JP2003283153A - 機器類の制御ボックスの組立構造 - Google Patents

機器類の制御ボックスの組立構造

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JP2003283153A
JP2003283153A JP2002085559A JP2002085559A JP2003283153A JP 2003283153 A JP2003283153 A JP 2003283153A JP 2002085559 A JP2002085559 A JP 2002085559A JP 2002085559 A JP2002085559 A JP 2002085559A JP 2003283153 A JP2003283153 A JP 2003283153A
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JP
Japan
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control box
flange
metal plates
box
coupled
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JP2002085559A
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English (en)
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Yoshimine Maeda
良峰 前田
Noriyuki Tabata
徳行 田端
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KYOEI KINZOKU KOGEISHA KK
Original Assignee
KYOEI KINZOKU KOGEISHA KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】製作コストを極力低く抑える為に、設備投資が
殆ど不要なうえに、習熟技術も要せず、且つ、制御ボッ
クスに求められる構造強度も確実に得られる様に構成さ
れた、機器類の制御ボックスの組立構造を提供する。 【解決手段】複数枚の金属板を互いに連結させて箱状に
組立てられおり、各連結箇所に於いて、連結すべき金属
板の連結縁部同士が、接着剤層7を介して接合されてお
り、且つ、この接合部分を、リベット、ボルト8・ナッ
ト9等の締結金具により点綴状に締結している。そし
て、連結すべき金属板の一方の連結縁端には、他方の連
結縁部を重合させると共に補強する為のフランジ10を
延設すると共に、フランジ10の背面側に沿わせた補強
部材11を、前記締結金具8、9によって固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動制御
工作機械等の機器類の制御装置を収める為の、金属板を
素材として作られる制御ボックスの組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の制御ボックスの一例を、
前面扉を取り外した状態で示す斜視図である。この制御
ボックスBは、底面壁、左右壁、頂面壁、及び背面壁を
構成する、金属製の5枚の矩形パネル11〜15を箱状
に組合わせて構成されている。そして、各パネル相互の
連結箇所となっている、ボックスの各稜線aの部分を、
溶接により接合させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に、複数枚の矩
形金属板の各連結箇所を溶接して、制御ボックスを組立
てる方法によれば、必要にして十分な連結強度が得られ
る。然しその反面、溶接の為の設備費が嵩む、習熟技術
を要する、溶接の作業環境が悪い、溶接箇所のバリ取り
等の後仕上げや、溶接による熱歪みの除去等に手間が掛
かり過ぎ、製作コストが嵩むという大きな難点があっ
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、製作コストを極
力低く抑える為に、設備投資が殆ど不要なうえに、習熟
技術も要せず、且つ、制御ボックスに求められる構造強
度も確実に得られる様に構成された機器類の制御ボック
スの組立構造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による機器類の制御ボックスの組立構造は、
複数枚の金属板を互いに連結させて箱状に組立てられて
おり、各連結箇所に於いて、連結すべき金属板の連結縁
部同士が、接着剤層を介して接合されており、且つ、こ
の接合部分を、リベット、ボルト・ナット等の締結金具
により点綴状に締結していることを特徴とする。更に、
連結すべき金属板の一方の連結縁端には、他方の連結縁
部を重合させると共に補強する為のフランジを延設する
と共に、フランジの背面側に沿わせた補強部材を、前記
締結金具によって固定させる様にしたことも特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例に就い
て、図1〜図4を参照しながら説明する。図1は、この
実施例の制御ボックスAを、その付随部品である前面扉
を取り外した状態で示した斜視図である。そして、図2
は、制御ボックスAの分解斜視図、図3は、パネル同士
の連結箇所の構成を部分的に示した分解斜視図、図4
は、パネル同士の連結箇所の、別の構成例を示した部分
縦断面図である。
【0007】図1に示した制御ボックスAは、図2に示
した様に、夫々金属板製の底面パネル1、左右の側壁パ
ネル2,3、頂面パネル4、その上面に当接される天板
6、及び背面パネル5を、その構成部材としている。
【0008】上記の計5枚のパネル1〜5、及び天板6
を、図1に示した様に、箱形に組み合わせた状態で、隣
接する2枚のパネルの連結縁端同士を接合させるには、
図3に示した様に、接着剤7と、ボルト・ナット8・9
(締結金具)とを併用している。
【0009】その為には、図3に示した様に、連結すべ
き一方パネル、この場合は底面パネル1の連結縁端に
は、帯板状のフランジ10を直角向きに延設している。
フランジ10は、連結すべき2枚のパネル1,2の連結
縁端同士を、直交状に重合させると共に、この連結箇所
を補強する役割を果たすものである。
【0010】更に、フランジ10の内側面(背面側)に
は、補強部材としての補強帯板11を沿わせる様にして
いる。この補強帯板11は、薄い金属板製の制御ボック
スAの構造強度を大幅に向上させる役割を果たすもの
で、後述する様に、ボルト・ナット8・9によって、フ
ランジ10の内側面に固定される。
【0011】各パネル1〜5の各連結縁部、フランジ1
0、及び補強帯板11の三者を、重合させた状態を固定
する為に、図3に示した様に、この重合箇所の長手方向
には、締結用のボルト8を挿通させるボトル孔bを、所
定間隔を隔てた複数箇所に穿っている。
【0012】次に、計5枚のパネル1〜5を、ボックス
形に組み合わせたうえ、ボックスの各稜部に相当する各
接合箇所を、互いに連結させる手順に就いて、底面パネ
ル1と側壁パネル2とを連結させる場合に例を採って、
図3を参照しながら説明する。
【0013】先ず、側壁パネル2の下端側の連結縁部の
内側に、例えば、エポキシ樹脂系等の金属用の接着剤7
を塗布する。一方、底面パネル1のフランジ10の内側
面に、補強帯板11を沿わせる。
【0014】然かる後、接着剤7を塗布済みの側壁パネ
ル2の連結縁部を、フランジ10の外側面に重ね合わせ
る。続いて、側壁パネル2、フランジ10、及び補強帯
板11の夫々を貫通している各ボトル孔bに、ボルト8
を挿通したうえ、その先端にナット9を螺じ込んで締結
すれば、こ連結箇所の接合作業は完了する。
【0015】この状態で、接着剤7を介在させた連結箇
所は、ボルト・ナット8・9により正確に位置決めされ
た状態で固定されている。その為、一般的な接着作業で
必須としていた、接着剤が硬化し終わる迄、固定用治具
を使って仮止めしておくという、極めて非能率で面倒な
養生工程は全く不要になる。最初の連結箇所を接合し終
えたら、引き続いて、残る複数の連結箇所も次々に接合
作業を進めて行くことが出来る。
【0016】そして、塗布した接着剤7が硬化し終われ
ば、各パネル1〜5、及び天板6の相互の連結箇所の総
てが、接着剤7によって気密にシールされた状態で、極
めて強固に接合・合体される。又、互いに連結される2
枚のパネルは、接着剤7を介して一体化されいるので、
単に、ボルト・ナットだけを用いて連結させた場合とは
異なって、若し、地震等による強大な衝撃力が及ぼされ
た場合でも、連結状態が緩んで来る恐れは全くない。
【0017】尚、図3に示したボルト・ナット8・9に
替えて、図4に示した様に、リベット12を用いてもよ
い。この図では、補強帯板11は省いている。
【0018】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、本発
明による機器類の制御ボックスの組立構造によれば、接
合箇所を溶接する従来の組立構造に比べて、以下に列挙
した如き実用上の優れた効果が得られる。 (a)溶接の為の少なからぬ設備投資、及び保守費が不
要になる。 (b)習熟した溶接技術者も不要になる。 (c)溶接箇所のバリを取り除いたり、溶接歪みを除去
する為の、非能率な付随作業も不要になる。 (d)接着剤によって、接合箇所を気密にシール出来
る。 (e)接着剤と、リベット、ボルト・ナット等の機械的
固定手段とを併用することによって、接着剤が硬化する
迄の仮固定用治具が不要になる。 (f)総じて、組立に要する作業時間と経費を顕著に節
減出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を自動制御工作機械の制御ボックスに適
用した一実施例を示すもので、前面扉を取り外した状態
の制御ボックスの斜視図である。
【図2】同上、制御ボックスの分解斜視図である。
【図3】同上、制御ボックスを構成するパネル同士の接
合構造を示す、部分的な分解斜視図である。
【図4】同上、制御ボックスを構成するパネル同士の接
合構造の、別の実施例を示す、部分的な縦断面図であ
る。
【図5】従来例を示す、図1図相当図である。
【符号の説明】
A 制御ボックス 1 底面パネル 2,3 側壁パネル 4 頂面パネル 5 背面パネル 6 天板 7 接着剤 8・9 ボルト・ナット 10 フランジ 11 補強帯板(補強部材) 12 リベット a 稜線 b ボルト孔 B 従来の制御ボックス 11〜15 矩形パネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の金属板を互いに連結させて箱状
    に組立てられており、 各連結箇所に於いて、連結すべき金属板の連結縁部同士
    が、接着剤層を介して接合されており、且つ、この接合
    部分を、リベット、ボルト・ナット等の締結金具により
    点綴状に締結していることを特徴とする機器類の制御ボ
    ックスの組立構造。
  2. 【請求項2】 連結すべき金属板の一方の連結縁端に
    は、他方の連結縁部を重合させると共に補強する為のフ
    ランジを延設すると共に、フランジの背面側に沿わせた
    補強部材を、前記締結金具によって固定させる様にした
    ことを特徴とする請求項1記載の機器類の制御ボックス
    の組立構造。
JP2002085559A 2002-03-26 2002-03-26 機器類の制御ボックスの組立構造 Pending JP2003283153A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104827872A (zh) * 2015-05-22 2015-08-12 西安西沃客车有限公司 焊接结构及具有其的轻型客车铝制后背行李舱门
CN109788689A (zh) * 2019-03-01 2019-05-21 丹阳市长江汽车部件有限公司 一种多功能组合控制箱
KR20210069956A (ko) * 2019-12-04 2021-06-14 김병준 메카트로닉스 자동화 교육장비용 케이스 프레임

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