JP3336953B2 - 携帯用通信機 - Google Patents

携帯用通信機

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JP3336953B2 JP13660298A JP13660298A JP3336953B2 JP 3336953 B2 JP3336953 B2 JP 3336953B2 JP 13660298 A JP13660298 A JP 13660298A JP 13660298 A JP13660298 A JP 13660298A JP 3336953 B2 JP3336953 B2 JP 3336953B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯用小型無線呼び
出し機(ポケットベル)、携帯電話機等の携帯用通信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯用通信機において、例えば、実用新
案登録第3023162号公報には、暴漢等に襲われた
場合の防犯用として呼出音と異なる警報音を発生する機
能を有する携帯用小型無線呼び出し機(以下、ポケット
ベル)や携帯電話機が開示されている。
【0003】この従来技術では、何れかのキーを一定時
間以上押し続けると、警報音を発生するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この携
帯電話機等を、待ち受け状態(電源を入れ電話を使用し
ていない状態)で、例えば、鞄等に入れて携帯している
ような時に、キーが鞄の内容物と接触して、誤って警報
音を発してしまう恐れがある。これは、常に、警報音の
発生のためのキーを受け付けてしまうためである。
【0005】そこで、本発明は、警報音を発生すること
が可能な携帯通信機において、使用者の意図しない時に
誤ってキーが操作され、警報音が鳴り出してしまうのを
防止する事が可能な携帯用通信機を提供する事を目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よれば、モード設定手段にて警報音を発生する処理を有
効にする警報音発生モードの設定ができる。そして、こ
の警報音発生モードにおいて、何れか複数のキーが同時
に一定時間以上押下されたことを検出すると、警報音発
生手段が警報音を発生する。
【0007】従って、使用者により警報音発生モードの
設定が可能となり、警報音の発生が全く不要である時に
は、警報音発生モードを解除して通常モードとすること
で、使用者の意図しない時に誤ってキーが操作され、警
報音が鳴り出してしまうのを防止する事ができる。
た、警報音発生モードにおいて、何れか複数のキーを同
時に一定時間以上押下されないと警報音が発生しないの
で、誤ってキーが操作され警報音が鳴りだしてしまうの
を、より一層防止することができると共に、必要時にお
ける警報音発生を容易に行うことができる。
【0008】請求項2記載の本発明によれば、請求項1
記載の携帯用通信機において、所定時間計測手段にて警
報音発生モードが所定時間経過した事を計測すると、モ
ード制御手段はこの警報音発生モードを解除するように
制御する。従って、使用者が警報音発生モードの設定を
解除し忘れたとしても、所定時間後には、自動的に解除
される。これにより、誤ってキーが操作され、警報音が
鳴り出してしまうのを防止する事ができる
【0009】
【0010】請求項記載の本発明によれば、何れか
数のキーが同時に押下されたことをキー押下検出手段に
て検出すると、警報音発生手段により警報音が発生す
る。従って、何れかの複数のキーが同時に押下されない
と警報音が発生しないので、誤ってキーが操作され、警
報音が鳴り出してしまうのを防止する事ができる請求
記載の本発明によれば、請求項記載の携帯用通信
機において、キー押下が一定時間以上経過した時に警報
音を発生する。つまり、何れか複数のキーを同時に一定
時間以上押下し続けた時に警報音を発生する。従って、
誤ってキーが操作され、警報音が鳴り出してしまうのを
より一層防止する事ができる
【0011】請求項5記載の本発明によれば、請求項1
乃至請求項4記載の携帯用通信機において、警報音発生
手段としてスピーカ及びブザーを用いるので、より一層
大きな警報音を発生することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(携帯
電話機)について図1、図2を参照して説明する。図1
は、本発明の一実施例に係る携帯電話機のブロック図で
あり、図2は、その作動を示すフローチャートである。
【0013】携帯電話機10の電気的構成を示す図1に
おいて、モード制御手段及び制御手段としての制御回路
11は、マイクロコンピュータを主体として構成されて
おり、この制御回路11には、キー12、タイマー1
3、ディスプレイ14ならびに音声処理部15が接続さ
れている。また、音声処理部15は、スピーカ(受話
器)16、着信音を発生するブザー17及びマイク(送
話器、図示省略)に接続されている。
【0014】キー12は、各種キーのうちの何れかのキ
ーが操作された事に応じて、キー操作検出信号を制御回
路11に出力するようになっており、このとき、制御回
路11は、キー12から与えられたキー操作検出信号を
解読して識別するようになっている。所定時間計測手段
及び時間検出手段としてのタイマー13は、制御回路1
1からの時間計時の開始信号を受けて時間を計測するも
のである。
【0015】ディスプレイ14は、制御回路11から押
下されたキー12に対応する各種表示信号が与えられる
ようになっており、それら各種表示信号が与えられた事
に応じて、リダイヤル番号及び相手先名称などの各種表
示メッセージを表示するようになっている。警報音制御
手段としての音声処理部15は、制御回路11からの制
御信号に基づきスピーカ16に警報音発生のための警報
音発生信号を出力する。
【0016】また、上記構成の携帯電話機10は、警報
音発生機能を備え、この警報音発生機能として、警報音
を発生する処理を有効にする警報音発生モードと、この
警報音発生モードを解除して警報音を発生する処理を無
効にする通常モードとを有する。この警報音発生モード
は、使用者の操作により設定されるもので、例えば、キ
ー12に備えている「F」キーを操作し、その後に
「*」キーを操作した時に有効となるように警報音発生
設定コードが設定されている。一方、警報音発生モード
時に、使用者が上記と同様の警報音発生設定コードを操
作すると、警報音発生機能が解除され通常モードになる
ように設定されている。
【0017】次に、上記構成の制御回路11における作
用について、図2に示すフローチャートを参照して説明
する。制御回路11は、使用者の警報音発生設定コード
により警報音発生モードに設定されると、ステップS1
にて制御を開始する。ステップS2では、タイマー13
に時間計時のための開始信号を付与して時間計時を開始
する。この時、タイマー13は、リセットされ、0から
計時する。
【0018】ステップS3では、タイマー13による計
測中の時間が、所定時間である30分を経過したか否か
を判断する。30分を経過していると「YES」と判断
し、ステップS8に移行する。このステップS8では、
警報音発生モードを解除し、通常モードに設定して制御
を終了する。一方、30分を経過しておらず「NO」と
判断すると、次のステップS4に移行する。
【0019】次のステップS4では、何れかの複数のキ
ーを同時に一定時間以上操作されているか否かを判断す
る。複数キーを同時に一定時間以上操作されていない場
合は「NO」と判断して、ステップS3に戻る。一方、
複数キーを同時に一定時間以上操作している場合は「Y
ES」と判断して、次のステップS5に移行する。な
お、一定時間は、例えば、2秒であり、タイマー13に
より計時される。
【0020】ステップS5では、音声処理部15を介し
てスピーカ16より警報音を発生する。ステップS6で
は、キー12に設けられた終話キー(図示省略)が操作
されているか否かを判断する。終話キーが操作されてい
る時には「YES」と判断して次のステップS7に移行
する。一方、終話キーが操作されていない時には「N
O」と判断してステップS5に戻り警報音を発生しつづ
ける。
【0021】ステップS7では、音声処理部15を介し
てスピーカ16から発生していた警報音を停止し、次の
ステップS8に移行して警報音発生モードを解除し、通
常モードに設定して制御を終了する。上記のように構成
する事で、使用者が警報音発生モードの設定を行う事が
でき、使用者の意図しない時、つまり鞄の中に入れて携
帯しているような時に誤ってキーが操作され、警報音が
鳴り出してしまうのを防止する事ができる。
【0022】また、複数のキーを同時に一定時間以上操
作した場合に警報音を発生するように構成したので、誤
ってキーが操作され、警報音が鳴り出してしまうのを防
止することができる。なお、本実施例では、ステップS
3における所定時間を30分としたが、60分や、それ
以上の時間としても良い。また、この所定時間を使用者
が設定できるようにしても良い。使用者が所定時間を設
定できるように構成する事で、使用者の生活環境、例え
ば、徒歩による通勤時間等にあわせた設定が可能とな
る。
【0023】また、本実施例では、スピーカ16から警
報音を発生するように構成したが、携帯電話機10に設
けられた着信音発生用のブザー17を利用して警報音を
発生するようにしても良い。また、より一層の大音量で
の警報音を発生するために、スピーカ16とブザー17
とを同時に利用して警報音が発生するようにしても良
い。
【0024】詳細に説明するために、図3(a)〜図3
(c)には、スピーカ16、ブザー17、スピーカ16
とブザー17との両方における周波数特性を示す。図3
(a)に示すように、ブザー16単独では1K及び3K
程度の周波数帯域に比較して2K程度の周波数帯域にお
いて音量が小さい。一方、図3(b)に示すように、ブ
ザー17単独では2K程度の周波数帯域において大音量
を鳴らす事ができる。このスピーカ16とブザー17と
を同時に鳴音させることで、図3(c)に示すように広
い周波数帯域にて大音量を鳴らす事ができる。
【0025】また、本実施例では、ステップ107、1
08に示すように、終話キーが押下された場合に警報音
を停止するように構成したが、終話キーに特定されるも
のではなく、他のキーに設定してもよい。また、鞄等に
入れて携帯しているような時に、操作キーが鞄の内容物
と接触して、携帯電話機が誤動作してしまうことを防止
する誤動作防止モードに切換えることができる誤動作防
止機能を備えた携帯電話機において、警報音発生モード
時には、誤動作防止モードを解除するようにしても良
い。これにより、キー入力を受け付ける事ができ、使用
者が誤動作防止モードを解除する事無く警報音を発生す
る事ができる。
【0026】なお、本発明は、携帯電話機に限るもので
はなく、ポケットベル等携帯用通信機に適用しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の携帯電話機のブロック
図である。
【図2】本発明の実施の一形態の制御回路の動作を示す
フローチャートである。
【図3】(a)〜(c)は、周波数−音量特性を示す図
である。
【符号の説明】
10 携帯電話機 11 制御回路(モード制御手段、制御手段、キー押
下検出手段) 12 キー 13 タイマ(所定時間計測手段、時間検出手段) 15 音声処理部(警報音制御手段) 16 スピーカ(警報音発生手段) 17 ブザー(警報音発生手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−205238(JP,A) 特開 平3−171215(JP,A) 特開 平8−106283(JP,A) 実開 平4−103055(JP,U) 登録実用新案3023162(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 1/00 - 31/00 H04Q 7/14 H04M 1/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 警報音を発生する警報音発生手段と、何れか複数のキーが同時に一定時間以上押下されたこと
    を検出するキー押下検出手段と、 第1の所定のキー操作による設定コードにより前記警報
    音を発生する処理を有効にする警報音発生モードとな
    り、第2の所定のキー操作による解除コードにより前記
    警報音発生モードを解除して通常モードに復帰するよう
    に制御するモード設定手段と、前記警報音発生モードにおいて、前記キー押下検出手段
    にて何れか複数のキーが同時に一定時間以上押下された
    ことを検出した時に前記警報音発生手段にて警報音を発
    生するよう制御する制御手段と、 を備えた携帯用通信機。
  2. 【請求項2】 前記警報音発生モードが所定時間経過し
    た事を計測する所定時間計測手段を備え、 前記モード制御手段は、前記所定時間計測手段により所
    定時間が経過した時に前記警報音発生モードを解除する
    請求項1記載の携帯用通信機。
  3. 【請求項3】 何れかの複数のキーが同時に押下された
    ことを検出するキー押下検出手段と、 警報音を発生する警報音発生手段と、 前記キー押下検出手段にて何れかの複数のキーが同時に
    押下されたことを検出した時に前記警報音発生手段にて
    警報音を発生するよう制御する制御手段と、 を備える携帯用通信機。
  4. 【請求項4】 前記キー押下検出手段でのキー押下が一
    定時間以上経過した事を検出する時間検出手段を備え、 前記制御手段は、前記時間検出手段にて一定時間以上経
    過した事を検出した時に警報音を発生するよう制御する
    請求項記載の携帯用通信機。
  5. 【請求項5】 前記警報音発生手段は、受話音を発生す
    るスピーカ及び呼出音を発生するブザーである請求項1
    乃至請求項記載の携帯用通信機。
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JP3877494B2 (ja) * 2000-04-14 2007-02-07 三洋電機株式会社 携帯電話機
JP6264115B2 (ja) * 2014-03-18 2018-01-24 株式会社デンソーウェーブ 携帯端末
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