JP4720031B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体に記録されている情報を再生して信号を出力する情報再生装置と、この情報再生装置により再生された信号に基づいて情報を画面にて表示する表示部を有するコントロール装置とが別体に設けられ、これら情報再生装置及びコントロール装置間の信号の遣り取りを信号伝達手段で行うようにした電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に、ディスク状記録媒体に記録されている情報を再生して出力する情報再生装置と、この情報再生装置により再生された信号に基づいて情報を表示部の画面に表示するコントロール装置と、これら情報再生装置及びコントロール装置間を接続コードで接続して使用される電子機器が提供されている。
【0003】
このような電子機器としては、例えば、情報再生装置であるDVDプレーヤと、表示部の一具体例を示すブラウン管を有するコントロール装置であるテレビジョンと、これらDVDプレーヤ及びテレビジョン間を電気的に接続する接続コードとから構成されるものを挙げることができる。このものは、テレビジョンが十分に大きな電子機器であるばかりでなく、DVDプレーヤも比較的大きな電子機器であった。そのため、これらDVDプレーヤ及びテレビジョンは専らインドアで固定的に使用されており、これらをアウトドアに持ち出して楽しむというような発想は見られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電子機器においても、装置の小型化、軽量化の要望は非常に高くあり、また、インドアのみならず、アウトドアで気軽に楽しみたいという希望も増えてきた。例えば、一般的なヘッドホン・ステレオと同様に、DVDプレーヤを小型化、軽量化してユーザーの首や肩等に掛けた状態で使用できるようになれば、表示装置として小型化、軽量化が実現されている液晶ディスプレイと組み合わせて使用することにより、アウトドアにおいても気軽に楽しむことができるようになる。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、情報再生装置とコントロール装置を別体に設けると共に、これら情報再生装置及びコントロール装置を有線又は無線の信号伝達手段で結ぶことにより、従来ではインドアのみで楽しむことができた映像鑑賞等をアウトドアでも気軽に楽しむことができるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述したような課題等を解決し、上記目的を達成するために、本出願の電子機器は、ディスク状記録媒体に記録されている情報を再生して再生信号を出力する情報再生装置と、情報再生装置と別体に形成され且つ情報再生装置を駆動制御するための操作信号を出力すると共に再生信号の供給を受けて情報を画像として表示する表示部を有するコントロール装置と、コントロール装置と情報再生装置との間に操作信号及び再生信号を伝達させる信号伝達手段と、情報再生装置を駆動するための電力を供給する電源装置と、を設け、電源装置は、情報再生装置を挟むように構成された第1の電池収納体及び第2の電池収納体と、第1の電池収納体及び第2の電池収納体に収納された電池と、を有し、第1の電池収納体と第2の電池収納体との間に情報再生装置を出し入れ可能として、情報再生装置に電源装置を着脱可能に構成した
【0007】
上述のように構成したことにより、本出願の電子機器では、情報再生装置とコントロール装置と電源装置とが別個独立に構成されており、情報再生装置及びコントロール装置間が信号伝達手段によって接続され、この信号伝達手段を介してコントロール装置から情報再生装置に操作信号が供給されると共に情報再生装置からコントロール装置に再生信号が供給される。そして、電源装置から情報再生装置に電力が供給され、情報再生が行われる。そのため、一般のヘッドホン・ステレオ等と同様に、DVDプレーヤ等の電子機器を動作させて、従来ではインドアのみでしか楽しむことができなかった映像鑑賞等をアウトドアでも気軽に楽しむことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1乃至図21は本発明の電子装置の一実施例を示すもので、携帯用DVDプレーヤとそのコントロール装置等から構成したものである。即ち、図1は本発明の電子装置の構成を示す斜視図、図2は本発明の電子装置に係る情報再生装置であるDVDプレーヤに電源装置を装着した状態の外観斜視図、図3は同じく平面図、図4は同じく電源装置の半分を取り除いた状態の底面図、図5はDVDプレーヤの平面図、図6は電源装置の半分を取り除いた状態の正面図、図7はDVDプレーヤの背面図、図8は電源装置を装着した状態の側面図、図9はDVDプレーヤの側面図、図10はDVDプレーヤの蓋体を開いた状態の斜視図、図11は電源装置に電力を充電する状態を示す説明図である。
【0009】
また、図12はコントロール装置の第1の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは側面図、同図Cはスプリングピンの拡大斜視図、図13は蓋体を開いた状態の平面図、図14は図13の中央部を断面して示す説明図、図15は第1の実施例に係るコントロール装置を示すもので、同図Aは蓋体を90度より僅か少ない角度で開いた状態の側面図、同図Bは略90度開いた状態の側面図、図16は第1の実施例に係るコントロール装置を示すもので、同図Aは蓋体を略270度以上開いてスタンドとした状態の側面図、同図Bは略360度開いた状態の側面図、図17はコントロール装置の第2の実施例を示すもので、同図Aは側面図、同図Bは略90度開いた状態の側面図、同図Cは略270度開いた状態の側面図、図18はコントロール装置の第3の実施例を示す側面図、図19はコントロール装置の第4の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bはクリック円板の拡大分解斜視図、図20はコントロール装置の第5の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは蓋体を開いた側面図、同図Cは蓋体を底面に付けた状態の側面図、図21はコントロール装置の第6の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは側面図である。
【0010】
図1に示すように、この電子機器は、情報再生装置の一具体例を示すDVD(デジタルバーチャルディスク:Digital Virtual Disk) プレーヤ1と、このDVDプレーヤ1の操作をリモートコントロール制御するコントロール装置2と、このコントロール装置2及びDVDプレーヤ1に電力を供給する電源装置3と、DVDプレーヤ1及びコントロール装置2間を電気的に接続する信号伝達手段の一具体例を示す第1の接続コード4と、DVDプレーヤ1と他の電子機器(例えば、テレビジョン等)との間を接続するための第2の接続コード5等を備えて構成されている。
【0011】
図1〜図10に示すように、DVDプレーヤ1は、円盤体の周方向の一部にテラス状の突出部6aが設けられたシェル形状をなす装置本体であるプレーヤ本体6と、このプレーヤ本体6の上面に設けられた円形の凹陥部からなるディスク収納部7を開閉自在に覆う同じくシェル形状をなす蓋体8と、この蓋体8を閉じた状態でロックするバックル体9等から構成されている。図10に示すように、プレーヤ本体6のディスク収納部7には、プレーヤ本体6に弾性支持されたディスクドライブ装置10が配設されている。
【0012】
ディスクドライブ装置10は、ディスク収納部7の中央部に配置されたターンテーブル11と、このターンテーブル11に装着されたディスク状記録媒体の具体例を示すDVDやCD(コンパクトディスク)等の光学ディスクの情報記録面に対する情報信号の再生(読み出し)及び記録(書き込み)の一方又は両方を行う光学ピックアップ装置12等を備えている。図示しないが、ターンテーブル11は、シャーシに固定部が固定されたスピンドルモータの回転部に取り付けられており、また、光学ピックアップ装置12は、シャーシに固定された一対のガイド軸にスライド可能に支持されている。一対のガイド軸は、所定の間隔をあけて互いに平行とされており、その前端部はスピンドルモータを挟むように配置されていると共に、その後端部は後方に延在されている。
【0013】
このディスクドライブ装置10の上面はカバープレート13によって覆われている。このカバープレート13には、円形の中央穴14aと、この中央穴14aに連続して後方に延在された長穴状の開口部14bとが設けられている。そして、中央穴14aからターンテーブル11が上方へ突出され、開口部14bには光学ピックアップ装置12の光学ヘッド12aが挿入されている。この光学ヘッド12aの対物レンズ15が、ターンテーブル11に装着された光学ディスクの情報記録面に対向される。
【0014】
ターンテーブル11は、光学ディスクのセンタ穴に嵌合される嵌合部11aと、この嵌合部11aと一体に形成されると共に光学ディスクのセンタ穴の周縁部が載置される載置部11bとを有している。ターンテーブル11の嵌合部11aには、周方向へ略等間隔をあけて複数の係合爪が設けられている。各係合爪は、載置部11bの半径方向へ移動可能とされていて、常時はスプリングによって半径方向外側へ付勢されている。このスプリングのバネ力に抗して係合爪を後退させることにより嵌合部11aを光学ディスクのセンタ穴に嵌合させることができる。この嵌合状態では、各係合爪がスプリングのバネ力でセンタ穴の周縁部に係合固定される。これにより、光学ディスクがターンテーブル11にチャッキングされ、ターンテーブル11と一体的に光学ディスクが回転駆動される。
【0015】
プレーヤ本体6の上面に重ね合わされる蓋体8の外周縁には、周方向に連続して下面側に突出する側面部8bが設けられている。そして、蓋体8の突出部8aには、下面側に突出する一対のアーム片17,17が設けられている。各アーム片17は、突出部8aが重ね合わされる突出部6aを貫通してプレーヤ本体6の内部に挿入され、その先端部が支持軸18によって回動自在に支持されている。支持軸18は、プレーヤ本体6の突出部6aの側面によって両端支持されており、この支持軸18を回動中心として蓋体8を俯仰動作させることができる。
【0016】
その結果、蓋体8を押し倒してプレーヤ本体6に重ね合わせることにより、ディスク収納部7が蓋体8によって完全に閉じられる。この際、蓋体8に設けた蓋開閉検出片19によって蓋開閉スイッチが操作され、蓋体8を閉じた状態が検出される。蓋開閉検出片19は、蓋体8の側面部8bの自由端側(アーム片17と反対側)に配置されている。この蓋開閉検出片19に対応してプレーヤ本体6のディスク収納部7には蓋体用の検出穴20が設けられており、この検出穴20の内側に蓋開閉スイッチが配置されている。
【0017】
また、図示しないが、プレーヤ本体6には蓋体8の一方のアーム片17に関連して、蓋体8を任意の開閉角度において保持することができる蓋体姿勢保持機構が設けられている。この蓋体姿勢保持機構は、蓋体8の回動操作に伴って所定の摩擦力を付与することにより所定の力で蓋体8をスムースに開閉操作できるようにすると共に、任意の開閉位置においてその開閉角度を保持することができるようにするものである。このような蓋体姿勢保持機構としては、例えば、アーム片17とプレーヤ本体6側の部材との間に適当な大きさの摩擦力を発生する摩擦摺動機構やダンパ装置等を適用することができる。
【0018】
更に、プレーヤ本体6の突出部6aと反対側の前面部には、バックル体9が回動自在に取り付けられている。バックル体9は、プレーヤ本体6の側面部に装着できるようにその側面形状に見合う形状とされていて、周方向と直交する幅方向の一側においてプレーヤ本体6にヒンジ結合されている。即ち、バックル体9の幅方向の一側には軸受部9aが設けられ、この軸受部9aがプレーヤ本体6の一対の軸受凸部6b,6b間に挿入されている。この一対の軸受凸部6b,6b及び軸受部9aに回動軸を貫通させることによってヒンジ部21が構成されている。そして、プレーヤ本体6のヒンジ部21と反対側の面には、バックル体9の幅方向の他側が着脱自在に装着される切欠き部22が設けられている。
【0019】
プレーヤ本体6の切欠き部22の略中央部には、後述するリモートコントロール装置の受光部23が設けられている。この受光部23は、プレーヤ本体6の正面及び上面の2面に受光面を有するように形成されている。この受光部23の正面側の受光面を露出させるため、図1に示すように、バックル体9の略中央部には開口窓24が設けられている。
【0020】
更に、バックル体9の幅方向の他側には、蓋体8を係合保持するための係合部9bが進退動作機構によって進退動作可能に設けられている。この進退動作機構は、係合部9bを常時外側に付勢するスプリングと、このスプリングのバネ力に抗して係合部9bを進退動作させる操作片25等を有している。このバックル体9の係合部9bに対応させて蓋体8の自由端側の略中央部には、係合部9bが着脱自在に係合される係合受部26が設けられている。
【0021】
この蓋体8の係合受部26は、ディスク収納部7を閉じた状態では切欠き部22の略中央部に配置される。この係合受部26とバックル体9の係合部9bとはプレーヤ本体6に蓋体8を重ね合わせた状態では互いの先端同士が当接するが、バックル体9をそのまま押圧することにより、スプリングのバネ力に抗して係合部9bが後退し、その係合部9bが係合受部26の先端部を乗り越えるようになされている。そして、係合部9bを係合受部26に係合することにより、バックル体9によって蓋体8が強固に締め付けられてロックされる。
【0022】
このバックル体9による蓋体8のロック状態は、次の2つの態様によって簡単に解除することができる。第1のロック解除操作は、操作片25を周方向へスライドさせて行う場合である。このとき、操作片25を周方向へスライド操作すると、スプリングのバネ力に抗して係合部9bが後退し、これにより、係合部9bによる係合受部26の係合が解除される。その結果、バックル体9の引き起し操作が可能となり、この引き起し操作によって係合部9bが係合受部26から大きく引き離され、蓋体8の引き起し操作が可能となる。この場合には、バックル体9の引き起し操作を、小さな力で簡単且つスムースに行うことができる。
【0023】
蓋体8のロック状態の第2のロック解除操作は、操作片25のスライド操作を省略して、直接バックル体9を引き起して行うものである。この場合、バックル体9を引き起すと、スプリングのバネ力及び操作片25の動きが抵抗力となるため第1のロック解除操作の場合よりも大きな引き起し力が必要となるが、スプリングのバネ力を適宜な強さに設定することにより、このバックル体9の引き起し操作を可能とすることができる。
【0024】
このバックル体9の開閉動作を検出するため、バックル体9の内面には開閉突起が設けられている。この開閉突起に対応させてプレーヤ本体6の切欠き部22の側面には、バックル用の検出穴27が設けられている。この検出穴27の内側に、バックル体9の開閉動作を検出するためのバックル開閉スイッチが配置されている。この際、バックル体9を完全に装着して蓋体8をロックすることにより、開閉突起が検出穴27内に挿入される。その結果、開閉突起によってバックル開閉スイッチが操作され、バックル体9をロックした状態が検出される。
【0025】
また、プレーヤ本体6の側面部には、第1のソケット部28及び第2のソケット部29並びにイヤホーンジャック30と、充電ランプ31aや電源ランプ31b等の表示ランプと、再生ボタンやボリュームスイッチその他の操作手段32とが設けられている。第1及び第2のソケット部28,29並びにイヤホーンジャック30はプレーヤ本体6の左側面部に配設され、表示ランプ及び操作手段32はプレーヤ本体6の右側面部に配設されている。
【0026】
このような構成を有するDVDプレーヤ1には、電源装置3が着脱自在に装着される。電源装置3は、図1に示すように、第1の電池ケース34と第2の電池ケース35とを有し、両電池ケース34,35は互いに回動自在に連結されている。各電池ケース34,35は、それぞれ長方形をなす平板状の容器体からなり、その平面形状は略同一形状とされているが、その長手方向には第1の電池ケースである上電池ケース34よりも第2の電池ケースである下電池ケース35の方が長く形成されている。そして、両電池ケース34,35の幅は、プレーヤ本体6の突出部6a及び蓋体8の突出部8aの幅よりも少々広く設定されている。
【0027】
各電池ケース34,35の長手方向の一端部には、それぞれ幅方向の両側に突出する連結部34a,35aが設けられている。上下の電池ケース34,35は、互いの連結部34a,35aを連結することによって回動自在とされて一体に構成されている。この電源装置3の連結手段によって上下の電池ケース34,35は、上下方向へ所定の隙間を開けて略平行とされる閉じた状態と、下電池ケース35に対して上電池ケース34を任意角度(例えば、45度や60度等)傾斜させた開いた状態とを取ることができる。
【0028】
この上下の電池ケース34,35間の所定の隙間はDVDプレーヤ1の厚みであり、上下の電池ケース34,35間にDVDプレーヤ1が挿入される。このように挿入されたDVDプレーヤ1の位置決めをなすために、上電池ケース34の先端部には係合凹凸部36が設けられている。この係合凹凸部36に対応して蓋体8には、断面L字状をなすフック部37が設けられている。このフック部37は蓋体8の係合受部26の近傍に設置されており、このフック部37に係合凹凸部36を係合することにより、蓋体8に対する上電池ケース34の位置決めと、蓋体8及び上電池ケース34間の結合とを同時に行うことができる。
【0029】
更に、下電池ケース35には固定ネジ38が回動自在に取り付けられている。この固定ネジ38は、下電池ケース35のプレーヤ本体6の突出部6aと対応する位置に配置されている。この固定ネジ38に対応してプレーヤ本体6の裏面にはネジ穴が設けられており、そのネジ穴に固定ネジ38を螺合することによって下電池ケース35がDVDプレーヤ1に固定される。この下電池ケース35の固定状態において、上電池ケース34は蓋体8と一体的に回動される。即ち、蓋体8は、上電池ケース34を取り付けた状態でディスク収納部7を自在に開閉することができる。
【0030】
この上電池ケース34には、充電作業の可能な適当な数の電池40が収納されている。また、下電池ケース35には、同じく充電作業の可能な適当な数の電池40と、安全回路41とが収納されている。安全回路41は、この電源装置3から定格以上の大電流が流れたり、電圧が設定値以下に低下している等の電力に対する異常を検出するものである。この場合、安全回路41が大電流を検出したり、電圧の異常を検出した場合には、いずれかの電池40に異常があるものと判断して警告信号を出力するようにする。尚、各電池40には温度ヒューズを取り付けて、各電池40毎に温度管理を行うことが好ましい。
【0031】
安全回路41には上電池ケース34の各電池40と下電池ケース35の各電池40とがそれぞれ接続されている。この安全回路41が、図 に示すように、コネクタ42に接続されている。このコネクタ42は下電池ケース35の背面部に一体に設けられており、このコネクタ42に接続されるプラグ43がプレーヤ本体6の背面部に一体に設けられている。従って、電源装置3をDVDプレーヤ1に装着することにより、コネクタ42とプラグ43とが自動的に接続され、電源装置3からDVDプレーヤ1に電力が自動的に供給される。
【0032】
このような構成を有するDVDプレーヤ1のプレーヤ本体6、蓋体8、バックル体9及び電池ケース34,35の材質としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)、POM(ポリアセタール)その他のエンジニアリングプラスチックを適用することができるが、アルミニウム合金その他の金属を用いることもできる。
【0033】
また、コントロール装置2は、図1及び図12A〜C等に示すような構成を有している。即ち、表示装置本体としてのキャビネット50と、表示部としての一具体例を示す液晶ディスプレイ51と、この液晶ディスプレイ51を開閉する蓋体である開閉蓋52と、各種形式のスイッチ手段や調節手段等からなる操作部53等を備えて構成されている。
【0034】
キャビネット50は略四角形をなす中空の筐体からなり、横方向とされた長手方向の一方に若干偏倚させて開口窓54が設けられ、また長手方向の他方には幅方向に適当な間隔をあけて複数(本実施例では3個)の開口穴55a,55b及び55cが設けられている。そして、開口窓54には液晶ディスプレイ51が嵌め込まれており、また、複数の開口穴55a〜55cには操作部53の各種の操作ボタンがそれぞれ挿入されている。上側である第1の開口穴55aには、再生、早送り及び巻戻しの基本操作を選択的に行うことができる基本操作スイッチの操作ボタン56aが装着されている。この操作ボタン56aは、例えば、中央部を押圧することによって再生のオン・オフ操作を得ることができ、また、各側部を押圧することによって早送り及び巻戻し操作を選択的に得ることができるようになされている。
【0035】
また、中央である第2の開口穴55bには、モードの選択及び決定を行うことができるモード選択スイッチの選択ボタン56bが装着されている。この選択ボタン56bは、例えば、上下左右の四方を押圧することによって各種のモードを選択することができ、また、中央部を押圧することによって選択されたモードを決定することができるようになされている。更に、下側である第3の開口穴55cには、電源スイッチの電源ボタン56cが装着されている。この電源ボタン56cを横方向へスライドさせることによって電源のオン・オフが行われる。
【0036】
更に、キャビネット50の開口穴55a〜55c側の側面には、幅方向に延在された長穴55dが設けられている。この長穴55dには、音量を調節するためのボリュームスイッチの2つの調節ボタン56d,56eが装着されている。一方の調節ボタン56dは音量を高くするもので、他方の調節ボタン56dは音量を低くするものである。
【0037】
図1及び図13等に示すように、キャビネット50の上面には、開閉蓋52の取付部58が設けられている。この取付部58は、キャビネット50の上面に設けられた2個の突条部59a,59bと、開閉蓋52の上部に設けられた突条部60a,60bと、これら突条部59a,60a及び59b,60b間に介在された連結ブロック61と、抵抗手段の一具体例を示す2個のスプリングピン62,62等によって構成されている。
【0038】
2組の突条部59a,60a及び59b,60bは、略同一の形状及び構造を有しており、互いに所定の隙間をあけて同一軸心線上に設定されている。そして、一方の突条部59a,60aの内面には、それぞれスプリングピン62の軸方向の一側が圧入されて固定されている。スプリングピン62は、図12Cに拡大して示すように、金属製円筒管にスリット62aを設けることによって形成されている。スプリングピン62のスリット62aは、円筒管の一端から他端まで連通するように設けられており、このスリット62aの幅の分だけ弾性的に直径を縮小できるようにして弾性を付与している。尚、スリット62aの形状は、図示実施例では波形に形成したが、直線状、曲線状、鋸歯状或いは角歯状その他の形状に形成できるものである。
【0039】
また、他方の突条部59b,60bの内面には、それぞれスプリングピン62側に突出する軸凸部63,63が設けられている。各軸凸部63の直径はスプリングピン62の外径と略同程度の大きさに設定されており、これら2個の軸凸部63,63及び2個のスプリングピン62の突出部を連結ブロック61が同時に挟持している。連結ブロック61は、樋状に形成された2個のブロック片61a,61bと、両ブロック片61a,61bを締付固定するための固定ボルト64との組み合わせによって構成されている。一方のブロック片61aの略中央部には貫通孔65が設けられている。また、他方のブロック片61bの内面の略中央部にはボス部66が設けられ、このボス部66には固定ボルト64のネジ部が螺合されるネジ孔66aが設けられている。
【0040】
かくして、図14に示すように、2個の軸凸部63,63及び2個のスプリングピン62の下側に下ブロック片61bをあてがい、上側から上ブロック片61aをあてがった後、上下のブロック片61a,61bを固定ボルト64で締付固定する。これにより、連結ブロック61を介してキャビネット50及び開閉蓋52間が、2箇所にヒンジ構造を有する取付部58によって回動自在に連結される。この際、固定ボルト64の締付力を調節してスプリングピン62の弾性力を調節することにより、そのスプリングピン62と連結ブロック61との間の摩擦力を変化させて開閉蓋52を開閉する際の操作力を調節することができる。
【0041】
開閉蓋52は、図12A,B等に示すように、キャビネット50の液晶ディスプレイ51を含む表示面の略全体を覆うことができる大きさの板体からなり、その上端縁に上述したられた突条部60a,60bが一体に形成されている。この開閉蓋52は、2箇所にヒンジ構造を有する取付部58によってキャビネット50と回動自在に連結されているため、表示面に対して最大で略360回動させることができる。そして、略360度回動させて開閉蓋52を背面側に移動させることにより、この開閉蓋52をキャビネット50のスタンドとして用いることができる。
【0042】
このような構成を有するコントロール装置2のキャビネット50、開閉蓋52及び連結ブロック61の材質としては、例えば、ABS、POMその他のエンジニアリングプラスチックを適用することができるが、アルミニウム合金その他の金属を用いることもできる。
【0043】
また、キャビネット50の操作部53側の下部には、コントロール装置2をDVDプレーヤ1と接続するための信号伝達手段の一具体例を示す第1の接続コード70の一端が固定的に接続されている。この第1の接続コード70の他端には、DVDプレーヤ1と接続するための第1のプラグ70が一体的に取り付けられている。
【0044】
第1のプラグ70は、断面四角形の中空体からなるプラグ本体71と、このプラグ本体71の背面側に結合された半円形をなすキャップ体72と、プラグ本体71の先端側から突出された端子カバー73等を有している。キャップ体72の先端側は幅細に形成されていると共に、その幅細部の一面に、プレーヤ本体6の第1のソケット部28に差し込む際の差込み方向を規制するガイド突条74が2箇所に設けられている。この一対のガイド突条74に対応させて第1のソケット部28には、摺動可能に嵌まり合う一対のガイド溝28が設けられている。
【0045】
更に、図1に示すように、プラグ本体71の幅広側の一面の先端部には、前方に円弧状に突出する誤挿入防止凸部75aが設けられている。これと対称をなすようにプラグ本体71の幅広側の他面の先端部には、先端縁に開口する円弧状の切欠きからなる誤挿入防止凹部が設けられている。このように、プラグ本体71の差込み側の先端部の上下に誤挿入を防止するための凸部と凹部を設けることにより、第1のプラグ70の誤挿入によって端子カバー73の内側に配設される多数の端子が破損されるおそれをなくすことができる。更に、プラグ本体71に一対のガイド突条74を設けることにより、第1のプラグ70を捩じるようにして抜き取る方向に引っ張る外力に対して、端子カバー73内の端子が破損されるのを防止することができる。
【0046】
第1のプラグ70の端子カバー73は、断面四角形の細長い枠体からなり、その内側に長手方向に沿って多数の端子が一列(複数例でも良い。)に配置されている。また、キャップ体72の後部には、接続コード4の線材が斜め後方から挿入されている。このように接続コード4の線材の取り出し方向を斜め側方に設定することにより、接続コード4の導出方向を電源装置3の長手方向と略同様の方向に規制することができる。これにより、接続コード4の第1のプラグ70の接続部に掛かる負荷を少なくして、短絡や断線等の不具合の発生を抑制することができる。尚、第1のプラグ70のプラグ本体71は、ガイド突条74の根元部分まで挿入される。
【0047】
プレーヤ本体6の第2のソケット部29には、DVDプレーヤ1を他の電子装置と接続するための第2の接続コード5の一端に設けられた第2のプラグ77が着脱自在に装着される。第2のプラグ77は、差込み側である先端部から突出された端子カバー78を有している。この端子カバー78は、断面四角形の細長い枠体からなり、その内側に長手方向に沿って多数の端子が一列(複数例でも良い。)に配置されている。
【0048】
第2の接続コード5の他端には、他の電子機器の一具体例を示すテレビジョン等に接続するための接続器80が固定されて一体的に設けられている。接続器80は、偏平とされた中空の筐体からなり、一方の端面側から接続コード4の線材が挿入されている。接続器80の他方の端面には、複数の端子81が横並びに配置されている。このような端子81としては、例えば、映像端子、S1映像端子、左右の音声端子等を挙げることができる。
【0049】
このような構成を有する電子機器は、例えば、次のようにして使用することができる。電源装置3は、予めDVDプレーヤ1に装着して一体的に組付けておくようにする。即ち、電源装置3の上電池ケース34と下電池ケース35との間に、プレーヤ本体6の突出部6a側からDVDプレーヤ1を差し込み、上電池ケース34の係合凹部36を蓋体8の突起部37に係合させる。このとき、DVDプレーヤ1を所定位置まで差し込むことにより、プレーヤ本体6に設けられたプラグが下電池ケース35に設けられたソケットに嵌合される。その結果、DVDプレーヤ1及び電源装置3間が電気的に接続される。
【0050】
次に、下電池ケース35の固定ネジ38をプレーヤ本体6のネジ孔に螺合させて締め付ける。これにより、DVDプレーヤ1に対して電源装置3が一体的に組み立てられる。その後、DVDプレーヤ1及びコントロール装置2間を第1の接続コード4によって接続する。即ち、第1の接続コード4の第1のプラグ70をプレーヤ本体6の第1のソケット部28に差し込むことにより、第1の接続コード4を介してDVDプレーヤ1及びコントロール装置2間が電気的に接続される。このように、第1のプラグ70を第1のソケット部28に差し込むだけで、DVDプレーヤ1とコントロール装置2との間の電気的接続を実現することができる。
【0051】
DVDプレーヤ1に光学ディスクを装着する作業は、例えば、次のようにして行うことができる。まず、バックル体9を引き起し、このバックル体9による蓋体8のロックを解除する。これは、バックル体9の係合部9b側に指を引っ掛けて起こすことによって簡単に行うことができる。しかしながら、この場合にはバックル体9を引き起こすために大きな力が必要となる。このバックル体9を解除するための力を小さくするには、解除片25をスライド操作して係合部9bを後退させ、係合部9bによる係合受部26との係合状態を解除する。これにより、バックル体9は、極めて小さな力で簡単に引き起こすことができる。
【0052】
ここで、バックル体9を引き起こしてロックを解除すると、バックル体9の内面に設けた検出突起がプレーヤ本体6のバックル用検出穴から抜け出す。これにより、バックル体9のロックを検出する検出スイッチがオフとなり、その検出信号がコントロール装置2に送出される。
【0053】
次に、バックル体9の引き起こしによって露出された係合受部26を指先で保持し、蓋体8の前側を任意の高さまで引き上げる。これにより、プレーヤ本体6の上面に設けたディスク収納部7が開放され、ディスクドライブ装置10が露出される。
【0054】
このとき、蓋体8の蓋開閉検出片19がプレーヤ本体6の蓋用検出穴20から抜け出す。これにより、蓋体8の開閉状態を検出する検出スイッチがオフとなり、その検出信号がコントロール装置2に送出される。この蓋体8の開放信号及び上述したバックル体9の解除信号の少なくとも一方がコントロール装置2に供給される場合には、ディスクドライブ装置10は駆動されることがない。
【0055】
この場合、電源装置3の上電池ケース34は蓋体8と一体に回動され、蓋体8と一緒に上方へ跳上げられる。この状態でディスクドライブ装置10のターンテーブル11に、所望の光学ディスクを装着し、ディスク状情報記録媒体のチャッキングを行う。
【0056】
次に、上電池ケース34と一緒に蓋体8を閉じる。このとき、蓋体8を完全に閉じると、蓋開閉検出片19が蓋用検出穴20に挿入される。これにより、蓋体8の閉じ状態を検出する検出スイッチがオンとなり、その検出信号がコントロール装置2に供給される。この検出信号のみでは、ディスクドライブ装置10が駆動されることはない。
【0057】
次に、バックル体9を押し上げて係合部9bを係合受部26に係合させる。これにより、バックル体9を介して蓋体8がプレーヤ本体6に強固にロックされる。このとき、バックル体9を完全に閉じると、検出突起がバックル用検出穴に挿入される。これにより、バックル体9のロック状態を検出する検出スイッチがオンとなり、その検出信号がコントロール装置2に供給される。この検出信号と上述した蓋体用の検出信号とが共にコントロール装置2に供給されることにより、ディスクドライブ装置10の駆動が可能となる。
【0058】
このようにして使用準備が完了するDVDプレーヤ1は、インドアにおいても使用可能であるが、アウトドアにおいて使用するのに好適である。そのため、DVDプレーヤ1は、例えば、図示しないストラップを使用して吊り下げ可能に構成し、首等に吊り下げて持ち運び可能に構成することが好ましい。この場合には、コントロール装置2のみを手に持って操作することにより、アウトドアにおいて光学ディスクに記録されている情報の映像を、コントロール装置2の液晶ディスプレイ51によって気軽に楽しむことができる。
【0059】
次に、コントロール装置2の操作の実施例を説明する。図15Aは、使用者がコントロール装置2を手で持ち、蓋体8をキャビネット50の表示面に対して90度より若干少ない角度を以て開いている状態を示す。これにより、液晶ディスプレイ51の表示内容が操作者には見えるが、他人には覗かれ難くなる。また、図15Bは、使用者がコントロール装置2を手で持ち、蓋体8をキャビネット50の表示面に対して90度開いている状態を示す。この場合には、蓋体8を日除けとして用いることができる。
【0060】
図16Aは、蓋体8をキャビネット50の表示面に対して270度以上の任意の角度だけ回動し、キャビネット50及び蓋体8の各自由端側を机等の平面P上に載置した状態を示す。これにより、蓋体8を、キャビネット50のスタンドとして用いることができる。この場合には、使用者がキャビネット50及び蓋体8間の角度を変えることにより、液晶ディスプレイ51の表示面を見易い状態に自由に設定することができる。また、図16Bは、蓋体8をキャビネット50の表示面に対して略360度の角度だけ回動して、その蓋体8をキャビネット50の裏面に重ね合わせるようにした状態を示す。これにより、使用者がコントロール装置2を手で持って画面を見るときに、蓋体8が邪魔にならないようにすることができる。
【0061】
図17Aは、上述したコントロール装置2に使用される2個のスプリングピン62のうち、いずれか一方の代わりに、回転軸67を設け、この回転軸67によって蓋体8及び連結ブロック61間を回動自在に連結した例を示すものである。この場合、キャビネット50の突条部59a及び連結ブロック61間は、上述した実施例と同様に、スプリングピン62によって弾性摩擦を伴って回動自在に連結される。尚、蓋体8及びキャビネット50の各自由端には、それぞれ滑り止め部材としての滑り止めゴム68a,68bが貼着されている。
【0062】
図17Bは、図17Aに示すコントロール装置2の動作を説明するものである。使用者がコントロール装置2を手で持ち、蓋体8をキャビネット50の表示面に対して約90度開いている状態を示す。これにより、蓋体8が日除けとなる。この場合、回転軸67をスプリングピン62の斜め後ろまで移動させることにより、回転軸67が蓋体8及び連結ブロック61間を弾性摩擦を伴わないで回動自在に連結するにも係わらず、スプリングピン62及び連結ブロック61間の弾性摩擦によって蓋体8をキャビネット50の表示面に対して略90度に保つことができる。
【0063】
図17Cは、蓋体8をキャビネット50の表示面に対して270度以上の任意の角度だけ回動し、このキャビネット50及び蓋体8の各自由端を机等の平面P上に載置することによって蓋体8を、キャビネット50のスタンドとして使用する状態を示す。このとき、キャビネット50及び蓋体8間の角度を変えて、使用者がキャビネット50の表示面を見易い状態にすることができる。また、滑り止め用ゴム68a,68bによって蓋体8及びキャビネット50が机等の平面P上を滑らないので、回転軸67によって蓋体8及び連結ブロック61間に弾性摩擦を伴うことがなく、回動自在に連結されていても蓋体8をスタンドとして使用可能である。
【0064】
図18は、2個のスプリングピン62の弾性を異ならしめた例を示すものである。例えば、一対のスプリングピン62a,62bのうち、いずれか一方の径を大にし、他方の径を小にすることによって、互いの弾性を異ならせるようにしたものである。この場合には、蓋体8をキャビネット50の表示面に対して開くとき及び閉じるときにおいて、蓋体8及び連結ブロック61間並びに連結ブロック61及びキャビネット50間のうち、弾性の弱い方のスプリングピンが介在されている方を優先的に回動させることができ、これによりキャビネット50に対する蓋体8の回動を円滑に行わせることができる。
【0065】
また、図19Aは、2個のスプリングピン62の一方、例えば、スプリングピン62aの代わりに、クリック円板69を設けた例を示すものである。この実施例に示すコントロール装置2では、蓋体8のキャビネット50の表示面に対する角度を、所定角度置きに多段階に切り換えることができる。図19Bには、クリック円板69を分解して拡大して示す。それぞれ蓋体8及び連結ブロック61に取り付けられた基部a、e間に、クリック凸円板b、クリック凹円板c及び板ばねdが積層された構造を有している。
【0066】
図20Aは、上述したクリック円板69のクリック位置を2箇所に設定した例を示すものである。図20Bに示すように、蓋体8を開くとき、蓋体8のキャビネット50の表示面に対する角度が180度強まで開くときは、蓋体8及び連結ブロック61間のスプリングピン62aを介した弾性摩擦を伴った回動が行われる。その後、図20Cに示すように、連結ブロック61及びキャビネット50間のクリック円板69を介して回動が行われ、蓋体8がキャビネット50の底面に付くようになる。このため、キャビネット50の表示面に対する蓋体8の回動が円滑に行われる。
【0067】
図21には、コントロール装置2の更に他の実施例を示す。図21に示す例は、一対のスプリングピン62a,62bの一方、例えば、スプリングピン62bの代わりに、2枚のギア84a,84bを有するギア装置83を設けたものである。一方のギア84aには回転軸85が挿通されており、この回転軸85が連結ブロック61に固定されている。また、他方のギア84bは、キャビネット50に回転自在に取り付けられている。これらのギア84a,84bは互いに噛合されて、ギアボックス86内に収納されている。尚、一方のギア84aは他方のギア84bよりも小径に形成されている。これにより、一方のギア84aで他方のギア84bを回動するときに減速させ、連結ブロック61及びキャビネット50間を、摩擦を伴って回動させることができる。
【0068】
このような構成を有するコントロール装置2の使用は、本実施例のDVDプレーヤ1に限定されるものではなく、例えば、PDA(Personal Digital Assistants) 、小型ワードプロセッサ、小型マイクロコンピュータ、電子辞書、ポータブルテレビ受像機、小型電子時計等に用いて好適であるが、卓上型のこれら電子機器、その他の電子機器にも適用し得るものである。
【0069】
また、図11には、DVDプレーヤ1と図示しない家庭電源等を接続して電源装置3に充電する状態を示す。図11において、符号90は、DVDプレーヤ1を保管保持するための保持スタンド90である。この保持スタンド90は、上面に保持溝が形成された保持部90aと、この保持部90aの下部に連続する保持台90bとからなり、保持台90bは十分に大きな載置面を確保できるよう展開いされて広く形成されている。
【0070】
また、保持部90aの保持溝方向の両側には、DVDプレーヤ1の側面を支持するための支持片91,92が設けられている。そして、一方の支持片91の先端部には、プレーヤ本体6の側面に設けた凹部に係合される爪部91aが設けられている。この爪部91aを設けたことにより、電源装置3を装着したことによって周方向の重量バランスが不均一とされたDVDプレーヤ1を、図11に示すように、電源装置3を横向きにした状態においても回転することなく、確実に保持することができる。
【0071】
尚、図11に示す符号93は、家庭用コンセント等の電源とDVDプレーヤ1との間を接続するための接続コードである。この接続コード93の一端に、充電用のプラグ94が取り付けられている。この充電用プラグ94は、プレーヤ本体6の第2のソケット部29に着脱自在とされている。そして、充電用プラグ94の中央の半円形部分を押圧することによって端子部が後退動作して、第2のソケット部29との接続が解除されるようになされている。
【0072】
以上説明したが、本発明は上記実施の例に限定されるものではなく、例えば、上記実施例においては、情報再生装置としてDVDプレーヤ1を例にとり、その液晶ディスプレイ付きリモートコントロール装置をコントロール装置2とした例について説明したが、例えば、携帯用CDプレーヤ、携帯用ディスクドライブ装置その他の電子機器及びそのリモートコントロール装置にも適用することができるものである。また、上記実施例においては、DVDプレーヤ1及びコントロール装置2間を有線によって接続した例について説明したが、信号伝達手段として無線を適用し、DVDプレーヤ1及びコントロール装置2間を無線によって接続して信号の遣り取りを行う構成としても良いことは勿論である。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0073】
以上説明したように、本出願の電子機器によれば、情報再生装置と、これとは別体のコントロール装置と、情報再生装置及びコントロール装置間を接続して信号の遣り取りを行う信号伝達手段と、電源装置とを設け、電源装置の第1の電池収納体と第2の電池収納体との間に情報再生装置を出し入れ可能として、情報再生装置に電源装置を着脱可能に構成したため、DVDプレーヤ等の情報再生装置を手に持つことなく、表示部の付いたコントロール装置のみを手に持って情報再生装置の操作を行うことができ、DVDプレーヤ等をヘッドホンステレオ等と同様にアウトドアで気軽に楽しむことができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子装置の一実施例の構成を示す斜視図斜視図である。
【図2】本発明の電子装置に係る情報再生装置の一具体例を示すDVDプレーヤに電源装置を装着した状態を示す外観斜視図である。
【図3】図2に示す電源装置付きDVDプレーヤの平面図である。
【図4】図2に示す電源装置付きDVDプレーヤの電源装置を半分に断面した底面図である。
【図5】図1に示す電源装置を取り除いたDVDプレーヤの平面図である。
【図6】図2に示す電源装置付きDVDプレーヤの電源装置を半分に断面した正面図である。
【図7】図1に示す電源装置を取り除いたDVDプレーヤの背面図である。
【図8】図2に示す電源装置付きDVDプレーヤの側面図である。
【図9】図1に示す電源装置を取り除いたDVDプレーヤの側面図である。
【図10】図1に示す電源装置を取り除いたDVDプレーヤの蓋体を開いた状態を示す斜視図である。
【図11】図2に示す電源装置付きDVDプレーヤに電力を充電する状態を示す説明図である。
【図12】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第1の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは側面図、同図Cはスプリングピンの拡大斜視図である。
【図13】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第1の実施例を示すもので、蓋体を開いた状態の平面図である。
【図14】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第1の実施例を示すもので、図13の中央部を断面して示す説明図である。
【図15】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第1の実施例を示すもので、同図Aは蓋体を90度より僅か少ない角度で開いた状態の側面図、同図Bは略90度開いた状態の側面図である。
【図16】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第1の実施例を示すもので、同図Aは蓋体を略270度以上開いてスタンドとした状態の側面図、同図Bは略360度開いた状態の側面図である。
【図17】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第2の実施例を示すもので、同図Aは側面図、同図Bは略90度開いた状態の側面図、同図Cは略270度開いた状態の側面図である。
【図18】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第3の実施例を示す側面図である。
【図19】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第4の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bはクリック円板の拡大分解斜視図である。
【図20】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第5の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは蓋体を開いた側面図、同図Cは蓋体を底面に付けた状態の側面図である。
【図21】本発明の電子機器に係るコントロール装置の第6の実施例を示すもので、同図Aは平面図、同図Bは側面図である。
【符号の説明】
1 DVDプレーヤ(情報再生装置)、 2 コントロール装置、 3 電源装置、 4 接続コード(信号伝達手段)、 6 プレーヤ本体、 7 ディスク収納部、 8 蓋体、 9 バックル体、 10 ディスクドライブ装置、 11 ターンテーブル、 12 光学ピックアップ装置(ピックアップ装置)、19 検出片、 20 検出穴、 28,29 ソケット部、 34,35 電池ケース、 40 電池、 50 キャビネット、 51 液晶ディスプレイ(表示部)、 52 開閉蓋(蓋体)、 53 操作部、 61 連結ブロック、 62,62a,62b スプリングピン(抵抗手段)、 90 保持スタンド

Claims (4)

  1. ディスク状記録媒体に記録されている情報を再生して再生信号を出力する情報再生装置と、
    上記情報再生装置と別体に形成され且つ当該情報再生装置を駆動制御するための操作信号を出力すると共に上記再生信号の供給を受けて上記情報を画像として表示する表示部を有するコントロール装置と、
    上記コントロール装置と上記情報再生装置との間に上記操作信号及び上記再生信号を伝達させる信号伝達手段と、
    上記情報再生装置を駆動するための電力を供給する電源装置と、
    を設け、
    上記電源装置は、上記情報再生装置を挟むように構成された第1の電池収納体及び第2の電池収納体と、上記第1の電池収納体及び第2の電池収納体に収納された電池と、を有し、
    上記第1の電池収納体と上記第2の電池収納体との間に上記情報再生装置を出し入れ可能として、上記情報再生装置に上記電源装置を着脱可能に構成した
    電子機器。
  2. 上記情報再生装置は、
    ディスク装着部に装着されたディスク状記録媒体を回転駆動するディスク回転機構と、
    上記ディスク回転機構により回転駆動される上記ディスク状記録媒体の情報記録面に沿って半径方向に進退移動可能とされると共に当該情報記録面から情報信号を読み出して上記再生信号を出力するピックアップ装置と、を有するプレーヤ本体と、
    上記プレーや本体の上記ディスク装着部を開閉する蓋体と、を有し、
    上記第1の電池収納体及び上記蓋体を一体的に開閉可能とした
    請求項1記載の電子機器。
  3. 上記コントロール装置は、
    上記操作信号の発生及び上記再生信号の供給による表示部の画面表示を制御する操作部と、
    上記表示部の開閉及びその開放時においてスタンドとなし得る蓋体と、
    を有する
    請求項1記載の電子機器。
  4. 上記信号伝達手段は、
    上記情報再生装置に一端が接続され且つ上記コントロール装置に他端が接続される接続コードである
    請求項1記載の電子機器。
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