JP4215048B2 - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体の記録及び/又は再生を行う記録及び/又は再生装置に関し、特に、記録部又は再生部の動作の切り換えを1つの操作部で行うことができるようにした記録及び/又は再生装置に関するものである。
従来の、この種の記録及び/又は再生装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この特許文献1には、データの切換操作と音量調節操作とを1つの操作部で行うことができる操作装置及びこの操作装置を用いる再生装置に関するものが記載されている。
この特許文献1に記載された再生装置は、記録媒体の再生を行う再生部と、上記再生部の動作の切換操作を行う切換操作部と、上記切換操作部での操作に応じて上記再生部を制御する制御部とを備え、上記切換制御部は、ケース本体と、上記ケース本体に対して第1の位置と第2の位置に移動し、それぞれの位置で2方向に操作可能な操作部とを有し、上記制御部は、上記操作部が上記第1の位置にあるときに操作されることによって上記記録媒体に記録されたデータを選択し、上記操作部が上記第2の位置にあるときに操作されることによって再生されるデータの音量を調節する、ことを特徴としている。
特開2002−93142号公報(第2頁、図16)
しかしながら、上述した先行技術に係る再生装置では、第1の操作部に、第1の位置と第2の位置とに亘って移動するときにクリック感を発生させるための機構が設けられていたが、そのクリック感を長期間に亘って感度良く維持することが困難であるという課題があった。
即ち、先行技術に係る再生装置のクリック感発生機構は、取付部材の基体部に設けられたクリック感付与板に形成された第1及び第2の係合凹部と、プリント配線基板に設けられたフレームに形成された球状体とから構成されている。この球状体が、略円弧状の第1及び第2の係合凹部間の突出部を乗り越えるときの抵抗力によってクリック感を発生させる構成となっており、比較的硬度の大きな球状体と突出部が直接擦れ合うことから、球状体の移動によって当該球状体又は突出部が磨耗してしまい、長期間の使用によってクリック感が劣化するという不十分な点があった。
更に、先行技術に係る再生装置では、第1の位置及び第2の位置において回動されることにより第1の動作モード又は第2の動作モードで再生部の動作の切換操作を行う操作片を有する回動部材を、弾性片によって操作ツマミに固定する構成となっていたため、長期間の使用によって弾性片の弾性が劣化して撓み易くなり、操作ツマミが第1の操作部から脱落し易いという課題もあった。
本発明は、このような先行技術の課題を解決するためになされたものであり、筐体内に保持された鋼球を弾性体で付勢して第1の凹部又は第2の凹部に弾性的に押圧することにより、長期間に亘って感度の良いクリック感が得られ、また、操作ツマミが操作部から脱落するのを防止又は効果的に抑制できる記録及び/又は再生装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、前記目的を達成するため、本出願の請求項1記載の記録及び/又は再生装置は、記録媒体の記録及び/又は再生を行う記録及び/又は再生部と、その記録及び/又は再生部の動作の切換操作を行う第1の操作部と、を備え、第1の操作部は、第1の位置と第2の位置に移動可能な操作ツマミと、その操作ツマミを回動自在に支持する支持部材と、操作ツマミの移動時にクリック感を生じさせるクリック感発生機構を有し、支持部材は、同心上に配置された内筒部と外筒部を有し、操作ツマミは、内筒部と外筒部の間に配置される内側筒部と、外筒部の外側に配置される外側筒部を有し、クリック感発生機構は、第1の位置及び第2の位置にそれぞれ対応して設けられた第1の凹部及び第2の凹部と、第1の凹部及び第2の凹部との間を移動する鋼球と、その鋼球を第1の凹部又は第2の凹部に付勢する弾性体と、その弾性体及び鋼球を保持する筐体を有し、第1の凹部及び第2の凹部は内筒部の外周面に設け、筐体は操作ツマミの内側に固定してなることを特徴としている。
本出願の請求項2記載の記録及び/又は再生装置は、操作ツマミは、記録及び/又は再生部が収納されたケーシングに対して回動可能に設けられていると共に、回動の軸心線に沿って直線的に移動され、ケーシング側の第1の位置とケーシングから離間した側の第2の位置とに選択的に切換可能であることを特徴としている。
本出願の請求項3記載の記録及び/又は再生装置は、第1の操作部の近傍には、操作されることによって記録及び/又は再生部に対する電源の供給をオン・オフ切り換える第2の操作部を設けたことを特徴としている。
本出願の請求項4記載の記録及び/又は再生装置は、第1の操作部は、第1の位置にあるときには記録及び/又は再生部を第1の動作モードとし、第2の位置にあるときには記録及び/又は再生部を第2の動作モードとすることを特徴としている。
本出願の請求項5記載の記録及び/又は再生装置は、クリック感発生機構の筐体には鋼球の一部が露出される開口窓を設け、その開口窓から露出された鋼球の露出部を第1の凹部及び第2の凹部に選択的に係合させるようにしたことを特徴としている。
本出願の請求項6記載の記録及び/又は再生装置は、操作ツマミには、第1の位置及び第2の位置において回動されることにより第1の動作モード又は第2の動作モードで記録及び/又は再生部の動作の切換操作を行う操作片を有する回動部材が弾性片によって固定されると共に、弾性片の撓みを阻止してその操作ツマミが支持部材から脱落するのを防止する規制部を支持部材に設けたことを特徴としている。
本出願の請求項1記載の記録及び/又は再生装置によれば、第1の凹部及び第2の凹部と鋼球と弾性体と筐体とからなるクリック感発生機構を設け、筐体内に保持された鋼球を弾性体で付勢して、その鋼球を第1の凹部又は第2の凹部に選択的に係合させる構成としたため、第1の操作部において長期間に亘って感度の良いクリック感を発生させることができるという効果が得られる。
本出願の請求項2記載の記録及び/又は再生装置によれば、ケーシングに対して操作ツマミを、軸心線方向に直線的に移動する構成としたため、第1の位置と第2の位置を選択することができ、また、軸心線を中心として回動することによって再生部の動作の切り換えを行うことができる。
本出願の請求項3記載の記録及び/又は再生装置によれば、第2の操作部を操作することによって記録及び/又は再生部の動作をオン・オフさせることができ、関連した複数の操作部を1箇所に集めて操作性の向上を図ることができる。
本出願の請求項4記載の記録及び/又は再生装置によれば、第1の操作部を第1の位置とすることによって第1の動作モードを選択し、第1の操作部を第2の位置とすることによって第2の動作モードを選択することができ、この種の記録及び/又は再生装置における操作性の向上を図ることができる。
本出願の請求項5記載の記録及び/又は再生装置によれば、第1の凹部又は第2の凹部に対して鋼球を弾性体で付勢する構成としたため、長期間に亘って感度良いクリック感を発生させることができる。
また、本出願の請求項6記載の記録及び/又は再生装置によれば、回動部材を弾性片によって操作ツマミに固定すると共に、その弾性片の撓みを支持部材の規制部で阻止する構成としたため、操作ツマミが支持部材から脱落するのを防止することができる。
第1の凹部及び第2の凹部と鋼球と弾性体と筐体を設けてクリック感発生機構を構成し、筐体内に保持された鋼球を弾性体で付勢して、その鋼球を第1の凹部又は第2の凹部に選択的に係合させることにより、長期間に亘って感度の良いクリック感を発生させることができる記録及び/又は再生装置を、簡単な構成によって実現した。
以下、本発明の実施の例を、添付図面を参照して説明する。図1〜図14は、本発明の実施の例を示すものである。即ち、図1は本発明の記録及び/又は再生装置の一実施例を示す斜視図、図2は同正面図、図3は同右側面図、図4は同平面図、図5は同分解斜視図、図6は図5の要部を拡大して示す説明図、図7は図6に示す支持部材、操作ツマミ及び操作釦を逆側から見た斜視図、図8は同縦断面図、図9は操作部の縦断面図、図10は第1の操作部が第1の位置にある状態を示す説明図、図11は図9の操作部を別の角度から見た説明図、図12は第1の操作部が第2の位置にある状態を示す説明図、図13は図12の操作部を別の角度から見た説明図、図14は第1の操作部の第1の位置と第2の位置の説明図である。
まず、記録及び/又は再生装置について説明する。図1〜図14に示す電子機器は、記録媒体を外付け記憶装置として用いることができる携帯型オーディオプレーヤである。この携帯型オーディオプレーヤ1は、内蔵された記憶装置に音楽やその他の情報を記録し、その記録された音楽やその他の情報を屋外やその他任意の場所で手軽に聞くことができるようにしたもので、本発明の記録及び/又は再生装置の実施の例を示すものである。
この携帯型オーディオプレーヤ1は、内蔵されたメインの記憶媒体を有する情報記憶部と、この情報記憶部の再生を行う記録及び/又は再生部である再生部と、この再生部の動作の切換操作を行う第1の操作部と、再生部のオン・オフの切換操作を行う第2の操作部と、第1の操作部及び第2の操作部での操作に応じて再生部を制御する制御部等を備えて構成されている。
図5に示すように、携帯型オーディオプレーヤ1は、前記情報記憶部と再生部と制御部等が設けられた基板アセンブリ2と、内蔵される電源装置3と、これら基板アセンブリ2及び電源装置3等が収納されるケーシング4と、このケーシング4に取り付けられる第1の操作部5及び第2の操作部6と、イヤホーンのプラグ7が接続されるプラグ接続部8と、ホールドバンパー9等によって構成されている。
基板アセンブリ2は、4面を囲うよう枠状に形成されたシャーシ11と、このシャーシ11の内部に保持された複数枚の配線基板12と、これら配線基板12に実装されたマイクロコンピュータ、ROM,RAM等の内蔵記憶装置、入出力装置その他の電子部品と、外部の電子機器と接続するための雌側コネクタ13等から構成されている。シャーシ11の内側には、電子部品が実装された各配線基板12間に適当な隙間を設定して配置することにより電源装置3を収納するための電源収納部と、着脱自在に装着される外部記憶装置を収納するための記憶装置収納部とが設けられている。
電源装置3は、シャーシ11内の電源収納部に対して着脱可能に収納できる形状とされていて、この実施例では薄い直方体とされている。この電源装置3としては、例えば、充電式のニッケル水素電池が好適であるが、他の二次電池を使用できることは勿論のこと、一次電池を用いることもできる。
ケーシング4は、基板アセンブリ2が着脱可能に収納される下部ケース15と、この下部ケース15の上面に開口された開口部を閉じる上部ケース16とから構成されている。下部ケース15及び上部ケース16は絞り加工によって成形されていて、特に下部ケース15は、横方向及び奥行き方向の寸法よりも高さ方向の寸法を十分に長くした、いわゆる深絞りにより成形されている。
下部ケース15及び上部ケース16の材質としては、チタン合金が好適である。しかしながら、ステンレス鋼その他の金属を用いることができることは勿論のこと、金属以外のエンジニアリングプラスチックその他の材料を用いることもできる。このケーシング4は人の手に触れる機会が多いため、その材質としてチタン合金を用いることにより、一般的な金属が接触することによる皮膚の炎症等を防止することができ、人に優しい電子機器を提供することができる。
下部ケース15は、断面形状が略U字状をなす上面が開口された筐体からなり、横方向の寸法は同一であるが、円弧状に形成された底部の奥行き寸法よりも上面開口部の奥行き寸法を少々長くして、全体として楔のような形状に形成されている。この下部ケース15の底部には、斜め下方に開口された記録媒体挿入口17が設けられている。更に、下部ケース15の一方の側面部には、基板アセンブリ2に設けられた雌側コネクタ13が内側に対向されるコネクタ用開口部15aが設けられ、その開口部15aには格子窓18が装着されている。また、下部ケース15の他方の側面部には、イジェクト釦用開口部15bが設けられ、その開口部15bにはイジェクト釦22が取り付けられている。
イジェクト釦22は、記録媒体挿入口17を閉じるシャッタ20を開放させて外部記憶装置の取り出しを可能とするためのものである。このイジェクト釦22は、開口部15bに装着される釦ホルダ23と、この釦ホルダ23に押圧自在に保持された釦本体24と、この釦本体24を常時外側に付勢するゴム等の弾性体25と、釦ホルダ23と下部ケース15の間をシールするシール部材26とから構成されている。
シャッタ20は、下部ケース15の記録媒体挿入口17の形状に見合う形状とされていて、その外面は、記録媒体挿入口17を閉じた状態において下部ケース15の外面と同一面になるよう曲面とされている。このシャッタ20は、取付部材28に回動自在に支持されている。シャッタ20と取付部材28との間には捩りコイルバネ29が介在されており、この捩りコイルバネ29のバネ力によってシャッタ20が記録媒体挿入口17を開放する方向に常時付勢されている。このシャッタ20は、記録媒体挿入口17を閉じた状態において前記イジェクト釦22によってロックされ、これによりシャッタ20が、記録媒体挿入口17を閉じた状態に保持される。この状態から釦本体24を押圧操作することによってロックが解除され、捩りコイルバネ29のバネ力でシャッタ20が回動されて記録媒体挿入口17が開かれる。
シャッタ20によって開閉される記録媒体挿入口17から出し入れされる記録媒体としては、例えば、「マジックゲート・メモリースティック・デュオ(商標)」と言われるIC記録メディア31を適用することができる。このIC記録メディア31は、従来の「メモリースティック(商標)」に著作権保護技術「マジックゲート」を搭載したもので、「マジックゲート」に対応したAV機器に用いることにより、画像データや音楽・音声データを記録したり、パーソナルコンピュータでデータを記録することができる。
この下部ケース15の上面開口部を閉じる上部ケース16は、上方に突出した蒲鉾のようなドーム形をなしており、長手方向の一端に操作部33が設けられ、長手方向の他端にプラグ接続部8が設けられている。操作部33は、第1の位置と第2の位置において、予め内蔵記憶装置や外部記録媒体に記録されている音楽データや音声データを選曲或いは選択することができる第1の操作部5と、再生部に対する電源の供給をオン・オフ切り換える第2の操作部6とから構成されている。更に、上部ケース16には、制御部により実行されている制御の内容や演奏されている音楽の曲名等を表示する表示部の一具体例を示す液晶ディスプレイ39が設けられている。
第1の操作部5は、下部ケース15に固定される支持部材34と、この支持部材34に回動自在に支持される操作ツマミ35と、この操作ツマミ35に固定される回動部材36と、操作ツマミ35を支持部材34に対して所定位置に保持する捩りコイルバネ37と、操作ツマミ35の軸方向への移動に際してクリック感を生じさせるクリック感発生機構38と、操作ツマミ35の回動方向を検出する第1及び第2の検出スイッチ40,41と、操作ツマミ35の軸方向への移動を検出する位置検出スイッチ42から構成されている。
また、第2の操作部6は、操作ツマミ35に固定されるカバーリング44と、このカバーリング44によって操作ツマミ35から抜け止めされる操作釦45と、この操作釦45の中央部に固定される操作軸46と、この操作軸46の軸方向への移動によってオン・オフ切り換えられる電源スイッチ47から構成されている。
図6〜図9に示すように、第1の操作部5の支持部材34は、同心上に配置された内筒部34a及び外筒部34bと、これらと一体に形成された固定片34cとからなり、固定片34cを取付ネジ85aでネジ止めすることによって下部ケース15に固定されている。支持部材34の内筒部34a及び外筒部34bに対応して操作ツマミ35には、同じく同心上に配置された外側筒部35a及び内側筒部35bが設けられている。これらの筒部35a,35bは、組立時において互い違いに噛み合うように径を異にして形成されており、外筒部34bの外側に外側筒部35aが配置され、外筒部34bと内筒部34aとの間に内側筒部35bが配置されている。
操作ツマミ35の内側筒部35bの外周面には、軸方向に延びる複数の係合溝85が設けられており、これらの係合溝85には回動部材36に設けた同数の弾性片36aが係合され、これによって回動部材36が操作ツマミ35と回転方向に一体とされている。回動部材36は、リング体の一面側に突出された前記複数の弾性片36aと、他面側に突出された操作舌片36bとを有している。
回動部材36の操作舌片36bは、第1及び第2の検出スイッチ40,41と、位置検出スイッチ42をオン・オフ動作させるものである。また、回動部材36の各弾性片36aは、係合溝85に係合された状態で支持部材34の内筒部34aと外筒部34bとの間に介在され、外筒部34bによって撓み変形が阻止されている。これにより、各弾性片36aの撓み変形を阻止して回動部材36が操作ツマミ35から脱落するのを防止している。
この回動部材36のリング部と操作ツマミ35の内側筒部35bとの間に捩りコイルバネ37のコイル部が介在されている。この捩りコイルバネ37のバネ力によって操作ツマミ35が中立位置に保持されている。この捩りコイルバネ37のバネ力に抗して操作ツマミ35が、時計方向及び反時計方向に所定角度だけ回動自在とされている。
また、カバーリング44には複数の弾性片44aが設けられている。これら複数の弾性片44aを支持部材34の外筒部34bに設けた係合穴86に係合することによってカバーリング44が支持部材34に一体的に固定される。このカバーリング44で抜け止めされた操作釦45の中心部に操作軸46が圧入等の固着手段によって固定されている。この操作軸46が貫通する支持部材34の内筒部34aの外周面には、第1の位置を設定する周方向に延びる長溝からなる第1の凹部87と、第2の位置を設定する周方向に延びる長溝からなる第2の凹部88が操作軸46の軸方向へ所定間隔あけて設けられている。
これら第1の凹部87及び第2の凹部88に見合う直径を有する鋼球90が、第1の凹部87又は第2の凹部88に対向するように配置されている。鋼球90は、六面体の一面が開口された筐体91内に収納されている。筐体91の、第1の凹部87及び第2の凹部88と対向する面には、鋼球90の直径よりも若干小径とされた穴が開口されており、その穴から鋼球90の一部が突出され、その突出部が第1の凹部87及び第2の凹部88の一方と係脱自在に係合される。
更に、筐体91の内部には弾性体の一具体例を示す立方体に形成されたゴム状弾性体92が収納されている。このゴム状弾性体92の弾性によって鋼球90が常時第1の凹部87又は第2の凹部88側に付勢されている。ゴム状弾性体92の材質としては、ゴムであってもよく、またゴムと同様の性質を有するプラスチックを用いることができる。更に、ゴム状弾性体92は、ゴム等に代えて、コイルバネや板バネその他の弾性体を用いることもできる。
このゴム状弾性体92を保持する筐体91は、操作ツマミ35の内面に位置決めされて固定されている。第1の凹部87及び第2の凹部88が設けられた第1の位置及び第2の位置において操作ツマミ35は、円周方向の一方である時計方向及びその反対側である反時計方向に所定角度、即ち、第1の凹部87及び第2の凹部88の溝の長さ分だけ回動自在とされている。更に、鋼球90が第1の凹部87又は第2の凹部88と対向する位置においてのみ操作ツマミ35は、操作軸46の軸方向へ移動可能とされている。
かくして、第1の操作部5では、操作ツマミ35を軸方向へ移動することによってケーシング側の第1の位置と、ケーシングから離間された第2の位置を選択的に取ることができる。そして、各位置において操作ツマミ35は、それぞれ時計方向と反時計方向の2方向に所定角度だけ回動することができる。本実施例では、第1及び第2の各位置において、操作ツマミ35を一方へ回動することによって次の音楽が選曲され、他方へ回動することによって前の音楽を再び選曲できるように構成されている。
また、第2の操作部6では、操作釦45を1回押圧することによって電源がオンされ、2回押圧することによって電源がオフされる。更に、操作釦45を再び押圧することにより、最初に戻って1回目となり、電源がオンされる構成となっている。
第1及び第2の検出スイッチ40,41には、上部ケース16に固定される上部配線基板94に取り付けられている。即ち、第1及び第2の検出スイッチ40,41は、回動部材36の操作舌片36bの回動方向両側に分散されて配置されている。そして、電源スイッチ47は、操作軸46の端面に対向するように配置されている。
一方、位置検出スイッチ42は、下部ケース15内に収納される基板アセンブリ2の配線基板12に固定されている。この位置検出スイッチ42は、操作釦45の押圧操作に基づく操作軸46の進退動作によってオン・オフされる。
また、プラグ接続部8は、上部ケース16の内側に固定される固定部材50と、この固定部材50に固定されると共にプラグ7の端子部が挿入される中央穴を有する端面カバー51と、固定部材50に回動自在に保持されるツマミ部材52と、このツマミ部材52を中立位置に保持する捩りコイルバネ53と、ツマミ部材52に固定される操作リング54と、この操作リング54によってオン・オフ制御される高音側及び低音側のボリュームスイッチ55,56と、固定部材50に設けられたソケット部57とから構成されている。
このプラグ接続部8に着脱自在に装着されるプラグ7は、ソケット部57と電気的に接続される端子部60と、この端子部60の基部に設けられた把持部61とからなり、コードによってレシーバ等に接続されている。プラグ7の把持部61には、絶縁材料で形成されたスリーブ62が装着され、このスリーブ62にプラグカバー63が装着されている。
このプラグ接続部8が取り付けられる上部ケース16と下部ケース15との間にはホールドバンパー9が、その接続面が展開される方向にスライド可能に取り付けられている。このホールドバンパー9は、第1の操作部5の第2の位置における再生状態をホールドすることを主な役割とするもので、操作部33からプラグ接続部8までの全てを囲うことができる大きさの枠体として形成されている。
このような構成を有する携帯型オーディオプレーヤ1は、例えば、次のようにして使用して音楽や音声等の情報を再生することができる。図1〜図4は、携帯型オーディオプレーヤ1の外観形状を示すもので、操作部33の第2の操作部6を押圧操作することによって再生動作が開始される。このときに再生される音楽等の再生情報は、プラグ接続部8に接続されるイヤホーンによって聞くことができる。
まず、第2の操作部6の操作釦45を押圧すると、これと一体の操作軸46が軸方向へ移動することによって電源スイッチ47がオンとされ、制御部による制御を介して再生部が再生動作を開始する。このとき、第1の操作部5の操作ツマミ35が第1の位置にあるものとすると、図14に示す第1の位置に対応された第1の動作モードが選択され、通常の再生動作が実行される。
この通常の再生動作は、予め記憶装置(内蔵記憶装置でもよく、外部記憶装置でもよい。)に記憶された情報の記録順序に従って情報の再生を行うものである。例えば、再生動作が1曲面から開始されるものとすると、まず、ポップス1が再生される。このとき、操作ツマミ35を、第1の方向(例えば、時計方向)に回動すると、操作ツマミ35と一体に回動される回動部材36の操作舌片36bが第1の検出スイッチ40をオンさせる。その結果、制御部の制御を介して再生部が1曲を先送りし、2曲目の演歌1が再生動作される。更に、操作ツマミ35を第1の方向に回動することにより、同様に第1の検出スイッチ40がオンされて、次の3曲目のクラシック1が再生動作される。
また、例えば、3曲目の演奏時に、操作ツマミ35を、第1の方向とは逆の第2の方向(例えば、反時計方向)に回動すると、操作ツマミ35と一体に回動される回動部材36の操作舌片36bが第2の検出スイッチ41をオンさせる。その結果、制御部の制御を介して再生部が1曲を後戻りさせ、2曲目の演歌1が再び再生動作されることになる。
一方、操作ツマミ35を第1の位置から第2の位置に移動すると、図14に示す第2の位置に対応された第2の動作モードが選択され、一定のグループ毎に分類されたグループ別による再生動作が実行される。
このグループ別の再生動作は、予め記憶装置(内蔵記憶装置でもよく、外部記憶装置でもよい。)に記憶された情報を一定のグループ毎に分類し、そのグループ内において逐次的に次の音楽を再生するように構成したものである。本実施例では、音楽の種類に応じて、「ポップス」のグループと「演歌」のグループと「クラシック」のグループとにグループ分けするように構成されている。
このグループ別の再生動作では、例えば、次のようにして音楽の再生が行われる。いま、グループ1のポップスが選択されているものとすると、記録順序の前後に係らずポップスのみが選択され、そのポップスの記録順序に従って情報の再生動作が行われる。これ以後の再生動作は、通常の再生動作で述べたものと同様であり、操作ツマミ35を第1の方向に回動させると1曲先送りされ、これとは逆に操作ツマミ35を第2の方向に回動させると1曲後戻りされることになる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。前記実施例では、音楽の種類に応じてグループ分けした例について説明したが、例えば、講演話と音楽と童話とに分類する等、その他の種類に応じてグループ分けできることは勿論である。また、本願発明は、情報の再生のみならず、情報記録媒体に情報を記録する記録装置にも適用することができる。
本発明の記録及び/又は再生装置の一実施例を示すもので、携帯型オーディオプレーヤを示す斜視図である。 図1に示す携帯型オーディオプレーヤの正面図である。 図1に示す携帯型オーディオプレーヤの右側面図である。 図1に示す携帯型オーディオプレーヤの平面図である。 図1に示す携帯型オーディオプレーヤの分解斜視図である。 図5に示す携帯型オーディオプレーヤの要部を拡大して示す説明図である。 図6に示す支持部材、操作ツマミ及び操作釦を図6の逆側から見た斜視図である。 図6に示す支持部材、操作ツマミ及び操作釦の縦断面図である。 図1に示す携帯型オーディオプレーヤの操作部の縦断面図である。 図1に示す携帯型オーディオプレーヤの第1の操作部が第1の位置にある状態を示す説明図である。 図10に示す操作部を図9とは逆側の角度から見た説明図である。 図1に示す携帯型オーディオプレーヤの第1の操作部が第2の位置にある状態を示す説明図である。 図12に示す操作部を図9とは逆側の角度から見た説明図である。 図1に示す携帯型オーディオプレーヤの第1の操作部の第1の位置と第2の位置の作用を説明する説明図である。
符号の説明
1…携帯型オーディオプレーヤ(記録及び/又は再生装置)、 2…基板アセンブリ、 4…ケーシング、 5…第1の操作部、 6…第2の操作部、 11…シャーシ、 12…配線基板、 15…下部ケース、 16…上部ケース、 35…操作ツマミ、 36…回動部材、 37…捩りコイルバネ、 38…クリック感発生機構、 40…第1の検出スイッチ、 41…第2の検出スイッチ、 42…位置検出スイッチ、 45…操作釦、 46…操作軸、 47…電源スイッチ

Claims (6)

  1. 記録媒体の記録及び/又は再生を行う記録及び/又は再生部と、
    前記記録及び/又は再生部の動作の切換操作を行う第1の操作部と、を備え、
    前記第1の操作部は、第1の位置と第2の位置に移動可能な操作ツマミと、前記操作ツマミを回動自在に支持する支持部材と、前記操作ツマミの移動時にクリック感を生じさせるクリック感発生機構を有し、
    前記支持部材は、同心上に配置された内筒部と外筒部を有し、
    前記操作ツマミは、前記内筒部と前記外筒部の間に配置される内側筒部と、前記外筒部の外側に配置される外側筒部を有し、
    前記クリック感発生機構は、前記第1の位置及び第2の位置にそれぞれ対応して設けられた第1の凹部及び第2の凹部と、前記第1の凹部及び第2の凹部との間を移動する鋼球と、前記鋼球を前記第1の凹部又は第2の凹部に付勢する弾性体と、前記弾性体及び前記鋼球を保持する筐体を有し、
    前記第1の凹部及び第2の凹部は前記内筒部の外周面に設け、
    前記筐体は前記操作ツマミの内側に固定してなる
    記録及び/又は再生装置。
  2. 前記操作ツマミは、前記記録及び/又は再生部が収納されたケーシングに対して回動可能に設けられていると共に、前記回動の軸心線に沿って直線的に移動され、前記ケーシング側の前記第1の位置と前記ケーシングから離間した側の前記第2の位置とに選択的に切換可能である
    請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
  3. 前記第1の操作部の近傍には、操作されることによって前記記録及び/又は再生部に対する電源の供給をオン・オフ切り換える第2の操作部を設けた
    請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
  4. 前記第1の操作部は、前記第1の位置にあるときには前記記録及び/又は再生部を第1の動作モードとし、前記第2の位置にあるときには前記記録及び/又は再生部を第2の動作モードとする
    請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
  5. 前記クリック感発生機構の前記筐体には前記鋼球の一部が露出される開口窓を設け、前記開口窓から露出された前記鋼球の露出部を前記第1の凹部及び第2の凹部に選択的に係合させるようにした
    請求項1記載の記録及び/又は再生装置。
  6. 前記操作ツマミには、前記第1の位置及び第2の位置において回動されることにより前記第1の動作モード又は第2の動作モードで前記記録及び/又は再生部の動作の切換操作を行う操作片を有する回動部材が弾性片によって固定されると共に、前記弾性片の撓みを阻止して当該操作ツマミが前記支持部材から脱落するのを防止する規制部を当該支持部材に設けた
    請求項記載の記録及び/又は再生装置。
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