JPH07330254A - エレベータ用ハニカムパネル及びその締結構造並びにその締結方法 - Google Patents

エレベータ用ハニカムパネル及びその締結構造並びにその締結方法

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JPH07330254A
JPH07330254A JP6125192A JP12519294A JPH07330254A JP H07330254 A JPH07330254 A JP H07330254A JP 6125192 A JP6125192 A JP 6125192A JP 12519294 A JP12519294 A JP 12519294A JP H07330254 A JPH07330254 A JP H07330254A
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elevator
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honeycomb panel
plate
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顕伸 森
Nobuhiro Nishimura
信寛 西村
Koichi Toyama
耕一 遠山
Norihisa Yamashita
憲久 山下
Kazumi Yamamoto
和美 山本
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    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B11/00Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
    • B66B11/02Cages, i.e. cars
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/01Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of fastening elements specially adapted for honeycomb panels

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベ−タのかごの構成に必要な剛性を有す
るエレベ−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造並びに
この締結方法を提供する。 【構成】 薄板金属からなる表板1aと、表板1aの裏
面に接着されたハニカム材1bから延設された表板1a
の端部を裏面側に直角に折り曲げて形成された表板端部
と、表板1aに対向してハニカム材1bに接着された薄
板金属からなる裏板1cと、ハニカム材1bから延設さ
れた裏板1cの端部を表板端部の裏面に当接するように
折り曲げて形成された裏板端部をエレベ−タ用ハニカム
パネルに備え、この表板端部を当接してエレベ−タ用ハ
ニカムパネル30同士を締結するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエレベータシステムの
軽量化のためのエレベータ用ハニカムパネル及びその締
結構造並びにその締結方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は従来のエレベ−タのかごの断面
を示す断面図、図20は図19のA部詳細図であり、従
来のエレベータ用パネル及びこのパネルの締結方法を示
している。図において、1は表面に意匠を施され、1.
5〜2.0mm厚さの鋼板又はステンレス板からなるエ
レベータ用パネルの表板であり、この表板1の裏面に
1.0〜1.6mm厚さの鋼板からなるハット型の補強
21が溶接又は接着され、端部は袋状に曲げ加工されて
いる。表板1の袋状の端部は挿通するボルト2とナット
3により締め付けられてエレベータ用パネル同士を締結
する方法が施されている。尚、22はエレベ−タのかご
室、22Aはエレベ−タのかご室22の壁面を構成する
エレベータ用パネル、22Bはエレベ−タのドアであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベ−タ用パ
ネルは以上のように構成されているので、パネル全体の
剛性を確保するために使用する鋼板の厚さが厚くなり、
重量が重くなるため、かご室軽量化、及びそれに伴うエ
レベータシステム全体の小型化及び駆動エネルギ−の効
率化が抑制されていた。これを解決するために、重量が
約1/2となる、図21に示すような従来の建築用のハ
ニカムパネルの適用が考えられたが、図に示すように、
表面に意匠を施された薄板金属からなる表板1aとその
裏板1cによりサンドイッチ状に挟まれたハニカム材1
bからなるハニカムパネルをアルミ押出し材からなるH
形の壁目字2に両側からはめ込む締結方法が施されるの
みで、ボルト/ナット等の締結具で固定を行わないた
め、ハニカムパネルの締結強度が小さく、エレベータか
ご室の壁として必要な剛性を確保することができないと
いう問題があった。
【0004】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、第1の目的は軽量で、且つエレ
ベ−タのかごを構成するのに必要な剛性を有するエレベ
−タ用ハニカムパネルを提供すること。
【0005】また、第2の目的は軽量なエレベ−タ用ハ
ニカムパネルを用いて、エレベ−タのかごを構成するの
に必要な剛性を有したエレベ−タ用ハニカムパネルの締
結構造を提供すること、また、第3の目的は軽量なエレ
ベ−タ用ハニカムパネルを用いて、据付の容易なエレベ
−タ用ハニカムパネルの締結方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベ−
タ用ハニカムパネルは、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向
して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
とを備えた、エレベータ用ハニカムパネルにおいて、上
記ハニカム材から延設された上記表板の端部を上記裏面
側にほぼ直角に折り曲げて形成された表板端部と、上記
ハニカム材から延設された上記裏板の端部を上記表板端
部の裏面に当接するように折り曲げて形成された裏板端
部とを具備するようにしたものである。
【0007】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結方法は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材から延設された上記
表板の端部を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成さ
れた表板端部と、上記表板に対向して上記ハニカム材に
接着された薄板金属からなる裏板と、上記ハニカム材か
ら延設した上記裏板の端部を上記表板の表板端部の裏面
に当接するように折り曲げて形成された裏板端部とをエ
レベ−タ用ハニカムパネルに設け、複数の上記エレベ−
タ用ハニカムパネルの上記表板端部を当接して締結する
ようにしたものである。
【0008】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルは、薄板金属からなる表板と、この表板の裏面
に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記ハ
ニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
た、エレベータ用ハニカムパネルにおいて、上記ハニカ
ム材から延設された上記表板の端部を上記裏面側にほぼ
直角に折り曲げて形成された表板端部と、この表板端部
の先端部を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成さ
れ、上記裏板と接合された接合部と、上記表板端部近傍
の上記裏板側に穿設された締結用孔を具備するようにし
たものである。
【0009】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結構造は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向
して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
とを備えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造にお
いて、上記ハニカム材から延設された上記表板の端部を
上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成され、先端部が
上記裏板と接合された表板端部と、且つ、上記表板端部
にほぼ接するように上記裏板側に穿設され、上記表板の
裏面に連通する締結用孔を有する一方の上記エレベータ
用ハニカムパネルと、上記ハニカム材から延設された上
記表板の端部を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成
され、先端部が上記裏板と接合された表板端部を有する
他方の上記エレベータ用ハニカムパネルと、一端部が上
記他方のエレベータ用ハニカムパネルの裏板側に固定さ
れ、表板端部に対向するように折り曲げられた他端部
が、係合する上記一方のエレベ−タ用ハニカムパネルの
上記締結用孔を挿通して上記表板端部を裏面側から押圧
する方向に付勢する締結部材とを具備するようにしたも
のである。
【0010】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結方法は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材から延設された上記
表板の端部を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成さ
れ上記裏板と接合された表板端部と、上記表板に対向し
て上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
と、上記表板端部とほぼ接するように上記裏板側に穿設
され、上記表板の裏面に連通する締結用孔とを有する一
方のエレベ−タ用ハニカムパネルと、薄板金属からなる
表板と、この表板の裏面に接着されたハニカム材から延
設された上記表板の端部を上記裏面側にほぼ直角に折り
曲げて形成され上記裏板と接合された表板端部と、上記
表板に対向して上記ハニカム材に接着された薄板金属か
らなる裏板と、一端部が裏板側に固定され、表板端部側
に延設され、表板側に折り曲られた他端部が上記表板端
部に当接又は上記表板の厚さ未満の隙間を有する締結部
材とを有する他方のエレベ−タ用ハニカムパネルとを設
け、上記締結部材に上記締結用孔を係合し、他方の上記
エレベ−タ用ハニカムパネルの上記表板端部と一方の上
記エレベ−タ用ハニカムパネルの上記表板端部をスライ
ドして、両方の上記エレベ−タ用ハニカムパネルを締結
するようにしたものである。
【0011】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルは、薄板金属からなる表板と、この表板の裏面
に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記ハ
ニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
た、エレベータ用ハニカムパネルにおいて、上記ハニカ
ム材から延設された上記表板の端部を上記裏面側にほぼ
直角に折り曲げて形成された表板端部と、上記裏板の裏
面に装着されたナットと、上記裏板に穿設され上記ナッ
トの雌螺子部に連通する取付孔とを具備するようにした
ものである。
【0012】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結構造は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向
して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
とを備えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造にお
いて、上記裏板の裏面に装着され、上記裏板の穿孔と係
合するナットを有した一方と他方の上記エレベータ用ハ
ニカムパネルと、この両方のエレベータ用ハニカムパネ
ルに跨がり、上記ナットと螺合する螺子により上記両方
のエレベータ用ハニカムパネルに締め付けられる締結部
材とを具備するようにしたものである。
【0013】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結構造は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向
して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
とを備えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造にお
いて、上記ハニカム材から延設された上記裏板の延設端
部が互いに重ねられ、且つ、上記表板端部に所定の隙間
を有して係合された一方と他方の上記エレベータ用ハニ
カムパネルと、上記表板端部の所定の隙間から挿入され
た壁目地と、互いに重ねられた上記延設端部を貫通して
上記壁目地と係合して上記延設端部を締め付ける締結部
材とを具備するようにしたものである。
【0014】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結構造は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向
して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
とを備えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造にお
いて、上記裏板の端部近傍に設けられた金具取付孔を有
し、互いの上記表板の端部と所定の隙間を形成して係合
された一方と他方の上記エレベータ用ハニカムパネル
と、上記表板の端部に形成された所定の隙間に挿入され
た壁目地と、上記両方のエレベータ用ハニカムパネルの
上記金具取付孔に跨がって、両方の上記金具取付孔の互
いに近接した縁部と係合する取付金具と、上記取付金具
を貫通して上記壁目地と係合して上記取付金具と上記壁
目地を締め付ける締結部材とを具備するようにしたもの
である。
【0015】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルは、薄板金属からなる表板と、この表板の裏面
に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記ハ
ニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
た、エレベータ用ハニカムパネルにおいて、上記裏板の
端部にエレベ−タ用ハニカムパネル本体を締結する金具
取付孔を具備するようにしたものである。
【0016】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結構造は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向
して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
とを備えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造にお
いて、上記表板の端部をほぼ直角に裏面側に折り曲げら
れた表板端部と、上記裏板の端部を裏面側に折り曲げら
れ断面コ字状を形成する裏板端部を有する一方と他方の
上記エレベータ用ハニカムパネルと、中央片と上記中央
片の両端対向辺に延設された翼片とで形成される断面H
字形状を形成し、上記中央片に設けられた開口部と上記
中央片の一端側から上記開口部に至る螺子孔を有した壁
目地と、上記開口部に設けられ、両端が上記中央片の一
端側に折れ曲がった取付具と、上記螺子孔と螺合して、
上記取付具を上記壁目地の翼片間に挿入された上記両エ
レベータ用ハニカムパネルの上記表板端部と係合させて
湾曲し、上記取付具の端部を上記裏板端部と係合させる
取付ねじとを具備するようにしたものである。
【0017】また、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結構造は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向
して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
とを備えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造にお
いて、中央片とこの中央片の両端に設けられ、上記中央
片の一端側に複数の螺子穴を有した翼片とで形成される
断面H字形状の壁目地と、上記壁目地の上記翼片間に両
側から、上記裏板が上記螺子穴を有した翼片側となるよ
うに挿入された一方と他方の上記エレベータ用ハニカム
パネルと、上記螺子穴と螺合して上記両方のエレベータ
用ハニカムパネルを押圧する複数の取付ねじとを具備す
るようにしたものである。
【0018】更に、この発明に係るエレベ−タ用ハニカ
ムパネルの締結構造は、薄板金属からなる表板と、この
表板の裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向
して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
とを備えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造にお
いて、中央片とこの中央片の両端に設けられた翼片とで
断面H字形状を形成し、上記中央片の一端側の上記両翼
片の対向面に設けられた突部とを有する壁目地と、上記
裏板に設けられた係合孔を有し、この係合孔が上記突部
と係合するように上記壁目地の両側から上記両翼片間に
挿入された一方と他方の上記エレベータ用ハニカムパネ
ルと、上記中央片と上記両方のエレベータ用ハニカムパ
ネルとの間に設けられ、上記両方のエレベータ用ハニカ
ムパネルを上記中央片から離間する方向に付勢する付勢
手段とを具備するようにしたものである。
【0019】
【作用】この発明におけるエレベ−タ用ハニカムパネル
は、ハニカム材から延設された表板の端部を裏面側にほ
ぼ直角に折り曲げて形成された表板端部と、ハニカム材
から延設された裏板の端部を表板端部の裏面に当接する
ように折り曲げて形成された裏板端部とを具備するよう
にしたので、表板端部は裏板端部により補強され剛性が
増す。
【0020】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結方法は、表板の端部を裏面側にほぼ直
角に折り曲げて形成され、裏面が裏板端部により当接さ
れた表板端部を当接して複数のエレベ−タ用ハニカムパ
ネルを締結するようにしたので、締結部の剛性が増す。
【0021】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルは、ハニカム材から延設された表板の端部を
裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成された表板端部と、
この表板端部の先端部を裏面側にほぼ直角に折り曲げて
形成され、裏板と接合された接合部と、表板端部近傍の
上記裏板側に穿設された締結用孔を具備するようにした
ので、エレベ−タ用ハニカムパネル本体を当接して締結
する表板端部の剛性が増すとともに、裏板側から締結具
を用いることが可能となる。
【0022】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造は、一端部が他方のエレベータ用
ハニカムパネルの裏板側に固定され、他端部が表板端部
に対向するように折り曲げられた締結部材が、係合する
一方のエレベ−タ用ハニカムパネルの締結用孔を挿通し
て表板端部を裏面側から押圧する方向に付勢するように
したので、締結用孔を挿通した他方のエレベータ用ハニ
カムパネルの締結部材が、一方のエレベータ用ハニカム
パネルを引き寄せるように作用し、両方のエレベータ用
ハニカムパネルの表板端部を当接して固定する。
【0023】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結方法は、他方のエレベ−タ用ハニカム
パネルの締結部材に一方のエレベ−タ用ハニカムパネル
の締結用孔を係合し、他方のエレベ−タ用ハニカムパネ
ルの表板端部と一方のエレベ−タ用ハニカムパネルの表
板端部をスライドして、両方のエレベ−タ用ハニカムパ
ネルを締結するようにしたので、表板側から一方のエレ
ベ−タ用ハニカムパネルを他方のエレベ−タ用ハニカム
パネルに締結できる。
【0024】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルは、ハニカム材から延設された表板の端部を
裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成された表板端部と、
裏板の裏面に装着されたナットと、裏板に穿設されナッ
トの雌螺子部に連通する取付孔とを具備するようにした
ので、互いのエレベ−タ用ハニカムパネルを表板端部を
当接して、裏板側からナットと螺合する螺子により締結
具を締め付けることが可能となる。
【0025】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造は、裏板の裏面に装着され、裏板
の穿孔と係合するナットを有した一方と他方のエレベー
タ用ハニカムパネルと、この両方のエレベータ用ハニカ
ムパネルに跨がり、ナットと螺合する螺子により両方の
エレベータ用ハニカムパネルに締め付けられる締結部材
とを具備するようにしたので、両方のエレベータ用ハニ
カムパネルを、ナットと螺合する螺子により裏板に締め
付けられる締結部材により固定する。
【0026】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造は、締結部材が、互いに重ねられ
た延設端部を貫通して壁目地と係合して延設端部を締め
付けるようにしたので、両方のエレベ−タ用ハニカムパ
ネルを、互いに重ねられた延設端部と表板端部を、締結
部材と壁目地により締め付けて固定する。
【0027】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造は、締結部材が、両方のエレベー
タ用ハニカムパネルの金具取付孔の互いに近接した縁部
と係合する取付金具を貫通し壁目地と係合し、取付金具
と壁目地を締め付けるようにしたので、両方のエレベ−
タ用ハニカムパネルを、裏板端部と表板端部を、取付金
具と締結部材により締め付け、また、両方の金具取付孔
の互いに近接した縁部と係合する取付金具が、エレベ−
タ用ハニカムパネルの離間を阻止して固定する。
【0028】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルは、裏板の端部にエレベ−タ用ハニカムパネ
ル本体を締結する金具取付孔を具備するようにしたの
で、金具取付孔を用いて互いのエレベ−タ用ハニカムパ
ネルを締結することが可能となる。
【0029】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造は、壁目地の開口部に設けられ、
両端が壁目地の中央片の一端側に折れ曲がった取付具
を、壁目地の螺子孔と螺合する取付ねじにより、取付具
を上記壁目地の翼片間に挿入された両エレベータ用ハニ
カムパネルの表板端部と係合させて湾曲し、取付具の端
部を裏板端部と係合させるようにしたので、両方のエレ
ベータ用ハニカムパネルは、取付具により中央片側に引
き寄せられる力を受けると共に、表板端部が取付具によ
り押圧されるので、表板が壁目地の翼片に押圧される。
【0030】また、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造は、断面H字形状の壁目地の翼片
間に両側から、裏板が螺子穴を有した翼片側となるよう
に挿入された一方と他方のエレベータ用ハニカムパネル
を、螺子穴と螺合する複数の取付ねじが、両方のエレベ
ータ用ハニカムパネルを押圧するようにしたので、両方
のエレベータ用ハニカムパネルは、壁目地の螺子穴と螺
合する取付ねじにより裏板が締め付けられ、表板が壁目
地に押圧される。
【0031】更に、この発明におけるエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造は、突部を有する断面H字形状の
壁目地の両側から、係合孔が突部と係合するように挿入
された一方と他方のエレベータ用ハニカムパネルを、壁
目地の中央片と両方のエレベータ用ハニカムパネルとの
間に設けられた付勢手段が、両方のエレベータ用ハニカ
ムパネルを中央片から離間する方向に付勢するようにし
たので、両方のエレベータ用ハニカムパネルは、係合孔
の縁部が壁目地の突部に押しつけられて固定される。
【0032】
【実施例】
実施例1.以下この発明の一実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例のエレベ−タ用ハニカム
パネル及びこの締結構造を示す側面図、図2はエレベ−
タ用ハニカムパネルの構成を示す部分断面図である。図
において、1aは裏面側に両側端部が屈曲され、その屈
曲された両側端部が更に曲げ込まれ、袋状に構成された
表板であり、表板1aの表面は意匠が施されエレベ−タ
のかご室の表面を構成し、その板厚は通常0.6mmの
薄板鋼板又は、1.0mmのアルミ板が用いられてい
る。1bは表板1aの裏側に接着され、難燃性又は不燃
性の軽い材料、例えばセラミック紙等でハニカム状に形
成されたハニカム材、1cはハニカム材1bと表板1a
の裏面に添って曲げ込まれ、厚さ0.5〜1.0mmの
アルミ板からなる裏板。30は表板1a、ハニカム材1
b及び、裏板1cから構成されるエレベ−タ用ハニカム
パネルであり、ハニカム材1bは表板1a及び裏板1c
の裏面に室温硬化型2液式エポキシ樹脂製の接着剤1d
により接着されている。エレベ−タ用ハニカムパネル3
0は他の同一に構成されたエレベ−タ用ハニカムパネル
30と屈曲された表板端部を互いに当接し、ボルト2、
ナット3により締結される。同様にして複数のエレベ−
タ用ハニカムパネル30を締結して、図19に示すよう
なエレベ−タのかご室22を構成する。
【0033】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30は、薄板金属からなる表板
1aと裏板1cとハニカム材1bにより構成されるサン
ドイッチ状のハニカムパネルを形成しているので、図1
9に示す従来のエレベ−タ用パネル22Aと同一剛性と
した場合に、エレベ−タ用パネル22Aと比較して約1
/2の重量に軽減される。また、表板1aを裏面側に屈
曲された表板端部は、この表板端部の裏面に添って屈曲
された裏板1cにより補強されるため、表板端部を当接
してボルト2及びナット3により締結されるエレベ−タ
用ハニカムパネル30の締結部の強度が増加するので、
エレベ−タのかご室22の壁として必要な剛性を確保す
ることができるようになる。
【0034】また、エレベ−タ用ハニカムパネル30に
よりエレベ−タのかご室22を構成すると、エレベ−タ
のかご室22自体の軽量化が計れ、巻上機や機械室等の
周辺機器のサイズダウンも可能となる。更に、据付作業
時においては、その軽量化に伴い、重労働という条件か
ら開放され、作業性や安全性の向上につながると共に、
エレベ−タ用ハニカムパネル30の締結構造を図19に
示す従来のエレベ−タ用パネル22Aと同様に構成した
ため、据付方法、手順は変わらず、据付作業者がとまど
うこともなく、従来通りの作業により図19に示すエレ
ベ−タのかご室22を組み立てることができる。
【0035】実施例2.次に、この発明のエレベ−タ用
ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施例
について説明する。図3はこの発明の一実施例のエレベ
−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図、
図4は図3の締結部の構造図である。図中、図1と同一
符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。図
において、30Aはハニカム材1bから延設された表板
1aの端部が裏面側にほぼ直角に屈曲された表板端部が
形成され、その表板端部はさらに裏面側にほぼ直角に屈
曲され、屈曲端部と裏板1cとの重なり代はリベット4
により接合されたエレベ−タ用ハニカムパネルである。
また、他のエレベ−タ用ハニカムパネル30Aとは表板
端部を当接し、表板端部を貫通するボルト2とナット3
により締結されている。エレベ−タ用ハニカムパネル3
0Aの裏板1c側にはボルト2とナット3を挿入する締
結用孔1eが締結箇所毎に穿設されている。
【0036】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30A同士を当接して締結され
る表板端部は裏板1cとで箱型に成形された一体構造と
なっているので、エレベ−タのかご室を構成するに必要
な剛性を有している。また、他のエレベ−タ用ハニカム
パネル30Aとこの表板端部を当接してボルト2とナッ
ト3により締結することにより、締結部の断面2次モ−
メントが高くなり締結構造の剛性は実施例1より更に増
加し、表板1aの板厚の低減が可能となると共に、エレ
ベ−タのかご室22の壁として必要な剛性を確保するこ
とができる。
【0037】上述のエレベ−タ用ハニカムパネル30A
により図19に示すエレベ−タのかご室22を構成する
と、締結部に室内側から加わる力に対して締結部の断面
2次モ−メントが高くなり締結構造の剛性が増加し、表
板1aの板厚の低減が可能となり、更なるエレベ−タの
かご室22自体の軽量化が計れ、巻上機や機械室等の周
辺機器のサイズダウンも可能となる。また、裏板1cと
表板1aによりハニカム材1bを挟み込みリベット4に
より固定しているので、何らかの原因でハニカム材1b
が表板1aからはがれた場合においても、落下防止とな
りエレベ−タのかご室22内及び昇降路内に危険を及ぼ
すことはない。更に、締結用孔1eを裏板1c側に設け
たので、意匠性が必要な表板1aの表面に影響を及ぼす
ことなくエレベ−タ用ハニカムパネル30A同士の締結
が可能となる。尚、この実施例においては裏板1c表板
1aの接合方法として、リベット4を用いたが、他にも
セルフタップネジ、ボルト等使用しても同様の効果を奏
する。
【0038】実施例3.次に、この発明のエレベ−タ用
ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施例
について説明する。図5はこの発明の一実施例のエレベ
−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図で
あり、図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す
ので説明を省略する。図において、30Bはハニカム材
1bから延設された表板1aの端部を裏面側にほぼ直角
に屈曲された表板端部が形成され、裏板1cは表板端部
の先端部の裏面に当接するように屈曲されたエレベ−タ
用ハニカムパネルであり、この表板端部はエレベ−タ用
ハニカムパネル30Bの厚さより長いものとなってい
る。また、エレベ−タ用ハニカムパネル30Bは他のエ
レベ−タ用ハニカムパネル30Bと互いの表板端部を当
接し、互いの表板端部及びこの表板端部と重なる裏板1
cの屈曲部を貫通するボルト2とナット3により締結さ
れている。
【0039】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30B同士を当接して締結され
る表板端部の先端部は裏板1cより補強され、又表板端
部はエレベ−タ用ハニカムパネル30Bの板厚より長く
設定されているので、表板端部の当接長さが増加し、ボ
ルト2及びナット3により締結された締結部に室内側か
ら加わる力に対して締結部の断面2次モ−メントが高く
なり締結構造の剛性が増加し、エレベ−タのかご室22
の壁として必要な剛性を確保することができる。
【0040】上述のエレベ−タ用ハニカムパネル30B
により図19に示すエレベ−タのかご室22を構成する
と、実施例2と同様な効果が生じると共に、表板表板端
部とこれに重なる裏板1cの屈曲部は裏板1c側に突出
しているので、図4に示す締結用孔1eが不要となりエ
レベ−タ用ハニカムパネル30Bの成形が容易になる効
果がある。更に、エレベ−タ用ハニカムパネル30Bの
締結構造を図20に示す従来のエレベ−タ用パネル22
Aと同様に構成したため、据付方法、手順は変わらず、
据付作業者がとまどうこともなく、従来通りの作業によ
り図19に示すエレベ−タのかご室22を組み立てるこ
とができる。尚、この実施例では、表板端部とこれに重
なる裏板1cの屈曲部を当接するように説明したが、表
板端部とこれに重なる裏板1cの屈曲部をスポット溶接
により接合すると、表板端部と裏板1cが一体化されさ
らに締結部の剛性は増加する。また、締結部にボルト2
及びナット3を用いた例を説明したが、リベット等の締
結具を用いても同様の効果を奏する。
【0041】実施例4.次に、この発明のエレベ−タ用
ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施例
について説明する。図6はこの発明の一実施例のエレベ
−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図で
あり、図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す
ので説明を省略する。図において、30Cはハニカム材
1bから延設された表板1aの端部を裏面側にほぼ直角
に屈曲した表板端部が形成されたエレベ−タ用ハニカム
パネル、5は裏板1c裏面の端部近傍に装着された埋め
込みナット、6は他のエレベ−タ用ハニカムパネル30
Cに跨がり、埋め込みナット5と螺合するボルト2によ
り裏板1cに締め付けられる締結部材である。尚、埋め
込みナット5の雌螺子に挿通する孔が裏板1cに穿設さ
れている。
【0042】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30C同士は屈曲された表板端
部を当接し、裏板1cは締結部材6を介して埋め込みナ
ット5とボルト2により締結されているので、表板1a
側から締結部に加わる力に対する曲げモ−メントを締結
部材6が受けて、締結部を強化しているので、締結構造
の剛性が増加し、エレベ−タのかご室22の壁として必
要な剛性を確保することができる。
【0043】上述のエレベ−タ用ハニカムパネル30C
により図19に示すエレベ−タのかご室22を構成する
と、締結部に室内側から加わる力に対する曲げモ−メン
トを締結部材6が受けて、締結部を強化しているので、
締結構造の剛性が更に増加し、表板1aの板厚の低減が
可能となり、更なるエレベ−タのかご室22自体の軽量
化が計れ、巻上機や機械室等の周辺機器のサイズダウン
も可能となる。また、エレベ−タ用ハニカムパネル30
Cは埋め込みナット5を裏板1cの裏面に設けているの
で、裏板1c側から締結部材6を装着できるので、表板
1aの意匠性を低下することなく、ボルト2を用いて容
易に締結することができる。尚、この実施例では埋め込
みナット5を裏板1cの裏面に設けたものを説明した
が、埋め込みナット5を設けず裏板1cに縦列していく
つかの穴を設け、セルフタップネジ等により裏板に螺合
することでも同様の効果を奏する。この場合、穴の縁を
裏板1cの裏面側に押し出すようにすることにより、ね
じ山のかかり数が増し、螺合部の強度を上げることがで
きる。
【0044】実施例5.次に、この発明のエレベ−タ用
ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施例
について説明する。図7はこの発明の一実施例のエレベ
−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図で
あり、図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す
ので説明を省略する。図において、30Dはハニカム材
1bから延設された表板1aの端部を裏面側にほぼ直角
に屈曲した表板端部が形成され、更にこの表板端部の先
端部を裏板1c側にほぼ直角に屈曲され、裏板1cと重
ねられたエレベ−タ用ハニカムパネル、5は表板端部の
先端部と重ねられた裏板1cの裏面端部に装着された埋
め込みナット、6はエレベ−タ用ハニカムパネル30D
に跨がって両端が、埋め込みナット5と螺合するボルト
2により表板端部の先端部に締めつけられる締結部材で
ある。尚、表板端部の先端部と重ねられた裏板1cには
埋め込みナット5の雌螺子に挿通する孔が穿設されてい
る。
【0045】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30D同士は屈曲された表板端
部を当接し、裏板1cは締結部材6を介して埋め込みナ
ット5とボルト2により締結されているので、表板1a
側から締結部に加わる力に対する曲げモ−メントを締結
部材6が受けて、締結部を強化しているので、締結構造
の剛性が増加し、エレベ−タのかご室22の壁として必
要な剛性を確保することができるようになる。また、エ
レベ−タ用ハニカムパネル30Dは端部を表板端部をコ
字状に成形されているので、端部の剛性が図6と比較し
て増加している。
【0046】上述のエレベ−タ用ハニカムパネル30D
により図19に示すエレベ−タのかご室22を構成する
と、実施例4と同様の効果を奏すると共に、エレベ−タ
用ハニカムパネル30Dは端部を表板端部をコ字状に成
形されているので、端部の剛性が増加し締結部の剛性は
更に増加する効果がある。
【0047】実施例6.次に、この発明のエレベ−タ用
ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施例
について説明する。図8はこの発明の一実施例のエレベ
−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図で
あり、図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す
ので説明を省略する。図において、30Eは、ハニカム
材1bから延設された表板1aの端部が裏面側にほぼ直
角に屈曲されて形成された表板端部と、更にこの表板端
部の先端部を裏板1c側にほぼ直角に屈曲されて裏板1
cと接合された接合部と、この表板端部の先端部の複数
箇所に穿設された締結用孔1fを有したエレベ−タ用ハ
ニカムパネルである。また、30Fは、ハニカム材1b
から延設された表板1aの端部が裏面側にほぼ直角に屈
曲されて形成された表板端部と、更にこの表板端部の先
端部を裏板1c側にほぼ直角に屈曲されて裏板1cと接
合された接合部と、この接合部を貫通するリベット4に
より固定された締結部材7を有するエレベ−タ用ハニカ
ムパネルである。また、エレベ−タ用ハニカムパネル3
0Eとエレベ−タ用ハニカムパネル30Fは互いの表板
端部を当接し、締結用孔1fを挿通した締結部材7によ
り互いの表板端部を押圧する方向に付勢され締結されて
いる。
【0048】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30Eと30Fの締結方法は、
エレベ−タ用ハニカムパネル30Fに設けられた締結部
材7の先端にエレベ−タ用ハニカムパネル30Eの締結
用孔1fを係合し、互いの表板端部を当接して矢示Aの
方向にエレベ−タ用ハニカムパネル30Eをスライドす
ることにより締結を完了する。締結された状態では締結
部材7はエレベ−タ用ハニカムパネル30Eの表板端部
の裏面を押圧して、エレベ−タ用ハニカムパネル30E
と30Fの離間を阻止している。
【0049】上述のエレベ−タ用ハニカムパネル30E
と30Fの締結方法は、エレベ−タ用ハニカムパネル3
0Eを矢示Aの方向からエレベ−タ用ハニカムパネル3
0Fと係合してスライドすることにより締結できるの
で、図3と同一効果が得られると共に、図3に示すボル
ト2及びナット3が不要となり据えつけ作業性が良くな
る。更に、エレベ−タのかごを組み立てる時に、エレベ
−タ用昇降路が狭い場合にはエレベ−タのかご内からエ
レベ−タ用ハニカムパネル30Fに30Eを据付ける作
業ができる。尚、締結部材7をエレベ−タ用ハニカムパ
ネル30Fの表板端部に装着することにより、コ−ナ−
部のパネル同士の締結が可能となる。
【0050】実施例7.次に、この発明のエレベ−タ用
ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施例
について説明する。図9はこの発明の一実施例のエレベ
−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図で
あり、図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す
ので説明を省略する。図において、30Gは、ハニカム
材1bから延設された表板1aの端部が裏面側にほぼ直
角に屈曲されて形成された表板端部と、ハニカム材1b
から延設された裏板1Cの端部を表板1aと平行に離間
する方向に屈曲成形された延設端部1gとを有したエレ
ベ−タ用ハニカムパネルである。30Hは、ハニカム材
1bから延設された表板1aの端部が裏面側にほぼ直角
に屈曲されて形成された表板端部と、ハニカム材1bか
ら延設された裏板1Cの延設端部1hを有するエレベ−
タ用ハニカムパネルである。9はエレベ−タ用ハニカム
パネル30Gとエレベ−タ用ハニカムパネル30Hの互
いの表板端部の間に挿入され、先細りの先端面に螺子穴
を有する壁目地、10は延設端部1gと延設端部1hの
重なり代を貫通して、壁目地9の螺子穴と螺合して延設
端部1gと延設端部1hの重なり代を締めつける締結部
材であるボルトである。
【0051】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30Gと30Hの締結は、互い
の端部を対向し、表板端部の間から挿入された壁目地9
にボルト10を螺合して、壁目地9とボルト10により
延設端部1gと延設端部1hの重なり代と表板1aを締
め付けることにより行われているので、表板1a側から
締結部に加わる力を延設端部1gと延設端部1hの重な
り代と壁目地10が受けて、締結部を強化しているの
で、締結構造の剛性が増加し、エレベ−タのかご室22
の壁として必要な剛性を確保することができる。また、
壁目地9の先端を先細りのテ−パとしているので、容易
に壁目地10を表板端部間に挿入することができる。
【0052】上述のエレベ−タ用ハニカムパネル30G
と30Hにより図19に示すエレベ−タのかご室22を
構成すると、締結部に室内側から加わる力をボルト10
により固定された延設端部1gと延設端部1hの重なり
代と壁目地9が受けて、締結部の剛性が増加し、軽量化
されたエレベ−タ用ハニカムパネル30Gと30Hであ
っても十分な強度を有するので、エレベ−タのかご室2
2自体の軽量化が計れ、巻上機や機械室等の周辺機器の
サイズダウンも可能となる。尚、この実施例では裏板1
cを重ね、その重なり代をボルト10を貫通させる構造
について説明したが、裏板1cを重ねることなく、その
端面をボルト10が通る隙間を持って対向させ、重なり
代のかわりに、両方の裏板1cに跨がる締結用板を裏板
1c側から当接し、この締結用板をボルト10が貫通し
て壁目地9の螺子穴と螺合するようにしてもよい。この
場合、隣り合うエレベ−タ用ハニカムパネルは同一構造
とし、締結用板を後取付とすれば、エレベ−タ用ハニカ
ムパネルの生産性が向上する効果がある。
【0053】実施例8.次に、この発明のエレベ−タ用
ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施例
について説明する。図10はこの発明の一実施例のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図
であり、図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示
すので説明を省略する。図において、30Iは、ハニカ
ム材1bから延設された表板1aの端部と、ハニカム材
1bから延設された裏板1Cの端部を表板1aと平行に
離間する方向に屈曲成形された延設端部1gとを有した
エレベ−タ用ハニカムパネルである。30Jは、ハニカ
ム材1bから延設された表板1aの端部と、ハニカム材
1bから延設された裏板1Cの延設端部1hを有するエ
レベ−タ用ハニカムパネルである。9aはエレベ−タ用
ハニカムパネル30Iとエレベ−タ用ハニカムパネル3
0Jの互いの端部の間に挿入され、先細りの先端面にか
ら表面に至る貫通孔を有する壁目地、11は延設端部1
gと延設端部1hの重なり代を貫通して、壁目地9aの
貫通孔を挿通して延設端部1gと延設端部1hの重なり
代を締めつける締結部材であるリベットである。
【0054】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30Iと30Jの締結は、互い
の端部を対向し、表板端部の間から挿入された壁目地9
aとより延設端部1gと延設端部1hの重なり部とにリ
ベット11を挿通して、このリベット11を表板1a側
からリベット締めを行う締結構造となっている。この構
造は図9に示すボルト10をリベット11に変更したも
のであるが、ボルト10による場合は裏板1c側から締
め付けることが必要であるが、リベット11を用いた場
合は表板1a側からリベット締めができる点が異なる。
【0055】上述のエレベ−タ用ハニカムパネル30I
と30Jにより図19に示すエレベ−タのかご室22を
構成すると、実施例7と同様の効果を生じると共に、リ
ベット11をエレベ−タのかご室22内からエレベ−タ
用ハニカムパネル30Iと30Jの締結作業が可能とな
り据付時間を大幅に短縮することができる。尚、意匠的
にリベット11の頭部が表面に出ることが許されない場
合は、延設端部1gの表面に図6に示した埋め込みナッ
ト5を装着し、サラネジを壁目地9aの表板1a側から
挿入し、延設端部1gと延設端部1hの重なり部を貫通
して埋め込みナット5と螺合して締結し、締結後、壁目
地9a表面に意匠用表面部材を後付けすればよい。
【0056】実施例9.次に、この発明のエレベ−タ用
ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施例
について説明する。図11はこの発明の一実施例のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図
であり、図12は図11の締結部を裏板1c側から見た
部分図である。図中、図1と同一符号は同一又は相当部
分を示すので説明を省略する。図において、30Jはハ
ニカム材1bから延設された表板1aの端部と、ハニカ
ム材1bから延設された裏板1Cの端部に穿設された金
具取付孔12を有するエレベ−タ用ハニカムパネル、1
3は一対のエレベ−タ用ハニカムパネル30Kに跨が
り、両端がコ字状に屈曲された両端部が取付金具孔12
の縁部を抱き込むようにして取付金具孔12と係合する
取付金具、10は取付金具孔12を貫通して壁目字9の
先端面に設けられた螺子穴と螺合して締結するボルトで
ある。
【0057】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30K同士の締結は、互いの端
部を対向し、取付金具12を両方の取付金具孔12と係
合し、表板側の隙間から挿入された壁目地9にボルト1
0を螺合して、壁目地9とボルト10により取付金具1
3と表板1aを締め付けると、壁目地9にはテ−パが付
いているので、表板1aの両端面はこのテ−パ面と係合
し、エレベ−タ用ハニカムパネル30Kは両外側に押し
出され、取付金具13の縁部と取付金具孔12当接する
ことによって固定される構造となっている。
【0058】上述のエレベ−タ用ハニカムパネルの締結
構造とすることにより、エレベ−タ用ハニカムパネル3
0K同士は同一構造となり、エレベ−タ用ハニカムパネ
ル30Kの生産性が向上する。また、エレベ−タ用ハニ
カムパネル30Kを左右対称とすると、組み立てにも左
右の勝手がなくなるため、据付時間の短縮にもつなが
る。更に、エレベ−タ用ハニカムパネル30Kには、締
結用の凸部がないために、エレベ−タ用ハニカムパネル
30Kの輸送梱包サイズを増加することもなく、また、
締結構造が簡素であるため、締結部の軽量化にもなる。
【0059】実施例10 次に、この発明のエレベ−タ用ハニカムパネル及びこの
締結構造の他の態様の一実施例について説明する。図1
3はこの発明の一実施例のエレベ−タ用ハニカムパネル
及びこの締結構造を示す側面図であり、図14は図13
のエレベ−タ用ハニカムパネル締結状態を示す説明図で
ある。図中、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す
ので説明を省略する。図において、30Lは、ハニカム
材1bから延設された表板1aの端部を裏面側にほぼ直
角に屈曲された表板端部と、ハニカム材1bから延設さ
れた裏板1cの端部を裏面側にほぼ直角に屈曲された裏
板端部と、更にこの裏板端部の先端部を裏面側にほぼ直
角に屈曲された裏板先端部を有するエレベ−タ用ハニカ
ムパネル、14は中央片とその両端対向辺から延設され
た翼片により形成された断面H字形状の壁目地、15は
壁目地14の中央片に紙面方向に所定のピッチで設けら
れた開口部、14aは壁目地14の一端側から開口部1
5に挿通する螺子孔、16は両端部がほぼ直角に屈曲さ
れ、開口部15に挿入された取付具であり、挿入状態で
は両端部は裏板1c側に屈曲されている。尚、10は螺
子孔14aと螺合して取付具16を押圧するボルトであ
る。
【0060】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30L同士の締結は、壁目地1
4の翼片で形成される両溝間に裏板1cが螺子孔14a
側となるようにエレベ−タ用ハニカムパネル30Lを両
側から挿入し、ボルト10を締め付けると、ボルト10
の先端が取付具16を押圧し、取付具16は両方の表板
1aの表板端部の先端に当接し、更にボルト10を締め
付けると取付具16は湾曲して裏板1cのコ字状に屈曲
された端部と係合し、両方のエレベ−タ用ハニカムパネ
ル30Lは壁目地14の中央片側に引き寄せられる力を
受けることによって固定される構造となっている。
【0061】上述のエレベ−タ用ハニカムパネルの締結
構造とすることにより、エレベ−タ用ハニカムパネル3
0L同士は同一構造となり、実施例9と同様の効果を生
じると共に、断面H字形状の壁目地14を用いた場合で
も少ないボルト10本数で大きな締結力を得ることがで
きる。また、この構造では、表板1aは取付具16によ
り、壁目地14の翼片に押しつけられるため、壁目地1
6の翼片との間に隙間ができることがない。
【0062】実施例11.次に、この発明のエレベ−タ
用ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施
例について説明する。図15はこの発明の一実施例のエ
レベ−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面
図であり、図16は図15のエレベ−タ用ハニカムパネ
ルの締結部の説明図である。図中、図1と同一符号は同
一又は相当部分を示すので説明を省略する。図におい
て、30Mは裏板1cの端部近傍に紙面方向に所定のピ
ッチで加工されたコ字状溝17により形成されたツバ1
8を有するエレベ−タ用ハニカムパネル、19は中央片
とその両端対向辺から延設された翼片により形成され、
一端側両翼片にツバ18と同一ピッチで設けられた螺子
孔を有する断面H字形状の壁目地、20は壁目地19の
螺子孔と螺合し、ツバ18と係合する螺子である。
【0063】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30M同士の締結は、壁目地1
9の翼片で形成される両溝間にツバ18が螺子20が螺
合する螺子孔と一致するようにエレベ−タ用ハニカムパ
ネル30Mを挿入し、次に壁目地19の螺子孔と螺合し
て螺子20をツバ18に締め付けると、螺子20の締め
付け力によりツバ18はエレベ−タ用ハニカムパネル3
0Mの内側に押されて折れ曲がり、更に締め付けると、
両方のエレベ−タ用ハニカムパネル30Mは内側に引き
つけられる力を受けることによって固定される構造とな
っている。
【0064】上述のエレベ−タ用ハニカムパネルの締結
構造とすることにより、エレベ−タ用ハニカムパネル3
0L同士は同一構造となり、実施例9と同様の効果を生
じる。尚、この実施例では、裏板1cとツバ18を一体
としたが、ツバ18を別体として裏板1cに設けても同
様の効果を奏する。この場合ツバ18の弾発力を最適に
設定できる効果がある。
【0065】実施例12.次に、この発明のエレベ−タ
用ハニカムパネル及びこの締結構造の他の態様の一実施
例について説明する。図17はこの発明の一実施例のエ
レベ−タ用ハニカムパネル及びこの締結構造を示す側面
図であり、図18は図17のエレベ−タ用ハニカムパネ
ル締結状態を示す側面図である。図中、図1と同一符号
は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。図にお
いて、30Nは裏板1Cの端部に穿設された係合孔12
aを有するエレベ−タ用ハニカムパネル、21は中央片
とその両端対向辺から延設された翼片により形成され、
一端側両翼片の内側に設けられた突部21aを有する断
面H字形状の壁目地で、突部21aは中央片側がほぼ直
角に翼片から立設され、翼片の端部と所定の角度を持っ
て接する形状を有している。また、23は壁目地21の
中央片の両側に装着された付勢手段であるばねである。
【0066】次に、動作について説明する。上述のエレ
ベ−タ用ハニカムパネル30N同士の締結は、壁目地1
9の翼片で形成される両溝間に突部21aと係合孔12
aが対向する方向にエレベ−タ用ハニカムパネル30M
を挿入すると、突部21aと係合孔12aが係合すると
共に、ハニカム材1bはばね23により壁目地21の中
央片から離間する方向に付勢され、突部21aと係合孔
12aが噛み合って、両方のエレベ−タ用ハニカムパネ
ル30Nが固定される構造となっている。
【0067】上述のエレベ−タ用ハニカムパネルの締結
構造とすることにより、エレベ−タ用ハニカムパネル3
0Nはばね23の弾発力により突部21aと係合孔12
aが噛み合っているので、締結後のがたつきを防止する
と共に、締結部の外れを防止する。また、エレベ−タ用
ハニカムパネル30Mを壁目地21に挿入するだけで締
結されるので、螺子等の締結具の締め付けが不要とな
り、また、かご室内での締結作業が可能となるので、図
19に示すエレベ−タのかご室22の組み立て作業が大
幅に短縮される。
【0068】
【発明の効果】以上のように、この発明によればエレベ
−タ用ハニカムパネルを、ハニカム材から延設された表
板の端部を裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成された表
板端部と、ハニカム材から延設された裏板の端部を表板
端部の裏面に当接するように折り曲げて形成された裏板
端部とを具備するようにすると、エレベ−タ用ハニカム
パネル本体を当接して締結する表板端部の剛性が増すの
で、軽量化されたエレベ−タ用ハニカムパネルであって
も、エレベ−タ用パネルとして必要な締結部の剛性が得
られる効果がある。また、エレベ−タのかご室に利用す
ると、かご室の重量が大幅に軽くなり、巻上機や機械室
等の周辺機器のサイズダウンも可能となる効果がある。
【0069】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結方法を、表板の端部を裏面側にほぼ直
角に折り曲げて形成され、裏面が裏板端部により当接さ
れた表板端部を当接して複数のエレベ−タ用ハニカムパ
ネルを締結するようにすると、軽量化されたエレベ−タ
用ハニカムパネルであっても締結部の剛性が増す効果が
ある。また、従来のエレベ−タ用パネルと同様の据付方
法、手順は変わらず、据付作業者が戸惑うことなく従来
通りの締結方法とすることができる効果がある。
【0070】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルを、ハニカム材から延設された表板の端部を
裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成された表板端部と、
この表板端部の先端部を裏面側にほぼ直角に折り曲げて
形成され、裏板と接合された接合部と、表板端部近傍の
上記裏板側に穿設された締結用孔を具備するようにする
と、軽量化されたエレベ−タ用ハニカムパネルであって
も締結部の剛性が増す効果がある。また、エレベ−タ用
ハニカムパネル同士を締結する場合は、締結用孔をから
締結具を締結箇所に装着することができるので、意匠を
施した表板に孔をあける必要がなく、表板の意匠性を損
なうことがない効果がある。
【0071】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造を、一端部が他方のエレベータ用
ハニカムパネルの裏板側に固定され、表板端部側に延設
され、表板側に折り曲られた他端部が一方のエレベ−タ
用ハニカムパネルの締結用孔を挿通して表板端部を裏面
側から押圧する方向に付勢する締結部材が、一方のエレ
ベ−タ用ハニカムパネルの表板端部を押圧して両方のエ
レベータ用ハニカムパネルを締結するようにすると、軽
量化されたエレベ−タ用ハニカムパネルであっても締結
部の剛性が増すと共に、螺子等の締結具を用いずに締結
できるので作業時間を短縮できる効果がある。
【0072】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結方法を、他方のエレベ−タ用ハニカム
パネルに設けられた締結部材に一方のエレベ−タ用ハニ
カムパネルの穿設された締結用孔を係合し、他方のエレ
ベ−タ用ハニカムパネルの表板端部と一方のエレベ−タ
用ハニカムパネルの表板端部をスライドして、両方のエ
レベ−タ用ハニカムパネルの表板端部を当接するように
すると、締結部材が、一方のエレベ−タ用ハニカムパネ
ルの表板端部の裏面を押圧し、両方のエレベ−タ用ハニ
カムパネルの離間を阻止して固定するので、軽量化され
たエレベ−タ用ハニカムパネルであっても締結部の剛性
が増す効果がある。また、エレベ−タのかご室に利用す
ると、かご室の内部から他方のエレベータ用ハニカムパ
ネルに一方のエレベ−タ用ハニカムパネルをスライドし
て締結できるので、かご室の組み立て時間が短くできる
効果がある。
【0073】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルを、ハニカム材から延設された表板の端部を
裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成された表板端部と、
裏板の裏面に装着されたナットと、裏板に穿設されナッ
トの雌螺子部に連通する取付孔とを具備するようにする
と、互いのエレベ−タ用ハニカムパネルの表板端部を当
接して、裏板側からナットと螺合する螺子により締結具
を締め付けて締結可能となるので、エレベ−タ用ハニカ
ムパネル同士の固定が容易となり、板厚の薄い裏板を用
いてもナットにより十分なねじ山数が得られ、ボルトと
螺合する有効ねじ山数が増加し、締結部の剛性が向上す
る効果がある。
【0074】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造を、裏板の裏面に装着され、裏板
の穿孔と係合するナットを有した一方と他方のエレベー
タ用ハニカムパネルと、この両方のエレベータ用ハニカ
ムパネルに跨がり、ナットと螺合する螺子により両方の
エレベータ用ハニカムパネルに締め付けられる締結部材
とを具備するようにすると、両方のエレベータ用ハニカ
ムパネルは、ナットと螺合する螺子により締め付けられ
て裏板に固定される締結部材により固定されるので、表
板側からの締結部に加わる力に対する曲げモ−メントを
締結部材が受けて、締結部を強化しているので、締結部
の剛性が増す効果がある。
【0075】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造を、締結部材が、互いに重ねられ
た延設端部を貫通して壁目地と係合して延設端部を締め
付けるようにすると、両方のエレベ−タ用ハニカムパネ
ルは、薄板金属からなる裏板の延設端部は重ねられて補
強され、この延設端部が締結部材により締め付けられ、
表板は壁目地により固定されるので、締結部の剛性が増
加する効果がある。
【0076】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造を、締結部材が、両方のエレベー
タ用ハニカムパネルの金具取付孔の互いに近接した縁部
と係合する取付金具を貫通し壁目地と係合し、取付金具
と壁目地を締め付けるようにすると、両方のエレベ−タ
用ハニカムパネルは、裏板端部と表板端部を、取付金具
と締結部材により締め付けられ、また、両方の金具取付
孔の互いに近接した縁部と係合する取付金具により、エ
レベ−タ用ハニカムパネルが離間するのを阻止され、表
板側から締結部に加わる力による曲げモ−メントを取付
金具が受けて、締結部を補強するので、締結部の剛性が
増加する効果がある。
【0077】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルを、裏板の端部にエレベ−タ用ハニカムパネ
ル本体を締結する金具取付孔を具備するようにすると、
金具取付孔と締結部材を係合して互いのエレベ−タ用ハ
ニカムパネルの固定が可能となるので、締結部材により
締結部の剛性が増加する効果がある。
【0078】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造を、壁目地の開口部に設けられ、
両端が壁目地の中央片の一端側に折れ曲がった取付具
を、壁目地の螺子孔と螺合する取付ねじにより、取付具
を上記壁目地の翼片間に挿入された両エレベータ用ハニ
カムパネルの表板端部と係合させて湾曲し、取付具の端
部を裏板端部と係合させるようにすると、取付具の先端
と裏板端部が係合して両方のエレベータ用ハニカムパネ
ルを壁目地の中央片側に引き寄せる力が生じるので、締
結部が補強され、締結部の剛性が増加する効果がある。
また、表板は壁目地の翼片に押しつけられるので、表板
と壁目地の間に隙間が生じない効果がある。
【0079】また、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造を、断面H字形状の壁目地の翼片
間に両側から、裏板が螺子穴を有した翼片側となるよう
に挿入された一方と他方のエレベータ用ハニカムパネル
を、螺子穴と螺合する複数の取付ねじが、両方のエレベ
ータ用ハニカムパネルを押圧するようにすると、両方の
エレベータ用ハニカムパネルは、壁目地の螺子孔と螺合
する取付ねじにより裏板が締め付けられて固定されるの
で、締結部の剛性が増加し、また、表板が壁目地に押し
つけられるので、表板と壁目地の間に隙間が生じない効
果がある。
【0080】更に、この発明によればエレベ−タ用ハニ
カムパネルの締結構造を、突部を有する断面H字形状の
壁目地の両側から、係合孔が突部と係合するように挿入
された一方と他方のエレベータ用ハニカムパネルを、壁
目地の中央片と両方のエレベータ用ハニカムパネルとの
間に設けられた付勢手段が、両方のエレベータ用ハニカ
ムパネルを中央片から離間する方向に付勢するようにす
ると、両方のエレベータ用ハニカムパネルは、付勢手段
の付勢力により中央片から離間する方向に付勢され、係
合孔の縁部が突部に押しつけられて固定されるので、締
結部の剛性が増加する効果がある。また、エレベータ用
ハニカムパネルを壁目地に挿入するだけで固定されるの
で、螺子等の締結具の締め付けが不要となり、エレベー
タ用ハニカムパネル締結時間が短くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるエレベータ用ハニカ
ムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図2】この発明の一実施例によるエレベータ用ハニカ
ムパネルの構成を示す部分断面図である。
【図3】この発明の実施例2によるエレベータ用ハニカ
ムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図4】図3の締結部を示す構造図である。
【図5】この発明の実施例3によるエレベータ用ハニカ
ムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図6】この発明の実施例4によるエレベータ用ハニカ
ムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図7】この発明の実施例5によるエレベータ用ハニカ
ムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図8】この発明の実施例6によるエレベータ用ハニカ
ムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図9】この発明の実施例7によるエレベータ用ハニカ
ムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図10】この発明の実施例8によるエレベータ用ハニ
カムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図11】この発明の実施例9によるエレベータ用ハニ
カムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図12】図11の締結部の部分図である。
【図13】この発明の実施例10によるエレベータ用ハ
ニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図14】図13のエレベータ用ハニカムパネルの締結
状態を示す側面図である。
【図15】この発明の実施例11によるエレベータ用ハ
ニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図16】図15のエレベータ用ハニカムパネルの締結
部の説明図である。
【図17】この発明の実施例12によるエレベータ用ハ
ニカムパネル及びこの締結構造を示す側面図である。
【図18】図17のエレベータ用ハニカムパネルの締結
状態を示す側面図である。
【図19】従来のエレベ−タのかごの断面図である。
【図20】図19のA部詳細図である。
【図21】従来の建築用ハニカムパネル及びその締結構
造を示す側面図である。
【符号の説明】
1a 表板 1b ハニカム材 1c 裏板 1e、1f 締結用孔 1g、1h 延設端部 2、10 ボルト 3 ナット 5 埋め込みナット 6、7 締結部材 9、9a、14、19、21 壁目地 11 リベット 12 取付金具孔 12a 係合孔 13 取付金具 14a 螺子孔 15 開口部 16 取付具 20 螺子 21a 突部 23 付勢手段であるばね 30、30A〜N エレベータ用ハニカムパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 憲久 稲沢市菱町1番地 稲菱テクニカ株式会社 内 (72)発明者 山本 和美 稲沢市菱町1番地 三菱電機株式会社稲沢 製作所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記
    ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
    た、エレベータ用ハニカムパネルにおいて、上記ハニカ
    ム材から延設された上記表板の端部を上記裏面側にほぼ
    直角に折り曲げて形成された表板端部と、上記ハニカム
    材から延設された上記裏板の端部を上記表板端部の裏面
    に当接するように折り曲げて形成された裏板端部とを具
    備したことを特徴とするエレベータ用ハニカムパネル。
  2. 【請求項2】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材から延設した上記表板の端部
    を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成された表板端
    部と、上記表板に対向して上記ハニカム材に接着された
    薄板金属からなる裏板と、上記ハニカム材から延設され
    た上記裏板の端部を上記表板の表板端部の裏面に当接す
    るように折り曲げて形成された裏板端部とをエレベ−タ
    用ハニカムパネルに設け、複数の上記エレベ−タ用ハニ
    カムパネルの上記表板端部を当接して締結することを特
    徴とするエレベ−タ用ハニカムパネルの締結方法。
  3. 【請求項3】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記
    ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
    た、エレベータ用ハニカムパネルにおいて、上記ハニカ
    ム材から延設された上記表板の端部を上記裏面側にほぼ
    直角に折り曲げて形成された表板端部と、この表板端部
    の先端部を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成さ
    れ、上記裏板と接合された接合部と、上記表板端部近傍
    の上記裏板側に穿設された締結用孔を具備したことを特
    徴とするエレベータ用ハニカムパネル。
  4. 【請求項4】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記
    ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
    たエレベータ用ハニカムパネルの締結構造において、上
    記ハニカム材から延設された上記表板の端部を上記裏面
    側にほぼ直角に折り曲げて形成され、先端部が上記裏板
    と接合された表板端部と、且つ、上記表板端部にほぼ接
    するように上記裏板側に穿設され、上記表板の裏面に連
    通する締結用孔を有する一方の上記エレベータ用ハニカ
    ムパネルと、上記ハニカム材から延設された上記表板の
    端部を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成され、先
    端部が上記裏板と接合された表板端部を有する他方の上
    記エレベータ用ハニカムパネルと、一端部が上記他方の
    エレベータ用ハニカムパネルの裏板側に固定され、表板
    端部に対向するように折り曲げられた他端部が、係合す
    る上記一方のエレベータ用ハニカムパネルの上記締結用
    孔を挿通して上記表板端部の裏面を押圧する方向に付勢
    する締結部材とを具備したことを特徴とするエレベータ
    用ハニカムパネルの締結構造。
  5. 【請求項5】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材から延設された上記表板の端
    部を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成され上記裏
    板と接合された表板端部と、上記表板に対向して上記ハ
    ニカム材に接着された薄板金属からなる裏板と、上記表
    板端部とほぼ接するように上記裏板側に穿設され、上記
    表板の裏面に連通する締結用孔とを有する一方のエレベ
    −タ用ハニカムパネルと、薄板金属からなる表板と、こ
    の表板の裏面に接着されたハニカム材から延設された上
    記表板の端部を上記裏面側にほぼ直角に折り曲げて形成
    され上記裏板と接合された表板端部と、上記表板に対向
    して上記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板
    と、一端部が裏板側に固定され、表板端部側に延設さ
    れ、表板側に折り曲られた他端部が上記表板端部に当接
    又は上記表板の厚さ未満の隙間を有する締結部材とを有
    する他方のエレベ−タ用ハニカムパネルとを設け、上記
    締結部材に上記締結用孔を係合し、他方の上記エレベ−
    タ用ハニカムパネルの上記表板端部と一方の上記エレベ
    −タ用ハニカムパネルの上記表板端部をスライドして、
    両方の上記エレベ−タ用ハニカムパネルを締結するエレ
    ベ−タ用ハニカムパネルの締結方法。
  6. 【請求項6】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記
    ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
    た、エレベータ用ハニカムパネルにおいて、上記ハニカ
    ム材から延設された上記表板の端部を上記裏面側にほぼ
    直角に折り曲げて形成された表板端部と、上記裏板の裏
    面に装着されたナットと、上記裏板に穿設され上記ナッ
    トの雌螺子部に連通する取付孔とを具備したことを特徴
    とするエレベータ用ハニカムパネル。
  7. 【請求項7】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記
    ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
    たエレベータ用ハニカムパネルの締結構造において、上
    記裏板の裏面に装着され、上記裏板の穿孔と係合するナ
    ットを有した一方と他方の上記エレベータ用ハニカムパ
    ネルと、この両方のエレベータ用ハニカムパネルに跨が
    り、上記ナットと螺合する螺子により上記両方のエレベ
    ータ用ハニカムパネルに締め付けられる締結部材とを具
    備したことを特徴とするエレベ−タ用ハニカムパネルの
    締結構造。
  8. 【請求項8】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記
    ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
    たエレベータ用ハニカムパネルの締結構造において、上
    記ハニカム材から延設された上記裏板の延設端部が互い
    に重ねられ、且つ、上記表板端部に所定の隙間を有して
    係合された一方と他方の上記エレベータ用ハニカムパネ
    ルと、上記表板端部の所定の隙間から挿入された壁目地
    と、互いに重ねられた上記延設端部を貫通して上記壁目
    地と係合して上記延設端部を締め付ける締結部材とを具
    備したことを特徴とするエレベ−タ用ハニカムパネルの
    締結構造。
  9. 【請求項9】 薄板金属からなる表板と、この表板の裏
    面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上記
    ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備え
    たエレベータ用ハニカムパネルの締結構造において、上
    記裏板の端部近傍に設けられた金具取付孔を有し、互い
    の上記表板の端部と所定の隙間を形成して係合された一
    方と他方の上記エレベータ用ハニカムパネルと、上記表
    板の端部に形成された所定の隙間に挿入された壁目地
    と、上記両方のエレベータ用ハニカムパネルの上記金具
    取付孔に跨がって、両方の上記金具取付孔の互いに近接
    した縁部と係合する取付金具と、上記取付金具を貫通し
    て上記壁目地と係合して上記取付金具と上記壁目地を締
    め付ける締結部材とを具備したことを特徴とするエレベ
    −タ用ハニカムパネルの締結構造。
  10. 【請求項10】 薄板金属からなる表板と、この表板の
    裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上
    記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備
    えた、エレベータ用ハニカムパネルにおいて、上記裏板
    の端部にエレベ−タ用ハニカムパネル本体を締結する金
    具取付孔を具備したことを特徴とするエレベータ用ハニ
    カムパネル。
  11. 【請求項11】 薄板金属からなる表板と、この表板の
    裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上
    記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備
    えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造において、
    上記表板の端部をほぼ直角に裏面側に折り曲げられた表
    板端部と、上記裏板の端部を裏面側に折り曲げられ断面
    コ字状を形成する裏板端部を有する一方と他方の上記エ
    レベータ用ハニカムパネルと、中央片と上記中央片の両
    端対向辺に延設された翼片とで形成される断面H字形状
    を形成し、上記中央片に設けられた開口部と上記中央片
    の一端側から上記開口部に至る螺子孔を有した壁目地
    と、上記開口部に設けられ、両端が上記中央片の一端側
    に折れ曲がった取付具と、上記螺子孔と螺合して、上記
    取付具を上記壁目地の翼片間に挿入された上記両エレベ
    ータ用ハニカムパネルの上記表板端部と係合させて湾曲
    し、上記取付具の端部を上記裏板端部と係合させる取付
    ねじとを具備したことを特徴とするエレベ−タ用ハニカ
    ムパネルの締結構造。
  12. 【請求項12】 薄板金属からなる表板と、この表板の
    裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上
    記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備
    えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造において、
    中央片とこの中央片の両端に設けられ、上記中央片の一
    端側に複数の螺子穴を有した翼片とで形成される断面H
    字形状の壁目地と、上記壁目地の上記翼片間に両側か
    ら、上記裏板が上記螺子穴を有した翼片側となるように
    挿入された一方と他方の上記エレベータ用ハニカムパネ
    ルと、上記螺子穴と螺合して上記両方のエレベータ用ハ
    ニカムパネルを押圧する複数の取付ねじとを具備したこ
    とを特徴とするエレベ−タ用ハニカムパネルの締結構
    造。
  13. 【請求項13】 薄板金属からなる表板と、この表板の
    裏面に接着されたハニカム材と、上記表板に対向して上
    記ハニカム材に接着された薄板金属からなる裏板とを備
    えたエレベータ用ハニカムパネルの締結構造において、
    中央片とこの中央片の両端に設けられた翼片とで断面H
    字形状を形成し、上記中央片の一端側の上記両翼片の対
    向面に設けられた突部とを有する壁目地と、上記裏板に
    設けられた係合孔を有し、この係合孔が上記突部と係合
    するように上記壁目地の両側から上記両翼間に挿入され
    た一方と他方の上記エレベータ用ハニカムパネルと、上
    記中央片と上記両方のエレベータ用ハニカムパネルとの
    間に設けられ、上記両方のエレベータ用ハニカムパネル
    を上記中央片から離間する方向に付勢する付勢手段とを
    具備したことを特徴とするエレベ−タ用ハニカムパネル
    の締結構造。
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