JP2003028582A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2003028582A
JP2003028582A JP2001211267A JP2001211267A JP2003028582A JP 2003028582 A JP2003028582 A JP 2003028582A JP 2001211267 A JP2001211267 A JP 2001211267A JP 2001211267 A JP2001211267 A JP 2001211267A JP 2003028582 A JP2003028582 A JP 2003028582A
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tube
heat exchanger
fluid
brine
heat
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JP2001211267A
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Norihide Kawachi
典秀 河地
Takeshi Okinoya
剛 沖ノ谷
Ken Yamamoto
山本  憲
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Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/0008Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium
    • F28D7/0025Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits for one medium being in heat conductive contact with the conduits for the other medium the conduits for one medium or the conduits for both media being flat tubes or arrays of tubes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水用加熱部3bとブライン用加熱部3cとを
一体的に構成することにより、省スペースが可能でコス
トを抑えることのできる熱交換器を提供する。 【解決手段】 冷媒が流通する扁平な第1チューブ3a
の片面に、給湯水が流通する第2チューブ3bを接合
し、第1チューブ3aのもう一方の片面に、ブラインが
流通する第3チューブ3cを接合した。これにより、水
加熱部である第2チューブ3bと、ブライン用加熱部で
ある第3チューブ3cとを、加熱する冷媒が流通する第
1チューブ3aの両面に接合して1つの熱交換器として
構成することにより、2種類の熱交換器で構成し配置し
ていた従来に対して、省スペースが可能となり、また第
2、第3チューブ3b、3cに対して第1チューブ3a
を共用できるため、その分コストも抑えることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒等の第1作動
流体と水等の第2作動流体との熱交換を行なうと共に、
冷媒等の第1作動流体とブライン(不凍液等の熱交換媒
体)等の第3作動流体とも熱交換を行なう熱交換器、又
は、冷媒等の第1作動流体と水等の第2作動流体との熱
交換を行なうと共に、水等の第2作動流体とブライン
(不凍液等の熱交換媒体)等の第3作動流体とも熱交換
を行なう熱交換器に関するもので、特に二酸化炭素より
なる冷媒と給湯水及びブライン等とを熱交換するのに好
適な冷凍サイクル用熱交換器に係る。
【0002】
【従来の技術】図5に、従来の一実施形態における給湯
暖房装置1の模式図を示す。給湯水を加熱して高温(本
実施形態では約90℃)の温水を生成すると共に、不凍
液等のブラインを加熱して(本実施形態では約60℃)
床暖房等を行うヒートポンプサイクルである。2は冷媒
を吸入圧縮する圧縮機であり、この圧縮機2にて冷媒が
循環するヒートポンプサイクルに対して、本発明に係る
従来の熱交換器3と4が配置されている。
【0003】3は、圧縮機2から吐出する冷媒と、ポン
プ8にて供給される給湯水とを熱交換する水用(給湯
用)の熱交換器であり、放熱器3aと受熱器3bとから
なる。また4は、熱交換器3で熱交換した後の冷媒と、
ポンプ10にて供給される不凍液等のブラインとを熱交
換するブライン用(床暖房用)の熱交換器であり、放熱
器4aと受熱器4bとからなる。
【0004】図6に、その従来の一実施形態における熱
交換器を示し、(a)は水用熱交換器3、(b)はブラ
イン用熱交換器4の斜視図を示す。ブライン用熱交換器
4はアルミニウムの押し出し成形チューブや板材等で構
成されており、水用熱交換器3は加熱した水を飲用する
場合があるため、腐食生成物が流出しないよう銅やステ
ンレスの管や板材等で構成されている。
【0005】いずれも、内部に複数の流体通路を持つ2
本の偏平チューブ3aと3b、4aと4bを、その長手
方向全域に渡ってろう付けまたは半田付け等の手段で熱
的に接合することで、一方の偏平チューブ3a、4aの
複数の流体通路内を流れる流体(例えば冷媒)から、他
方の偏平チューブ3b、4bの複数の流体通路内を流れ
る流体(例えば水及びブライン)へ熱を移動させる構造
となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
水用熱交換器3とブライン用熱交換器4とを別々に構成
することは、装置内でスペースを取り、2種類の熱交換
器が必要となることよりコストがかさむという問題があ
る。また、ブライン用熱交換器4では、水用熱交換器3
で熱交換して下がった後の冷媒温度までしか加熱できな
いという問題がある。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みて成されたも
のであり、第2流体用加熱部と第3流体用加熱部とを一
体的に構成することにより、省スペースが可能で、コス
トを抑えることのできる熱交換器を提供することを第1
の目的とする。また、用途等により第3流体用加熱部で
の加熱温度を任意に設定することのできる熱交換器を提
供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の技術的手段を採用する。
【0009】請求項1記載の発明では、第1流体と第2
流体とを熱交換すると共に、第1流体と第3流体とも熱
交換する熱交換器であって、第1流体が流通する扁平な
第1チューブ(3a)の片面に、第2流体が流通する第
2チューブ(3b)を接合し、第1チューブ(3a)の
もう一方の片面に、第3流体が流通する第3チューブ
(3c)を接合したことを特徴とする。
【0010】これにより、第2流体用加熱部である第2
チューブ(3b)と、第3流体用加熱部である第3チュ
ーブ(3c)とを、加熱する冷媒が流通する第1チュー
ブ(3a)の両面に接合して1つの熱交換器として構成
することにより、2種類の熱交換器で構成し配置してい
た従来に対して省スペースが可能となり、また第2、第
3チューブ(3b、3c)に対して第1チューブ(3
a)を共用できるため、その分コストも抑えることがで
きる。
【0011】請求項2記載の発明では、第1チューブ
(3a)の温度分布と、第3流体を目標温度とするため
の必要熱量とから、第1チューブ(3a)に対する第3
チューブ(3c)の接合位置と接合面積を決めたことを
特徴とする。
【0012】これにより、第3流体用加熱部である第3
チューブ(3c)を例えばブラインの用途等により、加
熱する冷媒が流通する第1チューブ(3a)の温度分布
に対して、第3チューブ(3c)の接合位置と接合面積
を調節することにより、第3チューブ(3c)でのブラ
インの加熱温度を任意に設定することができる。
【0013】請求項3記載の発明では、第1流体と第2
流体とを熱交換すると共に、第2流体と第3流体とも熱
交換する熱交換器であって、第1流体が流通する扁平な
第1チューブ(3a)の片面に、第2流体が流通する扁
平な第2チューブ(3b)を接合し、第2チューブ(3
b)のもう一方の片面に、第3流体が流通する第3チュ
ーブ(3c)を接合したことを特徴とする。
【0014】これにより、加熱する冷媒が流通する第1
チューブ(3a)の片面に第2流体用加熱部である第2
チューブ(3b)を接合し、その第2チューブ(3b)
のもう一方の片面に第3流体用加熱部である第3チュー
ブ(3c)を接合して1つの熱交換器として構成するこ
とにより、2種類の熱交換器で構成し配置していた従来
に対して省スペースが可能となり、また第2、第3流体
の加熱に対して第1チューブ(3a)を共用できるた
め、その分コストも抑えることができる。
【0015】請求項4記載の発明では、第2チューブ
(3b)の温度分布と、第3流体を目標温度とするため
の必要熱量とから、第2チューブ(3b)に対する第3
チューブ(3c)の接合位置と接合面積を決めたことを
特徴とする。
【0016】これにより、第1チューブ(3a)で加熱
された水が流通する第2チューブ(3b)の温度分布に
対して、第3流体用加熱部である第3チューブ(3c)
を例えばブラインの用途等により、第3チューブ(3
c)の接合位置と接合面積を調節することにより、第3
チューブ(3c)でのブラインの加熱温度を任意に設定
することができる。
【0017】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を、図面
に基づき説明する。
【0019】(第1実施形態)本実施形態は、本発明に
係る熱交換器を家庭用給湯暖房装置に適用したものであ
り、図1は第1実施形態における給湯暖房装置1の模式
図である。給湯水を加熱して高温(本実施形態では約9
0℃)の温水を生成すると共に、不凍液等のブラインを
加熱して(本実施形態では約60℃)床暖房等を行う超
臨界ヒートポンプサイクルである。
【0020】尚、超臨界ヒートポンプサイクル(以下、
ヒートポンプと略す)とは、高圧側の冷媒圧力が冷媒の
臨界圧力以上となるヒートポンプサイクルを言い、例え
ば二酸化炭素、エチレン、エタン、酸化窒素等を冷媒と
するヒートポンプサイクルである。
【0021】2は冷媒(本実施形態では二酸化炭素)を
吸入圧縮する圧縮機であり、この圧縮機2は、冷媒を吸
入圧縮する圧縮機構(図示せず)と、その圧縮機構を駆
動する電動モータ(図示せず)とが一体となった電動圧
縮機である。3は、本発明に係る熱交換器を適用したも
ので、圧縮機2から吐出する冷媒の放熱器となる第1チ
ューブ3aと給湯水とを熱交換すると共に、不凍液等の
ブラインとも熱交換する熱交換器であり、詳細は後述す
る。
【0022】5は熱交換器3から流出する冷媒を減圧す
る電気式膨張弁(減圧器)であり、6は電気式膨張弁5
から流出する冷媒を蒸発させて大気中の熱を冷媒に吸収
させると共に、後述するアキュームレータ7(圧縮機2
の吸入側)に向けて冷媒を流出する蒸発器である。
【0023】7は、蒸発器6から流出する冷媒を気相冷
媒と液相冷媒とに分離して、気相冷媒を圧縮機2の吸入
側に流出すると共に、ヒートポンプ中の余剰冷媒を蓄え
るアキュームレータである。6aは蒸発器6に空気(外
気)を送風すると共に、その送風量を調節することがで
きる送風機である。
【0024】8は給湯水を熱交換器3へ供給する(循環
させる)と共に、その給湯水量を調節する電動ウォータ
ポンプ(以下、ポンプと略す。)である。熱交換器3へ
供給された給湯水は、給湯水用加熱部である第2チュー
ブ3bにて、冷媒放熱器である第1チューブ3aと熱交
換して加熱される。9はその加熱された温水を保温貯蔵
する保温タンクであり、温水(給湯水)の流れに対して
並列となるように配設されている。
【0025】また、10はブラインを熱交換器3へ供給
する(循環させる)と共に、そのブライン量を調節する
電動ポンプ(以下、ポンプと略す。)である。熱交換器
3へ供給されたブラインは、ブライン用加熱部である第
3チューブ3cにて、冷媒放熱器である第1チューブ3
aと熱交換して加熱される。11はその加熱されたブラ
インを熱源とする床暖房装置(放熱器)であり、ブライ
ンの流れに対して直列に配設されている。
【0026】そして、熱交換器3から流出する冷媒の温
度を検出する冷媒温度センサ、熱交換器3に流入する給
湯水の温度を検出する給水温度センサ、熱交換器3から
流出する給湯水の温度を検出する給湯温度センサ、熱交
換器3に流入するブラインの温度を検出する流入ブライ
ン温度センサ、熱交換器3から流出するブラインの温度
を検出する流出ブライン温度センサ等の図示しない各セ
ンサの検出信号は、同じく図示しない電子制御装置(E
CU)に入力されている。
【0027】そして先の圧縮機2、電気式膨張弁5、送
風機6a、及びポンプ8、10は、これら図示しない各
センサの検出信号に基づき、同じく図示しないECUに
より制御されている。
【0028】次に、本発明に係る熱交換器3について説
明する。図2は、第1実施形態における熱交換器3を示
し、(a)は斜視図、(b)は(a)中A−A部の断面
模式図である。図2に示すように、熱交換器3のコア部
は、3層の銅又はステンレス製のチューブ3a〜3cで
構成しており、冷媒が流通する扁平な第1チューブ3a
の片面に、給湯水が流通する第2チューブ3bを接合
し、第1チューブ3aのもう一方の片面に、ブラインが
流通する第3チューブ3cを接合している。
【0029】冷媒が流通する第1チューブ3aは、細管
であるキャピラリーチューブを多数本並べて冷媒圧力に
耐えうる耐圧強度を持たせた構成としている。また、給
湯水が流通する第2チューブ3bとブラインが流通する
第3チューブ3cとは、扁平チューブの中に波状のイン
ナーフィン3dを入れたチューブとしている。
【0030】尚、第1チューブ3aの冷媒流れと、第2
チューブ3bの給湯水流れ、及び第3チューブ3cのブ
ライン流れとは、対向するように構成された対向流型の
熱交換器となっている。
【0031】a1は第1チューブ3aに冷媒を供給する
ヘッダパイプ(タンク)であり、a2は第1チューブ3
aから流出した冷媒を回収するヘッダパイプ(タンク)
である。b1は第2チューブ3bに給湯水を供給するヘ
ッダパイプ(タンク)であり、b2は第2チューブ3b
から流出した給湯水を回収するヘッダパイプ(タンク)
である。また、c1は第3チューブ3cにブラインを供
給するヘッダパイプ(タンク)であり、c2は第3チュ
ーブ3cから流出したブラインを回収するヘッダパイプ
(タンク)である。
【0032】次に、本実施形態に係る熱交換器3の製造
方法の概略について述べる。
【0033】(仮組工程):インナーフィン3dを挿入
した第2チューブ3b上に、キャピラリーチューブを多
数本並べた第1チューブ3aと、インナーフィン3dを
挿入した第3チューブ3cとを順次重ねてコア部分を仮
組みする。次に、この仮組みしたコア部の両端に、ヘッ
ダパイプc1とc2、a1とa2、b1とb2を順次挿
入する。又、各ヘッダパイプa1〜c2の反流体出入口
側には図示しないキャップをはめる。この際、各接合す
る部分には、ろう材箔やろう棒を挿入しておく。
【0034】(ろう付け工程):そして、これを炉内で
所定時間加熱し、これらの部品を一括してろう付けで一
体接合する。また、必要に応じて各ヘッダパイプa1〜
c2の流体出入口側に図示しないサブパイプ等が接合さ
れて完成する。
【0035】次に、本実施形態の特徴を述べる。上記の
ように、水加熱部である第2チューブ3bと、ブライン
用加熱部である第3チューブ3cとを、加熱する冷媒が
流通する第1チューブ3aの両面に接合して1つの熱交
換器として構成することにより、2種類の熱交換器で構
成し配置していた従来に対して、省スペースが可能とな
り、コストも抑えることができる。
【0036】また、第1チューブ3aの温度分布と、ブ
ラインを目標温度とするための必要熱量とから、第1チ
ューブ3aに対する第3チューブ3cの接合位置と接合
面積を決めている。
【0037】これは、主機能である給湯器として冷媒で
給湯水を加熱した場合、3℃程度で流入してきた給湯水
を90℃位まで沸き上げて流出させると、110℃位で
流入してきた冷媒は20℃程度にまで低下して流出して
ゆく。このような大きな温度勾配となる冷媒チューブ3
aに対して、ある熱容量を持ったブラインを目標温度と
するために、ブラインチューブ3cの接合位置と接合面
積を決めている。
【0038】例えば、ブラインを床暖房に用いる場合、
目標温度は60℃位となり、流入してきたブラインを6
0℃位までに加熱して流出させるため、冷媒チューブ3
aが70℃程度になる位置位までに必要接合面積で接合
させている。そして、この接合位置や接合面積はブライ
ンの用途に応じ、例えば床暖房以外に空調暖房機や乾燥
機に用いた場合、それぞれの適切な位置・面積に決めら
れる。
【0039】このように、ブライン用加熱部である第3
チューブ3cをブラインの用途等により、加熱する冷媒
が流通する第1チューブ3aの温度分布に対して、第3
チューブ3cの接合位置と接合面積を調節することによ
り、第3チューブ3cでのブラインの加熱温度を任意に
設定することができる。
【0040】(第2実施形態)図3は本発明の第2実施
形態における給湯暖房装置の模式図であり、図4は本発
明の第2実施形態における熱交換器3の断面模式図であ
る。第1実施形態とは熱交換器3におけるチューブ3a
〜3cの並び順のみ異なり、その他の給湯暖房装置1の
構成や作動、及び熱交換器3の概略の構成や製造方法は
同様であるため説明を省略する。
【0041】熱交換器3の具体的な構造は、冷媒が流通
する扁平な第1チューブ3aの片面に、給湯水が流通す
る扁平な第2チューブ3bを接合し、その第2チューブ
3bのもう一方の片面に、ブラインが流通する第3チュ
ーブ3cを接合している。そして、第1チューブ3aの
冷媒流れと、第2チューブ3bの給湯水流れと、第3チ
ューブ3cのブライン流れとは、それぞれが対向するよ
うに構成された対向流型の熱交換器となっている。
【0042】このように、第1チューブ3a〜第3チュ
ーブ3c迄を接合して1つの熱交換器として構成し、第
1チューブ3aの冷媒から第2チューブ3bの給湯水を
介して第3チューブ3cのブライン迄を加熱することに
より、従来2種類の熱交換器で構成し配置していたのに
対して、省スペースが可能となり、コストも抑えること
ができる。
【0043】また、第2チューブ3bの温度分布と、ブ
ラインを目標温度とするための必要熱量とから、第2チ
ューブ3bに対する第3チューブ3cの接合位置と接合
面積を決めている。このように、ブライン用加熱部であ
る第3チューブ3cをブラインの用途等により、加熱す
る給湯水が流通する第2チューブ3bの温度分布に対し
て、第3チューブ3cの接合位置と接合面積を調節する
ことにより、第3チューブ3cでのブラインの加熱温度
を任意に設定することができる。
【0044】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、超臨界ヒートポンプ式給湯暖房装置に適用したが、
これに限らず臨界圧力未満で稼動するヒートポンプ装置
に適用しても良い。また、第1流体として冷媒と、第2
流体として給湯水とを熱交換する熱交換器に適用した
が、これに限らず水と空気とを熱交換するものや、冷媒
と空気とを熱交換する熱交換器に適用しても良い。ま
た、第3流体としたブラインも、不凍液に限らず水や空
気等であっても良い。
【0045】また、第1チューブ3aは、細管であるキ
ャピラリーチューブを多数本並べた構成とし、第2チュ
ーブ3bと第3チューブ3cとは、扁平チューブの中に
波状のインナーフィン3dを入れたチューブとしている
が、各チューブともチューブのタイプを限るものではな
く、板材をプレスで成形して貼り合わせもの、管に成形
して両縁部を溶接やろう付けで接合したもの、押し出し
や引き抜きで成形したもの、パイプ材で構成したもの等
であっても良い。
【0046】また、各流体の流れ方向は全面同一方向に
限らず、Uターンする流れや蛇行する流れであっても良
い。また、熱交換器3全体が平板状のものに限らず、例
えば熱交換器3全体が曲面であったり、途中に曲げが入
った形状のものであっても良い。また、ろう材はろう材
箔やろう棒を挿入しているが、部品表面に塗布したり、
被覆(クラッド)や溶射等の手段を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における給湯暖房装置の
模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態における熱交換器3を示
し、(a)は斜視図、(b)は(a)中A−A部の断面
模式図である。
【図3】本発明の第2実施形態における給湯暖房装置の
模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態における熱交換器3の断
面模式図である。
【図5】従来の一実施形態における給湯暖房装置の模式
図である。
【図6】従来の一実施形態における熱交換器を示し、
(a)は水用熱交換器3、(b)はブライン用熱交換器
4の斜視図である。
【符号の説明】
3a 冷媒用チューブ(第1チューブ) 3b 水用チューブ、水用加熱部(第2チューブ) 3c ブレイン用チューブ、ブレイン用加熱部(第3チ
ューブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 憲 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3L103 AA05 AA06 BB43 BB50 CC02 CC30 CC40 DD10 DD18 DD22 DD33 DD36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1流体と第2流体とを熱交換すると共
    に、前記第1流体と第3流体とも熱交換する熱交換器で
    あって、 前記第1流体が流通する扁平な第1チューブ(3a)の
    片面に、前記第2流体が流通する第2チューブ(3b)
    を接合し、 前記第1チューブ(3a)のもう一方の片面に、前記第
    3流体が流通する第3チューブ(3c)を接合したこと
    を特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記第1チューブ(3a)の温度分布
    と、前記第3流体を目標温度とするための必要熱量とか
    ら、前記第1チューブ(3a)に対する前記第3チュー
    ブ(3c)の接合位置と接合面積を決めたことを特徴と
    する請求項1に記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 第1流体と第2流体とを熱交換すると共
    に、前記第2流体と第3流体とも熱交換する熱交換器で
    あって、 前記第1流体が流通する扁平な第1チューブ(3a)の
    片面に、前記第2流体が流通する扁平な第2チューブ
    (3b)を接合し、 前記第2チューブ(3b)のもう一方の片面に、前記第
    3流体が流通する第3チューブ(3c)を接合したこと
    を特徴とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記第2チューブ(3b)の温度分布
    と、前記第3流体を目標温度とするための必要熱量とか
    ら、前記第2チューブ(3b)に対する前記第3チュー
    ブ(3c)の接合位置と接合面積を決めたことを特徴と
    する請求項3に記載の熱交換器。
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Cited By (15)

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