JP2003284396A - 交流発電電動機の制御装置 - Google Patents

交流発電電動機の制御装置

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JP2003284396A
JP2003284396A JP2002076555A JP2002076555A JP2003284396A JP 2003284396 A JP2003284396 A JP 2003284396A JP 2002076555 A JP2002076555 A JP 2002076555A JP 2002076555 A JP2002076555 A JP 2002076555A JP 2003284396 A JP2003284396 A JP 2003284396A
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JP2002076555A
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Inventor
Kenji Kataoka
顕二 片岡
Shigeru Uenishi
茂 上西
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電効率が向上するように交流発電電動機を
制御することができる交流発電電動機の制御装置を提供
する。 【解決手段】 交流発電電動機10とバッテリー12と
の間に接続され、交流発電電動機10を発電機として動
作させる際に、三相各々の上下アームのスイッチング素
子106〜108,121〜123に各々形成されてい
るダイオード114〜116,131〜133を利用し
て発電機で発生した交流電力を直流電力に変換しバッテ
リー12に出力する。この際、同期整流位相制御部14
0によって、各ダイオード114〜116,131〜1
33に通電が行われているタイミングに同期して、その
通電中の114〜116,131〜133が形成されて
いるスイッチング素子106〜108,121〜123
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に適
用され、始動時にエンジンを起動する交流電動機として
使用され、エンジン起動後にバッテリーを充電する等の
役割を果たす発電機として使用される交流発電電動機の
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の交流発電電動機のインバ
ータの回路構成図である。この図6において、10は自
動車に搭載された三相交流発電電動機、12はバッテリ
ーである。この三相交流発電電動機10とバッテリー1
2との間に、三相交流発電電動機10を制御するインバ
ータが接続されている。
【0003】この制御装置であるインバータの接続構成
を説明すると、まず、三相交流発電電動機10とバッテ
リー12との間に上アームのスイッチング素子20,2
1,22が接続され、同間に、コンデンサ24を介して
下アームのスイッチング素子26,27,28が接続さ
れている。また、上下アームのスイッチング素子20〜
22と26〜28は、MOS(Metal Oxide Semiconduct
or)型のFET(FieldEffect Transistor)であり、この
FETのソース−ドレイン間に接続されたダイオード5
1〜56を備えている。
【0004】さらに、上アームのスイッチング素子20
〜22の各ゲートと、下アームのスイッチング素子26
〜28の各ゲートに、バッファ30〜32、34〜36
を介してゲート駆動回路40,41,42が接続されて
いる。このゲート駆動回路40〜42には、ゲート駆動
用電源44および制御回路46が接続されており、制御
回路46にホールセンサ48が接続されて構成されてい
る。なお、制御回路46には、力行、発電切換、および
励磁調整の各制御信号が入力されるようになっている。
【0005】このような構成において、自動車の始動時
にバッテリー12からの直流電流がインバータで三相交
流電流に変換されて三相交流発電電動機10へ供給され
ると、三相交流発電電動機10がスタータモータとして
動作することによりエンジンが起動する。
【0006】一方、エンジンの起動後は、三相交流発電
電動機10が発電機として動作し、この発電によって生
成される三相交流電流がインバータで直流電流に変換さ
れ、この直流電流がバッテリー12に充電されるように
なっている。
【0007】制御回路46は、力行、発電切換、および
励磁調整の各制御信号の入力に応じて力行、発電切換、
および励磁調整の各制御を行う。この制御は、ゲート駆
動回路40〜42を制御することにより上下アームのス
イッチング素子20〜22,26〜28をON/OFF
して行う。
【0008】なお、この種の交流発電電動機の制御装置
の公知例として、特開10−210796号公報が挙げ
られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
制御装置の場合、交流発電電動機の発電動作時には、ス
イッチング素子20〜22,26〜28にそれぞれ設け
られているボディダイオードを利用して発電された交流
電流を整流して直流電流に変換するのが一般的である
が、ダイオード損失を低減するために、スイッチング素
子を用いて同期整流を行うことが考えられている。
【0010】同期整流を行う際には、上下アームのスイ
ッチング素子20〜22,26〜28のON/OFF制
御、即ち、FETのゲートのON/OFF制御は、前述
したようにホールセンサ48で交流発電電動機10の回
転角度を検出し、この回転角度に応じたゲート信号で行
うので、図7に示すように、ゲート信号の位相と、上下
ダイオード53,56を流れるダイオード電流(矢印で
示した)との間でズレは全くない。
【0011】但し、図7(a)は、交流発電電動機10
のUVW相のうちU相の電流経路の制御回路、図7
(b)は、この回路におけるゲート信号とダイオード電
流とのタイミングを示す図である。この図に示すよう
に、U相上側のGUUゲート信号の「H」に対してU相
上ダイオード電流の通電部分(「H」で示した)が同期
しており、U相下側のGULゲート信号の「H」に対し
てU相下ダイオード電流の通電部分(「H」で示した)
が同期している。また、GUUゲート信号が「H」の時
はGULゲート信号が「L」、逆に「L」の時は「H」
の関係にある。このような適正なタイミングにおいて
は、交流発電電動機10からバッテリー12へ適正に充
電が行われる。
【0012】しかし、交流発電電動機10の回転数が上
がると、交流発電電動機10のコイルL、抵抗R等の遅
延要素で、図8(a)に示すように、各ゲート信号に対
して各ダイオード電流が遅延する。このように遅延が生
じた場合、t1で示すU相上ダイオード電流が流れる区
間において、GULゲート信号が通常「L」のところ
「H」となり、この時、GUUゲート信号が「L」とな
っているため、図8(b)に示すように、上FETがO
FF、下FETがONとなり、交流発電電動機10から
の電流(矢印で示す)が直接アースへ流れ、バッテリー
12へ流れないので充電が行われない。
【0013】また、t2で示すU相下ダイオード電流が
流れる区間において、GUUゲート信号が通常「L」の
ところ「H」となり、この時、GULゲート信号が
「L」となっているため、図8(c)に示すように、上
FETがON、下FETがOFFとなり、バッテリー1
2から交流発電電動機10へ電流(矢印で示す)が流れ
てしまい、やはり充電が行われない。つまり、発電効率
が低下してしまうという問題があった。
【0014】そこで本発明は、発電効率を低下させるこ
となく同期整流を行うことができる交流発電電動機の制
御装置を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の交流発電電動機の制御装置は、交流発電電
動機と充放電手段との間に接続され、交流発電電動機を
電動機として動作させる際には三相各々の第1アームと
三相各々の第2アームに各々設けられたスイッチング素
子を制御することにより充放電手段からの直流電力を三
相交流電力に変換して交流発電電動機に電力を供給し、
交流発電電動機を発電機として動作させる際には複数の
スイッチング素子に各々形成されているダイオードを利
用して交流発電電動機で発生した交流電力を直流電力に
変換し充放電手段に出力する交流発電電動機の制御装置
において、ダイオードに通電が行われているタイミング
に同期して、その通電中のダイオードが形成されている
スイッチング素子を制御する同期整流位相制御手段を備
えたことを特徴としている。
【0016】この構成によれば、交流発電電動機の発電
中に高速回転となったとしても、ダイオードへの通電タ
イミングに同期してスイッチング素子をON/OFF制
御することができるので、従来のように、高速回転によ
ってダイオードへの通電タイミングとスイッチング素子
のON/OFF制御タイミングとがズレ、適正に充電が
行われなくなるといったことが無くなる。
【0017】また、交流発電電動機の励磁を調整する励
磁回路と、交流発電電動機の近傍に配置されたホール素
子からのホール素子電圧パルスより交流発電電動機の回
転数を算出する回転数計算手段とを備え、同期整流位相
制御手段は、回転数と励磁回路で検出される励磁電流と
の関係から、スイッチング素子を制御する制御信号の位
相が、ダイオードに通電が行われているタイミングに同
期するように調整することを特徴としている。
【0018】この構成によれば、発電時に、交流発電電
動機の回転数の高低に拘わらず、ダイオードへの通電タ
イミングに同期してスイッチング素子をON/OFF制
御することができる。
【0019】また、同期整流位相制御手段は、交流発電
電動機の三相各々の電流から、スイッチング素子を制御
する制御信号の位相が、ダイオードに通電が行われてい
るタイミングに同期するように調整することを特徴とし
ている。
【0020】この構成によれば、発電時に、交流発電電
動機の回転数の高低に拘わらず、ダイオードへの通電タ
イミングに同期してスイッチング素子をON/OFF制
御することができる。
【0021】また、同期整流位相制御手段は、交流発電
電動機の三相各々の電圧からダイオードの電流を推定
し、この推定電流から、スイッチング素子を制御する制
御信号の位相が、ダイオードに通電が行われているタイ
ミングに同期するように調整することを特徴としてい
る。
【0022】この構成によれば、発電時に、交流発電電
動機の回転数の高低に拘わらず、ダイオードへの通電タ
イミングに同期してスイッチング素子をON/OFF制
御することができる。
【0023】また、抵抗器RとコンデンサCとを接続し
たCR回路構成によってホール素子の電圧波形を遅延す
る遅延回路を備え、同期整流位相制御手段は、遅延回路
の遅延によって、スイッチング素子を制御する制御信号
の位相が、ダイオードに通電が行われているタイミング
に同期するように調整することを特徴としている。
【0024】この構成によれば、発電時に、交流発電電
動機の回転数の高低に拘わらず、ダイオードへの通電タ
イミングに同期してスイッチング素子をON/OFF制
御することができる。
【0025】また、遅延回路を、コンデンサとアース間
にトランジスタを接続し、このトランジスタのゲート端
子に励磁電流を供給する回路構成としたことを特徴とし
ている。
【0026】この構成によれば、励磁電流に応じてスイ
ッチング素子を制御する制御信号の位相を調整すること
ができる。
【0027】また、トランジスタのゲート端子に、励磁
電流に代え、ダイオードの通電電流を供給することを特
徴としている。
【0028】この構成によれば、ダイオードの通電電流
は励磁電流と対応関係にあるので、ダイオードの通電電
流に応じてスイッチング素子を制御する制御信号の位相
を調整することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る交流発電
電動機のインバータについて図面を参照して説明する。
【0030】図1は実施形態に係る三相交流発電電動機
の制御装置の回路構成図である。この図1において、1
0は自動車のスタータモータおよびオルタネータとして
機能する三相交流発電電動機、12は充放電手段である
バッテリーである。この三相交流発電電動機10とバッ
テリー12との間に、励磁回路100およびインバータ
回路102が接続されており、励磁回路100およびイ
ンバータ回路102にゲート制御回路104が接続され
ている。
【0031】この図1における各回路の接続構成を説明
する。まず、インバータ回路102において、三相交流
発電電動機10とバッテリー12のプラス端子との間に
は、上アームのスイッチング素子であるIPD(Intelli
gent Power Device)106,107,108が接続され
ている。IPD106〜108は、いわゆる多機能スイ
ッチング素子であり、MOS型のFET110〜112
と、このFET110〜112のソース−ドレイン間に
実質的に形成されているボディダイオード114〜11
6とを備え、この他、チャージポンプによるゲート昇圧
駆動機能、過電流および過熱検出機能のための回路を備
える。
【0032】過電流および過熱検出は、FET110〜
112の過電流および過熱を検出するものであり、これ
は、三相交流発電電動機10を電動機として動作させた
ときの過電流および過熱検出を行うことになる。三相交
流発電電動機10と接地点との間には、下アームのスイ
ッチング素子121,122,123が接続されてい
る。スイッチング素子121〜123はMOS型のFE
T125〜127であり、このFET125〜127の
ソース−ドレイン間に実質的に形成されているボディダ
イオード131〜133を備える。
【0033】また、バッテリー12のプラス端子と接地
点との間、すなわち、実質的にはバッテリー12のプラ
ス端子とマイナス端子の間には、励磁コイル149とI
PD151のMOS型FET153との直列回路を有す
る励磁回路100が接続されている。また、FET15
3のソース−ドレイン間にはボディダイオード155が
接続されている。さらに、励磁コイル149と接地点と
の間には、下アームのスイッチング素子157が接続さ
れ、このスイッチング素子157はMOS型のFET1
58であり、このFET158のソース−ドレイン間に
実質的に形成されているボディダイオード159を備え
る。
【0034】また、ゲート制御回路104の同期整流位
相制御部140には、インバータ回路102におけるバ
ッファ135〜137を介して下アームのスイッチング
素子121〜123のゲート端が接続されると共に、反
転素子142〜144を介して上アームのIPD106
〜108のゲート端子が接続されている。さらに同期整
流位相制御部140には、IPD106〜108の電流
モニタ出力端子が接続され、さらには、回転数計算部1
46、ホールセンサ48、励磁制御部147が接続され
ている。
【0035】励磁制御部147には、励磁回路100に
おけるバッファ160を介して下アームのスイッチング
素子157のゲート端が接続されると共に、反転素子1
61を介して上アームのIPD151のゲート端子が接
続されている。さらに励磁回路100には、IPD15
1の電流モニタ出力端子が接続され、さらには、バッテ
リー12のプラス端子が接続されている。
【0036】このような構成の交流発電電動機の制御装
置における本発明の特徴を、図2を参照して説明する。
【0037】交流発電電動機10が発電機として作動し
ており、バッテリー12へ充電が行われているとする。
この状態で励磁制御部147によって、図2に示すステ
ップS1でバッテリー12の電圧を検出し、ステップS
2でIPD151からの励磁電流を検出し、これら検出
結果からステップS3において、バッテリー12が過充
電とならないように制御するための励磁電流指示値を計
算する。そして、励磁制御部147は、その励磁電流指
示値に応じたゲート信号によって、IPD151および
スイッチング素子157を制御することによって過充電
とならないようにする。
【0038】次に、同期整流位相制御部140によっ
て、図2のステップS4でインバータ回路102におけ
るインバータ電流を各IPD106〜108からの電流
モニタ出力に基づいて検出する。インバータ電流とは、
バッテリー12に流れる電流に対応するものであり、イ
ンバータ電流が所定値(過電流値)以上となった場合
は、UVW相全ての下アームのスイッチング素子121
〜123をOFFとする。これによってバッテリー12
に電流が流れなくなり、過電流が防止される。
【0039】次に、ステップS5で、同期整流位相制御
部140によって、ホールセンサ48からのホール素子
電圧パルスを検出する。さらにステップS6で、同期整
流位相制御部140によって、上記のインバータ電流と
ホール素子電圧パルスの検出結果からUVW相のゲート
信号の基本波を生成する。
【0040】また、ステップS7で、回転数計算部14
6によって、ホールセンサ48からのホール素子電圧パ
ルスから発電機10の回転数を算出する。ステップS8
で、同期整流位相制御部140によって、その回転数と
ステップS3で得た励磁電流とからゲート信号の位相遅
れ値を算出する。図3に示すように、位相遅れωは、発
電機回転数Nと励磁電流i1〜i3とが上がると、ほぼ
比例して上がるので、この位相遅れωに応じてゲート信
号を補正することが可能となる。また、同期整流位相制
御部140によって、インバータ回路102における三
相交流電流を全て測定し、その結果に応じてゲート信号
を補正するようにしてもよい。
【0041】なお、三相電流の測定は、たとえばUVW
相各々のスイッチング素子121〜123とアースとの
間に、図示せぬ電流計を接続することにより達成でき
る。
【0042】また、ステップS9において、同期整流位
相制御部140によって三相電圧を検出する。このよう
にUVW相各々のアース電位を検出すれば、ボディダイ
オード114〜116のどちらの方向に電流が流れてい
るか分かるので、これに応じてゲート信号を補正する。
【0043】つまり、ゲート信号を補正するとは、従来
例で説明した図7に示すように、ゲート信号をダイオー
ド電流に対して同期させることであり、このような同期
状態となるように、同期整流位相制御部140によっ
て、ステップS10で位相遅れ波形を生成し、この波形
のゲート信号をステップS11でインバータ回路102
へ出力する。これによって交流発電電動機10からバッ
テリー12へ適正に充電が行われる。
【0044】この他、図4に示す抵抗器Rとコンデンサ
C1,C2によるCR回路にトランジスタTr1を組み
合わせた遅延回路170を同期整流位相制御部140に
用い、インバータ回路102へのゲート信号の波形を補
正してもよい。図5(a)に示すように、ホール素子電
圧パルスと遅延波形との遅延時間、例えば1μsec当
たりの回転角度は、低回転時では360°における10
°分であるが、図5(b)に示すように、高回転になる
と30°となる。つまり、高回転になるとホールセンサ
48の1μsec当たりの回転角度が増加する。これは
高回転になるとダイオード電流の遅延が増加するといっ
た内容とマッチする。
【0045】従って、ホール素子電圧パルスで基本波形
ができ、これを遅延回路170で1μsec遅延させ
る。また、遅延回路170は励磁電流値も考慮したもの
であり、励磁電流値が大(例えば図3のi3)の時は、
トランジスタTr1をONとし、コンデンサC1の一端
を接地する。これによってコンデンサC1の容量がアッ
プして電荷が蓄積されるので、ゲート信号の基本波形の
遅れ時間が増大する。このように励磁電流値で基本波形
の遅れ時間を制御可能となる。このように遅延回路17
0で、励磁電流と回転数に応じたゲート信号の基本波形
の遅延時間を対応させることができる。
【0046】つまり、発電時に、UVW相の上と下アー
ムのボディダイオード114〜116、131〜133
とに通電しているタイミングに合わせて各FET110
〜112、125〜127のスイッチングを行うため
に、次の〜の方法を実行する。遅延回路170で
ホール素子電圧パルスを遅らせる。遅延回路170に
励磁電流値を用いてホール素子電圧パルスを遅らせる。
遅延回路170にインバータ電流値を用いてホール素
子電圧パルスを遅らせる。
【0047】これら〜を単独、または組み合わせて
利用することで、回転数、発電量に追従し、広範囲にわ
たり充電効率を改善し、発熱を押さえることが可能とな
る。また、複雑な制御も必要ないため、大幅なコスト改
善につながる。
【0048】
【発明の効果】本発明の交流発電電動機の制御装置は、
交流発電電動機と充放電手段との間に接続され、交流発
電電動機を電動機として動作させる際に、三相各々の第
1アームと三相各々の第2アームに各々設けられたスイ
ッチング素子を制御することにより充放電手段からの直
流電力を三相交流電力に変換して電動機に電力を供給
し、発電機として動作させる際に、複数のスイッチング
素子に各々形成されているダイオードを利用して発電機
で発生した交流電力を直流電力に変換し充放電手段に出
力する際に、同期整流位相制御手段によって、ダイオー
ドに通電が行われているタイミングに同期して、その通
電中のダイオードが形成されているスイッチング素子を
制御するようにした。これによって、発電効率が向上す
るように交流発電電動機を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る三相交流発電電動機の制御装置
の回路構成図である。
【図2】実施形態に係る三相交流発電電動機の制御装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】三相交流発電電動機の回転数と、ホール素子電
圧パルスの位相遅れと、励磁電流との関係を示す図であ
る。
【図4】遅延回路の回路図である。
【図5】(a)は低回転時のホール素子電圧パルスと遅
延波形との関係を示すタイミングチャートであり、
(b)は高回転時のホール素子電圧パルスと遅延波形と
の関係を示すタイミングチャートである。
【図6】従来の交流発電電動機のインバータの回路構成
図である。
【図7】(a)はUVW相のうちU相に関するゲート信
号とダイオード電流とのタイミングを示すタイミングチ
ャートであり、(b)はそのときの電流経路を示す回路
図である。
【図8】(a)はUVW相のうちU相に関するゲート信
号とダイオード電流とのタイミングの遅れ状態を示すタ
イミングチャートであり、(b)は区間t1における電
流経路を示す回路図であり、(c)は区間t2における
電流経路を示す回路図である。
【符号の説明】
10…三相交流発電電動機、12…バッテリー、48…
ホールセンサ、100…励磁回路、102…インバータ
回路、104…ゲート制御回路、106〜108…上ア
ームのスイッチング素子であるIPD、110〜11
2,125〜127…FET、114〜116,131
〜133…ボディダイオード、121〜123…下アー
ムのスイッチング素子、135〜137,160…バッ
ファ、142〜144,161…反転素子、146…回
転数計算部、147…励磁制御部、149…励磁コイ
ル、170…遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H590 AA02 AB02 CA07 CA23 CC01 CC29 CD01 CD03 CD10 CE05 DD25 EA01 EA10 EB02 EB14 FA06 FA08 FB01 FC14 FC22 HA02 HA04 HA10 HA18 HA27 HB20 JA09 JA19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流発電電動機と充放電手段との間に接
    続され、前記交流発電電動機を電動機として動作させる
    際には三相各々の第1アームと三相各々の第2アームに
    各々設けられたスイッチング素子を制御することにより
    前記充放電手段からの直流電力を三相交流電力に変換し
    て前記交流発電電動機に電力を供給し、前記交流発電電
    動機を発電機として動作させる際には前記複数のスイッ
    チング素子に各々形成されているダイオードを利用して
    前記交流発電電動機で発生した交流電力を直流電力に変
    換し前記充放電手段に出力する交流発電電動機の制御装
    置において、 前記ダイオードに通電が行われているタイミングに同期
    して、その通電中のダイオードが形成されている前記ス
    イッチング素子を制御する同期整流位相制御手段を備え
    たことを特徴とする交流発電電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記交流発電電動機の励磁を調整する励
    磁回路と、前記交流発電電動機の近傍に配置されたホー
    ル素子からのホール素子電圧パルスより前記交流発電電
    動機の回転数を算出する回転数計算手段とを備え、前記
    同期整流位相制御手段は、前記回転数と前記励磁回路で
    検出される励磁電流との関係から、前記スイッチング素
    子を制御する制御信号の位相が、前記ダイオードに通電
    が行われているタイミングに同期するように調整するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の交流発電電動機の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記同期整流位相制御手段は、前記交流
    発電電動機の三相各々の電流から、前記スイッチング素
    子を制御する制御信号の位相が、前記ダイオードに通電
    が行われているタイミングに同期するように調整するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の交流発電電動機の制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記同期整流位相制御手段は、前記交流
    発電電動機の三相各々の電圧から前記ダイオードの電流
    を推定し、この推定電流から、前記スイッチング素子を
    制御する制御信号の位相が、前記ダイオードに通電が行
    われているタイミングに同期するように調整することを
    特徴とする請求項1に記載の交流発電電動機の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 抵抗器RとコンデンサCとを接続したC
    R回路構成によって前記ホール素子の電圧波形を遅延す
    る遅延回路を備え、前記同期整流位相制御手段は、前記
    遅延回路の遅延によって、前記スイッチング素子を制御
    する制御信号の位相が、前記ダイオードに通電が行われ
    ているタイミングに同期するように調整することを特徴
    とする請求項1に記載の交流発電電動機の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延回路を、前記コンデンサとアー
    ス間にトランジスタを接続し、このトランジスタのゲー
    ト端子に励磁電流を供給する回路構成としたことを特徴
    とする請求項5に記載の交流発電電動機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記トランジスタのゲート端子に、前記
    励磁電流に代え、前記ダイオードの通電電流を供給する
    ことを特徴とする請求項6に記載の交流発電電動機の制
    御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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