JP2004241331A - 接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器を斜め下方へ滑らせるような感覚で電気的接続を行うことができる接続装置を提供する。
【解決手段】接続端子が外部に露出可能とされた電子機器が着脱自在に装着される装置本体を備え、装置本体は、電子機器が係合される係合溝と、係合溝内に配置され且つ電子機器の接続端子と着脱可能な接続端子部とを有する接続装置に関する。係合溝74は、携帯型オーディオプレーヤの上部に開口されると共に携帯型オーディオプレーヤの係合溝74に係合される部分の外形形状に見合う形状を有し且つ係合溝74の底部が斜め方向に延在するように形成され、係合溝74の奥部に接続端子部75を配置する。
【選択図】 図9
【解決手段】接続端子が外部に露出可能とされた電子機器が着脱自在に装着される装置本体を備え、装置本体は、電子機器が係合される係合溝と、係合溝内に配置され且つ電子機器の接続端子と着脱可能な接続端子部とを有する接続装置に関する。係合溝74は、携帯型オーディオプレーヤの上部に開口されると共に携帯型オーディオプレーヤの係合溝74に係合される部分の外形形状に見合う形状を有し且つ係合溝74の底部が斜め方向に延在するように形成され、係合溝74の奥部に接続端子部75を配置する。
【選択図】 図9
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、音響機器等の電子機器を接続して電源を充電したり、他の電子機器と電気的に接続して電子機器を駆動する等を目的として用いられる接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、この種の接続装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この特許文献1には、電子機器の誤装着防止装置に関するものが記載されている。この電子機器の誤装着防止装置は、例えば、カメラ一体型VTR(ビデオテープレコーダ)等の電子機器或いはその電源としてのバッテリーパック等の使用部品のように装着する側の装着部材と、いわゆるステーションと言われる充電・再生のための接続装置等の電子機器のように装着部材が装着される側の被装着部材とをスライド機構によって着脱可能に構成したものである。
【0003】
また、従来の他の接続装置としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものがある。この特許文献2には、電子機器のDC電源として使用して好適な複数の電池を収納するバッテリパックと、このバッテリパックに充電するための充電器とが記載されている。バッテリパックには、その底面と側面とのコーナーに充電器等と係合するリブを有する穴が設けられ、充電器のバッテリ収納部には、前記穴に対応する突起が形成されている。かくして、バッテリパックをバッテリ収納部の底面に接触させながら押し込むことにより、突起が穴に係合されてバッテリパックが充電器に装着される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−222042号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開2000−82501号公報(第4〜5頁、図8〜図9)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した先行技術に係る接続装置では、バッテリパックやカメラ一体型VTR等の電子機器を充電器やステーション等の他の電子機器に装着する際に、まず、上方から下方へ略垂直に差し込み、次に横方向へスライドさせる2段ストローク構成となっていたため、着脱操作に手間がかかるという課題があった。
【0006】
本発明は、このような先行技術の課題を解決するためになされたものであり、装置本体の上部に係合溝を設けると共に、その係合溝を傾斜させて設けることにより、電子機器を斜め下方へ滑らせるような感覚で電子機器を接続することができる接続装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、前記目的を達成するため、本出願の請求項1記載の接続装置は、接続端子が外部に露出可能とされた電子機器が着脱自在に装着される装置本体を備え、装置本体は、電子機器が係合される係合溝と、係合溝内に配置され且つ電子機器の接続端子と着脱可能な接続端子部とを有する接続装置において、係合溝は、装置本体の上部に開口されると共に電子機器の係合溝に係合される部分の外形形状に見合う形状を有し且つ係合溝の底部が斜め方向に延在するように形成され、係合溝の奥部に接続端子部を配置したことを特徴としている。
【0008】
本出願の請求項2記載の接続装置は、係合溝は底部よりも開口部側が少々幅広とされた略断面U字状をなす凹部からなり、電子機器の係合溝に係合される部分は略断面逆U字状をなす凸部からなることを特徴としている。
【0009】
本出願の請求項3記載の接続装置は、係合溝の傾斜角度は40度から50度の範囲内が好ましく、略45度が最も好ましい傾斜角度であることを特徴としている。
【0010】
本出願の請求項4記載の接続装置は、装置本体は、円筒体の軸方向の一端を略45度の角度で切断したような被支持面を有し、被支持面と反対側に係合溝を設けると共に、円筒外周面で支持面を転がって停止したときに起き上がって被支持面で支持面上に載置されるように重心の位置を設定したことを特徴としている。
【0011】
本出願の請求項5記載の接続装置は、被支持面の近傍に、他の電子機器又は電源と接続するための端子部を設けたことを特徴としている。
【0012】
前述のように構成したことにより、本出願の請求項1記載の接続装置では、装置本体の係合溝に電子機器の対応する部分を係合し、係合溝が延在する方向へ直線的に導くことにより、電子機器を接続装置に対して簡単且つ迅速に装着することができる。
【0013】
本出願の請求項2記載の接続装置では、係合溝の開口部側が底部よりも幅広になっていて、係合溝が略断面U字状に形成され且つ他の電子機器の対応する部分が略断面逆U字状に形成されているため、極めて容易に電子機器を接続装置に装着することができる。
【0014】
本出願の請求項3記載の再生装置では、係合溝の傾斜角度を40度から50度の範囲内に設定し、好適には45度に傾斜角度を設定することにより、電子機器の自重を利用して係合溝に沿って電子機器をスムースに移動させて接続装置に装着することができる。
【0015】
本出願の請求項4記載の接続装置では、円筒体からなる装置本体の被支持面の位置を工夫して全体の重量バランスを考慮することにより、装置本体を転がしたときにも、起き上がりこぼしのように最終的には倒立させて係合溝が上部に位置するようにすることができる。
【0016】
また、本出願の請求項5記載の接続装置では、装置本体の被支持面の近傍に端子部を設けたことにより、装置本体を安定させた状態で他の電子機器と接続することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の例を、添付図面を参照して説明する。図1〜図11は、本発明の実施の例を示すものである。即ち、図1は本発明の接続装置に接続される電子機器の一実施例を示す斜視図、図2は同正面図、図3は同右側面図、図4は同平面図、図5は同分解斜視図、図6は本発明の接続装置の一実施例を示す正面図、図7は図6のX矢視図、図8は接続装置に電子機器を接続する前の状態を示す説明図、図9は同接続状態の一部を断面した説明図、図10は図9のY矢視図、図11は接続装置を他の電子機器と接続する状態を示す説明図である。
【0018】
まず、接続装置に接続される電子機器について説明する。図1〜図5に示す電子機器は、記録媒体を外付け記憶装置として用いることができる携帯型オーディオプレーヤである。この携帯型オーディオプレーヤ1は、内蔵された記憶装置に音楽やその他の情報を記録し、その記録された音楽やその他の情報を屋外やその他任意の場所で手軽に聞くことができるようにしたものである。
【0019】
この携帯型オーディオプレーヤ1は、内蔵されたメインの記憶媒体を有する情報記憶部と、この情報記憶部の再生を行う再生部と、この再生部の動作の切換操作を行う第1の操作部と、再生部のオン・オフの切換操作を行う第2の操作部と、第1の操作部及び第2の操作部での操作に応じて再生部を制御する制御部等を備えて構成されている。
【0020】
図5に示すように、携帯型オーディオプレーヤ1は、前記情報記憶部と再生部と制御部等が設けられた基板アセンブリ2と、内蔵される電源装置3と、これら基板アセンブリ2及び電源装置3等が収納されるケーシング4と、このケーシング4に取り付けられる第1の操作部5及び第2の操作部6と、イヤホーンのプラグ7が接続されるプラグ接続部8と、ホールドバンパー9等によって構成されている。
【0021】
基板アセンブリ2は、4面を囲うよう枠状に形成されたシャーシ11と、このシャーシ11の内部に保持された複数枚の配線基板12と、これら配線基板12に実装されたマイクロコンピュータ、ROM,RAM等の内蔵記憶装置、入出力装置その他の電子部品と、外部の電子機器と接続するための雌側コネクタ13等から構成されている。シャーシ11の内側には、電子部品が実装された各配線基板12間に適当な隙間を設定して配置することにより電源装置3を収納するための電源収納部と、着脱自在に装着される外部記憶装置を収納するための記憶装置収納部とが設けられている。
【0022】
電源装置3は、シャーシ11内の電源収納部に対して着脱可能に収納できる形状とされていて、この実施例では薄い直方体とされている。この電源装置3としては、例えば、充電式のニッケル水素電池が好適であるが、他の二次電池を使用できることは勿論のこと、一次電池を用いることもできる。
【0023】
ケーシング4は、基板アセンブリ2が着脱可能に収納される下部ケース15と、この下部ケース15の上面に開口された開口部を閉じる上部ケース16とから構成されている。下部ケース15及び上部ケース16は絞り加工によって成形されていて、特に下部ケース15は、横方向及び奥行き方向の寸法よりも高さ方向の寸法を十分に長くした、いわゆる深絞りにより成形されている。
【0024】
下部ケース15及び上部ケース16の材質としては、チタン合金が好適である。しかしながら、ステンレス鋼その他の金属を用いることができることは勿論のこと、金属以外のエンジニアリングプラスチックその他の材料を用いることもできる。このケーシング4は人の手に触れる機会が多いため、その材質としてチタン合金を用いることにより、一般的な金属が接触することによる皮膚の炎症等を防止することができ、人に優しい電子機器を提供することができる。
【0025】
下部ケース15は、断面形状が略U字状をなす上面が開口された筐体からなり、横方向の寸法は同一であるが、円弧状に形成された底部の奥行き寸法よりも上面開口部の奥行き寸法を少々長くして、全体として楔のような形状に形成されている。この下部ケース15の底部には、斜め下方に開口された記録媒体挿入口17が設けられている。更に、下部ケース15の一方の側面部には、基板アセンブリ2に設けられた雌側コネクタ13が内側に対向されるコネクタ用開口部15aが設けられ、その開口部15aには格子窓18が装着されている。また、下部ケース15の他方の側面部には、イジェクト釦用開口部15bが設けられ、その開口部15bにはイジェクト釦22が取り付けられている。
【0026】
イジェクト釦22は、記録媒体挿入口17を閉じるシャッタ20を開放させて外部記憶装置の取り出しを可能とするためのものである。このイジェクト釦22は、開口部15bに装着される釦ホルダ23と、この釦ホルダ23に押圧自在に保持された釦本体24と、この釦本体24を常時外側に付勢するゴム等の弾性体25と、釦ホルダ23と下部ケース15の間をシールするシール部材26とから構成されている。
【0027】
シャッタ20は、下部ケース15の記録媒体挿入口17の形状に見合う形状とされていて、その外面は、記録媒体挿入口17を閉じた状態において下部ケース15の外面と同一面になるよう曲面とされている。このシャッタ20は、取付部材28に回動自在に支持されている。シャッタ20と取付部材28との間には捩りコイルバネ29が介在されており、この捩りコイルバネ29のバネ力によってシャッタ20が記録媒体挿入口17を開放する方向に常時付勢されている。このシャッタ20は、記録媒体挿入口17を閉じた状態において前記イジェクト釦22によってロックされ、これによりシャッタ20が、記録媒体挿入口17を閉じた状態に保持される。この状態から釦本体24を押圧操作することによってロックが解除され、捩りコイルバネ29のバネ力でシャッタ20が回動されて記録媒体挿入口17が開かれる。
【0028】
シャッタ20によって開閉される記録媒体挿入口17から出し入れされる記録媒体としては、例えば、「マジックゲート・メモリースティック・デュオ(商標)」と言われるIC記録メディア31を適用することができる。このIC記録メディア31は、従来の「メモリースティック(商標)」に著作権保護技術「マジックゲート」を搭載したもので、「マジックゲート」に対応したAV機器に用いることにより、画像データや音楽・音声データを記録したり、パーソナルコンピュータでデータを記録することができる。
【0029】
この下部ケース15の上面開口部を閉じる上部ケース16は、上方に突出した蒲鉾のようなドーム形をなしており、長手方向の一端に操作部33が設けられ、長手方向の他端にプラグ接続部8が設けられている。操作部33は、第1の位置と第2の位置において、予め内蔵記憶装置や外部記録媒体に記録されている音楽データや音声データを選曲或いは選択することができる第1の操作部5と、再生部に対する電源の供給をオン・オフ切り換える第2の操作部6とから構成されている。更に、上部ケース16には、制御部により実行されている制御の内容や演奏されている音楽の曲名等を表示する表示部の一具体例を示す液晶ディスプレイ39が設けられている。
【0030】
第1の操作部5は、下部ケース15に固定される固定部材34と、この固定部材34に回動自在に支持される操作ツマミ35と、この操作ツマミ35に固定される回動部材36と、操作ツマミ35を固定部材34に対して所定位置に保持する捩りコイルバネ37と、操作ツマミ35の軸方向への移動に際してクリック感を生じさせるクリック感発生機構38と、操作ツマミ35の回動方向を検出する第1及び第2の検出スイッチ40,41と、操作ツマミ35の軸方向への移動を検出する位置検出スイッチ42から構成されている。また、第2の操作部6は、操作ツマミ35に固定されるカバーリング44と、このカバーリング44によって操作ツマミ35から抜け止めされる操作釦45と、この操作釦45の中央部に固定される操作軸46と、この操作軸46の軸方向への移動によってオン・オフ切り換えられる電源スイッチ47から構成されている。
【0031】
第1の操作部5は、操作ツマミ35を軸方向へ移動することによってケーシング側の第1の位置と、ケーシングから離間された第2の位置を選択的に取ることができる。そして、各位置において操作ツマミ35は、それぞれ時計方向と反時計方向の2方向に回動可能とされている。これにより、例えば、操作ツマミ35を一方へ回動することによって次の音楽が選曲され、他方へ回動することによって前の音楽を選曲できるように構成されている。また、第2の操作部6は、操作釦45を1回押圧することによって電源がオンされ、2回押圧することによって電源がオフされる。更に、操作釦45を再び押圧することにより、最初に戻って1回目となり、電源がオンされる。
【0032】
また、プラグ接続部8は、上部ケース16の内側に固定される固定部材50と、この固定部材50に固定されると共にプラグ7の端子部が挿入される中央穴を有する端面カバー51と、固定部材50に回動自在に保持されるツマミ部材52と、このツマミ部材52を中立位置に保持する捩りコイルバネ53と、ツマミ部材52に固定される操作リング54と、この操作リング54によってオン・オフ制御される高音側及び低音側のボリュームスイッチ55,56と、固定部材50に設けられたソケット部57とから構成されている。
【0033】
このプラグ接続部8に着脱自在に装着されるプラグ7は、ソケット部57と電気的に接続される端子部60と、この端子部60の基部に設けられた把持部61とからなり、コードによってレシーバ等に接続されている。プラグ7の把持部61には、絶縁材料で形成されたスリーブ62が装着され、このスリーブ62にプラグカバー63が装着されている。
【0034】
このプラグ接続部8が取り付けられる上部ケース16と下部ケース15との間にはホールドバンパー9が、その接続面が展開される方向にスライド可能に取り付けられている。このホールドバンパー9は、第1の操作部5の第2の位置における再生状態をホールドすることを主な役割とするもので、操作部33からプラグ接続部8までの全てを囲うことができる大きさの枠体として形成されている。
【0035】
図6及び図7は、本発明の接続装置の一実施例を示すもので、この接続装置70は、円筒体の軸方向の一端を略45度の角度で切断したような形状を有する装置本体71を備えている。この装置本体71の45度の切断面が、例えば机上のような支持面72(図9を参照)に接触される被支持面73とされている。この被支持面73に対する装置本体71の上部には、上方に開口する係合溝74が設けられている。
【0036】
係合溝74は、オーディオプレーヤ1の底部に対応する形状を備えており、底部よりも外側が幅広とされた略U字状をなす凹部とされている。この係合溝74は、装置本体71の軸方向、即ち、被支持面73に対して略45度の方向に延在されるように形成されている。この係合溝74の傾斜角度は、40度から50度の範囲が好適であり、最も相応しい傾斜角度は45度である。この傾斜角度が40度以下と50度以上の場合には、後述する起き上がりこぼしのような機能を発揮させることが困難になるが、その機能を問わない場合には、傾斜角度が40度以下であってもよく、また50度以上であってもよい。
【0037】
更に、係合溝74の奥部には、この係合溝74が延在する方向に対向された接続端子部75が設けられている。この接続端子部75は、オーディオプレーヤ1のケーシング4に内蔵された基板アセンブリ2の雌側コネクタ13と対をなす雄側コネクタである。係合溝74にケーシング4の下部を嵌合させて傾斜方向へ落とし込むことにより、雌側コネクタ13が接続端子部75と電気的に接続される。この実施例では、接続端子部75を係合溝74内に露出させる構成としたが、例えば開閉カバーを設ける等して常時は接続端子部75を隠し、オーディオプレーヤ1を装着するときに、オーディオプレーヤ1の自重等で開閉カバーが開かれる構成としてもよい。
【0038】
また、装置本体71の下部で被支持面73の近傍には、他の電子機器や電源と接続するための端子部76が設けられている。図11に示すように、例えば、端子部76の一方の接続口76aはUSBジャック77が接続されるUSBソケットとされ、他方の接続口76bはDC−INジャック78が接続されるDC−INソケットとされている。
【0039】
この場合、専用USB接続ケーブル80を使用して他端のジャック81を他の電子機器の一具体例を示すパーソナルコンピュータ82と接続することにより、接続装置70を介してオーディオプレーヤ1の内蔵記憶装置や外部記憶装置に音楽や音声等の情報を記録することができる。また、ACパワーアダプター83を電源に接続することにより、接続装置70を介してオーディオプレーヤ1の二次電池3に充電することができる。
【0040】
装置本体71の材質としては、絶縁性及び耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチックが好適であるが、これらの性質を有する他の材料、例えばセラミックス等を用いるともできる。
【0041】
このような構成を有する接続装置70は、例えば、次のようにして使用する。図8に示すように、支持面上に載置された接続装置70の上部に開口された係合溝74に、電子機器の一具体例を示すオーディオプレーヤ1のケーシング4の下部を臨ませ、そのケーシング4下部を係合溝74に係合させる。そして、係合溝74が延在される斜め方向に沿ってケーシング4を移動させる。このとき、係合溝74とケーシング4の下部とは、互いに対応された形状とされているため、ケーシング4が係合溝74の3面にガイドされて直線的に移動され、スムースに挿入することができる。
【0042】
オーディオプレーヤ1が係合溝74の奥まで挿入されると、係合溝74の奥に配置された接続端子部75がケーシング4の側面に設けられた格子窓18からケーシング4内に入り込み、雌側コネクタ13に接続される。これにより、図9及び図10に示すように、接続装置70とオーディオプレーヤ1が電気的に確実に接続される。この際、係合溝74には適度な角度の傾斜が設けられているため、その係合溝74にガイドされてオーディオプレーヤ1が自重によって滑り降りるように移動する。その結果、オーディオプレーヤ1の自重のみにより、或いはその自重に操作者の力を若干加えるだけの直線的な動きによって、雌側コネクタ13を接続端子部75である雄側コネクタに容易且つスムースに接続することができる。
【0043】
この状態で、図11に示すように、接続装置70をパーソナルコンピュータ82と接続することにより、接続装置70を介してパーソナルコンピュータ82側の音楽や音声等の情報をオーディオプレーヤ1の内蔵記憶装置や外部記憶装置に記録することができる。また、接続装置70をACパワーアダプター83と接続して家庭用電源等と接続することにより、オーディオプレーヤ1の二次電池3に充電することができる
【0044】
また、本実施例の場合には、接続装置70自体が起き上がりこぼしのような性格を有するため、これを円周方向に転がしたときにも図9のように、自動的に起き上がらせることができる。そのため、動きに面白みのある接続装置を提供することができる。
【0045】
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、係合溝の形状をU字状としてこれに係合されるケーシングを逆U字状とした例について説明したが、係合溝の形状をV字状としてこれに係合されるケーシングを逆V字状としてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願の請求項1記載の接続装置によれば、装置本体の上部に、斜め下方に延在された係合溝を設ける構成としたため、その係合溝に電子機器の対応する部分を係合して係合溝が延在する方向へ直線的に導くことにより、電子機器を接続装置に対して直線的に移動させてワンタッチで簡単且つ迅速に装着することができるという効果が得られる。
【0047】
本出願の請求項2記載の接続装置によれば、係合溝の開口部側が底部よりも幅広になっていて、係合溝を略断面U字状に形成すると共に他の電子機器の対応する部分を略断面逆U字状に形成するようにしたため、極めて容易に電子機器を接続装置に装着し、確実に接続することができるという効果が得られる。
【0048】
本出願の請求項3記載の接続装置によれば、係合溝の傾斜角度を40度から50度の範囲内に設定し、好適には45度に傾斜角度を設定したため、電子機器の自重を利用して係合溝に沿って電子機器をスムースに移動させて接続装置に簡単且つ確実に接続することができるという効果が得られる。
【0049】
本出願の請求項4記載の接続装置によれば、円筒体からなる装置本体の被支持面の位置を工夫して全体の重量バランスを考慮するようにしたため、装置本体を転がしたときにも、起き上がりこぼしのように最終的には倒立させて係合溝が上部に位置するようにすることができるという効果が得られる。
【0050】
本出願の請求項5記載の接続装置によれば、装置本体の被支持面の近傍に端子部を設ける構成としたため、装置本体を安定させた状態で他の電子機器と接続することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続装置に接続される電子機器の一実施例を示すもので、携帯型オーディオプレーヤを示す斜視図である。
【図2】図1に示す携帯型オーディオプレーヤの正面図である。
【図3】図1に示す携帯型オーディオプレーヤの右側面図である。
【図4】図1に示す携帯型オーディオプレーヤの平面図である。
【図5】図1に示す携帯型オーディオプレーヤの分解斜視図である。
【図6】本発明の接続装置の一実施例を示す正面図である。
【図7】図6に示す接続装置のX方向から見た矢視図である。
【図8】本発明の接続装置に電子機器を接続する前の状態を示す説明図である。
【図9】本発明の接続装置に電子機器を接続した状態を示すもので、一部を断面した説明図である。
【図10】図9に示す接続装置に電子機器を接続した状態を示すもので、Y方向から見た矢視図である。
【図11】本発明の接続装置と他の電子機器等を接続する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…携帯型オーディオプレーヤ(電子機器)、 4…ケーシング、 13…雌側コネクタ、 70…接続装置、 71…装置本体、 …73被支持面、 74…係合溝、 75…接続端子部、 76…端子部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、音響機器等の電子機器を接続して電源を充電したり、他の電子機器と電気的に接続して電子機器を駆動する等を目的として用いられる接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の、この種の接続装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。この特許文献1には、電子機器の誤装着防止装置に関するものが記載されている。この電子機器の誤装着防止装置は、例えば、カメラ一体型VTR(ビデオテープレコーダ)等の電子機器或いはその電源としてのバッテリーパック等の使用部品のように装着する側の装着部材と、いわゆるステーションと言われる充電・再生のための接続装置等の電子機器のように装着部材が装着される側の被装着部材とをスライド機構によって着脱可能に構成したものである。
【0003】
また、従来の他の接続装置としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものがある。この特許文献2には、電子機器のDC電源として使用して好適な複数の電池を収納するバッテリパックと、このバッテリパックに充電するための充電器とが記載されている。バッテリパックには、その底面と側面とのコーナーに充電器等と係合するリブを有する穴が設けられ、充電器のバッテリ収納部には、前記穴に対応する突起が形成されている。かくして、バッテリパックをバッテリ収納部の底面に接触させながら押し込むことにより、突起が穴に係合されてバッテリパックが充電器に装着される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−222042号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開2000−82501号公報(第4〜5頁、図8〜図9)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した先行技術に係る接続装置では、バッテリパックやカメラ一体型VTR等の電子機器を充電器やステーション等の他の電子機器に装着する際に、まず、上方から下方へ略垂直に差し込み、次に横方向へスライドさせる2段ストローク構成となっていたため、着脱操作に手間がかかるという課題があった。
【0006】
本発明は、このような先行技術の課題を解決するためになされたものであり、装置本体の上部に係合溝を設けると共に、その係合溝を傾斜させて設けることにより、電子機器を斜め下方へ滑らせるような感覚で電子機器を接続することができる接続装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、前記目的を達成するため、本出願の請求項1記載の接続装置は、接続端子が外部に露出可能とされた電子機器が着脱自在に装着される装置本体を備え、装置本体は、電子機器が係合される係合溝と、係合溝内に配置され且つ電子機器の接続端子と着脱可能な接続端子部とを有する接続装置において、係合溝は、装置本体の上部に開口されると共に電子機器の係合溝に係合される部分の外形形状に見合う形状を有し且つ係合溝の底部が斜め方向に延在するように形成され、係合溝の奥部に接続端子部を配置したことを特徴としている。
【0008】
本出願の請求項2記載の接続装置は、係合溝は底部よりも開口部側が少々幅広とされた略断面U字状をなす凹部からなり、電子機器の係合溝に係合される部分は略断面逆U字状をなす凸部からなることを特徴としている。
【0009】
本出願の請求項3記載の接続装置は、係合溝の傾斜角度は40度から50度の範囲内が好ましく、略45度が最も好ましい傾斜角度であることを特徴としている。
【0010】
本出願の請求項4記載の接続装置は、装置本体は、円筒体の軸方向の一端を略45度の角度で切断したような被支持面を有し、被支持面と反対側に係合溝を設けると共に、円筒外周面で支持面を転がって停止したときに起き上がって被支持面で支持面上に載置されるように重心の位置を設定したことを特徴としている。
【0011】
本出願の請求項5記載の接続装置は、被支持面の近傍に、他の電子機器又は電源と接続するための端子部を設けたことを特徴としている。
【0012】
前述のように構成したことにより、本出願の請求項1記載の接続装置では、装置本体の係合溝に電子機器の対応する部分を係合し、係合溝が延在する方向へ直線的に導くことにより、電子機器を接続装置に対して簡単且つ迅速に装着することができる。
【0013】
本出願の請求項2記載の接続装置では、係合溝の開口部側が底部よりも幅広になっていて、係合溝が略断面U字状に形成され且つ他の電子機器の対応する部分が略断面逆U字状に形成されているため、極めて容易に電子機器を接続装置に装着することができる。
【0014】
本出願の請求項3記載の再生装置では、係合溝の傾斜角度を40度から50度の範囲内に設定し、好適には45度に傾斜角度を設定することにより、電子機器の自重を利用して係合溝に沿って電子機器をスムースに移動させて接続装置に装着することができる。
【0015】
本出願の請求項4記載の接続装置では、円筒体からなる装置本体の被支持面の位置を工夫して全体の重量バランスを考慮することにより、装置本体を転がしたときにも、起き上がりこぼしのように最終的には倒立させて係合溝が上部に位置するようにすることができる。
【0016】
また、本出願の請求項5記載の接続装置では、装置本体の被支持面の近傍に端子部を設けたことにより、装置本体を安定させた状態で他の電子機器と接続することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の例を、添付図面を参照して説明する。図1〜図11は、本発明の実施の例を示すものである。即ち、図1は本発明の接続装置に接続される電子機器の一実施例を示す斜視図、図2は同正面図、図3は同右側面図、図4は同平面図、図5は同分解斜視図、図6は本発明の接続装置の一実施例を示す正面図、図7は図6のX矢視図、図8は接続装置に電子機器を接続する前の状態を示す説明図、図9は同接続状態の一部を断面した説明図、図10は図9のY矢視図、図11は接続装置を他の電子機器と接続する状態を示す説明図である。
【0018】
まず、接続装置に接続される電子機器について説明する。図1〜図5に示す電子機器は、記録媒体を外付け記憶装置として用いることができる携帯型オーディオプレーヤである。この携帯型オーディオプレーヤ1は、内蔵された記憶装置に音楽やその他の情報を記録し、その記録された音楽やその他の情報を屋外やその他任意の場所で手軽に聞くことができるようにしたものである。
【0019】
この携帯型オーディオプレーヤ1は、内蔵されたメインの記憶媒体を有する情報記憶部と、この情報記憶部の再生を行う再生部と、この再生部の動作の切換操作を行う第1の操作部と、再生部のオン・オフの切換操作を行う第2の操作部と、第1の操作部及び第2の操作部での操作に応じて再生部を制御する制御部等を備えて構成されている。
【0020】
図5に示すように、携帯型オーディオプレーヤ1は、前記情報記憶部と再生部と制御部等が設けられた基板アセンブリ2と、内蔵される電源装置3と、これら基板アセンブリ2及び電源装置3等が収納されるケーシング4と、このケーシング4に取り付けられる第1の操作部5及び第2の操作部6と、イヤホーンのプラグ7が接続されるプラグ接続部8と、ホールドバンパー9等によって構成されている。
【0021】
基板アセンブリ2は、4面を囲うよう枠状に形成されたシャーシ11と、このシャーシ11の内部に保持された複数枚の配線基板12と、これら配線基板12に実装されたマイクロコンピュータ、ROM,RAM等の内蔵記憶装置、入出力装置その他の電子部品と、外部の電子機器と接続するための雌側コネクタ13等から構成されている。シャーシ11の内側には、電子部品が実装された各配線基板12間に適当な隙間を設定して配置することにより電源装置3を収納するための電源収納部と、着脱自在に装着される外部記憶装置を収納するための記憶装置収納部とが設けられている。
【0022】
電源装置3は、シャーシ11内の電源収納部に対して着脱可能に収納できる形状とされていて、この実施例では薄い直方体とされている。この電源装置3としては、例えば、充電式のニッケル水素電池が好適であるが、他の二次電池を使用できることは勿論のこと、一次電池を用いることもできる。
【0023】
ケーシング4は、基板アセンブリ2が着脱可能に収納される下部ケース15と、この下部ケース15の上面に開口された開口部を閉じる上部ケース16とから構成されている。下部ケース15及び上部ケース16は絞り加工によって成形されていて、特に下部ケース15は、横方向及び奥行き方向の寸法よりも高さ方向の寸法を十分に長くした、いわゆる深絞りにより成形されている。
【0024】
下部ケース15及び上部ケース16の材質としては、チタン合金が好適である。しかしながら、ステンレス鋼その他の金属を用いることができることは勿論のこと、金属以外のエンジニアリングプラスチックその他の材料を用いることもできる。このケーシング4は人の手に触れる機会が多いため、その材質としてチタン合金を用いることにより、一般的な金属が接触することによる皮膚の炎症等を防止することができ、人に優しい電子機器を提供することができる。
【0025】
下部ケース15は、断面形状が略U字状をなす上面が開口された筐体からなり、横方向の寸法は同一であるが、円弧状に形成された底部の奥行き寸法よりも上面開口部の奥行き寸法を少々長くして、全体として楔のような形状に形成されている。この下部ケース15の底部には、斜め下方に開口された記録媒体挿入口17が設けられている。更に、下部ケース15の一方の側面部には、基板アセンブリ2に設けられた雌側コネクタ13が内側に対向されるコネクタ用開口部15aが設けられ、その開口部15aには格子窓18が装着されている。また、下部ケース15の他方の側面部には、イジェクト釦用開口部15bが設けられ、その開口部15bにはイジェクト釦22が取り付けられている。
【0026】
イジェクト釦22は、記録媒体挿入口17を閉じるシャッタ20を開放させて外部記憶装置の取り出しを可能とするためのものである。このイジェクト釦22は、開口部15bに装着される釦ホルダ23と、この釦ホルダ23に押圧自在に保持された釦本体24と、この釦本体24を常時外側に付勢するゴム等の弾性体25と、釦ホルダ23と下部ケース15の間をシールするシール部材26とから構成されている。
【0027】
シャッタ20は、下部ケース15の記録媒体挿入口17の形状に見合う形状とされていて、その外面は、記録媒体挿入口17を閉じた状態において下部ケース15の外面と同一面になるよう曲面とされている。このシャッタ20は、取付部材28に回動自在に支持されている。シャッタ20と取付部材28との間には捩りコイルバネ29が介在されており、この捩りコイルバネ29のバネ力によってシャッタ20が記録媒体挿入口17を開放する方向に常時付勢されている。このシャッタ20は、記録媒体挿入口17を閉じた状態において前記イジェクト釦22によってロックされ、これによりシャッタ20が、記録媒体挿入口17を閉じた状態に保持される。この状態から釦本体24を押圧操作することによってロックが解除され、捩りコイルバネ29のバネ力でシャッタ20が回動されて記録媒体挿入口17が開かれる。
【0028】
シャッタ20によって開閉される記録媒体挿入口17から出し入れされる記録媒体としては、例えば、「マジックゲート・メモリースティック・デュオ(商標)」と言われるIC記録メディア31を適用することができる。このIC記録メディア31は、従来の「メモリースティック(商標)」に著作権保護技術「マジックゲート」を搭載したもので、「マジックゲート」に対応したAV機器に用いることにより、画像データや音楽・音声データを記録したり、パーソナルコンピュータでデータを記録することができる。
【0029】
この下部ケース15の上面開口部を閉じる上部ケース16は、上方に突出した蒲鉾のようなドーム形をなしており、長手方向の一端に操作部33が設けられ、長手方向の他端にプラグ接続部8が設けられている。操作部33は、第1の位置と第2の位置において、予め内蔵記憶装置や外部記録媒体に記録されている音楽データや音声データを選曲或いは選択することができる第1の操作部5と、再生部に対する電源の供給をオン・オフ切り換える第2の操作部6とから構成されている。更に、上部ケース16には、制御部により実行されている制御の内容や演奏されている音楽の曲名等を表示する表示部の一具体例を示す液晶ディスプレイ39が設けられている。
【0030】
第1の操作部5は、下部ケース15に固定される固定部材34と、この固定部材34に回動自在に支持される操作ツマミ35と、この操作ツマミ35に固定される回動部材36と、操作ツマミ35を固定部材34に対して所定位置に保持する捩りコイルバネ37と、操作ツマミ35の軸方向への移動に際してクリック感を生じさせるクリック感発生機構38と、操作ツマミ35の回動方向を検出する第1及び第2の検出スイッチ40,41と、操作ツマミ35の軸方向への移動を検出する位置検出スイッチ42から構成されている。また、第2の操作部6は、操作ツマミ35に固定されるカバーリング44と、このカバーリング44によって操作ツマミ35から抜け止めされる操作釦45と、この操作釦45の中央部に固定される操作軸46と、この操作軸46の軸方向への移動によってオン・オフ切り換えられる電源スイッチ47から構成されている。
【0031】
第1の操作部5は、操作ツマミ35を軸方向へ移動することによってケーシング側の第1の位置と、ケーシングから離間された第2の位置を選択的に取ることができる。そして、各位置において操作ツマミ35は、それぞれ時計方向と反時計方向の2方向に回動可能とされている。これにより、例えば、操作ツマミ35を一方へ回動することによって次の音楽が選曲され、他方へ回動することによって前の音楽を選曲できるように構成されている。また、第2の操作部6は、操作釦45を1回押圧することによって電源がオンされ、2回押圧することによって電源がオフされる。更に、操作釦45を再び押圧することにより、最初に戻って1回目となり、電源がオンされる。
【0032】
また、プラグ接続部8は、上部ケース16の内側に固定される固定部材50と、この固定部材50に固定されると共にプラグ7の端子部が挿入される中央穴を有する端面カバー51と、固定部材50に回動自在に保持されるツマミ部材52と、このツマミ部材52を中立位置に保持する捩りコイルバネ53と、ツマミ部材52に固定される操作リング54と、この操作リング54によってオン・オフ制御される高音側及び低音側のボリュームスイッチ55,56と、固定部材50に設けられたソケット部57とから構成されている。
【0033】
このプラグ接続部8に着脱自在に装着されるプラグ7は、ソケット部57と電気的に接続される端子部60と、この端子部60の基部に設けられた把持部61とからなり、コードによってレシーバ等に接続されている。プラグ7の把持部61には、絶縁材料で形成されたスリーブ62が装着され、このスリーブ62にプラグカバー63が装着されている。
【0034】
このプラグ接続部8が取り付けられる上部ケース16と下部ケース15との間にはホールドバンパー9が、その接続面が展開される方向にスライド可能に取り付けられている。このホールドバンパー9は、第1の操作部5の第2の位置における再生状態をホールドすることを主な役割とするもので、操作部33からプラグ接続部8までの全てを囲うことができる大きさの枠体として形成されている。
【0035】
図6及び図7は、本発明の接続装置の一実施例を示すもので、この接続装置70は、円筒体の軸方向の一端を略45度の角度で切断したような形状を有する装置本体71を備えている。この装置本体71の45度の切断面が、例えば机上のような支持面72(図9を参照)に接触される被支持面73とされている。この被支持面73に対する装置本体71の上部には、上方に開口する係合溝74が設けられている。
【0036】
係合溝74は、オーディオプレーヤ1の底部に対応する形状を備えており、底部よりも外側が幅広とされた略U字状をなす凹部とされている。この係合溝74は、装置本体71の軸方向、即ち、被支持面73に対して略45度の方向に延在されるように形成されている。この係合溝74の傾斜角度は、40度から50度の範囲が好適であり、最も相応しい傾斜角度は45度である。この傾斜角度が40度以下と50度以上の場合には、後述する起き上がりこぼしのような機能を発揮させることが困難になるが、その機能を問わない場合には、傾斜角度が40度以下であってもよく、また50度以上であってもよい。
【0037】
更に、係合溝74の奥部には、この係合溝74が延在する方向に対向された接続端子部75が設けられている。この接続端子部75は、オーディオプレーヤ1のケーシング4に内蔵された基板アセンブリ2の雌側コネクタ13と対をなす雄側コネクタである。係合溝74にケーシング4の下部を嵌合させて傾斜方向へ落とし込むことにより、雌側コネクタ13が接続端子部75と電気的に接続される。この実施例では、接続端子部75を係合溝74内に露出させる構成としたが、例えば開閉カバーを設ける等して常時は接続端子部75を隠し、オーディオプレーヤ1を装着するときに、オーディオプレーヤ1の自重等で開閉カバーが開かれる構成としてもよい。
【0038】
また、装置本体71の下部で被支持面73の近傍には、他の電子機器や電源と接続するための端子部76が設けられている。図11に示すように、例えば、端子部76の一方の接続口76aはUSBジャック77が接続されるUSBソケットとされ、他方の接続口76bはDC−INジャック78が接続されるDC−INソケットとされている。
【0039】
この場合、専用USB接続ケーブル80を使用して他端のジャック81を他の電子機器の一具体例を示すパーソナルコンピュータ82と接続することにより、接続装置70を介してオーディオプレーヤ1の内蔵記憶装置や外部記憶装置に音楽や音声等の情報を記録することができる。また、ACパワーアダプター83を電源に接続することにより、接続装置70を介してオーディオプレーヤ1の二次電池3に充電することができる。
【0040】
装置本体71の材質としては、絶縁性及び耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチックが好適であるが、これらの性質を有する他の材料、例えばセラミックス等を用いるともできる。
【0041】
このような構成を有する接続装置70は、例えば、次のようにして使用する。図8に示すように、支持面上に載置された接続装置70の上部に開口された係合溝74に、電子機器の一具体例を示すオーディオプレーヤ1のケーシング4の下部を臨ませ、そのケーシング4下部を係合溝74に係合させる。そして、係合溝74が延在される斜め方向に沿ってケーシング4を移動させる。このとき、係合溝74とケーシング4の下部とは、互いに対応された形状とされているため、ケーシング4が係合溝74の3面にガイドされて直線的に移動され、スムースに挿入することができる。
【0042】
オーディオプレーヤ1が係合溝74の奥まで挿入されると、係合溝74の奥に配置された接続端子部75がケーシング4の側面に設けられた格子窓18からケーシング4内に入り込み、雌側コネクタ13に接続される。これにより、図9及び図10に示すように、接続装置70とオーディオプレーヤ1が電気的に確実に接続される。この際、係合溝74には適度な角度の傾斜が設けられているため、その係合溝74にガイドされてオーディオプレーヤ1が自重によって滑り降りるように移動する。その結果、オーディオプレーヤ1の自重のみにより、或いはその自重に操作者の力を若干加えるだけの直線的な動きによって、雌側コネクタ13を接続端子部75である雄側コネクタに容易且つスムースに接続することができる。
【0043】
この状態で、図11に示すように、接続装置70をパーソナルコンピュータ82と接続することにより、接続装置70を介してパーソナルコンピュータ82側の音楽や音声等の情報をオーディオプレーヤ1の内蔵記憶装置や外部記憶装置に記録することができる。また、接続装置70をACパワーアダプター83と接続して家庭用電源等と接続することにより、オーディオプレーヤ1の二次電池3に充電することができる
【0044】
また、本実施例の場合には、接続装置70自体が起き上がりこぼしのような性格を有するため、これを円周方向に転がしたときにも図9のように、自動的に起き上がらせることができる。そのため、動きに面白みのある接続装置を提供することができる。
【0045】
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、係合溝の形状をU字状としてこれに係合されるケーシングを逆U字状とした例について説明したが、係合溝の形状をV字状としてこれに係合されるケーシングを逆V字状としてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願の請求項1記載の接続装置によれば、装置本体の上部に、斜め下方に延在された係合溝を設ける構成としたため、その係合溝に電子機器の対応する部分を係合して係合溝が延在する方向へ直線的に導くことにより、電子機器を接続装置に対して直線的に移動させてワンタッチで簡単且つ迅速に装着することができるという効果が得られる。
【0047】
本出願の請求項2記載の接続装置によれば、係合溝の開口部側が底部よりも幅広になっていて、係合溝を略断面U字状に形成すると共に他の電子機器の対応する部分を略断面逆U字状に形成するようにしたため、極めて容易に電子機器を接続装置に装着し、確実に接続することができるという効果が得られる。
【0048】
本出願の請求項3記載の接続装置によれば、係合溝の傾斜角度を40度から50度の範囲内に設定し、好適には45度に傾斜角度を設定したため、電子機器の自重を利用して係合溝に沿って電子機器をスムースに移動させて接続装置に簡単且つ確実に接続することができるという効果が得られる。
【0049】
本出願の請求項4記載の接続装置によれば、円筒体からなる装置本体の被支持面の位置を工夫して全体の重量バランスを考慮するようにしたため、装置本体を転がしたときにも、起き上がりこぼしのように最終的には倒立させて係合溝が上部に位置するようにすることができるという効果が得られる。
【0050】
本出願の請求項5記載の接続装置によれば、装置本体の被支持面の近傍に端子部を設ける構成としたため、装置本体を安定させた状態で他の電子機器と接続することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続装置に接続される電子機器の一実施例を示すもので、携帯型オーディオプレーヤを示す斜視図である。
【図2】図1に示す携帯型オーディオプレーヤの正面図である。
【図3】図1に示す携帯型オーディオプレーヤの右側面図である。
【図4】図1に示す携帯型オーディオプレーヤの平面図である。
【図5】図1に示す携帯型オーディオプレーヤの分解斜視図である。
【図6】本発明の接続装置の一実施例を示す正面図である。
【図7】図6に示す接続装置のX方向から見た矢視図である。
【図8】本発明の接続装置に電子機器を接続する前の状態を示す説明図である。
【図9】本発明の接続装置に電子機器を接続した状態を示すもので、一部を断面した説明図である。
【図10】図9に示す接続装置に電子機器を接続した状態を示すもので、Y方向から見た矢視図である。
【図11】本発明の接続装置と他の電子機器等を接続する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…携帯型オーディオプレーヤ(電子機器)、 4…ケーシング、 13…雌側コネクタ、 70…接続装置、 71…装置本体、 …73被支持面、 74…係合溝、 75…接続端子部、 76…端子部
Claims (5)
- 接続端子が外部に露出可能とされた電子機器が着脱自在に装着される装置本体を備え、
前記装置本体は、前記電子機器が係合される係合溝と、前記係合溝内に配置され且つ前記電子機器の前記接続端子と着脱可能な接続端子部とを有する接続装置において、
前記係合溝は、前記装置本体の上部に開口されると共に前記電子機器の当該係合溝に係合される部分の外形形状に見合う形状を有し且つ当該係合溝の底部が斜め方向に延在するように形成され、
前記係合溝の奥部に前記接続端子部を配置したことを特徴とする接続装置。 - 前記係合溝は底部よりも開口部側が少々幅広とされた略断面U字状をなす凹部からなり、前記電子機器の前記係合溝に係合される部分は略断面逆U字状をなす凸部からなることを特徴とする請求項1記載の接続装置。
- 前記係合溝の傾斜角度は40度から50度の範囲内が好ましく、略45度が最も好ましい傾斜角度であることを特徴とする請求項1記載の接続装置。
- 前記装置本体は、円筒体の軸方向の一端を略45度の角度で切断したような被支持面を有し、前記被支持面と反対側に前記係合溝を設けると共に、円筒外周面で支持面を転がって停止したときに起き上がって前記被支持面で前記支持面上に載置されるように重心の位置を設定したことを特徴とする請求項1記載の接続装置。
- 前記被支持面の近傍に、他の電子機器又は電源と接続するための端子部を設けたことを特徴とする請求項1記載の接続装置。
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WO2010116449A1 (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | 富士通株式会社 | コネクタを備えた電子装置 |
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