JP2003289971A - 乗り物用シート - Google Patents

乗り物用シート

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JP2003289971A
JP2003289971A JP2002094640A JP2002094640A JP2003289971A JP 2003289971 A JP2003289971 A JP 2003289971A JP 2002094640 A JP2002094640 A JP 2002094640A JP 2002094640 A JP2002094640 A JP 2002094640A JP 2003289971 A JP2003289971 A JP 2003289971A
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shaft
seat cushion
seat
shaft portion
gear
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Kichizo Boku
吉三 朴
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Johnson Controls Automotive Systems KK
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Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフタ機構を備えているにも係わらず、シー
トクッションの上下幅を薄くした乗り物用シートを提供
する。 【解決手段】 車体に縦壁状に支持されてなると共に上
下方向に長孔22が形成されてなる支持フレーム3と、
支持フレーム3に第1軸部23により回転自在に支持さ
れてなる歯車25と、支持フレーム3に第2軸部24に
より回転自在に軸支されてなると共に歯車25に噛合す
るセクタギア26と、長孔22上に回転自在に軸支され
てなる第3軸部27が後端部31aに支持されてなると
共に後端部31aより前側FRに延在されてなり且つそ
の途中でセクタギア26の第2軸部24の周面上に載置
されてなるシートクッションフレーム31と、歯車25
を回転操作可能なる操作手段30とより構成されてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車、船舶、
航空機、鉄道車両など乗り物用シートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】乗り物用シート装置として、リフタ機構
をシートクッションに内蔵したものとして特開平10−
108754号公報に示すようなものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の乗り物用シート装置にあっては、シートクッ
ションの上下幅が厚くなり、重厚感を与えるものの、そ
れは反面、軽やか感やスポーティ感を損なうことにな
り、改善が求められている。
【0004】そこで、この発明は、このような従来の技
術に着目してなされたものであり、リフタ機構を備えて
いるにも係わらず、シートクッションの上下幅を薄くし
た乗り物用シートを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車体に縦壁状に支持されてなると共に上下方向に長
孔が形成されてなる支持フレームと、該支持フレームに
第1軸部により回転自在に支持されてなる歯車と、前記
支持フレームに第2軸部により回転自在に軸支されてな
ると共に前記歯車に噛合するセクタギアと、前記長孔上
に回転自在に軸支されてなる第3軸部が後端部に支持さ
れてなると共に該後端部より前側に延在されてなり且つ
その途中で前記セクタギアの第2軸部の周面上に載置さ
れてなるシートクッションフレームと、前記歯車を回転
操作可能なる操作手段とより構成されてなる。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、シートク
ッションフレームを上下動させるセクタギアも歯車も、
シートクッションフレームに配置されていないので、リ
フタ機構を備えているにも係わらず、シートクッション
の上下幅を薄くでき、軽やか感やスポーティ感を与える
ことができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の乗り物用シートにおいて、前記長孔は、前記セクタギ
アの第2軸部を中心にした円弧状に形成されてなる。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加え、前記第3軸部が移動できる長孔
が、第2軸部を中心とする円弧状であるので、該長孔と
第3軸部とのずれが生じにくく、ガタ発生が生じにくい
ことになる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の乗り物用シートにおいて、前記歯車は、
前記セクタギアの歯の前側に配設されてなる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の効果に加え、操作手段の操作部を
持ち上げると、歯車とセクタギアの歯とが離れることな
く同じ方向に回転できるので、操作手段の操作性がよ
い。また、操作手段の傾かせた方向、例えば操作部を持
ち上げれば、シートクッションフレームの前側が上に移
動できるので、操作フィーリングが良い。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の乗り物用シートにおいて、
前記支持フレームは、後ろ側を車体に直角状とした直角
三角形に形成してなる。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3の何れか1項に記載の効果に加え、シート
クッションと床面との間に空間を形成して、シートクッ
ションを浮遊しているイメージを与えることが出来る。
また、シートクッションの下側へ横から荷物を出し入れ
しやすくなる。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の乗り物用シートにおいて、
前記セクタギアの第2軸部は、前記支持フレームに固定
されてなる固定軸と、該固定軸の外周面に回転自在に軸
支された回転軸とよりなり、前記回転軸に前記シートク
ッションフレームを載置してなる。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項4の何れか1項に記載の効果に加え、前記シ
ートクッションフレームが回転軸の回転によりスムーズ
に移動できる。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の乗り物用シートにおいて、前記固定軸に前記回転軸の
抜け防止手段を設けてなる。
【0016】請求項6に記載の発明によれば、第5項に
記載の効果に加え、前記回転軸の上に載るシートクッシ
ョンフレームによる荷重が加わっても、固定軸から回転
軸が抜け防止手段によって抜けることがないので、確実
性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、FRを前側、RRを後
側、UPを上側、LWRを下側として説明する。
【0018】図1乃至図5は、この発明の一実施形態を
示すもので、符号1は、「乗り物」用としてのシート装
置で、該シート装置1は、「車体」であるスライド装置
2と、支持フレーム3と、シートクッション4と、シー
トバック5と、リクライニング装置6と、チップアップ
機構7と、リフタ機構8と、ウオークイン機構9とより
少なくとも構成されてなる。「少なくとも構成されてな
る」とは、この他に、前記シートバック3の上端部に支
持されてなるヘッドレスト、適宜の位置に保持されてな
る安全ベルトなど数多くの構成部材が有るからである
が、これらは周知であるので、図示及び説明を省略し
た。
【0019】前記スライド装置2は、前側FRの第1ブ
ラケット11と後側RRの第2ブラケット12とにより
床面9(図2参照)に固設されてなると共に上側UPに
空隙が形成されてなる固定レール13と、該空隙内に挿
入されて前後何れかにスライド可能なる断面逆T字状の
可動レール14と、前記固定レール13に対して適宜の
位置で可動レール14を停止可能なるスライドロック機
構15と、前記固定レール13及び可動レール14の間
に懸架されて前記可動レール14を常に前側FRに付勢
してなるコイル状のスプリング16と、図示を省略した
ローラと、ボールベアリングとよりなり、左右対称に並
列されてなる。
【0020】前記支持フレーム3は、該スライド装置
2、2の可動レール14、14上に、後側RRをスライ
ド装置2,2に対して直角状とした直角三角形に形成し
てなる縦壁状をなした鉄板よりなるフレーム本体21、
21と、該フレーム本体21、21の一方に形成されて
なる上下方向に長孔22とよりなる。
【0021】前記リフタ機構8は、前記フレーム本体2
1の内側、即ちシート装置1側に突設されてなる第1軸
部23及び第2軸部24と、前記第1軸部23に回転自
在に支持されてなる歯車25と、前記歯車25に噛合す
ると共に第2軸部24に回転自在に軸支されてなるセク
タギア26とよりなる。前記歯車25は、前記セクタギ
ア26の歯26aの前側FRに配設されてなる。前記長
孔22は、前記セクタギア26の第2軸部24を中心に
した円弧状に形成されてなり、該長孔22内に、後述す
る第3軸部27が遊動自在である。前記歯車25は、操
作手段30により回転操作可能である。
【0022】前記シートクッション4は、閉ループ状の
シートクッションフレーム31と、該シートクッション
フレーム31の前後間をブラケット35を介して架橋し
てなる複数のS字スプリング32と、前記シートクッシ
ョンフレーム31を覆う図示しないパッド及び表皮とよ
りなる。前記シートクッションフレーム31の後端部3
1aには、前記第3軸部27が固設されてなり、該シー
トクッションフレーム31は、その後端部31aから前
端部31bまで前後に延在されてなり且つその途中で前
記セクタギア26の第2軸部24の周面上に載置されて
なる。
【0023】前記セクタギア26の第2軸部24は、前
記支持フレーム3のフレーム本体21に固定されてなる
固定軸28と、該固定軸28の外周面に回転自在に軸支
された回転軸29とよりなり、前記回転軸29に前記シ
ートクッションフレーム31を載置してなる。前記固定
軸28と前記回転軸29との間には、グリースなど潤滑
剤などが塗布されている。符号33は、ゴム製の緩衝体
で、前記シートクッションフレーム31の下側LWRに
突出されているブラケット34の下面に固着されてい
て、回転軸29とシートクッションフレーム31との干
渉音を防止している。前記固定軸28には、前記回転軸
29の抜け防止手段を設けてなる。該抜け防止手段とし
ては、固定軸28の軸を外側に膨らまして、そこに回転
軸29を挿入することで、抜け止めにしている。
【0024】前記シートバック5は、パイプ状のシート
バックフレーム41と、該シートバックフレーム41の
下端部41aより若干上側UPの後側RRに溶接されて
なるパイプ状のサブフレーム42と、前記シートバック
フレーム41の下側LWRを左右に架設させてなるワイ
ヤ43とよりなる。前記シートバックフレーム41の下
端部41aとサブフレーム42の下端部42aとの前後
幅の中に、前記リクライニング装置6が入る間隔に配さ
れている。符号44は、前記リクライニング装置6の後
述するカバー51の後側RR間に溶接支持されてなるロ
アフレームである。同じく符号45は、図示しないヘッ
ドレストのホルダである。
【0025】前記リクライニング装置6は、前記シート
バックフレーム41の下端部41aとサブフレーム42
の下端部42aとを覆うカバー51と、介在部材52
と、前記支持フレーム3のフレーム本体21の上端部に
支持されるベースプレート53と、シートバック5を前
側FRに常時付勢している巻きスプリング54と、デバ
イスレバー55とよりなり、該デバイスレバー55を持
ち上げることで、図示を省略したロック機構が解除する
ことができる。該リクライニング装置6のロックが解除
すると、巻きスプリング54によって、シートバック5
を前側FRに回転付勢する。
【0026】前記チップアップ機構7は、前記フレーム
本体21の外側に突出形成されてなり且つ前記第3軸部
27を中心にした円弧状の貫通孔62が形成されてなる
規制部61と、前記第3軸部27より後側RRに延在さ
れてなるアーム63と、該アーム63に立設されてなり
且つ前記貫通孔62及び該貫通孔62と同形にフレーム
本体21に形成された貫通孔(図示省略)に挿通され且
つ移動できる第4軸部64と、前記フレーム本体21に
突設されてなる第5軸部65と、前記第4軸部64及び
第5軸部65間に懸架されてなるコイル状のスプリング
66とよりなる。符号67は、前記フレーム本体21に
形成されてなるチップアップロック孔で、後述するペダ
ルレバー71に連結されていて、該ペダルレバー71の
回転代及び前記シートクッションフレーム31のチップ
アップ量を規制している。
【0027】前記ウオークイン機構9は、前記シートク
ッションフレーム31の第3軸部27より吊り下げられ
てなるペダルレバー71と、前記支持フレーム3のフレ
ーム本体21に第6軸部73により回転自在に軸支され
てなるスライド解除プレート72と、後端部74aが前
記ペダルレバー71の切り起こし片71aに回転自在に
軸支されてなると共に前端部71bの切り込み75に前
記スライド解除プレート72の一方72aに配されたピ
ン76が遊動自在に軸支されてなるブーメランの形状を
したスライド解除リンク74とよりなる。前記スライド
解除プレート72の一方72a及び他方72bには、前
記スライド装置2のスライドロック機構15に連結した
スライドロック解除ワイヤ77、78に連結されてい
る。符号79は、前記ペダルレバー71に一端部が結合
され且つ他端部が前記リクライニング装置6に結合され
てなるリクライニング解除ワイヤである。符号80は、
前記スライド解除プレート72を常時後側RRに付勢し
ている巻きスプリングである。
【0028】次に、この実施形態に係る作動を説明す
る。
【0029】シートクッションフレーム31を上下動さ
せるリフタ機構8のセクタギア26も歯車25も、シー
トクッションフレーム31に配置されていないので、リ
フタ機構8を備えているにも係わらず、シートクッショ
ン4の上下幅を薄くでき、軽やか感やスポーティ感を与
えることができる。
【0030】前記フレーム本体21に支持された第3軸
部27が移動できる長孔22が、前記セクタギア26の
第2軸部24を中心とする円弧状であるので、該長孔2
2と第3軸部27とのずれが生じにくく、ガタ発生が生
じにくいことになる。
【0031】前記歯車25は、前記セクタギア26の歯
26aの前側FRに配設されてなるので、操作手段30
の操作部を持ち上げると、歯車25とセクタギア26の
歯26aとが離れることなく同じ方向に回転できるの
で、操作手段30の操作性がよい。また、操作手段30
の傾かせた方向、例えば操作部を持ち上げれば、シート
クッションフレーム31の前側FRが上側UPに移動で
きるので、操作フィーリングが良い。
【0032】前記支持フレーム3は、後側RRをスライ
ド装置2に直角状とした直角三角形に形成してなるの
で、シートクッション4と床面10との間に空間18を
形成して、シートクッション4を浮遊しているイメージ
を与えることが出来る。また、シートクッション4の下
側LWRへ横から荷物を出し入れしやすくなる。
【0033】前記セクタギア26の第2軸部24は、前
記支持フレーム3に固定されてなる固定軸28と、該固
定軸28の外周面に回転自在に軸支された回転軸29と
よりなり、前記回転軸29に前記シートクッションフレ
ーム31を載置してなるので、前記シートクッションフ
レーム31が回転軸29の回転によりスムーズに移動で
きる。
【0034】前記固定軸28に前記回転軸29の抜け防
止手段を設けてなるので、前記回転軸29の上に載るシ
ートクッションフレーム31による荷重が加わっても、
固定軸28から回転軸29が抜け防止手段によって抜け
ることがないので、確実性が向上する。
【0035】次に、リクライニング装置6の作動につい
て説明する。デバイスレバー55を操作すると、ロック
が解除されて、シートバック5が前後に傾動自在にな
る。このとき、乗員がいなければ、スプリング54の付
勢力によりシートバック5が前側FRに傾くことができ
る。
【0036】次に、チップアップ機構7の作動について
説明する。ペダルレバー71を後席乗員などが踏み込む
と、該ペダルレバー71がシートクッションフレーム3
1を押し上げるので、第3軸部27を中心にチップアッ
プロック孔67の範囲内で、シートクッションフレーム
31の前端部31bが上側UPに跳ね上がる方向に回転
を始め、スプリング66のデッドポイントを超えるまで
踏み込むことで、スプリング66の付勢力でシートクッ
ションフレーム31は、跳ね上がる(これを、チルトア
ップという)ことが出来る。図4に示すように、前記ス
ライド解除プレート72のピン76とスライド解除リン
ク74の切り込み75との間には、適宜の隙間81があ
るので、この段階では、ピン76は動かない。シートク
ッションフレーム31を元の位置へ戻すには、スプリン
グ66のデッドポイントを超えるまで押し下げると、再
びスプリング66の付勢力でシートクッションフレーム
31を図4に示す位置まで復帰させることが出来る。
【0037】次に、リフタ機構8の作動について図3を
用いて説明する。操作手段30を持ち上げると、歯車2
5が正回転することで、セクタギア26の歯26aによ
りセクタギア26が正回転し、第3軸部27が長孔22
内で下側LWRへ移動しながらシートクッションフレー
ム31の後端部31aの高さを下げることで、前端部3
1bが持ち上がり、視野が広がる。この逆で操作手段3
0を押し下げれば、歯車25が逆回転することで、セク
タギア26の歯26aによりセクタギア26が逆回転
し、第3軸部27が長孔22内で上側UPへ移動しなが
らシートクッションフレーム31の後端部31aの高さ
を上げることで、前端部31bが下がることになる。
【0038】最後に、ウオークイン機構9の作動につい
て説明する。チルトアップ機構7と同じように、ペダル
レバー71を後席乗員などが踏み込むと、該ペダルレバ
ー71がシートクッションフレーム31を押し上げるの
で、第3軸部27を中心にチップアップロック孔67の
範囲内で、シートクッションフレーム31の前端部31
bが上側UPに跳ね上がる方向に回転を始め、スプリン
グ66のデッドポイントを超えるまで踏み込むことで、
スプリング66の付勢力でシートクッションフレーム3
1は、跳ね上がる(これを、チルトアップという)こと
が出来るまでは説明した。更に、ペダルレバー71を踏
み込むことで、図4に示す前記スライド解除プレート7
2のピン76とスライド解除リンク74の切り込み75
との間の隙間81がなくなり、ピン76を付勢し、スラ
イド解除プレート72は第6軸部73を中心に回転し、
スライド解除ワイヤ77,78を介してスライドロック
機構15のロックを解除するので、スプリング16によ
り可動レール14が前側FRに移動させる。と同時に、
ペダルレバー71を踏み込むことでリクライニング解除
ワイヤ79によりリクライニング装置6を解除し、シー
トバック5を前側FRに倒すことができる。こうして、
例えばこの座席がドア開口を塞ぐ位置に配されていても
ドア開口を広げる位置まで移動し、その座席の後側に配
された乗員の乗降を可能とすることができる。
【0039】尚、本発明は、前記した実施形態の構造に
限定されず、各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜
変形、変更することは自由であり、シート装置1の各部
について種々の変形を含むものである。例えば、前記実
施の形態は、シートバック5の傾動動作を手動のデバイ
スレバー55を用いているが、これに限定されず、シー
トバック5を傾動させ得る構造であれば、種々の手段を
適宜採用して良いことは勿論である。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、シート
クッションフレームを上下動させるセクタギアも歯車
も、シートクッションフレームに配置されていないの
で、リフタ機構を備えているにも係わらず、シートクッ
ションの上下幅を薄くでき、軽やか感やスポーティ感を
与えることができる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加え、前記第3軸部が移動できる長孔
が、第2軸部を中心とする円弧状であるので、該長孔と
第3軸部とのずれが生じにくく、ガタ発生が生じにくい
ことになる。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の効果に加え、操作手段の操作部を
持ち上げると、歯車とセクタギアの歯とが離れることな
く同じ方向に回転できるので、操作手段の操作性がよ
い。また、操作手段の傾かせた方向、例えば操作部を持
ち上げれば、シートクッションフレームの前側が上に移
動できるので、操作フィーリングが良い。
【0043】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3の何れか1項に記載の効果に加え、シート
クッションと床面との間に空間を形成して、シートクッ
ションを浮遊しているイメージを与えることが出来る。
また、シートクッションの下側へ横から荷物を出し入れ
しやすくなる。
【0044】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項4の何れか1項に記載の効果に加え、前記シ
ートクッションフレームが回転軸の回転によりスムーズ
に移動できる。
【0045】請求項6に記載の発明によれば、第5項に
記載の効果に加え、前記回転軸の上に載るシートクッシ
ョンフレームによる荷重が加わっても、固定軸から回転
軸が抜け防止手段によって抜けることがないので、確実
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るシート装置の斜視
図である。
【図2】図1のシート装置の側面図である。
【図3】図1のシート装置の要部であるリフタ機構を示
す側面図である。
【図4】図2の要部のチップアップ機構及びウオークイ
ン機構を示す図2相当図である。
【図5】図1の要部のリクライニング装置を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 「乗り物」としてのシート装置 2 スライド装置(車体) 3 支持フレーム 8 リフタ機構 22 長孔 23 第1軸部 24 第2軸部 25 歯車 26 セクタギア 27 第3軸部 28 固定軸 29 回転軸 30 操作手段 31 シートクッションフレーム 31a シートクッションフレームの後端部 FR 前側 RR 後側 UP 上側 LWR 下側

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に縦壁状に支持されてなると共に上
    下方向に長孔が形成されてなる支持フレームと、該支持
    フレームに第1軸部により回転自在に支持されてなる歯
    車と、前記支持フレームに第2軸部により回転自在に軸
    支されてなると共に前記歯車に噛合するセクタギアと、
    前記長孔上に回転自在に軸支されてなる第3軸部が後端
    部に支持されてなると共に該後端部より前側に延在され
    てなり且つその途中で前記セクタギアの第2軸部の周面
    上に載置されてなるシートクッションフレームと、前記
    歯車を回転操作可能なる操作手段とより構成されてなる
    ことを特徴とする乗り物用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乗り物用シートにおい
    て、 前記長孔は、前記セクタギアの第2軸部を中心にした円
    弧状に形成されてなることを特徴とする乗り物用シー
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の乗り物用
    シートにおいて、 前記歯車は、前記セクタギアの歯の前側に配設されてな
    ることを特徴とする乗り物用シート。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
    載の乗り物用シートにおいて、 前記支持フレームは、後ろ側を車体に直角状とした直角
    三角形に形成してなることを特徴とする乗り物用シー
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記
    載の乗り物用シートにおいて、 前記セクタギアの第2軸部は、前記支持フレームに固定
    されてなる固定軸と、該固定軸の外周面に回転自在に軸
    支された回転軸とよりなり、前記回転軸に前記シートク
    ッションフレームを載置してなることを特徴とする乗り
    物用シート。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の乗り物用シートにおい
    て、 前記固定軸に前記回転軸の抜け防止手段を設けてなるこ
    とを特徴とする乗り物用シート。
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