JP2003282972A - 熱電素子 - Google Patents

熱電素子

Info

Publication number
JP2003282972A
JP2003282972A JP2002083006A JP2002083006A JP2003282972A JP 2003282972 A JP2003282972 A JP 2003282972A JP 2002083006 A JP2002083006 A JP 2002083006A JP 2002083006 A JP2002083006 A JP 2002083006A JP 2003282972 A JP2003282972 A JP 2003282972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoelectric
film
type thermoelectric
conversion material
thermoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002083006A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fujii
浩司 藤井
Shigeru Watanabe
渡辺  滋
Atsushi Murakami
村上  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2002083006A priority Critical patent/JP2003282972A/ja
Publication of JP2003282972A publication Critical patent/JP2003282972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁信頼性があり、効率の良い熱電素子、す
なわち発電効率の高い熱電発電素子および冷却効率の高
いペルチェ素子を提供する。 【解決手段】 P型熱電変換材料からなる柱と、N型熱
電変換材料からなる柱と、上記2種類の柱の隙間に充填
される絶縁材と、上記2種類の柱を直列に接続する電極
層と、電気的な外部接続をするための引き出し電極部と
を有する熱電ブロックを構成し、前記熱電ブロックの少
なくとも一つの表面に電気絶縁膜とを有する。すなわ
ち、P型、N型の熱電対間に絶縁材を充填固定し、電気
絶縁膜を薄く熱伝導性の良好な薄膜で形成する。絶縁層
はDLCまたは窒化アルミニウム膜からなり、その厚み
は0.5〜10μmの範囲内とするのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱電素子、すなわち
熱電発電素子あるいはペルチェ素子の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】熱電素子は大きく分類して熱電発電素子
とペルチェ素子に分けられる。熱電発電素子は、熱電発
電素子の両端に温度差を与えることで両端間に熱起電力
を発生するゼーベック効果を利用して熱エネルギーを直
接電力に変換する素子である。熱電発電素子によれば、
P型半導体とN型半導体の相異なる熱電変換材料を熱的
に並列に置き、素子を電気的に直列に接続して外部に負
荷を接続して閉回路を構成することで回路に電流が流
れ、電力として取り出すことができる。
【0003】またペルチェ素子はP型半導体とN型半導
体の相異なる熱電変換材料を熱的に並列に置き、素子を
電気的に直列に接続して外部に負荷を接続して閉回路を
構成し、回路に一方向に電流を流したときにP型半導体
とN型半導体の接合部においては電流方向に依存して熱
が放出、あるいは吸収される。この現象はペルチェ効果
と呼ばれ、電流方向を変えると放熱と吸熱が逆転する。
ペルチェ素子においてはこの接合部の方向をそろえて形
成してあり、素子の片側が吸熱、もう片側が発熱され
る。多くはこの吸熱側を用いて冷却、あるいは温度制御
に利用されている。
【0004】上記熱電発電素子とペルチェ素子は上記ゼ
ーベック効果を用いて発電するか、あるいは素子に給電
してペルチェ効果により冷却させるかの違いで、基本的
な構成はほぼ同一である。従って従来技術としては代表
的なペルチェ素子の構成について述べる。
【0005】従来の代表的なペルチェ素子の構成を図5
を用いて説明する。従来のペルチェ素子はP型熱電材料
からなる柱10とN型熱電材料からなる柱20の両端に
接合用の半田層5を形成し、柱を交互に配列する。一
方、絶縁基板4の所望の位置に電極層3aをメタライズ
形成した後、上記整列させた柱を上下電極層を形成した
絶縁基板で挟み込んだ状態でリフローさせ半田層を溶解
して接合させる。その後、素子の端部の引き出し電極部
3bに電力導線8を接続してペルチェ素子が完成する。
【0006】絶縁基板4は電極の電気絶縁層として必要
な構成であり、通常96%アルミナ基板が用いられる
が、一般的には強度や取り扱いの点からその厚さが300
から500μm程度の基板が用いられている。しかしなが
らペルチェ素子としての特性を考慮するとこのアルミナ
基板の存在は熱伝導率の低さとその厚さから、ΔT(高
温側面と低温側面の温度差)を小さくし、これによって
冷却効率等の特性、発電素子の場合は発電効率を下げる
ことになり好ましい構成とはいえなかった。
【0007】またペルチェ素子は発熱、吸熱を繰り返し
使用されるケースがあるが、そのたびに材料が温度変化
に伴って膨張、収縮を繰り返し、素子内部で熱応力を受
けることになる。上述した従来の構成のペルチェ素子に
おいては絶縁基板であるアルミナと、電極層あるいは熱
電変換材料との熱膨張係数の差によって熱応力がかか
る。従来のような厚い絶縁基板を用い剛性の高い場合
で、特に大型のペルチェ素子においては使用中にこの熱
応力により素子が破壊される場合があり、信頼性の点で
問題であった。この従来例については、例えば『熱電半
導体とその応用』(上村欣一、西田勲夫著、日刊工業新
聞社発刊、p.52)等にも記載されている。
【0008】しかし近年この絶縁基板による熱損失や信
頼性の改善のため絶縁基板を有しない構成のいわゆるス
ケルトンタイプの熱電モジュールが提案されている。例
えば特開2001−326394号公報には従来のよう
な厚い絶縁基板を用いず、シリカ膜からなる電気絶縁膜
を用いて熱電モジュールを製造することが開示されてい
る。ところが、この構成においてはP型半導体からなる
柱とN型半導体からなる柱の隙間は従来の通り空気層で
あるため、形成した絶縁膜が連続膜とはならず、絶縁信
頼性の点で不十分であった。またシリカ膜の熱伝導率は
1.4[W/(m・K)]というアルミナと比較しても小
さな値であり、熱損失の改善という意味ではまだ不十分
であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
熱電素子、すなわち熱電発電素子あるいはペルチェ素子
においては電極層の絶縁のために厚い絶縁基板が用いら
れているが、その絶縁基板材料の熱伝導の悪さによる熱
損失から冷却効率、発電効率の低下、ならびに絶縁基板
と他の構成材料との熱膨張係数の差から来る信頼性の低
さが課題としてあった。
【0010】本発明は熱電素子の電極層の絶縁を確実に
行うと同時に、熱損失の小さな高効率の熱電素子を提供
することを目的とする。さらに本発明は熱応力に対して
十分に耐用できる信頼性の高い熱電素子を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱電素子、すなわち熱電発電素子あるいは
ペルチェ素子においてはP型熱電変換材料からなる柱
と、N型熱電変換材料からなる柱と、前記2種類の柱の
隙間に充填される絶縁材と、前記2種類の柱を電気的に
直列に接続する電極層と、電気的に外部接続をするため
の引き出し電極部とを有する熱電ブロックを構成し、前
記熱電ブロックの少なくとも一つの表面に電気絶縁膜を
有することを特徴としている。
【0012】また他の解決手段として本発明の熱電素子
はP型熱電変換材料からなる柱と、N型熱電変換材料か
らなる柱と、前記2種類の柱の隙間に充填される絶縁材
と、前記2種類の柱とを電気的に接続する電極層と、電
気的な外部接続をするための引き出し電極部とを有する
熱電ブロックを構成し、前記引き出し電極部が形成され
ている面を除く熱電ブロックの全表面に電気絶縁膜とを
有することを特徴としている。
【0013】また前記絶縁材料の材質はガラスまたは樹
脂からなり、電気絶縁膜はダイアモンドライクカーボン
膜あるいは窒化アルミニウム膜のいずれかからなること
が好ましい。
【0014】さらに望ましくは電極層が100ミクロン以
下の厚みであり、電気絶縁膜の厚みが0.5ミクロン以上1
0ミクロン以下の範囲である。
【0015】(作用)本発明の熱電素子においては電極
面の絶縁を電気絶縁膜にて行うことで、十分な絶縁特性
を有するとともに、その電気絶縁膜は熱伝導性の良好な
薄い膜であるため、熱損失が小さく熱効率が改善され
る。従来の構成で用いられるアルミナ基板の厚みは300
〜500μmであるのに対し、本発明の絶縁膜の厚みは0.5
ミクロン以上10ミクロン以下の範囲であり、1桁以上小
さいためかなり有利となる。また熱伝導率で比較すると
通常絶縁基板として使用されるアルミナの熱伝導率であ
る21[W/(m・K)]に対し、窒化アルミニウムは15
0[W/(m・K)]、ダイアモンドライクカーボン
(DLC)は200[W/(m・K)]であり、これも約
1桁向上する。
【0016】ここでダイアモンドライクカーボン膜とは
プラズマCVDやスパッタリング等で形成可能なカーボ
ンを主成分とする無機膜で、一般的にはマクロ的に見て
非晶質構造を有している材料であるが、ミクロ的にはs
p3ネットワークのダイアモンド成分とsp2ネットワ
ークのグラファイト成分の両者を有している。膜特性は
一般的に高絶縁性、高硬度、高熱伝導度、低潤滑性等の
特徴を有しているが、成膜条件によって多少変化させる
ことができる。
【0017】また前述の絶縁性については、従来のペル
チェ素子の構成ではP型熱電変換材料からなる柱とN型
熱電変換材料からなる柱との隙間は空気層であり、電極
間は完全に分離している。そのためこの電極のある面に
電気絶縁膜を被覆しても、絶縁膜が分割されてしまい、
特に電極の側面での絶縁性が不十分であった。しかしな
がら本発明の構成においてはペルチェ素子のP型熱電変
換材料からなる柱とN型熱電変換材料からなる柱との隙
間には樹脂等の絶縁材が充填されているため、電極間の
下面にも樹脂が存在し、樹脂面と電極表面は多少の段差
を有しているが、0.5〜10μm程度の絶縁膜をコーティ
ングすると段差をのりこえて絶縁膜が形成され、絶縁膜
は連続膜となる。これにより絶縁性に対する信頼性が飛
躍的に向上する。
【0018】上述したように本発明の熱電素子は電気絶
縁膜の熱伝導率が高く、かつ比較的薄い絶縁膜で電極の
電気絶縁が行われるようにしたため絶縁膜における熱損
失が小さいため、発電効率の高い熱電発電素子、あるい
は冷却効率の高いペルチェ素子を提供することが可能で
ある。さらに本発明の熱電素子は電極間が絶縁材を介し
て連結されているため絶縁膜が連続膜となりうるため、
絶縁信頼性が飛躍的に向上する。また絶縁膜が薄いため
に熱応力に対する信頼性も向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図1、
図2を用いて説明する。図1は本発明の熱電素子をペル
チェ素子に適用したペルチェ素子の構成を示す斜視図で
ある。また図2は本発明の熱電素子をペルチェ素子に適
用したペルチェ素子の構成を示す断面図である。P型熱
電材料からなる柱10とN型熱電材料からなる柱20と
を交互に並べた状態で両方の柱間に絶縁材6を充填して
固め、その後一対のP型熱電材料からなる柱10とN型
熱電材料からなる柱20の一対の端面を交互に接続する
ようにPdからなる電極膜をマスク蒸着した後、この膜
の上にメッキにてNiB\Cu\Ni\Auからなる電
極積層膜を形成し電極層3aを形成する。電極層の厚み
は素子の駆動電圧−電流設計等から決められる値である
が、小型のペルチェ素子であれば総厚で10μm程度あ
れば十分である。この時、電極層からの外部への電力取
り出しのため2箇所の端部の柱の側面側にも同様に引き
出し電極部3cを同時に形成する(図2では片側のみ記
載)。これにより取り扱い可能なブロック体が形成され
る。その後上下の電極の電気絶縁を施すためダイアモン
ドライクカーボン(DLC)からなる電気絶縁膜7を形
成した。DLC膜の総厚はSiからなる接着層を含め1
μmである。(図1の上面側のDLC膜は全面に形成し
てあるが、素子の構成を見やすくするため一部削除して
示している。)
【0020】ペルチェ素子の隣接する電極層間はその間
に挟まれた絶縁材が存在しており、電極層表面と絶縁材
表面との段差は、電極層の厚みとほぼ同一で10μm弱
あるが、素子の断面方向からの観察の結果、電気絶縁膜
はこの段差をのりこえて形成されており、電気絶縁膜が
連続膜となっていることが確認された。その後素子への
給電のための電力導線8を前述の側面に設けた2箇所の
引き出し電極部3cから引き出して本発明のペルチェ素
子が完成する。
【0021】(実施例1)続いて上記実施形態をより詳
細に説明するために、実施例1を示す。図1、図2の構
成においてP型熱電材料からなる柱10、N型熱電材料
からなる柱20としてはBiTe系熱電変換材料を用い
た。それぞれの柱の形状寸法は0.45mm角で長さが1mmで
あり、ダイシングソーおよびワイヤーソーにより切断し
た。P型、N型各熱電材料がそれぞれ18対となるよう
に直列に接続した。柱の隙間は50μmとしてそこにエポ
キシ系の絶縁性樹脂を流し込み固化した。
【0022】上記のようにエポキシ樹脂からなる絶縁材
6により固定されブロックにした状態で18対のP型、
N型熱電材料が直列に接続されるように各上面、下面側
の端面Pd膜を0.2μmマスク蒸着した。その際側面に
位置する端子となる引き出し電極部3cにも蒸着される
様設計した。そして続いてNiB\Cu\Ni\Auの
積層メッキを施し電極層3a、引き出し電極部3cを形
成した。これら電極層の総厚は10μmであるが、この
メッキ層の中で電流が主に流れるのは比較的比抵抗の小
さく、厚みの大半を占めている銅層(9μm厚)であ
る。さらに電気絶縁膜7として中間層であるSi層0.2
μmをスパッタリングで形成し、続いてDLC膜0.8μ
mをプラズマCVD法により成膜した。この時ブロック
の側面は治具でマスクされているためDLC膜が形成さ
れるのは上下の電極の存在する面のみである。その後素
子への給電のための電力導線8を前述の両端の側面に設
けた引き出し電極部3cから半田付けにより引き出して
本発明のペルチェ素子(サンプルA)が完成した。なお
ペルチェ素子、サンプルAのサイズは3mm角であっ
た。
【0023】(比較例1)実施例1で作製した本発明の
ペルチェ素子と冷却性能等の特性を比較するため、各寸
法をなるべく合わせて従来の構成で作製したペルチェ素
子(サンプルB)を作製した。本比較例で作製したペル
チェ素子の形状は図5で示した従来のペルチェ素子の構
成と同様であり、熱電材料、柱の形状、対数等は実施例
1のそれと同一とした。ただし熱電材料間の隙間は従来
の構成では空気層であるため、製造上50μmでの製造は
困難であり、300μmとした。従ってペルチェ素子のサ
イズは、実施例1で作製したサンプルAの3mm角と比
較して4.2mm角と大型となった。また絶縁のために
400μm厚のアルミナ基板4側に同様の電極層3aをメ
タライズ形成し、熱電材料の両側にメッキ形成した半田
層5をリフロー炉で溶融させてP型熱電材料からなる柱
10とN型熱電材料からなる柱20を交互に並べた状態
で接合させた点は従来のペルチェ素子での製法と同様で
ある。
【0024】(比較例2)比較例2として従来例であげ
た特開2001-326397号公報で開示された構成のペルチェ
素子を作製した(サンプルC)。このペルチェ素子の構
成はスケルトンタイプであり、その断面図を図6に示
す。サンプルCの熱電材料、柱の形状、対数、柱間の距
離は比較例1のそれと同一としたが、銅からなる電極層
を100ミクロン厚とした点と電気絶縁膜の構成が異な
っている。電極層の厚みは100ミクロンより薄い場合
は柱間の接合強度がかなり弱くなり、取り扱いが困難と
なったためこの厚みとした。電気絶縁層は1ミクロン厚
のシリカ膜をイオンプレーティングにより成膜した。こ
の時当然ながら熱電材料からなる柱間は絶縁材が充填さ
れないため、電気絶縁膜7は不連続の膜となった。
【0025】(評価1)上記実施例1で作製した本発明
の構成のペルチェ素子(サンプルA)、比較例1で作製
した従来の構成のペルチェ素子(サンプルB)および比
較例2で作製した従来の構成のペルチェ素子(サンプル
C)の性能比較を行うため特性評価を行った。評価した
項目は発熱側の温度(Th)を25℃固定としたとき
の、Thと冷却側の温度(Tc)との最大温度差(ΔT
max)、Th=Tc=25℃一定としたときの素子の吸
熱量の最大値(Qmax)である。素子の強度と含めてそ
の結果を表1にまとめる。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示すようにサンプルAは従来の構成
のサンプルB、サンプルCと比較しても高いΔTmax、
および高いQmaxを示し、良好な冷却効率を示すことが
わかったが、これは電気絶縁層による熱損失が小さくな
ったことが起因している。
【0028】またサンプルCはサンプルBと比較して高
い効率を示した。これは電気絶縁層による熱損失による
改善の効果であるが、サンプルCの構成では素子の強度
が不十分であり、取り扱いが困難であった。これは図6
からも明らかなように隣接する熱電対の柱が片側のみの
電極層と薄い絶縁層のみで接続されているためである。
【0029】(評価2)更にサンプルA、サンプルB、
サンプルCを高温/低温で繰り返し動作させるヒートシ
ョックテストを実施した。動作温度は−55℃/90℃
で1000サイクルの試験を行ったが、サンプルBでは5個
中2個で途中約400サイクル時に抵抗値が異常値を示し
動作不良となった。原因を調査したところ端部での電極
層付近でのクラックが確認され、熱応力による影響が考
えられた。また本発明の構成のサンプルA、従来の構成
のサンプルCでは5個すべて問題なく1000サイクルまで
動作終了した。サンプルBのペルチェ素子においては絶
縁基板であるアルミナと、電極あるいは熱電材料との熱
膨張係数との差によって繰り返し熱応力がかかり素子が
破壊されたものと考えられる。このように本発明の構成
のペルチェ素子は熱応力に対する信頼性の点でも優れて
いることがわかった。
【0030】次にサンプルA、B、Cについて絶縁性の
評価を行った。サンプル上にCu電極を接着剤にて貼り
付けた状態で素子にQmaxの80%の吸熱量をかけた状
態で500時間の連続通電を行った。その結果本発明の構
成のサンプルA、従来の構成のサンプルBは問題なく50
0時間駆動したが、従来の構成のサンプルCでは180時間
経過時に銅板と素子間でスパークが生じ、素子が破壊さ
れた。この原因は電気絶縁層が熱電対の柱間で分離され
ている箇所が多く存在していることが考えられる。
【0031】上記の評価1、評価2では本発明のペルチ
ェ素子の構成が冷却効率、素子としての機械的強度、熱
応力、絶縁性に対する信頼性の点からも従来の構成の素
子構造に比べ総合的に優れていることが確かめられた。
【0032】(実施例2)次に本発明の実施例2につい
て図3を用いて説明する。本実施例では本発明の熱電素
子をペルチェ素子に適用したペルチェ素子の一実施例を
示している。図3の構成においてP型熱電材料からなる
柱10、N型熱電材料からなる柱20にはBiTe系か
らなる熱電変換材料を用いた。それぞれの柱の形状は0.
45mm角で長さが1mmであり、ダイシングソーおよびワイ
アーソーを用いて切断した。P型、N型各熱電材料がそ
れぞれ18対となるように直列に接続した。柱の隙間は
50μmとしてそこにエポキシ系の絶縁性樹脂を流し込み
固化し絶縁材6で固められたブロック体とした。
【0033】次にブロックにした状態で18対のP型、
N型熱電材料が連結されるように各上面、下面側の端面
が接続されるようにPd膜を0.2μmマスク蒸着した。
その際側面の引き出し電極部3cの側面方向にも蒸着さ
れる様設計した。そして続いてNiB\Cu\Ni\A
uの積層メッキを施し電極層3a、引き出し電極部3c
を同時に形成した。電極層の総厚は10μmであるが、
電流が流れるのは比較的比抵抗の小さく、厚みの大半を
占める銅層(9μm厚)である。続いて電気絶縁膜7と
して中間層であるSi膜0.2μmをスパッタリングで形
成、続いてDLC膜0.8μmをプラズマCVD法により
成膜した。この時Si/DLC膜は引き出し電極部3c
の電力導線が接続される側を除いてほぼ全面に形成し
た。その後素子への給電のための電力導線8を前述の側
面に設けた2箇所の引き出し電極部3cから半田付けに
より引き出して本発明のペルチェ素子(サンプルD)が
完成した。
【0034】(比較例3)実施例2で作製した本発明の
ペルチェ素子と各寸法をなるべく合わせて、従来の構成
で作製したペルチェ素子(サンプルE)を作製した。本
比較例で作製したペルチェ素子の形状は図5で示した構
成と同様であるが、熱電材料、柱の形状、対数等は実施
例2のそれと同一とした。ただし熱電材料間の隙間は従
来の構成では空気層であるため、製造上50μmでは製造
が不可能であり、300μmとした。また絶縁のために400
μm厚のアルミナ基板側に同様の電極を作製し、半田付
けによってP型熱電材料からなる柱とN型熱電材料から
なる柱を交互に並べた状態で接合させた点は従来のペル
チェ素子での製法と同様である。
【0035】(評価3)サンプルD(本発明の構成)と
サンプルE(従来の構成)につき高湿槽で高温/低温で
繰り返し動作させるヒートショックテストを実施した。
動作温度は−10℃/60℃であり、湿度は40%とい
う環境下で500サイクルの試験を行った。この時低温条
件ではペルチェ素子内で結露を起こしていることが確認
された。サンプルDは試験を行った5試料とも問題なく
動作できた。これはペルチェ素子全面が電気絶縁層によ
り被覆されているため、結露した水分が素子内部に流入
することが阻止されたためである。一方従来の構成のペ
ルチェ素子(サンプルE)においては5試料とも100〜2
50サイクルで絶縁破壊が起こり素子が駆動不可能な状態
となった。これは結露により電極付近で腐食が起こり、
ショートしたためであった。このように本発明のペルチ
ェ素子の内、電気絶縁層を素子全体にコーティングした
構成では熱電材料および電極層が電気絶縁層ならびに絶
縁材により保護されているため、結露等使用環境に対す
る信頼性が飛躍的に向上することがわかった。
【0036】(実施例3)次に本発明の実施例3につい
て図4を用いて説明する。本実施例では本発明の熱電素
子を熱電発電素子に適用した熱電発電素子の一実施例を
示している。図4の構成においてP型熱電材料からなる
柱11、N型熱電材料からなる柱21の材料としてはS
iGe系熱電変換材料を用いた。それぞれの柱の形状は
0.8mm角で長さが1.5mmであり、ダイシングソーおよびワ
イアーソーを用いて切断した。P型、N型各熱電材料が
それぞれ190対となるように直列に接続した。柱の隙間
は50μmとしてそこに絶縁材6としてGe含有SiO2
系低融点ガラスを充填させ固化した。ブロックとなった
熱電対の片側端面(図4では下面側)には半田層5をメ
ッキ形成した。またもう片側端面にはPd膜を0.2μm
マスク蒸着した。そして続いてNiB、Cu、Ni、A
uのメッキを施し電極層3aを形成した。電極層の総厚
は20μmであり、本構成においてメッキで形成したこ
の上面側電極を電流が流れる時は比較的比抵抗の小さ
く、厚みの大半を占める銅層である。続いて本素子に電
気絶縁膜7として窒化アルミニウム膜を反応性スパッタ
リングで5μm成膜した。この時窒化アルミニウム膜は
熱電発電素子の電極層のある上面のみにマスク形成し
た。
【0037】一方片面の所望の位置にCuからなる電極
層3bを作製した400μm厚のアルミナ基板4を前記熱
電対ブロックの半田層5を形成した面と所望の位置でつ
きあわせた状態でリフローし半田層を溶融させ、半田付
けによってP型熱電材料からなる柱11とN型熱電材料
からなる柱21を交互に並べた状態で接合させた。その
後素子への給電のための電力導線8を前述のアルミナ基
板の端部に形成された電極層3bから半田付けにより引
き出して、ハーフスケルトンタイプの本発明の熱電発電
素子が完成した。
【0038】(評価4)上記実施例3で作製した熱電発
電素子140個を250℃の廃熱発電システムに装着して
発電を試みた。冷接点側にはアルミ製フィンを装着して
動作させたところ最大210Wの最大出力が得られた。
これは通常のアルミナ基板を用いた従来の熱電発電素子
の場合と比較して20%ほど高い値であり、ここでも電
気絶縁膜に熱伝導性の良好な窒化アルミニウム膜を用い
た本発明の効果が確認された。
【0039】(その他の実施形態)以上の実施例では電
気絶縁膜としてDLC、窒化アルミニウム膜の場合を述
べたが、その厚みは0.5μm〜10μmの範囲が望ま
しい。ペルチェ素子の場合、電極膜の膜厚は仕様により
設計されるが薄くても5μm程度は必要であり、その段
差を越えて連続膜として形成され、耐絶縁性が保証でき
るのは薄くても0.5μmが限界である。一方電気絶縁
膜の厚みは膜応力の増加を伴うが、密着性が確保されて
いれば厚くしても差し支えない。しかし成膜時間や絶縁
層の厚さによる熱損失を考慮すれば10μm以下にしな
ければ本発明の目的が十分達成できなくなる可能性があ
る。10μmの電気絶縁膜が連続膜を形成するために、
絶縁材と電極層表面の段差となる電極層の厚さは100
μm以下が好ましい。
【0040】電気絶縁膜の製造方法はスパッタリング、
反応性スパッタリング、プラズマCVD法が適用可能で
あるが、本発明の構成において絶縁材として樹脂を用い
る場合はその耐熱性、あるいは熱電材料の耐熱性を考慮
すると200℃以下での成膜が望ましい。
【0041】また本発明において熱電材料としてはBi
Te系、SiGe系熱電材料を適用した場合について述
べたが、これに限られるものではなくこの他PbTe
系、SbTe系、CoSb系、FeSi系、その他酸化
物系等の熱電材料であっても何ら差し支えない。
【0042】また絶縁材としては樹脂あるいはガラスが
適用可能であり、樹脂としては前述のエポキシ樹脂の他
アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート、テフロ
ン(登録商標)等が適用可能である。一方低融点のガラ
ス材料としては前述の他、SiO2−B23−PbO
系、Sb23−B23−Ti23系等のガラス材料が適
用できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように従来の構成にお
いては電極層の絶縁のためにアルミナ等からなる0.4mm
程度の厚みを有する絶縁板を使用しており、その厚みと
熱伝導率の低さから電気絶縁層において熱損失が発生
し、ペルチェ素子においては冷却効率の劣化、熱電発電
素子においては発電効率の劣化が課題であったが、本発
明では電気絶縁膜が10μm以下と薄く、熱伝導率が良
好な材料からなることから電気絶縁膜における熱損失が
軽減され冷却効率、発電効率が改善される。また絶縁層
の薄さから熱応力に対する信頼性が向上する。さらに電
気絶縁膜を電極層のみならず、ペルチェ素子全体に形成
した場合は結露等使用環境に対する信頼性が向上する。
また電極の電気絶縁膜に関しては本発明の構成の熱電発
電素子およびペルチェ素子は熱電材料からなる柱間を絶
縁材で固定しており電極層間下部に絶縁材が存在してい
るため、段差を十分小さくでき、形成した電気絶縁膜が
連続膜となるため、特に電極の側面での絶縁信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるペルチェ素子の斜視図
である。
【図2】本発明の実施形態であるペルチェ素子の概略断
面図である。
【図3】本発明の実施形態であるペルチェ素子の概略断
面図である。
【図4】本発明の実施形態である熱電発電素子の概略断
面図である。
【図5】従来の熱電素子であるペルチェ素子の構成を示
す断面図である。
【図6】従来の熱電素子であるペルチェ素子の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
3a、3b 電極層 3c 引き出し電極部 4 絶縁基板 5 半田層 6 絶縁材 7 電気絶縁膜 8 電力導線 10、11 P型熱電材料からなる柱 20、21 N型熱電材料からなる柱

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 P型熱電変換材料からなる柱と、N型熱
    電変換材料からなる柱と、前記P型熱電変換材料からな
    る柱と前記N型熱電変換材料からなる柱との隙間に充填
    される絶縁材と、前記P型熱電変換材料からなる柱と前
    記N型熱電変換材料からなる柱とを電気的に接続する電
    極層と、電気的に外部接続をするための引き出し電極部
    とを有する熱電ブロックを構成し、前記熱電ブロックの
    少なくとも一つの表面に電気絶縁膜を有する熱電素子。
  2. 【請求項2】 P型熱電変換材料からなる柱と、N型熱
    電変換材料からなる柱と、前記P型熱電変換材料からな
    る柱と前記N型熱電変換材料からなる柱との隙間に充填
    される絶縁材と、前記P型熱電変換材料からなる柱と前
    記N型熱電変換材料からなる柱とを電気的に接続する電
    極層と、電気的な外部接続をするための引き出し電極部
    とを有する熱電ブロックを構成し、前記引き出し電極部
    が形成されている面を除く熱電ブロックの全表面に電気
    絶縁膜を有する熱電素子。
  3. 【請求項3】 前記電気絶縁膜がダイアモンドライクカ
    ーボン膜あるいは窒化アルミニウム膜からなることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の熱電素子。
  4. 【請求項4】 前記電気絶縁膜の厚みが0.5ミクロン以
    上10ミクロン以下の範囲にあることを特徴とする請求項
    1、請求項2または請求項3に記載の熱電素子。
  5. 【請求項5】 前記電極層が100ミクロン以下の厚みで
    あることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
    一項に記載の熱電素子。
  6. 【請求項6】 前記絶縁材の材質がガラスまたは樹脂か
    らなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれ
    か一項に記載の熱電素子。
JP2002083006A 2002-03-25 2002-03-25 熱電素子 Pending JP2003282972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002083006A JP2003282972A (ja) 2002-03-25 2002-03-25 熱電素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002083006A JP2003282972A (ja) 2002-03-25 2002-03-25 熱電素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003282972A true JP2003282972A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29230970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002083006A Pending JP2003282972A (ja) 2002-03-25 2002-03-25 熱電素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003282972A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004063656A (ja) * 2002-07-26 2004-02-26 Toshiba Corp 熱電変換装置
JP2009124030A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Murata Mfg Co Ltd 熱電変換モジュール
JP2009141079A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Jr Higashi Nippon Consultants Kk 熱電素子モジュール
CN103682074A (zh) * 2013-12-27 2014-03-26 江苏天楹环保科技有限公司 高导热性金属电路半导体制冷片及其加工方法
JP2014123596A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Kyocera Corp 熱電モジュール
RU2543697C2 (ru) * 2009-02-19 2015-03-10 Эмитек Гезельшафт Фюр Эмиссионстехнологи Мбх Термоэлектрическое устройство
CN105977371A (zh) * 2012-12-13 2016-09-28 财团法人工业技术研究院 热电薄膜结构
JP2018093152A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 株式会社イムコ 熱発電デバイス
KR20190031180A (ko) * 2017-09-15 2019-03-25 주식회사 엘지화학 열전 모듈 및 그 제조 방법
US11384107B2 (en) 2018-04-27 2022-07-12 Japan Science And Technology Agency Thermoelectric conversion element

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004063656A (ja) * 2002-07-26 2004-02-26 Toshiba Corp 熱電変換装置
JP2009124030A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Murata Mfg Co Ltd 熱電変換モジュール
JP2009141079A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Jr Higashi Nippon Consultants Kk 熱電素子モジュール
RU2543697C2 (ru) * 2009-02-19 2015-03-10 Эмитек Гезельшафт Фюр Эмиссионстехнологи Мбх Термоэлектрическое устройство
US9184365B2 (en) 2009-02-19 2015-11-10 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Thermoelectric device
CN105977371A (zh) * 2012-12-13 2016-09-28 财团法人工业技术研究院 热电薄膜结构
JP2014123596A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Kyocera Corp 熱電モジュール
CN103682074A (zh) * 2013-12-27 2014-03-26 江苏天楹环保科技有限公司 高导热性金属电路半导体制冷片及其加工方法
JP2018093152A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 株式会社イムコ 熱発電デバイス
KR20190031180A (ko) * 2017-09-15 2019-03-25 주식회사 엘지화학 열전 모듈 및 그 제조 방법
KR102130825B1 (ko) * 2017-09-15 2020-07-06 주식회사 엘지화학 열전 모듈 및 그 제조 방법
US11384107B2 (en) 2018-04-27 2022-07-12 Japan Science And Technology Agency Thermoelectric conversion element

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3927784B2 (ja) 熱電変換部材の製造方法
US6563039B2 (en) Thermoelectric unicouple used for power generation
US20020189661A1 (en) Thermoelectric unicouple used for power generation
JPS6038867B2 (ja) 絶縁型半導体装置
JP2015511397A (ja) 熱電発電機モジュ−ル、金属−セラミック基板ならびにそのような種類の金属−セラミック基板の製造方法
JP6122736B2 (ja) 熱電発電モジュール
JP3245793B2 (ja) 熱電変換素子の製造方法
JP2003282972A (ja) 熱電素子
JP2008277584A (ja) 熱電用基板部材、熱電モジュール及びそれらの製造方法
JP2003258323A (ja) 熱電素子
JP2001267642A (ja) 熱電変換モジュールの製造方法
JP2000164780A (ja) パワ―電子部品
US20130139866A1 (en) Ceramic Plate
EP2660888A1 (en) Thermoelectric conversion member
JP2011047127A (ja) 窓構造
JP4309623B2 (ja) 熱電素子用電極材およびそれを用いた熱電素子
JP2000091649A (ja) 熱電素子、熱電変換モジュールコア、熱電変換モジュールおよびその製造方法
JPH01208876A (ja) 熱電装置とその製造方法
JPH11261118A (ja) 熱電変換モジュール並びに半導体ユニットおよびその製造方法
JP6115047B2 (ja) 熱電変換モジュールおよびその製造方法
JP2016157843A (ja) 熱電変換装置
JP2003282970A (ja) 熱電変換装置及び熱電変換素子、並びにこれらの製造方法
JP3469811B2 (ja) ライン型熱電変換モジュール
JP4523306B2 (ja) 熱電素子の製造方法
JP2004140064A (ja) 熱電素子およびその製造方法