JP2003287283A - 給湯システム - Google Patents

給湯システム

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JP2003287283A
JP2003287283A JP2002091657A JP2002091657A JP2003287283A JP 2003287283 A JP2003287283 A JP 2003287283A JP 2002091657 A JP2002091657 A JP 2002091657A JP 2002091657 A JP2002091657 A JP 2002091657A JP 2003287283 A JP2003287283 A JP 2003287283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常が発生したままの給湯システムがユーザ
に引き渡されてしまう未然に防止する。 【解決手段】 給湯装置30に異常が発生したことを検
出したときには、給湯装置30を所定時間停止させた
後、給湯装置30を再起動させるとともに、給湯装置3
0を設置した直後であるときは、給湯装置30を再起動
させる旨のリトライ表示をしながら給湯装置30を再起
動させる。これにより、給湯システムの設置施工工事を
終了した後に、給湯システムを実際に運転させて給湯シ
ステムの作動を検査する場合において、異常が発生して
いることを施工業者が確実に認識することができる。し
たがって、施工業者が重度の異常を気づかないまま作動
検査が終了し、重度の異常が発生したままの給湯システ
ムがユーザに引き渡されてしまうといった不具合を未然
に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯システムに関
するもので、特にヒートポンプ(蒸気圧縮式冷凍機)に
て温水を生成し、その生成した温水を蓄える貯湯タンク
を備える給湯システムに適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
特開2000−283555号公報に記載の発明では、
給湯システムに異常が発生したときには、ユーザが操作
する遠隔操作装置の表示画面に異常内容を示すエラーコ
ードを表示している。
【0003】また、給湯システムに異常が発生したとき
には、給湯システムの再起動を自動的に所定回数だけ行
い、再起動を所定回数行っても異常が解消しない場合に
限り、異常内容を示すエラーコードを表示する給湯シス
テムもある。以下、この給湯システムを自動リトライ機
能付き給湯システムと呼ぶ。
【0004】ところで、給湯システムに発生する異常と
して、例えば給湯回路中にゴミ等の異物が詰まってしま
うといった異常は、通常、再起動を数回行えば異常が解
消する場合が多い。
【0005】したがって、自動リトライ機能付き給湯シ
ステムであれば、このような軽度の異常に対しては、ユ
ーザに対して異常表示をすることなく、自動的に給湯シ
ステムを復旧させることができるので、給湯システムの
使い勝手を向上させることができる。
【0006】しかし、自動リトライ機能付き給湯システ
ムでは、再起動を所定回数行っても異常が解消しない場
合に初めて異常が発生した旨を報知するので、再起動に
よって復旧させることができない重度の異常が発生した
場合においては、異常が発生した時から実際に異常内容
を示すエラーコードを表示されるまでに、比較的長い時
間を要する。
【0007】このため、例えば給湯システムの設置施工
工事を終了した後に、給湯システムを実際に運転させて
給湯システムの作動を検査する場合において、重度の異
常が発生しているのに関わらず、実際に異常内容を示す
エラーコードを表示されるまでに比較的長い時間を要す
るため、施工業者が異常を気づかないまま作動検査が終
了し、重度の異常が発生したままの給湯システムがユー
ザに引き渡されてしまうおそれがある。
【0008】本発明は、上記点に鑑み、第1に従来と異
なる新規な給湯システムを提供し、第2に重度の異常が
発生したままの給湯システムがユーザに引き渡されてし
まう未然に防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、温水を供給
する給湯装置(30)を備える給湯システムにおいて、
給湯装置(30)を設置した直後であるか否かを判定す
る施工直後判定手段(S40)と、給湯装置(30)に
異常が発生したことを検出したときに、給湯装置(3
0)を所定時間停止させた後、給湯装置(30)を再起
動させる再起動手段(S30)と、施工直後判定手段
(S40)により給湯装置(30)を設置した直後であ
ると判定されたときに、再起動手段(S30)より給湯
装置(30)を再起動させる場合に、給湯装置(30)
を再起動させる旨の報知する報知手段(S50)とを備
えることを特徴とする。
【0010】これにより、従来と異なる新規な給湯シス
テムを提供しつつ、給湯システムの設置施工工事を終了
した後に、給湯システムを実際に運転させて給湯システ
ムの作動を検査する場合において、異常が発生している
ことを施工業者が確実に認識することができる。
【0011】したがって、施工業者が重度の異常を気づ
かないまま作動検査が終了し、重度の異常が発生したま
まの給湯システムがユーザに引き渡されてしまうといっ
た不具合を未然に防止できる。
【0012】延いては、自動リトライ機能付き給湯シス
テムとして、給湯システムの使い勝手を向上させつつ、
重度の異常が発生したままの給湯システムがユーザに引
き渡されてしまうといった不具合を未然に防止できる。
【0013】請求項2に記載の発明では、温水を供給す
る給湯装置(30)を備える給湯システムにおいて、給
湯装置(30)を設置した直後であるか否かを判定する
施工直後判定手段(S40)と、給湯装置(30)に異
常が発生したことを検出したときに、給湯装置(30)
を所定時間停止させた後、給湯装置(30)を再起動さ
せる再起動手段(S30)と、施工直後判定手段(S4
0)により給湯装置(30)を設置した直後であると判
定されたときに、再起動手段(S30)より給湯装置
(30)を再起動させる場合には、給湯装置(30)を
再起動させる旨を報知し、一方、施工直後判定手段(S
40)により給湯装置(30)を設置した直後でないと
判定されたときに、再起動手段(S30)より給湯装置
(30)を再起動させる場合には、給湯装置(30)を
再起動させる旨を報知しない報知手段(S50)とを備
えることを特徴とする。
【0014】これにより、給湯システムの設置施工工事
を終了した後に、給湯システムを実際に運転させて給湯
システムの作動を検査する場合において、異常が発生し
ていることを施工業者が確実に認識することができる。
【0015】したがって、施工業者が重度の異常を気づ
かないまま作動検査が終了し、重度の異常が発生したま
まの給湯システムがユーザに引き渡されてしまうといっ
た不具合を未然に防止できる。
【0016】延いては、自動リトライ機能付き給湯シス
テムとして、給湯システムの使い勝手を向上させつつ、
重度の異常が発生したままの給湯システムがユーザに引
き渡されてしまうといった不具合を未然に防止できる。
【0017】なお、請求項3に記載の発明では、所定回
数以上、給湯装置(30)を再起動した場合において
も、給湯装置(30)に異常が発生したことを検出した
ときには、給湯装置(30)に異常が発生した旨を報知
するとともに、給湯装置(30)の再起動を停止させる
給湯装置停止手段(S60〜S80)を備えることを特
徴とするものである。
【0018】また、請求項4に記載の発明では、給湯装
置(30)の制御データを記憶する記憶手段(44)を
備えており、さらに、施工直後判定手段(S40)は、
記憶手段(44)が制御データを記録し始めた時を基準
に計測し開始し始めた計測時間が、所定時間以内のとき
には給湯装置(30)を設置した直後であると判定し、
計測時間が、所定時間を超えているときには給湯装置
(30)を設置した直後でないと判定することを特徴と
するものである。
【0019】また、請求項5に記載の発明では、施工直
後判定手段(S40)は、記憶手段(44)に電力を供
給する電源の電圧が所定電圧以上となったときから計測
時間を計測し始めることを特徴とするものである。
【0020】また、請求項6に記載の発明では、施工直
後判定手段(S40)は、給湯装置(30)の累積稼動
時間が、所定時間以内のときには給湯装置(30)を設
置した直後であると判定し、累積稼動時間が、所定時間
を超えているときには給湯装置(30)を設置した直後
でないと判定することを特徴とするものである。
【0021】また、請求項7に記載の発明では、給湯装
置(30)の制御データを記憶する記憶手段(44)を
備えており、さらに、施工直後判定手段(S40)は、
記憶手段(44)に電力を供給する電源の電圧が所定電
圧以上となったときから累積稼動時間を計測し始めるこ
とを特徴とするものである。
【0022】また、請求項8に記載の発明のごとく、報
知手段(S50)が報知する給湯装置(30)を再起動
させる旨の表示を、給湯装置(30)に異常が発生した
ときに表示されるエラー表示と関連性のある表示とすれ
ば、ユーザ又は施工業者が異常を容易に認識することが
できる。
【0023】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本実施形態に係る給湯シス
テムの模式図である。この給湯システムは、概略、給湯
用の水を加熱する加熱器をなすヒートポンプユニット1
0、及びヒートポンプユニット10にて加熱された水を
保温貯蔵する貯湯タンク21を有する貯湯ユニット20
からなる給湯装置30、並びに給湯装置30制御する電
子制御装置40を有して構成されている。
【0025】ここで、ヒートポンプユニット10は、周
知のごとく、低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮
式冷凍機であり、圧縮機11、水と冷媒とを熱交換する
水冷媒熱交換器12、キャピラリーチューブや膨脹弁等
の減圧器13、冷媒を蒸発させて室外空気から吸熱する
蒸発器14、余剰冷媒を蓄えるとともに圧縮機11に気
相冷媒を供給するアキュムレータ等の気液分離器15、
及び蒸発器14に外気を送風する送風機14a等からな
るものである。
【0026】なお、本実施形態では、冷媒として二酸化
炭素を用いるとともに、高圧側の冷媒圧力、つまり水冷
媒熱交換器12内の圧力を冷媒の臨界圧力以上まで加圧
して冷媒の吐出温度を90℃以上まで上げている。
【0027】出水温度センサ16aは水冷媒熱交換器1
2から流出する水の温度を検出する水温度検出手段であ
り、圧力センサ16bはヒートポンプユニット10内の
高圧側冷媒圧力(本実施形態では、水冷媒熱交換器12
から流出した冷媒の圧力)を検出する圧力検出手段であ
る。
【0028】ポンプ17は、貯湯タンク21と水冷媒熱
交換器12とを繋ぐ水配管18に設けられて、貯湯タン
ク21と水冷媒熱交換器12との間で水をさせるもので
あり、このポンプ17、圧縮機11及び送風機14aは
電動式のもである。
【0029】そして、貯湯タンク21の外表面には、貯
湯タンク21内の温水温度を検出する第1〜3タンク内
温水温度センサ22a〜22cが、貯湯タンク21の上
方側から順に貼り付けられており、電子制御装置40
は、第1〜3タンク内温水温度センサ22a〜22cの
検出温度、出水温度センサ16aの検出温度、圧力セン
サ16bの検出圧力及びユーザが設定した給湯温度等に
基づいて、圧縮機11、送風機14a及びポンプ17等
を制御する。
【0030】なお、図2は、電子制御装置40の回路構
成を示すブロック図であり、ヒートポンプユニット10
の駆動回路41、第1〜3タンク内温水温度センサ22
a〜22cの検出温度、出水温度センサ16aの検出温
度、圧力センサ16bの検出圧力及びユーザが設定した
給湯温度が入力されヒートポンプユニット10の稼動状
態を判定する回路42、逆止弁付き止水弁19b及び給
水用止水弁19c等(図1参照)のその他の機能部品を
駆動する回路43、給湯装置30の稼動履歴、つまり制
御データを記憶する記憶回路44、記憶回路44に電源
を供給するスーパキャパシタ等の充電式の電源45、及
びこれら回路41〜45を総括する演算回路46等から
なるものである。
【0031】また、図1中、止水弁19a、逆止弁付き
止水弁19b及び給水用止水弁19cは、給湯システム
を設置する施工工事に際には閉じられ、施工完了後は開
かれる。
【0032】因みに、止水弁19a及び逆止弁付き止水
弁19bは水配管18に設けられて、施工工事に給湯用
の水が流れることを阻止するバルブであり、給水用止水
弁19cは、水道等から給湯用の水を貯湯タンク21に
供給するための、給湯管19dを開閉するバルブであ
る。
【0033】次に、本実施形態に係る給湯システムの特
徴的作動を述べる。
【0034】1.通常運転モード(温水生成モード) 第1〜3タンク内温水温度センサ22a〜22cのう
ち、特に、第1タンク内温水温度センサ22aの検出温
度が所定温度以下となった場合、又は貯湯タンク21内
の温水量が低下して給水用止水弁19cから低温の水が
貯湯タンク21に供給された場合等に実行されるモード
である。
【0035】具体的には、出水温度センサ16aの検出
温度が所定温度(例えば、85℃)となるように圧縮機
11、送風機14a及びポンプ17を作動させて給湯用
の水を加熱し、その加熱された高温の水を貯湯タンク2
1の上方側に供給する。
【0036】そして、貯湯タンク21内の水温度、特
に、第3タンク内温水温度センサ22cの検出温度が所
定温度以上となったときに、圧縮機11、送風機14a
及びポンプ17を停止する。
【0037】なお、ヒートポンプユニット10は、蒸発
器14にて冷媒を蒸発させて室外空気から吸熱した熱と
圧縮機11の圧縮仕事に相当する熱量とを水冷媒熱交換
器12にて給湯用の水に与える。
【0038】2.異常時モード(リトライモード) このモードは、通常運転モード時や給湯システムの設置
施工工事を終了した後に、給湯システムを実際に運転さ
せて給湯システムの作動を検査する場合等において、給
湯装置30のいずれか部位又は機器にて異常が発生した
場合に実行されるモードである。
【0039】具体的には、電子制御装置40は、給湯装
置30に異常が発生したことを検出したときに、給湯装
置30を所定時間停止させた後、給湯装置30の再起動
を所定回数試みる。以下、この行為をリトライ運転と呼
ぶ。
【0040】このとき、電子制御装置40は、給湯装置
30を設置した直後であると判定したときには、「給湯
装置に異常が発生してリトライ運転中である」旨の情報
を遠隔操作装置の表示パネルや音声にて施工業者やユー
ザ等に報知する。
【0041】なお、この際に表示される情報としては、
「給湯装置に異常が発生してリトライ運転中である」旨
を意味するエラーコード(例えば、エラー130)等が
ある。
【0042】一方、リトライ運転中であっても、給湯装
置30を設置した直後でないと電子制御装置40が判定
したときには、再起動を所定回数行っても異常が解消し
ない場合に限り、異常内容を示すエラーコード(例え
ば、エラー30)を表示する。
【0043】このとき、給湯装置30に異常が発生して
リトライ運転中である」旨を意味するエラーコード(エ
ラー130)は、本実施形態のごとく、給湯装置(3
0)に異常が発生したときに表示されるエラーコード
(エラー30)と関連性のある表示とすることが望まし
い。
【0044】また、本実施形態では、記憶回路44が制
御データを記録し始めた時を基準に計測し開始し始めた
計測時間が、所定時間(例えば、4時間)以内のときに
は給湯装置30を設置した直後であると判定し、前記計
測時間が所定時間を超えているときには給湯装置30を
設置した直後でないと判定する。
【0045】なお、本実施形態では、図3に示すよう
に、記憶回路用電源45の電圧が所定電圧以下となった
ときには、制御データが消去されて記憶回路が初期状態
に再設定されるため、前記計測時間は制御データが消去
されて記憶回路が初期状態に再設定された時、すなわち
記憶電源45に所定電圧が印加された時から計測が開始
される。
【0046】因みに、図3に示すフローチャートは、給
湯システムの主電源スイッチが投入された後、所定時間
毎に自動的に実行される。
【0047】ところで、図4は、本実施形態に係る給湯
システムの概略作動を示すフローチャートであり、通常
運転モード時に、例えば出水温度センサ16aの検出温
度が異常に高くなる等して給湯装置30に異常が発生し
たときには(S10、S20)、再起動(リトライ)を
試みるとともに、施工直後であるか否かを判定する(S
30、S40)。
【0048】因みに、出水温度センサ16aの検出温度
が異常に高く原因としては、止水弁19aの開け忘れ
(施工ミス)や水配管18のつまり等が考えられる。
【0049】そして、給湯装置30を設置した直後であ
ると判定したときには、「給湯装置に異常が発生してリ
トライ運転中である」旨の情報(リトライ表示)をしな
がらリトライを所定回数試みる(S50)。
【0050】次に、所定回数以上リトライを試みても、
給湯装置30の異常が解消しないときには、給湯装置3
0に異常が発生した旨を報知するとともに、給湯装置3
0の再起動を停止させて給湯システムを停止させる(S
60〜S80)。
【0051】次に、本実施形態の作用効果を述べる。
【0052】本実施形態では、給湯装置30を設置した
直後であると判定したときには、「給湯装置に異常が発
生してリトライ運転中である」旨の情報(リトライ表
示)をしながらリトライを試みるので、給湯システムの
設置施工工事を終了した後に、給湯システムを実際に運
転させて給湯システムの作動を検査する場合において、
異常が発生していることを施工業者が確実に認識するこ
とができる。
【0053】したがって、施工業者が重度の異常を気づ
かないまま作動検査が終了し、重度の異常が発生したま
まの給湯システムがユーザに引き渡されてしまうといっ
た不具合を未然に防止できる。
【0054】延いては、自動リトライ機能付き給湯シス
テムとして、給湯システムの使い勝手を向上させつつ、
重度の異常が発生したままの給湯システムがユーザに引
き渡されてしまうといった不具合を未然に防止できる。
【0055】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、記憶回路44が制御データを記録し始めた時を基準
に計測し開始し始めた計測時間が、所定時間以内のとき
には給湯装置30を設置した直後であると判定し、前記
計測時間が所定時間を超えているときには給湯装置30
を設置した直後でないと判定したが、給湯装置30の累
積稼動時間が、所定時間以内のときには前記給湯装置3
0を設置した直後であると判定し、累積稼動時間が、所
定時間を超えているときには給湯装置30を設置した直
後でないと判定してもよい。
【0056】なお、この場合、記憶回路44に電力を供
給する電源45の電圧が所定電圧以上となったときから
累積稼動時間を計測し始めてもよい。
【0057】また、上述の実施形態では、記憶回路44
に電力を供給する電源45の電圧が所定電圧以上となっ
た時を基準として、施工直後か否かを判定するための時
間を計測し始めたが、本実施形態はこれに限定されるも
のではなく、例えば施工完了スイッチ等の施工完了時を
示す切替手段を設けて、この切替手段が投入されている
場合には、施工直後と見なしてリトライ表示を行うよう
にしてもよい。
【0058】また、施工直後か否かを判定するに当たっ
ては、例えば、貯湯タンク21内の水を少なくとも1回
沸き上げた後は、施工直後でないと見なしてもよい。
【0059】ここで、貯湯タンク21内の水を沸き上げ
るとは、通常運転モードを実施して、貯湯タンク21内
の水温度が所定温度以上となって、圧縮機11、送風機
14a及びポンプ17が停止することを言う。
【0060】また、エラー表示はコードによる表示に限
定されるものではない。
【0061】上述の実施形態では、第1〜3タンク内温
水温度センサ22a〜22cを貯湯タンク21外表面に
設置したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
貯湯タンク21内に第1〜3タンク内温水温度センサ2
2a〜22cを設置してもよい。
【0062】また、上述の実施形態では、ヒートポンプ
ユニット10の冷媒を二酸化炭素としたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えばフロンや炭化水
素、窒素等を用いてもよい。但し、フロンを冷媒とした
場合には、高圧側の圧力は冷媒の臨界圧力未満となる。
【0063】また、上述の実施形態では、加熱器として
ヒートポンプユニットを採用したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、シーズヒータや燃焼器等を用い
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る給湯システムの模式図
である。
【図2】本発明の実施形態に係る給湯システムの制御系
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る給湯システムにおける
電源電圧検出制御を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係る給湯システムの制御を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ヒートポンプユニット、11…圧縮機、12…水
冷媒熱交換器、13…減圧器、14…蒸発器、15…ア
キュムレータ、16a…出水温度センサ、16b…圧力
センサ、17…ポンプ、18…水配管、20…貯湯ユニ
ット、21…貯湯タンク、22a〜22c…タンク内温
水温度センサ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水を供給する給湯装置(30)を備え
    る給湯システムにおいて、 前記給湯装置(30)を設置した直後であるか否かを判
    定する施工直後判定手段(S40)と、 前記給湯装置(30)に異常が発生したことを検出した
    ときに、前記給湯装置(30)を所定時間停止させた
    後、前記給湯装置(30)を再起動させる再起動手段
    (S30)と、 前記施工直後判定手段(S40)により前記給湯装置
    (30)を設置した直後であると判定されたときに、前
    記再起動手段(S30)より前記給湯装置(30)を再
    起動させる場合に、前記給湯装置(30)を再起動させ
    る旨の報知する報知手段(S50)とを備えることを特
    徴とする給湯システム。
  2. 【請求項2】 温水を供給する給湯装置(30)を備え
    る給湯システムにおいて、 前記給湯装置(30)を設置した直後であるか否かを判
    定する施工直後判定手段(S40)と、 前記給湯装置(30)に異常が発生したことを検出した
    ときに、前記給湯装置(30)を所定時間停止させた
    後、前記給湯装置(30)を再起動させる再起動手段
    (S30)と、 前記施工直後判定手段(S40)により前記給湯装置
    (30)を設置した直後であると判定されたときに、前
    記再起動手段(S30)より前記給湯装置(30)を再
    起動させる場合には、前記給湯装置(30)を再起動さ
    せる旨を報知し、一方、前記施工直後判定手段(S4
    0)により前記給湯装置(30)を設置した直後でない
    と判定されたときに、前記再起動手段(S30)より前
    記給湯装置(30)を再起動させる場合には、前記給湯
    装置(30)を再起動させる旨を報知しない報知手段
    (S50)とを備えることを特徴とする給湯システム。
  3. 【請求項3】 所定回数以上、前記給湯装置(30)を
    再起動した場合においても、前記給湯装置(30)に異
    常が発生したことを検出したときには、前記給湯装置
    (30)に異常が発生した旨を報知するとともに、前記
    給湯装置(30)の再起動を停止させる給湯装置停止手
    段(S60〜S80)を備えることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の給湯システム。
  4. 【請求項4】 前記給湯装置(30)の制御データを記
    憶する記憶手段(44)を備えており、 さらに、前記施工直後判定手段(S40)は、前記記憶
    手段(44)が前記制御データを記録し始めた時を基準
    に計測し開始し始めた計測時間が、所定時間以内のとき
    には前記給湯装置(30)を設置した直後であると判定
    し、前記計測時間が、所定時間を超えているときには前
    記給湯装置(30)を設置した直後でないと判定するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    の給湯システム。
  5. 【請求項5】 前記施工直後判定手段(S40)は、前
    記記憶手段(44)に電力を供給する電源の電圧が所定
    電圧以上となったときから前記計測時間を計測し始める
    ことを特徴とする請求項4に記載の給湯システム。
  6. 【請求項6】 前記施工直後判定手段(S40)は、前
    記給湯装置(30)の累積稼動時間が、所定時間以内の
    ときには前記給湯装置(30)を設置した直後であると
    判定し、前記累積稼動時間が、所定時間を超えていると
    きには前記給湯装置(30)を設置した直後でないと判
    定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1
    つに記載の給湯システム。
  7. 【請求項7】 前記給湯装置(30)の制御データを記
    憶する記憶手段(44)を備えており、 さらに、前記施工直後判定手段(S40)は、前記記憶
    手段(44)に電力を供給する電源の電圧が所定電圧以
    上となったときから前記累積稼動時間を計測し始めるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の給湯システム。
  8. 【請求項8】 前記報知手段(S50)が報知する前記
    給湯装置(30)を再起動させる旨の表示は、前記給湯
    装置(30)に異常が発生したときに表示されるエラー
    表示と関連性のある表示であることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれか1つに記載の給湯システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236425A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Denso Corp 室外ユニットおよびこれを備えたヒートポンプ式給湯機
CN101672529B (zh) * 2009-10-16 2011-03-16 朱鸽 热泵热水器控制器
JP2014190625A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ給湯装置

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