JP4867569B2 - 熱交換器および冷凍空調装置 - Google Patents

熱交換器および冷凍空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4867569B2
JP4867569B2 JP2006285066A JP2006285066A JP4867569B2 JP 4867569 B2 JP4867569 B2 JP 4867569B2 JP 2006285066 A JP2006285066 A JP 2006285066A JP 2006285066 A JP2006285066 A JP 2006285066A JP 4867569 B2 JP4867569 B2 JP 4867569B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
liquid
flat tube
heat exchanger
inlet header
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006285066A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008101852A (ja
Inventor
寿守務 吉村
慎一 若本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006285066A priority Critical patent/JP4867569B2/ja
Publication of JP2008101852A publication Critical patent/JP2008101852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4867569B2 publication Critical patent/JP4867569B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、低温流体と高温流体とを熱交換させて高温流体から低温流体に熱を伝える熱交換器に関するものである。また、この熱交換器を用いた冷凍空調装置に関するものである。
従来の熱交換器は、低温流体が流れる複数の貫通穴を有する扁平状の第1扁平管と、高温流体が流れる複数の貫通穴を有する扁平状の第2扁平管と、第1扁平管の両端に接続された第1ヘッダーと、第2扁平管の両端に接続された第2ヘッダーとを備え、第1の扁平管と第2の扁平管とを長手方向(流体の流れ方向)が並行になるようにして、それぞれの扁平な面同士を接触積層させることにより、高い熱交換性能を得ている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−340485号公報(第4〜5頁、図1)
上記のような従来の熱交換器を用いた冷凍空調装置は、圧縮機、放熱器、流量制御手段、蒸発器を冷媒配管で接続しHFC(ハイドロフルオロカーボン)系冷媒、炭化水素、二酸化酸素などの冷媒が循環するように構成されており、冷凍空調装置の効率を上げるためには、熱交換器の熱交換性能を上げることが重要となる。
このような熱交換器にあって高い熱交換性能を得るには、第1扁平管及び第2扁平管の長さ(流体の流れ方向の長さ)または幅(流体の流れ方向に垂直な方向の長さ)を大きくして第1扁平管と第2扁平管との接触面積を増加させる必要がある。しかしながら、第1扁平管及び第2扁平管の長さを大きくすると、圧力損失が上昇し流体を熱交換器に送り駆動させるための駆動装置の動力増加を招く。一方、幅を大きくすると並列流路数が増えるため、第1ヘッダー及び第2ヘッダーで各流路(各貫通穴)に流体を分配する際に流量の偏りが発生するという問題があった。特に、流体が気相と液相の混在した気液二相状態の場合には、ヘッダー内で発生する不均一な気液分布などに起因して、各流路への気液比率に偏りが発生しやすく、有効に熱交換できる流体の流量に過不足が生じ、温度効率が著しく低下して、熱交換性能が低下する問題があった。また、この熱交換性能の低下を補うために熱交換器を必要以上に大きくしなければならないという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、コンパクトで高性能な熱交換器および冷凍空調装置を得ることを目的としている。
この発明の熱交換器は、高温流体が流れる貫通穴を複数有する扁平状の第1扁平管と、フロン冷媒、HC系冷媒またはアンモニアの低温流体が流れる貫通穴を複数有する扁平状の第2扁平管と、第1扁平管の両端にそれぞれ接続された管状の第1入口ヘッダー及び第1出口ヘッダーと、第2扁平管の両端にそれぞれ接続された管状の第2入口ヘッダー及び第2出口ヘッダーとを備え、第1扁平管と第2扁平管とは、扁平な面で互いに接触するように積層配置され、第2扁平管の各貫通穴に流れる低温流体は、第2入口ヘッダーから各貫通穴に分配される気液二相状態の流体であり、気液二相状態の流体が流れる第2扁平管の入口ヘッダーの内直径は、第2扁平管の第2出口ヘッダーの内直径より小さいものである。
また、この発明の熱交換器は、高温流体が流れる貫通穴を複数有する扁平状の第1扁平管と、フロン冷媒、HC系冷媒またはアンモニアの低温流体が流れる貫通穴を複数有する扁平状の第2扁平管と、第1扁平管の両端にそれぞれ接続された管状の第1入口ヘッダー及び第1出口ヘッダーと、第2扁平管の両端にそれぞれ接続された管状の第2入口ヘッダー及び第2出口ヘッダーとを備え、第1扁平管と上記第2扁平管とが、扁平な面で互いに接触するように積層配置され、第2扁平管の各貫通穴に流れる低温流体は、第2入口ヘッダーから各貫通穴に分配される気液二相状態の流体であり、第2入口ヘッダーの内直径および第2出口ヘッダーの内直径より小さい内直径の流路を、第2入口ヘッダーの上流側直前と第2出口ヘッダーの下流側直前のうち、第2入口ヘッダーの上流側直前にのみ設けたものである。
この発明の冷凍空調装置は、放熱器または放熱器と減圧装置との間に設けた第2放熱器として、上記熱交換器を用いたものである。
この発明によれば、コンパクトで高性能な熱交換器を提供することができる。また、この発明によれば、コンパクトで高性能な冷凍空調装置を提供することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による熱交換器を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のb−b線での断面図、図1(c)は図1(a)のc−c線での断面図である。図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは、明細書の全文において共通することである。
図1において、第1扁平管1及び第2扁平管2は、それぞれ高温流体及び低温流体が流れる複数の貫通穴を有しており、扁平な面で互いに接触するように、かつそれぞれの扁平管1,2内を流れる流体の流れ方向(L1方向、L2方向)が直交するように積層され、ロウ付け等で接合されている。第1扁平管1の長手方向(L1方向)の両端は、それぞれ管状の第1入口ヘッダー3の側面及び管状の第1出口ヘッダー4の側面に接続されており、第1扁平管1は並列流路を構成する。第2扁平管2の長手方向(L2方向)の両端は、それぞれ管状の第2入口ヘッダー5及び管状の第2出口ヘッダー6と接続されており、第2扁平管2も並列流路を構成する。また、第1入口ヘッダー3、第1出口ヘッダー4、第2入口ヘッダー5及び第2出口ヘッダー6は、それぞれの管軸方向と扁平管1,2の扁平な面とが並行になるように配置されている。さらに、低温流体が気液二相状態となって流れる第2入口ヘッダー5の内直径Dは、他のヘッダーの内直径より小さく形成されている。
図1において、FHは高温流体の流れを示し、FCは低温流体の流れを示す。高温流体は第1入口ヘッダー3、第1扁平管1、第1出口ヘッダー4の順に流れ、低温流体は第2入口ヘッダー5、第2扁平管2、第2出口ヘッダー6の順に流れ、第1扁平管1と第2扁平管2との接触部を介して両流体が熱交換される。
なお、本実施の形態では、熱交換器10は、それぞれ1本の第1扁平管1及び第2扁平管2により構成されるものとしたが、各扁平管1,2の数は本実施の形態の数に限らない。複数の第1の扁平管1と複数の第2の扁平管2とを扁平面に沿って交互に並べ、並列流路を構成するようにしてもよい。また、本実施の形態では、第1扁平管1と第2扁平管2とは、それぞれの管内を流れる流体の流れ方向(L1方向とL2方向)が直交となるように接触させているが、並行となるにように接触させてもよい。この際、扁平面に沿って並んだ複数の扁平管を折り返して積層してもよい。
本実施の形態に示す熱交換器10においては、気液二相流体が流れる第2入口ヘッダー5の内直径は他のヘッダー3,4,6の内直径よりも小さいので、ガス流速を大きくすることができ、ガス流速の増加により管内での気液のミキシングが促進され、気液が均一化する。このため、気液比率が均等になり各貫通穴へ低温流体を分配することでき、流体の温度効率を最大化、さらには圧力損失を最小化することができ、熱交換器10の熱交換性能を向上することができる。したがって、本実施の形態に示す熱交換器10においては、コンパクトで高性能な熱交換器を得ることができる。
なお、他のヘッダー3、4、6の内直径については、気液二相流体が流入しない限り、気液のミキシングによる分配特性の向上効果が得られないため、圧力損失の増加を招かないように第2入口ヘッダー5の内直径より大きくすることが望ましい。
一般に、気液二相流体の気液の流れ状態は、主に流体のガス速度及び物性値(特に気液の密度)に強く影響される。このため、第2入口ヘッダー5の管内直径Dを変化させるかわりに、第2入口ヘッダー5内のガス流速を変化させることによって、ガス流速(すなわち、管内直径D)が伝熱特性(すなわち、気液二相流体の分配特性)に与える影響を実験で調べた。実験では、第1偏平管1に、高温流体として温水を流し、第2扁平管2に、低温流体として気液二相状態の低温フロン冷媒を流して、各流体の出入口温度から、数1および数2の式を用いて伝熱特性KA(W/K)を測定した。
Figure 0004867569
Figure 0004867569
ここで、M:高温流体の質量流量(kg/h)、Cp:高温流体の定圧比熱(J/kgK)、Thi:高温流体の入口温度、Tho:高温流体の出口温度、TCO:低温流体の出口温度、TCi:低温流体の入口温度である。
第2入口ヘッダー5の内直径Dは6mmとし、第1偏平管1および第2扁平管2は、それぞれ幅方向1列に並んだ孔径1mmの貫通穴を60個有し、第1偏平管1と第2扁平管2とは図1に示す熱交換器10とは異なり、管内を流れる流体の流れ方向が対向するように貼り合わされている。高温流体の質量流量Mは600kg/h、低温流体の質量流量Mcは50〜150kg/h、低温流体の気液の全質量流量に対するガスの質量流量の割合、すなわち乾き度Xは0.05〜0.5の範囲で伝熱特性KA(W/K)を測定した。この乾き度の範囲は、一般の冷凍空調装置に用いる熱交換器10の入口乾き度としては一般的な使用範囲である。また、第2入口ヘッダー5を水平に配置した場合と垂直に配置した場合とについて、伝熱特性KA(W/K)を測定した。
図2は、ガス流速と伝熱特性(相対値)との関係を示す図である。ただし、横軸には、数3および数4の式に示すように、流体密度が気液の流動様式に及ぼす影響を表すパラメータに用いられるλを用いて流体密度の影響を考慮した修正ガス質量速度G/λで示した。縦軸の気液の伝熱特性(相対値)は、第2入口ヘッダー5の各貫通穴へ気液比率が均等になるように低温流体を分配させた条件における伝熱特性を1として相対値で表した。
Figure 0004867569
Figure 0004867569
ここで、G:ガスの質量速度(kg/mh)、M:ガスの質量流量(kg/h)、D:内直径(m)、X:乾き度、ρ:ガスの密度(kg/m)、ρ:液体の密度(kg/m)である。
図2に示すように、第2入口ヘッダー5の配置が水平、垂直にかかわらず、G/λが大きくなるほど、伝熱特性は第2入口ヘッダー5において気液比率が等しく分配される性能(伝熱性能[相対値]=1)に近づき、特に、G/λが約44000以上になると、伝熱特性はほぼ一定値に漸近する。以上の結果から、少なくともG/λが約44000以上であれば、気液比率が等しく各貫通穴に分配されることがわかった。G/λ≧44000という条件を内直径Dの式として整理すると、数5の式に示す範囲内であれば、気液比率が等しく各貫通穴に分配されることがわかった。
Figure 0004867569
気液のミキシングによる分配特性の向上効果をより確実に得るには、第2入口ヘッダー5の内直径Dを十分小さくすることが望ましい。しかしながら、内直径Dを小さくしすぎると、圧力損失が増大することは言うまでもない。ここで、許容できる圧力損失は、熱交換器10が用いられる冷凍空調装置の回路構成や動作条件により異なるが、一般的に、流体の圧力の数%程度、具体的には、0.1〜1kgf/cm程度である。なお、第2入口ヘッダー5内の気液二相流体の圧力損失ΔPは、種々の推算式(例えばLockhart-Martinelliの相関式)を用いて、第2入口ヘッダー5の内直径D、長さL、ガスの質量流量M等から求めることができる。
なお、第2入口ヘッダー5内では下流側ほど低温流体の流量が低下するため、第2入口ヘッダー5の内直径Dを管軸方向に入口から離れるに従って徐々に小さくすれば、最適な気液のミキシング効果が得られ、より一層、各貫通穴への気液比率が等しくなるように分配させることができる。この場合には、第2入口ヘッダーの入口の内直径Dを他のヘッダー3,4,6の内直径よりも小さくすればよく、好ましくは第2入口ヘッダー5の入口の内直径Dを数5の式の範囲内とすればよい。
なお、気液二相流体が流れる第2入口ヘッダー5に対して、内直径Dを他のヘッダー3,4,6の内直径より小さくする代わりに、内部に詰め物を挿入することも考えられる。しかし、この方法は、組立てが複雑になること、安定して第2入口ヘッダー5と詰め物との間のすきまを確保しにくいなど製造上の問題に加え、詰め物が冷媒回路内に流出して流路閉塞を起こすなど信頼性を低下させる問題があり、望ましくない。さらに、第2入口ヘッダー5と詰め物とにより形成される流路は、単純な管状流路に比べ、流路断面積あたりの流体の濡れ面積が大きく、また流体が第2入口ヘッダー5から各貫通穴へ分配されるまでのパス長が長くなるため、圧力損失が大きくなりやすい。また、流路形状が複雑であることに加え、流体の表面張力の影響も受けやすいことから、期待できる気液のミキシング効果が得ることが難しいと考えられ、したがって、第2入口ヘッダー5に詰め物をする方法は有利でない。
図3は、本発明の実施の形態1による熱交換器を備えた冷凍空調装置を示す系統図である。
図3において、冷凍空調装置は、第1圧縮機20、第1放熱器21、第1減圧装置22、第1冷却器23が順に配管で接続された第1冷媒回路を有し、第1冷媒回路は、高温流体である第1冷媒が循環し、蒸気圧縮式冷凍サイクルで動作するようにするように構成されている。また、第1冷媒回路の第1放熱器21と第1減圧装置22との間に図1に示した熱交換器10が配置されており、熱交換器10の第1入口ヘッダー3は第1放熱器21と接続され、第1出口ヘッダー4は第1減圧装置22と接続されている。また、この冷凍空調装置は、熱交換器10、第2圧縮機40、第2放熱器41、第2減圧装置42が順に配管で接続された第2冷媒回路を有し、熱交換器10の第2出口ヘッダー6は第2圧縮機40と接続され、第2入口ヘッダー5は第2減圧装置42と接続されている。第2冷媒回路は、低温流体である第2冷媒が循環し、蒸気圧縮式冷凍サイクルで動作するように構成されている。第1冷媒、第2冷媒ともに二酸化炭素、HFC系冷媒、HC系冷媒、アンモニアなどの冷媒が用いられるが、本実施の形態では、第1冷媒に二酸化炭素が用いられている。
圧縮機20の冷媒配管内における低温低圧の蒸気である第1冷媒は、第1圧縮機20によって圧縮され、高温高圧の超臨界流体となって吐出される。高温高圧の超臨界流体となった第1冷媒は第1放熱器21に送られ、第1放熱器21で空気などと熱交換して温度が低下し、高圧の超臨界流体になる。高圧の超臨界流体となった第1冷媒は熱交換器10によって冷却されて温度が低下した後、第1減圧装置22に流入して減圧され、低温低圧の気液二相流状態に変化し第1冷却器23に送られる。低温低圧の気液二相流状態となった第1冷媒は第1冷却器23で空気などと熱交換して蒸発し、圧縮機20に戻る。
一方、低圧の蒸気である第2冷媒は、第2圧縮機40によって圧縮され、高温高圧の蒸気となって吐出される。高温高圧の蒸気となった第2冷媒は、第2放熱器41に送られ、第2放熱器41で空気などと熱交換して温度が低下し、高圧の液体になる。高圧の液体となった第2冷媒は、第2減圧装置42で減圧され、低温の気液二相流状態に変化し、熱交換器10に送られる。低温の気液二相流状態となった第2冷媒は、熱交換器10で加熱され蒸気となり、第2圧縮機40に戻る。
図4は、二酸化炭素の圧力−エンタルピー線図である。図4において、A点は第1放熱器21入口の二酸化炭素の状態、B点は第1放熱器21出口の二酸化炭素の状態、C点は第1減圧装置22入口の二酸化炭素の状態を示す。
図3に示す冷凍空調装置においては、B点とC点との間のエンタルピー差を大きくすることによって大幅に効率を向上できる。しかしながら、外気温度が高い場合には、B点の温度である第1放熱器21の出口温度を十分に下げることができない。本実施の形態に示す冷凍空調装置においては、図1に示す熱交換器10を第1放熱器21の出口に設けることによって、第2減圧装置42の出口からの冷媒液を含んだ低温の第2冷媒(低温流体)が、第1放熱器21の出口から減圧装置22の入口へと流れる第1冷媒(高温流体)を効率良く冷却することができる。このため、第1減圧装置22入口の第1冷媒の温度を十分下げることができ、冷凍空調装置の効率を大幅に向上することができる。
なお、第1冷媒回路を流れる第1冷媒として、HFC系冷媒、HC系冷媒またはアンモニアを用いた場合においても、第1放熱器21出口温度を下げることで冷凍空調装置の効率が向上する。第1冷媒回路の第1冷媒が二酸化炭素であって、臨界点以上で放熱する場合に、冷凍空調装置の効率が特に向上する。
また、図3に示す冷凍空調装置では、第2冷媒回路において、第2圧縮機40に流入する(熱交換器10から流出する)第2冷媒の飽和温度(気液平衡温度)が高いほど、第2圧縮機40の効率が高くなり、所要動力も小さくできる。本実施の形態のように、熱交換器10によって第1冷媒回路の第1放熱器21出口を冷却する場合には、特に外気温度が高く第1放熱器21出口における第1冷媒の温度が比較的高いと、熱交換器10において第1冷媒(高温流体)と第2冷媒(低温流体)との温度差を十分大きくとれる。このため、第2冷媒の温度を高めに維持することができ、第2圧縮機40の高い効率を確保することできる。
さらに、一般に、第2冷媒の飽和圧力(気液平衡圧力)変化に対する飽和温度変化の割合は、飽和温度が高いほど緩やかである。第1冷媒回路の第1放熱器21出口を冷却する場合には、上記の理由から第2冷媒の温度は比較的高めの条件にできる。したがって、第2入口ヘッダー5の内直径Dを十分小さくして熱交換器10の圧力損失を多少増加させても、圧力損失に伴う第2圧縮機40に流入する流体の飽和温度の低下は小さい。このため、第2圧縮機40の効率低下をほとんど招くことなく、気液のミキシングによる分配特性の向上効果がより確実に得られる。
以上のように、本発明の実施の形態1に示す熱交換器においては、熱交換器の第1扁平管及び第2扁平管をそれぞれ流れる低温流体及び高温流体の少なくとも一方が気液二相状態の流体であり、気液二相状態の流体が流れる入口ヘッダーの内直径は他のヘッダーよりも小さい。このため、気液二相状態の流体が流れる入口ヘッダー内ガス流速を大きくすることができ、ガス流速の増加によって管内での気液のミキシングが促進され、気液が均一化する。したがって、気液比率が均等になるように各貫通穴へ流体を分配することができ、流体の温度効率を最大化、さらには圧力損失を最小化することができ、熱交換器の熱交換性能を向上させることができ、コンパクトで高性能な熱交換器を得ることができる。
また、本発明の実施の形態1に示す冷凍空調装置においては、上記熱交換器を用いているので、熱交換器がコンパクトになるとともに、封入する使用冷媒量の増加も抑制できるので、コンパクトで高性能であって環境性の高い冷凍空調装置を得ることができる。
なお、本実施の形態においては、第2入口ヘッダー5を流れる低温流体が気液二相状態となる場合について説明した。第1入口ヘッダー3を流れる高温流体が気液二相状態となる場合には、第1入口ヘッダー3の内直径を他のヘッダー4,5,6の内直径より小さくすることによって、同様の効果を得ることができる。
図5は、本発明の実施の形態1による他の冷凍空調装置を示す系統図である。
図5に示すように、図3に示す冷凍空調装置の構成から第1放熱器21を省略し、圧縮機20から吐出された高温高圧の蒸気である第1冷媒を全て図1に示す熱交換器10で冷却する、いわゆる二次ループ形冷凍空調装置としてもよい。この場合、図5に示すように、熱交換器10を第1放熱器21として用いる。図5に示す冷凍空調装置では、熱交換器10において、必要熱交換量が大きくなり冷凍空調装置全体に占める容積割合が第1放熱器21を設けた場合よりも大きくなるので、熱交換器10がコンパクトとなることによって冷凍空調装置全体がコンパクトとなる効果が一層高まる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2による熱交換器を示す図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は図6(a)のb−b線での断面図である。
図6に示す熱交換器11は、気液二相流体が流れる第2入口ヘッダー5の内直径は、他のヘッダー3,4,6の内直径と等しく、第2入口ヘッダー5の上流に、各ヘッダー3,4,5,6の内直径より小さな内直径dをもつ細管流路101を設けたものである。その他の構成および機能は、図1に示す熱交換器10と同様である。
この発明の実施の形態2に示す熱交換器11においては、内直径の小さな部分が細管流路101のみに限られているため圧力損失の増加が抑制され、気液を効率よくミキシングし、各貫通穴への気液比率が等しくなるように分配させることができる。さらに、細管流路101の内直径dを実施の形態1の熱交換器10と同様に数6の式の条件にすれば、より均等になるように分配させることができる。
Figure 0004867569
また、この発明の実施の形態2に示す熱交換器11においては、製造の簡素化が図れるとともに、既存の熱交換器にも設計変更することなく適用することできる。なお、細管流路101は、気液二相流体が流れる第2入口ヘッダー5の直前に設けるのが効果的である。
さらに、この発明の実施の形態2に示す熱交換器11を図1に示す熱交換器10に代わって図3または図5に示す冷凍空調装置に適用することによって、コンパクトで高性能であって環境性の高い冷凍空調装置を得ることができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3による冷凍空調装置の系統図である。
図7において、冷凍空調装置は、第1圧縮機20、第1放熱器21、第1減圧装置22、第1冷却器23が順に接続された冷媒回路と、一端が第1放熱器21と第1減圧装置22との間に接続され、他端が第1圧縮機20における冷媒の圧縮工程の途中に設けられたインジェクションポート53に接続されたバイパス配管52とを備えている。冷媒回路には、第1放熱器21と第1減圧装置22との間に図1に示す熱交換器10が配置されており、熱交換器10の第1入口ヘッダー3と放熱器21とが接続され、第1出口ヘッダー4と第1減圧装置22とが接続されている。一方、バイパス配管52には、途中にバイパス減圧装置51と図1に示す熱交換器10とが配置されており、熱交換器10の第2入口ヘッダー5とバイパス減圧装置51とが接続され、第2出口ヘッダー6とインジェクションポート53とが接続されている。バイパス減圧装置51で減圧された冷媒(低温流体)は、低温の気液二相流状態に変化し、熱交換器10で第1放熱器21から流出した冷媒(高温流体)と熱交換し、第1圧縮機20のインジェクションポート53に送られる。なお、本実施の形態3に示す冷凍空調装置においては、HFC系冷媒、HC冷媒、アンモニア、二酸化炭素などの冷媒が用いられる。
本発明の実施の形態3に示す熱交換器10においては、第2入口ヘッダー5の内直径Dは、他のヘッダー3,4,6の内直径よりも小さいので、第2入口ヘッダー5内を流れるガス流速を大きくすることができ、第2入口ヘッダー5内での気液のミキシングが促進され、気液が均一化する。このため、気液比率が均等になるように各貫通穴へ低温流体を分配することでき、流体の温度効率を最大化、さらには圧力損失を最小化することができ、熱交換器10の性能が増加し、つまりは、第1放熱器21の出口の冷媒温度を効率よく下げることができる。
また、本発明の実施の形態3に示す冷凍空調装置においては、熱交換器10で、バイパス減圧装置51の出口から流出した冷媒液を含んだ低温の冷媒(低温流体)が、放熱器51の出口から第1減圧装置22の入口へと流れる冷媒(高温流体)を効率良く冷却するので、図3に示した冷凍空調装置と同様、第1減圧装置22入口の冷媒温度を十分下げることができる。したがって、実施の形態1に示す冷凍空調装置と同様に、コンパクトで高性能であって環境性の高い冷凍空調装置を得ることができる。
さらに、本発明の実施の形態3に示す冷凍空調装置においては、熱交換器10からインジェクションポート53に流入する低温流体の飽和温度(気液平衡温度)が高いほど、第1圧縮機20の効率が高くなり、所要動力も小さくできる。図7に示すように、第1放熱器21の出口を冷却すると、特に外気温度が高く第1放熱器21出口における高温流体の温度が比較的高い場合は、熱交換器10において、高温流体との温度差を十分大きくとれる。このため、インジェクションポート53に流入する低温流体の温度を高めに維持でき、第1圧縮機20の高い効率を確保することできる。
また、一般に、低温流体の飽和圧力(気液平衡圧力)変化に対する飽和温度変化の割合は、飽和温度が高いほど緩やかである。冷媒回路の第1放熱器21出口を冷却する場合には、上記の理由から低温流体の温度は比較的高めの条件となる。このため、第2入口ヘッダー5の内直径Dを十分小さくして熱交換器10の圧力損失を多少増加させても、圧力損失に伴うインジェクションポート53に流入する流体の飽和温度の低下は小さい。このため、第1圧縮機20の効率低下をほとんど招くことなく、気液のミキシングによる分配特性の向上効果がより確実に得られる。
図7に示すように、第1放熱器21出口を冷却する場合には、特に外気温度が高く第1放熱器21出口における高温流体の温度が高いと、熱交換器10において、高温流体と低温流体との温度差を十分とれる。このため、熱交換性能を低下させずに、低温流体の温度を上げることができ、第1圧縮機20の効率を上げることできる。
なお、この発明の実施の形態3に示す冷凍空調装置においては、図1に示す熱交換器10に替わって図6に示す熱交換器11を用いた場合も同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1による熱交換器を示す図である。 本発明の実施の形態1による熱交換器の伝熱特性を示す図である。 本発明の実施の形態1による冷凍空調装置を示す系統図である。 本発明の実施の形態1による冷凍空調装置の動作を説明するための二酸化炭素の圧力−エンタルピー線図である。 本発明の実施の形態1による他の冷凍空調装置を示す系統図である。 本発明の実施の形態2による熱交換器を示す図である。 本発明の実施の形態3による冷凍空調装置を示す系統図である。
符号の説明
1 第1扁平管、2 第2扁平管、3 第1入口ヘッダー、4 第1出口ヘッダー、5 第2入口ヘッダー、6 第2出口ヘッダー、10 熱交換器、11 熱交換器、20 第1圧縮機、 21 第1放熱器、22 第1減圧装置、23 第1冷却器、40 第2圧縮機、41 第2放熱器、42 第2減圧装置、51 バイパス減圧装置、52 バイパス配管、53 インジェクションポート、101 細管流路。

Claims (6)

  1. 高温流体が流れる貫通穴を複数有する扁平状の第1扁平管と、
    フロン冷媒、HC系冷媒またはアンモニアの低温流体が流れる貫通穴を複数有する扁平状の第2扁平管と、
    上記第1扁平管の両端にそれぞれ接続された管状の第1入口ヘッダー及び第1出口ヘッダーと、
    上記第2扁平管の両端にそれぞれ接続された管状の第2入口ヘッダー及び第2出口ヘッダーとを備え、
    上記第1扁平管と上記第2扁平管とは、扁平な面で互いに接触するように積層配置され、
    上記第2扁平管の各貫通穴に流れる上記低温流体は、上記第2入口ヘッダーから各貫通穴に分配される気液二相状態の流体であり、
    上記気液二相状態の流体が流れる上記第2扁平管の上記入口ヘッダーの内直径は、上記第2扁平管の上記第2出口ヘッダーの内直径より小さいことを特徴とする熱交換器。
  2. 上記気液二相状態の流体が流れる入口ヘッダーの内直径をD(m)、上記気液二相状態の流体のうちガスの密度をρ(kg/m)、上記気液二相状態の流体のうち液体の密度をρ(kg/m)、上記気液二相状態の流体のうちガスの質量流量をM(kg/h)とすると、
    上記気液二相状態の流体が流れる入口ヘッダーの内直径D(m)は、(1)式の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
    Figure 0004867569
  3. 高温流体が流れる貫通穴を複数有する扁平状の第1扁平管と、
    フロン冷媒、HC系冷媒またはアンモニアの低温流体が流れる貫通穴を複数有する扁平状の第2扁平管と、
    上記第1扁平管の両端にそれぞれ接続された管状の第1入口ヘッダー及び第1出口ヘッダーと、
    上記第2扁平管の両端にそれぞれ接続された管状の第2入口ヘッダー及び第2出口ヘッダーとを備え、
    上記第1扁平管と上記第2扁平管とが、扁平な面で互いに接触するように積層配置され、
    上記第2扁平管の各貫通穴に流れる上記低温流体は、上記第2入口ヘッダーから各貫通穴に分配される気液二相状態の流体であり、
    上記第2入口ヘッダーの内直径および上記第2出口ヘッダーの内直径より小さい内直径の流路を、上記第2入口ヘッダーの上流側直前と上記第2出口ヘッダーの下流側直前のうち、上記第2入口ヘッダーの上流側直前にのみ設けたことを特徴とする熱交換器。
  4. 上記第2入口ヘッダーの上流側直前に設けた上記流路の内直径をd(m)、上記気液二相状態の流体のうちガスの密度をρ(kg/m)、上記気液二相状態の流体のうち液体の密度をρ(kg/m)、上記気液二相状態の流体のうちガスの質量流量をM(kg/h)とすると、
    上記流路の内直径d(m)は、(2)式の範囲にあることを特徴とする請求項3記載の熱交換器。
    Figure 0004867569
  5. 圧縮機、放熱器、減圧装置、冷却器が順に接続された冷媒回路を有する冷凍空調装置において、
    上記放熱器と上記減圧装置との間に請求項1〜4のいずれかに記載の熱交換器を備えたことを特徴とする冷凍空調装置。
  6. 圧縮機、放熱器、減圧装置、冷却器が順に接続された冷媒回路を有する冷凍空調装置において、
    上記放熱器を請求項1〜4のいずれかに記載の熱交換器とすることを特徴とする冷凍空調装置。
JP2006285066A 2006-10-19 2006-10-19 熱交換器および冷凍空調装置 Active JP4867569B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285066A JP4867569B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 熱交換器および冷凍空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006285066A JP4867569B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 熱交換器および冷凍空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008101852A JP2008101852A (ja) 2008-05-01
JP4867569B2 true JP4867569B2 (ja) 2012-02-01

Family

ID=39436316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006285066A Active JP4867569B2 (ja) 2006-10-19 2006-10-19 熱交換器および冷凍空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4867569B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101071236B1 (ko) 2009-02-11 2011-10-10 르노삼성자동차 주식회사 Lpli 차량의 연료장치
JP5777622B2 (ja) * 2010-08-05 2015-09-09 三菱電機株式会社 熱交換器、熱交換方法及び冷凍空調装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0526539A (ja) * 1991-07-19 1993-02-02 Hitachi Ltd 熱交換器
JP2002031433A (ja) * 2000-07-13 2002-01-31 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 熱交換器
JP2002340485A (ja) * 2001-05-15 2002-11-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用熱交換器
JP2004177041A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器
JP4561305B2 (ja) * 2004-10-18 2010-10-13 三菱電機株式会社 熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008101852A (ja) 2008-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5777622B2 (ja) 熱交換器、熱交換方法及び冷凍空調装置
EP1083395B1 (en) Combined evaporator/accumulator/suction line heat exchanger
JP4055449B2 (ja) 熱交換器およびこれを用いた空気調和機
EP2399089B1 (en) Heat exchanger
JP4180801B2 (ja) 冷凍空調サイクル装置
JP2011512509A (ja) 冷媒蒸気圧縮システム
JP5720331B2 (ja) 蒸発器ユニット
JP2007192447A (ja) 蒸発器
US11656033B2 (en) Combined core microchannel heat exchanger
US20110061845A1 (en) Heat exchanger
WO2020179651A1 (ja) 車両用バッテリの冷却モジュール
US7690217B2 (en) Refrigeration system, compressing and heat-releasing apparatus and heat-releasing device
EP2578966A1 (en) Refrigeration device and cooling and heating device
JP4867569B2 (ja) 熱交換器および冷凍空調装置
EP3141857B1 (en) Radiator and supercritical pressure refrigeration cycle using the same
CN111829385A (zh) 分配器、热交换器、室内机、室外机以及空气调节装置
JP2013134024A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2006266522A (ja) 冷凍装置
JP4710869B2 (ja) 空気調和装置
WO2017149642A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2002228380A (ja) 熱交換器、および冷却装置
JP2009168383A (ja) 熱交換器及びそれを用いたヒートポンプ式給湯機
KR100825709B1 (ko) 열교환기
KR100950395B1 (ko) 열교환기
JP2010078171A (ja) 内部熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4867569

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250