JP2003287102A - ボールねじのシール装置 - Google Patents

ボールねじのシール装置

Info

Publication number
JP2003287102A
JP2003287102A JP2002091572A JP2002091572A JP2003287102A JP 2003287102 A JP2003287102 A JP 2003287102A JP 2002091572 A JP2002091572 A JP 2002091572A JP 2002091572 A JP2002091572 A JP 2002091572A JP 2003287102 A JP2003287102 A JP 2003287102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nut
seal
seal member
ball screw
inner diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002091572A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tamoto
英樹 田本
Katsuhiro Tomita
克廣 冨田
Shigeru Kato
茂 加藤
Masahiro Nobutomo
雅弘 信朝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2002091572A priority Critical patent/JP2003287102A/ja
Publication of JP2003287102A publication Critical patent/JP2003287102A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Devices (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナット自体に機械的な加工を施すことなく、
簡便な手段によりシール部材をナットに固定することに
ある。 【解決手段】 ねじ軸11の螺旋溝12とナット13の
螺旋溝14との間にボール15を配してねじ軸11とナ
ット13間で回転動力を軸方向推力に変換するボールね
じの前記ナット13の端部に、弾性材料からなるシール
部材17を装着したシール装置において、前記シール部
材17を弾性変形させてシール外径をナット内径に押圧
するシール固定手段として、ナット軸方向に沿う孔19
をシール部材17に穿設し、その孔19の内径よりも大
径のピン20を前記シール部材17の孔19に圧入した
構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボールねじのシール
装置に関し、詳しくは、ねじ軸とナット間にボールを配
して両者間で回転動力を軸方向推力に変換するボールね
じのナット端部に設けられたシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ボールねじは、工作機械や半
導体製造装置などの様々な産業機械に利用されている。
この種のボールねじは、図9に示すようにねじ軸1の外
周面に設けた螺旋溝と、ナット2の内周面に設けた螺旋
溝との間に複数のボールを配し、ねじ軸1の回転動力を
ボールを介してナット2の軸方向推力に変換してそのナ
ット2を直動させたり、あるいは逆に、ナット2の回転
動力をボールを介してねじ軸1の軸方向推力に変換して
そのねじ軸1を直動させるものである。
【0003】このボールねじでは、ナット2の内部に充
填した潤滑剤の漏出、または、外部からの加工物の破片
やゴミなどの異物の侵入を防止するため、ナット2の両
端部に弾性材料からなるシール部材3を装着した構造を
具備する。図9および図10は、ナット2の両端部にシ
ール部材3を装着した従来構造の二例に示し、それぞれ
は、シール部材3をナット2に固定する手段が異なる。
【0004】図9に示すシール装置では、ナット2の両
端部外周に径方向に沿って挿入孔4を穿設し、さらに、
その挿入孔4の底部にシール部材3まで達するねじ孔5
を穿設する。この挿入孔4およびねじ孔5は、ナット2
の円周方向に沿って等間隔で複数形成されている(図で
は上下二箇所)。前述した挿入孔4に止めねじ6を挿入
し、ねじ孔5に螺装することにより、その止めねじ6の
先端でシール部材3を外周方向から中心に向かって押圧
することによってシール部材3をナット2に固定してい
る。
【0005】図10に示すシール装置では、シール部材
3を装着したナット2の端部開口部に押え蓋7を配設
し、その押え蓋7を止めねじ8によりナット2に螺着す
ることによってシール部材3をナット2に固定するよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のシール装置では、それぞれ、以下のような問題があ
った。
【0007】図9に示すシール装置では、シール部材3
をナット2の外周方向から固定するため、止めねじ6を
ねじ孔5へ導入するための挿入孔4をナット2の外周面
に形成する必要があった。このような挿入孔4をナット
2に穿設すると、ナット2の端面からの肉厚を十分に確
保することが困難となり、ナット2の強度が低下する虞
があった。また、ナット2の製作時に挿入孔4が予め形
成されていると、ナット2の熱処理時に焼き割れが発生
し易かったり、焼入れによる変形が生じたりする問題も
あった。
【0008】また、図10に示すシール装置では、シー
ル部材3の押え蓋7を止めねじ8によりナット2に固定
するためのタップ加工をナット2の端面に施す必要があ
る。このようにナット2の端面にタップ加工を施すと、
ナット2の外径または内径からの肉厚を十分に確保する
ことが困難となり、ナット2の強度が低下する虞があっ
た。また、前述した図9のシール装置の場合と同様、ナ
ット2の製作時にタップ加工が予め施されていると、ナ
ット2の熱処理時に焼き割れが発生し易かったり、焼入
れによる変形が生じたりする問題もあった。
【0009】そこで、本発明は前記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、ナット自体に
機械的な加工を施すことなく、簡便な手段によりシール
部材をナットに固定し得る構造を具備したボールねじの
シール装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、ねじ軸の螺旋溝とナッ
トの螺旋溝との間にボールを配してねじ軸とナット間で
回転動力を軸方向推力に変換するボールねじの前記ナッ
ト端部に、弾性材料からなるシール部材を装着したシー
ル装置において、前記シール部材を弾性変形させてシー
ル外径をナット内径に押圧するシール固定手段を設けた
ことを特徴とする。
【0011】このシール固定手段としては、ナット軸方
向に沿う孔をシール部材に穿設し、その孔内径よりも大
径の棒状部材を前記シール部材の孔に圧入した構造、あ
るいは、シール部材の端面に環状溝を形成し、その溝幅
よりも幅広の環状部材を前記シール部材の環状溝に圧入
した構造とすることが望ましい。また、本発明のシール
固定手段は、前記シール部材の外径またはナットの内径
の少なくともいずれか一方を粗面とした構成も可能であ
る。
【0012】本発明では、ナットの端部に配設されたシ
ール部材を、棒状部材または環状部材のシール部材への
圧入を利用したシール固定手段により弾性変形させてシ
ール外径をナット内径に押圧する。また、シール部材の
外径またはナットの内径の少なくともいずれか一方を粗
面とした構成のシール固定手段の場合には、シール部材
の外径面をナットの内径面に嵌合させる。これらシール
固定手段により、ナット自体に機械的な加工を施す必要
がないので、簡便な手段によりシール部材をナットに確
実に固定することができ、ナット強度の確保、熱処理時
での焼き割れの防止、焼入れによる変形の防止が図れ
る。
【0013】なお、棒状部材または環状部材は、ナット
軸方向に対して傾斜したテーパ面を持つ断面楔形状を有
することが望ましい。前記棒状部材または環状部材の形
状をこのようにすれば、棒状部材または環状部材のシー
ル部材への圧入時、シール部材の弾性変形をより一層大
きくすることができ、シール外径をナット内径に押圧す
る力を増大することができる。
【0014】また、前記ナットの端部にシール部材の軸
方向移動を規制する係止部を形成すれば、前述したシー
ル固定手段に加えて係止部によりシール部材のナット端
部への固定がより一層確実なものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1(a)(b)は本発明の第一
の実施形態を示す。この第一の実施形態におけるボール
ねじは、ねじ軸11の外周面に設けた螺旋溝12とナッ
ト13の内周面に設けた螺旋溝14との間に複数のボー
ル15を配した構造を具備し、ねじ軸11の回転動力を
ボール15を介してナット13の軸方向推力に変換して
そのナット13を直動させたり、あるいは逆に、ナット
13の回転動力をボール15を介してねじ軸11の軸方
向推力に変換してそのねじ軸11を直動させる。このボ
ールねじでは、ナット13の内部に充填した潤滑剤の漏
出、または、外部からの加工物の破片やゴミ等の異物の
侵入を防止するシール装置をナット13の両端部に組み
付けている。
【0016】この実施形態のシール装置は、ねじ軸11
の螺旋溝12に嵌合した突部16を内径面に形成した環
状のシール部材17を、ナット13の端部に形成された
インロー部18に配設した構造を具備し、そのシール部
材17は、後述するシール固定手段によりナット13に
装着される。
【0017】シール部材17は、例えば樹脂材またはフ
ッ素ゴム等のゴム材、あるいは、固形潤滑剤例えばプラ
スチックグリースからなる弾性材料で形成されている。
プラスチックグリースは、例えばポリエチレン1〜95
重量%、好ましくは30重量%以上と石鹸または非石鹸
増稠の潤滑グリース99〜5重量%との混合物を加熱し
て固形化したものである。あるいは、上記成分に、油の
滲み出しを抑制するための添加物を1〜50重量%加え
る場合もある。
【0018】この実施形態におけるシール固定手段は、
このシール部材17の径方向幅の略中間部位で円周方向
の一箇所に軸方向に沿って貫通孔19を形成し、この貫
通孔19の内径よりも若干大きい外径を有する棒状部材
であるピン20を前記貫通孔19に圧入する。このピン
20をシール部材17の貫通孔19に圧入することによ
り、シール部材17が弾性変形してその外径面がナット
13の内径面に押圧され、シール部材17をナット13
に固定することができる。なお、前述では、ピン20の
圧入箇所を一箇所としたが、シール部材17の固定をよ
り一層確実なものとするためには、ピン20の圧入箇所
を、例えば円周方向等間隔で二箇所以上とすることも可
能である。
【0019】以下で述べる他の実施形態におけるシール
装置では、シール部材17をナット13に固定するシー
ル固定手段が、前述した第一の実施形態と異なる。な
お、以下の各実施形態では、ボールねじの基本構造が第
一の実施形態と同一であるため、同一部分には同一参照
符号を付して重複説明は省略する。
【0020】図2(a)(b)に示す第二の実施形態の
シール装置では、シール固定手段として、第一の実施形
態で説明したようにシール部材17の径方向幅の略中間
部位で円周方向の一箇所に軸方向に沿って貫通孔19を
形成すると共にこの貫通孔形成部位に径方向に沿ってス
リット21を形成し、前記貫通孔19の内径よりも若干
大きい外径を有する棒状部材であるピン20を前記貫通
孔19に圧入する。このピン20をシール部材17の貫
通孔19に圧入することにより、シール部材17が弾性
変形してその外径面がナット13の内径面に押圧され、
シール部材17をナット13に固定できる。この時、ス
リット21を設けることにより、シール部材17のナッ
ト13の内径面への押圧力を、ピン20のみの場合より
も大きくすることができる。
【0021】図3(a)(b)に示す第三の実施形態の
シール装置では、シール固定手段として、シール部材1
7の外径面の一箇所に軸方向に沿って矩形状の切欠き2
2を形成すると共にこの切欠き形成部位に径方向に沿っ
てスリット23を形成し、前記切欠き22の幅よりも若
干大きい幅を有する棒状部材であるキー24を前記切欠
き22に圧入する。このキー24をシール部材17の切
欠き22に圧入することにより、シール部材17が弾性
変形してその外径面がナット13の内径面に押圧され、
シール部材17をナット13に固定することができる。
この時、前記スリット23は、第二の実施形態の場合に
おけるスリット21と同様の機能を発揮する。
【0022】図4(a)(b)に示す第四の実施形態の
シール装置では、シール固定手段として、シール部材1
7の端面の径方向幅の略中央部位に環状溝25を形成
し、その環状溝25の幅よりも若干大きい幅を有する環
状部材であるリング26を前記環状溝25に圧入する。
このリング26をシール部材17の環状溝25に圧入す
ることにより、シール部材17が弾性変形してその外径
面がナット13の内径面に押圧され、シール部材17を
ナット13に固定することができる。
【0023】図5(a)(b)に示す第五の実施形態の
シール装置では、シール固定手段として、シール部材1
7の外径面にテーパ面27を形成し、そのシール部材1
7のテーパ面27とナット13の内径面との隙間に、環
状部材であるリング28を圧入する。ここで、シール部
材17の外径面を、インロー部18の開口端から奥側へ
向けて拡径するようなテーパ面27とし、これに対し
て、リング28の内径面を、前記シール部材17のテー
パ面27と合致するようなテーパ面29、つまり、イン
ロー部18の開口端から奥側へ向けて拡径するようなテ
ーパ面29とする。このリング28をシール部材17の
テーパ面27とナット13の内径面間の隙間に圧入する
ことにより、シール部材17が弾性変形してリング28
がナット13の内径面に押圧され、シール部材17をナ
ット13に固定することができる。なお、このようにテ
ーパ面を設ければ、シール部材17の圧入が容易とな
る。
【0024】図6(a)(b)に示す第六の実施形態の
シール装置では、シール固定手段として、シール部材1
7の外径面あるいはナット13の内径面の少なくともい
ずれか一方の面を粗面30とし、そのシール部材17を
ナット13のインロー部18に挿入することにより、シ
ール部材17とナット13が粗面30で嵌合し、この粗
面30による嵌合でシール部材17をナット13に固定
する。
【0025】図7(a)(b)に示す第七の実施形態の
シール装置では、シール固定手段として、ナット13の
内径面に平目ローレット加工31を施し、シール部材1
7の外径面の円周方向等間隔部位に複数(図では四つ)
の爪32を設け、そのシール部材17をナット13のイ
ンロー部18に挿入することにより、ナット13の平目
ローレット加工された内径面にシール部材17の爪32
を嵌合させ、この爪32の嵌合でシール部材17をナッ
ト13に固定する。なお、前述では、爪32の形成箇所
を円周方向等間隔で四箇所とし、シール部材17の固定
を確実なものとしているが、爪32の形成箇所は少なく
とも一箇所以上あればよい。
【0026】なお、第六の実施形態と第七の実施形態で
は、他の実施形態におけるシール固定手段と併用するこ
とにより、シール部材17をナット13により一層確実
に固定することができる。
【0027】図8(a)(b)に示す第八の実施形態の
シール装置では、シール固定手段として、第二の実施形
態で説明したようにシール部材17の径方向幅の略中間
部位で円周方向の一箇所に軸方向に沿って貫通孔19を
形成すると共にこの貫通孔形成部位に径方向に沿ってス
リット21を形成し、前記貫通孔19の内径よりも若干
大きい外径を有する棒状部材であるピン20を前記貫通
孔19に圧入する。このピン20をシール部材17の貫
通孔19に圧入することにより、シール部材17が弾性
変形してその外径面がナット13の内径面に押圧され、
シール部材17をナット13に固定することができる。
【0028】これに加えて、ナット13のインロー部1
8の開口周縁部に内径側へ突出する係止部である鍔部3
3を形成する。この鍔部33により、シール部材17の
軸方向移動が規制され、シール部材17のナット13に
対する固定状態がより一層確実なものとなる。なお、こ
の鍔部33を設けた構造は、前述した第一の実施形態お
よび第三〜第七の実施形態のすべてに適用可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ねじ軸の螺旋溝とナッ
トの螺旋溝との間にボールを配してねじ軸とナット間で
回転動力を軸方向推力に変換するボールねじの前記ナッ
ト端部に、弾性材料からなるシール部材を装着したシー
ル装置において、前記シール部材を弾性変形させてシー
ル外径をナット内径に押圧するシール固定手段を設けた
ことにより、ナット自体に機械的な加工を施す必要がな
いので、簡便な手段によりシール部材をナットに確実に
固定することができ、ナット強度の確保、熱処理時での
焼き割れの防止、焼入れによる変形の防止を図れ、シー
ル部材の固定を簡略化することができ、部品点数、加工
工数の削減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態で、(a)はボールね
じのシール装置を示す断面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図2】本発明の第二の実施形態で、(a)はボールね
じのシール装置を示す断面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図3】本発明の第三の実施形態で、(a)はボールね
じのシール装置を示す断面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図4】本発明の第四の実施形態で、(a)はボールね
じのシール装置を示す断面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図5】本発明の第五の実施形態で、(a)はボールね
じのシール装置を示す断面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図6】本発明の第六の実施形態で、(a)はボールね
じのシール装置を示す断面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図7】本発明の第七の実施形態で、(a)はボールね
じのシール装置を示す断面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図8】本発明の第八の実施形態で、(a)はボールね
じのシール装置を示す断面図、(b)は(a)の側面図
である。
【図9】ボールねじのシール装置の従来例を示す正面図
である。
【図10】ボールねじのシール装置の他の従来例を示す
正面図である。
【符号の説明】
11 ねじ軸 12,14 螺旋溝 13 ナット 15 ボール 17 シール部材 19 孔 20 棒状部材(ピン) 24 棒状部材(キー) 25 環状溝 26 環状部材(リング) 30 粗面 33 係止部(鍔部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 茂 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪14017− 11 エヌティエヌ株式会社長野製作所内 (72)発明者 信朝 雅弘 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内 Fターム(参考) 3J043 AA17 BA06 CB13 DA06 DA09 3J062 AA60 AB22 CD12 CD67

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ軸の螺旋溝とナットの螺旋溝との間
    にボールを配してねじ軸とナット間で回転動力を軸方向
    推力に変換するボールねじの前記ナット端部に、弾性材
    料からなるシール部材を装着したシール装置において、
    前記シール部材を弾性変形させてシール外径をナット内
    径に押圧するシール固定手段を設けたことを特徴とする
    ボールねじのシール装置。
  2. 【請求項2】 前記シール固定手段は、ナット軸方向に
    沿う孔をシール部材に穿設し、その孔内径よりも大径の
    棒状部材を前記シール部材の孔に圧入したことを特徴と
    する請求項1に記載のボールねじのシール装置。
  3. 【請求項3】 前記シール固定手段は、シール部材の端
    面に環状溝を形成し、その溝幅よりも幅広の環状部材を
    前記シール部材の環状溝に圧入したことを特徴とする請
    求項1に記載のボールねじのシール装置。
  4. 【請求項4】 前記棒状部材または環状部材は、ナット
    軸方向に対して傾斜したテーパ面を持つ断面楔形状を有
    することを特徴とする請求項2又は3に記載のボールね
    じのシール装置。
  5. 【請求項5】 ねじ軸の螺旋溝とナットの螺旋溝との間
    にボールを配してねじ軸とナット間で回転動力を軸方向
    推力に変換するボールねじの前記ナット端部に、弾性材
    料からなるシール部材を装着したシール装置において、
    前記シール部材の外径またはナットの内径の少なくとも
    いずれか一方を粗面としたシール固定手段を設けたこと
    を特徴とするボールねじのシール装置。
  6. 【請求項6】 前記ナットの端部にシール部材の軸方向
    移動を規制する係止部を形成したことを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれかに記載のボールねじのシール装
    置。
JP2002091572A 2002-03-28 2002-03-28 ボールねじのシール装置 Withdrawn JP2003287102A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091572A JP2003287102A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 ボールねじのシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002091572A JP2003287102A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 ボールねじのシール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003287102A true JP2003287102A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29236625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002091572A Withdrawn JP2003287102A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 ボールねじのシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003287102A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013100920A (ja) * 2013-03-07 2013-05-23 Nsk Ltd ボールねじのシール、ボールねじ
JP2013221605A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Nsk Ltd ボールねじ装置
CN103608608A (zh) * 2012-05-10 2014-02-26 日本精工株式会社 滚珠丝杠装置
CN104676005A (zh) * 2015-02-28 2015-06-03 北京精密机电控制设备研究所 丝杠的密封结构

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013221605A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 Nsk Ltd ボールねじ装置
CN103608608A (zh) * 2012-05-10 2014-02-26 日本精工株式会社 滚珠丝杠装置
US9927010B2 (en) 2012-05-10 2018-03-27 Nsk Ltd. Ball screw device
JP2013100920A (ja) * 2013-03-07 2013-05-23 Nsk Ltd ボールねじのシール、ボールねじ
CN104676005A (zh) * 2015-02-28 2015-06-03 北京精密机电控制设备研究所 丝杠的密封结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5846214A (ja) 軸受組立体
GB0224640D0 (en) Power tool
KR101067739B1 (ko) 설치부재 위치 결정장치
JP2007211793A (ja) ボールねじ軸の支持構造
JP5195434B2 (ja) ボールねじ
JP2008045632A (ja) ボールねじ装置およびその製造方法
US6840679B2 (en) Bearing assembly and locking collar
JP2003287102A (ja) ボールねじのシール装置
US20080181547A1 (en) Motor and its bearing supporting structure
JPS6380745A (ja) 磁石発電機の回転子およびその製造方法
JP2004034157A (ja) 圧延機のロールアセンブリ
JPH0868375A (ja) 間隙制御の特徴を有する回転装置
JP2008143322A (ja) 車輪用軸受装置
JP2004270774A (ja) 軸受付プーリ
JP6500759B2 (ja) 圧入治具
US20090046973A1 (en) Bearing retention method and apparatus
JP4985844B2 (ja) ボールねじ装置およびその製造方法
JP2005069350A (ja) 円すいころ軸受
JP3929747B2 (ja) ボールねじ
JP2003232428A (ja) ボールねじのシール装置
US11655884B2 (en) Linear motion device and component thereof
CN112377530A (zh) 轴套组件和传动系统
JP2003028150A (ja) 軸受装置
JP2024000174A (ja) 等速自在継手及びその製造方法
WO2013061555A1 (ja) ボールねじ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607