JP2003287780A - カメラ - Google Patents
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Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、コストアップすることなく、小型
で、銀塩フィルムとデジタル画像の迅速かつ最適な同時
撮像が可能なカメラを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、撮影動作前に
は、イメージャ以外の受光素子を用いて被写体輝度の測
光を行う第2の測光手段で測光を行い、撮影動作時に
は、該第2の測光手段の測光結果に応じてイメージャを
用いて撮影を行う第1の撮影手段の駆動条件を設定した
後に、前記イメージャを用いて被写体輝度の測光を行う
第1の測光手段で測光を行い、該測光結果に基づき、適
正露出と判定された場合には、そのまま、前記第1の撮
影手段および銀塩フィルムを用いて撮影を行う第2の撮
影手段で撮影を実行し、適性露出でないと判定した場合
には前記第1の測光手段の測光結果に基づ、再び、前記
第2の測光手段で測光を行い、その測光結果で前記第2
の撮影手段の駆動条件を再設定してから前記第1および
第2の撮影手段で撮影を実行することを特徴としたカメ
ラが提供される。
で、銀塩フィルムとデジタル画像の迅速かつ最適な同時
撮像が可能なカメラを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、撮影動作前に
は、イメージャ以外の受光素子を用いて被写体輝度の測
光を行う第2の測光手段で測光を行い、撮影動作時に
は、該第2の測光手段の測光結果に応じてイメージャを
用いて撮影を行う第1の撮影手段の駆動条件を設定した
後に、前記イメージャを用いて被写体輝度の測光を行う
第1の測光手段で測光を行い、該測光結果に基づき、適
正露出と判定された場合には、そのまま、前記第1の撮
影手段および銀塩フィルムを用いて撮影を行う第2の撮
影手段で撮影を実行し、適性露出でないと判定した場合
には前記第1の測光手段の測光結果に基づ、再び、前記
第2の測光手段で測光を行い、その測光結果で前記第2
の撮影手段の駆動条件を再設定してから前記第1および
第2の撮影手段で撮影を実行することを特徴としたカメ
ラが提供される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特
に、銀塩フィルムを用いた撮像手段と、光電変換素子か
らなるイメージャを用いてデジタル画像を撮像する撮像
手段とを具備したいわゆるハイブリッド・カメラ等の露
出制御に関し、更に詳しくは、銀塩フィイルムとイメー
ジャとで略同時撮像を行う際の露出制御に係り、特に、
CMOSイメージャに代表されるような順次露光、順次
読出しといった駆動方式のイメージャを用いたハイブリ
ッド・カメラの露出制御に関する。 【0002】 【従来の技術】ハイブリッド・カメラの露出制御に関す
る従来技術には、以下のようなものが知られている。 【0003】以下に説明する従来技術は、銀塩フィルム
とイメージャに対してそれぞれシャッターを具備する構
成であり、イメージャとしてはCCDが用いられてい
る。 【0004】銀塩フィルムとイメージャの略同時撮像に
おいては、特に、ストロボ撮影時の露出制御に工夫を要
する。 【0005】つまり、所定の光量で一度きりのストロボ
発光で、如何にして、感度の異なる撮像手段を共に適正
な露光量に制御するのかということである。 【0006】このような露出制御としては、主に2種類
が知られており、1つは、銀塩フィルムを主体にした露
出制御方法である。 【0007】この銀塩フィルムの露出制御は、銀塩カメ
ラで実施されている公知の露出制御と同等であり、被写
体の輝度と距離、撮影光学系のFno、銀塩フィルムの
感度等に基づいて、シャッター秒時やシャッター絞り
値、ストロボ光量を所定のプログラムで決定するといっ
た内容である。 【0008】一方、イメージャとしてのCCDの露出制
御は、まず、銀塩フィルムの露光開始に合わせて、CC
D用のシャッターの開口を開始する。 【0009】ストロボは、銀塩フィルム用のシャッター
の開口絞り値が適正になった時点で発光する。 【0010】この時点でCCDにとってみれば、CCD
用のシャッター開口絞り値は、ストロボ光量に対して適
正でない場合が殆どである。 【0011】そこで、ストロボ光量とCCD用のシャッ
ターの開口絞り値、および、CCDの感度を考慮して、
CCDの出力アンプのゲインを調節する等の処理によっ
て、見かけ上、適正露出にするといった露出補正を施す
ものである。 【0012】この種の従来技術は、公開特許公報である
特開2000−180951号公報に開示されている。 【0013】もう一つは、露光タイミングを制御する方
法であって、銀塩フィルムの露出制御に関しては、前記
従来技術、および、銀塩カメラが実施する公知の露出制
御と同じである。 【0014】前記従来技術と異なる点は、銀塩フィルム
用のシャッターの開口開始タイミングとCCD用のシャ
ッターの開口開始タイミングを同時ではなく異ならせる
ところである。 【0015】つまり、CCD用のシャッターは、ストロ
ボの発光時点で開口絞り値が適正になるように、開口開
始タイミングが決定されるということである。 【0016】この種の従来技術は、公開特許公報である
特開2000−199922号公報に開示されている。 【0017】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、以下に記すような課題がある。 【0018】前記従来技術の明細書には、測光回路に関
する記載が僅かばかりしかないが、イメージャ(CC
D)とは別の受光素子を用いて測光を実施していると読
み取れる。 【0019】これは銀塩カメラで一般的な測光回路と考
えられ、このような測光回路は高速で測光することは可
能であるが、その精度は良くない。 【0020】測光精度が悪いというのは、イメージャ
(CCD)の輝度に対するダイナミックレンジが狭いと
いう特性においてである。 【0021】このような測光回路でイメージャ(CC
D)の露出を適正にしょうとすると、非常に高価な測光
回路が必要になる。 【0022】また、測光回路にコストをかけられない場
合には、イメージャ(CCD)からの映像信号を用いて
露出を制御するような構成にする必要が有る。 【0023】このような技術は、公知であり、一般的で
あるが、露出制御に長時間を必要とするという課題があ
る。 【0024】この点に関し、上述した従来技術の明細書
には、イメージャ(CCD)を用いた露出制御やタイム
ラグの短縮を図るための工夫については何等の記載がな
されていない。 【0025】つまり、従来技術では、測光回路が非常に
高価か、または、レリーズタイムラグの大きなカメラし
か実現ができないということになる。 【0026】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、コストアップすることなく、小型で、銀塩フィ
ルムとデジタル画像の迅速かつ最適な同時撮像が可能な
カメラを提供することを目的としている。 【0027】 【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1)イメージャを用いて撮影を
行うための第1の撮影手段と、銀塩フィルムを用いて撮
影を行うための第2の撮影手段と、前記イメージャを用
いて被写体輝度の測光を行うための第1の測光手段と、
前記イメージャ以外の受光素子を用いて被写体輝度の測
光を行うための第2の測光手段と、前記イメージャと、
前記銀塩フィルムとの露出を制御するための露出制御手
段と、前記イメージャの露出が適正か否かを判定するた
めの露出判定手段とを具備するカメラであって、撮影動
作に入る以前には、前記第2の測光手段で測光を行い、
撮影動作に入ると、前記第2の測光手段の測光結果に応
じて前記第1の撮影手段の駆動条件を前記露出制御手段
が設定した後に、前記第1の測光手段で測光を行い、前
記第1の測光手段の測光結果に基づき、前記露出判定手
段が適正露出と判定した場合には、そのまま、前記第1
の撮影手段および前記第2の撮影手段での撮影を実行
し、適性露出でないと判定した場合には前記第1の測光
手段の測光結果に基づき、再び、前記第2の測光手段で
測光を行い、その測光結果で前記第2の撮影手段の駆動
条件を前記露出制御手段が再設定してから前記第1の撮
影手段および前記第2の撮影手段での撮影を実行するこ
とを特徴としたカメラが提供される。 【0028】(作用)予め、第2の測光手段の測光結果
に基づき、イメージャの駆動条件が仮ではあるが略適正
な設定にされているため、イメージャからの信号が出な
かったり、飽和したりすることがなく、第1の測光手段
による測光に長時間を要することがなくなる。 【0029】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。 【0030】図1は、本発明の一実施の形態によるカメ
ラの概略的な構成を示すブロック図である。 【0031】すなわち、図1に示すように、第1の撮像
手段101は、フォーカスレンズ103とシャッタ絞り
104とを含む光学手段102に加えて、銀塩フィルム
105とを備えている。 【0032】ここで、光学手段102は、被写体からの
光を銀塩フィルム105へと導き、結像、露光させるた
めの手段である。 【0033】また、フォーカスレンズ103は、被写体
像を銀塩フィルム105に対して結像させる際に、ピン
ト調節するための手段である。 【0034】また、シャッタ絞り104は、被写体像を
銀塩フィルム105に対して結像させる際に、遮光と露
光とを含む露光制御を行うための手段である。 【0035】そして、第2の撮像手段206は、被写体
像をデジタルデータとして撮像するための手段である受
光手段209と、被写体像を受光手段209へと導くた
めの手段である光学手段207と、被写体からの光の光
強度を増減させるための減光フィルタ手段208とを備
えている。 【0036】ここで、減光フィルタ手段208は、受光
手段209の受光面の直前または受光面より被写体側に
配置され、光学手段207に内装される構成となる。 【0037】図2は、減光フィルタ手段208の詳細な
構成を示す図である。 【0038】以下に、図2を用いて減光フィルタ手段2
08の詳細な構成を説明すると、この減光フィルタ手段
208は、光を通さない材質で作られた枠と、少なくと
も複数の開口部と、前記開口部にはめられた少なくとも
複数の光学フィルタとを備え、後述するように前記枠を
枠中心の回転軸に対して全体を回転させるためのモータ
ーとピニオン(駆動手段)11と係合されている。 【0039】ここで、前記少なくとも複数の光学フィル
タは、光の強度を減衰させるためのもので、光の分光特
性や光の進行方向を変えるものではない。 【0040】本実施の形態では、この複数の光学フィル
タとして、以下の4枚の光学フィルタが用いられる。 【0041】すなわち、4枚の光学フィルタは、光強度
を変えない透明フィルタと、光強度を1/2にする光学
フィルタ(ND1)と、光強度を1/4にする光学フィ
ルタ(ND2)と、光強度を1/8にする光学フィルタ
(ND3)である。 【0042】ここで、それぞれの光学フィルタの厚みと
材質(屈折率)は同じものとし、厚さと材質(屈折率)
が異なる場合には、それぞれの光学フィルタが第2の撮
像手段206の光路長に与える影響が等しくなる関係で
あれば構わない。 【0043】本実施の形態の減光フィルタ手段208は
円盤形状であるが、それはあくまでも一例であり、長方
形の板状の形状で平行移動するようなものでも構わな
い。 【0044】ここで、図1の説明に戻ると、DX検出手
段10は、銀塩フィルム105の種類を検出するための
手段であり、フィルムのISO感度等の露出制御に欠か
せない情報を検出する。 【0045】また、駆動手段11は、減光フィルタ手段
208を回転駆動するための手段であり、少なくともモ
ーターとピニオンから成る。 【0046】ストロボ回路12は、ストロボの充電・発
光を行い、被写体が暗い場合に、被写体を照明するため
の光源としての機能を有する。 【0047】測光回路13は、被写体の輝度を検出する
ための手段であり、フォトダイオードとトランジスタ等
で被写体の輝度に応じて発生する光電流をアナログ処理
する回路から成る。 【0048】この場合、測光方式としては、被写体の一
箇所のみを測光するものや、複数箇所を測光するもの、
更には、複数箇所を測光して平均輝度を検出するもの、
中央を重視するもの等の様々な方式が存在するが、本実
施の形態ではそれらの特定方式に拘らない。 【0049】測距回路14は、カメラ(正確にはフィル
ム面)から被写体までの距離、または、フィルム面に対
する被写体像のデフォーカス量を検出し、被写体像のピ
ント調節に必要な情報を出力するための手段である。 【0050】この場合、測光回路と同様に、測距回路の
測距方式も多数の様々な方式が知られているが、本実施
の形態においては、それらの特定方式に拘らない。 【0051】ファインダ光学手段15は、ユーザーが撮
像する際、被写体の撮像範囲を確認し、撮像の構図を決
定するためにある手段である。 【0052】このファインダ光学系に関しても、独立し
た光学系であったり、撮像光学系の一部を共用した光学
系(一般的には、TTL光学ファインダ)等の多数の様
々な方式が知られているが、本実施の形態では、それら
の特定方式に拘らない。 【0053】駆動手段16は、光学手段102の焦点変
倍や、フォーカスレンズ103、シャッタ絞り104の
駆動、銀塩フィルム105の巻上・巻戻し駆動、ファイ
ンダ光学手段15の焦点変倍等を駆動するための手段で
ある。 【0054】画像信号処理手段17は、受光手段109
から画像信号を取得して、この画像信号の処理を行うた
めの手段である。 【0055】また、この画像信号処理手段17は、前記
画像信号を記録する際に、画像信号の圧縮処理を行った
り、逆に保存されている画像信号を読出し、伸張処理を
行うための手段である。この画像圧縮・伸張に関しては
JPEG方式等が知られている。 【0056】また、この画像信号処理手段17は、更に
後述する表示手段18で画像表示可能な画像信号への信
号変換も行うと共に、上記以外にも、画像信号から被写
体輝度情報を抽出したり、画像信号のコントラスト評価
値を算出したり、ホワイトバランス処理、欠陥画素補
正、γ補正、色調補正、各種フィルタ処理、輪郭強調、
彩度補正、色合い調整、Knee処理、等の様々な画像
信号処理を含まれるが、本発明には、これらの画像信号
処理の詳細な説明は不要なので省略する。 【0057】表示手段18には、一般的なLCDが用い
られており、撮像した画像の表示、リアルタイムな動画
(スルー画〉の表示、カメラ操作などに応じたメニュー
画面(GUI)の表示が主機能である。 【0058】記憶手段19は、画像信号等の諸データを
一時的に記憶するための揮発性メモリであり、本実施の
形態では、SDRAMが用いられている。 【0059】記憶手段20は、画像データを記録保存す
るための不揮発性メモリであり、本実施の形態では、F
LASHメモリが用いられている。 【0060】そして、この記憶手段20は、カメラから
着脱が可能な記憶メディアであり、スマートメディア
(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メ
モリステック(登録商標)等が知られている。 【0061】但し、本発明において、記憶手段20がカ
メラから着脱可能であることは必須ではない。 【0062】入力手段(スイッチ:SW)21は、レリ
ーズSWをはじめとして、ズームSW、モード変更S
W、電源SW等のSW類である。 【0063】表示手段22は、日付時間情報や銀塩フィ
ルムの撮影コマ数情報等の情報を表示するもので、表示
手段18の補助的な役割を果たす。 【0064】この場合、表示手段18よりも表示手段2
2の方が低消費電力であり、カメラの電源がオン状態で
は、常に、表示手段22が表示するようになっている。 【0065】時計・写し込み手段23は、日付時間の設
定機能を有し、時間を計時すると共に、銀塩フィルム1
05に日付データ等を写し込む機能も持っている。 【0066】CPU24は、上記構成要素の制御や演算
等を実行するためのシーケンスコントローラーであり、
所定のプログラムに基づいて動作する。 【0067】ここで、不図示の構成要素を簡単に説明す
ると、カメラの電池や電源回路は図示を省略していると
共に、CPU24のプログラムはCPU内部のROMに
格納されていても構わないし、CPU外部にプログラム
メモリ(一般的には、FLASHメモリ)があっても構
わない。 【0068】更に、CPU24が演算時に用いるRAM
(ワークメモリ、キヤッシュメモリ等)は内蔵でも良い
し、外部メモリ(一般的には、SRAM)でも良い。 【0069】記憶手段は図示した数以上に存在していて
も良いし、複数、または、複数種類の記憶メディアがカ
メラに着脱可能でも構わない。 【0070】そして、本発明の内容と直接的に関係の無
い構成要素がカメラに含まれても特に構わない。 【0071】以上が本発明の一実施の形態によるカメラ
が適用されるであるハイブリッド・カメラの構成要素に
関する説明であり、以下に本発明の核心となる露出制御
について図面を参照して説明する。 【0072】図3は本発明の一実施の形態によるカメラ
が適用されるハイブリッド・カメラの露出制御の処理手
順を説明するために示すフローチャートである。 【0073】すなわち、図3に示すように、まず、ステ
ップ#01にて、被写体輝度情報(1)を取得する。 【0074】この被写体輝度情報(1)とは、図1の測
光回路13から取得する被写体輝度情報であり、測光回
路13はカメラの電源が入った後のタイミングで測光を
行うので、カメラが被写体の方向を向いている保証はな
く、必ずしも正しく被写体輝度情報(1)を取得できる
とは限らない。 【0075】次に、ステップ#02にて、撮影を開始す
るかどうかを判断するために、入力手段21に含まれる
レリーズSWの状態変化を検出する。 【0076】ここで、レリーズSWの状態変化の検出に
より、撮影が開始される場合には、ステップ#03へと
進み、ステップ#03にて、その他の情報をCPU24
によって取得する。 【0077】この場合、取得する情報は、第1の光学手
段102の焦点距離情報や開放絞り値、銀塩フィルムの
感度、被写体距離情報、ストロボ回路12の動作モード
(ストロボ発光モード)等の露出演算に必要な情報であ
る。 【0078】次に、ステップ#04乃至ステップ#07
にて、受光手段209の露出条件を算出する。 【0079】詳細には、減光フィルタ手段208の位
置、受光手段209のゲイン値と、フレームレートと、
電子シャッタ値とをCPU24が算出する。 【0080】この場合、CPU24が算出する順番は変
わっても構わないと共に、上記以外の演算が有っても構
わないし、上記の全ての演算が無くても構わない。 【0081】次に、ステップ#08乃至ステップ#11
にて、前記算出された受光手段209の露出条件を設定
する。 【0082】これも上記と同様に、減光フィルタ手段2
08の位置、受光手段209のゲイン値と、フレームレ
ートと、同電子シャッタ値とをCPU24が設定する。 【0083】この場合、CPU24が設定する順番は変
わっても構わないと共に、上記以外の設定が有っても構
わないし、上記の全ての設定が無くても構わない。 【0084】次に、ステップ#12にて、被写体輝度情
報(2)を取得する。 【0085】この被写体輝度情報(2)とは、受光手段
209から得られる被写体の画像信号を画像信号処理手
段17が中間処理し、CPU24が更に演算処理して求
めるものである。 【0086】この被写体輝度情報(2)を取得する際、
ストロボを少光量で発光させることを記述しておく。 【0087】これは、撮影時のストロボ光の照明効果
(露出条件)を推測するための発光であり、以下で行う
適正露出かどうかを判断するときの基準値にフィードバ
ックされる。 【0088】次に、ステップ#13にて、露出誤差が大
きいかどうかを判断する。 【0089】これは、受光手段209の露出が適正かど
うかの判断であり、もし適正であるならば、前記被写体
輝度情報(2)が所定範囲の値に収まるはずである。 【0090】この場合には、ステップ#16へとジャン
プする。 【0091】一方、前記被写体輝度情報(2)が所定範
囲の値に収まらない場合には、被写体輝度情報(1)が
正しくなかったということであり、ステップ#14へと
分岐する。 【0092】次に、ステップ#14にて、被写体輝度情
報(1)を再び取得する。 【0093】このタイミングでは、カメラが正しく被写
体に向いているはずであり、得られる被写体輝度情報
(1)も正しいはずである。 【0094】そして、この被写体輝度情報(1)情報
は、銀塩フィルム105の露出演算にのみ用いられる。 【0095】また、測光回路13による測光は、比較的
長時間を要するので、次のステップ#15とは、略並列
処理となる。 【0096】次に、ステップ#15にて、前記被写体輝
度情報(2)に基づいて、受光手段209の露出条件を
補正(再度算出)し、(再)設定する。 【0097】このステップは、上述したステップ#04
乃至ステップ#11の処理と同様である。但し、一部の
設定を禁止する等のバリエーションも考えられ、完全に
同一である必要はない。 【0098】次に、ステップ#16にて、銀塩フィルム
105の露出条件を算出する。これは、公知の技術と何
ら変わらないので詳細は割愛する。 【0099】次に、ステップ#17にて、銀塩フィルム
105の露出が予め定められた所定量以上にオーバーに
なるかどうかを判断する。 【0100】この際、多少の露出オーバーと露出アンダ
ーに関しては、銀塩フィルム105のラチチュードでカ
バーされる。この場合には、ステップ#18で、略同時
撮影が行われる。 【0101】一方、所定以上の露出オーバーの場合に
は、ステップ#19で時間差撮影が行われる。ここで、
時間差撮影といっても、撮影者が気付く程の時間差はな
い。 【0102】図4の(a)乃至(f)は、この時間差撮
影の様子を説明するために示すタイミングチャートであ
る。 【0103】すなわち、図4の(a)は、ストロボの発
光タイミングであり、図4の(b)は、受光手段209
の垂直同期信号である。 【0104】本実施の形態では受光手段209としてC
MOSイメージャを用いているために、垂直同期信号
が”L”の期間(垂直ブランキング期間)が全画素露光
期間となり、ストロボはこの期間中に発光しなければな
らない。 【0105】図4の(c),(d)は、CMOSイメー
ジャの露光期間と読出し期間を示している。 【0106】ステップ#18の同時撮影の場合には、図
4の(e)に示すタイミングで銀塩フィルム105への
撮影が行われる。このタイミング波形として、図4の
(e)では三角山のように示されているが、これは、シ
ャッタ絞りが開いて閉じる過程を図示したものである。
すなわち、三角山の頂点でシャッタ絞りが絞り値開放に
至り、閉じ始める図である。 【0107】ステップ#19の時間差撮影の場合には、
図4の(f)に示すタイミングで銀塩フィルム105の
撮影が行われる。このタイミング波形として、図4の
(f)では三角山のように示されているが、これは、図
4の(e)の場合と同様に、シャッタ絞りが開いて閉じ
る過程を図示したものである。 【0108】つまり、撮影を絞り値開放ではなく必要量
絞ったタイミングで行い、ストロボの光量制御をタイミ
ング制御を以って行うものである。 【0109】図4では、銀塩フィルム105への撮影を
早めた形態で示しているが、遅くする変形例も考えられ
る。これは、先幕シンクロ、後幕シンクロといった公知
の技術と同じ考え方である。 【0110】以上が本実施の形態の説明であり、本発明
によれば、比較的安価なCMOSイメージャを用いるこ
とにより、複雑な構成で、かつ、比較的高価なシヤッタ
絞り機構を用いること無く、銀塩フィルムとデジタル画
像のストロボ同調同時撮影を簡単に実現することができ
る。 【0111】また、本発明の条件に当てはまらない撮影
として、ストロボが発光しない撮影の場合には、銀塩フ
ィルムとCMOSイメージャの露出制御とを、それぞれ
独立して行えば良い。 【0112】本発明を用いることにより、コストアップ
することなく、かっ、小型な、銀塩フィルムとデジタル
画像の同時撮像が可能なハイブリッド・カメラを実現し
提供することが可能となり、特に、デジタル撮像系の複
雑なアイリス制御を廃止することが可能になる。 【0113】 【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、コストアップすることなく、小型で、銀塩フィ
ルムとデジタル画像の迅速かつ最適な同時撮像が可能な
カメラを提供することができる。
に、銀塩フィルムを用いた撮像手段と、光電変換素子か
らなるイメージャを用いてデジタル画像を撮像する撮像
手段とを具備したいわゆるハイブリッド・カメラ等の露
出制御に関し、更に詳しくは、銀塩フィイルムとイメー
ジャとで略同時撮像を行う際の露出制御に係り、特に、
CMOSイメージャに代表されるような順次露光、順次
読出しといった駆動方式のイメージャを用いたハイブリ
ッド・カメラの露出制御に関する。 【0002】 【従来の技術】ハイブリッド・カメラの露出制御に関す
る従来技術には、以下のようなものが知られている。 【0003】以下に説明する従来技術は、銀塩フィルム
とイメージャに対してそれぞれシャッターを具備する構
成であり、イメージャとしてはCCDが用いられてい
る。 【0004】銀塩フィルムとイメージャの略同時撮像に
おいては、特に、ストロボ撮影時の露出制御に工夫を要
する。 【0005】つまり、所定の光量で一度きりのストロボ
発光で、如何にして、感度の異なる撮像手段を共に適正
な露光量に制御するのかということである。 【0006】このような露出制御としては、主に2種類
が知られており、1つは、銀塩フィルムを主体にした露
出制御方法である。 【0007】この銀塩フィルムの露出制御は、銀塩カメ
ラで実施されている公知の露出制御と同等であり、被写
体の輝度と距離、撮影光学系のFno、銀塩フィルムの
感度等に基づいて、シャッター秒時やシャッター絞り
値、ストロボ光量を所定のプログラムで決定するといっ
た内容である。 【0008】一方、イメージャとしてのCCDの露出制
御は、まず、銀塩フィルムの露光開始に合わせて、CC
D用のシャッターの開口を開始する。 【0009】ストロボは、銀塩フィルム用のシャッター
の開口絞り値が適正になった時点で発光する。 【0010】この時点でCCDにとってみれば、CCD
用のシャッター開口絞り値は、ストロボ光量に対して適
正でない場合が殆どである。 【0011】そこで、ストロボ光量とCCD用のシャッ
ターの開口絞り値、および、CCDの感度を考慮して、
CCDの出力アンプのゲインを調節する等の処理によっ
て、見かけ上、適正露出にするといった露出補正を施す
ものである。 【0012】この種の従来技術は、公開特許公報である
特開2000−180951号公報に開示されている。 【0013】もう一つは、露光タイミングを制御する方
法であって、銀塩フィルムの露出制御に関しては、前記
従来技術、および、銀塩カメラが実施する公知の露出制
御と同じである。 【0014】前記従来技術と異なる点は、銀塩フィルム
用のシャッターの開口開始タイミングとCCD用のシャ
ッターの開口開始タイミングを同時ではなく異ならせる
ところである。 【0015】つまり、CCD用のシャッターは、ストロ
ボの発光時点で開口絞り値が適正になるように、開口開
始タイミングが決定されるということである。 【0016】この種の従来技術は、公開特許公報である
特開2000−199922号公報に開示されている。 【0017】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術には、以下に記すような課題がある。 【0018】前記従来技術の明細書には、測光回路に関
する記載が僅かばかりしかないが、イメージャ(CC
D)とは別の受光素子を用いて測光を実施していると読
み取れる。 【0019】これは銀塩カメラで一般的な測光回路と考
えられ、このような測光回路は高速で測光することは可
能であるが、その精度は良くない。 【0020】測光精度が悪いというのは、イメージャ
(CCD)の輝度に対するダイナミックレンジが狭いと
いう特性においてである。 【0021】このような測光回路でイメージャ(CC
D)の露出を適正にしょうとすると、非常に高価な測光
回路が必要になる。 【0022】また、測光回路にコストをかけられない場
合には、イメージャ(CCD)からの映像信号を用いて
露出を制御するような構成にする必要が有る。 【0023】このような技術は、公知であり、一般的で
あるが、露出制御に長時間を必要とするという課題があ
る。 【0024】この点に関し、上述した従来技術の明細書
には、イメージャ(CCD)を用いた露出制御やタイム
ラグの短縮を図るための工夫については何等の記載がな
されていない。 【0025】つまり、従来技術では、測光回路が非常に
高価か、または、レリーズタイムラグの大きなカメラし
か実現ができないということになる。 【0026】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、コストアップすることなく、小型で、銀塩フィ
ルムとデジタル画像の迅速かつ最適な同時撮像が可能な
カメラを提供することを目的としている。 【0027】 【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1)イメージャを用いて撮影を
行うための第1の撮影手段と、銀塩フィルムを用いて撮
影を行うための第2の撮影手段と、前記イメージャを用
いて被写体輝度の測光を行うための第1の測光手段と、
前記イメージャ以外の受光素子を用いて被写体輝度の測
光を行うための第2の測光手段と、前記イメージャと、
前記銀塩フィルムとの露出を制御するための露出制御手
段と、前記イメージャの露出が適正か否かを判定するた
めの露出判定手段とを具備するカメラであって、撮影動
作に入る以前には、前記第2の測光手段で測光を行い、
撮影動作に入ると、前記第2の測光手段の測光結果に応
じて前記第1の撮影手段の駆動条件を前記露出制御手段
が設定した後に、前記第1の測光手段で測光を行い、前
記第1の測光手段の測光結果に基づき、前記露出判定手
段が適正露出と判定した場合には、そのまま、前記第1
の撮影手段および前記第2の撮影手段での撮影を実行
し、適性露出でないと判定した場合には前記第1の測光
手段の測光結果に基づき、再び、前記第2の測光手段で
測光を行い、その測光結果で前記第2の撮影手段の駆動
条件を前記露出制御手段が再設定してから前記第1の撮
影手段および前記第2の撮影手段での撮影を実行するこ
とを特徴としたカメラが提供される。 【0028】(作用)予め、第2の測光手段の測光結果
に基づき、イメージャの駆動条件が仮ではあるが略適正
な設定にされているため、イメージャからの信号が出な
かったり、飽和したりすることがなく、第1の測光手段
による測光に長時間を要することがなくなる。 【0029】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。 【0030】図1は、本発明の一実施の形態によるカメ
ラの概略的な構成を示すブロック図である。 【0031】すなわち、図1に示すように、第1の撮像
手段101は、フォーカスレンズ103とシャッタ絞り
104とを含む光学手段102に加えて、銀塩フィルム
105とを備えている。 【0032】ここで、光学手段102は、被写体からの
光を銀塩フィルム105へと導き、結像、露光させるた
めの手段である。 【0033】また、フォーカスレンズ103は、被写体
像を銀塩フィルム105に対して結像させる際に、ピン
ト調節するための手段である。 【0034】また、シャッタ絞り104は、被写体像を
銀塩フィルム105に対して結像させる際に、遮光と露
光とを含む露光制御を行うための手段である。 【0035】そして、第2の撮像手段206は、被写体
像をデジタルデータとして撮像するための手段である受
光手段209と、被写体像を受光手段209へと導くた
めの手段である光学手段207と、被写体からの光の光
強度を増減させるための減光フィルタ手段208とを備
えている。 【0036】ここで、減光フィルタ手段208は、受光
手段209の受光面の直前または受光面より被写体側に
配置され、光学手段207に内装される構成となる。 【0037】図2は、減光フィルタ手段208の詳細な
構成を示す図である。 【0038】以下に、図2を用いて減光フィルタ手段2
08の詳細な構成を説明すると、この減光フィルタ手段
208は、光を通さない材質で作られた枠と、少なくと
も複数の開口部と、前記開口部にはめられた少なくとも
複数の光学フィルタとを備え、後述するように前記枠を
枠中心の回転軸に対して全体を回転させるためのモータ
ーとピニオン(駆動手段)11と係合されている。 【0039】ここで、前記少なくとも複数の光学フィル
タは、光の強度を減衰させるためのもので、光の分光特
性や光の進行方向を変えるものではない。 【0040】本実施の形態では、この複数の光学フィル
タとして、以下の4枚の光学フィルタが用いられる。 【0041】すなわち、4枚の光学フィルタは、光強度
を変えない透明フィルタと、光強度を1/2にする光学
フィルタ(ND1)と、光強度を1/4にする光学フィ
ルタ(ND2)と、光強度を1/8にする光学フィルタ
(ND3)である。 【0042】ここで、それぞれの光学フィルタの厚みと
材質(屈折率)は同じものとし、厚さと材質(屈折率)
が異なる場合には、それぞれの光学フィルタが第2の撮
像手段206の光路長に与える影響が等しくなる関係で
あれば構わない。 【0043】本実施の形態の減光フィルタ手段208は
円盤形状であるが、それはあくまでも一例であり、長方
形の板状の形状で平行移動するようなものでも構わな
い。 【0044】ここで、図1の説明に戻ると、DX検出手
段10は、銀塩フィルム105の種類を検出するための
手段であり、フィルムのISO感度等の露出制御に欠か
せない情報を検出する。 【0045】また、駆動手段11は、減光フィルタ手段
208を回転駆動するための手段であり、少なくともモ
ーターとピニオンから成る。 【0046】ストロボ回路12は、ストロボの充電・発
光を行い、被写体が暗い場合に、被写体を照明するため
の光源としての機能を有する。 【0047】測光回路13は、被写体の輝度を検出する
ための手段であり、フォトダイオードとトランジスタ等
で被写体の輝度に応じて発生する光電流をアナログ処理
する回路から成る。 【0048】この場合、測光方式としては、被写体の一
箇所のみを測光するものや、複数箇所を測光するもの、
更には、複数箇所を測光して平均輝度を検出するもの、
中央を重視するもの等の様々な方式が存在するが、本実
施の形態ではそれらの特定方式に拘らない。 【0049】測距回路14は、カメラ(正確にはフィル
ム面)から被写体までの距離、または、フィルム面に対
する被写体像のデフォーカス量を検出し、被写体像のピ
ント調節に必要な情報を出力するための手段である。 【0050】この場合、測光回路と同様に、測距回路の
測距方式も多数の様々な方式が知られているが、本実施
の形態においては、それらの特定方式に拘らない。 【0051】ファインダ光学手段15は、ユーザーが撮
像する際、被写体の撮像範囲を確認し、撮像の構図を決
定するためにある手段である。 【0052】このファインダ光学系に関しても、独立し
た光学系であったり、撮像光学系の一部を共用した光学
系(一般的には、TTL光学ファインダ)等の多数の様
々な方式が知られているが、本実施の形態では、それら
の特定方式に拘らない。 【0053】駆動手段16は、光学手段102の焦点変
倍や、フォーカスレンズ103、シャッタ絞り104の
駆動、銀塩フィルム105の巻上・巻戻し駆動、ファイ
ンダ光学手段15の焦点変倍等を駆動するための手段で
ある。 【0054】画像信号処理手段17は、受光手段109
から画像信号を取得して、この画像信号の処理を行うた
めの手段である。 【0055】また、この画像信号処理手段17は、前記
画像信号を記録する際に、画像信号の圧縮処理を行った
り、逆に保存されている画像信号を読出し、伸張処理を
行うための手段である。この画像圧縮・伸張に関しては
JPEG方式等が知られている。 【0056】また、この画像信号処理手段17は、更に
後述する表示手段18で画像表示可能な画像信号への信
号変換も行うと共に、上記以外にも、画像信号から被写
体輝度情報を抽出したり、画像信号のコントラスト評価
値を算出したり、ホワイトバランス処理、欠陥画素補
正、γ補正、色調補正、各種フィルタ処理、輪郭強調、
彩度補正、色合い調整、Knee処理、等の様々な画像
信号処理を含まれるが、本発明には、これらの画像信号
処理の詳細な説明は不要なので省略する。 【0057】表示手段18には、一般的なLCDが用い
られており、撮像した画像の表示、リアルタイムな動画
(スルー画〉の表示、カメラ操作などに応じたメニュー
画面(GUI)の表示が主機能である。 【0058】記憶手段19は、画像信号等の諸データを
一時的に記憶するための揮発性メモリであり、本実施の
形態では、SDRAMが用いられている。 【0059】記憶手段20は、画像データを記録保存す
るための不揮発性メモリであり、本実施の形態では、F
LASHメモリが用いられている。 【0060】そして、この記憶手段20は、カメラから
着脱が可能な記憶メディアであり、スマートメディア
(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メ
モリステック(登録商標)等が知られている。 【0061】但し、本発明において、記憶手段20がカ
メラから着脱可能であることは必須ではない。 【0062】入力手段(スイッチ:SW)21は、レリ
ーズSWをはじめとして、ズームSW、モード変更S
W、電源SW等のSW類である。 【0063】表示手段22は、日付時間情報や銀塩フィ
ルムの撮影コマ数情報等の情報を表示するもので、表示
手段18の補助的な役割を果たす。 【0064】この場合、表示手段18よりも表示手段2
2の方が低消費電力であり、カメラの電源がオン状態で
は、常に、表示手段22が表示するようになっている。 【0065】時計・写し込み手段23は、日付時間の設
定機能を有し、時間を計時すると共に、銀塩フィルム1
05に日付データ等を写し込む機能も持っている。 【0066】CPU24は、上記構成要素の制御や演算
等を実行するためのシーケンスコントローラーであり、
所定のプログラムに基づいて動作する。 【0067】ここで、不図示の構成要素を簡単に説明す
ると、カメラの電池や電源回路は図示を省略していると
共に、CPU24のプログラムはCPU内部のROMに
格納されていても構わないし、CPU外部にプログラム
メモリ(一般的には、FLASHメモリ)があっても構
わない。 【0068】更に、CPU24が演算時に用いるRAM
(ワークメモリ、キヤッシュメモリ等)は内蔵でも良い
し、外部メモリ(一般的には、SRAM)でも良い。 【0069】記憶手段は図示した数以上に存在していて
も良いし、複数、または、複数種類の記憶メディアがカ
メラに着脱可能でも構わない。 【0070】そして、本発明の内容と直接的に関係の無
い構成要素がカメラに含まれても特に構わない。 【0071】以上が本発明の一実施の形態によるカメラ
が適用されるであるハイブリッド・カメラの構成要素に
関する説明であり、以下に本発明の核心となる露出制御
について図面を参照して説明する。 【0072】図3は本発明の一実施の形態によるカメラ
が適用されるハイブリッド・カメラの露出制御の処理手
順を説明するために示すフローチャートである。 【0073】すなわち、図3に示すように、まず、ステ
ップ#01にて、被写体輝度情報(1)を取得する。 【0074】この被写体輝度情報(1)とは、図1の測
光回路13から取得する被写体輝度情報であり、測光回
路13はカメラの電源が入った後のタイミングで測光を
行うので、カメラが被写体の方向を向いている保証はな
く、必ずしも正しく被写体輝度情報(1)を取得できる
とは限らない。 【0075】次に、ステップ#02にて、撮影を開始す
るかどうかを判断するために、入力手段21に含まれる
レリーズSWの状態変化を検出する。 【0076】ここで、レリーズSWの状態変化の検出に
より、撮影が開始される場合には、ステップ#03へと
進み、ステップ#03にて、その他の情報をCPU24
によって取得する。 【0077】この場合、取得する情報は、第1の光学手
段102の焦点距離情報や開放絞り値、銀塩フィルムの
感度、被写体距離情報、ストロボ回路12の動作モード
(ストロボ発光モード)等の露出演算に必要な情報であ
る。 【0078】次に、ステップ#04乃至ステップ#07
にて、受光手段209の露出条件を算出する。 【0079】詳細には、減光フィルタ手段208の位
置、受光手段209のゲイン値と、フレームレートと、
電子シャッタ値とをCPU24が算出する。 【0080】この場合、CPU24が算出する順番は変
わっても構わないと共に、上記以外の演算が有っても構
わないし、上記の全ての演算が無くても構わない。 【0081】次に、ステップ#08乃至ステップ#11
にて、前記算出された受光手段209の露出条件を設定
する。 【0082】これも上記と同様に、減光フィルタ手段2
08の位置、受光手段209のゲイン値と、フレームレ
ートと、同電子シャッタ値とをCPU24が設定する。 【0083】この場合、CPU24が設定する順番は変
わっても構わないと共に、上記以外の設定が有っても構
わないし、上記の全ての設定が無くても構わない。 【0084】次に、ステップ#12にて、被写体輝度情
報(2)を取得する。 【0085】この被写体輝度情報(2)とは、受光手段
209から得られる被写体の画像信号を画像信号処理手
段17が中間処理し、CPU24が更に演算処理して求
めるものである。 【0086】この被写体輝度情報(2)を取得する際、
ストロボを少光量で発光させることを記述しておく。 【0087】これは、撮影時のストロボ光の照明効果
(露出条件)を推測するための発光であり、以下で行う
適正露出かどうかを判断するときの基準値にフィードバ
ックされる。 【0088】次に、ステップ#13にて、露出誤差が大
きいかどうかを判断する。 【0089】これは、受光手段209の露出が適正かど
うかの判断であり、もし適正であるならば、前記被写体
輝度情報(2)が所定範囲の値に収まるはずである。 【0090】この場合には、ステップ#16へとジャン
プする。 【0091】一方、前記被写体輝度情報(2)が所定範
囲の値に収まらない場合には、被写体輝度情報(1)が
正しくなかったということであり、ステップ#14へと
分岐する。 【0092】次に、ステップ#14にて、被写体輝度情
報(1)を再び取得する。 【0093】このタイミングでは、カメラが正しく被写
体に向いているはずであり、得られる被写体輝度情報
(1)も正しいはずである。 【0094】そして、この被写体輝度情報(1)情報
は、銀塩フィルム105の露出演算にのみ用いられる。 【0095】また、測光回路13による測光は、比較的
長時間を要するので、次のステップ#15とは、略並列
処理となる。 【0096】次に、ステップ#15にて、前記被写体輝
度情報(2)に基づいて、受光手段209の露出条件を
補正(再度算出)し、(再)設定する。 【0097】このステップは、上述したステップ#04
乃至ステップ#11の処理と同様である。但し、一部の
設定を禁止する等のバリエーションも考えられ、完全に
同一である必要はない。 【0098】次に、ステップ#16にて、銀塩フィルム
105の露出条件を算出する。これは、公知の技術と何
ら変わらないので詳細は割愛する。 【0099】次に、ステップ#17にて、銀塩フィルム
105の露出が予め定められた所定量以上にオーバーに
なるかどうかを判断する。 【0100】この際、多少の露出オーバーと露出アンダ
ーに関しては、銀塩フィルム105のラチチュードでカ
バーされる。この場合には、ステップ#18で、略同時
撮影が行われる。 【0101】一方、所定以上の露出オーバーの場合に
は、ステップ#19で時間差撮影が行われる。ここで、
時間差撮影といっても、撮影者が気付く程の時間差はな
い。 【0102】図4の(a)乃至(f)は、この時間差撮
影の様子を説明するために示すタイミングチャートであ
る。 【0103】すなわち、図4の(a)は、ストロボの発
光タイミングであり、図4の(b)は、受光手段209
の垂直同期信号である。 【0104】本実施の形態では受光手段209としてC
MOSイメージャを用いているために、垂直同期信号
が”L”の期間(垂直ブランキング期間)が全画素露光
期間となり、ストロボはこの期間中に発光しなければな
らない。 【0105】図4の(c),(d)は、CMOSイメー
ジャの露光期間と読出し期間を示している。 【0106】ステップ#18の同時撮影の場合には、図
4の(e)に示すタイミングで銀塩フィルム105への
撮影が行われる。このタイミング波形として、図4の
(e)では三角山のように示されているが、これは、シ
ャッタ絞りが開いて閉じる過程を図示したものである。
すなわち、三角山の頂点でシャッタ絞りが絞り値開放に
至り、閉じ始める図である。 【0107】ステップ#19の時間差撮影の場合には、
図4の(f)に示すタイミングで銀塩フィルム105の
撮影が行われる。このタイミング波形として、図4の
(f)では三角山のように示されているが、これは、図
4の(e)の場合と同様に、シャッタ絞りが開いて閉じ
る過程を図示したものである。 【0108】つまり、撮影を絞り値開放ではなく必要量
絞ったタイミングで行い、ストロボの光量制御をタイミ
ング制御を以って行うものである。 【0109】図4では、銀塩フィルム105への撮影を
早めた形態で示しているが、遅くする変形例も考えられ
る。これは、先幕シンクロ、後幕シンクロといった公知
の技術と同じ考え方である。 【0110】以上が本実施の形態の説明であり、本発明
によれば、比較的安価なCMOSイメージャを用いるこ
とにより、複雑な構成で、かつ、比較的高価なシヤッタ
絞り機構を用いること無く、銀塩フィルムとデジタル画
像のストロボ同調同時撮影を簡単に実現することができ
る。 【0111】また、本発明の条件に当てはまらない撮影
として、ストロボが発光しない撮影の場合には、銀塩フ
ィルムとCMOSイメージャの露出制御とを、それぞれ
独立して行えば良い。 【0112】本発明を用いることにより、コストアップ
することなく、かっ、小型な、銀塩フィルムとデジタル
画像の同時撮像が可能なハイブリッド・カメラを実現し
提供することが可能となり、特に、デジタル撮像系の複
雑なアイリス制御を廃止することが可能になる。 【0113】 【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、コストアップすることなく、小型で、銀塩フィ
ルムとデジタル画像の迅速かつ最適な同時撮像が可能な
カメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態によるカメラの
概略的な構成を示すブロック図である。 【図2】図2は、図1の減光フィルタ手段208の詳細
な構成を示す図である。 【図3】図3は本発明の一実施の形態によるカメラが適
用されるハイブリッド・カメラの露出制御の処理手順を
説明するために示すフローチャートである。 【図4】図4の(a)乃至(f)は、本発明の一実施の
形態によるカメラが適用されるハイブリッド・カメラの
時間差撮影の様子を説明するために示すタイミングチャ
ートである。 【符号の説明】 101…第1の撮像手段、 103…フォーカスレンズ、 104…シャッタ絞り、 102…光学手段、 105…銀塩フィルム、 206…第2の撮像手段、 209…受光手段、 207…光学手段、 208…減光フィルタ手段、 11…駆動手段、 10…DX検出手段、 12…ストロボ回路、 13…測光回路、 14…測距回路、 15…ファインダ光学手段、 16…駆動手段、 17…画像信号処理手段、 18…表示手段、 19…記憶手段、 20…記憶手段、 21…入力手段(スイッチ:SW)、 22…表示手段、 23…時計・写し込み手段、 24…CPU。
概略的な構成を示すブロック図である。 【図2】図2は、図1の減光フィルタ手段208の詳細
な構成を示す図である。 【図3】図3は本発明の一実施の形態によるカメラが適
用されるハイブリッド・カメラの露出制御の処理手順を
説明するために示すフローチャートである。 【図4】図4の(a)乃至(f)は、本発明の一実施の
形態によるカメラが適用されるハイブリッド・カメラの
時間差撮影の様子を説明するために示すタイミングチャ
ートである。 【符号の説明】 101…第1の撮像手段、 103…フォーカスレンズ、 104…シャッタ絞り、 102…光学手段、 105…銀塩フィルム、 206…第2の撮像手段、 209…受光手段、 207…光学手段、 208…減光フィルタ手段、 11…駆動手段、 10…DX検出手段、 12…ストロボ回路、 13…測光回路、 14…測距回路、 15…ファインダ光学手段、 16…駆動手段、 17…画像信号処理手段、 18…表示手段、 19…記憶手段、 20…記憶手段、 21…入力手段(スイッチ:SW)、 22…表示手段、 23…時計・写し込み手段、 24…CPU。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 5/335 H04N 5/335 Q
// H04N 101:00 101:00
Fターム(参考) 2H002 DB02 DB04 DB05 DB06 FB30
HA04 JA09
2H054 BB05 BB07
2H104 AA18
5C022 AA13 AB12 AB15 AB17 AC42
AC52 AC55
5C024 BX01 DX04 EX11 EX34 EX51
GY01
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 イメージャを用いて撮影を行うための第
1の撮影手段と、 銀塩フィルムを用いて撮影を行うための第2の撮影手段
と、 前記イメージャを用いて被写体輝度の測光を行うための
第1の測光手段と、 前記イメージャ以外の受光素子を用いて被写体輝度の測
光を行うための第2の測光手段と、 前記イメージャと、前記銀塩フィルムとの露出を制御す
るための露出制御手段と、 前記イメージャの露出が適正か否かを判定するための露
出判定手段とを具備するカメラであって、 撮影動作に入る以前には、前記第2の測光手段で測光を
行い、 撮影動作に入ると、前記第2の測光手段の測光結果に応
じて前記第1の撮影手段の駆動条件を前記露出制御手段
が設定した後に、前記第1の測光手段で測光を行い、 前記第1の測光手段の測光結果に基づき、前記露出判定
手段が適正露出と判定した場合には、そのまま、前記第
1の撮影手段および前記第2の撮影手段での撮影を実行
し、適性露出でないと判定した場合には前記第1の測光
手段の測光結果に基づき、再び、前記第2の測光手段で
測光を行い、その測光結果で前記第2の撮影手段の駆動
条件を前記露出制御手段が再設定してから前記第1の撮
影手段および前記第2の撮影手段での撮影を実行するこ
とを特徴としたカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002089880A JP2003287780A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002089880A JP2003287780A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003287780A true JP2003287780A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29235345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002089880A Withdrawn JP2003287780A (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003287780A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8576298B2 (en) | 2007-08-03 | 2013-11-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002089880A patent/JP2003287780A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8576298B2 (en) | 2007-08-03 | 2013-11-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Image pickup apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |