JP2003281638A - 盗難防止・置き忘れ防止警報装置 - Google Patents

盗難防止・置き忘れ防止警報装置

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JP2003281638A
JP2003281638A JP2002078142A JP2002078142A JP2003281638A JP 2003281638 A JP2003281638 A JP 2003281638A JP 2002078142 A JP2002078142 A JP 2002078142A JP 2002078142 A JP2002078142 A JP 2002078142A JP 2003281638 A JP2003281638 A JP 2003281638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の第三者(及び窃盗の当事者にも)に、
事件の発生と解決への要望を切実に伝達する効果的な表
現・言語を用いた音声にて警告を行なう盗難防止警報装
置を提供する。 【解決手段】 警報装置1と携行装置20の2機で一組
を構成し、両装置の距離が一定以上となったのを検出す
ると、警報装置1のスピーカ5から警報音声を発生す
る。警報音声は、複数の方言及び/又は言語にて、相異
なる複数の警報メッセージが音声データ記憶領域151
に記憶されており、指示入力記憶領域に記憶された出力
モードに従って、選択プログラム14aが音声データを
読み出し、音声合成部16にて警報音声を合成しスピー
カ5に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所有物品に装着し
て、置き引き等の盗難や置き忘れによる紛失を防止する
盗難防止警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、手荷物等の置き引きなどによ
る被害は、旅行者などを始めとして多くの人間を悩ませ
てきており、それに対して、紐などによって腕と鞄を結
んだりなどの対策を講じているが、それほどの実効性は
得られていないようである。そこで、対象の所有物に警
報装置を設置し、所有者と所有物とが一定以上の距離と
なるとブザー音などで警報を発する発明がなされてい
る。
【0003】ところが、置き引き犯が鞄を持って逃走す
る場合、仮にその鞄からブザー音などが鳴っているとし
ても、それが即座に盗難事件の発生とその当事者を意味
するとは考えにくい。そのため、周囲の第三者が犯罪に
気付くことなく、また置き引き犯は鞄を持ち去るのを諦
めることなく、結局そのまま持ち去ってしまうことも充
分考えられる。そこで、特表2000−503784号
においては、警報をブザー音でなく音声を再生すること
で周囲の第三者の関心を引き、かつ盗難事件の発生を示
唆する発明が開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかし、音声の意味するところは、聞く者
である周囲の第三者に対し、関心を引きやすく、かつ緊
急事態であることを即座に分からしめる必要がある。そ
うでないと、事態を理解した時にはすでに犯人は遠ざか
ってしまっており、被盗難物の奪回や犯人の逮捕に協力
しようとしても遅きに失する可能性がある。
【0005】本発明の課題は、周囲の第三者(及び窃盗
の当事者にも)に、事件の発生と解決への要望を切実に
伝達する効果的な表現・言語を用いた音声にて警告を行
なう盗難防止警報装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用及び効果】上記課題
を解決するために、本発明の盗難防止警報装置において
は、第一の装置と第二の装置とで構成され、その少なく
とも一方は、相互の距離を検出する装置間距離測定手段
と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物が遺失・盗
難の可能性があることを示す警報メッセージを記憶する
警報音声データ記憶部と、それらの警報音声データの中
から前記警報メッセージを選択するための警報音声デー
タ選択手段と、その選択された警報音声データにより警
報音声を出力する警報音声出力手段とを含み、前記警報
音声データ記憶部は、互いに異なる複数種の方言(標準
語を含む)による複数の具体的なメッセージを記憶し、
前記装置間距離測定手段において、前記第一の装置と前
記第二の装置の距離が所定値以上であるとき、前記警報
音声データ選択手段によって選択された警報音声データ
を、前記警報音声出力手段にて警報メッセージとして再
生出力することを特徴とする。
【0007】このようにすれば、方言の異なる地域に赴
いた際に、その地域の方言による警報音声を出力させる
ことで、警報内容を的確にその地域の人に伝えることが
できる。しかも、方言の種別を選ぶことに加えて、各方
言種別ごとに記憶された複数の具体的なメッセージから
警報音声を選択する、いわば2段階に選択する構成とし
てあるので、状況に応じた警報を発することができる。
【0008】また、上記課題を解決するための別の盗難
防止警報装置においては、第一の装置と第二の装置とで
構成され、その少なくとも一方は、相互の距離を検出す
る装置間距離測定手段と、一方の装置が付帯する所持品
等の対象物が遺失・盗難の可能性があることを示す警報
メッセージを記憶する警報音声データ記憶部と、それら
の警報音声データの中から警報メッセージを選択するた
めの警報音声データ選択手段と、その選択された警報音
声データにより警報音声を出力する警報音声出力手段と
を含み、警報音声データ記憶部は、互いに異なる複数種
の方言(標準語を含む)により、それら複数のそれぞれ
の方言種別ごとに、その方言固有の伝達特性に沿った口
調の強弱等の表現手法の異なる更に複数の具体的な警報
メッセージを記憶し、装置間距離測定手段において、第
一の装置と第二の装置の距離が所定値以上であるとき、
警報音声データ選択手段によって選択された警報音声デ
ータを、警報音声出力手段にて警報メッセージとして再
生出力することを特徴とする。
【0009】このようにすれば、方言の異なる地域に赴
いた際に、その地域の方言による警報音声を出力させる
ことで、警報内容を的確にその地域の人に伝えることが
できる。しかも、方言の種別を選ぶことに加えて、状況
に応じて、各方言種別ごとに口調の強弱等の表現手法の
異なる複数の具体的なメッセージから警報音声を選択す
る、2段階の警報音声選択としてあるので、一層きめ細
かな警報を発することができるとともに、警報がワンパ
ターンとならず陳腐化しない。
【0010】さらに、本発明の第三の盗難防止警報装置
においては、第一の装置と第二の装置とで構成され、そ
の少なくとも一方は、相互の距離を検出する装置間距離
測定手段と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物が
遺失・盗難可能性があることを示す警報メッセージを記
憶する警報音声データ記憶部と、それらの警報音声デー
タの中から前記警報メッセージを選択するための警報音
声データ選択手段と、その選択された警報音声データに
より警報音声を出力する警報音声出力手段とを含み、前
記警報音声データ記憶部に記憶される前記警報メッセー
ジは、互いに異なる複数種の言語による複数の具体的メ
ッセージを記憶し、前記装置間距離測定手段において、
前記第一の装置と前記第二の装置の距離が所定値以上で
あるとき、前記警報音声データ選択手段によって選択さ
れた警報音声データを、前記警報音声出力手段にて警報
メッセージとして再生出力することを特徴とする。
【0011】このようにすれば、言語の異なる地域に赴
いた際に、その地域の言語による警報音声を出力させる
ことで、警報内容を的確にその地域の人に伝えることが
できる。しかも、言語の種別を選ぶことに加えて、状況
に応じて、言語の種別を選ぶことに加えて各言語種別ご
とに記憶された複数の具体的メッセージから警報音声を
選択する、いわば2段階に選択する構成としてあるの
で、状況に応じた警報を発することができる。
【0012】さらに、本発明の第三の盗難防止警報装置
においては、第一の装置と第二の装置とで構成され、そ
の少なくとも一方は、相互の距離を検出する装置間距離
測定手段と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物が
遺失・盗難可能性があることを示す警報メッセージを記
憶する警報音声データ記憶部と、それらの警報音声デー
タの中から前記警報メッセージを選択するための警報音
声データ選択手段と、その選択された警報音声データに
より警報音声を出力する警報音声出力手段とを含み、警
報音声データ記憶部に記憶される警報メッセージは、互
いに異なる複数種の言語により、それら複数のそれぞれ
の言語種別ごとに、その言語固有の伝達特性に沿った口
調の強弱等の表現手法の異なる更に複数の具体的な警報
メッセージを記憶し、装置間距離測定手段において、第
一の装置と第二の装置の距離が所定値以上であるとき、
警報音声データ選択手段によって選択された警報音声デ
ータを、警報音声出力手段にて警報メッセージとして再
生出力することを特徴とする。
【0013】このようにすれば、言語の異なる地域に赴
いた際に、その地域の言語による警報音声を出力させる
ことで、警報内容を的確にその地域の人に伝えることが
できる。しかも、言語の種別を選ぶことに加えて、状況
に応じて、各言語種別ごとに口調の強弱等の表現手法の
異なる警報音声を選択できる、いわば2段階の警報音声
選択としてあるので、一層きめ細かな警報を発すること
ができるとともに、警報がワンパターンとならず陳腐化
しない。また各言語について、さらにその方言別の警報
メッセージを警報音声記憶手段に記憶し、言語、その方
言、その方言固有の表現でなる警報音声を選択できる3
段階の警報音声選択とすることもでき、こうすれば更に
きめ細かな警報を発することができる。
【0014】さらに上記警報音声発生装置において、警
報音声データ記憶部に記憶される警報メッセージは、所
定の警報メッセージに対し性別・年齢等を異ならせた複
数種の声色よりなる警報音声データを記憶するととも
に、それら複数のそれぞれの声色ごとに、その性別・年
齢等の固有の伝達特性に沿った口調・語調の強弱等の表
現手法の異なる更に複数の具体的な警報音声データを記
憶し、警報音声の出力に際して警報音声データ選択手段
は、声色ごとに記憶された警報メッセージに対応する警
報音声データの種別を、警報音声出力手段にて警報メッ
セージとして再生出力する構成とすることもできる。
【0015】このように声色を多彩に設定することによ
り、警報メッセージの口調・語調をより多彩に設定する
ことができ、発生した事態に対しよりきめ細かな警報音
声を発生させることができるとともに、また警報音声自
体もより陳腐化しにくくなる。また、警報音声データと
して、それぞれの声色毎に記憶しても良いが、メッセー
ジデータは同一のものとして、警報音声出力手段に声色
モジュールあるいはフィルタを搭載し、同一の音声デー
タを異なるモジュールで再生したり、あるいはフィルタ
で加工して異なった声色とする構成とすることもでき
る。
【0016】一方、警報音声データ選択手段に対し、警
報音声データを選択させる手段を付加することもでき
る。例えば、使用者が指示を入力する選択データ指示入
力手段を備えた構成とできる。なお、指示入力手段は、
第一装置ないし第二装置の表面等に直接備えられた入力
キーのような形態でもよいし、通信回線を介して行なう
構成としても良い。通信回線を通して入力する場合、第
一装置から第二装置へ、あるいは第二装置から第一装置
へ、などそれぞれ相互に指示入力できるようにしても良
い。なお以下の説明では、第一装置,第二装置につい
て、所有者が携行する側を携行装置、荷物等に装着する
側を警報装置と、必要に応じて呼称する。
【0017】これにより、出力する警報メッセージ及び
その声色を自在に選択することができ、該当する地域・
場所において最も効果的なものを事前に、あるいはその
都度設定することができる。その設定においては、方言
(あるいは言語)の選択、ついで選択された方言(ある
いは言語)に設定されたメッセージの選択と段階的に設
定を行なうことができる。また、設定は方言のみ(ある
いは言語のみ)としてメッセージ自体は装置が選択する
構成としたり、異種の方言(あるいは言語)からいくつ
かのメッセージを抽出して指定する設定ともできる。ま
た、複数の言語、その言語別に設定された方言、方言ご
とに設定されるメッセージ、の3段階のメッセージ選択
構造の場合も、同様に段階的に設定するようにできる。
【0018】さらに、警報音声は、同一のものを繰り返
すばかりでなく、次々に違ったものを再生するようにし
てもよい。具体的には、指示入力手段にて複数のメッセ
ージを選択し、それらを順次再生することが考えられる
が、あるいは、警報音声データを選択させる手段とし
て、乱数発生手段を備え、該乱数発生手段の発生させる
乱数と警報音声データとの間に所定の対応関係が設定さ
れ、警報音声データ選択手段は、発生した乱数に対応す
る警報音声データを選択して警報音声を出力することも
できる。
【0019】乱数によってメッセージを選択した場合
は、必ずしも最適な警報音声が出力されるとは限らない
が、その反面、意外な音声が出力されることで思わぬ効
果を呼ぶことも考えられる。また、すべてを乱数によっ
て選択するのでなく、選択入力の手段も兼備して、方言
のみ(あるいは言語のみ)、メッセージ個別などの選択
の階層を定めた後、それらの範囲の中で警報メッセージ
を乱数選択する構成としてもよい。
【0020】なお、言語、方言、表現、声色などの選択
を、自身で行なう場合、該当する地域によっては最も妥
当なものを選び出すことが困難であることも考えられ
る。それに対し、例えば、警報音声データ選択手段に、
地域とその地域において警報音声データとして適したメ
ッセージを関連付けたテーブルを備え、携行装置あるい
は警報装置にGPSなどを備えて、検出された現在地に
対応付けた警報メッセージを自動的に選択する構成とす
ることも考えられる。
【0021】メッセージの選択に際して、別の要素を参
照することも考えられる。例えば、装置間距離測定手段
において、装置間距離を何段階かに検出可能としたり、
あるいはタイマ手段を搭載して、装置間距離の大きさや
最初の警報音声再生から一定時間カウントする。これに
より、装置間距離の拡大や作動時間の経過に従って、警
報メッセージの選択を変更し、より警告性の高いメッセ
ージに変えていったり、警報音声の再生ボリュームを漸
次大きくしていくことなどもできる。
【0022】その一方、盗難によってではなく、置き忘
れなどで警報装置と携行装置とが離れてしまうこともあ
る。この場合に盗難時と区別して、携行装置のみに置き
忘れを報知する構成とすることも考えられる。具体的に
は、警報装置に振動センサや速度センサなどを備えて、
所定値以上の装置間距離が検出されるとともに、同時に
振動や移動が検出されれば盗難と判断して警報音声を発
生し、また携行装置も報知を行なう。しかし、距離の検
出だけなら置き忘れと判断して携行装置のみが報知を行
なう構成ともできる。
【0023】両装置間の通信は、常時維持されているこ
とが望ましいので、通常無線のみならず、ブルートゥー
スなどに代表される短距離無線通信などを用いることも
できる。また、その一方、携行装置は、携帯電話などの
他の携帯端末と統合することもできる。この場合は、該
携帯電話には通話用の送受信器以外に、盗難防止警報装
置用の送受信器を備えることになる。また、該警報装置
の距離測定手段の検出する受信電波の電波強度の変化に
よる電圧変動をトリガとして、バイブレーターの振動や
着メロなどを起動し、所有者への報知手段として兼用す
ることもできる。
【0024】警報音声データ選択手段に対し、一方の装
置から他方の設定を通信回線を介して入力する構成を前
記したが、それら警報音声の選択方法の指示のみなら
ず、警報の作動状態の指示も行なえる構成としても良
い。そのような指示が可能であると望ましい場合があ
る。例えば、航空機に搭乗する時などのように両装置間
の離間を余儀なくされる場合、荷物を預けたときに作動
してしまうと大変煩わしい。これに対し、離れたまま警
報スイッチをオフにできれば都合が良い。また、置き引
き犯に首尾よく近づいた場合、距離が近くなることで警
報が止まってしまい、混雑していたり同じ場所に似たよ
うな荷物が複数あるなどで最終的に見付けるのに時間が
かかってしまう可能性がある。これに対し、一度警報を
発したら装置間距離に関わらず所有者が直接警報音声の
発生を解除しない限り停止しない設定に変更すれば装置
を装着した所有物を確保しやすい。さらに、置き忘れの
報知に気付かず後で探す羽目になった場合、見付けるの
に苦労することもあり得る。これに対し、置き忘れの場
合でも警報音声を発生するように携行装置から変更でき
れば、容易に発見することができる。
【0025】なお、携行装置と警報装置は同一の構成と
しても良いし、携行装置には警報音声を発生させる機構
を搭載しない軽微な構成としてもよい。また、一つの携
行装置に対して複数の警報装置を対応付けてもよい。
【0026】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の盗難防止警報装
置の実施形態を、図面に基いて説明する。図1は本発明
の一実施例としての、警報装置1と携行装置20の二機
で一組の盗難防止警報装置100の外観を示す全体図で
ある。警報装置1は、警報音声の出力内容や出力条件を
指示する入力キー4、該入力キーにて入力される内容を
表示して確認させる液晶表示部3、警報音声を出力する
スピーカ5と、それらを露出する形で形成された筐体
2、該筐体2を荷物等に装着するための装着部7、筐体
2の上方に突出するように設けられた送受信アンテナ6
によって構成される。また、携行装置20は、警報音声
の出力内容や出力条件を指示する入力キー4、該入力キ
ーにて入力される内容を表示して確認させる液晶表示部
3、警報音声を出力するスピーカ5と、それらを露出す
る形で形成された筐体2、筐体2の上方に突出するよう
に設けられた送受信アンテナ6によって構成される。ま
た、携行装置20は携帯電話を兼ねているので、携帯電
話用の送受信アンテナ8も備えられている。
【0027】なお、装着部7は、ベルト、圧着テープ等
を用いることが考えられるが、置き引き犯に警報音源を
荷物から分離させないために、より堅固に装着すること
も効果がある。例えば、装着部7は、荷物側に固定的に
被装着部を設け、そこに係合する形態としても良い。
【0028】警報装置1及び携行装置20は、図2に示
すように、送受信器10を内蔵している。送受信器10
には、図3に示すように、送信回路10a、受信回路1
0b、受信距離判別回路10c及びA/D変換器10d
が備えられている。送信回路10aは常時通信波を発生
している。この通信波を対になるもう一方の装置の受信
回路10bが受信し、受信距離判別回路10cにて装置
間距離を判別している。受信距離判別回路10cは例え
ば、受信電波の強度を電圧に変換し、比較回路によっ
て、5m、10m、20mの3段階に対応するように設
定された定電圧との比較を行なう。なお本実施例では、
5m以上を検出したときに警報出力指示は行なう設定と
してある。また、10m、20mに関しては、後述する
エスカレーションモードを選択している場合に、出力す
るメッセージの内容の変更と関連付けられている。な
お、各回路の具体的な回路は公知のものを用いているの
でここでは省略する。またA/D変換器10dは、アナ
ログ回路である送受信器10と制御部11とを接続して
いる。
【0029】制御部11には、CPU12、該CPU1
2のワークエリアとして稼動するRAM13、警報音声
データ選択手段である選択プログラム14aと乱数発生
手段である乱数発生プログラム14bを収納したROM
14、警報メッセージを音声データの形で記憶する音声
データ記憶領域151と出力モードの指示入力を記憶す
る指示入力記憶領域152とが設けられたデータ記憶部
15、及び警報音声データから警報音声を合成する音声
合成部16とが備えられ、これらがI/Oポート17を
介して相互に接続されている。
【0030】図4はデータ記憶部15に設けられた音声
データ記憶領域151の内容構成の一例を示している。
すなわち、該音声データ記憶領域151には、複数種類
の警報音声を発生させるための、各音声の波形等を符号
化した警報音声データ(以下、単に音声データともい
う)A11、A12、‥‥等が、それら各警報音声を特
定するための警報音声特定データとしてのインデックス
データ(以下、音声インデックスという)a11、a1
2、‥‥等と対応付けた形で記憶されており、該音声イ
ンデックスにより警報音声データを特定できるようにな
っている。また、それら音声データ及び音声インデック
スに対応して、警報音声の内容を文字表示するための文
字データA'11、A'12、‥‥等も記憶されている。
図5に、音声データ記憶領域151に記憶された警報音
声データの内容例を示す。警報音声データは、例えば置
き引き犯に警告を発したり、あるいは周囲の他の人間の
注意・注目を引いたり、荷物の奪還・犯人の捕獲などを
懇願する叫びなどの音声データであり、メッセージ内容
に対応した語調やアクセントを有する実際の音声あるい
は人工音声による成人男性、若い女性、子供の声にてな
る音声データとして記憶されている。このような警報音
声データは、音声データ記憶領域151に、図5(a)
に示すような音声データ151aとして方言(あるいは
言語)毎に整理され、それぞれ複数の表現で記憶されて
おり、Xmnの形でインデックスが付けられている。な
お、Xは言語、mは方言、nはメッセージレベル(警告
の度合いや、呼び掛けの切迫感などの表現レベルを示
す)、あるいはメッセージ種別を示している。またメッ
セージレベルは、数値が大きくなるに従って、警告の度
合いや呼び掛けの切迫感の表現が増すようにされてい
る。なお、本実施例では図5(b)に示すように単一言
語の複数の方言よりなるメッセージ構成としてあるた
め、特にXには意味はないが、図5(a)に示す別の構
成例のように、言語のみ複数とする音声データ151b
や複数の言語とそれぞれの方言を有する音声データ15
1cなどと共通に説明できる符号構成としてある。つま
り、A11、A12、…は、Aが日本語、左側の1が東
京弁(標準語)を示し、右側の1、2、…がメッセージ
レベルを示しており、A21、A22、…は博多弁によ
る表現で、それぞれA11、A12、…と対応して、例
えばA12、A13が「泥棒、荷物を返せ」「誰かこい
つは捕まえてくれ」であり、A22、A23が「泥棒
〜、ぬしゃ、そん荷物ば返さんか〜」「だるか、こやつ
ば つかまえちはいよ〜」であるように、同一ないし類
似したメッセージレベルの音声データが記憶されてい
る。
【0031】制御部11は、距離判別回路10cが所定
の離間距離(5m)を検出すると、指示入力記憶領域1
52に記憶された出力モードに従って、選択プログラム
14aが音声データ記憶領域151に収められた警報メ
ッセージを記録した音声データを読み出して警報音声を
合成しスピーカ5に出力する。また、入力キー4からモ
ード設定の入力が為されると、手順に従って変更を行な
い、その結果を新たな出力モードとして指示入力記憶領
域152に記憶する。また、その際の設定経過を示すダ
イアログを液晶表示部3に表示させる。
【0032】一方、携行装置20には、図示しないCP
U、RAM等を含んで構成される報知制御部21が備え
られている。報知制御部21は、バイブレーション機構
部23、液晶表示部3及び入力キー4と接続され、距離
判別回路10cが所定の離間距離(5m)を検出する
と、バイブレーション機構部23を作動させ、所有者に
対し、警報装置を装着した荷物に異変があったことを報
知する。また、警報モード設定指示、及び作動条件の指
示入力においては、入力キー4からの入力に対し、その
内容を液晶表示部3にて表示すると共に、送受信器から
警報装置1に向けて送信する。この指示コマンドは、距
離確認のため常時送受信されている通信波に乗せて搬送
する。なお、携行装置20には携帯電話機構部22も備
えられており、バイブレーション機構部23、液晶表示
部3及び入力キー4は、携帯電話機構部22とも接続さ
れ、携帯電話装置の一環としても機能している。なお、
携帯電話機構部22の構成要素とその作動については、
公知の電話機と全く同じであるので説明を省略する。
【0033】次に、この盗難防止警報装置100の使用
と作動について、図6以下に示すフローチャートを用い
て説明する。図6は警報装置1の使用と作動に関するメ
インフローチャートである。まず、警報がセットされて
いても(S1:Yes)、いなくても(S1:No)、
キータッチがあれば、即ち入力キー4からの入力があれ
ば、S10へ進んで後述の設定入力処理を行なう。警報
がセットされており(S1:Yes)、キータッチがな
い(S2:No)場合、盗難防止警報装置100が作動
状態にある。この時、警報装置1と携行装置20は互い
に常時信号を発信しており、装置間距離を測定している
(S4)。装置間距離が5m以内であれば(S4:Ye
s)、異常なしとして処理を終了するが、5m以上であ
ると検知すれば(S4:No)、作動停止の指示入力
(S5:Yes)が無い限り、S6以下へ進んで、指示
入力記憶領域152から警報モードを読み込み(S
6)、それに従って音声データ記憶領域151から対応
する音声データを読出し(S7)、音声合成部16にて
合成してスピーカ5より出力する。そして、作動停止指
示があるか、装置間距離が5m以内になるまでこれを繰
り返す。なお、S9にて装置間距離の無視指示があった
場合は、ループはS5〜S9間とされ、装置間距離が5
m以内に近づいても動作は停止しない。
【0034】次に、図7のフローチャートに基づいて、
設定入力処理について説明する。設定入力は、装置間距
離が5m以内(S21:Yes)の場合に起動できる。
まず、現状の設定のままとする場合はS22にて処理を
終了する。また、警報のセット/解除を行なう場合はS
23にてセット/解除を選択し(S23:Yes)、S
27にてセットないし解除を行なって終了する。セット
/解除を選択しなければ、モード変更に移る。モード変
更処理は図8に示すサブルーチンに従って行なわれる。
まず、S41にてランダムモードか否かを選択する。ラ
ンダムモードを選ばない(S41:No)場合は、S4
2に進んでエスカレートモードを選ぶか否かを選択す
る。これも選ばない場合(S42:No)、通常モード
となる。このときは、S44に進んで方言(本実施例で
は、東京弁、博多弁、関西弁から選択可能,仮に東京弁
を選択とする)を選択する。そしてS45にて声色を、
S46で警報メッセージを選択する(「何するんだ」
「泥棒!泥棒!荷物を返せ」「誰かこいつを捕まえてく
れ」などから選択する)。なお、言語と方言を選択する
装置や言語を選択する構成であった場合は、S44の前
にS43にて言語を選択し、その後、S44にて方言の
選択(あるいはS44を飛ばして)、S45のメッセー
ジの選択へと進む。その際、警報メッセージは単一でも
良いが、複数を選択してもよい。複数の場合は、選択し
たメッセージが順に読み込まれて再生されるよう設定さ
れる。
【0035】S41にてランダムモードを選択した場合
はS48〜S50に進み、通常モード同様に、方言、声
色、メッセージレベルの順に選択を行っていく。また、
このモードでも同様に、言語選択する構成の場合はS4
7にて言語の選択を行なう。もちろん、方言選択を行な
わない構成ならばS48を省略することは言うまでもな
い。なお、このランダムモードを選択した場合は、いず
れの選択の項目にも「ランダム」が追加されており、こ
れを選択することで乱数発生プログラム14bの発生す
る乱数に従って警報音声が選択される。なお、乱数発生
プログラムの発生する乱数、及びその乱数にメッセージ
を対応付ける方法の一例としては、例えば、発生する乱
数は、Xmnoの4桁の記号・数字にて構成されたもの
とし、それぞれ言語(X)、方言(m)、メッセージレ
ベル(n)、声色(o)に対応させる。そして、モード
設定において、ランダム指定した要素のみを乱数として
取得するとすれば対応付けが容易となる。
【0036】一方、S42にてエスカレートモードを選
択した場合(S42:Yes)は、S52〜S53に
て、言語、方言、声色を選択していく。なお警報メッセ
ージは、計測される装置間距離に対応したメッセージレ
ベルのものを選択するので、メッセージないしメッセー
ジレベルの選択は省略されている。また、言語選択する
構成の場合はこのモードの場合も同様に、S51にて言
語の選択を行なう。
【0037】このようにして警報モード変更入力が終了
すると、図7に戻り、S25にて設定したモードに従っ
て選択される警報音声の再生を指示することができる。
指示された場合(S25:Yes)はS26にて音声の
再生を行なった後に、指示しなかった場合はそのままS
22へ戻る。そしてこの新たな設定を無効にして終了し
ても良い(S22:Yes)が、これで良ければ、S2
3にてセットを指定し、S27でセットを完了して終了
する。
【0038】また、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々に
変形することが可能である。例えば、音声データ記憶領
域を有するデータ記憶部を、制御部内に固定的に設けて
いるが、これを移動型記憶媒体などの形態として入れ替
え可能とすれば、新たな言語、方言、表現などを漸次追
加することで、時代・地域・世相などを反映して最も相
応しい警報メッセージを選択できるようになる。また、
声色に関しても、音声データから分離してモジュール化
する形態を採ると共に、その声色モジュールをも入れ換
え可能とすればより、多彩な表現を取り得、より相応し
い警報音声とすることが可能となる。また、携行装置は
携帯電話機を兼ねるもの以外に、専用機として構成して
もよく、その携行用専用機には第二装置としての警報装
置へ電波発信するだけの単純なものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】2機一組でなる、本発明の盗難防止警報装置の
外観図。
【図2】警報装置及び携行装置の内部構成を示すブロッ
ク図。
【図3】送受信器の構成を表わすブロック図。
【図4】音声データ記憶領域の内容構成の対応を説明す
る図。
【図5】音声データが並べられたデータテーブルを説明
する図。
【図6】警報装置の使用と作動に関するフローチャー
ト。
【図7】図6の設定入力処理に関するサブルーチンを示
すフローチャート。
【図8】図7の警報モード変更処理に関するサブルーチ
ンを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 警報装置 4 入力キー 5 スピーカ 6 送受信アンテナ 11 制御部 14a 選択プログラム 14b 乱数発生プログラム 151 音声データ記憶領域 152 指示入力記憶領域 16 音声合成部 20 携行装置 23 バイブレーション機構部 100 盗難防止警報装置
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月13日(2002.9.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段と作用及び効果】上記課題
を解決するために、本発明の盗難防止警報装置において
は、第一の装置と第二の装置とで構成され、その少なく
とも一方は、相互の距離を検出する装置間距離測定手段
と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物が遺失・盗
難の可能性があることを示す警報メッセージを記憶する
警報音声データ記憶部と、それらの警報音声データの中
から前記警報メッセージを選択するための警報音声デー
タ選択手段と、その選択された警報音声データにより警
報音声を出力する警報音声出力手段とを含み、前記警報
音声データ記憶部は、所定の警報内容に対して互いに異
なる複数種の方言(標準語を含む)により出力するため
複数の具体的な方言データを記憶するとともに、そ
れら複数のそれぞれの方言種別ごとに、口調の強弱等の
表現手法の異なる更に複数の具体的な方言データを記憶
し、前記警報音声データ選択手段は、警報音声の出力に
際してそれら複数種の方言による警報音声データの中か
ら所定の方言データの種別を選択するとともに、更に種
別ごとの前記具体的な方言データが選択され、前記警報
音声出力手段はその警報音声を具体的な方言データによ
る方言音声によって警報メッセージとして出力してお
り、前記装置間距離測定手段において、前記第一の装置
と前記第二の装置の距離が所定値以上であるとき、前記
警報音声データ選択手段によって選択された方言による
警報音声データを、前記警報音声出力手段にて警報メッ
セージとして再生出力することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】このようにすれば、方言の異なる地域に赴
いた際に、その地域の方言による警報音声を出力させる
ことで、警報内容を的確にその地域の人に伝えることが
できる。しかも、方言の種別を選ぶことに加えて、各方
言種別ごとに、口調の強弱等の表現手法の異なる方言音
声を状況に応じて記憶された複数の具体的な方言による
メッセージから警報音声を選択する構成としてあるの
で、状況に応じた警報を発することができ、一層きめ細
かな警報ができるとともに、警報がワンパターンとなら
ず、陳腐化しない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、上記課題を解決するための別の盗難
防止警報装置においては、第一の装置と第二の装置とで
構成され、その少なくとも一方は、相互の距離を検出す
る装置間距離測定手段と、一方の装置が付帯する所持品
等の対象物が遺失・盗難の可能性があることを示す警報
メッセージを記憶する警報音声データ記憶部と、それら
の警報音声データの中から警報メッセージを選択するた
めの警報音声データ選択手段と、その選択された警報音
声データにより警報音声を出力する警報音声出力手段と
を含み、警報音声データ記憶部は、互いに異なる複数種
の方言(標準語を含む)により、それら複数のそれぞれ
の方言種別ごとに、その方言固有の伝達特性に沿った口
調の強弱等の表現手法の異なる複数の具体的な警報メッ
セージを記憶し、装置間距離測定手段において、第一の
装置と第二の装置の距離が所定値以上であるとき、警報
音声データ選択手段によって選択された警報音声データ
を、警報音声出力手段にて警報メッセージとして再生出
力するとともに、この再生出力中の警報メッセージは装
置間距離を無視して近づいても動作停止しないことを特
徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】このようにすれば、方言の異なる地域に赴
いた際に、その地域の方言による警報音声を出力させる
ことで、警報内容を的確にその地域の人に伝えることが
できる。しかも、方言の種別を選ぶことに加えて、状況
に応じて、各方言種別ごとに口調の強弱等の表現手法の
異なる複数の具体的なメッセージから警報音声を選択す
る、2段階の警報音声選択としてあるので、一層きめ細
かな警報を発することができるとともに、盗難防止警報
装置として出力中の警報メッセージは第一装置と第2装
置が警報中に接近しても警報音声は解除されない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】さらに、本発明の第三の盗難防止警報装置
においては、第一の装置と第二の装置とで構成され、そ
の少なくとも一方は、相互の距離を検出する装置間距離
測定手段と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物が
遺失・盗難可能性があることを示す警報メッセージを記
憶する警報音声データ記憶部と、それらの警報音声デー
タの中から前記警報メッセージを選択するための警報音
声データ選択手段と、その選択された警報音声データに
より警報音声を出力する警報音声出力手段とを含み、警
報音声データ記憶部に記憶される警報メッセージは、互
いに異なる複数種の言語により、それら複数のそれぞれ
の言語種別ごとに、その言語固有の伝達特性に沿った口
調の強弱等の表現手法の異なる複数の具体的な警報メッ
セージを記憶し、装置間距離測定手段において、第一の
装置と第二の装置の距離が所定値以上であるとき、警報
音声データ選択手段によって選択された警報音声データ
を、警報音声出力手段にて警報メッセージとして再生出
力するとともに、この再生出力する警報メッセージは装
置間距離を無視して近づいても動作停止しないことを特
徴とする。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月24日(2003.2.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 盗難防止・置き忘れ防止警報装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段と作用及び効果】上記課題
を解決するために、本発明の盗難防止警報装置において
は、携帯する携行装置である第一の装置と所持品等の対
象物に装着する警報装置である第二の装置とで構成され
た盗難防止及び置き忘れ防止警報装置であって、第一の
装置及び第二の装置には、それぞれ送受信用のアンテナ
と、送受信器と、この送受信器に備えられた受信回路が
通信波を受信して受信距離判別回路にて相互の距離を検
出する装置間距離測定手段とを備え、更に第二の装置に
は所持品等の対象物の振動や移動を検出する振動センサ
もしくは速度センサを備えており、第一の装置及び第二
の装置には、前記装置間距離測定手段によって第二の
置が付帯する所持品等の対象物が遺失・盗難の可能性が
あることを示す警報メッセージを記憶する警報音声デー
タ記憶部と、それらの警報音声データの中から前記警報
メッセージを選択するための警報音声データ選択手段
と、その選択された警報音声データにより警報音声を出
力する警報音声出力手段とを含み、前記警報音声データ
記憶部は、互いに異なる複数種の方言(標準語を含む)
を出力するための方言種別ごとに整理した警報音声デー
タを記憶するとともに、それら複数のそれぞれの方言種
別ごとに、その方言固有の伝達特性に沿った口調の強弱
等の表現手法の異なる更に複数の具体的な警報メッセー
ジを記憶し、前記装置間距離測定手段において、前記第
一の装置と前記第二の装置の距離が所定値以上であると
き、前記警報音声データ選択手段によって選択された方
言による警報音声データを、前記警報音声出力手段にて
警報メッセージとして、第一の装置及び第二の装置のそ
れぞれから再生出力するとともに、前記装置間距離測定
手段によって所定値以上の装置間距離が検出されたとき
において、振動センサや速度センサによって同時に振動
や移動が検出されれば盗難と判断して警報音声を発生す
ると共に、前記振動センサもしくは速度センサが不作動
時には、置き忘れと判断して第一の装置のみ再生出力す
ることを特徴とする。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の装置と第二の装置とで構成され、
    その少なくとも一方は、相互の距離を検出する装置間距
    離測定手段と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物
    が遺失・盗難の可能性があることを示す警報メッセージ
    を記憶する警報音声データ記憶部と、それらの警報音声
    データの中から前記警報メッセージを選択するための警
    報音声データ選択手段と、その選択された警報音声デー
    タにより警報音声を出力する警報音声出力手段とを含
    み、 前記警報音声データ記憶部は、互いに異なる複数種の方
    言(標準語を含む)による複数の具体的なメッセージを
    記憶し、 前記装置間距離測定手段において、前記第一の装置と前
    記第二の装置の距離が所定値以上であるとき、前記警報
    音声データ選択手段によって選択された警報音声データ
    を、前記警報音声出力手段にて警報メッセージとして再
    生出力することを特徴とする盗難防止警報装置。
  2. 【請求項2】 第一の装置と第二の装置とで構成され、
    その少なくとも一方は、相互の距離を検出する装置間距
    離測定手段と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物
    が遺失・盗難の可能性があることを示す警報メッセージ
    を記憶する警報音声データ記憶部と、それらの警報音声
    データの中から前記警報メッセージを選択するための警
    報音声データ選択手段と、その選択された警報音声デー
    タにより警報音声を出力する警報音声出力手段とを含
    み、 前記警報音声データ記憶部は、互いに異なる複数種の方
    言(標準語を含む)により、それら複数のそれぞれの方
    言種別ごとに、その方言固有の伝達特性に沿った口調の
    強弱等の表現手法の異なる更に複数の具体的な警報メッ
    セージを記憶し、 前記装置間距離測定手段において、前記第一の装置と前
    記第二の装置の距離が所定値以上であるとき、前記警報
    音声データ選択手段によって選択された警報音声データ
    を、前記警報音声出力手段にて警報メッセージとして再
    生出力することを特徴とする盗難防止警報装置。
  3. 【請求項3】 第一の装置と第二の装置とで構成され、
    その少なくとも一方は、相互の距離を検出する装置間距
    離測定手段と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物
    が遺失・盗難可能性があることを示す警報メッセージを
    記憶する警報音声データ記憶部と、それらの警報音声デ
    ータの中から前記警報メッセージを選択するための警報
    音声データ選択手段と、その選択された警報音声データ
    により警報音声を出力する警報音声出力手段とを含み、 前記警報音声データ記憶部に記憶される前記警報メッセ
    ージは、互いに異なる複数種の言語による複数の具体的
    メッセージを記憶し、 前記装置間距離測定手段において、前記第一の装置と前
    記第二の装置の距離が所定値以上であるとき、前記警報
    音声データ選択手段によって選択された警報音声データ
    を、前記警報音声出力手段にて警報メッセージとして再
    生出力することを特徴とする盗難防止警報装置。
  4. 【請求項4】 第一の装置と第二の装置とで構成され、
    その少なくとも一方は、相互の距離を検出する装置間距
    離測定手段と、一方の装置が付帯する所持品等の対象物
    が遺失・盗難可能性があることを示す警報メッセージを
    記憶する警報音声データ記憶部と、それらの警報音声デ
    ータの中から前記警報メッセージを選択するための警報
    音声データ選択手段と、その選択された警報音声データ
    により警報音声を出力する警報音声出力手段とを含み、 前記警報音声データ記憶部に記憶される前記警報メッセ
    ージは、互いに異なる複数種の言語により、それら複数
    のそれぞれの言語種別ごとに、その言語固有の伝達特性
    に沿った口調の強弱等の表現手法の異なる更に複数の具
    体的な警報メッセージを記憶し、 前記装置間距離測定手段において、前記第一の装置と前
    記第二の装置の距離が所定値以上であるとき、前記警報
    音声データ選択手段によって選択された警報音声データ
    を、前記警報音声出力手段にて警報メッセージとして再
    生出力することを特徴とする盗難防止警報装置。
  5. 【請求項5】 前記警報音声データ記憶部に記憶される
    前記警報メッセージは、所定の警報メッセージに対し性
    別・年齢等を異ならせた複数種の声色よりなる警報音声
    データを記憶するとともに、それら複数のそれぞれの声
    色ごとに、その性別・年齢等の固有の伝達特性に沿った
    口調・語調の強弱等の表現手法の異なる更に複数の具体
    的な警報音声データを記憶し、 警報音声の出力に際して前記警報音声データ選択手段
    は、声色ごとに記憶された前記警報メッセージに対応す
    る警報音声データの種別を、前記警報音声出力手段にて
    警報メッセージとして再生出力する請求項1ないし4の
    いずれか1項に記載の盗難防止警報装置。
  6. 【請求項6】 警報音声データ選択手段に対し、所望の
    警報音声データを選択させる指示を入力する選択データ
    指示入力手段を備えた、請求項1ないし5のいずれか1
    項に記載の盗難防止警報装置。
  7. 【請求項7】 乱数発生手段を備え、該乱数発生手段の
    発生させる乱数と警報音声データとの間に所定の対応関
    係が設定され、警報音声データ選択手段は、発生した乱
    数に対応する警報音声データを選択して警報音声を出力
    する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の盗難防止
    警報装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011011405A2 (en) * 2009-07-20 2011-01-27 University Of Memphis Research Foundation Theft detection systems and methods
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JP2016111559A (ja) * 2014-12-08 2016-06-20 凸版印刷株式会社 置き忘れ防止システム
JP2016126370A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社クローバー・ネットワーク・コム 盗難紛失防止システム

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WO2011011405A3 (en) * 2009-07-20 2011-05-05 University Of Memphis Research Foundation Theft detection systems and methods
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