JP2003289186A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003289186A
JP2003289186A JP2002055027A JP2002055027A JP2003289186A JP 2003289186 A JP2003289186 A JP 2003289186A JP 2002055027 A JP2002055027 A JP 2002055027A JP 2002055027 A JP2002055027 A JP 2002055027A JP 2003289186 A JP2003289186 A JP 2003289186A
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Japan
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main body
switch
electronic device
elastic
operated
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Application number
JP2002055027A
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English (en)
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Katsuji Kajikawa
勝治 梶川
Tomohiro Yamada
知広 山田
Yoshio Segawa
義雄 瀬川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】弾性部を有し、一部が2色成形によって形成さ
れた操作スイッチを有する電子機器において、操作性を
向上させ、且つ設計の自由度を高める。 【解決手段】外筐部34と弾性部33とが少なくとも弾
性材料を含む複数の異なる材料を用いて多色成形によっ
て形成された外筐体5と、該外筐体が取り付けられる本
体部3を有する筐体2と、該筐体の本体部の内部に配置
された各種の機構の操作を行う操作スイッチとを備え、
外筐体はその一部を本体部から離間した状態で本体部に
取り付け、操作スイッチ23が、本体部に取り付けられ
た外筐体の弾性部を挟んで本体部の反対側に位置し被操
作面31aを有する被操作部31と、弾性部と本体部と
の間に位置するスイッチ本体部30と、弾性部とスイッ
チ本体部との間に位置する連結部32とを有し、被操作
部と連結部とを弾性部の少なくとも一部を挟持した状態
で結合すると共に、連結部をスイッチ本体部に結合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、各種の操作を行う
操作スイッチを有する電子機器に関する。詳しくは、操
作スイッチの操作性の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】記憶再生装置などの電子機器は、操作者
が記憶媒体に記憶された情報の再生の開始、情報の再生
の停止、再生音量の調節等の各種の動作の指示を行う操
作スイッチを有する。このような電子機器における操作
スイッチにおいて、操作者が指などで直接触れて操作を
行う被操作部を、エラストマー等の弾性材料によって、
他の部分と2色成形によって一体に形成したものがあ
る。
【0003】図18は、上記電子機器における操作スイ
ッチの一例aを示すものである。
【0004】操作スイッチaは、回路基板b上に搭載さ
れたスイッチ本体部cと、弾性部dの一部とによって構
成される。
【0005】上記弾性部dは、例えば、エラストマー等
の弾性材料から成り、上記スイッチ本体部cに結合され
操作者によって直接操作される部分である被操作部e
と、該被操作部eの下部の外周部分から外周方向に連続
して形成された薄肉の外周部fとから成る。また、上記
弾性部dの被操作部eの下面にはスイッチ本体部cに被
操作部eを結合させるために、スイッチ本体部cの中央
部に設けられた突出部gが挿入される被挿入孔hが設け
られている。
【0006】従って、操作スイッチaは、上記スイッチ
本体部cと、スイッチ本体部cの突出部gに取り付けら
れる被操作部eとによって構成される。
【0007】また、弾性部dは、接点等を有するスイッ
チ本体部cの防水性を確保するために、2色成形によっ
て外筐部iと一体に形成されている。即ち、弾性部dと
外筐部iとは、弾性部dの外周縁と外筐部iに設けられ
た開口縁jとが連続して形成されることによって一体化
されている。そして、上記弾性部dと外筐部iとによっ
て外筐体kが構成され、該外筐体kは筐体lに取り付け
られる。
【0008】上記回路基板bはその一部が、上記筐体l
と外筐体kとによって挟まれた状態で配置されている。
従って、弾性部dは、スイッチ本体部cの突出部gを被
操作部eが覆うように配置される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記操作ス
イッチaにおいては、弾性部dの被操作部eを所謂アン
ダーカット形状に形成することが不可能であった。即
ち、被操作部eは、操作者が指によって直接操作する部
分である上部の外形を、スイッチ本体部cの突出部gに
結合される部分である下部の外形よりも大きくすること
はできない。これは、弾性部dが外筐部iと2色成形に
よって一体的形成されるものであるので、弾性部dの被
操作部eをアンダーカット形状にすると、型成形時に型
抜きができなくなってしまうからである。
【0010】従って、弾性部dの被操作部eの外形が小
さいため、操作スイッチaの操作性は良好とは言えず、
また、設計の自由度が低かった。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑み、弾性部を有
し、一部が2色成形によって形成された操作スイッチを
有する電子機器において、操作性を向上させると共に、
設計の自由度を高めるようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
【発明の実施の形態】以下に、本発明電子機器の実施の
形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以
下の実施の形態は、本発明電子機器を、カートリッジケ
ース内に直径64mmの光磁気ディスクが収納されて成
るディスクカートリッジを用い、光磁気ディスクに記憶
された情報(音声情報)を読み出して再生を行なうと共
に、光磁気ディスクに情報を書き込んで記憶させる携帯
型の記憶再生装置(オーディオレコーダ)に適用したも
のである。
【0013】電子機器1は、図1に示すように、縦及び
横の寸法に比較して厚みが比較的薄くされた偏平な形状
を為すと共に、一端部(前端部)2aが、他の部分より
も厚みが大きくされた筐体2を有する。そして、筐体2
内には、所要の部材及び機構が配置されている。
【0014】なお、以下の説明において電子機器1の前
後上下左右の方向について記載する時には、図1に矢印
で示す、y方向を前方、y′方向を後方、z方向を上
方、z′方向を下方、x方向を左方、x′方向を右方と
する。従って、電子機器1を異なる角度から見た図及び
その一部の図を用いて説明を行なう場合においても、方
向に関しては図1において規定した電子機器1の方向に
基づいて説明を行なうものとする。
【0015】上記筐体2は、図2に示すように、本体部
3と蓋部4とから成る。上記本体部3の左右には外筐体
5、6が取着される。また、上記本体部3の下部の前端
部分には、押さえ部材7が回動自在に支持されている。
【0016】上記本体部3は、後端部分において蓋部4
が軸支され、この軸支された部分を回動支点として蓋部
4は、図1及び図5に示すように、上方に開いて本体部
3を開放した開放位置と、本体部3を閉塞した閉塞位置
との間で回動するようにされている。また、蓋部4は、
閉塞位置では後述するロック手段によって本体部3を閉
塞した状態で回動が規制され、該ロック手段によるロッ
クが解除されると、図示しない弾発手段の付勢力によっ
て開放位置まで回動するようにされている。更に、蓋部
4の前端部分には、上記押さえ部材7が嵌合する段部4
aが形成され、該段部4aによって蓋部4の前端部分は
他の部分よりも厚みが薄くなっている。
【0017】なお、上記筐体2において、図1乃至図4
に示すように、他の面に比較して面積が大きい面である
上面2b及び下面2dのうちの一方の面である上面2b
は筐体主面として形成されている。
【0018】上記左右の外筐体5及び6はそれぞれ、全
体的に上下に緩やかに湾曲すると共に、後端部から前方
に行くに従って緩やかに左右へ突出する形状に形成され
ている。上記左右の外筐体5、6それぞれの前端部分の
左右への突出量は、左側の外筐体5の方が右側の外筐体
6よりも稍大きくされている。
【0019】また、図3及び図6に示すように、上記筐
体2の下面2dの前端寄りの位置、即ち、本体部3の下
部で前端寄りの位置には電池収納部8が設けられ、該電
池収納部8の開口8aが電池収納部カバー9によって閉
塞される。なお、以下の説明において、上記電池収納部
8の開口8aが電池収納部カバー9によって閉塞された
ときの電池収納部カバー9の位置を「閉蓋位置」と言
う。電池収納部カバー9は、筐体2の下面の形状に合わ
せて前後方向で緩やかに湾曲した形状に形成されてお
り、後端部分が電池収納部8の開口8aの後方において
本体部3に支持され、上記閉蓋位置と、電池収納部8を
開放した位置(以下、「開蓋位置」という。)との間で
回動可能にされている。
【0020】電池収納部カバー9は、図3に示すよう
に、ロック手段10によって電池収納部8の開口8aを
下方から覆った閉蓋位置においてロックされる。電池収
納部カバー9には、その前端の中央から上方に突出され
係合孔を有する係合爪10aが設けられている。本体部
3の前端の下部には、上記係合爪10aと係合する係合
突起10bが設けられている。これら係合爪10a及び
係合突起10bから成るロック手段10による電池収納
部カバー9のロックは、閉蓋位置において係合爪10a
の係合孔に係合突起10bが係合することによって為さ
れる。
【0021】また、図3及び図6に示すように、上記電
池収納部カバー9の前端(自由端)部9aには段部が形
成されて、前端部9aの厚みが他の部分よりも薄く形成
されている。
【0022】更に、図6に示すように、電池収納部8の
開口8aの開口縁に沿って嵌入溝8bが形成され、該嵌
入溝8bには、後述する防水用のパッキンが嵌入され
る。
【0023】上記本体部3に回動自在に支持された押さ
え部材7は、左右方向から見て上下に大きく湾曲すると
共に、図1及び図4に示す閉じた状態では、上方から見
て左右方向における中央部分が緩く前方に湾曲して突出
した形状を為している。
【0024】押さえ部材7は、上記筐体2の蓋部4及び
電池収納部カバー9を、それぞれ本体部3を閉塞した閉
塞位置または電池収納部8の開口8aを覆った閉蓋位置
において、それぞれの回動支点側と反対側である自由端
側を強く押圧して、本体部3及び電池収納部8に押し付
ける部材である。なお、押さえ部材7は、蓋部4及び電
池収納部カバー9の上記自由端側の少なくとも両端部を
押圧する。
【0025】上記押さえ部材7は、アルミニウム等の金
属材料によって外形が変形しないように形成され、図3
及び図5に示すように、下方に大きく回動して開くよう
になっている。
【0026】なお、押さえ部材7は、上記したように本
体部3に回動自在に支持されている。従って、押さえ部
材7の各部の名称及び位置を示す場合には、図1、図2
及び図4に示すように、押さえ部材7が、筐体2を閉じ
た状態において各部の名称及び位置を規定する。また、
電池収納部カバー9の各部の名称及び位置を示す場合に
は、図3に示すように、電池収納部カバー9が電池収納
部8を閉じた状態において各部の名称及び位置を規定す
る。
【0027】押さえ部材7の下部の後端寄りの位置の左
右には、後方に向かって突出したアーム部7a、7a
(図3に一部のみを示す。)が設けられ、該アーム部7
a、7aの先端は本体部3の下部に左右に離間してそれ
ぞれ支持されている。従って、押さえ部材7は、アーム
部7a、7aによって本体部3に回動可能に支持される
ことになる。
【0028】また、図5及び図6に示すように、押さえ
部材7の内面7bの上端部における後端寄りの位置に、
嵌合金具11が取り付けられている。嵌合金具11は、
弾性を有する薄い金属板を加工して形成され、蓋部4の
左右方向における寸法よりも少し小さい左右方向の寸法
を有する。
【0029】上記嵌合金具11は、図5に示すように、
左右に位置し他の部分より幅広に形成された幅広部11
a、11aを有する。嵌合金具11は、図5及び図6に
示すように、上記幅広部11a、11aの一端縁が、そ
れぞれ押さえ部材7の内面7aから離れる方向に僅かに
折り曲げられて、嵌合端11b、11bとして形成され
ている。
【0030】蓋部4の段部4aには、上記嵌合金具11
と略同じ左右方向の寸法を有する被嵌合金具12が取り
付けられている。図5及び図6に示すように、被嵌合金
具12は上記嵌合金具11と同様に、左右両端部にそれ
ぞれ幅広に形成された幅広部12a、12aを有してい
る。上記被嵌合金具12の幅広部12a、12aには、
前後方向における略中央部で略への字状に屈曲されて、
斜め前方に突出された被嵌合部12b、12bを有して
いる。
【0031】更に、押さえ部材7には、内面7bの下部
の後端部分において、左右方向における中央部を除いた
部分に多数の押圧リブ7c、7c、…が設けられてい
る。押圧リブ7c、7c、…は、電池収納部カバー9の
閉蓋位置において、その回動支点側の反対側の端部であ
る前端部9aの左右方向における両端部を押圧して、電
池収納部カバー9を電池収納部8に押し付ける機能を有
する。
【0032】以上のような構成を有する押さえ部材7
は、図1、図2、図4及び図6に示す閉じた状態では、
筐体2にロックされた状態で該筐体2の前端部2aを覆
う。
【0033】即ち、押さえ部材7は、上記蓋部4を閉塞
位置において及び電池収納部カバー9を閉蓋位置におい
て、それぞれの自由端側を強く押圧して、蓋部4を本体
部3に押し付けると共に電池収納部カバー9を電池収納
部8に強く押し付けた状態でロックされる。
【0034】尚、以下、押さえ部材7が蓋部4を閉塞位
置において本体部3に押し付けると共に電池収納部カバ
ー9を閉蓋位置において電池収納部8に押し付けた状態
でロックされたときの、押さえ部材7の上記した位置を
「ロック位置」という。また、図3に示すように、押さ
え部材7が一方の端部まで回動されて開かれ、蓋部4及
び電池収納部カバー9を押圧していない状態にある時の
押さえ部材7の位置を「ロック解除位置」という。
【0035】以下に、押さえ部材7がロック解除位置か
らロック位置まで回動される動作及びロック位置からロ
ック解除位置まで回動される動作について、図7及び図
8を用いて説明する。なお、図7には蓋部4が開放位置
にある状態が示されているが、以下に説明する押さえ部
材7の回動時の動作においては、既に蓋部4は閉塞位置
において後述するロック手段によってロックされた状態
にあるものとする。
【0036】押さえ部材7を、ロック解除位置からロッ
ク位置へと図7に示す矢印Cで示す方向に回動させる
と、被嵌合金具12の被嵌合部12b、12bによって
嵌合金具11の嵌合端11b、11bが斜め上方に撓ま
され、その後、嵌合金具11の嵌合端11b、11bが
被嵌合金具12の被嵌合部12b、12bに弾発的に嵌
合して、押さえ部材7がロック位置においてロックされ
る。
【0037】上記ロック位置において、押さえ部材7
は、図8に示すように、押圧リブ7c、7c、…が電池
収納部カバー9の前端部9aに圧接されることによって
電池収納部9を矢印A方向に強く押し付けて電池収納部
カバー9を閉蓋位置に保持し、同時に、嵌合金具11の
嵌合端11b、11bと蓋部4の被嵌合金具12の被嵌
合部12b、12bとが嵌合することによって、蓋部4
を矢印B方向に強く押し付けて蓋部4を閉塞位置に保持
する。
【0038】上記押さえ部材7のロック位置において、
上記嵌合金具11の嵌合端11b、11bと被嵌合金具
12の被嵌合部12b、12bとの嵌合は、蓋部4の自
由端部側の両端部、即ち、段部4aの左右両端部におい
て行われるため、蓋部4は上記自由端部側の少なくとも
両端部において押さえ部材7によって押圧される。
【0039】ところで、押さえ部材7をロック解除位置
からロック位置まで回動しようとする時に、図7に示す
ように、電池収納部カバー9が開蓋位置にある場合、押
さえ部材7を矢印C方向へ回動させると、押さえ部材7
の内面7bの下部の後端部分が電池収納部カバー9の前
端部9aを押圧し、電池収納部カバー9が押さえ部材7
の回動に伴って矢印E方向へ回動される。そして、押さ
え部材7がロック位置において嵌合金具11と被嵌合金
具12との嵌合によってロックされると共に、電池収納
部カバー9も閉蓋位置においてロック手段10によって
ロックされる。
【0040】また、押さえ部材7をロック位置からロッ
ク解除位置まで回動させる場合には、押さえ部材7に図
7に矢印Dで示す方向に力を加える。押さえ部材7に矢
印Dに示す方向への力を加えると、嵌合金具11の嵌合
端11b、11bと被嵌合金具12の被嵌合部12b、
12bとの嵌合が解除されて、押さえ部材7のロックが
解除され、ロック解除位置まで回動される。
【0041】なお、上記押さえ部材7のロック位置から
ロック解除位置への回動によって、図3及び図5に示す
ように、筐体2の前端部2aが開放され、本体部3の前
面3aと蓋部4の段部4aが現れる。
【0042】本体部3の前面3aには、閉塞位置にある
蓋部4を開放するときに操作される蓋部オープンレバー
13が設けられている。
【0043】蓋部オープンレバー13を操作すると、後
述するロック手段14によるロックが解除され、蓋部4
が本体部3を開放する開放位置に回動される。また、押
さえ部材7が開放されると、電池収納部カバー9を開閉
させることが可能となる。
【0044】蓋部4を閉塞位置に保持するロック手段1
4は、本体部3の内部に設けられている。以下に、ロッ
ク手段14の構成及び動作について説明する。
【0045】上記筐体2の蓋部4を、本体部3を閉塞し
た閉塞位置においてロックするロック手段14は、例え
ば、以下に概略的に示す構成を有する。
【0046】図9乃至図11に示すように、図示しない
回転駆動部、光学ピックアップ等が搭載されたシャーシ
15の前面には、ロックレバー16が左右方向に移動自
在に支持され、該ロックレバー16の上縁からはロック
爪16aが突設されている。そして、上記ロックレバー
16とシャーシ15との間には圧縮コイルバネ17が架
け渡されており、該圧縮コイルバネ17によってロック
レバー16は、図中の矢印F方向に付勢されている。ま
た、上記ロックレバー16の左端部の上縁からは被規制
部16bが後方に向けて突出されており、更に、ロック
レバー16の左端部からはスイッチ押圧片16cが後方
に向かって突設されている。
【0047】また、シャーシ15の前面には上記蓋部オ
ープンレバー13と連結されたオープンレバー18が左
右方向に回動自在に支持され、該オープンレバー18と
ロックレバー16とが引っ張りコイルバネ19によって
連結されている。そして、引張コイルバネ19による付
勢力は、上記圧縮コイルバネ17による伸長力よりも強
くされている。従って、上記蓋部オープンレバー13に
図10に示す矢印G方向への力が付与されていない時に
は、圧縮コイルバネ17の付勢力によって、オープンレ
バー18及び蓋部オープンレバー13は移動範囲におけ
る左端に位置している。なお、筐体2の蓋部4の前端部
の内面には上記ロックレバー16のロック爪16aと係
合する係合部材4bが設けられている。
【0048】筐体2の蓋部4を、図5に示す開放位置か
ら下方に回動させると、蓋部4の前端に設けられた係合
部材4bとロック爪16aとが当接して、ロック爪16
aを左方に押圧し、ロックレバー16が圧縮コイルバネ
17を圧縮しながら矢印G方向に移動する。そして、更
に蓋部4を下方に回動させ続けると、上記係合部材4b
とロック爪16aとの当接によってロックレバー16が
圧縮コイルバネ17の付勢力によって矢印F方向に移動
し、ロック爪16aが蓋部4の係合部材4bと係合し
て、蓋部4が図1及び図2に示す閉塞位置においてロッ
クされる。
【0049】また、蓋部4の閉塞位置におけるロックを
解除する場合は、蓋部オープンレバー13を右方に移動
させると、オープンレバー18及び引張コイルバネ19
を介してロックレバー16が矢印G方向に移動され、ロ
ック爪16aと蓋部4の係合部材4bとの係合が外れ、
蓋部4は図示しない弾発手段の付勢力によって開放位置
まで回動される。この時、引張コイルバネ19の付勢力
は圧縮コイルバネ17の付勢力よりも強くされているの
で、引張コイルバネ19は伸長せず、圧縮コイルバネ1
7が圧縮されてロックレバー16が矢印G方向に移動す
る。なお、蓋部オープンレバー13に加えていた力を除
けば、オープンレバー18及び蓋部オープンレバー13
は、圧縮コイルバネ17の付勢力によって矢印F方向に
戻る。
【0050】ところで、記憶媒体に光磁気ディスクを使
用する電子機器1においては、光磁気ディスクへの情報
の記憶中は、蓋部4を開放することができないようにさ
れている。上記ロック手段14には、光磁気ディスクへ
の情報の記憶中において筐体2の蓋部4を開放すること
ができないようにするため、制御レバー20が設けられ
ている。
【0051】上記制御レバー20は、図10に示すよう
に、シャーシ15の左側面に沿って前後方向に移動自在
に支持され、前端寄りの下縁にラック20aが形成され
ると共に、前端部に規制部20bが設けられている。ま
た、制御レバー20は、図示しない駆動モータによって
駆動されるピニオン21と噛合している。
【0052】光磁気ディスクへの情報の記憶が開始され
ると、光学ピックアップの記憶位置への移動等の各種動
作に連動して、上記図示しない駆動モータによってピニ
オンが回転され、該ピニオン21がラック20aを駆動
して、制御レバー20が前方(図11における矢印H方
向)に移動される。制御レバー20が前方に移動する
と、図10に示すように、規制部20bがロックレバー
16の被規制部16bの直ぐ左側に位置し、筐体2の蓋
部4の閉塞位置におけるロックを解除して、開放位置に
回動させることができない状態になる。
【0053】即ち、光磁気ディスクへの情報の記憶中に
おいて、蓋部オープンレバー13を操作すると、オープ
ンレバー18及び引張コイルバネ19を介してロックレ
バー16は左方に引っ張られるが、制御レバー20の規
制部20bがロックレバー16の直ぐ左側に位置してい
るために、被規制部16bが規制部20bに当接してロ
ックレバー16が左方に移動することができず、ロック
爪16aと筐体2の蓋部4の係合部材4bとの係合が解
除されないため、蓋部4は閉塞位置においてロックされ
たままの状態に保持されることになる。
【0054】ところで、光磁気ディスクへの情報の記憶
動作が中断されてTOC情報が書き込まれないと、記憶
した情報を読み出して再生することができなくなってし
まうため、この不具合を回避する必要がある。
【0055】上記のように動作する蓋体4のロック手段
14と制御レバー20とによって、回動規制手段22が
構成される。回動規制手段22は、光磁気ディスクへの
情報の記憶動作が中断されてTOC情報が書き込まれな
いと、記憶した情報を読み出して再生することができな
くなってしまうという事態を回避するために設けられた
ものである。従って、回動規制手段22によって、記録
用磁気ヘッド及び光学ピックアップから成る記憶再生手
段によって記憶媒体に対する記憶動作が行われている時
に、押さえ部材7による筐体2の蓋部4に対する押圧が
解除されても、蓋部4の回動が規制され閉塞位置に保持
される。そして、回動規制手段22は、光磁気ディスク
へのTOC情報の書き込みが終了すると、規制レバー2
0によるロックレバー16に対する移動の規制が解除さ
れるので、蓋部オープンレバー13を操作して蓋部4の
係合部材4bとロックレバー16のロック爪16aとの
係合を解除して、蓋部4を開放することが可能となる。
【0056】従って、光磁気ディスクへの情報の記憶中
において、例え、蓋部オープンレバー13が操作されて
も、上記回動規制手段22によって蓋部4の回動が規制
されるため、蓋部4は開放されることがく、情報の記憶
動作が中断されてTOC情報が書き込まれないことによ
って生じる、記憶した情報を読み出して再生することが
できなくなってしまうという事態を回避することができ
る。
【0057】そして、上記蓋部オープンレバー13を操
作すると、本体部筐体3の蓋部4のロック状態が解除さ
れ、図示しないバネ等の付勢力によって蓋部4が後端部
分を回動支点として、図1に二点鎖線で示すように、上
方に開き、後述するディスクカートリッジ100を着脱
することができるようになる。また、この蓋部4を開い
た状態から閉じると、ロックが掛かって蓋部4は閉じた
状態のまま保持される。
【0058】筐体2の左側面図2cの前端部には、電子
機器1を使用するに当たって、最も使用頻度が高い動作
を指示する機能が割り当てられた操作ボタンを1つに集
約して成る操作スイッチ23が配設され、また、上記筐
体2の左側面2c及び上面2bには、電子機器1を使用
するに当たって比較的使用頻度が低い動作を指示する機
能が割り当てられた複数の操作ボタン24、24、...
と、各種情報を表示する表示部25が配設されている。
【0059】なお、上記操作ボタン24、24、...の
うち、筐体2の左側面2cの操作スイッチ23より後方
の位置に配置された操作ボタン24aには、光磁気ディ
スク100bに記憶された情報の再生の一時停止を指示
する機能が割り当てられている。この情報の再生の一時
停止を指示する機能は、本来、電子機器において情報の
記憶中に情報の記憶の一時停止を指示する機能を含む動
作の一時停止を指示する機能の一部であり、情報の記憶
の一時停止を指示する機能の方が使用頻度が高く、情報
の再生の一時停止を指示する機能は使用頻度が極めて低
いものである。従って、再生専用装置の場合において
は、光磁気ディスクに記憶された情報の再生の一時停止
を指示する機能が割り当てられた操作ボタン24aは、
省略することも可能である。
【0060】また、筐体2の右側面には、図2に示すよ
うに、音声出力端子26a、音声入力端子26b、US
B(Universal Serial Bus)端子27等が設けられてい
る。
【0061】なお、前述のように、電子機器1は筐体2
内部に水が侵入しないようにするため、筐体2の本体部
3と蓋部4との間及び電池収納部8の開口縁には、図5
及び図6に示すように、それぞれパッキン28及び29
が介挿され、蓋部オープンレバー13には防水カバー1
3aが装着され、音声出力端子26a、音声入力端子2
6b及びUSB端子27には図示しない着脱自在の防水
カバーが装着される。
【0062】以下に、電子機器1の内部構成を図12に
示すブロック図を用いて簡単に説明する。
【0063】即ち、電子機器1は、前述のように、ディ
スクカートリッジ100を使用するものであり、該ディ
スクカートリッジ100はカートリッジケース100a
内に直径64mmの光磁気ディスク100bが収納され
て成る。
【0064】上記ディスクカートリッジ100が電子機
器1の内部に挿入されると、カートリッジケース100
a内に収納された光磁気ディスク100bは、光磁気デ
ィスク100bの下方に位置する図示しないディスクテ
ーブルに装着され、図示しないディスクテーブルの回転
軸に直結されたスピンドルモータ101によって、ディ
スクテーブルと一体に回転される。また、カートリッジ
ケース100aにはシャッターが設けられており、ディ
スクカートリッジ100が電子機器1の内部に挿入され
ると上記シャッターが開かれ、光磁気ディスク100b
の上方に記憶再生手段の一方である記憶用磁気ヘッド1
02が対向し定置するようになり、同時に、光磁気ディ
スク100bの下方に記憶再生手段の他方である光学ピ
ックアップ103が対向して位置するようになる。
【0065】上記スピンドルモータ101の回転は、サ
ーボ制御回路104によって制御される。上記光学ピッ
クアップ103は、送りモータ105によって光磁気デ
ィスク100bの半径方向に移動されると共に、上記サ
ーボ制御回路104によってフォーカス制御及びトラッ
キング制御が為される。
【0066】制御手段であるシステムコントローラ10
6は、電子機器1全体の各種動作を制御するものであ
り、該システムコントローラ106には、操作部107
から使用者による動作の指示が入力される。なお、上記
操作部107は、前記操作スイッチ23及び操作ボタン
24、24、...によって構成されるものである。
【0067】また、上記筐体2の上面2bに設けられた
表示部25には、光磁気ディスク100bに記憶された
情報を再生している時には、再生中の曲の演奏時間、光
磁気ディスク100bに記憶されている全曲の総演奏時
間、未再生の曲の演奏時間、再生中の曲のトラックナン
バー等の情報が表示される。
【0068】情報の再生中においては、ディスクカート
リッジ100の光磁気ディスク100bに圧縮されて記
憶された記憶信号が光学ピックアップ103によってク
ラスタ単位で読み出される。光学ピックアップ103に
よって読み出された光磁気ディスク100bの記憶信号
は、この記憶信号がRFアンプ108を介して、EFM
(Error Frequency Modulation)&CIRC(Cross Inter
leave Reed Solomon Code)用エンコーダ/デコーダ10
9に供給される。この時、光学ピックアップ103は、
光磁気ディスク100bの記憶信号であるディジタルデ
ータを1.4Mビット/秒の転送レートで読み取る。
【0069】そして、圧縮された状態で記憶されている
光磁気ディスク100bの記憶信号は、EFM&CIR
C用エンコーダ/デコーダ109でEFM復調され、エ
ラー訂正処理される。このEFM&CIRC用エンコー
ダ/デコーダ109からの出力信号は、メモリコントロ
ーラ110を介してDRAM(Dynamic Random-Access
Memory)111に一時的に記憶される。DRAM111
は、光磁気ディスク100bの1クラスタ以上のデータ
容量(1Mbit)を有している。DRAM111からの出
力信号は、メモリコントローラ110を介して音声圧縮
エンコーダ/デコーダ112に供給され、音声圧縮エン
コーダ/デコーダ112によって伸長される。
【0070】ところで、電子機器1においては、上記音
声圧縮エンコーダ/デコーダ112に、300Kbit/sec
で信号が供給されれば、音声圧縮エンコーダ/デコーダ
112は圧縮された情報を伸長し途切れのない音声を再
生することが可能である。
【0071】これに対して光学ピックアップ103は、
光磁気ディスク100b上に記憶されたディジタル信号
を1.4Mbit/secで読み取っている。従って、1Mbitの
DRAM111には約0.9秒で信号データが一杯にな
ることになる。
【0072】振動等により光磁気ディスク100b上の
ディジタル信号が読み取れなくなった場合、DRAM1
11から300Kbit/secで信号データが供給されれば、
音声圧縮エンコーダ/デコーダ112は約3秒間、DR
AM111に蓄えられている信号データのみにより再生
信号を出力し続けることができる。従って、上記約3秒
の間に光学ピックアップ103を元の位置に再アクセス
させ、当該部分の信号読み取りを再度行なうことで、所
謂音飛びの発生を防止することが可能になる。
【0073】音声圧縮エンコーダ/デコーダ112で伸
長された信号は、D/Aコンバータ113に供給されて
ディジタル信号からアナログ信号に戻され、このアナロ
グ信号が前記音声出力端子26aから音声信号として出
力される。また、音声圧縮エンコーダ/デコーダ112
で伸長された信号は、USB端子12からD/Aコンバ
ータ113を介さないでディジタル信号のまま出力され
る。
【0074】また、光ディスク100bへの情報の記憶
時においては、音声入力端子26bから入力された音声
信号は、A/Dコンバータ114に供給されてアナログ
信号からディジタル信号に変換されて、音声圧縮エンコ
ーダ/デコーダ112に供給される。また、USB端子
12から入力されたディジタル音声信号は、A/Dコン
バータ114を介さずに、直接、音声圧縮エンコーダ/
デコーダ112に供給される。
【0075】音声圧縮エンコーダ/デコーダ112に供
給されたディジタル音声信号は、約1/5に圧縮され
る。なお、ディジタル音声信号の圧縮技術としては、例
えば、変形DCT(Modified Discreate Cosine Transf
orm)が用いられる。
【0076】音声圧縮エンコーダ/デコーダ112で圧
縮された信号は、メモリコントローラ110を介してD
RAM111に一時的に記憶される。DRAM111か
らの出力信号は、EFM&CIRC用エンコーダ/デコ
ーダ109に供給される。
【0077】EFM&CIRC用エンコーダ/デコーダ
109は、DRAM111から供給された信号のエラー
訂正処理を行い、エラー訂正符号化された信号をEFM
(8−14変調)する。また、エラー訂正符号として
は、CIRCが用いられる。
【0078】上記のようにしてEFM&CIRC用エン
コーダ/デコーダ109で形成された記憶信号は、ヘッ
ド駆動回路115を介して記憶用磁気ヘッド102に供
給される。これにより、記憶信号で変調された磁界が光
磁気ディスク100bに印加されると共に光学ピックア
ップ103からのレーザ光が光磁気ディスク100bに
照射され、光磁気ディスク100bに情報が記憶され
る。なお、光磁気ディスク100bへの情報の記憶は、
クラスタ単位で行われる。
【0079】また、情報の記憶時における光磁気ディス
ク100b上の位置は、光磁気ディスク100bのトラ
ックに沿って設けられたグルーブにウォブル記憶されて
いるアドレスデータにより指定される。上記グルーブに
ウォブル記憶されているアドレスデータは、アドレスデ
コーダ116によって検出される。このアドレスデコー
ダ116によって検出されたアドレスがEFM&CIR
C用エンコーダ/デコーダ109に供給される。
【0080】更に、光磁気ディスク100bの最内周の
位置には、TOC(Table of Contents)エリアが設け
られている。上記TOCエリアには、光磁気ディスク1
00b上のどこにどのような情報が記憶されているかの
情報が記憶されている。
【0081】上記操作部107の一部である操作スイッ
チ23は、それぞれ単一の接点を有する5つのスイッチ
を複合して一体化した、所謂十字スイッチであり、第1
の揺動操作と第2の揺動操作とが可能とされ、これら第
1の揺動操作の方向及び第2の揺動操作の方向に直交す
る方向に押圧操作することも可能とされている。なお、
電子機器1では、操作スイッチ23の第1の揺動操作の
方向は前後方向となり、第2の揺動操作の方向は上下方
向となり、第1の揺動操作の方向及び第2の揺動操作の
方向に直交する押圧操作を行なう方向(筐体2の左側面
に対する法線方向)は右方向となる。
【0082】従って、操作スイッチ23は、これら第1
の揺動操作、第2の揺動操作及び押圧操作を行なうこと
によって、電子機器1を使用するに当たって最も使用頻
度が高い機能を選択することを可能にし、その機能の選
択に伴う動作を指示する信号をシステムコントローラ1
06に入力して、電子機器1に適宜な動作を行なわせる
ものである。電子機器1において、上記使用頻度が高い
機能とは、光磁気ディスク100bに記憶された情報の
再生を開始する機能、該情報の再生または情報の記憶を
停止させる機能、光ディスク100bへの情報の記憶を
開始する機能、光磁気ディスク100b上の再生トラッ
クを選択して変更する機能、早送り再生する機能、早戻
し再生する機能及び再生ボリュームを調節する機能であ
る。
【0083】なお、上記操作スイッチ23は、所謂十字
スイッチであって、第1の揺動操作における前端及び後
端で2つ、第2の揺動操作における上端及び下端で2つ
及び押圧操作によって1つの合計5つの独立した接点を
個別に閉じることができるようにしたものである。従っ
て、操作スイッチとしては、異なる方向への操作によっ
て5つの独立した接点を個別に閉じることができる構造
を有するものであれば、その構造は特に限定されるもの
ではない。
【0084】操作スイッチ23は、図13及び図14に
示すように、スイッチ本体部30と、被操作部31と、
連結部32と、本体部3の左側面に取り付けられた外筐
体5の一部である弾性部33の一部とによって構成され
る。なお、上記外筐体5は弾性部33と外筐部34とに
よって構成され、詳しくは後述するが、両者が2色成形
によって一体に形成されている。
【0085】上記スイッチ本体部30は外筐体5の弾性
部33と本体部3との間に位置し、連結部32は外筐体
5の弾性部33とスイッチ本体部31との間に位置し、
被操作部31は本体部3に取り付けられた外筐体5の弾
性部33を挟んで本体部3の反対側に位置する。
【0086】上記外筐体5が取り付けられる本体部3の
左側面3bには、突部3cが形成されると共に、該突部
3cの前部に前後に離間して設けられた係合突部3d、
3dが左方に突出形成されている。なお、上記本体部3
の突部3cの後部の左右には、外筐体5を本体部3に取
り付ける際に、外筐体5の図示しない係合部と係合する
係合切欠3e、3eが形成されている。
【0087】上記外筐体5の弾性部33は、エラストマ
ー等の弾性材料によって形成され、図13及び図14に
示すように、中央に左方に突出するように形成された被
挟持部33aと、該被挟持部33aの外周縁から外周方
向に連続して形成された外周部33bとから成る。
【0088】上記外筐体5の外筐部34は樹脂材料によ
って形成され、該外筐部34には、最も左方に突出した
前端部分に開口35が形成されている。外筐部34は、
略筒状に形成された周壁部35aと該周壁部35aの周
面の左右方向における中央部から外方へ突出して形成さ
れた突出縁35bとを有し、両者は開口35内に位置さ
れている。突出縁35bには、前後に離間して係合孔3
4a、34aが形成されている。
【0089】上記2色成形によって形成された外筐体5
は、上記弾性部33の外周部33bの外縁と外筐部34
の周壁部35aの左縁とが連続して形成されている。
【0090】スイッチ本体部30は、板状の基部30a
と、該基部30aの中央から左方に突出した四角柱状の
突出部30bとを有し、基部30aが半田付け等によっ
て回路基板36に固定されている。上記回路基板36
は、上記本体部3の係合突部3d、3dの位置に合わせ
て形成された挿通孔36a、36aを有する。そして、
回路基板36は、上記挿通孔36a、36aに本体部3
の係合突部3d、3dが挿通されて、本体部3の突部3
c上に取り付けられる。なお、本体部3の突部3c上に
は、回路基板36の周囲を囲むように防水用のパッキン
37が取り付けられている(図13参照)。
【0091】被操作部31は上記外筐体5の弾性部33
よりも硬質の材料によって形成され、図13乃至図15
に示すように、左方から見て略楕円形状を為すと共に左
方から右方に向かって徐々に外径が小さくなるように形
成されている。また、被操作部31の左側面が被操作面
31aとして形成され、該被操作面31aに突起31b
が形成されている。被操作部31右側面である連結面3
1cには、図14に一部を示すように、螺穴31及び係
合穴31e、31e、…が形成されている。
【0092】連結部32は、図13及び図14に示すよ
うに、外形が円柱状の主部32aと該主部32aから左
方に向かって突出された係合突起32b、32b、…と
を有し、上記主部32aの係合突起32b、32b、…
が突出した側と反対側(右方側)には、スイッチ本体部
30の突出部30bが内嵌される嵌合穴32cが形成さ
れている。
【0093】而して、外筐体5の弾性部材33の被挟持
部33aを左右から被操作部31と連結部32とによっ
て挟持し、連結部32及び被挟持部33aを順に挿通し
たビス38を被操作部31の螺穴31dに螺合する。こ
れにより被操作部31と連結部32とが弾性部33の被
挟持部33aを間に挟んだ状態で連結されて外筐体5に
取り付けられる。この時、被挟持部33aの挿通孔を挿
通された連結部32の係合突起32b、32b、…が、
被操作部31の係合穴31e、31e、…に挿入されて
係合することによって、被操作部31の連結部32に対
する位置決めが為される。そして、操作スイッチ23の
被操作部31が外筐体5から左方に突出される。
【0094】操作スイッチ23の被操作部31と連結部
32とが弾性部33の被挟持部33aを挟持した状態で
取り付けられた外筐体5は、本体部3の係合切欠3eに
図示しない係合部を係合した状態で、ビス等によって固
定される。スイッチ本体部30が取り付けられた回路基
板36は、本体部3の左側面3bに取り付けられ、外筐
部34の係合孔34a、34aに本体部3の係合突部3
d、3dが挿入される。この時、操作スイッチ23の連
結部32の嵌合穴32cに、回路基板36上に取り付け
られたスイッチ本体部30の突出部30bが挿入され、
連結部32を介してスイッチ本体部30と被操作部21
とが連結される。
【0095】スイッチ本体部30は外筐体5の弾性部3
3によって防水され、回路基板36はその周囲に配置さ
れたパッキン37によって防水される。
【0096】外筐体5の弾性部33は、被操作部31の
揺動操作及び押圧操作に伴って撓み、被操作部31に対
する操作が解除されると、被操作部31及び連結部32
が弾性部33の弾性力によって操作前の状態に戻る。
【0097】また、外筐体5の外筐部34の開口35の
開口縁と周壁部35aとの間には、飾り板39が取り付
けられている。上記飾り板39は、略リング状を為し外
周部から内周部に向かって僅かに湾曲し、外周部から内
周部に行くに従って右方に変位する形状に形成されてい
る。
【0098】上記飾り板39の表面には、操作スイッチ
23の第1の揺動操作及び第2の揺動操作に割り当てら
れる機能が図案化されて表示されている。また、被操作
部31の左面には、操作スイッチ23の押圧操作に割り
当てられた機能が図案化されて表示されている。
【0099】以上のような構成を有する操作スイッチ2
3は第1の揺動操作、第2の揺動操作及び押圧操作によ
って、被操作部31を、前方または後方へ揺動、上方ま
たは下方へ揺動、または、右方へ押圧すると、スイッチ
本体部30の図示しない5つの接点のうち、それぞれ特
定の接点が連結部32によって押圧されて閉じ、当該操
作に基づいた指令信号がシステムコントローラ106に
入力され、システムコントローラ106において信号入
力時点での電子機器1の動作状態(情報の再生中または
記録中であるか否か)が判別されて、入力された指令信
号に対応した部分へ向けた駆動信号が送出される。
【0100】以下に、操作スイッチ23の各操作に割り
当てられた機能について説明する。操作スイッチ23の
第1の揺動操作、第2の揺動操作及びこれらの方向に直
交する方向への押圧操作という5方向の操作に割り当て
られている機能には、システムコントローラ106によ
って、同一の操作に対して電子機器1が情報を再生中か
情報の再生を停止中かで異なる機能が割り当てられてい
る。
【0101】即ち、電子機器1が情報の再生の停止中で
ある時には、システムコントローラ106によって、操
作スイッチ23の各操作における第1の揺動操作のうち
前方への揺動操作にのみ機能が割り当てられる。即ち、
被操作部31を前方へ揺動させた時に情報の再生が開始
される。従って、操作スイッチ23の第1の揺動操作に
よって被操作部31を後方へ揺動させても、第2の揺動
操作によって被操作部31を上方または下方へ揺動させ
ても、更に、押圧操作によって被操作部31を右方へ押
圧しても、これらの操作には機能が何も割り当てられて
いないため、システムコントローラ106からは動作の
指示が出されず、電子機器1は何の動作も行なわない。
【0102】電子機器1が情報の再生中である時には、
システムコントローラ106によって、操作スイッチ2
3の第1の揺動操作、第2の揺動操作及び押圧操作の全
てに対して、それぞれ異なる機能が割り当てられてい
る。
【0103】即ち、操作スイッチ23の第1の揺動操作
には、再生する情報が記憶されたトラックを選択して切
り替える機能(トラックチェンジ)が割り当てられ、第
2の揺動操作には、再生ボリュームを調整する機能が割
り当てられ、押圧操作には、情報の再生を停止させる機
能が割り当てられている。
【0104】従って、被操作部31を前方に揺動させる
と、光磁気ディスク100b上の再生トラックを一つ先
のトラックに切り替えるトラックチェンジが行われる。
また、被操作部31を後方に揺動させると、光磁気ディ
スク100b上の再生トラックを一つ手前のトラックに
切り替えるトラックチェンジが行われる。そして、被操
作部31を上方に揺動させると、再生ボリュームが大き
くなり、被操作部31を下方に揺動させると、再生ボリ
ュームが小さくなる。更に、被操作部31を右方へ押圧
すると、電子機器1の各部の動作が停止され、情報の再
生が停止されることになる。
【0105】また、電子機器1が情報の再生中である時
には、システムコントローラ106によって、操作スイ
ッチ23の第1の揺動操作に上記トラックチェンジを行
なう機能に加えて、情報の早送り再生機能(Cue:キュ
ー)と情報の早戻し再生機能(Review:レビュー)とが
併せて割り当てられている。これら操作スイッチ23の
第1の揺動操作に割り当てられた4つの機能は、被操作
部31を前後方向に揺動させて対応する接点を一時的に
閉じるか、または、被操作部31を前後方向に揺動させ
たまま保持して接点を閉じたままにするかによって区別
される。
【0106】即ち、操作スイッチ23の第1の揺動操作
によって、被操作部31を前後方向に揺動させて対応す
る接点を一時的に閉じる動作には、上記のようにトラッ
クチェンジを行なう機能が割り当てられているが、被操
作部31を前後方向に揺動させたまま保持し続けて接点
を閉じたままにする動作には、被操作部31を揺動させ
たまま保持し続けることによって接点が閉じている間だ
け情報を早送り再生または早戻し再生する機能が割り当
てられている。
【0107】従って、被操作部31を前方に揺動させた
状態を保持し続けると、被操作部31を保持している間
は情報が早送りされながら再生され、また、被操作部3
1を後方に揺動させた状態を保持し続けると、被操作部
31を保持している間は情報が早戻しされながら再生さ
れる。
【0108】なお、情報の再生中である時には、操作ス
イッチ23の第1の揺動操作及び第2の揺動操作に伴う
被操作部31の各方向への揺動を終えた時には、再び、
情報の再生を開始するようにされている。
【0109】上記したように、システムコントローラ1
06は電子機器1の動作状態を考慮して、情報の再生の
停止中において操作スイッチ23に第1の揺動操作のう
ち前方への揺動操作を行なった時には情報の再生を指示
し、情報の再生中において操作スイッチに第1の揺動操
作を行った時にはトラックチェンジを指示し、更に、操
作スイッチ23に第1の揺動操作を行った状態を保持し
続けた時にはその間だけ情報の早送り再生または早戻し
再生を指示するので、同じように操作スイッチ23に第
1の揺動操作を行った場合でも、電子機器の状態に合わ
せた的確な機能を選択して指示することが可能になる。
【0110】以上に記載したような構成を有する電子機
器1は、図16及び図17に示すような状態で使用され
る。電子機器1は、例えば、ジョギング中や歩行中に使
用することを想定し、その場合の各種操作を行なう操作
部の使い勝手を向上させたものである。
【0111】ところで、電子機器1は筐体2の一端部
(前端部)2aが他の部分よりも厚みが大きくされ、最
も使用頻度が高い機能を集中的に操作することができる
操作スイッチ23が筐体の左側面2cの上記前端部2a
側に配置されている。
【0112】これは、図16に示すように、使用者が左
手で筐体2を把持した時に、前端部2aの厚みを大きく
することによって指の掛かりを良くして手のひらと指と
で把持し易くすると共に、その状態で親指による操作ス
イッチ23を用いた各種操作を容易にする為である。ま
た、電子機器1には、図17に示すように、筐体2の下
面2d側にストラップ40が取着される。
【0113】電子機器1を、例えば、ジョギング中や歩
行中に使用する場合には、左手の親指を除く4本の指を
ストラップ40内に挿入し、その後図16に示すように
筐体2の前端部2aに沿って指を折り曲げ、親指を除く
4本の指と手のひらで筐体2を把持すると、自然に親指
が操作スイッチ23に届くようになる。この時、電子機
器1は、ストラップ40に親指を除く4本の指を挿入す
ることによって、該4本の指で重量を支えるため、例
え、指を開いた場合でも脱落することがなく、親指を除
く4本の指と手のひらで筐体2を把持する力も殆ど必要
とされない。
【0114】以上に記載したように電子機器1は第1の
揺動操作、第2の揺動操作及び押圧操作が可能な操作ス
イッチ23を用いることによって、指一本で光磁気ディ
スク100bに記憶された情報の再生を開始する機能、
該情報の再生を停止させる機能、光磁気ディスク100
b上の再生トラックを別のトラックに切り替えるトラッ
クチェンジの機能、早送り再生する機能、早戻し再生す
る機能及び再生ボリュームを調節する機能を選択して指
示することを可能にしたものである。そして、第1の摺
動操作、第2の摺動操作及び押圧操作に割り当てられた
上記各機能は、使用頻度を考慮して割り当てられたもの
なので、電子機器1の操作性を向上させ、また、操作ス
イッチの操作も容易で、分かり易くすることが可能にな
った。
【0115】なお、上記した実施の形態において示した
各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施す
るに当たって行なう具体化のほんの一例を示したものに
過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されることがあってはならないものである。
【0116】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明電子機器は、外筐部と弾性部とが少なくとも
弾性材料を含む複数の異なる材料を用いて多色成形によ
って形成された外筐体と、該外筐体が取り付けられる本
体部を有する筐体と、該筐体の本体部の内部に配置され
た各種の機構の操作を行う操作スイッチとを備えた電子
機器であって、外筐体はその一部を本体部から離間した
状態で本体部に取り付け、外筐体の弾性部を弾性材料に
よって形成し、操作スイッチが、本体部に取り付けられ
た外筐体の弾性部を挟んで本体部の反対側に位置し被操
作面を有する被操作部と、弾性部と本体部との間に位置
するスイッチ本体部と、弾性部とスイッチ本体部との間
に位置する連結部とを有し、被操作部と連結部とを弾性
部の少なくとも一部を挟持した状態で結合すると共に、
連結部をスイッチ本体部に結合することによって被操作
部をスイッチ本体部に連結するようにしたことを特徴と
する。
【0117】従って、本発明電子機器は、操作スイッチ
の被操作部の外形を自由な大きさにすることが可能にな
って、被操作面の面積を大きくすることができるため、
操作スイッチの操作性が向上すると共に、操作スイッチ
の設計の自由度を高めることができる。
【0118】請求項2に記載した発明にあっては、被操
作部の被操作面の外形を、被操作部と連結部とによって
挟持された部分である弾性部の被挟持部の外形よりも大
きくしたので、操作スイッチの操作性を向上させること
ができる。
【0119】請求項3に記載した発明にあっては、本体
部の外筐体が取り付けられる面の一部に回路基板を取り
付け、操作スイッチのスイッチ本体部を回路基板に取り
付け、本体部の外筐体が取り付けられる面に係合突部を
設け、外筐体に本体部の係合突部に係合する係合孔を形
成し、回路基板に本体部の係合突部が挿通される挿通孔
を形成し、本体部の係合突部が挿通孔に挿通されると共
に係合突部が係合孔に係合されることによって回路基板
と外筐体とが本体部に取り付けられる時に、操作スイッ
チの連結部がスイッチ本体部に結合されるようにしたの
で、最初に被操作部と連結部を弾性部に組み付けた外筐
体を本体部に取り付けるだけで、操作スイッチを動作可
能な状態に組み立てることができるので、操作スイッチ
の組み立てを容易に行うことができる。
【0120】請求項4に記載した発明にあっては、筐体
を偏平に形成し、操作スイッチを筐体の他の面に比較し
て面積が大きい面である2つの面のうちの一方の面であ
る主面と交わる面の一方の端部に設け、操作スイッチを
主面と交わる面の長手方向への第1の揺動操作と、第1
の揺動操作の方向と直交し且つ主面と交わる面と平行な
方向への第2の揺動操作とを可能にしたので、第1の揺
動操作及び第2の揺動操作が可能な操作スイッチによっ
て、使用頻度の高い複数の機能をを容易に選択して指示
することが可能となり、操作スイッチの操作性を向上さ
せることができると共に、操作スイッチの操作も直感的
で分かり易くすることができる。
【0121】請求項5に記載した発明にあっては、操作
スイッチの被操作部を、外筐体の弾性部よりも硬質の材
料によって形成したので、操作スイッチの操作感を向上
させることができる。
【0122】請求項6に記載した発明にあっては、上操
作スイッチの被操作部の被操作面に突起を形成したの
で、突起に指などを引っ掛けることによって、操作スイ
ッチを操作し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図17と共に、本発明電子機器の実施
の形態を示すものであり、本図は、電子機器を斜め前方
から見た状態を示す斜視図である。
【図2】電子機器を斜め後方から見た状態を示す斜視図
である。
【図3】押さえ部材を開いた状態の電子機器を下方から
見た状態を示す斜視図である。
【図4】押さえ部材を閉じた状態の電子機器を下方から
見た状態を示す斜視図である。
【図5】筐体の蓋部を開放位置にすると共に、押さえ部
材をを開いた状態の電子機器を示す斜視図である。
【図6】押さえ部材が筐体の蓋部及び電池収納部カバー
を共に押圧している状態を示す拡大縦断面図である。
【図7】押さえ部材を開くと共に、蓋部を開放位置にし
て本体内部を開放し、電池収納部カバーを開蓋位置して
電池収納部を開放した状態を示す縦断面図である。
【図8】蓋部を閉塞位置にして本体内部を閉塞し、電池
収納部カバーを閉蓋位置して電池収納部を覆った状態の
時に、押さえ部材を閉じてロックした状態を示す縦断面
図である。
【図9】蓋部のロック手段の拡大分解斜視図である。
【図10】蓋部のロック手段及び回動規制手段の一部を
示す縦断面図である。
【図11】蓋部のロック手段に対する回動規制手段の動
作を示す縦断面図である。
【図12】電子機器の回路構成を概略的に示すブロック
図である。
【図13】本体部と外筐体、操作スイッチとの関係を示
す分解斜視図である。
【図14】本体部と外筐体、操作スイッチとの関係を示
す縦断面図である。
【図15】電子機器の操作スイッチが配置された部分を
拡大して示す斜視図である。
【図16】電子機器を左手で保持して使用する時の状態
を示す図である。
【図17】電子機器をより確実に保持するために、スト
ラップを装着した時の使用状態を示す図である。
【図18】従来の操作スイッチの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…電子機器、2…筐体、3…本体部、4…蓋部、5…
外筐体、7…押さえ部材、9…電池収納部カバー、10
…ロック手段、14…ロック手段、22…回動規制手
段、23…操作スイッチ、30…スイッチ本体部、31
…被操作部、32…連結部、33…弾性部、34…外筐
部、100b…記憶媒体、102…記憶再生手段、10
3…記憶再生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬川 義雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4E353 AA02 AA24 BB02 BB03 DD05 DD08 DD14 DR13 GG06 GG24 4E360 AB42 BA04 BB02 BB12 BB22 BC06 BC08 BD02 EC14 EE02 FA12 FA16 GB13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筐部と弾性部とが少なくとも弾性材料
    を含む複数の異なる材料を用いて多色成形によって形成
    された外筐体と、該外筐体が取り付けられる本体部を有
    する筐体と、該筐体の本体部の内部に配置された各種の
    機構の操作を行う操作スイッチとを備えた電子機器であ
    って、 上記外筐体はその一部が本体部から離間した状態で本体
    部に取り付けられ、 上記外筐体の弾性部は弾性材料によって形成され、 上記操作スイッチは、本体部に取り付けられた外筐体の
    弾性部を挟んで本体部の反対側に位置し被操作面を有す
    る被操作部と、上記弾性部と本体部との間に位置するス
    イッチ本体部と、上記弾性部とスイッチ本体部との間に
    位置する連結部とを有し、 上記被操作部と連結部とを弾性部の少なくとも一部を挟
    持した状態で結合すると共に、連結部をスイッチ本体部
    に結合することによって被操作部をスイッチ本体部に連
    結するようにしたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子機器において、 上記被操作部の被操作面の外形は、被操作部と連結部と
    によって挟持された部分である上記弾性部の被挟持部の
    外形よりも大きくされていることを特徴とする電子機
    器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子機器において、 上記本体部の外筐体が取り付けられる面の一部には回路
    基板が取り付けられ、 上記操作スイッチのスイッチ本体部は上記回路基板に取
    り付けられ、 上記本体部の外筐体が取り付けられる面には係合突部が
    設けられ、 上記外筐体には上記本体部の係合突部に係合する係合孔
    が形成され、 上記回路基板には上記本体部の係合突部が挿通される挿
    通孔が形成され、 上記本体部の係合突部が挿通孔に挿通されると共に係合
    突部が係合孔に係合されることによって回路基板と外筐
    体とが本体部に取り付けられる時に、操作スイッチの連
    結部がスイッチ本体部に結合されるようにしたことを特
    徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電子機器において、 上記筐体が偏平に形成され、 上記操作スイッチは、筐体の他の面に比較して面積が大
    きい面である2つの面のうちの一方の面である主面と交
    わる面の一方の端部に設けられ、 上記操作スイッチは上記主面と交わる面の長手方向への
    第1の揺動操作と、上記第1の揺動操作の方向と直交し
    且つ主面と交わる面と平行な方向への第2の揺動操作と
    が可能とされていることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の電子機器において、 上記操作スイッチの被操作部は、外筐体の弾性部よりも
    硬質の材料によって形成されていることを特徴とする電
    子機器。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の電子機器において、 上記操作スイッチの被操作部の被操作面には突起が形成
    されていることを特徴とする電子機器。
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