JP2003282363A - チップ形コンデンサ - Google Patents

チップ形コンデンサ

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JP2003282363A
JP2003282363A JP2002086269A JP2002086269A JP2003282363A JP 2003282363 A JP2003282363 A JP 2003282363A JP 2002086269 A JP2002086269 A JP 2002086269A JP 2002086269 A JP2002086269 A JP 2002086269A JP 2003282363 A JP2003282363 A JP 2003282363A
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Japan
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insulating plate
capacitor
capacitor body
chip
heat
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JP2002086269A
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English (en)
Inventor
Kaoru Chino
薫 知野
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Nippon Chemi Con Corp
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Nippon Chemi Con Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサ本体と絶縁板との一体性を強化
し、コンデンサ本体と絶縁板との間のがたつきや、コン
デンサ本体からの絶縁板の離脱を防止できるチップ形コ
ンデンサを提供する。 【解決手段】 外装ケースの開口部を封口部材により封
口し、この封口部材から導出された複数のリード線を有
するコンデンサ本体と、前記リード線導出側に取り付け
られた絶縁板からなり、前記リード線が前記絶縁板のリ
ード線貫通孔を挿通して、前記絶縁板の下面に沿って折
曲されてなるチップ形コンデンサにおいて、前記前記コ
ンデンサ本体と絶縁板とを熱収縮チューブにより被覆し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に表
面実装されるチップ形コンデンサ、特には絶縁板を有す
る縦置き用のチップ形コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絶縁板を有する縦置き用のチップ
形コンデンサは、図4に示すように、外装ケース6の開
口部を弾性ゴムからなる封口部材により封口し、この封
口部材から導出された複数のリード線3を外装ケース6
のリード線導出側に取り付けた絶縁板2のリード線貫通
孔に挿通するとともに、前記絶縁板2の底面に設けられ
た収納溝に沿って折曲して収納することで、接続電極と
して使用されているものが知られている(特開昭59−
211214号公報参照)。そしてこのように縦置き用
のチップ形コンデンサは、コンデンサ本体1に絶縁板2
を装着することにより自立可能とし、表面実装を可能と
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
ような従来の縦置き用チップ形コンデンサは、コンデン
サ本体1と絶縁板2との一体的な支持をコンデンサ本体
1から導出されたリード線3を絶縁板2の下面に沿って
折曲すること、又は絶縁板2の下面に設けられた収納溝
5に沿って折曲して収納することのみに頼っているた
め、輸送・運搬時等にチップ形コンデンサが受ける機械
的ストレス、例えばチップ形コンデンサと他の電子部品
又は梱包ケースとの接触等により、コンデンサ本体1と
絶縁板2との間にがたつきが生じたり、コンデンサ本体
1から絶縁板2が離脱するなどの不具合が生じていた。
【0004】これに対し、コンデンサ本体1と絶縁板2
を接着剤により固定したものが知られている(実開平3
−99427号公報参照)。これはコンデンサ本体1と
絶縁板2との一体化の強化が図られているが、この接着
剤の塗布量、塗布箇所に問題があった。つまり、接着剤
の塗布量が多い場合、接着剤が絶縁板2の底面に流出し
て硬化すると、絶縁板2の平坦性が損なわれ、実装時の
不具合発生を促す。また、塗布箇所もコンデンサ本体1
の封口部材側の底面と外底面に対応する絶縁板2の端面
に接着剤を塗布すると、介在物である接着剤の厚み分チ
ップ形コンデンサの低背化が妨げられてしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のチップ形コンデンサは外装ケースの開口部
を封口部材により封口し、この封口部材から導出された
複数のリード線を有するコンデンサ本体と、前記リード
線導出側に取り付けられた絶縁板からなり、前記リード
線が前記絶縁板のリード線貫通孔を挿通して、前記絶縁
板の下面に沿って折曲されてなるチップ形コンデンサに
おいて、前記コンデンサ本体と絶縁板とを熱収縮チュー
ブにより被覆したことを特徴としている。
【0006】前記絶縁板はコンデンサ本体の外周面に沿
って突出した側壁を有することを特徴としている。
【0007】また、本発明のチップ形コンデンサの製造
方法は、外装ケースの開口部を封口部材により封口し、
この封口部材から導出された複数のリード線を有するコ
ンデンサ本体に、前記リード線を前記絶縁板のリード線
貫通孔に挿通させ、前記絶縁板の下面に沿って折曲する
ことでコンデンサ本体に絶縁板を取り付け、熱収縮チュ
ーブを前記コンデンサ本体と絶縁板とに被覆し、熱収縮
チューブを加熱して収縮させることで、前記コンデンサ
本体と絶縁板を固定することを特徴としている。
【0008】本発明によると、前記コンデンサ本体と絶
縁板とを熱収縮チューブで被覆することにより、コンデ
ンサ本体と絶縁板との一体性を容易に強化でき、コンデ
ンサ本体と絶縁板との間のがたつきや、コンデンサ本体
からの絶縁板の離脱を十分に防止することができる。ま
た、この一体性はチップ形コンデンサの外周面にて行っ
ているため、接着剤を用いた場合と比較して、チップ形
コンデンサの低背化が妨げられることがなく、また接着
剤の絶縁板の底面への流出による平坦性の阻害を容易に
防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面1から図4に基づいてこの発明の
実施例を説明する。図1は本発明の実施例のチップ形コ
ンデンサを示す外観斜視図である。図2は本発明の実施
例のチップ形コンデンサにおけるコンデンサ本体と絶縁
板との装着状態を示す外観斜視図である。図3は本発明
の実施例のチップ形コンデンサの製造工程を示す展開斜
視図である。
【0010】本発明における実施例は、図1に示すよう
に、アルミニウム製の外装ケース6の内部に複数のリー
ド線3を有するコンデンサ素子を収納し、前記外装ケー
ス6の開口部を弾性ゴムからなる封口部材により封口し
てなるコンデンサ本体1と、前記外装ケース6のリード
線導出側に取り付けられた絶縁板2と、前記コンデンサ
本体1と絶縁板2に被覆された熱収縮チューブ7とから
主に構成されている。
【0011】コンデンサ素子は、アルミニウム等の弁作
用金属からなる陽極箔と陰極箔との間にセパレータを介
して巻回して形成され、各電極箔にはそれぞれリード線
3がステッチやコールドウェルド等の手段により取り付
けられている。このリード線3は、その先端部が偏平状
に加工され、実装時の半田付け面積の増加が図られてい
る。そしてこの巻回形成されたコンデンサ素子には駆動
用電解液が含浸されてものや、前記駆動用電解液の代わ
りにポリエチレンジオキシチオフェンなどの導電性ポリ
マー層を用いたものが使用されている。
【0012】封口部材はゴムなど、例えば、ブチルゴム
等の弾性材料からなり、リード線3を封口部材に設けら
れた貫通部に挿通して封口部材を前述のコンデンサ素子
に装着し、このコンデンサ素子を有底円筒状のアルミニ
ウム製からなる外装ケース6の内部に収納し、前記外装
ケース6の側面部及び開口端を加締めて密封してコンデ
ンサ本体1を形成する。
【0013】絶縁板2は図2に示すように、外装ケース
6より大きく略方形で所定厚みを有し、エポキシ樹脂な
どの電気絶縁性の樹脂から構成され、コンデンサ本体1
から導出されたリード線3を挿通させるリード線貫通孔
と、絶縁板2の底面にはリード線3を収納する収納溝5
が設けられている。また、コンデンサ本体1の外周に沿
って突出した側壁4を絶縁板2に設け、振動等によるコ
ンデンサ本体1からの絶縁板2の離脱を防いでいる。
【0014】そして図2に示すように、コンデンサ本体
1から導出されたリード線3を絶縁板2に設けられたリ
ード線貫通孔に挿通し、絶縁板2の底面に設けられた収
納溝に沿って折曲することで、コンデンサ本体1に絶縁
板2を取り付ける。その後、図3に示すように、熱収縮
性チューブ7をコンデンサ本体1の外周面及び絶縁板2
の側壁4に被覆し、この状態で図示しない加熱手段によ
り、前記熱収縮チューブ7を加熱して収縮させ、コンデ
ンサ本体1と絶縁板2の外周面に密着させる。絶縁板2
の側壁4によるコンデンサ本体1と絶縁板2との一体性
が、コンデンサ本体1の外周面及び絶縁板2の側壁4に
被覆された熱収縮チューブ7によりさらに強化される。
このように熱収縮チューブ7をコンデンサ本体1の外表
面とそれに繋がる絶縁板2の側壁4に被覆することで、
チップ形コンデンサの一体性を強化することができるた
め、製造工程を複雑とせず簡易にできる。
【0015】熱収縮チューブ7としては、ポリエステ
ル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リフッ化ビニリデン、ポリカプロラクトン、パーフルオ
ロエチレンプロピレン、パーフルオロアルコキシ等を使
用することができる。また、単層からなるものや、複数
層構造を有するもの、例えば、内側にパーフルオロエチ
レンプロピレンを外側にテトラフルオロエチレンの2層
構造のものを用いることができる。熱収縮チューブ7は
絶縁板2の外周径と同等またはより大きい径を有するチ
ューブ形状で、熱処理を施すことにより該チューブは収
縮し、コンデンサ本体1の外周面とそれに繋がる絶縁板
2の外周面を押さえることでコンデンサ本体1と絶縁板
2との一体化を強化している。また、コンデンサ本体1
と絶縁板2との一体化をさらに強化するべく、熱収縮チ
ューブ7の内側に接着剤層を形成し、コンデンサ本体1
の外周面及びそれに繋がる絶縁板2の外周面と前記熱収
縮チューブ7を接着することもできる。
【0016】また、予め熱収縮チューブ7の形状を被覆
するコンデンサ本体1の外周面及び絶縁板2の側壁4の
形状に適合する形に成形することで、熱収縮チューブ7
として熱収縮率が低い材質を用いた場合であっても、熱
処理工程における加熱温度や加熱時間の制御が容易とな
り、また熱収縮チューブ7の材質の熱収縮率の制限が軽
減されるため、該材質の選択範囲も広がり、チップ形コ
ンデンサのサイズに合わせて適合する熱収縮チューブ7
の材質を選ぶことができる。
【0017】また、熱収縮チューブ7はコンデンサ本体
1の外周面及び絶縁板2の外周面にかけて被覆される
が、コンデンサ本体1を構成する外装ケース6の外周面
全域を前記熱収縮チューブ7で被覆すると、コンデンサ
本体1と絶縁板2との一体性が強化されるとともに、外
装ケース6に予め絶縁コーティング等を施すことなく、
容易にチップ形コンデンサの絶縁が図れる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
前記コンデンサ本体の外周面と該外周面に繋がる絶縁板
の外周面を熱収縮チューブで被覆することにより、コン
デンサ本体と絶縁板との一体性を容易に強化でき、コン
デンサ本体と絶縁板との間のがたつきや、コンデンサ本
体からの絶縁板の離脱を十分に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のチップ形コンデンサを示す外
観斜視図である。
【図2】本発明の実施例のチップ形コンデンサにおける
コンデンサ本体と絶縁板との装着状態を示す外観斜視図
である。
【図3】本発明の実施例のチップ形コンデンサの製造工
程を示す展開斜視図である。
【図4】従来のチップ形コンデンサを示す外観斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 コンデンサ本体 2 絶縁板 3 リード線 4 側壁 5 収納溝 6 熱収縮チューブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装ケースの開口部を封口部材により封口
    し、この封口部材から導出された複数のリード線を有す
    るコンデンサ本体と、前記リード線導出側に取り付けら
    れた絶縁板からなり、前記リード線が前記絶縁板のリー
    ド線貫通孔を挿通して、前記絶縁板の下面に沿って折曲
    されてなるチップ形コンデンサにおいて、前記コンデン
    サ本体絶縁板とを熱収縮チューブにより被覆したことを
    特徴としたチップ形コンデンサ。
  2. 【請求項2】前記絶縁板はコンデンサ本体の外周面に沿
    って突出した側壁を有することを特徴とする請求項1記
    載のチップ形コンデンサ。
  3. 【請求項3】外装ケースの開口部を封口部材により封口
    し、この封口部材から導出された複数のリード線を有す
    るコンデンサ本体に、前記リード線を前記絶縁板のリー
    ド線貫通孔に挿通させ、前記絶縁板の下面に沿って折曲
    することでコンデンサ本体に絶縁板を取り付け、熱収縮
    チューブを前記コンデンサ本体と絶縁板とに被覆した
    後、熱収縮チューブを加熱して収縮させることで、前記
    コンデンサ本体と絶縁板を固定することを特徴とするチ
    ップ形コンデンサの製造方法。
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EP1804260A1 (en) * 2005-06-21 2007-07-04 Fujitsu Limited Electrolytic capacitor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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