JP2003291876A - 折り畳み自転車 - Google Patents

折り畳み自転車

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JP2003291876A
JP2003291876A JP2002099434A JP2002099434A JP2003291876A JP 2003291876 A JP2003291876 A JP 2003291876A JP 2002099434 A JP2002099434 A JP 2002099434A JP 2002099434 A JP2002099434 A JP 2002099434A JP 2003291876 A JP2003291876 A JP 2003291876A
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井村五郎
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新井義和
Nozomi Matsushima
望 松島
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一動作で、下端に前後のホイールが並列に配
置された縦型に折り畳むことの出来る折り畳み自転車を
提供する。 【解決手段】 2本のフレーム1、2が自転車本体の略
中央部において交叉し、この交叉箇所における係合箇所
は、折り畳み組立方向に回動自在に連結するとともに、
施錠、解除可能な固定手段7を有し、各フレームは、少
なくとも1カ所の係合箇所を有し、この係合箇所におい
て互いに折り畳み組立方向に回動自在に連結され、さら
に、2本のフレームにおける4箇所の各端部は、互いに
平行に配置された前部ポストフレームと後部ポストフレ
ームとにそれぞれ係合箇所を介して折り畳み組立方向に
回動自在に連結されている。ハンドル操作機構は、ハン
ドル部分を支持する左右ハンドルリンクアーム13をそ
れぞれ係合箇所を介して回動自在にハンドルポスト10
に連結し、固定手段を解除して自転車本体機構を垂直方
向に二つに折り畳むようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折り畳み自転車
に関し、特に、一動作で、下端に前後のホイールが並列
に配置された縦型に折り畳むことの出来る折り畳み自転
車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、持ち運びを容易にするために多く
の形式の折り畳み自転車がある。例えば、自転車の前後
方向を二つ折りにする形式のものや、自転車本体からホ
イールを外し、自転車本体のフレームを分解してコンパ
クトに折り畳む形式のもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前者の形式のもの
は、自動車のトランク内に収納して運搬することは困難
であるという問題がある。又、後者の形式のものは、多
くの部品に分解しなければならず分解に時間と手間がか
かるとともに、組み立てる場合にも同様に時間と手間が
かかり不便である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、自転車本体機構は、少なくとも1カ所の係合箇所を
有し、この係合箇所において互いに折り畳み組立方向に
回動自在に連結されたフレームと、この2本のフレーム
が自転車本体の略中央部において交叉するとともに、こ
の交叉箇所における係合箇所を、折り畳み組立方向に回
動自在に連結するとともに、施錠、解除可能な固定手段
を設け、2本のフレームにおける4箇所の端部は、互い
に平行に配置された前部ポストフレームと後部ポストフ
レームとにそれぞれ係合箇所を介して折り畳み組立方向
に回動自在に連結し、ハンドル操作機構は、ハンドル部
分を支持する左右ハンドルリンクアームをそれぞれ係合
箇所を介して回動自在にハンドルポストに連結し、この
ハンドルポストは前部ポストフレームに係合箇所を介し
て360度回動自在に連結し、固定手段を解除して自転
車本体機構を垂直方向に二つ折り可能に折り畳むように
したものである。
【0005】請求項2に係わる発明は、フレームは、前
部メインフレームと後部リンクアームとよりなり、他方
のフレームは、後部メインフレームと前部リンクアーム
とにより構成したものである。
【0006】請求項3に係わる発明は、2本のフレーム
の前記交叉箇所を回動軸として、前記自転車本体機構の
前記各係合箇所は、リンクモーションにより折り畳み組
立方向に回動するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
【実施例1】この発明の第1の実施例を、図1〜図45
に基づいて詳細に説明する。この発明の折り畳み自転車
は、自転車本体のフレームを構成する自転車本体機構
と、ハンドル部分の構成及び操作に必要なハンドル操作
機構と、サドル20部分の構成及び操作するサドル機構
と、駆動力を伝達し、停止する駆動停止機構とにより構
成されている。
【0008】さらに、自転車本体機構は、前部メインフ
レーム1、後部メインフレーム2、前部ポストフレーム
3、後部ポストフレーム4、前部リンクアーム5、後部
リンクアーム6とにより構成される自転車本体のフレー
ムと、さらに、このフレームを連結するための固定手段
7(以下、バックル7と記す)、ジョイント8、ジョイ
ント9とにより構成されており、ハンドル操作機構は、
主として、ハンドルポスト10、フロントフォーク1
1、ハンドルジョイント12、左ハンドルリンクアーム
13、右ハンドルリンクアーム14、ハンドルパイプ1
5、ブレーキクランク16、ブレーキレバー17とによ
り構成されている。
【0009】サドル機構は、主としてサドルポスト1
8、サドルハンドル19、サドル20とにより構成され
ており、駆動停止機構は、主として、クランクシャフト
21、スペーサ22、23、クランクギア24、左クラ
ンクアーム25、右クランクアーム26、クランクアー
ムマウント27、クランクノブ28、ペダル29、ペダ
ルクランク30、ホイール31、ブレーキディスク3
2、前部ホイール33、後部ホイールスペーサ34、ス
プロケット35、駆動ベルト36とにより構成されてい
る。
【0010】図1〜図6は、この発明による自転車の組
立状態(即ち、使用時における状態)を示す図で、自転
車を正面に見て、図1は左側面図、図2は右側面図、図
3は平面図、図4は正面図、図5は背面図、図6は底面
図である。図7〜図12は、この発明による自転車が、
折り畳まれるプロセスをそれぞれ左側面から見た状態を
示す図で、図7はハンドル部分を折り畳んだ状態を示す
図、図8はハンドル部分を支持するハンドルポスト10
を180度回動するとともに、ペダル29を折り畳んだ
状態を示す図、図9は固定手段(この実施例の場合は、
バックルを用いている。以下、バックルと記す)を解除
し、前部メインフレーム1及び後部メインフレーム2を
折り畳み始める状態を示す図、図10〜図11は、引き
続き折り畳む状態を示す図、図12は折り畳みが完了し
た状態を示す正面図である。
【0011】図13〜図35は、いずれもこの発明によ
る自転車を構成する部品図で、図13〜図20は、自転
車本体機構を構成する部品図、図21〜図27は、ハン
ドル操作機構を構成する部品図、図28はサドル機構を
構成する部品図、図29〜図35図は、駆動停止機構を
構成する部品図である。
【0012】図12、図36〜図40は、この発明によ
る自転車の折り畳んだ状態(即ち、運搬時における状
態)を示す6面図で、図12は正面図、図36は右側面
図、図37は左側面図、図38は上面図、図39は背面
図、図40は底面図である。なお、この実施例において
は、図1〜図6に示す6面図を基準にして、各部品図に
ついてもそれぞれ同一方向から見た左右側面図、平面
図、正面図……として記載されている。又、ハンドル方
向を前側あるいは前部、サドル方向を後側あるいは後部
と称する。
【0013】自転車本体機構を構成する部品図におい
て、図13は前部メインフレーム1を示す図、図14は
後部メインフレーム2を示す図、図15は前部ポストフ
レーム3を示す図、図16は後部ポストフレーム4を示
す図、図17は前部リンクアームを示す図、図18はバ
ックル7を示す図、図19は前部メインフレーム1と後
部リンクアーム6との係合箇所及び後部メインフレーム
2と前部リンクアーム5との係合箇所をそれぞれ回動自
在に連結するジョイント8を示す図、図20は前部リン
クアーム5とポストフレーム3との係合箇所及び後部リ
ンクアーム6と後部ポストフレーム4との係合箇所を回
動自在に連結するジョイント9を示す図である。
【0014】ハンドル操作機構を構成する部品図におい
て、図21はハンドルポスト10を示す図、図22はフ
ロントフォーク11を示す図、図23はハンドルジョイ
ント12を示す図、図24は右ハンドルリンクアーム1
3を示す図、図25は左ハンドルリンクアームを示す
図、図26はブレーキランプ16を示す図、図27はブ
レーキレバー17を示す図である。
【0015】サドル機構を構成する部品図において、図
28はサドルポスト18を示す図である。駆動・停止機
構を構成する部品図において、図29はクランクギア2
4を示す図、図30は左クランクアーム25を示す図、
図31は右クランクアーム26を示す図、図32はクラ
ンクアームマウント27を示す図、図33はクランクノ
ブ28を示す図、図34はペダル29を示す図、図35
はペダルクランク30を示す図である。
【0016】この発明の自転車本体機構は、2本のフレ
ームが自転車本体の略中央部において交叉しており、こ
の交叉箇所における係合箇所は、折り畳み組立方向に回
動自在に連結するとともに、施錠、解除可能な固定手段
が設けられている。そして、各フレームは、少なくとも
1カ所の係合箇所を有しており、この係合箇所において
互いに折り畳み組立方向に回動自在に連結されている。
さらに、2本のフレームにおける4箇所の各端部は、互
いに平行に配置された前部ポストフレームと後部ポスト
フレームとにそれぞれ係合箇所を介して折り畳み組立方
向に回動自在に連結されて、自転車本体機構の主要部が
構成されている。従って、固定手段を解除すれば、自転
車本体は垂直方向に二つに折り畳みことが出来るように
構成されている。
【0017】以下、図1〜図6及び図13〜図20に示
す各部品図において、自転車本体機構の各部について説
明する。図13は、前部メインフレーム1を示してお
り、(a)図は自転車本体機構から見た時の正面図、
(b)図は右側面図であり、前部メインフレーム1の水
平方向略中央部における一方の側面には、後部メインフ
レーム2(図14参照)の第1被係合部2bと係合し
て、両者を回動自在に連結するための第1係合部1bが
側面から垂直方向に立設されており、この第1係合部1
bに対向する他方の側面には(即ち、第1係合部1bの
反対側の面)には、後述するバックル7を取り付けるた
めのバックル取付部1aが設けられている。互いに対向
配置されているバックル取付部1aと第1係合部1bと
の垂直方向端面は、前部メインフレーム1側の当接面1
cを構成している。なお、1fは、第1係合部1bに透
設した軸穴で、第1係合部1bと係合する図14に示す
後部メインフレーム2の第2被係合部とを折り畳み及び
組立方向に回動自在に軸支するための回動軸が貫通す
る。
【0018】さらに、この前部メインフレーム1の前側
端部には、前部ポストフレーム3(図15参照)の下端
部に設けた第3被係合部3cと折り畳み及び組立方向に
おいて回動自在に連結するための第2係合部1dが設け
られており、前部メインフレーム1の後側端部には、後
部リンクアーム6(図17参照)の前側端部に設けられ
ている第1被係合部6aと折り畳み及び組立方向におい
て回動自在に係合するための第3係合部1eが設けられ
ている。従って、自転車本体機構の一部を構成するフレ
ームは、前部メインフレーム1と後部リンクアーム6と
が係合箇所を介して連結されてされている。なお、後述
するように、後部リンクアーム6の後側端部には、後部
ポストフレーム4(図16参照)の上端部に設けられて
いる第1係合部4aと折り畳み及び組立方向において回
動自在に連結するための第2被係合部6bが設けられて
いる。
【0019】図14に示す後部メインフレーム2は、前
部メインフレーム1とともに、自転車本体の略中央部に
おいて互いに交叉して対をなし、自転車本体のフレーム
の一部を構成するもので、図14に、左右側面図として
(a)図及び(b)図がそれぞれ示されているように、
後部メインフレーム2の水平方向略中央部における一方
の側面には、前部メインフレーム1の係合部1bと係合
する第1被係合部2bが設けられており、前部メインフ
レーム1の第1係合部1bと後部メインフレーム2の第
2被係合部2bとが折り畳み及び組立方向に回動自在に
連結されており、他方の側面には、前部メインフレーム
1のバックル取付部1aに対向してバックル取付部2a
が設けられている。さらに、後部メインフレーム2のバ
ックル取付部2aの垂直方向端部は、組立状態において
前部メインフレーム1の当接面1cと当接する当接面2
cとなっている。
【0020】従って、自転車本体の組立状態では、当接
面1cと当接面2cとが互いに当接して回動範囲を規制
するとともに、前部メインフレーム1と後部メインフレ
ーム2とはバックル7で施錠・解除できるように構成さ
れている。なお、自転車本体を折り畳んだ状態では、図
38に示すように、前部メインフレーム1の当接面1c
と後部メインフレーム2の当接面2cとは、互いに平行
に位置する状態となり、左側のペダル29が載置される
平面を形成している。
【0021】さらに、後部メインフレーム2の中央部分
に位置するバックル取付部2aからさらに後方には、駆
動停止機構取付部2gが形成されており、クランクシャ
フト21を支持する軸受けとなっている。この駆動停止
機構取付部2gは、自転車本体正面から見た時、バック
ル取付部2aと同じ幅となるように形成されている。従
って、自転車本体を折り畳んだ時、バックル取付部2a
と駆動停止機構取付部2gとの表面は同一面を構成し、
クランクギヤ24の表面からはみ出さないように形成さ
れている。2hは駆動停止機構取付部2gに設けられて
いるクランクシャフト21が貫通する軸穴である。
【0022】後部メインフレーム2の前側端部には、前
部リンクアーム5(図17参照)の後側端部に設けられ
ている係合部5aと折り畳み及び組立方向において回動
自在に係合するための第2被係合部2dが設けられてい
る。後部メインフレーム2の後側端部には、図16に示
す後部ポストフレーム4の下端部に設けられている第2
係合部4bと折り畳み及び組立方向において回動自在に
連結するための第3被係合部2eが設けられているいる
とともに、さらに、後部サスアーム2fが連設されてお
り、この後部サスアーム2fの末端部は、ブレーキディ
スク32を介在させてホイール31の固定軸に固定され
ている。
【0023】図17は、前部リンクアーム5を示すもの
で、前部リンクアーム5の前側端部には、前部ポストフ
レーム3の上端部に設けられている第1係合部3aと折
り畳み及び組立方向において回動自在に係合するための
被係合部5bが設けられており、後側端部には、後部メ
インフレーム2の第2被係合部2dと係合する係合部5
aが設けられている。なお、5cは係合部5aに設けた
軸穴、5dは、被係合部5bに設けた軸穴である。
【0024】後部リンクアーム6は、前部リンクアーム
5と同一構造であるから、その図面を省略し、図17中
に括弧書きにて該当する係合箇所及び番号を記載する。
即ち、上記したように、後部リンクアーム6の後側端部
には、後部ポストフレーム4の上端部に設けられている
第1係合部4aと折り畳み及び組立方向において回動自
在に係合するための第2被係合部6bが設けられてお
り、前側端部には、前部メインフレーム1の第3係合部
2dと係合する第1被係合部6aが設けられている。な
お、6cは第1被係合部6aに設けた軸穴、6dは、第
2被係合部6bに設けた軸穴である。
【0025】図15に、(a)図は右側面図、(b)図
は左側面図、(c)図は平面図、(d)図は正面図とし
て示すように、前部ポストフレーム3の上端部には、前
部リンクアーム5との係合箇所と後述するハンドルポス
ト10との係合箇所の2カ所の係合箇所があり、下端部
には前部メインフレーム1との係合箇所とハンドルポス
ト10との係合箇所の2カ所の係合箇所があり、合計で
4カ所の係合箇所が設けられている。
【0026】即ち、前部ポストフレーム3の上端部に
は、第1係合部3aと第2係合部3bとが設けられてお
り、第1係合部3aは前部リンクアーム5の被係合部5
bと係合し、第2係合部3bはハンドル操作機構の一部
を構成するハンドルポスト10(図21参照)の被係合
部10aと係合して、それぞれ前部リンクアーム5とハ
ンドルポスト10と連結される。さらに、前部ポストフ
レーム3の下端部には、被係合部3cと第3係合部3d
とが設けられており、被係合部3cは前部メインフレー
ム1の第2係合部1dと係合し、第3係合部3dはハン
ドルポスト10の第2被係合部10bと係合して、それ
ぞれ前部メインフレーム1とハンドルポスト10と連結
される。なお、3e〜3hは軸穴で、軸穴3eは第1係
合部3aに垂直方向に形成されており、軸穴3fは第2
係合部3bに垂直方向に形成されており、軸穴3gは被
係合部3cに水平方向に形成されており、軸穴3hは第
3係合部3dに垂直方向に形成されている。
【0027】なお、この実施例の場合には、ハンドルポ
スト10と前部ポストフレーム3との2カ所の係合箇
所、即ち、第1被係合部10aと第2係合部3bとの係
合箇所と第2被係合部10bと第4係合部3dとの係合
箇所における回動範囲は、360度に設計されており、
そのため、ハンドル操作が容易である。又、前部ポスト
フレーム3と前部メインフレーム1との係合箇所(即
ち、第2係合部1dと被係合部3cとの係合箇所)と前
部ポストフレーム3と前部リンクアーム5との係合箇所
(即ち、第1係合部3aと被係合部5bとの係合箇所)
とは、いずれも折り畳み方向及び組立方向に回動自在に
連結されている。
【0028】図16に、(a)図は左側面図、(b)図
は右側面図、(c)図は正面図として示すように、後部
ポストフレーム4には、第1係合部4aと第2係合部4
bとが設けられており、第1係合部4aは、後部リンク
アーム6の第2被係合部6b(図17参照)と係合し、
第2係合部4bは、後部メインフレーム2の第3被係合
部2eと係合して、それぞれ折り畳み方向及び組立方向
に回動自在に連結されている。さらに、後部ポストフレ
ーム4の上端部分は内部が中空に形成されており、後述
するサドルポスト18が上下動自在に嵌入可能となって
いる。4c、4dは軸穴で、軸穴4cは第1係合部4a
に設けられており、軸穴4dは第2係合部4bに設けら
れている。
【0029】前部メインフレーム1と後部リンクアーム
6との係合箇所(即ち、第3係合部1eと第1被係合部
6aとの係合箇所)及び後部メインフレーム2と前部リ
ンクアーム5との係合箇所(即ち、第2被係合部2dと
係合部5aとの係合箇所)は、図19(上面図(a)及
び側面図(b)参照)に示すジョイント8により連結さ
れている。このジョイント8には水平方向の軸穴8aと
垂直方向の軸穴8bとが透設されており、軸穴8aと前
部メインフレーム1の第3係合部1eに透設されている
軸穴1gとを貫通して軸支された回動軸により後部リン
クアーム6は水平方向に回動自在となっており、さら
に、軸穴8bが設けられているジョイント部分は、後部
リンクアーム6の係合部6aに回動自在に軸支されてい
る。
【0030】従って、前部メインフレーム1と後部リン
クアーム6との係合箇所(即ち、第3係合部1eと第1
被係合部6aとの係合箇所)は、自転車本体を折り畳み
あるいは組み立てる場合には、図7〜図12に示す折り
畳みプロセスから明らかなように、係合箇所は、リンク
機構による水平方向に回動しつつ同時に垂直方向にも回
動するひねり運動を含む動作となる。即ち、折り畳み方
向及び組立方向に回動する。後部メインフレーム2と前
部リンクアーム5との係合箇所(即ち、第2被係合部2
dと係合部5aとの係合箇所)も同様な回動動作とな
る。
【0031】又、前部リンクアーム5と前部ポストフレ
ーム3との係合箇所(即ち、被係合部5bと第1係合部
3a)には、図20(上面図(a)、側面図(b)、断
面図(c)参照)に示すジョイント9(この実施例1で
は、ボールジョイントが用いられている)が、第1係合
部3aを構成する前部ポストフレーム3の頂部に、垂直
方向の軸穴9bにより軸支されているとともに、水平方
向に透設されている軸穴9aに、前部リンクアーム5の
被係合部5bが回動軸により軸支されている。一方、後
部リンクアーム6と後部ポストフレーム4との係合箇所
(即ち、被係合部6bと第1係合部4a)には、同様
に、図20に示すジョイント9が後部ポストフレーム4
の第1係合部4aに、垂直方向の軸穴9bにより回動自
在に軸支されているとともに、このジョイント9に透設
されている水平方向の軸穴9aに軸支された回動軸とに
より同様に折り畳み方向及び組立方向に回動するように
構成されている。なお、この実施例1では、ジョイント
9としては、図20に示すボールジョイントが用いられ
ているので、リンク機構による上記動作におけるひねり
運動を吸収することが出来る。
【0032】従って、自転車本体の組立状態において
は、互いに平行して配置された前部ポストフレーム3と
後部ポストフレーム4との間に、互いに係合箇所で連結
された前部メインフレーム1と後部リンクアーム6とよ
りなるフレームと、互いに係合箇所で連結された後部メ
インフレーム2と前部リンクアーム5とよりなるフレー
ムとの2本のフレームが、自転車本体の略中央部におい
て交叉する対角線状に配置されて自転車のフレームを構
成し、この2本のフレームの交叉する箇所は、施錠・解
除可能な固定手段7(以下、バックル7と記す)により
固定されて自転車本体が構成されている。なお、この実
施例では、固定手段7として図18に示すバックルが用
いられているが、上記施錠・解錠動作を行うことの出来
る固定手段であれば、如何なるものであっても良い。
【0033】従って、図7〜図12に示すように、自転
車本体を地上に設置したままの状態で、バックル7を解
除して、前部ポストフレーム3と後部ポストフレーム4
とを折り畳み方向に回動すると、即ち、前部ポストフレ
ーム3と後部ポストフレーム4とをそれぞれ折り込むよ
うに前部メインフレーム1及び後部メインフレーム2に
近づけると、自転車本体機構は、前部メインフレーム1
の第1係合部1bと後部メインフレーム2の第1被係合
部2bとの係合箇所を回動軸として、前部メインフレー
ム1と後部リンクアーム6との係合箇所及び後部メイン
フレーム2と前部リンクアーム5との係合箇所は、いず
れも上記に説明したようなリンク機構による動作で、折
り畳み方向に回動し、又、前部ポストフレーム3と前部
メインフレーム1との係合箇所及び後部ポストフレーム
4と後部メインフレーム2との係合箇所は、垂直方向の
回動動作により回動し、図12、図36〜図40に示す
ように、自転車本体は2つのホイール31が並列に配置
された縦型に二つ折りされた状態に折り畳むことが出来
る。
【0034】図21に示すように、ハンドルポスト10
は、ハンドル部分を回動自在に取り付けるためのもの
で、前部ポストフレーム3の第4係合部3dと回動自在
に係合する第2被係合部10bが形成されている。な
お、この実施例では、ハンドルポスト10を折り畳む場
合、180度回動するように構成されている。一方、こ
の下端部から略前部ポストフレーム3の長さに相当する
中間部には、前部ポストフレーム3の第2係合部3bと
回動自在に係合する第1被係合部10aが形成されてい
る。さらに、上端部には、ハンドル部分のハンドルジョ
イント12を回動自在に支持するために、図24に示す
右ハンドルリンクアーム13と図25に示す左ハンドル
リンクアーム14との下端部をそれぞれ回動自在に取付
るための軸穴10c、10dが形成されている。
【0035】図22に示すように、フロントフォーク1
1の下端部には、前側のホイール31の軸31aに軸支
するための軸穴11aが透設されている。
【0036】ハンドルジョイント12は、図23に示す
ように、内部が中空に形成されており、ここに、ハンド
ルパイプ15が挿入されており、そのハンドルパイプ1
5の両端部はハンドルジョイント12から突出してい
る。さらに、ハンドルジョイント12の両端部には、内
部が中空の一対のハンドルリンクアーム支持部12aが
後方に突設されて断面コ字状に形成されている。
【0037】なお、ハンドルジョイント12は必ずしも
必要ではなく、この場合には、一対のハンドルリンクア
ーム支持部12aはハンドルパイプ15に突設しても良
い。又、ハンドルリンクアーム支持部12aは、ハンド
ル部分と左右ハンドルリンクアーム13、14とを連結
出来る機構であれば、別部材で形成しても良い。
【0038】ハンドルジョイント12に設けられている
一対のハンドルリンクアーム支持部12aは、図24、
図25にそれぞれ示す右ハンドルリンクアーム13と左
ハンドルリンクアーム14との上端部が回動自在に取り
付けられるためのもので、このハンドルリンクアーム支
持部12aはハンドルポスト10の厚さと略等しい長さ
に突設されている。そこで、右ハンドルリンクアーム1
3、左ハンドルリンクアーム14が180度回動した状
態(図7に示すように、ハンドル部分を折り畳んだ状
態)において、ハンドルリンクアーム支持部12aが、
ハンドルポスト10に当接して、左右ハンドルリンクア
ーム14、13の回動が阻止されるとともに、ハンドル
部分がハンドルポスト10から不必要にはみ出さないよ
うに構成されている。
【0039】ハンドルジョイント12の両端部から突出
しているハンドルパイプ15の両端部には、それぞれハ
ンドルカバー15aが取り付けられてハンドル把持部
(以下、ハンドル把持部15aと記す)となっており、
さらに、ブレーキクランク16が取り付けられている。
【0040】図24に示す右ハンドルリンクアーム13
の上端部及び図25に示す左ハンドルリンクアーム14
の上端部には、それぞれハンドルジョイント12に回動
自在に支持するための円筒状の凸部13a、14aが突
設されており、この凸部13a及び凸部14aは、ハン
ドルジョイント12に設けられている一対のハンドルリ
ンクアーム支持部12aにそれぞれ嵌入されるととも
に、軸穴13b及び軸穴14bにより回動自在に取り付
けられている。又、右ハンドルリンクアーム13の下端
部には、ハンドルポスト10に回動自在に取り付けるた
めに、ハンドルポスト10の軸穴10cと対応する軸穴
13cが設けられている。又、左ハンドルリンクアーム
14の下端部は、略三角形状のストッパー片14dが形
成されており、このストッパー片14dにハンドルポス
ト10の軸穴10dと対応する軸穴14cが設けられて
いる。
【0041】なお、このストッパー片14dの側面は、
右ハンドルリンクアーム13と当接する当接面14eと
なっている。そして、この当接面14eの垂直方向の長
さは、ハンドルポスト10の軸穴10cと軸穴10dと
の間隙10eより短く形成されている。従って、自転車
を折り畳んだ場合、当接面14eは軸穴10cと軸穴1
0dとの間隙10eに収納することが出来る。
【0042】従って、左右ハンドルリンクアーム14、
13は、その下端部がそれぞれハンドルポスト10に回
動自在に取り付けられ、上端部はハンドルジョイント1
2のハンドルリンクアーム支持部12aにその凸部14
a及び13aが回動自在に取り付けられており、そし
て、自転車の組立状態では、左ハンドルリンクアーム1
4のストッパー片14dの当接面14eが、右ハンドル
リンクアーム13の対応する当接面13dと当接して、
ハンドルジョイント12を水平に支持している。
【0043】図26に示すように、ブレーキクランク1
6は、ハンドルジョイント12の両端部から突出したハ
ンドルパイプ15が嵌入する嵌合部16aと、図27に
示すブレーキレバー17を前後方向自在に取り付けるた
めのレバー取付部16bとが設けられている。図27に
示すブレーキレバー17は、把持部17aとブレーキレ
バー17をブレーキクランク16に位置決めするための
ストッパー17bとが設けられている。
【0044】従って、自転車の組立状態においては、前
部ポストフレーム3に平行に係合されたハンドルポスト
10とこのハンドルポスト10の末端部に係合されたフ
ロントフォーク11に、左右ハンドルリンクアーム1
3、14により取り付けられたハンドル部分が支持され
てハンドル操作機構が構成されている。
【0045】自転車を折り畳む場合には、バックル7を
解除する前に、左右ハンドルリンクアーム14、13を
折り畳み方向に回動して、ハンドル部分をハンドルポス
ト10に沿って平行に位置決めする。この時、ストッパ
ー片14dは、ハンドルポスト10の軸穴10cと軸穴
10dとの間隙10eに収納されるとともに、ハンドル
ジョイント12のハンドルリンクアーム支持部12a
は、ハンドルポスト10に当接してハンドルジョイント
12の回動が阻止され、ハンドルパイプ15は、ハンド
ルポスト10に沿った状態となる。そこで、ハンドルポ
スト10を180度回動すれば、ハンドル部分は、図1
2に示すように、折り畳んだ状態となる。
【0046】後部ポストフレーム4には、上記した第1
係合部4a及び第2係合部4bが設けられているととも
に、さらに、後部ポストフレーム4の上端部は、少なく
とも内部が中空となっており、上端には、図28に示す
サドルポスト18が、その内部に挿脱自在に設けられて
いる。このサドルポスト18は、サドル20を固定する
とともに、その高さを調整するためのものである。
【0047】図28に示すように、サドルポスト18の
上端部には、サドル20を載置固定するためのサドル載
置部18aが水平方向に連設されており、このサドル載
置部18aに載置されたサドル20の高さは、サドルハ
ンドル19により調整可能に構成されている。なお、自
転車を折り畳む場合に、サドルハンドル19を把持して
自転車本体を引っ張るために用いる事もできる。
【0048】クランクシャフト21(図6参照)は、後
部メインフレーム2の駆動停止機構取付部2gに回転自
在に取り付けられており、その両端部は駆動停止機構取
付部2gから突出している。この実施例の場合、後部メ
インフレーム2の駆動停止機構取付部2gから突出して
クランクシャフト21の左側端部には、スペーサ22
(図22参照)、図29に示すクランクギヤ24を介し
て、図32に示すクランクアームマウント27が固定さ
れている。
【0049】図32に示すように、クランクアームマウ
ント27の下端部には、図31に示す左クランクアーム
26を軸支するための軸受け部27aが設けられてお
り、この軸受け部27aに貫通する支軸27bに支持さ
れて、左クランクアーム26が垂直方向に90度の範囲
内で回動可能に支持されている。27cおよび27d
は、クランクアームマウント27をクランクギア24
(図29)に固定するための軸穴で、軸穴27cは、ク
ランクギア24の軸穴24aと連通し、クランクシャフ
ト21に固定されている。27dは、クランクノブ28
の軸穴28aと連通している。従って、クランクシャフ
ト21の左側端部には、クランクギア24を介してクラ
ンクアームマウント27が固定されている。
【0050】図31に示すように、左クランクアーム2
6は、先端部が開放した平面略Y型に形成されており、
クランクアームマウント27全体が嵌入可能な開放箇所
26aが設けられている。さらに、左クランクアーム2
6の垂直方向の長さは、自転車本体を折り畳んだ状態で
左クランクアーム26を180度回動した時、ペダル2
9が互いに平行に位置している前部メインフレーム1の
圧接面1cと後部メインフレーム2の圧接面2cとの上
面に載置可能な長さに形成されている。従って、左クラ
ンクアーム26は、先端部の開放箇所26aにクランク
アームマウント27全体が嵌入するとともに、このクラ
ンクアームマウント27の先端部に設けられている軸受
け部27aに回転自在に挿入されている支軸27bを回
転軸として垂直方向に180度回動可能な状態で取り付
けられている。そのため、自転車本体を折り畳んだ場
合、ペダル部分が出っ張ることもなく、コンパクトに収
納することが出来る。その上、左クランクアーム26の
先端部は略Y型に開放した形状に形成したので、ペダル
部分をクランクシャフト21に固定するためのクランク
アームマウント27を、先端部のY型開放部分に嵌入し
た状態に位置決め出来るから、ペダル29からの駆動力
を確実にクランクシャフト21に伝達することが出来
る。さらに、自転車本体を折り畳んだ場合、ペダル部分
が出っ張ることもなく、コンパクトに収納することが出
来る。
【0051】さらに、左クランクアーム26の先端部の
開放箇所26aには、図33に示す矩形状のクランクノ
ブ28が回転可能な回転エリア26bが凹設されてお
り、矩形状のクランクノブ28を90度回動することに
より、左クランクアーム26はクランクアームマウント
27に施錠あるいは解除される。従って、クランクノブ
28が施錠された状態からこれを90度回動すると、左
クランクアーム26は、クランクアームマウント27の
軸受け部27aに挿入されている支軸27bを回動軸と
して180度回動可能である。なお、左クランクアーム
26の形状は、クランクギア24とスプロケット35と
に装架されている駆動ベルト36が形成する略三角形状
の間隙37からはみ出さない形状に形成されてもよく、
この場合には、折り畳み状態の時には、ペダル29は、
この間隙37(図37参照)に位置決めすることも出来
る。
【0052】さらに、図31に示すように、左クランク
アーム26の末端部には、軸穴26cが設けられてお
り、この軸穴26cは、図35に示すように一方の側面
がアールに形成されているペダルクランク30の軸穴3
0aと連通しており、左クランクアーム26にペダルク
ランク30が、水平方向に360度回転可能に軸支され
ている。なお、ペダルクランク30には、さらに、軸穴
30aに直交する方向に透設されたペダル29取り付け
用の軸穴30bが設けられている。
【0053】図34に示すペダル29には、ペダルクラ
ンク30の軸穴30bと連通する軸穴29aが設けられ
ている。従って、ベダル29はペダルクランク30に垂
直方向には少なくとも90度回動可能に、水平方向には
360度回転可能に軸支されている。
【0054】一方、図30に示すように、右クランクア
ーム25の先端部は、スペーサ23(図5参照)を介し
て後部メインフレーム2から突出してクランクシャフト
21の右側端部に固定されており、末端部には、上記と
同様に、ペダルクランク30を介してベダル29が垂直
方向には少なくとも90度回動可能に、水平方向には3
60度回転可能に取り付けられている。なお、25a及
び25bは、それぞれ先端部及び末端部に形成されてい
る軸穴である。
【0055】図1及び図2に示す駆動ベルト36(この
実施例の場合にはチェーンが用いられており、以下、チ
ェーン36と記す)は、クランクギア24(図29参
照)と後方に取り付けられているホイール31の固定軸
に固定されているスプロケット35とに装架されてい
る。従って、ペダル29の回転駆動力は、クランクシャ
フト21、クランクギア24を介してホイール31に伝
達される。
【0056】次に、この発明による折り畳み自転車の作
用動作について説明する。まず、図1〜図6に示すよう
に、自転車を組み立てた状態では、バックル7は、施錠
されており、前部ポストフレーム3と後部ポストフレー
ム4と互いに平行して位置し、互いに係合された前部メ
インフレーム1と後部リンクアーム6及び互いに係合さ
れた後部メインフレーム2と前部リンクアーム5とは略
中央部において交叉する対角線状に位置している。
【0057】さらに、前部ポストフレーム3とハンドル
ポスト10とは、上端部に位置する係合箇所(前部ポス
トフレーム3の第2係合部3bとハンドルポスト10の
第1被係合部10a)と下端部に位置する係合箇所(前
部ポストフレーム3の第4係合部3dとハンドルポスト
10の第2被係合部10b)を介在して互いに平行に位
置しており、ハンドルポスト10は360度回動自在と
なっている。
【0058】従って、ハンドル部分を回動すると、ホイ
ール31はハンドルポスト10及びフロントフォーク1
1とともに、360度回動自在となっている。又、左ク
ランクアーム26は、クランクギア24に沿った位置に
クランクノブ28により施錠された状態で、クランクア
ームマウント27に位置決め固定されており、ペダル2
9は左右クランクアーム26、25に対して直角方向に
位置している。
【0059】この状態で、ペダル29を回転させると、
その回転駆動力はクランクシャフト21、クランクギヤ
24を介して後方に位置するホイール31に伝達され
る。
【0060】次に、自転車を折り畳む場合について、図
1、図7〜図12、図36〜図40に基づいて説明す
る。まず、バックル7を解除する前に、図7に示すよう
に、左右ハンドルリンクアーム14、13を折り畳み方
向に回動して、ハンドル部分をハンドルポスト10に沿
って平行に位置決めすると、ストッパー片14dは、ハ
ンドルポスト10の軸穴10cと軸穴10dとの間隙1
0eに収納されるとともに、ハンドルジョイント12の
ハンドルリンクアーム支持部12aは、ハンドルポスト
10に当接してハンドルジョイント12の回動が阻止さ
れ、ハンドルパイプ15は、ハンドルポスト10に沿っ
て平行に位置決めされる。次いで、ハンドルポスト10
を180度回動すれば、図7に示すように、ハンドル部
分は折り畳まれる。
【0061】次いで、図8に示すように、クランクノブ
28を90度回動すると、左クランクアーム26はクラ
ンクアームマウント27から解除されるので、ペダル2
9を倒し、左クランクアーム26を反対方向に回動する
と、この左クランクアーム26は、クランクアームマウ
ント27の軸受け部27aに挿入されている支軸27b
を回転軸として180度回動する。この時、左クランク
アーム26とペダル29とは、後部ポストフレーム4と
平行した状態に位置決めされている。
【0062】次いで、図9に示すように、バックル7を
解除した後、前部ポストフレーム3及び後部ポストフレ
ーム4を把持して、前部ポストフレーム3と後部ポスト
フレーム4とを折り畳み方向に回動すると、即ち、前部
ポストフレーム3と後部ポストフレーム4とをれぞれ前
部メインフレーム1及び後部メインフレーム2に近づけ
ると、図10〜図12に折り畳む状態を順次示すよう
に、前部ポストフレーム3と後部ポストフレーム4との
係合箇所、前部メインフレーム1と後部リンクアーム6
との係合箇所、後部メインフレーム2と前部リンクアー
ム5との係合箇所が、いずれもリンク機構による折り畳
み方向に回動動作して、図12、図36〜図40に示す
ように、自転車は垂直方向に二つ折りされた状態に折り
畳むことが出来る。
【0063】この際、自転車本体の右側に位置している
右クランクアーム25とペダル29とは、図12に示す
ように、前部メインフレーム1に沿った状態に位置決め
され、左クランクアーム26に取り付けられているペダ
ル29は、図37及び図38に示すように、互いに平行
に位置している前部メインフレーム1の圧接面1cと後
部メインフレーム2の圧接面2cとの上面に載置された
状態に位置決めされる。なお、左クランクアーム26と
ペダル29とが、クランクギア24とスプロケット35
とに装架されているチェーン36が形成する略三角形状
の間隙37に位置決めされるようにしても良い。
【0064】次に、自転車本体を組み立てる場合につい
て、図1、図7〜図12、図36〜図40に基づいて説
明する。縦方向に2つ折りにされた状態から組立状態に
するには、折り畳む状態とは逆の動作をすれば良い。即
ち、まず、左クランクアーム26を180度回動した
後、クランクノブ28を90度回動すると、左クランク
アーム26はクランクアームマウント27に施錠され
る。
【0065】次いで、前部ポストフレーム3及び後部ポ
ストフレーム4を把持して、両者を開放する方向、即
ち、組立方向に回動すると、図12〜図7へと折り畳む
状態と反対の順序で、前部ポストフレーム3と後部ポス
トフレーム4との係合箇所、前部メインフレーム1と後
部リンクアーム6との係合箇所、後部メインフレーム2
と前部リンクアーム5との係合箇所が、いずれも組立方
向に回動して、即ち、リンク機構により、図8〜図12
に示すように、自転車本体部分が組み立てられる。
【0066】次いで、ハンドルポスト10を180度回
動するとともに、左右ハンドルリンクアーム14、13
を回動して、ハンドル部分を立ち上げると、左ハンドル
リンクアーム14のストッパー片14dは、右ハンドル
リンクアーム13の対応箇所に当接して、ハンドル部分
は、平行に支持され、図1〜図6に示すように、自転車
は組立状態となる。
【0067】
【実施例2】この発明の第2の実施例を、図41〜図4
6に基づいて説明する。なお、実施例1と同一ものは、
同一名称及び同一番号を付し、その説明を省略する。第
1の実施例では、互いに係合箇所で連結された前部メイ
ンフレーム1と後部リンクアーム6とよりなるフレーム
と、互いに係合箇所で連結された後部メインフレーム2
と前部リンクアーム5とよりなるフレームとの2本のフ
レームが、自転車本体の略中央部において交叉する対角
線状に配置されて自転車のフレームを構成し、前部メイ
ンフレーム1と後部リンクアーム6との係合箇所(即
ち、第3係合部1eと第1被係合部6aとの係合箇所)
及び後部メインフレーム2と前部リンクアーム5との係
合箇所(即ち、第2被係合部2dと係合部5aとの係合
箇所)は、ジョイント8(図19参照)により連結され
ており、又、前部リンクアーム5と前部ポストフレーム
3との係合箇所(即ち、被係合部5bと第1係合部3
a)及び後部リンクアーム6と後部ポストフレーム4と
の係合箇所(即ち、第2被係合部6bと第1係合部4
a)は、ジョイント9(図20参照)により連結されて
いる。そして、各係合箇所は、リンク機構による水平方
向に回動しつつ同時に垂直方向にも回動するひねり運動
を含む動作を行う。即ち、折り畳み方向及び組立方向に
回動するように構成されている。
【0068】一方、この第2の実施例では、図45に示
すように、前部シャフト55cの両端には、互いに90
度異なる角度でピロボール55eが受け部55dに軸支
された形状の前部リンクアーム体55が用いられてい
る。この前部リンクアーム体55は、図41〜図44に
示すように、後部メインフレーム2と前部リンクアーム
体55との係合箇所(即ち、第2被係合部2dと係合部
55aとの係合箇所)及び前部リンクアーム体55と前
部ポストフレーム3との係合箇所(即ち、被係合部55
bと第1係合部3a)とに連結されており、実施例1と
同様にリンク機構による水平方向に回動しつつ同時に垂
直方向にも回動するひねり運動を含む動作、即ち、折り
畳み方向及び組立方向に回動する動作を行う。
【0069】なお、後部リンクアーム体56は、前部リ
ンクアーム体55と同一構造で、単に、設計上の理由
で、後部シャフト56cが前部シャフト55cの長さよ
り長く形成されており、その他の構造は同一であるか
ら、その図面を省略し、図45中に括弧書きにて該当個
所及び番号を記載する。
【0070】この前部リンクアーム体55及び後部リン
クアーム体56を用いたものは、自転車本体に取り付け
る際、長さ、角度の微調整が出来るので、製造上の誤差
の範囲を広く設計出来、製造が容易である。又、汎用部
品を使用することも出来るので、コストの節約にもな
る。
【0071】
【発明の効果】請求項1に係わる発明は、自転車本体機
構は、少なくとも1カ所の係合箇所を有し、この係合箇
所において互いに折り畳み組立方向に回動自在に連結さ
れたフレームと、この2本のフレームが自転車本体の略
中央部において交叉するとともに、この交叉箇所におけ
る係合箇所を、折り畳み組立方向に回動自在に連結する
とともに、施錠、解除可能な固定手段を設け、2本のフ
レームにおける4箇所の端部は、互いに平行に配置され
た前部ポストフレームと後部ポストフレームとにそれぞ
れ係合箇所を介して折り畳み組立方向に回動自在に連結
し、ハンドル操作機構は、ハンドル部分を支持する左右
ハンドルリンクアームをそれぞれ係合箇所を介して回動
自在にハンドルポストに連結し、このハンドルポストは
前部ポストフレームに係合箇所を介して回動自在に連結
し、固定手段を解除して自転車本体機構を垂直方向に二
つ折り可能に折り畳むようにしたので、ハンドル部分を
折り畳んだ後は、自転車を地上に設置したままの状態
で、一動作で、自転車本体部分を垂直方向に折り畳むこ
とが出来るから、自転車の折り畳み組立動作が、非常に
簡単である。又、折り畳んだ状態の自転車は、下端に前
後のホイールが並列に配置された縦型に折り畳めるの
で、折り畳んだ状態がコンパクトになる。さらに、持ち
運び移動する場合には、ホイールを地上に接地させた状
態で、引っ張れば、ホイールが回転して容易に移動、持
ち運びすることが出来る。
【0072】請求項3に係わる発明は、2本のフレーム
の前記交叉箇所を回動軸として、自転車本体機構の前記
各係合箇所は、リンク機構により折り畳み組立方向に回
動動作するようにしたので、折り畳み、組立動作が円滑
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す左側面図であ
る。
【図2】この発明の第1の実施例を示す右側面図であ
る。
【図3】この発明の第1の実施例を示す平面図である。
【図4】この発明の第1の実施例を示す正面図である。
【図5】この発明の第1の実施例を示す背面図である。
【図6】この発明の第1の実施例を示す底面図である。
【図7】この発明の第1の実施例を示すもので、ハンド
ル部分を折り畳んだ状態を示す図である。
【図8】この発明の第1の実施例を示すもので、ペダル
部分を折り畳む状態を示す図である。
【図9】この発明の第1の実施例を示すもので、自転車
本体部分を折り畳む状態を示す図である。
【図10】この発明の第1の実施例を示すもので、自転
車本体部分を折り畳む状態を示す図である。
【図11】この発明の第1の実施例を示すもので、自転
車本体部分を折り畳む状態を示す図である。
【図12】この発明の第1の実施例を示すもので、折り
畳んだ状態を示す図である。
【図13】この発明の第1及び第2の実施例を示すもの
で、前部メインフレーム1を示す図である。
【図14】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、後部メインフレーム2を示す図である。
【図15】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、前部ポストフレーム3を示す図である。
【図16】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、後部ポストフレーム4を示す図である。
【図17】この発明の第1の実施例を示すもので、前部
リンクアーム5(後部リンクアーム6)を示す図であ
る。
【図18】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、バックル7を示す図である。
【図19】この発明の第1の実施例を示すもので、ジョ
イント8を示す図である。
【図20】この発明の第1の実施例を示すもので、ジョ
イント9を示す図である。
【図21】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、ハンドルポスト10を示す図である。
【図22】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、フロントフォーク11を示す図である。
【図23】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、ハンドルジョイント12を示す図である。
【図24】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、右ハンドルリンクアーム13を示す図である。
【図25】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、左ハンドルリンクアーム14を示す図である。
【図26】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、ブレーキクランク16を示す図である。
【図27】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、ブレーキレバー17を示す図である。
【図28】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、サドルポスト18を示す図である。
【図29】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、クランクギア24を示す図である。
【図30】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、右クランクアーム25を示す図である。
【図31】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、左クランクアーム26を示す図である。
【図32】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、クランクアームマウント27を示す図である。
【図33】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、クランクノブ28を示す図である。
【図34】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、ペダル29を示す図である。
【図35】この発明の第1及び第2実施例を示すもの
で、ペダルクランク30を示す図である。
【図36】この発明の第1の実施例を示す右側面図であ
る。
【図37】この発明の第1の実施例を示す左側面図であ
る。
【図38】この発明の第1の実施例を示す上面図であ
る。
【図39】この発明の第1の実施例を示す背面図であ
る。
【図40】この発明の第1の実施例を示す底面図であ
る。
【図41】この発明の第2の実施例を示す左側面図であ
る。
【図42】この発明の第2の実施例を示す右側面図であ
る。
【図43】この発明の第2の実施例を示す上面図であ
る。
【図44】この発明の第2の実施例を示す正面図であ
る。
【図45】この発明の第2の実施例を示すもので、前部
リンクアーム体55(後部リンクアーム体56)を示す
図である。
【符号の説明】
1 前部メインフレーム 1c 前部メインフレーム1の当接面 2 後部メインフレーム 2c 後部メインフレーム2の当接面 3 前部ポストフレーム 4 後部ポストフレーム 5 前部リンクアーム 6 後部リンクアーム 7 固定手段 10 ハンドルポスト 11 フロントフォーク 12 ハンドルジョイント 12a ハンドルリンクアーム支持部 13 右ハンドルリンクアーム 14 左ハンドルリンクアーム 55 前部リンクアーム体 56 後部リンクアーム体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部哲也 千葉県船橋市東船橋2丁目9番6号清水コ ーポ203号 Fターム(参考) 3D012 BA02 BA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車本体機構と、ハンドル操作機構
    と、サドル機構と、駆動停止機構とを備えた折り畳み自
    転車において、 前記自転車本体機構は、少なくとも1カ所の係合箇所を
    有し、この係合箇所において互いに折り畳み組立方向に
    回動自在に連結されたフレームと、この2本のフレーム
    が自転車本体の略中央部において交叉するとともに、こ
    の交叉箇所における係合箇所を、折り畳み組立方向に回
    動自在に連結するとともに、施錠、解除可能な固定手段
    を設け、 前記2本のフレームにおける4箇所の端部は、互いに平
    行に配置された前部ポストフレームと後部ポストフレー
    ムとにそれぞれ係合箇所を介して折り畳み組立方向に回
    動自在に連結し、 前記ハンドル操作機構は、ハンドル部分を支持する左右
    ハンドルリンクアームをそれぞれ係合箇所を介して回動
    自在にハンドルポストに連結し、このハンドルポストは
    前記前部ポストフレームに係合箇所を介して回動自在に
    連結し、 前記固定手段を解除して前記自転車本体機構を垂直方向
    に二つに折り畳み可能に構成したことを特徴とする折り
    畳み自転車。
  2. 【請求項2】 一方の前記フレームは、前部メインフレ
    ームと後部リンクアームとよりなり、他方の前記フレー
    ムは、後部メインフレームと前部リンクアームとよりな
    ることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み自転車。
  3. 【請求項3】 前記2本のフレームの前記交叉箇所を回
    動軸として、前記自転車本体機構の前記各係合箇所は、
    リンク機構により折り畳み組立方向に回動動作すること
    を特徴とする請求項2に記載の折り畳み自転車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100390015C (zh) * 2005-08-17 2008-05-28 詹富生 紧凑型折叠自行车
CN100410133C (zh) * 2005-06-13 2008-08-13 詹富生 超便携式折叠自行车
CN102616321A (zh) * 2012-04-10 2012-08-01 天津新和科技有限公司 平面五连杆折叠机构
TWI385101B (zh) * 2009-08-18 2013-02-11 Darfon Electronics Corp 折疊式車架及折疊式自行車

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