JP2003289763A - 竿体の製造方法 - Google Patents

竿体の製造方法

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JP2003289763A
JP2003289763A JP2002104238A JP2002104238A JP2003289763A JP 2003289763 A JP2003289763 A JP 2003289763A JP 2002104238 A JP2002104238 A JP 2002104238A JP 2002104238 A JP2002104238 A JP 2002104238A JP 2003289763 A JP2003289763 A JP 2003289763A
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rod
line support
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epoxy resin
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Yukinobu Shiotani
幸信 塩谷
Masahiko Matsumoto
聖比古 松本
Shiyoutaro Tanigawa
尚太郎 谷川
Yoshiro Yamato
義朗 山登
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Shimano Inc
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に溜まった水を容易に排水可能な竿体を
製造する方法を提供する。 【解決手段】 この方法は、内周面に径内方向に突出し
軸方向に螺旋状に伸びる釣糸支持突起32を有する中竿
3となる管状体を製造する工程と、この管状体の内周面
の釣糸支持突起32とこれに隣接する釣糸支持突起32
との軸方向の谷間にエポキシ系樹脂を塗布してエポキシ
樹脂層33を形成する工程と、このエポキシ樹脂が硬化
する前に撥水塗料を塗布して撥水塗料層34を形成する
工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は釣竿を構成する竿体
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多くの釣竿を構成する先細り筒状
の竿体は、炭素繊維やガラス繊維等の強化繊維に合成樹
脂を含浸させたプリプレグと呼ばれる繊維強化樹脂から
構成されている。そして、これらの釣竿の中で、竿体内
部を軸方向に釣糸が挿通するタイプのいわゆる「中通し
竿」にあっては、筒状の竿体の内部が釣糸を挿通させる
ための釣糸通路となっている。
【0003】このような内部が釣糸通路となっている竿
体では、釣糸が釣糸通路を挿通する際の釣糸と釣糸通路
内周面との接触面積を低減して釣糸の滑動抵抗を軽減す
るべく、軸方向に螺旋状に伸びる釣糸支持突起を形成す
ることが行われている。このような釣糸支持突起を形成
した竿体では、竿体内部を挿通する釣糸が釣糸支持突起
に支持されて竿体内部を挿通することになり、釣糸のス
ムーズな出し入れが可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような内
周面に釣糸支持突起を形成した釣竿では、竿体の軸方向
において、釣糸支持突起と螺旋状に隣接する釣糸支持突
起との間に水が溜まってしまい、釣りを行っていると徐
々に釣糸通路内における釣糸の滑動が悪くなるという問
題点が指摘されてきた。
【0005】即ち、釣糸の巻き上げ時に釣糸に付着して
釣糸と共に竿体内部に侵入する水が釣糸支持突起と隣接
する釣糸支持突起との間の谷間に溜まり、この水がその
谷間一杯になると、この溜まった水が釣糸にも触れるこ
とになって、釣糸の滑動を妨げるのである。また、釣糸
の滑動を妨げるのみではなく竿体の重量化,損傷等の問
題をも引き起こすことになる。
【0006】本発明の課題は、内部に溜まった水を容易
に排水可能な竿体を製造する方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1の方法は、釣竿を
構成する竿体を製造する方法であって、以下の工程を含
むものである。内周面に径内方向に突出し軸方向に螺旋
状に伸びる釣糸支持突起を有する管状体を製造する工
程。管状体の内周面の釣糸支持突起とこれに隣接する釣
糸支持突起との軸方向の谷間にエポキシ系樹脂を塗布す
る工程。エポキシ樹脂が硬化する前に、管状体の内周面
の釣糸支持突起とこれに隣接する釣糸支持突起との軸方
向の谷間のエポキシ樹脂上に撥水塗料を塗布する工程。
【0008】この方法では、釣糸の巻き上げ時に釣糸に
付着して釣糸と共に竿体内部に侵入する水が滞留し易い
釣糸支持突起と隣接する釣糸支持突起との間の谷間に撥
水塗料が塗布され、この撥水塗料が釣竿の使用時にこの
谷間に水が溜まるのを抑える。また、撥水塗料の下地と
して塗布されるエポキシ系樹脂がバインダーとして撥水
塗料の竿体への密着性を高めている。このような方法に
よって、竿体のような小径の筒状体内に容易に撥水塗料
を塗布して密着させ得るのである。
【0009】発明2の方法は、釣竿を構成する竿体を製
造する方法であって、以下の工程を含むものである。内
周面に径内方向に突出し軸方向に螺旋状に伸びる釣糸支
持突起を有する管状体を製造する工程。管状体の内周面
の釣糸支持突起とこれに隣接する釣糸支持突起との軸方
向の谷間にエポキシ系樹脂と撥水塗料とを混入した塗材
を塗布する工程。
【0010】この方法では、釣糸の巻き上げ時に釣糸に
付着して釣糸と共に竿体内部に侵入する水が滞留し易い
釣糸支持突起と隣接する釣糸支持突起との間の谷間に撥
水塗料を混入した塗材が塗布され、この塗材が釣竿の使
用時にこの谷間に水が溜まるのを抑える。この塗材には
エポキシ系樹脂が混入されており、撥水塗料のみでは十
分でない竿体への密着性を補強している。
【0011】発明3の方法は、発明1又は2の方法であ
って、管状体の内周面にエポキシ系樹脂,撥水塗料若し
くは塗材を塗布する工程は、竿体を斜めに傾けた状態で
管状体の内周面の釣糸支持突起とこれに隣接する釣糸支
持突起との軸方向の谷間にエポキシ系樹脂,撥水塗料若
しくは塗材を配置し、管状体を回転させながら谷間内に
螺旋状にエポキシ系樹脂,撥水塗料若しくは塗材を流し
てゆく工程である。
【0012】この方法では、竿体を回転させながら釣糸
支持突起とこれに隣接する釣糸支持突起との谷間に順次
必要な塗料等を螺旋状に流し込んでゆくことで、当該谷
間に必要な塗料等を円滑に塗布できる。発明4の方法
は、発明3の方法であって、管状体の内周面にエポキシ
系樹脂,撥水塗料若しくは塗材を塗布する工程は、竿体
を穂先側に斜めに傾けた状態でなされ、谷間内において
穂先側の釣糸支持突起の側面にエポキシ系樹脂,撥水塗
料若しくは塗材の溜まりを形成するものである。
【0013】この方法では、竿体を穂先側に斜めに傾け
て、所定の塗料等を穂先側の釣糸支持突起の側面に溜な
がらこの谷間内に所定の塗料等を塗布してゆく。谷間の
穂先側の釣糸支持突起の側面に溜まりが形成され、使用
時に谷間内に溜まる水がこの谷間を利用して釣糸支持突
起を容易に乗り越えて穂先側に排水される。
【0014】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明の
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。 (構成)本発明の第1実施形態を採用した釣竿は、元竿
1と、元竿1の穂先側に連結される元上竿2,中竿3,
4及び穂先竿5とを有している。各竿体は、それぞれ先
細り筒状部材であって、炭素繊維やガラス繊維等の強化
繊維を合成樹脂に含浸させたプリプレグを積層して構成
されている。特に、元上竿2〜穂先竿5は内部が釣糸を
挿通するための釣糸通路となっており、後述のように、
内周面に釣糸支持突起が形成されている。
【0015】元竿1の軸方向中央付近の周面にはリール
7を脱着自在に装着するためのリールシート8が一体的
に配置されており、竿元側端部には尻栓10が脱着自在
に装着されている。また、元竿1の穂先側の周面には釣
糸導入口9が形成され、この釣糸導入口9には釣糸導入
ガイドGが配置されている。そして、リールからの釣糸
が釣糸導入ガイドGに案内されつつ釣糸導入口9より竿
体内部に挿入され、順次穂先側の竿体の釣糸通路を挿通
して、穂先竿5のトップガイド6より外部へ導出される
構造となっている。
【0016】内部に釣糸通路を有する竿体である元上竿
2〜穂先竿5は、それぞれ同様の構造であるので、中竿
3を例にして以下に説明する。図2に示すように、中竿
3は先細りテーパの施された筒状の部材であり、筒状の
本体部31と、本体部31の内周面に設けられた釣糸支
持突起32とを有している。釣糸支持突起32は、本体
部31の内周面に軸方向に螺旋状に連続的に形成される
ものであり、その形状は断面台形型乃至断面楕円型であ
り、後述のような方法で本体部31と一体的に形成され
る。また、この中竿3の釣糸支持突起32と軸方向に隣
接する釣糸支持突起32との間の谷間部分にあっては、
本体部31及び釣糸支持突起32の周面に積層されたエ
ポキシ樹脂層33と、このエポキシ樹脂層33の周面に
積層される撥水塗料層34とが設けられる。撥水塗料層
34を形成する撥水塗料としては、フッ素樹脂微粒子を
含むフッ素系の樹脂等が例示でき、例えば、HIREC(商
品名:フッ素樹脂をn-ヘプタンやトルエン,エタノール
等に溶解させたもの)これらのエポキシ樹脂層33と撥
水塗料層34が釣糸支持突起32の間の谷間に積層さ
れ、釣糸支持突起32の上面(中竿3の内周面側に位置
することになる釣糸支持突起の頭頂側)には積層されな
い。
【0017】その他、中竿3の穂先側端部や竿元側端部
には他の竿体と連結するために必要な嵌合部が周知の竿
体と同様に形成される。 (製法)次に、上述の中竿3を例にして、本発明の竿体
の製造方法を説明する。なお、各図はプリプレグを積層
した状態を模式的に示すものであり、各プリプレグは焼
成後に一体化することになるものである。
【0018】図3〜図6は順次各素材の巻回工程を示す
ものである。これらを参照しつつ説明する。まず、図3
(a)に示すように、所定の先細りテーパの形成されたマ
ンドレル(芯材)100を準備し、このマンドレル10
0の周面には必要に応じて離型剤を塗布しておく。そし
て、剥離テープ41をマンドレル100の軸方向に一定
の間隙を設けつつ螺旋状に連続的に巻回する。この剥離
テープ41は、ポリプロピレン等の合成樹脂を0.1〜0.4
mm程度の厚さで比較的幅広のテープ状に加工したもの
である。
【0019】次に、図3(b)に示すように、この剥離テ
ープ41を螺旋状に巻回したその軸方向の間隙に、突起
形成用プリプレグ42を巻回する。突起形成用プリプレ
グ42は、長手方向に炭素繊維やガラス繊維などの強化
繊維を引き揃え、若しくは撚り込んだ上にエポキシ樹脂
等の合成樹脂を含浸させた紐状のヤーンプリプレグ若し
くはトウプリプレグである。さらに、これらを巻回した
その外周に、本体成型用プリプレグ43を巻回する。こ
の本体成型用プリプレグ43は、上述の突起形成用プリ
プレグ42と同様に強化繊維にエポキシ樹脂等の合成樹
脂を含浸させた素材であり、テープ状・シート状に加工
したものを任意に用いることができる。同一の素材を用
いてもよく異なる種類の素材を複数用意して順次巻回し
てもよい。例えば、最内側にはテープ状に加工したプリ
プレグをその繊維が周方向(螺旋方向)になるように巻
回し、その外周にシート状に加工したプリプレグをその
繊維が軸方向になるように巻回するなどの手法を採用し
てもよい(図4(a)参照)。
【0020】その後、必要に応じてその外周にさらに保
護用テープを螺旋状に巻回し、これらを炉内において焼
成する。焼成後、マンドレル100を引き抜いて筒状体
とした後に、筒状の内周に位置することになる剥離テー
プ41や保護テープを順次剥離する。図4(b)に示すよ
うに、剥離テープ41の剥離された跡がくりぬかれて、
突起形成用プリプレグ42が残存して釣糸支持突起32
(図2参照)を形成することになる。
【0021】上述のようにして得た筒状体(中竿3とな
る)の両端を切断する等して所定の軸方向長さとし、表
面加工等を行う。この際、図5に示すように、この筒状
体をその穂先側を下方として斜めに傾けて、竿元側の端
面からエポキシ樹脂を流し込む。図6に示すように、エ
ポキシ樹脂Xは釣糸支持突起32と軸方向に隣接する釣
糸支持突起32との間の谷間内に少量ずつ流し込み、筒
状体を周方向に回転させながら、この谷間内に流し込ん
だエポキシ樹脂Xを谷間内で螺旋状に広げてゆく。そし
て、エポキシ樹脂層33を形成する。さらに、このよう
にエポキシ樹脂Xを塗布した後に、このエポキシ樹脂が
完全に固化しないうちに、撥水塗料を同様の手法によっ
て釣糸支持突起32の谷間に流し込み、撥水塗料層34
をエポキシ樹脂層33上に形成する。
【0022】なお、中竿3以外の他の竿体も同様に方法
によって製造される。この方法によって製造される竿体
を備える釣竿では、釣糸の巻き上げ時に釣糸に付着して
釣糸と共に各竿体内部に侵入する水は、各竿体内部、例
えば、中竿3の釣糸支持突起32と隣接する釣糸支持突
起32との間の谷間に滞留しやすい。この谷間には撥水
塗料層34が形成されており、この撥水塗料層34が谷
間に溜まる水をはじいて滞留を抑える。そして、キャス
ティングなどの釣り操作で竿体が振られると、その勢い
で水が釣糸支持突起32を乗り越えて軸方向に移動して
順次排水されてゆく。また、この撥水塗料層34の下地
となっているエポキシ樹脂層33がバインダーとして撥
水塗料層34の剥離も抑えている。
【0023】[他の実施形態] (a)上記実施形態の変形例を中竿3を例にして示す。
この中竿3は、上記実施形態と同様に、先細りテーパの
施された筒状の部材であり、図7に示すように、筒状の
本体部51と、本体部51の内周面に設けられた釣糸支
持突起52とを有している。釣糸支持突起52は、本体
部51の内周面に軸方向に螺旋状に連続的に形成される
ものであり、焼成により本体部51と一体化されてい
る。
【0024】この中竿3の釣糸支持突起52と軸方向に
隣接する釣糸支持突起52との間の谷間部分にあって
は、本体部51及び釣糸支持突起52の周面に積層され
た塗材層53が設けられる。この塗材層53は、撥水塗
料にエポキシ系の樹脂を混入した塗材からなる。この中
竿3も、上記実施形態と同様にして内周面に釣糸支持突
起52を有する筒状体とされた後に、この釣糸支持突起
52と隣接する釣糸支持突起52との間の谷間に上述の
塗材を塗布することで製造される。 (b)さらに、別の実施形態を図8に示す。
【0025】この中竿3も、上述の変形例と同様に筒状
の本体部61と、内周面に軸方向に螺旋状に連続する釣
糸支持突起62とを有する。そして、釣糸支持突起62
の間の谷間に撥水塗料にエポキシ系の樹脂を混入した塗
材を塗布する。この谷間への塗材の塗布方法としては、
中竿3となる筒状体を穂先側を下方に斜めに傾けた状態
で、谷間内に塗材を流し込んでゆく手法が採られる。こ
の際、筒状体の傾きを大きくして、流し込む塗材を専ら
釣糸支持突起62間の谷間内に於いて釣糸支持突起62
の穂先側の側面62aに溜まるようにしつつ、筒状体を
周方向に回転させて塗材を塗布し、「溜まり」を形成す
る。
【0026】なお、ここでは撥水性塗料にエポキシ樹脂
を混入した塗材を用いた場合を例示しているが、エポキ
シ樹脂を塗布した上で撥水性塗料を塗布する手法を採用
する場合は、例えば、エポキシ樹脂のみを上述の方法で
谷間内に流し込み「溜まり」を形成する等の方法を執る
ことも可能である。このような「溜まり」を形成するこ
とで、この釣糸支持突起62の間の谷間に溜まる水が容
易に釣糸支持突起62を穂先側に向かって乗り越え易く
なる。
【0027】
【発明の効果】本発明の方法によって製造する竿体を備
えた中通し竿では、その竿体の内部に溜まりがちな水を
容易に排水可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用した釣竿の全体
図。
【図2】図1の中竿3の断面図。
【図3】図2の中竿3を構成する筒状体を製造する工程
を示した図。
【図4】図2の中竿3を構成する筒状体を製造する工程
を示した図。
【図5】前記筒状体の内部にエポキシ樹脂を塗布する状
態を示した図。
【図6】図5の状態の際の筒状体(中竿3)の断面図。
【図7】本発明の他の実施形態を採用した中竿3の断面
図。
【図8】本発明のさらに別の実施形態を採用した中通し
竿3の断面図。
【符号の説明】
3 中竿 31,51,61 本体部 32,52,62 釣糸支持突起 41 剥離テープ 42 支持突起形成用プリプレグ 43 本体成型用プリプレグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山登 義朗 大阪府堺市草部1536−17 Fターム(参考) 2B019 AA04 AB01 AD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣竿を構成する竿体を製造する方法であっ
    て、 内周面に径内方向に突出し軸方向に螺旋状に伸びる釣糸
    支持突起を有する管状体を製造する工程と、 前記管状体の内周面の前記釣糸支持突起とこれに隣接す
    る釣糸支持突起との軸方向の谷間にエポキシ系樹脂を塗
    布する工程と、 前記エポキシ樹脂が硬化する前に、前記管状体の内周面
    の前記釣糸支持突起とこれに隣接する釣糸支持突起との
    軸方向の谷間の前記エポキシ樹脂上に撥水塗料を塗布す
    る工程とを含む、竿体の製造方法。
  2. 【請求項2】釣竿を構成する竿体を製造する方法であっ
    て、 内周面に径内方向に突出し軸方向に螺旋状に伸びる釣糸
    支持突起を有する管状体を製造する工程と、 前記管状体の内周面の前記釣糸支持突起とこれに隣接す
    る釣糸支持突起との軸方向の谷間にエポキシ系樹脂と撥
    水塗料とを混入した塗材を塗布する工程とを含む、竿体
    の製造方法。
  3. 【請求項3】前記管状体の内周面に前記エポキシ系樹
    脂,撥水塗料若しくは塗材を塗布する工程は、前記竿体
    を斜めに傾けた状態で前記管状体の内周面の前記釣糸支
    持突起とこれに隣接する釣糸支持突起との軸方向の谷間
    に前記エポキシ系樹脂,撥水塗料若しくは塗材を配置
    し、前記管状体を回転させながら前記谷間内に螺旋状に
    前記エポキシ系樹脂,撥水塗料若しくは塗材を流してゆ
    く工程である、請求項1又は2に記載の竿体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記管状体の内周面に前記エポキシ系樹
    脂,撥水塗料若しくは塗材を塗布する工程は、前記竿体
    を穂先側に斜めに傾けた状態でなされ、前記谷間内にお
    いて穂先側の前記釣糸支持突起の側面に前記エポキシ系
    樹脂,撥水塗料若しくは塗材の溜まりを形成する、請求
    項3に記載の竿体の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002315476A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Shimano Inc 竿体及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002315476A (ja) * 2001-04-20 2002-10-29 Shimano Inc 竿体及びその製造方法

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