JP6500759B2 - 圧入治具 - Google Patents

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Description

この発明は、の圧入治具に関し、特に、回転電機の軸受の圧入に好適な圧入治具に関する。
電動モータ等の回転電機は、通常、ロータに備えられた回転軸をモータカバーに回転可能に支持するラジアル軸受を備えている。これらのラジアル軸受は回転軸の所定の位置に圧入する必要があり、回転軸の出力端部付近と出力端部の反対側の端部にラジアル軸受がそれぞれ圧入される。回転電機にラジアル軸受を圧入する場合、プレス機を用いることがあり、通常、出力端部の反対側の端部へラジアル軸受を圧入した後、出力端部付近にさらにラジアル軸受を圧入する。出力端部付近にラジアル軸受をプレス機により圧入する場合には、既に圧入したラジアル軸受にプレス機による過度の荷重が作用しないように、先に圧入したラジアル軸受を押さえる押さえ治具を設ける必要がある。さらに、押さえ治具を設ける場合には、押さえ治具がプレスのタイミングに合わせて先に圧入したラジアル軸受へ向けて移動されるように、押さえ治具を進退させるための進退機構を備える必要がある。
圧入治具に関係する従来の技術としては、モータシャフトの先端部にギアを圧入して取付けるためのモータシャフトのギア取付用治具が存在する(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に開示されたギア取付用治具は、モータシャフトのねじ穴にねじ込まれる連結部を有すると共に固定側ねじ部を有する固定シャフトと、可動側ねじ部及びハンドルを有する可動シャフトと、を備える。さらに、ギア取付用治具は、固定シャフトの外周部に相対的に回り止め状態に設けられ、スラストベアリングを介して可動シャフトからの螺進力が伝達される押圧部材を備えている。
特開平9−329213号公報
しかしながら、プレス機を用いて回転電機の回転軸にラジアル軸受を圧入する場合、プレス機が必要であり、回転電機の製造設備が大掛かりになるという問題がある。
一方、特許文献1に開示されたギア取付用治具を適用する場合、回転電機の製造設備が大掛かりになることはないものの、ギア取付用治具の構造が複雑であり、部品点数が多いという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、大掛かりな回転電機の製造設備を必要とすることなく、簡単な構造の圧入治具の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、圧入対象物を回転電機が備える回転軸の予め設定された位置に圧入するための圧入治具であって、治具本体と、前記回転軸の先端部に形成された雄ねじ部と螺合するナットと、を備え、前記治具本体は、前記回転軸を挿通する挿通孔と、前記挿通孔にて前記回転軸と相対回転が規制された状態にて係合される係合部と、前記圧入対象物と当接する対象物当接部と、前記治具本体と当接する一方の軌道体および前記雄ねじ部に螺合した状態の前記ナットと当接する他方の軌道体を有するスラスト軸受と、前記治具本体の前記ナットとの共回りを規制する回り止め手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、回転軸が治具本体の挿通孔に挿通されると、治具本体は係合部により回転軸に対する相対回転が規制される。治具本体が回転軸と係合された状態で、回り止め手段により治具本体とナットとの共回りを規制しつつ、ナットを回転軸に螺合させ、締め付ける方向へ回転すると、圧入治具は対象物当接部を介して圧入対象物を予め設定された位置へ向けて圧入する。従って、治具本体とナットを用いることにより簡単に圧入対象物を回転軸に圧入することができる。また、治具本体とナットを備える圧入治具であるため、部品点数も少なく構造も簡単である。
また、上記の圧入治具において、前記係合部は、前記回転軸に形成されたスプライン部又はキーに係合する構成としてもよい。
この場合、治具本体の係合部が、回転軸のスプライン部又はキーに係合し、治具本体と回転軸との相対回転を規制することができる。
また、上記の圧入治具において、前記ナットはフランジ付ナットである構成としてもよい。
この場合、ナットをフランジ付ナットにすることにより、ナットの締め付けによる軸力に対するナットの強度を高めることができる。
本発明によれば、大掛かりな回転電機の製造設備を必要とすることなく、簡単な構造の圧入治具を提供することができる。
本発明の実施形態に係る圧入治具の概要を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る圧入治具の平面図である。 本発明の実施形態に係る圧入治具の分解断面図である。 (a)圧入前の軸受および圧入治具を示す縦断面図であり、(b)は、圧入後の軸受および圧入治具を示す縦断面図である。 (a)は別例1に係る圧入治具の平面図であり、(b)は別例2に係る圧入治具の平面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係る圧入治具について図面を参照して説明する。本実施形態では、回転電機としての電動モータの回転軸に対して圧入対象物であるラジアル軸受を圧入する圧入治具を例示して説明する。
まず、図1に示す電動モータ10の概要について説明する。電動モータ10は、ステータ11と、ステータ11に対して回転するロータ12と、ステータ11の両端部に接合された一対のモータカバー13、14とを備えている。ステータ11は円筒状のステータコア15と、ステータコア15に巻線されたコイル16とを備える。ステータコア15の両側の端面からコイル16のコイルエンドがそれぞれ突出している。
ロータ12は、ステータコア15の内部に位置するロータコア17と、ロータコア17の中心を貫通してロータコア17に固定された回転軸18を備えている。回転軸18は、一方のモータカバー13から外部へ突出する突出端部19と、他方のモータカバー14の内部に位置する端部20と、突出端部19と端部20との間の軸本体部21とを有する。
回転軸18の突出端部19は、先端からロータコア17へ向けて形成された雄ねじ部22と、雄ねじ部22からロータコア17へ向けて形成されたスプライン部23と、スプライン部23から軸本体部21まで形成された小径部24と、を備えている。雄ねじ部22はスプライン部23よりも小径であり、スプライン部23の外径と小径部24の外径は同径である。軸本体部21の突出端部19側には、小径部24より大径の圧入部25が形成されている。圧入部25は、ラジアル軸受26が圧入される位置が予め設定された部位である。軸本体部21における圧入部25のロータコア17側には、圧入部25よりも大径の軸本体部21が形成されている。
回転軸18には端部20からロータコア17へ向けて形成された圧入部27が形成されている。圧入部27は、ラジアル軸受28が圧入される位置が予め設定された部位である。回転軸18における圧入部27のロータコア17側には、圧入部27よりも大径の軸本体部21が形成されている。
次に、モータカバー13、14について説明する。モータカバー13、14は、略有底円筒状で形態を呈している。一方のモータカバー13は、円筒状の胴部29と胴部29の一方を塞ぐ底部30を備えている。胴部29の他方の端部にはステータコア15と接合される接合部31が形成されている。底部30の中心には、回転軸18が挿通される軸孔32が形成されている。モータカバー13の軸孔32付近には、軸方向において外側から内側へ窪む凹部33が形成されている。凹部33はラジアル軸受26が圧入により装着される部位である。ラジアル軸受26は内輪、外輪および球状の転動体を有する公知のラジアル軸受である。モータカバー13には、凹部33に装着されたラジアル軸受26の抜け出しを防止するための環状板34がボルト35により取り付けられている。
他方のモータカバー14は、円筒状の胴部36と胴部36の一方を塞ぐ底部37を備えている。胴部36の他方の端部にはステータコア15と接合される接合部38が形成されている。底部37の中心には、回転軸18が挿通される軸孔39が形成されている。
モータカバー13の軸孔39付近には、軸方向において内側から外側へ窪む凹部40が形成されている。凹部40はラジアル軸受28が圧入により装着される部位である。ラジアル軸受28は内輪、外輪および球状の転動体を有する公知のラジアル軸受である。
次に、圧入治具50について説明する。圧入治具50は電動モータ10の回転軸18に対して圧入対象物であるラジアル軸受26を圧入するための治具である。図1〜図3に示すように、本実施形態の圧入治具50は、治具本体51およびナット52を備える。図2に示すように、治具本体51は、平面視略方形状の本体部53を有する。図3に示すように、治具本体51は、本体部53の板面54、55と直交する方向に突出する筒部56を備えている。本体部53と筒部56は一体形成されている。筒部56の先端部57は、ラジアル軸受26の回転軸18への圧入時にラジアル軸受26と当接する対象物当接部に相当する。本体部53および筒部56を貫通する挿通孔58が形成されている。挿通孔58は、回転軸18の突出端部19を挿通する。先端部57は、挿通孔58の一方の開口の外周に環状に形成されている。
本体部53には板面54から軸方向に窪む凹部59が形成されている。凹部59は、スラスト軸受60を収容する空間である。図3に示すように、スラスト軸受60は一対の軌道体60A、60Bと、球状の転動体60Cを有する公知のスラスト軸受である。スラスト軸受60が凹部59に収容された状態では、スラスト軸受60における凹部59の開口側の軌道体60Bが露出された状態となる。スラスト軸受60の一対の軌道体60A、60Bのうち、一方の軌道体60Aは本体部53と当接する。スラスト軸受60の他方の軌道体60Bは、ラジアル軸受26の回転軸18への圧入時に、雄ねじ部22に螺合した状態のナット52と当接する。つまり、スラスト軸受60は、治具本体51と当接する一方の軌道体60Aおよび雄ねじ部22に螺合した状態のナット52と当接する他方の軌道体60Bを有する。本実施形態では、凹部59に収容されたスラスト軸受60が抜け出さないように、環状の押さえ板61がボルト62により固定されている。押さえ板61の中心の孔の径は、スラスト軸受60の外径より小さく、スラスト軸受60の内径よりも大きい。さらに、押さえ板61の中心の孔の径は、ナット52の外径よりも大きく設定されている。環状の押さえ板61が固定されることにより、露出されていた軌道体60Bの一部は覆われ、軌道体60Bにおいて押さえ板61に覆われない部位は露出される。軌道体60Bにおいて押さえ板61に覆われない部位は、ナット52との当接可能な部位である。
図3に示すように、本実施形態では、本体部53における挿通孔58の一部の部位は、回転軸18のスプライン部23と係合するスプライン係合部63に形成されている。スプライン部23がスプライン係合部63に係合されることにより、治具本体51は回転軸18との相対回転が規制された状態となるとともに、治具本体51と回転軸18の軸方向の相対移動は可能である。筒部56における挿通孔58の一部は、断面円形の円孔64となっている。
本体部53の外周付近には、アーム部材65がボルト66により固定されている。アーム部材65の長手方向は挿通孔58の径方向と一致する。アーム部材65は、ナット52との共回りを防止するための回り止め手段に相当する。
ナット52は、フランジ付六角ナットであり、ナット本体67の一方の端部に、ナット本体67より径の大きなフランジ部68が形成されている。ナット52の雌ねじ部69は回転軸18の雄ねじ部22と螺合するように形成されている。ナット52におけるフランジ部68側の端面は、ナット52に雄ねじ部22が螺入されるとき、スラスト軸受60と当接する螺進側の端面である。ナット52におけるフランジ部68側の端面は、反対側の端面と比較してフランジ部68が形成されている分だけ面積が大きい。
次に、圧入治具50を用いたラジアル軸受26の回転軸18への圧入の手順について説明する。本実施形態では、回転軸18の突出端部19が上となり、端部20が下となるように、電動モータ10がパレット(図示せず)に置かれる。作業者がインパクト回転工具を用いてナット52を締結することにより、治具本体51がラジアル軸受26を回転軸18の圧入部25へ圧入する。インパクト回転工具は圧縮空気又は電気により駆動される回転工具である。
ラジアル軸受26を圧入する前は、ラジアル軸受28は回転軸18に圧入されているほか、モータカバー14に既に装着されている。また、ステータコア15とモータカバー14は既に接合され、ステータコア15の内部にロータコア17が配置されている状態である。一方、図4(a)に示すように、ラジアル軸受26はモータカバー13に装着された状態であるが、回転軸18における圧入部25に圧入されず、小径部24に位置する状態である。従って、モータカバー13とステータコア15は接合されていない状態にあり、突出端部19のうち雄ねじ部22およびスプライン部23のみがモータカバー13から突出する状態である。
ラジアル軸受26を圧入する前には、圧入治具50を予め組み立てておく。具体的には、治具本体51の凹部59にスラスト軸受60を収容し、押さえ板61をボルト62により固定する。さらに、アーム部材65を治具本体51にボルト66により固定しておく。
ラジアル軸受26を回転軸18の圧入部25へ圧入する場合、作業者は、治具本体51の筒部56の先端部57がラジアル軸受26の内輪と当接するように、治具本体51を回転軸18に装着する。回転軸18のスプライン部23が治具本体51のスプライン係合部63に係合されることにより、回転軸18と治具本体51との相対回転が規制された状態となる。雄ねじ部22の先端は治具本体51の板面54より突出しており、作業者は雄ねじ部22の先端にナット52を螺合させる。
次に、作業者がインパクト回転工具(図示せず)を用いてナット52を締結する。インパクト回転工具には、予めナット52の締結に必要な最大トルクを設定しておき、ナット52の締結時のトルクが最大トルクを超えたときに、空転するように設定しておく。ナットを締結する際に、作業者は、アーム部材65を把持してナット52とアーム部材65が共回りしないようにする。
作業者がインパクト回転工具によりナット52を締結すると、ナット52は締結により回転軸18においてスプライン部23へ向けて移動する。ナット52の締結時において、ナット52はスラスト軸受60を介して治具本体51に対して摺接することなく回転する。ナット52の移動に伴い、治具本体51が回転軸18に対して軸方向に移動し、治具本体51の移動によりラジアル軸受26は圧入部25へ向けて圧入される。ナット52の締結時に、ナット52はスラスト軸受60の上の軌道体とともに回転するため、ナット52と治具本体51との間の摩擦力は殆どない。ラジアル軸受26が圧入部25へ向けて圧入されるにつれて、モータカバー13の接合部31はロータコア17に接近する。
図4(b)に示すように、ラジアル軸受26が圧入部25に完全に圧入されると、モータカバー13の接合部31はロータコア17に接合される。モータカバー13とステータコア15は接合されると、突出端部19の全てがモータカバー13から突出する。ラジアル軸受26が圧入部25に完全に圧入されたとき、ナット52の締結時のトルクが最大トルクを超え、インパクト回転工具が空転してナット52に対して空転する。インパクト回転工具の空転により、作業者はラジアル軸受26の圧入部25への圧入が完了したことを把握することができる。ラジアル軸受26の圧入部25への圧入が完了後、ナット52の締結を解除して、治具本体51およびナット52を電動モータ10から取り外す。
本実施形態の圧入治具50によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)回転軸18が治具本体51の挿通孔58に挿通されると、治具本体51はスプライン係合部63におけるスプライン部23との係合により、回転軸18に対する相対回転が規制される。治具本体51が回転軸18と係合された状態で、治具本体51とナット52との共回りを規制しつつ、ナット52を回転軸18に螺合させ、締め付ける方向へ回転すると、治具本体51は先端部57を介してラジアル軸受26を予め設定された位置へ向けて圧入する。治具本体51とナット52を用いることにより簡単にラジアル軸受26を回転軸18の圧入部25に圧入することができる。また、治具本体51とナット52を備える圧入治具50であるため、部品点数も少なく構造も簡単である。
(2)治具本体51の係合部としてのスプライン係合部63が、回転軸18のスプライン部23に係合し、治具本体51と回転軸18との相対回転を規制することができる。回転軸18と治具本体51の相対回転が規制されつつ、治具本体51と回転軸18の軸方向の相対移動は可能である。
(3)ナット52をフランジ付ナットにすることにより、ナット52の締め付けによる軸力に対するナット52の強度を高めることができる。また、ナット本体67およびフランジ部68における軸方向の長さを大きくするほど、締め付けによる軸力に対する強度をより高めることができる。
(4)圧入治具50およびインパクト回転工具を用いてラジアル軸受26を回転軸18の圧入部25に圧入させることができるため、従来のような大掛かりなプレス機を必要としない。その結果、電動モータ10の製造コストを大幅に低減することができる。
(5)治具本体51に備えられたスラスト軸受60は、治具本体51とナット52との摩擦を殆ど無くすことができる。従って、治具本体51とナット52とはラジアル軸受26の圧入時において摺接せず、治具本体51とナット52との摺接による摩耗粉の発生を防止することができる。また、治具本体51とナット52とはラジアル軸受26の圧入時において摺接しないことから、治具本体51およびナット52の耐用期間を長くすることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、圧入対象物としてのラジアル軸受を回転軸に圧入する例を説明したが、圧入対象物はラジアル軸受に限定されない。圧入対象物は、例えば、環状のオイルシールであってもよく、オイルシールの場合も、ラジアル軸受と同様に回転軸において予め設定された位置にオイルシールを圧入すればよい。
○ 上記の実施形態では、回転軸におけるスプライン部に係合するスプライン係合部を係合部として設けるようにしたが、係合部はスプライン係合部に限定されない。突出端部のスプライン部に代えてキーが設けられる場合には、図5(a)に示す別例1のように、キーに係合するキー係合部72を治具本体71に設けるようにしてもよい。また、突出端部のスプライン部に代えて回転軸の突出端部の外周の一部に平面が形成される場合には、図5(b)に示す別例2のように、平面に係合する平面係合部74を治具本体73に設けるようにしてもよい。別例1、2の場合も、回転軸と治具本体との相対回転を規制することができる。
○ 上記の実施形態では、作業者が、治具本体に設けたアーム部材を把持するとしたが、アーム部材は、電動モータや電動モータの近傍の設備に固定する等、作業者以外により固定するようにしてもよい。また、アーム部材は治具本体と一体形成されてもよい。
○ 上記の実施形態では、作業者がインパクト回転工具を用いてナットを締結したが、スパナを用いてナットを締結してもよい。この場合、ナットから突出する雄ねじ部の軸方向の長さを計測することにより、圧入が完了したか否かを確認すればよい。
○ 上記の実施形態では、治具本体は平面視略方形としたが、治具本体の形状は特に限定されない。治具本体は、例えば、平面視円形であってもよい。
○ 上記の実施形態では、ナットをフランジ付六角ナットとしたが、ナットはフランジ付六角ナットに限定されない。ナットは六角ナットであってもよく、この場合、ワッシャをナットとスラスト軸受との間に介在させることが好ましい。
○ 上記の実施形態では、スラスト軸受の治具本体からの抜け出しを防止するように、押さえ板をボルトにより治具本体に固定したが、押さえ板を設けなくてもよく、押さえ板を設けない場合でも、圧入対象物の圧入を行うことは可能である。
○ 上記の実施形態では、回転電機として電動モータを例示して説明したが、回転電機は電動モータだけでなく発電機であってもよい。
10 電動モータ
13 モータカバー
14 モータカバー
15 ステータコア
17 ロータコア
18 回転軸
19 突出端部
21 軸本体部
22 雄ねじ部
23 スプライン部
25、27 圧入部
26、28 ラジアル軸受
50 圧入治具
51 治具本体
52 ナット
56 筒部
57 先端部
58 挿通孔
59 凹部
60 スラスト軸受
63 スプライン係合部
65 アーム部材

Claims (3)

  1. 圧入対象物を回転電機が備える回転軸の予め設定された位置に圧入するための圧入治具であって、
    治具本体と、
    前記回転軸の先端部に形成された雄ねじ部と螺合するナットと、を備え、
    前記治具本体は、
    前記回転軸を挿通する挿通孔と、
    前記挿通孔にて前記回転軸と相対回転が規制された状態にて係合される係合部と、
    前記圧入対象物と当接する対象物当接部と、
    前記治具本体と当接する一方の軌道体および前記雄ねじ部に螺合した状態の前記ナットと当接する他方の軌道体を有するスラスト軸受と、
    前記治具本体の前記ナットとの共回りを規制する回り止め手段と、を備えることを特徴とする圧入治具。
  2. 前記係合部は、前記回転軸に形成されたスプライン部又はキーに係合することを特徴とする請求項1記載の圧入治具。
  3. 前記ナットはフランジ付ナットであることを特徴とする請求項1又は2記載の圧入治具。
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