JP2003298687A - 自動発信機能を備えた携帯電話機 - Google Patents

自動発信機能を備えた携帯電話機

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JP2003298687A
JP2003298687A JP2002103816A JP2002103816A JP2003298687A JP 2003298687 A JP2003298687 A JP 2003298687A JP 2002103816 A JP2002103816 A JP 2002103816A JP 2002103816 A JP2002103816 A JP 2002103816A JP 2003298687 A JP2003298687 A JP 2003298687A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機の盗難や紛失の発生を適切に検出
・判定し、直ちに警報を自動発信する携帯電話機を提供
する。 【解決手段】 携帯電話機が警報モードに設定されてい
る場合に(ステップ100)内蔵の光センサは動作状態
にあり、使用者が携帯電話機の当面の使用を終えて、携
帯電話機をバッグやカバン、着衣のポケットの中などに
収納すると、光センサは遮光され、無光状態を検出しな
がら、待機状態に入る(ステップ102)。この待機状
態において、光センサは、常時、周囲の光を検出するよ
うに監視動作を継続する(ステップ103)。いま、携
帯電話機が収納されたバックやカバンが盗難にあった場
合、中のものを取り出すために蓋を開けた時点で、光セ
ンサは光を検出して、予め設定しておいた警報発信先電
話番号に自動的に警報を発信する(ステップ104)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機の盗難
又は紛失時に、その探索を容易にする自動発信機能を備
えた携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話機では、発信動作を行う
場合には、図5に示すように、待ち受け状態(ステップ
300)から、使用者自らがキー操作(ステップ30
1)により電話帳から相手先電話番号を選択するか、相
手先電話番号を直接入力したのち、オフフックボタンを
操作する形態でしか発信(ステップ302)することは
できなかった。
【0003】このため、携帯電話機が自室内やオフィス
内で置き場所が判らなくなったようなときには、探して
いる携帯電話機の電話番号に対して、他の電話から発信
し、その携帯電話機の呼出し音を頼りに行方を探索する
ことがしばしば行われる。同様にして、携帯電話機をバ
ックやカバンに入れた状態で、バックなどが盗難に遭っ
たような場合においても、探索の手掛かりを得るために
は、その携帯電話機に対して発信することしか方法がな
かった。しかしながら、盗難に関する限り、このような
発信に対して他者が電話に応答する可能性はまず皆無と
いわざるを得ない。
【0004】また、携帯電話機を上着やコートのポケッ
トなどに入れて持ち歩いているような場合に、不用意に
ポケットから落としてしまったときでも、携帯電話機か
ら離れた場所からでは電話機に発信しても自分では鳴動
音を聞き取ることはできず、鳴動音に気付いた誰かが拾
って電話に応答してくれない限り手掛かりを得ることは
できない。
【0005】一方、車の盗難防止などに関しては、各種
の専用のセキュリティシステムが提案されている。例え
ば、特開平5−112207号公報(先行例1)には、
自動車のタイヤの近傍における車体パネルの内面など
に、光センサー手段と感応距離範囲設定手段から成る専
用の検出装置を取り付け、車体の沈み具合を距離計測し
て警報信号を発生し、この警報信号により車内に設置し
た所定のプッシュダイヤルを実行するアクチュエーター
手段を駆動して電話機を起動し、所有者の所持する携帯
式受信手段を鳴動させるシステムが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】先行例1のように、盗
難や紛失については、その事象が発生した時点で、所有
者が盗難や紛失を直ちに認識できることは、それ以降の
探索や問題解決を容易にするという観点からは特に重要
である。しかしながら、盗難や紛失の対象が携帯電話機
自体である場合には、先行例1のように、特殊な検出機
構や専用の通信手段を外部に備えることは、システムの
バランス上、適切とは言えず、簡便な内蔵機構で自律的
に警報機能を実現できることが望ましい。
【0007】一般に、携帯電話機は、バッグやカバン、
着衣のポケットなど、遮光された暗い場所に収納された
状態で所持、携帯され、通話時に必要に応じて明るい場
所に取り出されて使用されると考えてよい。したがっ
て、バックやカバンが盗難にあった場合でも、中のもの
を取り出すために蓋を開けたときに、携帯電話機は光に
晒されることになり、着衣のポケットから紛失した場合
にも同様にして、携帯電話機は明るい場所に移動すると
考えられる。
【0008】このように、携帯電話機の置かれている場
所が、明るいか、暗いかに検出して、これに応じて制御
を行う携帯電話機は、例えば、特開2000−2286
89号公報(先行例2)に開示されている。先行例2に
示された携帯電話機は、光センサから成る収納状態検知
手段を携帯電話機の制御部に接続し、光センサが光エネ
ルギーの入射を検出した時にオフフック操作を行い、光
センサで検出する光エネルギーの入射が遮断された時に
オンフック操作を実施するように制御する。これによ
り、電話着信時に携帯電話機を明るい所に取り出すと自
動的に通話を開始し、携帯電話機を暗い場所に収納する
と自動的に終話処理するものである。
【0009】すなわち、先行例2は、携帯電話機の小型
化に伴い、ボタン操作の煩わしさの面からオフフック或
いはオンフックの操作性を改善させることを目的として
提案された技術であり、電話着信時のオフフックボタン
の誤操作を防止し、また、通話終了後のオンフックボタ
ンの誤操作による終話の未完了状態の発生を防ぐことを
狙いとしている。したがって、光センサにより携帯電話
機の収納状態を判断する場合においても、盗難や紛失と
いった事象を判定するものではないため、自発的に警報
を発信する等の機能は持つものではない。
【0010】本発明の目的は、携帯電話機が収納されて
いるバッグやカバンが盗難に遭った場合や、着衣のポケ
ットなどから携帯電話機自体が紛失したような場合に、
携帯電話機に比較的簡単な機構を内蔵させることによ
り、盗難又は紛失の発生を適切に検出・判定し、直ちに
警報を発信できる自動発信機能を備えた携帯電話機を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明による携帯電話機は、光センサを搭載した携
帯電話機であって、光センサは、携帯電話機が警報モー
ドに設定されている場合に動作状態に置かれ、携帯電話
機の周囲が明るい場合には有光状態を、暗い場合には無
光状態を検出するものであり、警報モードに設定された
携帯電話機は、光センサが検出する状態が、無光状態か
ら有光状態に変化したことを検知した場合に、携帯電話
機内に予め設定された発信先電話番号に対して人手操作
なしに警報を発信するものである。
【0012】また、前記発信先電話番号は、複数設定可
能とし、前記警報の発信による通話が確立しなかった場
合には、通話が確立するまで、発信先電話番号を順次変
えながら発信し、すべての通話が確立しなかった場合に
は、一定時間をおいて、上記発信動作を指定回数だけ繰
り返し実行するものである。
【0013】また、前記携帯電話機は、感度切り替えが
可能なマイクを備え、前記警報の発信に際しては、マイ
ク感度を自動的に高感度に切り替えるものである。
【0014】また、光センサを搭載した携帯電話機であ
って、光センサは、携帯電話機が警報モードに設定され
ている場合に動作状態に置かれ、携帯電話機の周囲が明
るい場合には有光状態を、暗い場合には無光状態を検出
するものであり、携帯電話機は、待受け状態に在る時、
警報モード設定操作を行なうことにより警報モードとな
り、無光状態待ち状態に移行し、携帯電話機が、暗い場
所に収納され、光センサが無光状態を検出した時点で、
有光状態待ち状態に移行し、次いで、光センサが有光状
態を検出した時点で、発信一時保留状態に移行して、予
め設定された一定時間だけ滞留し、発信一時保留状態で
は、必要により警報モード解除操作を行なうことによ
り、待受け状態に復帰することを可能とし、警報モード
を解除しない場合には、発信一時保留状態にて前記一定
時間経過後、警報発信動作に移行し、予め設定されてい
る発信先電話番号に対して、自動的に警報発信が行なわ
れるものである。
【0015】また、前記有光状態待ち状態において発生
した着信に対して、携帯電話機を明るい場所に取出し、
発信一時保留状態に移行させたのち、警報モード解除操
作を実行しないまま着信に応答した場合には、終話後、
発信一時保留状態から警報発信動作へ移行し、予め設定
されている発信先電話番号に対して自動的に警報発信が
実行されるものである。
【0016】また、前記発信一時保留状態において警報
モードを解除する操作は、他者の悪意による解除操作を
防止するために、携帯電話機の所有者に個別化して予め
設定された固有のコードを入力する形式とする。
【0017】また、前記有光状態待ち状態において発生
した着信に対して携帯電話機を明るい場所に取出し、発
信一時保留状態に移行したのち、警報モード解除操作を
実行しないまま着信に応答した場合において、終話後、
一時保留状態に移行し、一定時間滞留したのち、無条件
に有光状態待ち状態に移行し、有光状態の監視に復帰す
るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0019】(実施例の構成)図1は、本発明の実施例
に係わる携帯電話機の構成図である。図1に示すよう
に、本発明による携帯電話機1は、アンテナ10と、ア
ンテナ10との間で無線信号の送受信を行う無線部2
と、送受信データに基づきレシーバおよびマイクを制御
し、利用者との間で音声信号を送受する送受話部7と、
利用者が各種キーの操作を行うキー操作部3と、キー入
力情報や各種制御情報を表示する表示部4と、電話着信
時の報知手段となる着信スピーカ8とバイブレータ9
と、携帯電話機1の周囲の光を検出するための光センサ
6および携帯電話機1全体の制御を行う制御部5から構
成される。
【0020】本発明による携帯電話機1の構成要素であ
る光センサ6は、携帯電話機1が、警報モードに設定さ
れているときに動作状態に置かれ、周囲の光を検出し
て、明るい状態(以下、有光状態と記す)にあるか、暗
い状態(以下、無光状態と記す)にあるかを判定し、制
御部5に通知する機能を有する。
【0021】したがって、光センサ6の搭載位置として
は、携帯電話機1が無造作に置かれた場合にも、周囲の
光の状態を適切に検出できる条件とすることが重要であ
り、裏面や前面よりは、位置が安定した場合に塞がれる
確率の低い側面部などが適している。或いは、相反する
面に複数個を搭載し、すべての出力が無光状態を示すと
きに無光とし、何れかの出力が有光状態を示すとき有光
とするように判定すれば好適である。
【0022】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態について、図を参照して説明する。警報モードに
おける光センサ6の基本的な動作を図2の動作フローチ
ャートに示す。図2の動作フローチャートの開始点は、
使用者が携帯電話機の当面の使用を終えて、携帯電話機
をバッグやカバン、着衣のポケットの中などに収納する
時点である。
【0023】携帯電話機が警報モードに設定されている
か否か(ステップ100)によって動作が異なり、警報
モードに設定されていない場合には、収納された後も、
引き続き、通常の待受け状態(ステップ101)を維持
する。したがって、この場合には、光センサ6は起動さ
れない。
【0024】一方、携帯電話機が警報モードに設定され
ている場合には、光センサ6は動作状態に置かれ、この
状態で携帯電話機は、バッグやカバン、着衣のポケット
等の遮光された環境(無光状態)で収納されたのち、待
機状態に入る(ステップ102)。この待機状態におい
て、光センサ6は、常時、周囲の光を検出する(有光状
態を検出する)ように監視動作を継続する(ステップ1
03)。
【0025】いま、携帯電話機が収納されたバックやカ
バンが盗難にあった場合、中のものを取り出すために蓋
を開けた時点で、光センサ6は光を検出して、予め設定
しておいた自宅や知人宅など適切に選定された電話番号
に対して自動的に発信を行う(ステップ104)。
【0026】発信を受けた先で電話に出れば、発信した
携帯電話機が拾う周囲の音から盗難されたものの手掛か
りを得ることが可能となる。自動発信の先を知人の携帯
電話などに指定すれば、電話機をポケットなどに入れて
いて、不用意に落としてしまったとき、自動発信の履歴
が相手先に残るので落とした時刻の推測が付き、携帯電
話機を探す手掛かりとなる。 また、発信先が電話に出
た場合は、マイクが拾う周囲の雑音などから場所の手掛
かりを得る可能性もある。
【0027】図2には、光センサを用いた自動警報発信
の基本的な動作を示したが、警報モードの設定及び解除
を含めた携帯電話機の動作全体の詳細な制御手順を図3
により説明する。図3は、第1の実施の形態に関する動
作を状態遷移図の形式で示したものである。
【0028】通常モードにおいては、携帯電話機は、待
受け状態S1から発着信操作P1により通話状態S2に
移り、終話P2により待受け状態S1に復帰しながら動
作している。いま、待受け状態S1に在る時、キー操作
により警報モード設定P3を実行することにより、携帯
電話機は、無光状態待ちS3に遷移し、警報モードに移
行する。ここで、警報モード設定P3を実行するに先立
ち、警報の自動発信先電話番号を適宜選定し設定してお
く。
【0029】警報モード設定P3の実行と同時に、携帯
電話機の光センサが動作を開始する。無光状態待ちS3
に移行した直後の時点では、一般的には、光センサは、
明るい場所にあって有光状態を検出しているので、実際
の監視動作は発動されず、無光状態待ちS3に留まって
いる。したがって、無光状態待ちS3では、警報モード
の設定を思いとどまって解除することも可能である。こ
の場合には、警報モード解除P7を実行すればよい。
【0030】次に携帯電話機が、バッグやカバン、着衣
のポケット等の暗い場所に収納され、光センサが無光状
態を検出した時点(P4)で、有光状態待ちS4に移行
し、この時点から有光状態の検出による監視状態を開始
する。
【0031】有光状態待ちS4に在る無光状態の携帯電
話機が、再び明るい環境に晒され、光センサが有光状態
を検出する(P5)と、発信一時保留S5に遷移する。
この遷移が起きる場合としては、一つには、所有者自身
が、携帯電話機を使用する目的で明るい環境に取出す場
合が考えられる。このために、発信一時保留S5には、
所有者の操作に必要な時間余裕を考慮して予め設定され
た一定の時間だけ滞留するように制御される。
【0032】所有者が通話の目的で、携帯電話機を取出
した場合には、この滞留時間を利用して、その間に警報
モード解除P8の操作を行なうことにより、無効な警報
発信動作を起動させることなしに、通常モードの待受け
状態S1に復帰させることができる。その後、待受け状
態S1を経由して、発信操作を行なうか、着信に応答し
て、通話状態S2において通話を行なう。
【0033】有光状態待ちS4から発信一時保留S5に
遷移するもう一つの場合は、携帯電話機が収納されたバ
ッグやカバンが盗難に遭い、他者により蓋を開けられた
際、或いは着衣のポケットから脱落した際に、受光した
場合が想定される。この場合には、発信一時保留S5で
一定時間経過P6した後、警報発信S6に遷移し、予め
設定されている警報発信先電話番号に対して直ちに、自
動的に警報発信が行なわれる。
【0034】ここで、有光状態待ちS4において発生し
た着信に対して携帯電話機を取出し、発信一時保留S5
に移行した場合、警報モード解除P8を実行しないまま
着信に応答することは可能とする。これは、紛失時に善
意の人との通話を可能とするために必要となる。その一
方で、盗難などの場合に、応答後、直ちに切断するよう
な悪意の応答に対処する必要があるため、警報モードを
解除しないままでの着信応答に対しては、終話後、発信
一時保留S5から警報発信S6への自動発信の遷移パス
はそのまま有効とする。
【0035】以上の処理で、とくに重要な点としては、
警報モード設定P3の操作は、携帯電話機に固定的な操
作で簡便に指定しても何ら問題ないが、発信一時保留S
5から警報モード解除P8により警報モードを解除する
ための操作は、他者の悪意による解除操作を禁止する必
要がある。したがって、警報モード解除P8の操作は、
携帯電話機の所有者に個別化して予め設定された固有の
コードを入力する形式とする。
【0036】最も重要な点は、警報発信S6における警
報発信の通話が確立することを保証する必要があるとい
う点である。この問題を解決するために、警報発信先電
話番号が単一である場合には、設定された時間間隔で、
設定回数だけ繰り返し発信するように指定できるものと
する。また、警報発信先電話番号を複数個設定可能と
し、通話が成立するまで、警報発信先電話番号を順次変
えながら、発信動作を行なうように制御することを可能
とする。
【0037】通話が成立した場合には、携帯電話機のマ
イクを通して警報発信先で受話する携帯電話機の周囲の
音から得られる情報は、探索上、特に重要となる。この
ため、携帯電話機のマイクの感度切り替えが可能な構成
とし、警報発信S6での発信動作による通話状態では、
マイクを高感度に自動設定するように制御出来ることが
望ましい。
【0038】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について、図を参照して説明する。第1の実施の
形態においては、携帯電話機をバッグやカバン、着衣の
ポケット等に収納し有光状態待ちS4にあるときに着信
があった場合に、所有者が応答するには、警報モードを
一旦解除し、通常モードに復帰させてから通話に入るこ
とになる。また、収納された携帯電話機を取り出して発
信したい場合についても同様の操作が必要となる。この
場合、再度警報モードに設定して収納することになる
が、この再設定を忘れると自動警報発信機能が有効に機
能しないこととなる。
【0039】したがって、警報モード設定中での一時的
な携帯電話機の使用に対しては、警報モードを解除しな
いで通話が可能で、かつ、他者のよる悪意の使用を防止
できることができれば、再設定忘れのような問題が解消
され、操作性も改善されることになる。
【0040】この処理を可能とする制御手順について図
3を参照して説明する。図3は、第2の実施の形態に関
する動作を状態遷移図の形式で示したものである。第1
の実施の形態と相違する点は、警報モード中に、通話状
態S7と一時保留S8が追加されている点である。他
は、第1の実施の形態と同じ制御となるので、追加され
た状態に関連する事項についてのみ以下に詳細を説明す
る。
【0041】有光状態待ちS4において、着信があった
場合に、収納中の携帯電話機を取り出し、発信一時保留
S5に遷移した状態で、警報モード解除P8を実行せず
に、直ちに着信に応答する場合を考える。
【0042】この場合、第1の実施の形態では、悪意に
よる応答に対処する必要があるため、発信一時保留S5
から警報発信S6への自動警報発信の処理パスはそのま
ま有効としたが、本実施の形態では、発着信操作P9を
実行することにより、状態として通話状態S7に遷移さ
せるもので、警報発信S6に遷移することはない。所有
者の自らの意思で発信を行う場合についても同様にして
通話状態S7に移行する。また、通話状態S7への移行
は、警報モード設定P3を実行した直後の発着信要求の
発生に対しても、発着信操作P10により起きる。
【0043】つぎに、通話状態S7での通話が終了した
時点で、終話P11により、一時保留S8に移行する。
一時保留S8では、発信一時保留S5と同様に短時間の
一定滞留時間が経過した時点(P12)で、無条件に有
光状態待ちS4に移行し、監視状態に復帰する。したが
って、一時保留S8での滞留時間は、携帯電話機を再度
収納するに必要な時間を設定しておけば充分である。一
時保留S8に遷移したあと、所有者が引き続き電話発着
信を行いたい場合には、一時保留S8での一定滞留時間
を利用して、発着信操作P13により通話状態S7に戻
って、携帯電話機を使用することができる。
【0044】以上のような制御手順を行うことにより、
携帯電話機の所有者は、移動中は警報モードに設定した
まま、携帯電話機を通常モード状態とほとんど変わりな
く使用することができ、盗難や紛失のような予期できな
い事態に遭遇しても、常に自動警報発信機能を有効に活
用できることとなる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、携
帯電話機をバックやカバンに収納するに先立って警報モ
ードに設定しておけば、バックやカバンが盗難にあった
場合でも、中のものを取り出すために蓋を開けたとき
に、携帯電話機が明るさ検出して人手を介さず自動的に
警報発信を行う。発信を受けた先で電話に応答すること
により、携帯電話機が拾う周囲の音から盗難されたもの
の手掛かりを得ることが可能となる。
【0046】自動発信の先を友人の携帯電話機などに指
定しておけば、携帯電話機をポケットなどに入れてい
て、不用意に落としてしまったときでも、自動発信の履
歴が相手先に残るので落とした時刻の推測がつき、携帯
電話機を探す手掛かりとなる。また、発信先が携帯電話
機に出た場合は、周囲の雑音などから場所の手掛かりを
得ることも期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯電話機の構成図である。
【図2】光センサを用いた警報モードの基本動作を示す
フローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す状態遷移図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す状態遷移図であ
る。
【図5】従来の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機 2 無線部 3 キー操作部 4 表示部 5 制御部 6 光センサ 7 送受話部 8 着信スピーカ 9 バイブレータ 10 アンテナ S1 待受け状態 S2 通話状態 S3 無光状態待ち S4 有光状態待ち S5 発信一時保留 S6 警報発信 S7 通話状態 S8 一時保留 P1 発着信操作 P2 終話 P3 警報モード設定 P4 無光状態を検出 P5 有光状態を検出 P6 一定時間経過後 P7 警報モード解除 P8 警報モード解除 P9 発着信操作 P10 発着信操作 P11 終話 P12 一定時間経過後 P13 発着信操作 100〜104 動作ステップ 300〜302 動作ステップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光センサを搭載した携帯電話機であっ
    て、 光センサは、携帯電話機が警報モードに設定されている
    場合に動作状態に置かれ、携帯電話機の周囲が明るい場
    合には有光状態を、暗い場合には無光状態を検出するも
    のであり、 警報モードに設定された携帯電話機は、光センサが検出
    する状態が、無光状態から有光状態に変化したことを検
    知した場合に、携帯電話機内に予め設定された発信先電
    話番号に対して人手操作なしに警報を発信することを特
    徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記発信先電話番号は、複数個設定可能
    とし、前記警報の発信により通話が確立しなかった場合
    には、通話が確立するまで、発信先電話番号を順次変え
    ながら発信し、すべての通話が確立しなかった場合に
    は、一定時間間隔をおいて、上記発信動作を指定回数を
    限度に繰り返し実行することを特徴とする請求項1に記
    載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記携帯電話機は、感度切り替えが可能
    なマイクを備え、 前記警報の発信に際しては、マイク感度を自動的に高感
    度に切り替えることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の携帯電話機。
  4. 【請求項4】 光センサを搭載した携帯電話機であっ
    て、 光センサは、携帯電話機が警報モードに設定されている
    場合に動作状態に置かれ、携帯電話機の周囲が明るい場
    合には有光状態を、暗い場合には無光状態を検出するも
    のであり、 携帯電話機は、待受け状態に在る時、警報モード設定操
    作を行なうことにより警報モードとなり、無光状態待ち
    状態に移行し、携帯電話機が、暗い場所に収納され、光
    センサが無光状態を検出した時点で、有光状態待ち状態
    に移行し、次いで、光センサが有光状態を検出した時点
    で、発信一時保留状態に移行して、予め設定された一定
    時間だけ滞留し、 発信一時保留状態では、必要により警報モード解除操作
    を行なうことにより、待受け状態に復帰することを可能
    とし、 警報モードを解除しない場合には、発信一時保留状態に
    て前記一定時間経過後、警報発信動作に移行し、予め設
    定されている発信先電話番号に対して、自動的に警報発
    信が行なわれることを特徴とする携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記有光状態待ち状態において発生した
    着信に対して、携帯電話機を明るい場所に取出し、発信
    一時保留状態に移行させたのち、警報モード解除操作を
    実行しないまま着信に応答した場合には、 終話後、発信一時保留状態から警報発信動作へ移行し、
    予め設定されている発信先電話番号に対して自動的に警
    報発信が実行されることを特徴とする請求項4に記載の
    携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記発信一時保留状態において警報モー
    ドを解除する操作は、他者の悪意による解除操作を防止
    するために、携帯電話機の所有者に個別化して予め設定
    された固有のコードを入力する形式とすることを特徴と
    する請求項4に記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記有光状態待ち状態において発生した
    着信に対して携帯電話機を明るい場所に取出し、発信一
    時保留状態に移行したのち、警報モード解除操作を実行
    しないまま着信に応答した場合において、 終話後、一時保留状態に移行し、一定時間滞留したの
    ち、無条件に有光状態待ち状態に移行し、有光状態の監
    視に復帰することを特徴とする請求項4に記載の携帯電
    話機。
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