JP2003279275A - 熱交換器およびその熱交換器を用いた冷凍サイクル装置 - Google Patents

熱交換器およびその熱交換器を用いた冷凍サイクル装置

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JP2003279275A JP2002080328A JP2002080328A JP2003279275A JP 2003279275 A JP2003279275 A JP 2003279275A JP 2002080328 A JP2002080328 A JP 2002080328A JP 2002080328 A JP2002080328 A JP 2002080328A JP 2003279275 A JP2003279275 A JP 2003279275A
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flat tube
heat exchanger
heat
refrigerant
flat
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Fumitoshi Nishiwaki
文俊 西脇
Shozo Funakura
正三 船倉
Yuichi Kusumaru
雄一 薬丸
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/02Tubular elements of cross-section which is non-circular
    • F28F1/022Tubular elements of cross-section which is non-circular with multiple channels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/0008Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium
    • F28D7/0025Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium the conduits for one medium or the conduits for both media being flat tubes or arrays of tubes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣り合う伝熱チューブ間の熱伝導および冷媒
リークによる熱ロスを防止するとともに、接合面のクリ
アランスのばらつきによるろう付け面積の減少を防止
し、熱交換能力の低下を効果的に抑えるようにした熱交
換器、およびその熱交換器を使用し冷媒としてCO2等
の冷凍サイクルの放熱側で超臨界状態となりうる冷媒を
用いることができる冷凍サイクル装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 1次側冷媒が流通する複数の貫通穴を有
する第1偏平チューブと、2次側冷媒が流通する複数の
貫通穴を有する第2偏平チューブとを備え、所定の間隔
に配設された第1偏平チューブの長手方向に対して、第
2偏平チューブの長手方向が直交するように所定の間隔
で第2偏平チューブを配設し、かつ重なり合う領域を熱
的に接合した熱交換器とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本の偏平なチュ
ーブをろう付け接合することにより、各チューブ内を流
通する流体間で熱交換を行なう熱交換器およびその熱交
換器を用いた冷凍サイクル装置に関するもので、特に、
冷媒として二酸化炭素(以下CO2と記す)やエタン等
の冷凍サイクルの高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を
用いる場合に好適である。
【0002】
【従来の技術】地球温暖化防止の観点から、地球温暖化
係数の小さなCO2やエタン等を冷媒として用いる冷凍
サイクル装置が検討されている。ここで、CO2の臨界
温度は31.1℃、臨界圧力は7.4MPa、エタンの
臨界温度は32.2℃、臨界圧力は4.9MPaである
ことから、これらの冷媒を用いた冷凍サイクル装置は高
圧側ラインが超臨界領域で用いられる場合が一般的であ
る。CO2を用いた場合、冷凍サイクル装置の作動圧力
は、低圧側圧力は3.5MPa程度、高圧側圧力は10
MPa程度となるため、従来のHCFC冷媒やHFC冷
媒を用いた場合に比較して、作動圧力が高くなり、特
に、高圧側圧力は、HCFC冷媒やHFC冷媒を用いた
冷凍サイクル装置の約10倍となる。
【0003】このような、CO2冷媒を用いた冷凍サイ
クル装置の熱交換器として、特開2001−32429
1号公報には、図11および図12に示すような熱交換
器が提案されている。図11は家庭用給湯器の熱交換器
の正面図であり、冷凍サイクルの圧縮機から吐出された
冷媒と給湯水とを熱交換する水熱交換器(放熱器)であ
る。また、図12は図11に示した水熱交換器の要部縦
断面図である。
【0004】この水熱交換器は、給湯水(水)が流通す
る水チューブ11と冷媒が流通する冷媒チューブ12か
ら構成され、水チューブ11および冷媒チューブ12は
それぞれ内部に複数の流体通路を有している。水チュー
ブ11は、2枚の板材11b、11cを貼り合わせ、か
つ内部仕切り部(P)を複数箇所互い違いに設けて水の
流通通路を複数回蛇行させている。また、内部にインナ
ーフィン11aを設け、水側の伝熱促進を行なってい
る。一方、冷媒チューブ12はその内部に複数の小さな
流体通路を有する偏平チューブである。13は水チュー
ブ11に給湯水を供給する供給水パイプであり、14は
水チューブ11から流出した給湯水を回収する回収水パ
イプであり、15は冷媒チューブ12に冷媒を供給する
流入ヘッダタンクであり、16は冷媒チューブ12から
流出した冷媒を回収する流出ヘッダタンクである。
【0005】水チューブ11は、冷媒チューブ12の長
手方向全域に渡って長手方向が冷媒チューブ12の長手
方向に対して直交するように配設された複数の水チュー
ブ本体11d、および水チューブ本体11dの長手方向
端部にて隣り合う水チューブ本体11dを接続して水の
流通方向を180度転向させる水チューブヘッダ11e
から成り、水チューブ本体11dと冷媒チューブ12が
ろう付け等の手段により熱的に接合している。
【0006】次に図11および図12に示された熱交換
器の動作に関して説明する。冷凍サイクルの圧縮機(図
示せず)から吐出された高温高圧の冷媒は、冷媒チュー
ブ12内を流入ヘッダタンク15から流出ヘッダタンク
16方向に(紙面下側から上側に)流通し、一方、給湯
水は供給水パイプ13から回収水パイプ14方向に(紙
面上側から下側に)蛇行しながら流通する。すなわち冷
媒流れと給湯水流れは対向するように流れ、高温の冷媒
と低温の給湯水の間で熱交換が行なわれ、給湯水が加熱
されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】水チューブ11は、2
枚の板材11b、11cを貼り合わせることにより内部
仕切り部(P)を複数箇所互い違いに設けて水の流通通
路を複数回蛇行させているため、隣り合う(紙面上下方
向に)水チューブ11が金属製の板材11b、11cに
より連結されている構成となる。隣り合う水チューブ1
1内部を流れる給湯水には温度差が生じているため、隣
り合う水チューブ11間の仕切り部(P)を通って熱伝
導ロスが生じることになる。高温の冷媒で加熱された給
湯水の熱量が低温側の給湯水に熱伝導し、その結果、水
温が低下することになり、熱交換能力が低下していた。
【0008】また、水チューブ11内には内部仕切り部
(P)を複数箇所互い違いに設けて、水の流通通路を内
部で複数回蛇行させているが、その仕切り部(P)の接
合面におけるクリアランスにばらつきが生じやすく、ク
リアランスの大きな部分がろう付けされない部分となっ
て内部リークが発生する場合があった。その結果、流体
が流通通路を短絡して流れてしまい充分に熱交換されな
いうちに通過してしまうことより、熱交換能力が低下し
ていた。
【0009】また、水チューブ11の内部仕切り部
(P)以外の領域をろう付け等により冷媒チューブ12
と熱的に接合する場合、偏平な冷媒チューブ12および
水チューブ11の平面度が重要となるが、水チューブ1
1が板材11b、11cをはり合わせ仕切り部(P)を
設けた一体構造であるため、仕切り部(P)を除いた水
チューブ全域での平面度を出すことが困難であった。平
面度が出ず、両チューブ接合面のクリアランスにばらつ
きが生じると、毛細管現象により融けたろう材がクリア
ランスの小さな部分に片寄ってしまい、クリアランスの
大きな部分がろう付けされない部分として大きなボイド
となってしまい、熱抵抗となるため、一方のチューブか
ら他方のチューブへの熱伝導率が低下し、熱交換能力が
低下していた。
【0010】また、高温の冷媒チューブ12と低温の水
チューブ11を接合し、高温の冷媒チューブ12の片側
伝熱面のみを利用し、給湯水を加熱する構成であるた
め、高温の冷媒チューブ12のもう一方の伝熱面から外
部への放熱ロスが大きかった。このため、熱交換器の性
能が低いという課題があった。
【0011】さらに、高圧のCO2冷媒などの高圧冷媒
同士を熱交換する内部熱交換器等にはり合わせ構造の偏
平チューブを用いた場合、高圧が作用する面積が大きく
なるため高い耐圧強度が要求されるが、はり合わせ構造
のため耐圧強度を向上させることが困難となり、また、
構成できてもはり合わせ部からのリークが生じやすかっ
た。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑みて成さ
れたものであり、隣り合う伝熱チューブ間の熱伝導およ
び冷媒リークによる熱ロスを防止するとともに、接合面
のクリアランスのばらつきによるろう付け面積の減少を
防止し、熱交換能力の低下を効果的に抑えるようにした
熱交換器、およびその熱交換器を使用し冷媒としてCO
2やエタン等の冷凍サイクルの放熱側で超臨界状態とな
りうる冷媒を用いることができる冷凍サイクル装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、1次側冷媒が流通する複数の貫通穴を有
する複数の第1偏平チューブと、2次側冷媒が流通する
複数の貫通穴を有する第2偏平チューブとを備え、第2
偏平チューブは、第1偏平チューブの長手方向全域に渡
って長手方向が前記第1偏平チューブの長手方向に対し
て例えば直交するように配設された複数の第2偏平チュ
ーブ本体、および前記第2偏平チューブ本体の長手方向
端部にて隣り合う第2偏平チューブ本体を接続して前記
2次側冷媒の流通方向を例えば180度転向させる第2
偏平チューブヘッダタンクから成り、第1偏平チューブ
と第2偏平チューブ本体が接合されていることを特徴と
する熱交換器である。
【0014】また、本発明は、1次側冷媒が流通する複
数の貫通穴を有する複数の第1偏平チューブと、2次側
冷媒が流通する複数の貫通穴を有する第2偏平チューブ
とを備え、第2偏平チューブは、第1偏平チューブの長
手方向全域に渡って長手方向が第1偏平チューブの長手
方向に対して例えば直交するように配設され、かつ第1
偏平チューブの肉厚方向に第1偏平チューブを中間にし
て2つの第2偏平チューブで挟み込むように配設された
複数の第2偏平チューブ本体、および第2偏平チューブ
本体の長手方向端部にて隣り合う第2偏平チューブ本体
を接続して前記2次側冷媒の流通方向を例えば180度
転向させる第2偏平チューブヘッダタンクから成り、第
1偏平チューブと第2偏平チューブ本体が接合されてい
ることを特徴とする熱交換器である。
【0015】また、本発明は、第1偏平チューブの相当
直径を、第2偏平チューブの相当直径より小さくしたこ
とを特徴とする熱交換器である。
【0016】また、本発明は、1次側冷媒の圧力が、2
次側冷媒の圧力に比べて高いことを特徴とする熱交換器
である。
【0017】また、本発明は、1次側冷媒は二酸化炭素
であることを特徴とする熱交換器である。
【0018】また、本発明は、圧縮機、放熱器、減圧
器、吸熱器等からなる冷凍サイクルにおいて、放熱側で
超臨界状態となりうる冷媒を封入し、放熱器、吸熱器の
うちの少なくとも1つは、請求項1から4のいずれかに
記載の熱交換器を用いることを特徴とする冷凍サイクル
装置である。
【0019】また、本発明は、圧縮機、放熱器、減圧
器、吸熱器等からなる冷凍サイクルにおいて、放熱側で
超臨界状態となりうる冷媒を封入し、放熱器出口から減
圧器入口までと吸熱器出口から圧縮機吸入部までとで熱
交換を行う補助熱交換器とを備え、放熱器、吸熱器、補
助熱交換器のうちの少なくとも1つは、請求項1から4
のいずれかに記載の熱交換器を用いることを特徴とする
冷凍サイクル装置である。
【0020】また、本発明は、放熱側で超臨界状態とな
りうる冷媒として二酸化炭素を用い、冷凍機油としてポ
リアルキレングリコール油(PAG油)を用いたことを
特徴とする冷凍サイクル装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0022】(実施の形態1)本発明の一実施の形態に
おける冷凍サイクル装置の概略構成を図1に示す。図1
において、21は圧縮機、22は放熱器、23は減圧
器、24は吸熱器であり、これらを配管接続することに
より冷凍サイクルを構成し、冷媒として放熱側(圧縮機
21吐出部〜放熱器22〜減圧器23入口部)で超臨界
状態となりうる冷媒、例えばCO2冷媒が封入されてい
る。
【0023】本冷凍サイクル装置の動作について説明す
る。圧縮機21で圧縮(本実施の形態では、例えば、約
10MPa)されたCO2冷媒は高温高圧状態となり、
放熱器22へ導入される。放熱器22では、CO2冷媒
は超臨界状態であるので気液二相状態とはならずに、水
などの二次側冷媒などに放熱して、減圧器23で減圧
(本実施の形態では、例えば、約3.5MPa)され
て、低圧の気液二相状態となり吸熱器24へ導入され
る。吸熱器24では、空気や二次側冷媒などから吸熱し
てガス状態となり、再び圧縮機21に吸入される。この
ようなサイクルを繰り返すことにより、放熱器22で放
熱による加熱作用、吸熱器24で吸熱による冷却作用を
行う。給湯器の場合、放熱器22で加熱された二次側冷
媒である水はポンプ(図示せず)により循環して貯湯タ
ンク(図示せず)に貯蔵され、必要に応じて給湯され
る。
【0024】次に、本実施の形態に係る熱交換器である
放熱器22について述べる。図2は、本実施の形態に係
る熱交換器(放熱器22)の概略構成図であり、図3は
図2に示した熱交換器(放熱器22)の正面図、図4は
図2に示した熱交換器(放熱器22)の横断面図(A−
A´断面図)である。また、図5および図6は図2に示
した熱交換器(放熱器22)に用いた第1偏平チューブ
および第2偏平チューブの構成図である。
【0025】この熱交換器(放熱器22)は、1次側冷
媒であるCO2冷媒が流通する複数の貫通穴30を有す
る4本の第1偏平チューブ31と、2次側冷媒である水
が流通する複数の貫通穴33を有する第2偏平チューブ
32とを備え、所定の間隔(紙面の左右方向)に配設さ
れた第1偏平チューブ31の長手方向に対して、第2偏
平チューブ32の長手方向が直交するように所定の間隔
(紙面の上下方向)で第2偏平チューブ32が配設さ
れ、かつ第1偏平チューブ31の肉厚方向に第1偏平チュ
ーブ31を中間にして第2偏平チューブ32で挟み込む
ように配設された12本の第2偏平チューブ本体32
a、および第2偏平チューブ本体32aの長手方向端部
にて隣り合う(紙面の上下方向)第2偏平チューブ本体
32aを接続して2次側冷媒である水の流通方向を18
0度転向させる第2偏平チューブヘッダタンク32bか
ら成り、第1偏平チューブ31と第2偏平チューブ本体
32aがろう付け等により熱的に接合されている。
【0026】なお、1次側冷媒であるCO2冷媒は、1次
側冷媒流入管35から、1次側冷媒ヘッダタンク36a
に流入した後、第1偏平チューブ31に分岐供給され
る。第1偏平チューブ31を流通したCO2冷媒は、1次
側冷媒ヘッダタンク36bに流入した後、1次側冷媒流
出管37から流出する。一方、2次側冷媒である水は、
2次側冷媒流入管38から、2次側冷媒ヘッダタンク3
9aに流入した後、第2偏平チューブ本体32aに供給
される。第2偏平チューブ本体32aを流通する水は、
第2偏平チューブ本体32aの長手方向端部に設けられ
た第2偏平チューブヘッダタンク32bに流入・流出
し、蛇行しながら流れた後、2次側冷媒ヘッダタンク3
9bに流入し、その後、2次側冷媒流出管40から流出
する。このようにして、CO2冷媒と水冷媒は対向する
ように流れ、高温高圧のCO2冷媒と低温の水冷媒の間
で熱交換が行なわれ、水冷媒の加熱が行なわれる。
【0027】CO2冷媒が流通する第1偏平チューブ3
1は、アルミニウムもしくは銅製であり、押し出し加工
または引き抜き加工にて形成されたものである。超臨界
状態の高圧に対応するため、また管内の熱伝達率を向上
させるため、貫通穴30の孔径は、約0.5mmから
1.0mmと細径化し、かつその断面を円形としてい
る。一方、水冷媒が流通する第2偏平チューブ32はア
ルミニウムもしくは銅製であり、押し出し加工または引
き抜き加工にて形成されたものである。すなわち、従来
例で示した複数の部品を接合して構成した偏平チューブ
ではなく、一体構造の偏平チューブである。給湯用途の
場合、水冷媒の圧力はCO2冷媒と比較して著しく低
く、耐圧強度が低くてすむため、また水冷媒の流量が大
きいにも拘わらず圧力損失を低減させる必要があるた
め、貫通穴33の形状を概略四角形状として、その大き
さを□3mmから□5mm程度と第1偏平チューブ31
の貫通穴30の径より大きくしている。すなわち、第1
偏平チューブ31の相当直径を、第2偏平チューブ32
の相当直径より小さくすることにより、耐圧強度および
管内熱伝達率の向上を図っている。なお、給湯水が流通
する第2偏平チューブ32の材質は耐食性を向上させる
ため、ステンレス製であっても良い。
【0028】また、冷凍サイクルの冷凍機油には、CO
2冷媒に対して相溶性が高いポリアルキレングリコール
油(PAG油)を採用している。
【0029】次に、本実施の形態に係る熱交換器である
放熱器22および、その熱交換器(放熱器22)を用い
た冷凍サイクル装置の特徴を述べる。
【0030】本実施の形態に係る熱交換器においては、
CO2冷媒が流通する第1偏平チューブ31の長手方向
に対して、水冷媒が流通する第2偏平チューブ32の長
手方向が直交するように所定の間隔で第2偏平チューブ
32を配設したため、(紙面上下方向に)隣り合う第2
偏平チューブ32間の隙間が生じる構成となり、その結
果、隣り合う第2偏平チューブ32間の熱伝導ロスが無
くなり、高温のCO2冷媒で加熱された給湯水の水温が
低下することはなく、熱交換器の熱交換能力を高めるこ
とができる。また、第2偏平チューブ32を2枚の板材
を貼り合わせる構成でなく、第2偏平チューブ32を一
体構造としたため、従来例で述べたような隣り合うチュ
ーブ間の仕切り部がない構成となる。その結果、給湯水
が隣り合う第2偏平チューブ32間を内部リークしてC
O2冷媒と充分に熱交換しないうちに通過してしまうこ
とはなくなり、熱交換能力の低下を防ぐことが可能とな
る。また、内部仕切り部を設ける場合に比べ、偏平チュ
ーブ間の隙間を小さくすることができるため、熱交換器
の小型化も可能となる。
【0031】また、CO2冷媒が流通する第1偏平チュ
ーブ31と水冷媒が流通する第2偏平チューブ32の重
なり合う面積だけをろう付け接合するため、各接合部の
面積は第1偏平チューブ31および第2偏平チューブ3
2の幅の領域となり、非常に小さくなる。その結果、各
接合部の平面度を高くすることが容易となり、また接合
面のクリアランスを均一にすることも容易になる。した
がって、接合部が均一にろう付けされ、ボイドが形成さ
れることが無いため、接合面に熱抵抗が生じることはな
く、第1偏平チューブ31および第2偏平チューブ32
間の熱伝導率が向上して、熱交換能力を高めることがで
きる。
【0032】また、本実施の形態では、第2偏平チュー
ブ32に複数の部品を接合して構成した偏平チューブで
はなく、押し出し加工または引き抜き加工にて構成した
一体型の偏平チューブを用いたため、製造が容易にな
り、低コスト・高信頼性化を図ることが可能となる。
【0033】また、第1偏平チューブ31、第2偏平チ
ューブ32とも、チューブ幅15mmから50mm程度
の偏平チューブを用い、複数本、所定間隔に配設するこ
とにより熱交換器を構成できるため、大きな幅の偏平チ
ューブを製造する必要は無く、容易に熱交換器を製造す
ることが可能となる。
【0034】さらに、本実施の形態では、高温のCO2
冷媒が流通する第1偏平チューブ31の肉厚方向に第1偏
平チューブ31を中間にして加熱すべき低温の水冷媒が
流通する第2偏平チューブ32で挟み込むように熱交換
器を構成としたため、高温の第1偏平チューブ31か
ら、外部への放熱ロスを減少させ、高温のCO2冷媒の
持っている熱量を有効活用することが可能となり、熱交
換能力を高めることができる。
【0035】また、水冷媒が流通する第2偏平チューブ
32の貫通穴33の形状は概略四角形状としたが、図7
に示すように、貫通穴43の内面に細かな溝44を設け
た第2偏平チューブ42とした場合、水冷媒側の管内熱
伝達率が向上するため、熱交換器の熱交換能力を一層高
めることができる。
【0036】また、本実施の形態では、第1偏平チュー
ブ31内に設けた貫通穴30の断面形状を円形とした
が、相当直径が約0.5mmから1.0mmであれば、
断面形状に拘わらず同様な効果が得られる。
【0037】さらに、本実施の形態に係る冷凍サイクル
装置においては、上述の熱交換器を放熱器22として用
い、高圧状態のCO2冷媒を相当直径の小さな第1偏平
チューブ31に流し、耐圧強度を必要としない水などの
2次側冷媒を相当直径の大きな第2偏平チューブ32に
流すことで、1次側冷媒としてCO2等の冷凍サイクル
の高圧側で超臨界状態となりうる冷媒を用い熱交換性能
の高い冷凍サイクルを実現することが可能となる。
【0038】なお、低圧状態の冷媒が流れる吸熱器24
についても、上述の熱交換器を用いることが可能である
ことは明らかである。
【0039】また、本実施の形態では、有極性油である
ポリアルキレングリコール油(PAG油)を冷凍機油と
して用いているため、圧縮機21からCO2冷媒ととも
にサイクル中に吐出された冷凍機油は、CO2冷媒に対
して溶解しやすい。その結果、放熱器22の冷媒流路を
構成する偏平チューブ31の貫通穴30の管内壁面上に
熱抵抗となる油膜が形成され伝熱性能が低下することは
なく、超臨界状態のCO2冷媒が持つ高い熱伝達率を有
効に利用することができる。また、貫通穴30の管内壁
面上に油膜が形成されず、かつ油滴として流動すること
がないため、圧力損失の増大を招くこともない。このた
め、管内熱伝達率が非常に高く、かつ圧力損失による性
能の低下を押さえることができ、小型で高性能な放熱器
とすることができる。
【0040】また、上述の実施形態では、遷臨界ヒート
ポンプ式給湯器に、本発明に係る熱交換器を適応した
が、本発明の適応対象はこれに限定されるものではな
く、遷臨界ヒートポンプ式カーエアコンにおいて2次冷
媒として水冷媒を採用するヒートポンプ等のその他のヒ
ートポンプにも適応することができる。また、本発明に
より給湯される温水は飲料用、暖房用、加熱用等のその
用途は限定されるものではない。
【0041】(実施の形態2)本発明の一実施の形態に
おける冷凍サイクル装置の概略構成を図8に示す。図8
においては、図1と同じ構成要素については同一の符号
を付し、説明を省略する。図8において、50は放熱器
22出口〜減圧器23入口の間の冷媒と吸熱器24出口
〜圧縮機21吸入部の間の冷媒を熱交換させる内部熱交
換器(補助熱交換器)である。
【0042】本冷凍サイクル装置の動作について説明す
る。圧縮機21で圧縮(本実施の形態では、例えば、約
10MPa)されたCO2冷媒は高温高圧状態となり、
放熱器22へ導入される。放熱器22では、CO2冷媒
は超臨界状態であるので気液二相状態とはならずに、水
やブラインなどの二次側冷媒や外気などに放熱して、内
部熱交換器50を経て、減圧器23で減圧(本実施の形
態では、例えば、約3.5MPa)されて気液二相状態
となり吸熱器24へ導入される。吸熱器24では、空気
などから吸熱してガス状態となり、内部熱交換器50を
経て、再び圧縮機21に吸入される。このようなサイク
ルを繰り返すことにより、放熱器22で放熱による加熱
作用、吸熱器24で吸熱による冷却作用を行う。ここ
で、内部熱交換器50では、放熱器22を出て減圧器2
3に向かう比較的高温の冷媒と、吸熱器24を出て圧縮
機21に向かう比較的低温の冷媒とで熱交換が行われ
る。このため、放熱器22を出た冷媒が冷却されて減圧
器23で減圧されるため、吸熱器24入口でのエンタル
ピが減少して、吸熱器24の入口と出口でのエンタルピ
差が大きくなり、吸熱能力(冷却能力)が増大する。
【0043】次に、本実施の形態に係る熱交換器である
内部熱交換器50について述べる。図9は、本実施の形
態に係る熱交換器(内部熱交換器50)の概略構成図で
あり、図10は図9に示した熱交換器(内部熱交換器5
0)の横断面図(B−B´断面図)である。実施の形態
1と同じ構成要素については同一の符号を付し、説明を
省略する。
【0044】実施の形態1と異なるのは、第2偏平チュ
ーブ52として、実施の形態1の第1偏平チューブ31
と同様に、内部に約1.0mm程度の円形の貫通穴53
を設けた偏平チューブを用いた点である。第2偏平チュ
ーブ52はアルミニウムもしくは銅製であり、押し出し
加工または引き抜き加工にて形成されたものである。第
1偏平チューブ31は、実施の形態1と同様に、アルミ
ニウムもしくは銅製であり、押し出し加工または引き抜
き加工にて形成されたものである。超臨界状態の高圧に
対応するため、また管内の熱伝達率を向上させるため、
貫通穴30の孔径は、約0.5mmと細径化し、かつそ
の断面を円形としている。
【0045】内部熱交換器50では、放熱器22を出て
減圧器23に向かう比較的高温高圧の冷媒と、吸熱器2
4を出て圧縮機21に向かう比較的低温低圧の冷媒とで
熱交換を行なうため、第2偏平チューブ52の耐圧強度
は第1偏平チューブ31の耐圧強度より比較的低くてす
む。このため、第2偏平チューブ52の貫通穴53の相
当直径を第1偏平チューブ31の貫通穴30より大きく
している。
【0046】また、高温の第1偏平チューブ31の片面
のみを、第2偏平チューブ52と接合し、伝熱面として
有効利用している点が実施の形態1と異なる。
【0047】次に、本実施の形態に係る熱交換器である
内部熱交換器50および、その熱交換器(内部熱交換器
50)を用いた冷凍サイクル装置の特徴を述べる。
【0048】本実施の形態に係る熱交換器においては、
第1偏平チューブ31、第2偏平チューブ52ともに、
内部にそれぞれ約0.5mmと1.0mm程度の円形の
細い貫通穴30、53を設けた偏平チューブとし耐圧強
度を高めたため、第1偏平チューブ31には放熱器22
を出て減圧器23に向かう比較的高温高圧の冷媒を流
し、第2偏平チューブ52には吸熱器24を出て圧縮機
21に向かう比較的低温低圧(従来HFC冷媒の低圧に
比べれば著しく高い)の冷媒を流し、その間で熱交換を
行なうことが可能となる。また、第2偏平チューブ52
がはり合わせ構造でないため、冷媒リークの心配も全く
ない。したがって、高圧側で超臨界状態となるCO2等
の冷媒が流れる内部熱交換器に適応可能な熱交換器を実
現することができる。
【0049】また、高温の第1偏平チューブ31の片面
のみを、第2偏平チューブ52と接合し、伝熱面として
有効利用しているため、熱交換器の大きさを小さくする
ことができ、小型コンパクトで低コストな内部熱交換器
50を実現できる。
【0050】さらに、実施の形態1で説明した以下の効
果が得られることは言うまでもない。すなわち、本実施
の形態に係る熱交換器においては、第1偏平チューブ3
1の長手方向に対して、第2偏平チューブ52の長手方
向が直交するように所定の間隔で第2偏平チューブ52
を配設したため、(紙面上下方向に)隣り合う第2偏平
チューブ52間の隙間が生じる構成となり、その結果、
隣り合う第2偏平チューブ52間の熱伝導ロスが無くな
り、熱交換器の熱交換能力を高めることができる。ま
た、第2偏平チューブ52を2枚の板材を貼り合わせる
構成でなく、第2偏平チューブ52を一体構造としたた
め、従来例で述べたような隣り合うチューブ間の仕切り
部がない構成となる。その結果、隣り合う第2偏平チュ
ーブ52間を内部リークして冷媒同士が充分に熱交換し
ないうちに通過してしまうことはなくなり、熱交換能力
の低下を防ぐことが可能となる。
【0051】また、第1偏平チューブ31と第2偏平チ
ューブ52の重なり合う面積だけをろう付け接合するた
め、各接合部の面積は第1偏平チューブ31および第2
偏平チューブ52の幅の領域となり、非常に小さくな
る。その結果、各接合部の平面度を高くすることが容易
となり、また接合面のクリアランスを均一にすることも
容易になる。したがって、接合部が均一にろう付けさ
れ、ボイドが形成されることが無いため、接合面に熱抵
抗が生じることはなく、第1偏平チューブ31および第
2偏平チューブ52間の熱伝導率が向上して、熱交換能
力を高めることができる。
【0052】また、本実施の形態では、第2偏平チュー
ブ52に複数の部品を接合して構成した偏平チューブで
はなく、押し出し加工または引き抜き加工にて構成した
一体型の偏平チューブを用いたため、製造が容易にな
り、低コスト・高信頼性化を図ることが可能となる。
【0053】また、第1偏平チューブ31、第2偏平チ
ューブ52とも、チューブ幅15mmから50mm程度
の偏平チューブを用い、複数本、所定間隔に配設するこ
とにより熱交換器を構成できるため、大きな幅の偏平チ
ューブを製造する必要は無く、容易に熱交換器を製造す
ることが可能となる。
【0054】さらに、本実施の形態に係る冷凍サイクル
装置においては、上述の熱交換器を内部熱交換器50と
して用い、放熱器22を出て減圧器23に向かう高圧状
態の冷媒は、高い耐圧強度を有する第1偏平チューブ3
1を流し、比較的耐圧強度を必要としない、吸熱器24
を出て圧縮機21に向かう低圧状態の冷媒を第2偏平チ
ューブ52に流すことで、冷媒としてCO2やエタン等
の冷凍サイクルの放熱側で超臨界状態となりうる冷媒を
用いることができ、内部熱交換器50で、放熱器22を
出て減圧器23に向かう比較的高温の冷媒と、吸熱器2
4を出て圧縮機21に向かう比較的低温の冷媒とで熱交
換できるため、放熱器22を出た冷媒が冷却されて減圧
器23で減圧され、吸熱器24入口でのエンタルピが減
少して、吸熱器24の入口と出口でのエンタルピ差が大
きくなり、吸熱能力(冷却能力)を増大させた冷凍サイ
クルを実現することが可能となる。
【0055】なお、放熱器22や吸熱器24について
も、上述の熱交換器を用いることが可能であることは明
らかである。
【0056】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明によれば、1次側冷媒が流通する複数の貫通穴を有
する第1偏平チューブと、2次側冷媒が流通する複数の
貫通穴を有する第2偏平チューブとを備え、所定の間隔
に配設された第1偏平チューブの長手方向に対して、第
2偏平チューブの長手方向が例えば直交するように所定
の間隔で第2偏平チューブが配設された構成とし、かつ
重なり合う小さな領域だけをろう付けする構成としたた
め、隣り合う偏平チューブ間の熱伝導および冷媒リーク
による熱ロスを防止するとともに、接合面のクリアラン
スのばらつきによるろう付け面積の減少を防止し、熱交
換能力の低下を効果的に抑えるようにした熱交換器、お
よびその熱交換器を使用し冷媒としてCO2やエタン等
の冷凍サイクルの放熱側で超臨界状態となりうる冷媒を
用いることができる冷凍サイクル装置を実現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装
置の概略構成図
【図2】本発明の実施の形態1に用いる熱交換器の構成
【図3】本発明の実施の形態1に用いる熱交換器の正面
【図4】本発明の実施の形態1に用いる熱交換器の横断
面図
【図5】本発明の実施の形態1の熱交換器に用いる伝熱
管の構成図
【図6】本発明の実施の形態1の熱交換器に用いる伝熱
管の構成図
【図7】本発明の実施の形態1の熱交換器に用いる伝熱
管の構成図
【図8】本発明の実施の形態2における冷凍サイクル装
置の概略構成図
【図9】本発明の実施の形態2に用いる熱交換器の構成
【図10】本発明の実施の形態2に用いる熱交換器の横
断面図
【図11】従来の熱交換器の正面図
【図12】従来の熱交換器の要部縦断面図
【符号の説明】
21 圧縮機 22 放熱器 23 減圧器 24 吸熱器 30,33,43,53 貫通穴 31 第1偏平チューブ 32,42,52 第2偏平チューブ 32a,52a 第2偏平チューブ本体 32b 第2偏平チューブヘッダタンク 35 1次側冷媒流入管 36a,36b 1次側冷媒ヘッダタンク 37 1次側冷媒流出管 38 2次側冷媒流入管 39a,39b 2次側冷媒ヘッダタンク 40 2次側冷媒流出管 44 溝 50 内部熱交換器
フロントページの続き (72)発明者 薬丸 雄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L103 AA35 BB43 CC03 DD32

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次側冷媒が流通する複数の貫通穴を有
    する複数の第1偏平チューブと、2次側冷媒が流通する
    複数の貫通穴を有する第2偏平チューブとを備え、前記
    第2偏平チューブは、前記第1偏平チューブの長手方向
    全域に渡って長手方向が前記第1偏平チューブの長手方
    向に対して交わるように配設された複数の第2偏平チュ
    ーブ本体、および前記第2偏平チューブ本体の長手方向
    端部にて隣り合う前記第2偏平チューブ本体を接続して
    前記2次側冷媒の流通方向を転向させる第2偏平チュー
    ブヘッダタンクから成り、前記第1偏平チューブと前記
    第2偏平チューブ本体が接合されていることを特徴とす
    る熱交換器。
  2. 【請求項2】 1次側冷媒が流通する複数の貫通穴を有
    する複数の第1偏平チューブと、2次側冷媒が流通する
    複数の貫通穴を有する第2偏平チューブとを備え、前記
    第2偏平チューブは、前記第1偏平チューブの長手方向
    全域に渡って長手方向が前記第1偏平チューブの長手方
    向に対して交わるように配設され、かつ前記第1偏平チ
    ューブの肉厚方向に前記第1偏平チューブを中間にして
    2つの前記第2偏平チューブで挟み込むように配設され
    た複数の第2偏平チューブ本体、および前記第2偏平チ
    ューブ本体の長手方向端部にて隣り合う前記第2偏平チ
    ューブ本体を接続して前記2次側冷媒の流通方向を転向
    させる第2偏平チューブヘッダタンクから成り、前記第
    1偏平チューブと前記第2偏平チューブ本体が接合され
    ていることを特徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 第1偏平チューブの相当直径を、第2偏
    平チューブの相当直径より小さくしたことを特徴とする
    請求項1または2記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 1次側冷媒の圧力が、2次側冷媒の圧力
    に比べて高いことを特徴とする請求項1または2記載の
    記載の熱交換器。
  5. 【請求項5】 1次側冷媒は二酸化炭素であることを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載の記載の熱交
    換器。
  6. 【請求項6】 圧縮機、放熱器、減圧器、吸熱器等から
    なる冷凍サイクルにおいて、前記放熱器、前記吸熱器の
    うちの少なくとも1つは、請求項1から4のいずれかに
    記載の熱交換器を用いることを特徴とする冷凍サイクル
    装置。
  7. 【請求項7】 圧縮機、放熱器、減圧器、吸熱器等から
    なる冷凍サイクルにおいて、前記放熱器出口から前記減
    圧器入口までと前記吸熱器出口から前記圧縮機吸入部ま
    でとで熱交換を行う補助熱交換器とを備え、前記放熱
    器、前記吸熱器、前記補助熱交換器のうちの少なくとも
    1つは、請求項1から4のいずれかに記載の熱交換器を
    用いることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  8. 【請求項8】 放熱側で超臨界状態となりうる冷媒を封
    入し、前記冷媒として二酸化炭素を用い、冷凍機油とし
    てポリアルキレングリコール油(PAG油)を用いたこ
    とを特徴とする請求項6または7記載の冷凍サイクル装
    置。
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