JP2003287012A - 固定する物体の横滑り防止機構 - Google Patents

固定する物体の横滑り防止機構

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JP2003287012A
JP2003287012A JP2002091031A JP2002091031A JP2003287012A JP 2003287012 A JP2003287012 A JP 2003287012A JP 2002091031 A JP2002091031 A JP 2002091031A JP 2002091031 A JP2002091031 A JP 2002091031A JP 2003287012 A JP2003287012 A JP 2003287012A
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Saori Suzuki
さをり 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】物体の固定で横滑りを防ぐ方法は、ボルトなど
を強く締め付けたりするが、現実的に締め付けトルクを
増す事にも限界があり、それを越した場合は疲労破壊が
起き易く重大な事故につながり兼ねない。また、該物体
の穴の位置や穴径の精度を増す事は、設計的にも加工す
る上でも難易度が大きく、現実的には穴の間隙を大きく
して設計し易くしなくてはならない。そして其の間隙を
もって適切な任意の位置に固定できるようにしている
が、思わぬ外的な力などでずれてしまう事がある。 【解決手段】物体の固定目的で加工された該物体1,2
の穴や切欠きに、挟接目的の連結部材3を通過させた状
態に、その挟接部材の物体に接する面に、横滑りを防止
する方向を底辺としたその連結部材の中心に向って傾く
複数の断面が三角形状の突起部6,7を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挟接方法で物体を
固定する目的で連結部材を使用する場合の横滑り防止を
必要とする分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の固定した物体の横滑り防止方法
は、ただ単にボルトなどで、ナットの締め付け力を増し
摩擦を大きくするか、又はボルトなどを通過させる該物
体との穴などの間隙を出来るかぎり最小にする方法しか
なかった。
【0003】また、図6の様な、座金23に、物体24
の接触面側に二等辺三角形状の突起部25を形成し、突
条部25と同じピッチの二等辺三角形状の突条部26を
物体24にも形成する事で、突条部25と26がかみ合
う事により横滑りを防止する方法があった。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、以上の
従来技術によれば、現実的に締め付けトルクを増す事に
も限界があり、それを越した場合は疲労破壊が起き易く
重大な事故につながり兼ねない。また、固定する物体の
穴の位置や穴径の精度を増す事は、加工する上でも難易
度が大きく、現実的には長穴にしたりして間隙を大きく
して設計して組み立てし易くしている。そしてその間隙
をもって適正な任意の位置に固定しているが、振動など
の外的力でずれて不具合が発生してしまう事があった。
【0005】また6図の二等辺三角形状の突条部25や
26は、そのピッチに合った位置にしか固定が出来ない
事が難点と、固定目的の物体24の面にも同じ様な二等
辺三角形状の突条部26を形成しなくては成らず、加工
の難易度が高い事と固定目的の物体の形状によっては、
加工できない事もあり限られた個所にしか利用されなか
った。
【0006】そこで、本発明は、適正な圧力をもって、
固定目的の物体の穴や切り欠き加工の精度や特殊ギザ加
工を必要とせず、容易に任意の位置に物体を固定し、物
体の横滑りを防止できる機構を提供する事を課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、物体の固定目的で連結部材を
通過させるため加工された該物体の穴や馬蹄状の切り欠
きに、挟接目的の連結部材を通過させた状態であって、
該物体を固定するための挟接部材の接触面に、横滑り防
止方向を底辺とした該連結部材の中心に向って傾く複数
の断面三角形状の突起部を形成する事を特徴とする横滑
り防止機構。
【0008】請求項2の発明は、横滑り防止方向が直線
方向の場合、請求項1の該物体を固定するための挟接部
材の接触面に、該連結部材の中心に向って傾く横滑り防
止方向を底辺とした複数の断面三角形状の突条部を、横
滑り防止方向の直線方向に対して平面垂直に形成する事
を特徴とする横滑り防止機構。
【0009】請求項3の発明は、 横滑り防止方向が多
方向の場合、請求項1の該物体を固定するための挟接部
材の接触面に、該連結部材の中心に向って傾く横滑り防
止方向を底辺とした複数の断面三角形状の突条部を平面
円形状に形成する事を特徴とする横滑り防止機構。
【0010】請求項4の発明は、請求項2の垂直に突条
部を複数形成する事と同時に、物体の固定目的の該挟接
部材の接触面に、物体の固定目的で加工された該物体の
長穴や馬蹄状の切り欠きの穴に納まる突起物を、横滑り
防止方向の直線上の片側に形成する事を特徴とした横滑
り防止機構。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1の物体とは、コンクリー
ト、金属、木、樹脂、陶器、布などに該当し、該物体の
穴とは、連結部材を通過させるための目的の加工結果を
意味し、丸穴、長穴、異型穴、切り欠き、馬蹄形穴、溝
なども含まれる。
【0012】請求項1の連結部材とは、ボルト、棒、チ
ェーン、パイプ、ワイヤー 、紐、などの挟接部材を取
り合う部品が該当し、その連結部材に連結する挟接部材
とは、金属、木、樹脂、陶器、などの材質で加工された
前記物体を挟むための部品を意味する。
【0013】請求項1の突起部とは、図1に示した横滑
り防止方向の直線上にある連結部材の中心を縦断面視し
て、その横滑り防止方向を底辺とした連結部材の中心に
傾く複数の三角錐状、四角錘状、などの突起部を意味す
る。
【0014】横滑り防止する原理は、図1の物体1に作
用Aと物体2に作用Bの横滑りの外的な力が働く時、物体
1や2を通過するボルトなどの連結部材3にも作用A1と
B1の力が働き、この力によりボルトなどの連結部材3
が傾こうとするので作用A2とB2が発生する。そして
請求項1の板状介在物の挟接部材4が物体1と、連結部
材3の挟接部31が物体2との接触面側に、作用AやB
の横滑り防止方向の直線方向を底辺とした連結部材3の
中心5に向って傾く複数の断面三角形状の突起部6と7
が、固定目的の物体の接触面に食い込む事により物体の
穴などの間隙8や9の横滑りを防ぐ事ができる。
【0015】請求項2の横滑り防止方向が直線上の場
合、金属、木、樹脂、陶器、などの材質で加工された請
求項1の挟接部材が図2の板状介在物10で、穴の中心
12に傾く複数の断面三角形が横滑り方向の直線方向1
1に対し平面垂直方向に形成する突条部13を特徴とす
る横滑り防止機構。また、穴の中心12に傾く複数の断
面三角形が横滑り方向の直線方向11に対して平面垂直
方向に形成する三角錐状や四角錐状の突起部の列状に形
成されても横滑りを防ぐ事ができる。
【0016】また図3の様な請求項1のボルトなどの連
結部材14の挟接面に棒状体の中心15に傾く複数の断
面三角形が横滑り方向の直線方向16に対して平面垂直
方向に形成する突条部17を特徴とする横滑り防止機
構。また、前記突条部が三角錐状や四角錐状の突起部が
列状に形成されても横滑りを防ぐ事ができる。
【0017】請求項3の横滑り防止方向が多方向である
場合、図4の様な請求項1の挟接部材の板状介在物18
の穴の中心32に傾く複数の断面三角形が円形状に形成
する突条部19を特徴とする横滑り防止機構。また、前
記突条部が三角錐状や四角錐状の突起部が円形状に形成
されても横滑りを防ぐ事ができる。
【0018】図5の様な請求項1のボルトなどの連結部
材20の挟接面に連結部材の中心21に傾く複数の断面
三角形が円形状に形成する突条部22を特徴とする横滑
り防止機構。
【0019】請求項4は、図7の突条部33を複数形成
すると同時に、物体の固定目的の挟接部材34の接触面
に、図1の物体1の固定目的で加工された穴8に納まる
図7の突起物35を、横滑り防止方向の直線上の穴8の
中心5から見て片側に形成する事により、横滑り防止方
向に対して平面垂直に突条部が確実にセットされる事に
なり、誤って横滑り防止方向と平行に突条部がセットさ
れる事を防ぐ事ができる。
【0020】
【実施形態の効果】この実施形態によれば、挟接面に、
横滑り防止方向を底辺とした連結部材の中心に向って傾
く複数の断面三角形状の突起部や突条部を形成する事に
より、適正な挟接圧力をもって、固定目的の物体の穴や
切り欠き加工の精度を必要とせず、固定する物体側のギ
ザ加工も必要とせず、容易に任意の位置に物体を固定で
きて、安価な方法で物体の横滑りを防止できる機構を提
供する事ができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、物体の固定目的を使用する多種多様の分野で、加工
の精度やギザ加工を必要とせず、容易に任意の位置に物
体を固定し、安価な方法で耐震などの物体の横滑りを防
止できる機構を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な横滑り防止機構の原理を説明
する断面図
【図2】図1の原理を応用した座金の単体斜視図
【図3】図1の原理を応用したボルトの単体斜斜視図
【図4】図1の原理を応用した座金の単体斜視図
【図5】図1の原理を応用したボルトの単体斜視図
【図6】従来の横滑り防止方法の一例であって、締め付
ける前の斜視図
【図7】請求項2を応用し改良した座金の単体斜視図
【符号の説明】
1、 2固定する物体 3ボルト 4座金 5ボルトの中心線 6、 7、13、17、19、22、33本発明の中心
に傾く複数の三角形状の突起部 7、 9穴 10、18、34本発明の座金 11、16横滑りする方向の線 12、32座金の穴の中心線 14、 20本発明のボルト 15、21ボルトの中心線 23従来のギザ座金 24従来の固定する物体 25、 26従来の二等辺三角形のギザ 27、長穴 28ナット A,B外的力 A1、B1,A2、B2作用された力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体の固定目的で加工された該物体の穴
    に、挟接目的の連結部材を通過させた状態であって、該
    物体を固定するための挟接部材の接触面に、横滑り防止
    方向を底辺とした該連結部材の中心に向って傾く複数の
    断面三角形状の突起部を形成する事を特徴とする横滑り
    防止機構。
  2. 【請求項2】横滑り防止方向が直線方向の場合、請求項
    1の該物体を固定するための挟接部材の接触面に、該連
    結部材の中心に向って傾く横滑り防止方向を底辺とした
    複数の断面三角形状の突条部を、横滑り防止方向の直線
    方向に対して平面垂直に形成する事を特徴とする横滑り
    防止機構。
  3. 【請求項3】 横滑り防止方向が多方向の場合、請求項
    1の該物体を固定するための挟接部材の接触面に、該連
    結部材の中心に向って傾く横滑り防止方向を底辺とした
    複数の断面が三角形状の突条部を平面円形状に形成する
    事を特徴とする横滑り防止機構。
  4. 【請求項4】請求項2の横滑り防止方向の直線方向に対
    して平面垂直に突条部を複数形成する事と同時に、物体
    を固定するための該挟接部材の接触面に、物体の固定目
    的で加工された該物体の長穴に納まる突起物を、横滑り
    防止方向の直線上の片側に形成する事を特徴とした横滑
    り防止機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5137045B1 (ja) * 2012-04-10 2013-02-06 株式会社ユニオン精密 連結部材及び連結構造
JP2013516312A (ja) * 2010-01-07 2013-05-13 インヴェント ウムヴェルト ウント フェアファーレンシュテッヒニク アーゲー 垂直攪拌装置
JP2015530300A (ja) * 2012-07-03 2015-10-15 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフトZf Friedrichshafen Ag 車両フレームおよびジョイント装置を有する自動車

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