、5…シリンダボディ、5
a…取り付け腕、5b…レバーホルダ、5c…一端部、
6…リザーバ、10…シリンダ孔、10a…開口部、1
2…液圧室、13…戻しばね、14…液圧室、17…ア
クセルグリップ、18…ブレーキホース、20…貯液
室、21…リリーフポート、22…サプライポート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルバーに取着されるシリンダボデ
    ィが、ハンドルバーと交差方向に向けて配設される縦置
    き型であって、前記シリンダボディをハンドルバーの上
    部に重合して配設し、シリンダボディに一端を開口して
    穿設された有底のシリンダ孔にピストンを液密且つ移動
    可能に内挿し、該ピストンとシリンダ孔底部との間に液
    圧室を画成した車両用液圧マスタシリンダにおいて、前
    記シリンダボディの一端側を車体下側へ向けて傾斜配置
    し、前記液圧室に開口するユニオン孔を、液圧室底部の
    最上部に配設したことを特徴とするバーハンドル車両用
    液圧マスタシリンダ。
  2. 【請求項2】 前記シリンダボディの上部に、リザーバ
    を一体に配設したことを特徴とする請求項に記載のバー
    ハンドル車両用液圧マスタシリンダ。
JP2002100240A 2002-04-02 2002-04-02 バーハンドル車両用液圧マスタシリンダ Pending JP2003291879A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069710A (ja) * 2005-09-06 2007-03-22 Yamaha Motor Co Ltd 油圧供給装置及び該油圧供給装置を備えた自動二輪車
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TWI796209B (zh) * 2022-04-27 2023-03-11 彥豪金屬工業股份有限公司 液壓煞車裝置

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